JPH0218210Y2 - - Google Patents

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JPH0218210Y2
JPH0218210Y2 JP1983078201U JP7820183U JPH0218210Y2 JP H0218210 Y2 JPH0218210 Y2 JP H0218210Y2 JP 1983078201 U JP1983078201 U JP 1983078201U JP 7820183 U JP7820183 U JP 7820183U JP H0218210 Y2 JPH0218210 Y2 JP H0218210Y2
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door
intermediate lever
handle
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door lock
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用ドアロツクの操作装置、特
にそのハンドルとドアロツク装置との連係機構に
関する。
自動車のドアのハンドルを、ドアの表面とほぼ
同一か又はその内方に没入する閉止位置と、ドア
の表面より若干突出する半開位置と、半開位置よ
りさらに開いた全開位置とに移動可能に設け、ド
アロツク装置を施錠状態としているときには、ハ
ンドルは閉止位置に位置し、キー又はノブにより
ドアロツク装置を解錠したときには、ハンドルは
半開位置まで突出し、この状態から、ハンドルを
さらに全開位置まで回動させることにより、ドア
ロツク装置の噛合状態を解除して、ドアを開ける
ことができるようにした装置がある(例えば、特
開昭58−33677号公報参照)。
この装置を、ドアのアウトサイドハンドル装置
に適用した場合には、施錠時にハンドルが閉止位
置に位置し、ハンドルが車外に突出しないので、
自動車走行時の風切り音の発生を防止し得るとと
もに、歩行者等に対する安全対策上も好ましい等
の効果を奏することができ、また、この装置を、
ドアのインサイドハンドル装置に適用した場合に
は、ハンドルが車内の乗者の妨げとならず、車内
空間を有効に利用できるとともに、ドアの施錠忘
れを防止できる等の効果を奏することができる。
しかし、この従来の装置は、ドアロツク装置自
体に、解錠時にハンドルを半開位置まで突出させ
る機構や、その他の付属的な機構を装着していた
ので、ドアロツク装置全体が大型化し、窓ガラス
の昇降の妨げとなるとともに、このような機能を
備えない普通のドアロツク装置をそのまま使用す
ることはできない等の不都合がある。
本考案は、このような従来装置の不都合を解消
するように改良した自動車用ドアロツクの操作装
置を提供することを目的とするものである。
以下本考案を、添付図面に示す実施例に基づい
て説明する。
なお、この実施例は、本考案を自動車のドアの
インサイドハンドル装置に適用した場合のもので
ある。
1は自動車のドアで、アウターパネル2及びイ
ンナパネル3により中空箱状をなす部屋4が形成
されているドア本体1aと、このドア本体1aに
昇降自在に装着された窓ガラス5とからなり、ド
ア本体1aの前端面に装着されたドアヒンジ6,
6をもつて、車体(図示略)に開閉自在に取付け
られている。
インナパネル3の表面は、トリム7によつて被
覆され、このトリム7の上部前方寄りに設けられ
た開口8に、後で詳細に説明するインサイドハン
ドル装置9が装着されている。
ドア本体1aの上端面後部の車内寄りには、出
没自在の施解錠用ノブ10が、上向きに突設され
ている。
ドア本体1aの後端面中央において、部屋4内
には、詳細な説明は省略する、公知のドアロツク
装置11が取付けられ、このドアロツク装置1
1、ノブ10及びインサイドハンドル装置9を、
それぞれロツドを介して連係する連係装置12
が、部屋4内に設けられている。
第2図に示すように、インナーパネル(図示
略)に止着された矩形状の基板13には、中間レ
バー16と、3本の突片17a,17b,17c
を備えていてT字形をなす押動レバー17とが、
それぞれ左右方向に向く軸14,15をもつて枢
動されている。
押動レバー17は、その中央部が軸15に支承
され、下方の突片17aは、連結ロツド18を介
して、前記ドアロツク装置11の施解錠機構をな
す施解錠レバー(図示略)に連係されている。ま
た、その中央の突片17bは、連結ロツド19を
介してノブ10に連結されている。押動レバー1
7の上方の突片17cは爪状をなし、その前端
は、中間レバー16と摺接している。中間レバー
16は、第2図に示す第1位置と、第3図に示す
第2位置と、第2位置より第3図における時計方
向にさらに若干回動した第3位置(図示略)と
に、軸14を中心として回動可能である。
中間レバー16の上下2個所には、軸14を中
心とした円弧状の長孔20,21が穿設され、上
方の長孔20には、ドアロツク装置11のインサ
イドレバー(図示略)に連結された連結ロツド2
2の前端折曲部22aが、摺動自在に係止されて
いる。また、中間レバー16の下方の長孔21に
は、インサイドハンドル装置9に前端が連結され
た連結ロツド23の後端折曲部23aが、摺動自
在に係止され、かつ軸14に巻回された捩りばね
24の一方の脚片24aが、この折曲部23aに
当接して、これを前方に付勢するとともに、捩り
ばね24の他方の脚片24bは、中間レバー16
