JPH021798A - 潤滑剤内包マイクロカプセルとその製造方法 - Google Patents

潤滑剤内包マイクロカプセルとその製造方法

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JPH021798A
JPH021798A JP1017805A JP1780589A JPH021798A JP H021798 A JPH021798 A JP H021798A JP 1017805 A JP1017805 A JP 1017805A JP 1780589 A JP1780589 A JP 1780589A JP H021798 A JPH021798 A JP H021798A
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JP
Japan
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microcapsule
resorcinol
urea
melamine
emulsion
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JP1017805A
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English (en)
Inventor
Aaru Furendo Debitsudo
デビッド・アール・フレンド
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/14Polymerisation; cross-linking
    • B01J13/18In situ polymerisation with all reactants being present in the same phase

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマイクロカプセル及びその製造方法に関し、更
に詳しくは、潤滑剤の放出を調整するための潤滑剤内包
マイクロカプセル及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、マイクロカプセルの製造方法として種々の方法が
知られている。これらの方法は、数種の異なる液体をマ
イクロカプセル化するために用いられている。しかしな
がら、従来のマイクロカプセル化方法には、得られるマ
イクロカプセルの形状が不揃いである、カプセル壁膜の
厚みが不均一である、マイクロカプセルが大きすぎて凝
集が生じる、マイクロカプセルの収率が低いという問題
があった。
各種のマイクロカプセル及びその製造方法が米国特許筒
3,886,084号、同第4,273゜672号、同
第4,495,509号、同第4525.520号及び
同第4,599,271号に記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、形状が一定で、均一かつ所望のカプセ
ル壁膜厚を有し、さらに粒径が小さく凝集を起こすこと
もなく、高収率で得ることのできる潤滑剤内包マイクロ
カプセルを提供することにある。
本発明の他の目的は、信頼性及び再現性に優れ、かつ複
雑な工程や高コストを必要としない方法により、潤滑剤
内包マイクロカプセルを製造することにある。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本発明は、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン
樹脂、ゼラチン、卵白、アルブミン、ポリエステル及び
ポリビニルアルコールからなる群から選ばれる1種又は
2種以上で構成されたカプセル壁膜と該カプセル壁膜に
内包された芯物質とからなり、該芯物質が1種又は2種
以上の潤滑剤であるマイクロカプセルを提供するもので
ある。
更に本発明は、 潤滑剤を、エマルションスタビライザー及び界面活性剤
を含有する乳化分散媒中に加え、エマルションを調製す
る工程、 該エマルションとカプセル壁膜形成物質とを混合し、p
Hを7未満に保持する工程、 カプセル壁膜形成物質を加える工程、及びアルカリを加
