JPH02182848A - ヒューズ - Google Patents
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- JPH02182848A JPH02182848A JP308089A JP308089A JPH02182848A JP H02182848 A JPH02182848 A JP H02182848A JP 308089 A JP308089 A JP 308089A JP 308089 A JP308089 A JP 308089A JP H02182848 A JPH02182848 A JP H02182848A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/05—Component parts thereof
- H01H85/055—Fusible members
- H01H85/06—Fusible members characterised by the fusible material
Landscapes
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、ヒユーズに関し、特に自動車等のバッテリ
部に用いられるヒユーズに関するものである。
部に用いられるヒユーズに関するものである。
[従来の技術]
従来、自動車のバッテリを電源とする回路等のように、
大電流が流れ、かつ機械的振動を受けやすい回路に用い
られるヒユーズの1種として、ヒュージブルリンクが用
いられていた。
大電流が流れ、かつ機械的振動を受けやすい回路に用い
られるヒユーズの1種として、ヒュージブルリンクが用
いられていた。
第4図はヒュージブルリンク10の拡大平面図である。
第4図に示すように、ヒュージブルリンク10は銅撚線
11に、難燃性有機被覆12を施し、銅撚線11の両端
部に端子13を取付けたものである。
11に、難燃性有機被覆12を施し、銅撚線11の両端
部に端子13を取付けたものである。
ヒュージブルリンク10は、ヒュージブルリンク10が
取付けられている回路の最大許容電流値を越える電流が
、その回路に流れると、銅撚線11が溶断するように、
銅撚線11の断面積が決められている。
取付けられている回路の最大許容電流値を越える電流が
、その回路に流れると、銅撚線11が溶断するように、
銅撚線11の断面積が決められている。
[発明が解決しようとする課題]
自動車のバッテリ部等は振動を受けやすいので、そこに
用いられるヒユーズは高い強度を有する必要がある。そ
のため、従来のヒュージブルリンクはその導体部分に銅
等の高強度の金属が用いられていた。
用いられるヒユーズは高い強度を有する必要がある。そ
のため、従来のヒュージブルリンクはその導体部分に銅
等の高強度の金属が用いられていた。
ところが、高強度の金属は一般に高融点である。
たとえば、銅は1083℃で溶融する。このためヒユー
ズの溶断の際に発生する熱により、ヒユーズ周辺の部品
や導体部分を被覆する有機材料が焼損するおそれがあっ
た。
ズの溶断の際に発生する熱により、ヒユーズ周辺の部品
や導体部分を被覆する有機材料が焼損するおそれがあっ
た。
一方、上記問題点を解決するために、ヒュージブルリン
クの導体部分に鉛等の低融点金属を用いることが考えら
れる。
クの導体部分に鉛等の低融点金属を用いることが考えら
れる。
しかしながら、低融点金属は一般に低い強度を有するの
で、ヒュージブルリンク取付部の振動等により導体部分
が破損するおそれがあった。
で、ヒュージブルリンク取付部の振動等により導体部分
が破損するおそれがあった。
したがって、この発明の目的は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、低融点で溶断しかつ機械
的強度が高いヒユーズを提供することである。
消するためになされたもので、低融点で溶断しかつ機械
的強度が高いヒユーズを提供することである。
[課題を解決するための手段]
この発明のヒユーズは、融点が400℃以下の低融点金
属および低融点合金のうちのいずれかからなる導体部分
と、該導体部分内に複数個分散して配置され、かつ該導
体部分よりも高い強度を有する非導電性材料からなる線
状部分とを備えている。
属および低融点合金のうちのいずれかからなる導体部分