の前端縁に係止されている。
中間レバー16の後端面には、後方に開口する
V字形の溝16aが切設され、中間レバー16が
第2位置にあるとき、前記押動レバー17の突片
17cがこの溝16aに係合しうるようになつて
いる。
次に、第4図及び第5図を参照してインサイド
ハンドル装置9について説明する。
25は、矩形状をなすベースプレートで、後端
及び上下端縁の三方に、立上り壁25a,25
b,25cが連設され、かつ開口8に対応する個
所において、インナパネル3に止着されている。
この立上り壁25b,25cの中央部を上下方
向に貫通する軸26をもつて、インサイドハンド
ル27が回動自在に枢着されている。
すなわち、インサイドハンドル27は、半円形
断面の前枠27a、円弧状をなす後枠27b、こ
れらの上下端に橋架される水平枠27cにより、
矩形枠状に形成され、かつ前記軸26が後枠27
bからドア内側に向けて突設されたアーム28の
基端部を貫通し、このアーム28の遊端部に穿設
された孔28aに、前記連結ロツド23の前端部
の折曲部23bが係止されている。
しかして、インサイドハンドル27は、第4図
に示すように、ドア1の表面とほぼ同一か又はそ
の内方に没入する閉止位置と、第5図に実線で示
すように、ドア1の表面より若干突出する半開位
置と、第5図に想像線で示すように、半開位置よ
りさらに開いた全開位置との間を、軸26を中心
として回動可能であり、インサイドレバー27
が、この閉止位置、半開位置及び全開位置に移動
することにより、中間レバー16は、上述の連結
ロツド23と後述する付勢手段の作用により、第
1位置、第2位置及び第3位置に移動するように
連係されている。
29は化粧枠で、トリム7の開口8縁を覆う矩
形状の外枠29aと、この外枠29aの内縁に連
設された後方が開口するコ字形の凹溝29bと、
この凹溝29bに三方を囲まれた島状の中央板2
9cと、外枠29aの内縁と中央板29c後縁と
の間に形成された矩形窓29dとからなり、さら
に外枠29aの裏面上下縁には、鉤状の係合爪2
9eが、それぞれ連設されている。
係合爪29eが、ベースプレート25の立上り
壁25b,25cに切設した溝25dに係合する
ことによつて、化粧枠29は、トリム7に装着さ
れている。
ベースプレート25の立上り壁25aを貫通す
る連結ロツド23には、大小1対のコイルばね3
0,31が巻装され、後方の大径のコイルばね3
0の後端面は、連結ロツド23に止着されたスト
ツパ32に当接されるとともに、同じく前端面は
連結ロツド23の突部23cに当接して前方への
移動は阻止され且つ後方への移動は自由なスライ
ドリング33に当接している。
コイルばね31の後端面はスライドリング33
に当接し、更にその外周には立上り壁25aによ
つて前方への移動を阻止され、かつ後方が開口す
る有底筒状のストツパ34が嵌挿され、コイルば
ね31が圧縮された場合には、ストツパ34内に
収納されるようになつている。
このコイルばね30、前記捩りばね24、及び
コイルばね31の力の関係は、この順序で強、
中、弱となつており、これらばねの力の差によつ
て、インサイドハンドル27及び中間レバー16
等が、後述するような作動をするようにしてあ
る。
これらのばね24,30及び31により、イン
サイドハンドル27を全開位置から閉止位置に向
けて付勢する付勢手段が形成されている。
次に、本考案による自動車用ドアのハンドル装
置の作動について説明する。
第3図及び第5図に示す解錠状態よりノブ10
を押し下げるか、あるいはキーによつて施錠し、
連結ロツド19を下方に、あるいは連結ロツド1
8を前方に押動した場合には、押動レバー17
は、第2図反時計方向に回動するため、溝部16
aと突片17cの係合が解かれ、コイルばね31
の復元力によつて、連結ロツド23は後方に押動
して中間レバー16は第1位置に保持され、か
つ、インサイドハンドル27の前枠27aは、化
粧枠29の凹溝29bに収納され、第4図に示さ
れた閉止位置となる。
この場合には、インサイドハンドル27が車内
側に突出していないため、ハンドル操作は行なえ
ない。
第2図及び第4図に示す施錠状態よりノブ10
を引上げるかあるいはキーで解錠した場合は、押
動レバー17は、第1位置より第2図時計方向に
回動して、その突片17cにより中間レバー16
を時計方向へ回動させ、第3図に示すように、中
間レバー16が第2位置に達すると、溝16aに
突片17cが係合し、中間レバー16の反時計方
向の回動は阻止される。その間、捩りばね24に
よつて、連結ロツド23は前方に押動される。
また、連結ロツド22の前端折曲部22aは相
対的に長孔20の前方より後方に移動する。第5
図に示すように、連結ロツド23は、コイルばね
31の復元力に抗して、前方に移動するため、イ
ンサイドハンドル27は反時計方向に回動して、
前枠27aが化粧枠29上面より上方に所要の角
度だけ突出した半開位置で停止する。
従つて、トリム7より突出したインサイドハン
ドル27に手を掛け、矢印hで示すように、想像
線で示す全開位置まで回動すれば、コイルばね3
0の復元力に抗して連結ロツド23が前方に移動
することにより、第3図に示すように、中間レバ
ー16を介して連結ロツド22が前方に牽引さ
れ、ドアロツク装置11内におけるラツチと、車
体側のストライカ(図示略)との噛合状態が解除
され、ドア1を開けることができる。
捩りばね24は、第5に示す解錠位置におい
て、無理やりインサイドハンドル27を押込んだ
場合に、連結ロツド23の折曲部23aが、捩り
