JP2673456B2 - 外用貼付剤 - Google Patents
外用貼付剤Info
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Description
或いは皮膚に貼付し薬物を経皮吸収させて全身ないし局
部の治療に用いられる外用貼付剤に関する。
を効果的に治療するには、角質層の含水率を高めること
によって、毛嚢脂腺系だけでなく角質層を直接通る吸収
路を利用することが重要である。
(ODT療法)が普及している。これは皮膚に軟膏等の外
用薬を塗り、不透過性のフィルムでその上を覆い、角質
層の含水率を高めて効果的な薬剤の吸収をはかるもので
ある。しかし、このODT療法は患部への取付が面倒であ
るばかりでなく、嵩張ること、剥がれ易いこと、患部の
面積が大きい場合或いは患部の形状が複雑な場合には患
部へ密着しにくいこと等の欠点があった。
ことにより皮膚呼吸の阻害や薬剤の拡散の阻害、更に皮
膚表皮でのカブレ等が生じる欠点があった。
接着剤を合成樹脂フィルム製の支持体の片面に塗布した
貼付剤が市販されている。
24時間貼付されるが、薬物の吸収性が悪く、皮膚に貼付
し長時間経過後でも多量の薬物が皮膚に吸収されずに残
り、そのため治療に必要な薬物量よりはるかに多量の薬
物をその感圧性接着剤層中に含有させなければならず不
経済であるなどの課題があった。
接着剤層の間に汗が滞留し、このため薬物含有接着剤層
と皮膚との密着性が悪くなって薬物の経皮吸収が著しく
悪くなるなどの課題がある。
が困難になったり、皮膚表面から出る汗等の拡散性が悪
くなり、貼着部位の白化等の障害の他、カユミ更にカブ
レ等が発生するのである。
単独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸
水性組成物で形成された吸水層を中間層とする特定の支
持体を用い、且つ該支持体の片面に薬物含有接着剤層を
部分的に形成することにより、過剰の汗等を効果的に吸
収して常に貼付剤と皮膚との密着性を良好にし、しかも
支持体の酸素透過性を確保して皮膚呼吸を円滑にする
上、ODT療法により薬物の皮膚からの生体内への吸収性
を著しく向上させた経済的な外用貼付剤を提供すること
を目的とする。
支持体の片面に薬物含有接着剤層を形成した貼付剤にお
いて、該支持体が通気性合成樹脂フィルムと最大孔径が
30μm以下の多孔性合成樹脂フィルムの間に吸水性ポリ
マー単独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からな
る吸水性組成物で形成された吸水層を介在させた積層フ
ィルムからなり、該支持体における多孔性合成樹脂フィ
ルムの露出面に薬物含有接着剤層が部分的に形成された
ものである。
フィルムと多孔性合成樹脂フィルムの間に吸水層を介在
させることにより、この吸水性ポリマー単独、或いは吸
水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸水性組成物で形
成された吸水層が過剰の汗を効果的に吸収して常に貼付
剤と皮膚との密着性を良好にし、しかも支持体の酸素透
過性を確保して皮膚呼吸を円滑にし、且つ不要の汗等の
吸収により、貼着部位の白化等やカユミ、更にカブレ等
の発生を防ぐ上、透湿性をコントロールしてODT効果を
発揮し、これによって、薬物の皮膚からの生体内への吸
収性を向上させるようにしたものである。
性を有し、且つ合成樹脂で形成されたものであれば特に
限定されるものではないが、特に皮膚の伸縮に追従させ
るため伸縮性を有するものが望ましい。
あると2層以上の複合フィルムであるとを問うものでは
なく、2層以上の複合フィルムとすることにより通気性
や透湿度をコントロールしてもよいのである。
れるものではないが、伸縮性、通気度、強度、熱融着な
どの加工性更に取扱い性等の観点より、5〜50μm、特
に20〜40μmとするのが好ましい。
脂としては、特に限定されるものではなく、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、セロファ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ピニルアルコール、塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等が挙げられるが、これらのうちポリエチ
レン製のものが延伸により均質な通気性合成樹脂フィル
ムが得られるから好ましい。
当該フィルムを延伸或いは延伸後可溶性充填剤を溶出し
たり、又は合成樹脂フィルムを極細針で穿孔するなどの
方法を採用すれば良いのである。
単独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸
水性組成物、で形成された吸水性の層である。