と、該導体部分内に複数個分散して配置され、かつ該導
体部分よりも高い強度を有する非導電性材料からなる線
状部分とを備えている。
該導体部分と該線状部分とは互いに悪い濡れ性を有する
ことが好ましい。
ことが好ましい。
該線状部分は、短繊維からなる部分を含むのが好ましい
。
。
該線状部分は、該導体部分に外力が与えられる方向に配
向するように、該導体部分内に配置されるのが好ましい
。
向するように、該導体部分内に配置されるのが好ましい
。
該非導電性材料は絶縁性セラミックスが好ましい。
[作用・効果]
この発明のヒユーズは、融点が400℃以下の低融点金
属および低融点合金のうちのいずれからなる導体部分と
、該導体部内に複数個分散して配置され、かつ該導体部
分よりも高い強度を有する非導電性材料からなる線状部
分とを備えているので、低融点金属等の導体部分のみか
らなるヒユーズよりも、機械的強度が高くなる。すなわ
ち、低融点金属等を破断するだけの力が加わったとして
も、線状部分が低融点金属等よりも高い強度を有するの
で補強材の役割を果たし、ヒユーズの破断を防止するか
らである。
属および低融点合金のうちのいずれからなる導体部分と
、該導体部内に複数個分散して配置され、かつ該導体部
分よりも高い強度を有する非導電性材料からなる線状部
分とを備えているので、低融点金属等の導体部分のみか
らなるヒユーズよりも、機械的強度が高くなる。すなわ
ち、低融点金属等を破断するだけの力が加わったとして
も、線状部分が低融点金属等よりも高い強度を有するの
で補強材の役割を果たし、ヒユーズの破断を防止するか
らである。
また、この発明のヒユーズは、導体部分が融点400℃
以下の低融点金属または低融点合金なので、導体部分が
銅からなる場合のように、ヒユーズが溶断する際に発生
した熱により、ヒユーズ周辺の部品や導体部分を被覆す
る有機材料が焼損する、ということがなくなる。
以下の低融点金属または低融点合金なので、導体部分が
銅からなる場合のように、ヒユーズが溶断する際に発生
した熱により、ヒユーズ周辺の部品や導体部分を被覆す
る有機材料が焼損する、ということがなくなる。
また、この発明のヒユーズは、線状部分が非導電性材料
からなるので、ヒユーズが溶断した際に、導体部分のみ
溶は落ち、線状部分が残留してもヒユーズに電流が流れ
ることはない。
からなるので、ヒユーズが溶断した際に、導体部分のみ
溶は落ち、線状部分が残留してもヒユーズに電流が流れ
ることはない。
なお、この発明のヒユーズにおいて用いることができる
低融点金属もしく合金として、錫合金、鉛合金、亜鉛合
金、鉛・錫・インジウム・アンチモン・鉛等を含有する
合金等があり、線状部分としてガラス、アルミナ繊維、
チラノ繊維(宇部興産製)等がある。
低融点金属もしく合金として、錫合金、鉛合金、亜鉛合
金、鉛・錫・インジウム・アンチモン・鉛等を含有する
合金等があり、線状部分としてガラス、アルミナ繊維、
チラノ繊維(宇部興産製)等がある。
また、この発明のヒユーズの導体部分と線状部分とが互
いに悪い濡れ性を有すれば、ヒユーズの溶断後、ヒユー
ズに電流が再び、流れる可能性が減らされる。すなわち
、ヒユーズが溶断した際に、溶断箇所の両端を接続する
ように線状部分が残留した場合、導体部分と線状部分と
が互いに良い濡れ性を有すれば、溶融した導体部分がそ
の線状部分に引っ付き、それらが連続した導体部分を形
成すると、ヒユーズに電流が再び、流れる可能性がある
からである。
いに悪い濡れ性を有すれば、ヒユーズの溶断後、ヒユー
ズに電流が再び、流れる可能性が減らされる。すなわち
、ヒユーズが溶断した際に、溶断箇所の両端を接続する
ように線状部分が残留した場合、導体部分と線状部分と
が互いに良い濡れ性を有すれば、溶融した導体部分がそ
の線状部分に引っ付き、それらが連続した導体部分を形
成すると、ヒユーズに電流が再び、流れる可能性がある
からである。
また、この発明のヒユーズの線状部分は、短繊維からな
れば、ヒユーズの溶断後、溶断箇所の線状部分は導体部
分と一緒に溶は落ちるため、ヒユーズに電流が流れるの
を防止する。すなわち、線状部分が長繊維であれば、ヒ
ユーズが溶断した際に、溶断箇所の両端を接続するよう
に線状部分が残留する可能性が高くなる。導体部分と線
状部分とは、たとえ互いに濡れ性が悪くても引付く可能
性がある。このため、溶断箇所の両端を接続するように