えてpH7以上にする工程を含んでなる潤滑剤内包マイ
クロカプセルの製造方法を提供するものである。
更に本発明は、 エマルションスタビライザー及び界面活性剤を含む乳化
分散媒を調製する工程、 該乳化分散媒に潤滑剤からなる芯物質を加える工程、 該乳化分散媒及び該芯物質の混合物を攪拌する工程、 該乳化分散媒及び該芯物質の混合物を乳化してエマルシ
ョンを形成せしめる工程、 レゾルシノールとメチロール尿素と水とを混合して第一
溶液を形成せしめる工程、 該エマルションを激しく攪拌しつつ、該第一溶液を該エ
マルションに加える工程、 該第一溶液及び該エマルションの混合物を酸性化する工
程、 レゾルシノールとメチロール尿素と水とを混合して第二
溶液を形成せしめる工程、 該第二溶液を、酸性化された該第一溶液及び該エマルシ
ョンの混合物に激しい撹拌下に加えて、マイクロカプセ
ル懸濁液を形成せしめる工程、該マイクロカプセル懸濁
液のpt+を調整して塩基性とする工程、 該マイクロカプセル懸濁液を濾過及び水洗してマイクロ
カプセルを液相から分離する工程、及び該マイクロカプ
セルを乾燥する工程 からなる一連の工程を含んでなる、潤滑剤内包マイクロ
カプセルの製造方法を提供するものである。
前述の本発明の特徴及び目的は、添付図面に基づいてな
される以下の説明により、さらに明らかとなるであろう
。ここで、以下の説明及び添付図面において、同一符号
は、同一の要素を表す。なお、第1図はエマルションス
タビライザーであるポリビニルアルコールを水に溶解せ
しめる方法を表す説明図であり、第2図はマイクロカプ
セル懸濁液を濾過するための装置を表す説明図である。
なお、ここでいうメチロール尿素とは、モノ−ジー ト
リー及びテトラメチロール尿素を意味し、これらの2種
以上の混合物でもよいし、いずれか一つの化合物でもよ
い。特に、ジメチロール尿素が好ましい。
本発明の潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法を、エ
マルション分散媒として水を用い、カプセル壁膜形成物
質としてレゾルシノール及びジメチロール尿素を用い、
カプセル壁膜形成物質の溶媒として水を用いる場合の1
態様に基づいて説明する。
まず最初に乳化分散媒を調整する。この乳化分散媒は、
エマルションスタビライザー及び界面活性剤を含有する
。本発明に好適に用いられるエマルションスタビライザ
ーとしては、ポリビニルアルコール、例えばVinol
 125又は540(^ir Products社製)
、セルロースエーテル、例えばMeth。
cell E5  (Dow Chemica1社製)
、及びポリエーテルなどが挙げられる。ポリビニルアル
コールはポリ酢酸ビニルの加水分解によって得られ、セ
ルロースエーテルは塩化メチルとプロピレンオキシドと
を反応させることによって得られる。
本発明に好適に用いられる界面活性剤としては、ドデシ
ル硫酸ナトリウムやAbex JKB (AIcola
c社製)で知られているアニオン系界面活性剤、ELh
oquad C/25 、MethylpHlyoxy
ethylene(15)−oleylammoniu
m chloride (Armour Indust
rialChemical Company社製)のよ
うなカチオン系界面活性剤、Pluronics  (
BASF社製)、卵白、アルブミン及びゼラチンなどの
非イオン系界面活性剤が挙げられる。
乳化分散媒を調製するにあたっては、まずエマルション
スタビライザーを水に溶解する。水に溶解するエマルシ
ョンスタビライザーの量は、エマルションスタビライザ
ーの濃度が通常0.1〜10(W/V)%、好ましくは
1〜5(W/v)%である乳化分散媒溶液を得るに充分
な量とする。本明細書中における(W/V)%の単位は
g / mlである。セルロースエーテルは水に溶解し
やすいが、ポリビニルアルコールは溶解しにくい。従っ
て、ポリビニルアルコール は、第1図に示されるような装置を用いることが望まし
い。第1図において、ポリビニルアルコールと水とを容
器2に入れる。容器2内には電極4及び6が設けられて
いる。交流電源8が電極4及び6に接続されており、電
流測定用の電流計10が線路中に設けられている。ここ
に通常1.0〜1。
5アンペアの電流を通す。この方法によれば、ポリビニ