入れて細菌の繁殖やかびの発生等を防ぐようにしても良
いのである。
吸水量、更に通気度等の観点より、5〜500μm、特に1
0〜300μmとするのが望ましい。
ないが吸水能力が自重の15倍以上、好ましくは20倍以上
のものが望ましい。具体的には、特公昭49−43395号公
報に開示されている澱粉−ポリアクリロニトリル共重合
体、特公昭51−39672号公報に開示されている架橋ポリ
アルキレンオキシド、特公昭53−13495号公報に開示さ
れているビニルエステル−エチレン系不飽和カルボン酸
共重合体ケン化物、特公昭54−30710号公報に開示され
ている逆相懸濁重合法によって得られる自己架橋ポリア
クリル酸塩、特開昭54−20093号公報に開示されている
ポリビニルアルコール系重合体と環状無水物との反応生
成物、特開昭55−84305号公報に開示されているポリア
クリル酸塩架橋物等が好ましい。
膚の呼吸等により発汗し過湿状態になると過剰の汗を吸
収して、常に外用貼付剤と皮膚との密着性を良好にし、
且つ皮膚界面の過剰の汗等によるぬれを防止するのであ
り、一方、外用貼付剤の適用部位が乾燥状態になると、
この吸水層が吸水、吸湿した水分を逆に放出する能力を
有し、外用貼付剤内で水分の吸収と放出を繰り返すこと
により優れたODT効果を発揮し、これによって、安全
で、しかも薬物の経皮吸収性が優れるのである。
向上させて外用貼付剤の長時間に亘る経皮吸収性を実現
したり、具体的には、活性炭、ゼオライト、ゼオライト
系多孔質物質、クリストバライト、シリカ系多孔質物
質、ケイ酸カルシウム等が挙げられる。この場合、所望
により、この無機質吸水剤に、抗菌剤や防かび剤等を保
持させても良いのである。
後述する多孔性合成樹脂フィルムとの接着性を向上させ
るために、所望により、ポリウレタン系の接着剤等の如
き親水性の接着剤を添加するのが望ましい。この場合、
接着剤の添加量は、吸水性ポリマー100重量部に対し
て、500重量部以下、好ましくは250重量部以下で混合す
るのがよい。
吸水層と生体との直接接触を防ぎ、且つこのフィルムを
介して皮膚と上記吸水層の間で汗の流通を行って効果的
なODT療法をおこなうためのものであり、その最大孔径
が30μm以下、特に1〜15μmのものである。
えると、フィルム強度が著しく低下しその取り扱い中に
部分的に破れたり、ヒートシール等で製袋する場合、シ
ール強度が低下して剥離が生じたり、更に吸水性ポリマ
ーが多孔性合成樹脂フィルム表面から滲み出す恐れがあ
るので好ましくない。
ー・エレクトロニクス社製のコールター・ポロメーター
によるバブルポイント法によるものである。
定されるものではないが、フィルム強度、熱融着などの
加工性更に取扱い性等の観点より、200μm以下、特に2
0〜80μmとするのが好ましい。
脂としてはフィルム化できるものであり、且つ延伸、延
伸後可溶性物質の抽出、可溶性物質の抽出等の各種方法
により最大孔径30μm以下のフィルムが得られるもので
あれば特に限定されるものではない。
脂や親水化した合成樹脂が水分や水蒸気の透過性が良好
であるので望ましい。
は、特に限定されるものではないが、具体的には以下の
ものが挙げられる。
後、熱処理、再延伸するものである。
した後、混入した液体または固体を抽出するものであ
る。
て多孔質にするものである。
後、少なくとも一軸延伸、或いは少なくとも一軸延伸後
可溶性充填剤を水や酸或いはアルカリを用いて抽出する
ものである。
コストが低いことから合成樹脂としてはポリオレフィン
樹脂が好ましい。
ポリプロピレン、ポリブタジエン等のホモポリマー、或
いはコポリマー、またはこれらのブレンドポリマーが挙
げられるが、特に、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリ
エチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(L・LDP
E)が上述の観点より好ましい。
れ、無機充填剤としては炭酸カルシウム、タルク、クレ
ー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭
酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チ
タン、アルミナ、マイカ、アスベスト粉、ガラス粉、シ
ラスバルーン、ゼオライト、珪藻白土等が使用され、特
に炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、珪藻土、
硫酸バリウム等が好適であり、一方、有機充填剤として
は、木粉、パルプ、メラミン粉末、シリコーン樹脂粉末
等が挙げられる。
樹脂との混合性やフィルムの均質化等の観点より、0.5
〜5μmの範囲とするのが好ましく、又、その添加量
は、合成樹脂100重量部に対し、50〜500重量部、好まし