残留した線状部分に溶融した導体部分が引付くことによ
り、ヒユーズに電流が再び、流れる可能性があるからで
ある。
れば、ヒユーズの溶断後、溶断箇所の線状部分は導体部
分と一緒に溶は落ちるため、ヒユーズに電流が流れるの
を防止する。すなわち、線状部分が長繊維であれば、ヒ
ユーズが溶断した際に、溶断箇所の両端を接続するよう
に線状部分が残留する可能性が高くなる。導体部分と線
状部分とは、たとえ互いに濡れ性が悪くても引付く可能
性がある。このため、溶断箇所の両端を接続するように
残留した線状部分に溶融した導体部分が引付くことによ
り、ヒユーズに電流が再び、流れる可能性があるからで
ある。
なお、短繊維の長さは、1mm〜10mmが好ましい。
これは、たとえば、ガラス短繊維では、この長さのもの
の入手が容易だからである。
の入手が容易だからである。
また、この発明のヒユーズの線状部分は、導体部分に外
力が与えられる方向に配向するように、導体部分内に配
置されれば、ヒユーズの機械的強度がより向上する。
力が与えられる方向に配向するように、導体部分内に配
置されれば、ヒユーズの機械的強度がより向上する。
[実施例]
この発明の一実施例について説明する。
まず、線状部分である長さ約10mmのガラス短繊維を
一定の方向に配向して配置し、それに溶融したPb−6
4%Sn合金を注いで凝固し、鋳塊を作製した。
一定の方向に配向して配置し、それに溶融したPb−6
4%Sn合金を注いで凝固し、鋳塊を作製した。
次にその鋳塊を熱間で押出し、第1図に示すような直径
5mmの導体部分を作製した。導体部分は、Pb−64
%Sn合金1中に長手方向に配向して分散配置されたガ
ラス短繊維2を有する。
5mmの導体部分を作製した。導体部分は、Pb−64
%Sn合金1中に長手方向に配向して分散配置されたガ
ラス短繊維2を有する。
その後、導体部分を、押出器を用いてPvCで被覆した
。このPvC被覆の耐熱温度を向上させるために、電子
線をPvCの表面上に照射し、第2図に示すような、導
体部分に照射PVC被覆3が施されたものを作製した。
。このPvC被覆の耐熱温度を向上させるために、電子
線をPvCの表面上に照射し、第2図に示すような、導
体部分に照射PVC被覆3が施されたものを作製した。
次に、両端部の照射PvC被覆3を除去し、露出された
導体部分に端子4を取付け、第3図に示すようなヒユー
ズを完成した。
導体部分に端子4を取付け、第3図に示すようなヒユー
ズを完成した。
第2図に示される、導体部分に照射PvC被覆が施され
たものについて、引張り試験を行なった。
たものについて、引張り試験を行なった。
比較例のため、Pb−64%Sn合金1のみからなる導
体部分に照射PvC被覆が施されたものについても、引
張り試験を行なった。
体部分に照射PvC被覆が施されたものについても、引
張り試験を行なった。
結果は、比較例の引張り強さが約2kg/mm2に対し
、実施例は約5kg/mm2であった。
、実施例は約5kg/mm2であった。
次に、この発明の実施例のヒユーズ、比較例として、P
b−64%Sn合金1のみからなる導体部分に照射Pv
C被覆が施されたヒユーズ、および従来例として銅撚線
に照射PvC被覆が施されたヒユーズ、それぞれを自動
車バッテリの端子につなぎ、溶断試験を実施した。
b−64%Sn合金1のみからなる導体部分に照射Pv
C被覆が施されたヒユーズ、および従来例として銅撚線
に照射PvC被覆が施されたヒユーズ、それぞれを自動
車バッテリの端子につなぎ、溶断試験を実施した。
結果は、従来例のヒユーズは溶断した際、照射PVC被
覆が焦げたのに対し、実施例のヒユーズと比較例のヒユ
ーズは溶断した際、照射PvC被覆に異常が見られなか
った。
覆が焦げたのに対し、実施例のヒユーズと比較例のヒユ
ーズは溶断した際、照射PvC被覆に異常が見られなか
った。
以上のように、この実施例のヒユーズは溶断の際、照射
PvC被覆を焼損することがなく、かつ、Pb−64%
Sn合金のみからなる導体部分に照射PvC被覆が施さ
れたヒユーズよりも引張り強さが強いことがわかる。
PvC被覆を焼損することがなく、かつ、Pb−64%
Sn合金のみからなる導体部分に照射PvC被覆が施さ
れたヒユーズよりも引張り強さが強いことがわかる。
第1図、第2図、第3図は、この発明の一実施例の製造
工程を順に示す斜視図または平面図である。第4図は、