ルアルコールを比較的短時間(30分未満ンで水に溶解
することができる。
得られるエマルションスタビライザー溶液に対し、界面
活性剤を添加する。界面活性剤の濃度は、通常1〜10
 (W/V)%、好ましくは2〜4(W/V)%とする
。界面活性剤としてはドデシル硫酸ナトリウムが好まし
く、エマルションスタビライザーとしてはポリビニルア
ルコールが好ましい。
このようして得られた乳化分散媒約50m1に潤滑剤を
加える。本発明に好適な芯物質としての潤滑剤には、鉱
油、合成油、オレイン酸等の油溶性潤滑剤用添加剤が挙
げられる。油溶性潤滑剤用添加剤としてオレイン酸を用
いる場合には、乳化分散媒50.dに対し、通常オレイ
ン酸10〜20gを加える。鉱油、合成油等を用いる場
合には、乳化分散媒50dに対し、通常鉱油、合成油等
7〜12gを加える。
次いで、乳化分散媒と芯物質の混合物を乳化し、エマル
ションとする。乳化方法としては特に限定はされないが
、特に粒径の小さいマイクロカプセルを製造する場合に
は、超音波処理により行うことが好ましい。超音波処理
に好適な装置としては、プローブ・ソニケーター、例え
ばWave Energy Sys tems社製プロ
ーブ・ソニケーターが挙げられる。
この超音波処理工程は、通常、発熱を防ぐために水浴中
で約3〜5分間行う。
得られた乳化分散媒及び芯物質のエマルションを機械的
高速プロペラタイプ攪拌器付き広ロエルレンマイヤーフ
ラスコに移す。次いで、レゾルシノール及びジメチロー
ル尿素の混合物を含む第一溶液(水溶液)を調製する。
第一溶液の調製にあたっては、芯物質としてオレイン酸
を用いる場合には、オレイン酸10〜20g当たり、通
常レゾルシノール0.84〜1.68 gと、通常15
〜20(W/V)%濃度のジメチロール尿素水溶液15
〜30m2とを混合して第一溶液とする。一方、芯物質
として鉱油、合成油等を用いる場合には、鉱油、合成油
等7〜12g当たり、通常レゾルシノール0.08〜0
.84 gと、通常15〜20(W/■)%濃度のジメ
チロール尿素水溶液15〜25戚とを混合して第一溶液
とする。またこの第一溶液には、メラミンを適量加える
こともできる。
乳化分散媒及び芯物質のエマルションを広口フラスコ中
で激しく攪拌しながら(約350Orpm)、このエマ
ルション中に第一溶液を滴下する。
次いで、10重量/容量%の硫酸水溶液を滴下して、広
口フラスコ中の内容物のpHを7より低く調整する。次
いで、レゾルシノール及びジメチロール尿素の混合物を
含む第二溶液(水溶液)を調製する。第二溶液の調製に
あたっては、芯物質としてオレイン酸を用いる場合には
、オレイン酸10〜20g当たり、通常レゾルシノール
0.64〜1゜28gと、通常15〜20 (W/V)
%濃度のジメチロール尿素水溶液10〜22m1とを混
合して第二溶液とする。一方、芯物質として鉱油、合成
油等を用いる場合には、鉱油、合成油等7〜12g当た
り、通常レゾルシノール0.06〜0.64 gと、通
常15〜20(W/V)%濃度のジメチロール尿素水溶
液10〜20dとを混合して第二溶液とする。
広口フラスコの内容物への硫酸の添加後約1時間経過し
た後、第二溶液を激しい撹拌下に滴下する。約1時間経
過後、濃水酸化す) IJウムを添加してpHを塩基性
(7より高く、好ましくは約7.5p11)に調整し、
次いで広口フラスコ内の懸濁液を緩やかな撹拌下で放置
し、室温に戻す。
次に、このようにして得られたマイクロカプセルQ濁液
を濾過してマイクロカプセルを回収し洗浄、乾燥するが
、このマイクロカプセルの濾過、洗浄及び乾燥は例えば
下記の方法によって行うことができる。
広口フラスコの内容物を第2図に示す限外濾過装置の濾
過室12内に移す。第2図に示される限外濾過装置には
更に水約21!、が入った与圧室14が設けられている
。加圧空気を与圧室14の口16から供給することによ
り、マイクロカプセル懸濁液の入った濾過室12に水が
送られる。濾過室12には撹拌pJIS、攪拌装置2o
、フィルター22及び排出口24が設けられている。フ
ィルタ−の孔径は約0.45μmであり、マイクロカプ
セル懸濁液は、攪拌棒18による撹拌下に、通過する蒸
留水によって洗浄される。この蒸留水は他の残分と共に
濾過室から排出口24を通って排出される。
次いでマイクロカプセルを噴霧乾燥する。この噴霧乾燥