くは100〜300重量部とするのが良い。
ルムの間に吸水性ポリマー単独、或いは吸水性ポリマー
と無機質吸水剤からなる吸水性組成物で形成された吸水
層を介在させて積層フィルムで支持体を形成し、該支持
体における多孔性合成樹脂フィルムの露出面に薬物含有
接着剤層が部分的に形成される。
合成樹脂フィルムの露出面に部分的に形成されるが、こ
のように構成することにより、薬物含有接着剤層が形成
されている部位では薬物の経皮吸収が行なわれ、一方、
この層が形成されていない部位では皮膚呼吸が円滑に行
なわれる。また過剰の汗は上記吸水層に効果的に吸収さ
れて常に貼付剤と皮膚との密着性を良好にし、皮膚界面
の濡れが防止され、しかも上述の如く支持体の酸素透過
性が確保されて皮膚呼吸を円滑にする上、ODT療法によ
り薬物の皮膚からの生体内への吸収性を著しく向上させ
るのである。
されるものではないが、具体的には、例えば中枢神経系
用薬、抹消神経系用薬、アレルギー用薬、循環器官用
薬、呼吸器官用薬、消化器官用薬、ホルモン剤、代謝性
医薬品、抗悪性腫よう剤、抗生物質、化学療法剤及び麻
薬などのうち一種もしくは2種以上のものが挙げられ
る。
は、一般に感圧性接着剤の固形分100重量部当たり0.1〜
45重量部、特に1〜30重量部の範囲とするのが望まし
い。
あれば特に限定されるものではなく、具体的には、例え
ばアクリル系接着剤、合成ゴムや天然ゴム等のゴム系接
着剤、ビニル系接着剤、テルペン樹脂或いは水溶性ロジ
ン等が挙げられる。
成樹脂フィルムの露出面に部分的に形成されるが、この
部分的な形成方法としては特に限定されるものではな
く、当該多孔性合成樹脂フィルムの全面に亙って薬物含
有接着剤層を点在させてもよく、又、薬物含有接着剤層
を格子状、海島状、斜め交差状、縦縞状或いは横縞状に
形成してもよく、要するに全面積の10〜80%、特に30〜
65%に亙って薬物含有接着剤層を形成すれば良いのであ
り、要はそのパターンのいかんを問わず任意に形成でき
るのである。この場合、この薬物含有接着剤層を点在さ
せるにあたり、その形状は円形、楕円形、矩形或いは三
角形等の任意のものを採用できる。
着剤層の面積が狭すぎて薬物の吸収性の点で問題がある
と共に皮膚に適用後自然剥離の恐れがあるので好ましく
なく、一方、80%を超えると通気性が低下し、皮膚呼吸
が円滑に行なわれなくなる恐れがあるから好ましくな
い。
が2000〜200,000ml/m2/24hr/atmであることにより、皮
膚呼吸に障害を与えない上、皮膚の酸素呼吸を効率良く
行うとともに一層良好なODT効果を発現するのであり、
これによって、薬物を生体内に吸収させることができる
のである。これらの観点より、支持体の酸素透過度が、
4,000〜50,000ml/m2/24hr/atmの範囲とするのが望まし
い。
いて、LYSSY社製の混合ガス透過度テスターGPM−200型
によるガスクロマトグラフ式等圧法により測定したもの
である。
ィルムはその孔径やフィルムの親水性の度合により透湿
度が特定されるが、該透湿度が50g/m2/24hr以上とする
ことにより、透湿度、つまり汗の透過度が良好で発汗に
より生成した汗の吸収が確実に行なわれるので外用貼付
剤の適用部位に結露等が生じることがなく、その結果、
皮膚界面の濡れ防止及び外用貼付剤と皮膚との密着性が
一層良好になるので望ましい。
ものである。
ムは親水性付与剤で親水処理を施されているものが汗の
吸水速度が著しく高く、一層結露を防止できるのであ
り、従って、発汗作用の激しい部位にも適用できるので
好ましい。
表面に設けられて当該フィルムの親水性を向上させるも
のであれば特に限定されるものではなく、エタノール、
プロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、グ
リセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の多価アルコール類、或いは各種
界面活性剤等が挙げられる。
ムを親水処理する方法としては、当該親水性付与剤を多
孔性合成樹脂フィルム中に混合させる方法と、多孔性合
成樹脂フィルムの表面に親水性付与剤を塗布したり、当
該フィルムを親水性付与剤の水溶液中にディッピングす
る方法、或いはこの水溶液を上記フィルムに噴霧する方
法等が挙げられる。
介在させることにより、吸水量や酸素等の透過度を調整
しうるので好ましい。
合成樹脂フィルムと多孔性合成樹脂フィルム)を熱融着
させたり、他の部分にホットメルト系の接着剤を介在さ
せて表面のフィルム(通気性合成樹脂フィルム)と裏面
のフィルム(多孔性合成樹脂フィルム)を熱接着しても
よく、更にこの吸水層として表面と裏面の熱融着の際に
同時におこなえるものを用い、熱融着の際に任意のエン
ボスロールで所望のパターンで熱融着しうるのである。
樹脂フィルムを熱接着や熱融着するのに代えて、各種粘
