JPH02180817A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPH02180817A
JPH02180817A JP33492988A JP33492988A JPH02180817A JP H02180817 A JPH02180817 A JP H02180817A JP 33492988 A JP33492988 A JP 33492988A JP 33492988 A JP33492988 A JP 33492988A JP H02180817 A JPH02180817 A JP H02180817A
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JP
Japan
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water
substrate
support
sheet
plaster
Prior art date
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Pending
Application number
JP33492988A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nabeya
鍋谷 利昭
Norio Iida
教雄 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 灰泉上辺机皿分ル 本発明は、貼付剤に関する。
従米五五先 貼付剤は、通常身体に貼り付け、消炎、鎮痛等の治療を
目的として使用されている。
貼付剤は、−射的には治療有効成分が含まれる粘着剤層
、この粘着剤層を支持する支持体、使用される直前まで
粘着剤層を保護するためのフェーシング材から構成され
ている。
支持体としては、通常、不織布、ネル、メリヤス等が用
いられている。粘着剤は、水を含まない非水系粘着剤と
、水を含め含水系粘着剤とがある。
従来の不織布、メリヤス等の支持体は、衣服との摩擦が
大きく、剥れ、めくれ等により使用性が悪かった。
また、近年では、含水系粘着剤を塗布した貼付剤が急性
疾患時の冷却等に多用されているが、粘着剤中の含水量
に限界があり、冷却効果およびこの効果の持続性が未だ
満足すべきものではない、また、非水系粘着剤を用いた
貼付剤では、粘着剤層に保水能が無いので、水の蒸発に
よる冷却効果はほとんど期待できない。
そこで、使用時に支持体に水を注水し、この水分の蒸発
によって冷却効果を発揮せしめることが検討されている
。しかしながら、ネル等の支持体では比較的多量の水を
吸収させると、この水が使用時に衣服につき、使用感が
極めて悪かった。
また、実公昭58−52253号公報においては、通水
性材料からなる基布の一方の面に薬剤層を、他方の面に
水不溶性高吸水性樹脂層を設け、使用直前に注水し、水
分を高吸水性樹脂に保持させ、この水分の蒸発による冷
却効果とその持続性を改善することが提案されている。
しかしながら、注水により保水した高吸収性樹脂は、■
特有の“ぬるつき感″があること、■水が浸み出し衣服
を汚す等の点から使用感が悪かった。
また、高吸水性樹脂は、生理用ナプキン、紙おむつ、農
業用の保水剤などとして利用されていることからも判る
ように、多量の水を吸収し、−度吸収した水を放し難い
性質がある。そこで。
高吸水性樹脂に保水された水は蒸発しにくいため、水分
蒸発による気化熱が小さく、冷却効果が不十分である。
さらに、高吸収性樹脂は、吸水により膨潤し厚さが増大
するため、この点からも使用感が問題であった。
が  しようとする課 本発明は、使用時に貼付剤と衣服の摩擦が低下し、使用
感に優れた貼付剤を提供することを目的とする。
本発明は、また、使用時に必要に応じて注水でき、冷却
効果を高めることができる貼付剤を提供するものである
^匪ム豊威 本発明の貼付剤は、粘着剤層が形成される面とは反対の
支持体面側に開口を有する熱可塑性樹脂シートを設けた
ことを特徴とする。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の貼付剤の構成例を示す断面図であり、
支持体11の一方の面に粘着剤層13さらにフェーシン
グ材15が設けられている。一方、支持体11の粘着剤
非塗布面側には開口17aを有する熱可塑性樹脂シート
17が一体的に積層されている。なお1図示の便宜上、
各層は離間している如く示しであるが、実際は全て一体
化されて積層されている。
支持体11として、ネル、メリヤス等の織布。
不織布、セルロース系スポンジなどが用いられる。
熱可塑性樹脂シート17は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体な
どの材料から形成され、開口率が10〜90%、好まし
くは30〜70%のものが好適である。
粘着剤、フェーシング材としては、従来用いられている
ものがいずれも使用できる。例えば粘着剤としては、有
効成分を水溶性高分子、鉱物性粉末、さらには水と練り
合わせた含水系粘着剤や;有効成分をゴム系粘着物質、
油脂類に混合した非水系粘着剤のいずれもが使用できる
フェーシング材15としては、ポリプロピレンフィルム