は市販の噴霧乾燥器、例えばヤマト・パルヴイス・ペイ
シック・ユニット・モデル CB=21を用い、下記の
条件で行うことができる。
空気圧カニ 入口温度: 出口温度: アスビレークー設定値: 液体流量: 2、0 kg/cm2 1.30°C 65°C 10d/分 この噴霧乾燥でカプセル化は完了する。
上記の方法においては、カプセル壁膜形成物質としてジ
メチロール尿素及びレゾルシノールが用いられているが
、本発明においては更にメチロール尿素、メチロール尿
素の初期重合物、メチロール尿素/レゾルシノールの初
期縮合物、メチロール尿素/メラミンの混合物、メチロ
ール尿素/メ? ラミンの初期縮合物、メチロール尿素/メラミン/レゾ
ルシノールの混合物、メチロール尿素/メラミン/レゾ
ルシノールの初期縮合物、尿素/ホルムアルデヒドの混
合物、尿素/ホルムアルデヒドの初期縮合物、尿素/ホ
ルムアルデヒド/レゾルシノールの混合物、尿素/ホル
ムアルデヒド/レゾルシノールの初期縮合物、尿素/ホ
ルムアルデヒド/メラミンの混合物、尿素/ホルムアル
デヒド/メラミンの初期縮合物、尿素/ホルムアルデヒ
ド/メラミン/レゾルシノールの混合物、尿素/ホルム
アルデヒド/メラミン/レゾルシノールの初期縮合物、
メラミン/ホルムアルデヒドの混合物、メラミン/ホル
ムアルデヒドの初期縮合物、メラミン/ホルムアルデヒ
ド/レゾルシノールの混合物、メラミン/ホルムアルデ
ヒド/レゾルシノールの初期縮合物、メチロールメラミ
ン/レゾルシノールの混合物、メチロールメラミン/レ
ゾルシノールの初期縮合物、メチロールメラミンの混合
物、及びメチロールメラミンの初期縮合物などを用いる
ことができる。
なお、ここに用いるメチロールメラミンとはメラミンに
ホルムアルデヒドが1〜6モル付加したメチロールメラ
ミン化合物であり、これらメチロールメラミン化合物の
2種以上の混合物、又は任意の一種を使用することがで
きる。特にトリメチロールメラミンが好ましい。
また、本発明のマイクロカプセルのカプセル壁膜には、
上記のカプセル壁膜形成材料の重合体である尿素樹脂、
メラミン樹脂などの他、卵白、アルブミン、ゼラチン、
ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリウレタンな
どからなる壁膜が含まれる。
本発明のマイクロカプセルの粒径は、好ましくは500
μm以下、更に好ましくは100μm以下、更に好まし
くは50μm以下、更に好ましくは10μm以下、更に
好ましくは5μm以下、更に好ましくは3μm以下、更
に好ましくは1μm以下である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明の範囲はこれら実施例に限定されることはない。
まず、37%濃度のポル11アルデヒド48.9 dを
尿素18g及びメラミン3gと混合する。混合物を70
°Cで1時間加熱し、トリエタノールアミンでpl+を
8に調整した後、水100dを加える。
得られる溶液を放置して室温に戻す。オレイン酸10g
を、ポリビニルアルコール5 (W/V)%及びドデシ
ル硫酸ナトリウム4 (W/V)%を含有する水溶液5
0m2に加える。得られる混合物をマグネチックスクー
ラーで攪拌してエマルションとし、次いで水浴で冷却し
ながら3分間超音波処理する。エマルションを広口フラ
スコに移し、機械的撹拌器で激しく撹拌する。そこへ先
に得られた初期縮合物溶液20m1を加え、次いで10
%硫酸水溶液2.0 mllを滴下する。その後、激し
い撹拌下に50°Cまで加熱する。45分後、初期縮合
物溶液lO〜50m1を更に添加する。この場合、水を
加えて希釈してもよい。温度を室温に戻し、更に約3時
間反応を続ける。濃水酸化ナトリウムを用い、pHを塩
基性(7,5pH)に調整する。懸濁液を前述した限外
濾過装置の濾過室に注ぎ、次いでその懸濁液を濾過、洗
浄する。次いで、得られたマイクロカプセルを前述の噴
霧乾燥器を用いて噴霧乾燥する。
上記の方法によれば、オレイン酸等の油溶性潤滑剤用添
加剤、鉱油、合成油などの潤滑剤を内包するマイクロカ
プセルを確実かつ再現性をもって製造することができ、
また得られるマイクロカプセルは一定の形状、均一なカ
プセル壁膜厚を有し、凝集を起こすこともなく、その収