着剤を用いてこれらのフィルム同士を接着してもよいの
である。
具体的には、例えばアクリル系接着剤、合成ゴムや天然
ゴム等のゴム系接着剤、ビニル系接着剤、テルペン樹脂
或いは水溶性ロジン等が挙げられる。
な技術や装置を要するものではなく常法により得られ
る。
性合成樹脂フィルムのうちいずれか一方のフィルム表面
に、吸水性ポリマー、或いはこれに吸水剤や接着剤を混
合して調製した塗工液を、グラビア方式、ロールコート
方式、またはシルクスクリーン方式によって塗布した
後、通気性合成樹脂フィルム又は多孔性合成樹脂フィル
ムのいずれか他方のフィルムをはりあわせ、これによっ
て、支持体を形成し、該支持体における多孔性合成樹脂
フィルムの露出面に薬物含有接着剤塗工液が、グラビア
方式、ロールコート方式、またはシルクスクリーン方式
等によって部分的に塗工、乾燥されて形成されるなどの
方法が挙げられる。
フィルムとの接着力、吸水量、吸湿能力等の観点から上
記吸水層をフィルムの全面或いは部分的に設けてもよい
のである。
付することにより、後述する理由により、長期間に亘っ
て薬物を経皮吸収させることができるのである。
においては、支持体の片面における周縁部に感圧性接着
剤層を形成した貼付剤において、該支持体が通気性合成
樹脂フィルムと最大孔径が30μm以下の多孔性合成樹脂
フィルムの間に吸水性ポリマー単独、或いは吸水性ポリ
マーと無機質吸水剤からなる吸水性組成物で形成された
吸水層を介在させた積層フィルムからなり、該支持体に
おける多孔性合成樹脂フィルムの露出面周縁部に感圧性
接着剤層が形成され、且つ該感圧性接着剤層に囲まれた
部位に薬物含有体を設けたことを特徴とするものであ
る。
の支持体を用いることにより、この外用貼付剤と皮膚と
の密着性を良好にしたり、皮膚呼吸を円滑にすることに
よって、貼着部位の白化等やカユミ更にカブレ等の発生
が防止されるので安全性が極めて高いのであり、支持体
が汗等の吸収をすると共に優れたODT効果を発揮し、こ
れによって、薬物の皮膚からの生体内への吸収性を向上
させるようにしたものである。
り、従って、通気性合成樹脂フィルム、吸水層及び多孔
性合成樹脂フィルムは上述のものと同様である。
出面周縁部に感圧性接着剤層が形成され、且つ該感圧性
接着剤層に囲まれた部位に薬物含有体が設けられてい
る。
た層であり、薬物を含有していているか否かは問うもの
ではない。この感圧性接着剤としては上記外用貼付剤と
同様のものが挙げられるのであり、更に、この感圧性接
着剤層に含有される薬物としては上述のものと同様のも
のが挙げられる。
剤層に囲まれた部位に薬物含有体が設けられるが、該薬
物含有体としては薬物保持体とこの保持体に含浸、塗工
或いは積層等の方法により保持された薬物からなる。
れる。又、この薬物はそのまま後述する薬物保持体に含
浸、保持させてもよく、或いは薬物を各種基材と混合
し、これを後述する薬物保持体に塗工又は積層してもよ
く、この場合、薬物と基材との混合割合は、一般に基材
100重量部当たり0.1〜45重量部、特に1〜30重量部の範
囲とするのが望ましい。
より安定に保持できるものであれば特に限定されるもの
ではなく、具体的には、例えばガーゼ、ポリウレタン多
孔質体等の合成樹脂製多孔質体、合成繊維や天然繊維で
形成した織布や不織布等が挙げられる。
て、支持体の片面に形成された感圧性接着剤層、つまり
支持体における多孔合成樹脂フィルムの露出面周縁部に
形成された感圧性接着剤層が外用貼付剤を外皮に貼着す
ると共に薬物含有体を皮膚に密着させた状態で密封する
のであり、従って、薬物含有体が設けられている部位で
は薬物の経皮吸収が行なわれると共に皮膚呼吸が円滑に
行なわれる。また過剰の汗は上記吸水層に効果的に吸収
されて常に貼付剤と皮膚との密着性を良好にし、しかも
上述の如く支持体の酸素透過性が確保されて皮膚呼吸を
円滑にする上、ODT療法により薬物の皮膚からの生体内
への吸収性を著しく向上させるのである。
が2000〜200,000ml/m2/24hr/atmであることにより、皮
膚呼吸に障害を与えない上、皮膚の酸素呼吸を効率良く
行うとともに一層良好なODT効果を発現するのであり、
これによって、薬物を生体内に吸収させることができる
のである。これらの観点より、支持体の酸素透過度が、
4,000〜50,000ml/m2/24hr/atmの範囲とするのが望まし
い。
いて、LYSSY社製の混合ガス透過度テスターGPM−200型
によるガスクロマトグラフ式等圧法により測定したもの
である。
ィルムはその孔径やフィルムの親水性の度合により透湿
度が特定されるが、該透湿度が50g/m2/24hr以上とする
ことにより、透湿度、つまり汗の透過度が良好で発汗に
より生成した汗の吸収が確実に行なわれるので外用貼付
剤の適用部位に結露等が生じることがなく、その結果、