などが用いられる。
衣服に当たる貼付剤の外表面側には、熱可塑性樹脂シー
ト17が設けられているので、衣服等の摩擦が低減して
剥れ、めくれが防止され、大幅に使用感が改善される。
また、熱可塑性樹脂シート17に開口17aを有するの
で、粘着剤層13の水分がこの間口17aから蒸散する
ことにより冷却効果が発揮される。
さらに開口17aにより、ムレやカブレも防止される。
また、使用時に必要に応じて支持体11に注水し、積極
的に冷却効果を発揮せしめることができる。
貼付剤に注水すると、支持体11は開口部17aから水
を吸収することができ、患部に貼着することにより水は
主として開口部17aから蒸発していく。熱可塑性樹脂
シート17を有することにより、含水状態の支持体11
から水が浸み出して衣服を汚すことを有効に防止できる
この場合にも、支持体11としては、吸水性があれば織
布、不織布等の適宜のものを用いることができるが、特
にセルロース系スポンジが好ましい。
セルロース系スポンジは、セルロース骨格を有するスポ
ンジ(多孔体)であり、セルロース自体からなるスポン
ジの他、セルロース誘導体、例えばビスコースやセルロ
ースエーテルからなるスポンジ、あるいはこれらの混合
物からなるスポンジなどがある。セルロース系スポンジ
は。
例えばバルブを化学処理したビスコースに、少量の補強
剤(綿、麻等)と、後に溶解して残部が気孔を形成する
結晶物(芒硝等)を加え、成形するとともに芒硝を溶解
させてビスコースを凝固させることにより得られる。
セルロース系スポンジは親水性が大きく吸水性に優れて
いる。そこで、セルロース系スポンジからなる支持体は
、注水により容易に濡れ、吸水しやすく、支持体内に適
度な水分量を保持できる。貼付剤が患部に貼り付けられ
ると、患部からの熱が伝わることにより支持体中の水分
が蒸発して大容量の熱を奪い大きな冷却効果が得られ、
しかも、吸水されている水分が飛散するまでの長時間に
わたり、冷却効果が持続できる。また、セルロース系ス
ポンジからなる支持体は、高吸水性樹脂と異なり、注水
後の吸水状態でも″ぬるつき感″は全くなく、膨潤等に
よる形態変化もないので使用感の劣化はない。
セルロース系スポンジからなる支持体11の厚さは、0
.2〜5mm程度が適当である。
支持体11と熱可塑性樹脂シート17との一体化は、適
宜の方法で行なうことができ、支持体11に溶融状態の
熱可塑性樹脂を薄膜状に塗布するラミネート加工法や;
接着剤等のバインダーを用いて支持体11と熱可塑性樹
脂シート17とを接着する方法などがある。
熱可塑性樹脂シート17に開口部17aを設ける方法も
適宜のものを採用でき、支持体11とフィルム17との
ラミネート加工時に、ラミネートと同時にピンロール等
を用いて穿孔してもよく。
あるいは予め開口を形成した熱可塑性樹脂シート17を
接着してもよい。
第2図は貼付剤の他の構成例を示す断面図であり、水不
透性シート19および繊維集合体シート21が一体的に
積層されている以外は第1図と同じである。この構造は
、支持体11と粘着剤層13との間の水の移行を防止す
ることを主眼とするものであり、含水系粘着剤を用いて
粘着剤層13を形成する場合に特に効果的である。
水不透性シート19として、上記と同様の熱可塑性樹脂
からなるフィルムなどが用いられる。
繊維集合体シート21としては、粘着剤を固定しうるち
のであればよく、不織布などが用いられる。
支持体11上に含水系樹脂剤を直接塗布した貼付剤に対
し、使用時に支持体11に注水して水を含ませると、こ
の水が粘着剤中に浸み込んで。
粘着剤fi13と支持体11との間で接着不良を起こす
ことがある。また、含水系粘着剤の水分が経時により、
保存時に支持体に浸み込んで粘着剤組成が変化し、粘着
剤層13が硬くなって使用に適さなくなったり、支持体
11にシミ状の変色が起こることがある。
水不透性シート19および繊維集合体シート21が粘着
剤層13と支持体11との間に介在すると、両者間の水
の移行が防止でき、上記不都合が解消される。なお、繊
維集合体シート21自体の特性などの関係で、水不透性
シート21が十分な水分遮断機能を有する場合は、水不
透性シート19を省略することもできる。
λ班例匁末 本発明によれば、支持体の粘着剤非塗布面側に、開口を
有する熱可塑性樹脂シートを設けることにより、衣服と
の摩擦が低下して使用感が向上するとともに、冷却効果
を発揮せしめることができる。
また、必要に応じて使用時に支持体に注水し、冷却効果
を容易に高めることができる。この場合、支持体として
セルロース系スポンジから形成されたものを用いると、
注水により支持体内に適度な水分を保持できるので、開
口部を有する熱可塑性樹脂シートの上記特性と相俟って
、優れた使用感で大きな冷却効果が得られる。
尖」1」u 下記の支持体を用意し、下記の含水系粘着剤を900g
/ rr?どなるように塗付して貼付剤を得た。
〔支持体〕
本発明品:ポリエステル繊維からなる不織布(100g
/ m )の片面に開孔(2,0111fflφ、6個
/aJ)を有するポリエチレンフィルムを一体化したも
の 比較例1:ポリエステル繊維からなる不織布(100g
/イ) 〔粘着剤組成〕 wt% 2.0 量 100.0 これらの貼付剤を健常男子20名に渡たし、剥れ、めく