従来のヒュージブルリンクを示す平面図である。 図において、1はPb−64%Sn合金、2はガラス短
繊維、4は端子である。 第 図 第2図
工程を順に示す斜視図または平面図である。第4図は、
従来のヒュージブルリンクを示す平面図である。 図において、1はPb−64%Sn合金、2はガラス短
繊維、4は端子である。 第 図 第2図
Claims (5)
- (1)融点が400℃以下の低融点金属および低融点合
金のうちのいずれかからなる導体部分と、 前記導体部分内に複数個、分散して配置され、かつ前記
導体部分よりも高い強度を有する非導電性材料からなる
線状部分とを備えたヒューズ。 - (2)前記導体部分と前記線状部分とは互いに悪い濡れ
性を有する、請求項1に記載のヒューズ。 - (3)前記線状部分は、短繊維からなる部分を含む、請
求項1に記載のヒューズ。 - (4)前記線状部分は、前記導体部分に外力が与えられ
る方向に配向するように配置されている、請求項1に記
載のヒューズ。 - (5)前記非導電性材料は絶縁性セラミックスを含む、
請求項1に記載のヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP308089A JPH02182848A (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP308089A JPH02182848A (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ヒューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02182848A true JPH02182848A (ja) | 1990-07-17 |
Family
ID=11547365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP308089A Pending JPH02182848A (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02182848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000021278A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-21 | Yazaki Corp | 低融点材溶断装置及び回路遮断装置 |
WO2017141675A1 (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | デクセリアルズ株式会社 | 電流ヒューズ |
-
1989
- 1989-01-10 JP JP308089A patent/JPH02182848A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000021278A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-21 | Yazaki Corp | 低融点材溶断装置及び回路遮断装置 |
WO2017141675A1 (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | デクセリアルズ株式会社 | 電流ヒューズ |
JP2017147210A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | デクセリアルズ株式会社 | 電流ヒューズ |
KR20180098670A (ko) * | 2016-02-19 | 2018-09-04 | 데쿠세리아루즈 가부시키가이샤 | 전류 퓨즈 |
CN108604519A (zh) * | 2016-02-19 | 2018-09-28 | 迪睿合株式会社 | 电流熔断器 |
CN108604519B (zh) * | 2016-02-19 | 2020-09-29 | 迪睿合株式会社 | 电流熔断器 |
TWI713696B (zh) * | 2016-02-19 | 2020-12-21 | 日商迪睿合股份有限公司 | 電流熔絲 |
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