外用貼付剤と皮膚との密着性が一層良好になるので望ま
しい。
ものである。
ムは親水性付与剤で親水処理を施されているものが汗の
吸水速度が著しく高く、一層結露を防止できるのであ
り、従って、発汗作用の激しい部位にも適用できるので
好ましい。
表面に設けられて当該フィルムの親水性を向上させるも
のであれば特に限定されるものではなく、エタノール、
プロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、グ
リセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の多価アルコール類、或いは各種
界面活性剤等が挙げられる。
ムを親水処理をする方法としては、当該親水性付与剤を
多孔性合成樹脂フィルム中に混合させる方法と、多孔性
合成樹脂フィルムの表面に親水性付与剤を塗布したり、
当該フィルムを親水性付与剤の水溶液中にディッピング
する方法、或いはこの水溶液を上記フィルムに噴霧する
方法等が挙げられる。
介在させることにより、吸水量や酸素等の透過度を調整
しうるので好ましい。
合成樹脂フィルムと多孔性合成樹脂フィルム)を熱融着
させたり、他の部分にホットメルト系の接着剤を介在さ
せて表面のフィルム(通気性合成樹脂フィルム)と裏面
のフィルム(多孔性合成樹脂フィルム)を熱接着しても
よく、更にこの吸水層として表面と裏面の熱融着の際に
同時におこなえるものを用い、熱融着の際に任意のエン
ボスロールで所望のパターンで熱融着しうるのである。
樹脂フィルムを熱接着や熱融着するのに代えて、各種粘
着剤を用いてこれらのフィルム同士を接着してもよいの
である。
具体的には、例えばアクリル系接着剤、合成ゴムや天然
ゴム等のゴム系接着剤、ビニル系接着剤、テルペン樹脂
或いは水溶性ロジン等が挙げられる。
な技術や装置を要するものではなく常法により得られ
る。
性合成樹脂フィルムのうちいずれか一方のフィルム表面
に、吸水性ポリマー、或いはこれに吸水剤や接着剤を混
合して調製した塗工液を、グラビア方式、ロールコート
方式、またはシルクスクリーン方式によって塗布した
後、通気性合成樹脂フィルム又は多孔性合成樹脂フィル
ムのいずれか他方のフィルムをはりあわせ、これによっ
て、支持体を形成し、該支持体における多孔性合成樹脂
フィルムの露出面周縁部に、シルクスクリーン方式等に
より感圧性接着剤層が形成され、且つ該感圧性接着剤層
に囲まれた部位にガーゼやポリウレタン多孔質体に薬物
を含有させた薬物含有体を設けるなどの方法が挙げられ
る。
フィルムとの接着力、吸水量、吸湿能力等の観点から上
記吸水層をフィルムの全面或いは部分的に設けてもよい
のである。
付することにより、後述する理由により、長期間に亘っ
て薬物を経皮吸収させることができるのである。
或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸水性組
成物で形成された吸水層を中間層とする特定の支持体を
用い、且つ該支持体の片面に薬物含有接着剤層を部分的
に形成することにより、この吸水層が汗を効果的に吸収
して常に貼付剤と皮膚との密着性を良好にするのであ
り、このため薬物含有接着剤層が形成されている部位で
は薬物の経皮吸収が行なわれる一方、この層が形成され
ていない部位では支持体の酸素透過性が確保されている
ので皮膚呼吸が円滑に行われるので、貼着部位の白化や
赤化等やカユミ更にカブレ等の発生を防ぐ上、支持体が
ODT効果を発揮し、これによって、薬物の皮膚からの生
体内への吸収性を向上させる作用を有するのである。
単独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸
水性組成物で形成された吸水層を中間層とする特定の支
持体を用い、且つ該支持体の片面(露出面)周縁部に感
圧性接着剤層が形成され、且つ該感圧性接着剤層に囲ま
れた部位に薬物含有体を設けることにより、この外用貼
付剤と皮膚との密着性を良好にしたり、皮膚呼吸を円滑
にすることによって、貼着部位の白化等やカユミ更にカ
ブレ等の発生が防止されるので安全性が極めて高いので
あり、支持体が優れたODT効果を発揮し、これによっ
て、薬物の皮膚からの生体内への吸収性を向上させる作
用を有するのである。
発明はこれに限定されるものではない。
(b)吸水層の素材、(c)多孔性合成樹脂フィルム、
各々については次に挙げるものを用いた。
ンフィルム(酸素透過度6000ml/m2/24hr/atm) (b)吸水層 吸水性ポリマーとして澱粉−ポリアクリル酸グラフト
共重合体(三洋化成(株)製、サンウェット IM=30
0)を用い、又、ウレタン系接着剤として、大日本イン
キ(株)製、(EPS−75A)を用いた。
0)100重量部に対して平均粒度2.5μmの硫酸バリウム1
50重量部を添加し、これを溶融製膜した後、延伸するこ