ばね24に抗して長孔21内を移動しうるため、
インサイドハンドル27は破損することはない。
なお、インサイドハンドル27は、施錠時に、
化粧枠29上面と同一平面かあるいは没するよう
にしたが、化粧枠がない場合、あるいはトリム面
より低い場合は、インサイドハンドルは、トリム
表面より低ければよい。いずれにしてもドア面よ
り出没しうるようにインサイドハンドルを設けれ
ば、目的が達成される。
以上のように、この実施例においては、施解錠
ノブあるいはキー操作により施錠されている場合
は、インサイドハンドルが操作不能となり、ま
た、解錠状態においてはインサイドハンドルが車
内側に突出されているため、ハンドルの位置によ
つて施解錠状態を確認することができ、誤操作を
防止でき極めて安全性が向上する。
この実施例は、本考案を、ドアのインサイドハ
ンドルに適用した場合のものであるが、インサイ
ドハンドル装置9を、車外に向けてドアのアウタ
ーパネルに取付けることにより、アウトサイドハ
ンドル装置にも、そのまま適用することができ
る。
この場合には、ハンドル不使用時に、ハンドル
がドアパネルと同一面内に収納されるようになつ
ていて従来のいわゆるフラツトハンドルと同様
の、自動車走行時の風切り音の発生の防止や、歩
行者に対する安全性の向上等の効果を奏すること
ができる。
以上から明らかなように、本考案においては、
ハンドルとドアロツク装置との連係機構の中間
に、中間レバーや押動レバー等からなる中継的な
機構を設け、該機構により、解錠時にハンドルを
半開位置まで押動したり、施錠時に、ハンドルを
閉止位置まで復帰させる機能をもたせてあるの
で、ドアロツク装置自体は、一般的なものを使用
できるとともに、すでに使用中の自動車にも、簡
単な作業で、本考案の機能を付加することができ
る等の利点がある。
また、本考案においては、ドアロツク装置自体
を大型化する必要がなく、かつ中間レバーや押動
レバー等は、窓ガラスの昇降やその他のドア内部
品の妨げとならない適当なドア空間に配設できる
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例をドアに適用した
状態を示す一部切欠正面図、第2図は、第1図の
要部であるインサイドハンドル装置の拡大正面
図、第3図は、第2図における連係装置の解錠状
態を示す拡大正面図、第4図は、第2図のA−A
線における横断面図、第5図は、第4図のインサ
イドハンドルの解錠状態を示す横断面図である。 1……ドア、9……インサイドハンドル装置、
10……ノブ、11……ドアロツク装置、12…
…連係装置、16……中間レバー、17……押動
レバー、22……連結ロツド、25……ベースプ
レート、27……インサイドハンドル、29……
化粧枠、24,30,31……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアに枢着され、ドアの表面とほぼ同一か又は
    その内方に没入する閉止位置と、ドアの表面より
    若干突出する半開位置と、半開位置よりさらに開
    いた全開位置とに移動可能なハンドルと、 該ハンドルと連動して、ハンドルの閉止位置、
    半開位置及び全開位置に対応する第1位置、第2
    位置及び第3位置に移動可能なようにドア内に装
    着された中間レバーと、 ドアに設けられたキーシリンダ又はノブの操作
    により、ドアロツク装置を施錠又は解錠する施解
    錠機構と、 ドア内に装着されるとともに、前記施解錠機構
    に連係され、解錠時に前記中間レバーを第1位置
    より第2位置に押動し、中間レバーの第2位置か
    ら第1位置への移動を阻止するとともに、施錠時
    には、中間レバーの移動範囲から外れて、中間レ
    バーの拘束を解除する押動レバーと、 前記中間レバーが第2位置から第3位置に移動
    することにより、ドアロツク装置の噛合状態を解
    除するように、前記中間レバーとドアロツク装置
    とを連係する連係手段と、 前記ハンドルを全開位置から閉止位置に向けて
    付勢する付勢手段 とを備えることを特徴とする自動車用ドアロツク
    の操作装置。
JP1983078201U 1983-05-26 1983-05-26 自動車用ドアロツクの操作装置 Granted JPS59185375U (ja)

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JP1983078201U JPS59185375U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 自動車用ドアロツクの操作装置

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JP1983078201U JPS59185375U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 自動車用ドアロツクの操作装置

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Publication Number Publication Date
JPS59185375U JPS59185375U (ja) 1984-12-10
JPH0218210Y2 true JPH0218210Y2 (ja) 1990-05-22

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