れ等の使用性を評価し、その結果を表ポリアクリル酸 ポリアクリル酸ソーダ カルボキシメチルセルロースナトリウムゼラチン グリセリン カオリン Q−メントール サリチル酸メチル ポリソルベート80 水酸化カルシウム アンモニウム明パン −1に示した。
(以下余白) −1= 剥れ、めくれ 剥れ、めくれ全くなし  12名   4名角の一部が
めくれた    610 4角がめくれた      24 6全に れだ       O2 去三夜」生1 以下の基体(支持体)を用意し、下記の非水系粘着剤を
300g/ rri’となるように塗布して貼付剤を得
た。
〔基 体〕
本発明品:厚さ2 mm(100g/ボ)のセルロース
スポンジシートの片面に、開 孔(2,Ommφ、6個/d)を有するポリエチレンフ
ィルムを一体化 したもの。
比較例2:ポリエステル繊維からなる不織布(100g
/rr?)に水不溶性高吸収性樹脂シート(高吸収性樹
脂金 量35g/耐)を一体化したもの。
比較例3:メリヤス(100g/m) 〔粘着剤組成〕 前二λ上吏用盛二衣服例ペム 全くなし 16名 9名 2名 ごくわずかに有る 少し有る 流動パラフィン        60.0二酸化チタン
          1.0サリチル酸メチル    
    5.00−メントール         3.
0dQ−カンフル         1.0これら貼付
剤(1,OX Loam)を健康男子20名に渡たし、
下記の点について評価し、その結果を以下の表2〜4に
示した。
(1)使用感(衣服のぬれの有無) (2)使用時における注水のしやすさ (3)冷却効果 なお、使用に当たっては、直前に水5gを注水した。
かなり吸水しやすい 吸水しやすい ふつう やや吸水しにくい かなり大きい やや大きい ふつう やや小さい (以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は1本発明の貼付剤の構成例を示す
断面図である。 11・・・支持体      13・・・粘着剤層15
・・・フェーシング材 17・・・熱可塑性樹脂シート 17a・・・開口      19・・・水不透性シー
ト21・・・繊維集合体シート 第1図 第2図 平成元年4月11日 特許庁長官 吉 1) 文 毅 殿 事件の表示 昭和63年特許願第334929号 発明の名称 貼付剤 補正をする者 事件との関係  特許畠願人 東京都墨田区本所1丁目3番7号 (676)ライオン株式会社 代表者 小 林   敦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に一方の面側に粘着剤層を設けた貼付剤に
    おいて、支持体の他方の面側に開口を有する熱可塑性樹
    脂シートを設けたことを特徴とする貼付剤。
JP33492988A 1988-12-29 1988-12-29 貼付剤 Pending JPH02180817A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33492988A JPH02180817A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 貼付剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP33492988A JPH02180817A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 貼付剤

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JPH02180817A true JPH02180817A (ja) 1990-07-13

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JP33492988A Pending JPH02180817A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 貼付剤

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JP (1) JPH02180817A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02212419A (ja) * 1989-02-13 1990-08-23 Nitto Denko Corp 疾患治療用貼付剤
JP2010053065A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Nitto Denko Corp 貼付剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02212419A (ja) * 1989-02-13 1990-08-23 Nitto Denko Corp 疾患治療用貼付剤
JP2010053065A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Nitto Denko Corp 貼付剤

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