とにより、厚み20μm、透湿度200g/m2/24hr、最大孔径
7.5μmのフィルムを得た。次いで、このフィルムの吸
水速度を向上させるため、フィルム表面に、フェノール
系の界面活性剤(丸菱油化(株)製、MTN−F684)10重
量%イソプロピルアルコール溶液をディッピング方式に
より塗布し、親水処理を施したものを用いた。
吸水性ポリマー100重量部をホモミキサーにて低速で混
合し、これを、上記(a)で記載したポリエチレンフィ
ルム(合成樹脂フィルム)表面に、グラビアロールにて
塗布して吸水層(厚さ10μm)を形成した後、該吸水層
上に、上記(c)で記載した多孔性合成樹脂フィルムを
積層し、この積層フィルムを縦40mm、横30mmの長方形に
切断して、支持体を得た。
た。
に、後述する薬物含有接着剤層を横縞状に形成した。こ
の場合、薬物含有接着剤層の形成面積は60%であり、従
って、残りの40%は支持体における多孔性合成樹脂フィ
ルムが露出した状態になる。
酸イソオクチルエステル100重量部及び酢酸エチル60重
量部を不活性ガス雰囲気下で反応釜内に仕込み、重合開
始剤としてアゾイソブチロニトリル0.5重量部を添加し
て重合を開始させ、酢酸エチルを滴下して反応温度を60
〜65℃に制御しつつ10時間重合反応を行い、固形分濃度
35重量%、温度25℃での溶液粘度425ポイズの共重合体
溶液を得た。
器官用薬である塩酸プロプラノロール5.5重量部を添加
混合し、離型ライナー上に乾燥後の厚さが50μmとなる
ように部分的に、この場合、横縞状に塗工、乾燥して薬
物含有接着剤層を形成し(全面積の60%)、これを支持
体における多孔性合成樹脂フィルムの露出面に転着し
た。
ム)の片面をコロナ処理により粗面としたものを支持体
とし、該支持体の粗面側に、実施例1と同様の方法で薬
物含有接着剤層を形成したものを用いた。
クリル酸エチルエステル10重量部及び酢酸エチル50重量
部を用い、実施例1と同様に重合反応をさせて、固形分
濃度38重量%、温度25℃の粘度330ポイズの共重合体溶
液を得た。
ルギー用薬である塩酸ジフェンヒドラミン5.5重量部を
添加混合し、離型ライナー上に乾燥後の厚さが50μmと
なるように、部分的に、この場合直径5mm円形に点在状
に塗工後、乾燥して薬物含有接着剤層を形成し(全面積
の65%)、これを支持体における多孔性合成樹脂フィル
ムの露出面に転着した。
クリル酸5重量部、酢酸ビニル5重量部及び酢酸エチル
50重量部を用い、実施例1と同様に重合反応をさせて、
固形分濃度40重量%、温度25℃の粘度600ポイズの共重
合体溶液を得た。
器官用薬である塩酸メトキシフェナミン5.5重量部を添
加混合し、離型ライナー上に乾燥後の厚さが50μmとな
るように部分的に、この場合縦縞状に塗工、乾燥して薬
物含有接着剤層を形成し(全面積の45%)、これを支持
体における多孔性合成樹脂フィルムの露出面に転着し
た。
薬剤として代謝性医薬品であるニコチン酸5重量部を用
いた以外は、実施例1と同様にして外用貼付剤を得た。
クリル酸エチルエステル10重量部、アクリル酸2−エト
キシエチルエステル15重量部及び酢酸エチル50重量部を
用い、実施例1と同様に重合反応をさせて、固形分濃度
38重量%、温度25℃の粘度630ポイズの共重合体溶液を
得た。
鎮痛剤であるケトプロフェン5.5重量部を添加混合し、
離型ライナー上に乾燥後の厚さが50μmとなるように縦
縞状に塗工、乾燥して薬物含有接着剤層を形成し(全面
積の65%)、これを支持体における多孔性合成樹脂フィ
ルムの露出面に転着した。
ーの四周縁部上に実施例2で得た共重合体溶液(薬物は
含有せず)を、乾燥後の厚さが50μm、幅5mmとなるよ
うに塗工、乾燥して感圧性接着剤層を形成し、これを支
持体における多孔性合成樹脂フィルムの露出面に転着し
た。
て薬物含有体を形成した。この薬物含有体の大きさを縦
30mm、横20mmに形成した。
れた部位に、上記薬物含有体を設けて、本発明の外用貼
付剤を形成した。
発泡ポリウレタン多孔質体(厚さ0.5mm)の片面に上記
消炎鎮痛軟膏剤を形成して得た薬物含有体を用いた以外
は、実施例6と同様にして、本発明の外用貼付剤を得
た。
部内側に貼着し、貼着して12時間経過後の皮膚面への密
着性を調査したところ(パネラーとして、男5人、女5
人の計10人)、各実施例のものはいずれも全面に亙って
密着性が良好であったのに対し、比較例1のものは一部
周縁部にわずかな捲れが認められた。
を上腕部内側に貼着し(比較例2のものは縦40mm、横30
mmの範囲で塗工した)、貼着して3時間後、6時間後、
12時間後に、5mlずつ採血を行って血漿を分離し、これ
を、常法により、濃縮、薬物を抽出してガスクロマトグ
ラフィーを用いて定量した。
て、3時間後では薬物濃度が10%程度低いことが認めら
れたが、6時間後では薬物濃度が逆に実施例1のものが
13%程度高く、更に、12時間経過後では実施例1のもの
が21%程度高いことが認められた。
6及び実施例7と殆ど変わらないか、やや高いが、6時
間後では逆に実施例6及び実施例7のものが比較例2の
ものより28%程度高く、更に12時間経過後では薬物濃度
が実施例6及び実施例7のものが、比較例2に比べて、
2倍以上であった(比較例2のものは12時間経過後では
薬物濃度が3時間後の薬物濃度の1/3程度であっ
た。)。
されるので、比較例1のものに比べて薬物の吸収性が極
めて高く、しかも皮膚との密着性が良好で長時間に亙っ
て薬物の良好な吸収が認められる。
経時的に薬物濃度が低下し、長期持続性に欠けることが
認められた。この理由は発汗により皮膚との密着性が徐
々に悪くなり、薬物の経皮吸収性が低下したためと解さ
れる。
れ、薬効の持続性が欠けるのであり、又、このものはベ
トツキがあるので不快感を伴ったり、下着を汚す場合が
あることが認められた。
ける感圧性接着剤層に薬物を含有させていない場合につ
いて説明したが、該感圧性接着剤層にその粘着力を著し
く低下させない範囲で薬物を含有させてもよいのであ
る。この場合、この薬物は薬物含有体の薬物と同一或い
は異なるもののいずれでもよく、異なる薬物を用いるこ
とにより、薬物の相乗効果により、疾患の効果的な治療
を行っても良いのである。
述べる効果を奏するのである。
独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸水
性組成物で形成された吸水層を中間層とする特定の支持
体を用い、且つ該支持体の片面に薬物含有接着剤層を部
分的に形成することにより、この吸水層が過剰の汗を効
果的に吸収して常に貼付剤と皮膚との密着性を良好にす
るのであり、このため薬物含有接着剤層が形成されてい
る部位では薬物の経皮吸収が行われる一方、汗等が皮膚
表面に結露することなくしかもこの層が形成されていな
い部位では支持体の酸素透過性が確保されているので皮
膚呼吸が円滑に行われるので、貼着部位の白化等やカユ
ミ更にカブレ等の発生を防ぐ上、該支持体がODT効果を
発揮し、これによって、薬物の皮膚からの生体内への吸
収性が向上する効果を有するのである。
過度が2000〜200,000に調整されているので、皮膚の酸
素呼吸を効率良く行うと共に一層良好なODT効果を発現
するのであり、これによって、薬物を生体内に吸収させ
ることができる効果を有するのである。
脂フィルムの孔径やフィルムの親水性の度合により透湿
度が特定されるが、該透湿度が50g/m2/24hr以上とする
ことにより、透湿度、つまり汗の透過度が良好で発汗に
より生成した汗の吸収が確実に行なわれるので外用貼付
剤の適用部位に結露等が生じることがなく、その結果、
皮膚表面のぬれ防止とともに外用貼付剤と皮膚との密着
性が一層良好になる効果を有するのである。
ィルムが親水性付与剤で親水処理を施されているので汗
の吸水速度が著しく高く、一層結露を防止できるのであ
り、従って、発汗作用の激しい部位にも適用できる効果
を有するのである。
形成することにより、吸水量や酸素等の透過度を調整し
うる効果を有するのである。
独、或いは吸水性ポリマーと無機質吸水剤からなる吸水
性組成物で形成された吸水層を中間層とする特定の支持
体を用い、且つ該支持体の片面(露出面)周縁部に感圧
性接着剤層が形成され、且つ該感圧性接着剤層に囲まれ
た部位に薬物含有体を設けることにより、この外用貼付
剤と皮膚との密着性を良好にしたり、皮膚呼吸を円滑に
することによって、貼着部位の白化等やカユミ更にカブ
レ等の発生が防止されるので安全性が極めて高いのであ
り、更に、当該支持体がODT効果を発揮し、これによっ
て、薬物の皮膚からの生体内への吸収性を向上させる効
果を有するのである。
過度が2000〜200,000に調整されているので、皮膚の酸
素呼吸を効率良く行うと共に過剰の汗の放出を抑制して
一層良好なODT効果を発現するのであり、これによっ
て、薬物を生体内に吸収させることができる効果を有す
るのである。
脂フィルムの孔径やフィルムの親水性の度合により透湿
度が特定されるが、該透湿度が50g/m2/24hr以上とする
ことにより、透湿度、つまり汗の透過度が良好で発汗に
より生成した汗の吸収が確実に行なわれるので外用貼付
剤の適用部位に結露等が生じることがなく、その結果、
外用貼付剤と皮膚との密着性が一層良好になる効果を有
するのである。
ィルムが親水性付与剤で親水処理を施されているので汗
の吸水速度が著しく高く、一層結露を防止できるのであ
り、従って、発汗作用の激しい部位にも適用できる効果
を有するのである。
形成することにより、吸水量や酸素等の透過度を調整し
うる効果を有するのである。
Claims (10)
- 【請求項1】支持体の片面に薬物含有接着剤層を形成し
た貼付剤において、該支持体が通気性合成樹脂フィルム
と最大孔径が30μm以下の多孔性合成樹脂フィルムの間
に吸水性ポリマー単独、或いは吸水性ポリマーと無機質
吸水剤からなる吸水性組成物で形成された吸水層を介在
させた積層フィルムからなり、該支持体における多孔性
合成樹脂フィルムの露出面に薬物含有接着剤層が部分的
に形成されている外用貼付剤。 - 【請求項2】支持体の酸素透過量が2000〜200,000ml/m2
/24hr/atmである請求項1に記載の外用貼付剤。 - 【請求項3】多孔性合成樹脂フィルムは透湿度が50g/m2
/24hr以上である請求項1又は2に記載の外用貼付剤。 - 【請求項4】多孔性合成樹脂フィルムは親水性付与剤で
親水処理を施されている請求項1ないし3のいずれか1
項に記載の外用貼付剤。 - 【請求項5】吸水層が部分的に介在されている請求項1
ないし4のいずれか1項に記載の外用貼付剤。 - 【請求項6】支持体の片面における周縁部に感圧性接着
剤層を形成した貼付剤において、該支持体が通気性合成
樹脂フィルムと最大孔径が30μm以下の多孔性合成樹脂
フィルムの間に吸水性ポリマー単独、或いは吸水性ポリ
マーと無機質吸水剤からなる吸水性組成物で形成された
吸水層を介在させた積層フィルムからなり、該支持体に
おける多孔性合成樹脂フィルムの露出面周縁部に感圧性
接着剤層が形成され、且つ該感圧性接着剤層に囲まれた
部位に薬物含有体を設けたことを特徴とする外用貼付
剤。 - 【請求項7】支持体の酸素透過量が2000〜200,000ml/m2
/24hr/atmである請求項6に記載の外用貼付剤。 - 【請求項8】多孔性合成樹脂フィルムは透湿度が50g/m2
/24hr以上である請求項6又は7に記載の外用貼付剤。 - 【請求項9】多孔性合成樹脂フィルムは親水性付与剤で
親水処理を施されている請求項6ないし8のいずれか1
項に記載の外用貼付剤。 - 【請求項10】吸水層が部分的に介在されている請求項
6ないし9のいずれか1項に記載の外用貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043689A JP2673456B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外用貼付剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043689A JP2673456B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外用貼付剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02221218A JPH02221218A (ja) | 1990-09-04 |
JP2673456B2 true JP2673456B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12670807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1043689A Expired - Lifetime JP2673456B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外用貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673456B2 (ja) |
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JPS55171021U (ja) * | 1979-05-25 | 1980-12-08 | ||
JPS56143226U (ja) * | 1980-03-27 | 1981-10-29 | ||
JPS56140927A (en) * | 1980-04-07 | 1981-11-04 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Medical member |
JP2557046B2 (ja) * | 1986-03-31 | 1996-11-27 | 日東電工株式会社 | 積層製剤 |
JPS63260554A (ja) * | 1987-04-18 | 1988-10-27 | 池口 明 | 絆創膏 |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1043689A patent/JP2673456B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH02221218A (ja) | 1990-09-04 |
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