率も高い。更に、粒径lum以下の微小マイクロカプセ
ルから、粒径500μm程度のマイクロカプセルまで、
様々な粒径のマイクロカプセルを製造することができる
。上記の方法で好ましい粒径は、0.5〜5μmである
上記の実施例が本発明及び本発明の目的に基づく多くの
態様のほんの数例にすぎないことは明らかである。本発
明の範囲を逸脱せずに、さらに他の多くの態様で本発明
を実施することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、形状が一定で、均一かつ望ましいカプ
セル壁膜厚を有し、さらに粒径が小さく凝集を起こすこ
ともなく、高収率で得ることのできる潤滑剤内包マイク
ロカプセルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エマルションスタビライザーであるポリビニ
ルアルコールを水に溶解する方法を表す説明図である。 第2図は、マイクロカプセル懸濁液を濾過するための装
置を表す略図である。 丑jJuL所 容器 交流電源 濾過室 口 攪拌装置 排出口 6 電極 電流計 与圧室 撹拌棒 フィルター 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、ゼラ
    チン、卵白、アルブミン、ポリエステル及びポリビニル
    アルコールからなる群から選ばれる1種又は2種以上で
    構成されたカプセル壁膜と、該カプセル壁膜に内包され
    た芯物質とからなり、該芯物質が1種又は2種以上の潤
    滑剤からなるマイクロカプセル。 2、マイクロカプセルの平均粒径が500μm以下であ
    る請求項1記載のマイクロカプセル。 3、マイクロカプセルの平均粒径が100μm以下であ
    る請求項1記載のマイクロカプセル。 4、マイクロカプセルの平均粒径が50μm以下である
    請求項1記載のマイクロカプセル。 5、マイクロカプセルの平均粒径が10μm以下である
    請求項1記載のマイクロカプセル。 6、マイクロカプセルの平均粒径が3μm以下である請
    求項1記載のマイクロカプセル。7、マイクロカプセル
    の平均粒径が1μm以下である請求項1記載のマイクロ
    カプセル。8、エマルションスタビライザー及び界面活
    性剤を含有する乳化分散媒を調製する工程、該乳化分散
    媒に潤滑剤からなる芯物質を加える工程、 該乳化分散媒及び該芯物質の混合物を攪拌する工程、 該乳化分散媒及び該芯物質の混合物を乳化してエマルシ
    ョンを形成せしめる工程、 レゾルシノールとメチロール尿素と水とを混合して第一
    溶液を形成せしめる工程、 該エマルションを激しく攪拌しつつ、該第一溶液を該エ
    マルションに加える工程、 該第一溶液及び該エマルションの混合物を酸性化する工
    程、 レゾルシノールとメチロール尿素と水とを混合して第二
    溶液を形成せしめる工程、 該第二溶液を、酸性化された該第一溶液及び該エマルシ
    ョンの混合物に、激しい撹拌下に加えて、マイクロカプ
    セル懸濁液を形成せしめる工程、 該マイクロカプセル懸濁液のpHを調整して塩基性とす
    る工程、 該マイクロカプセル懸濁液を濾過及び水洗してマイクロ
    カプセルを液相から分離する工程、及び 該マイクロカプセルを乾燥する工程 を含んでなる、潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法
    。 9、エマルションスタビライザーがポリビニルアルコー
    ル及びセルロースエーテルからなる群から選ばれたもの
    である請求項8記載の潤滑剤内包マイクロカプセルの製
    造方法。 10、ポリビニルアルコールがポリビニルアルコールと
    水との混合物に交流電場を印加することにより水に溶解
    している請求項9記載の潤滑剤内包マイクロカプセルの
    製造方法。11、乳化分散媒中のエマルションスタビラ
    イザーの濃度が0.1〜10(W/V)%である請求項
    9記載の潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法。 12、界面活性剤が、カチオン系界面活性剤、非イオン
    系界面活性剤及びアニオン系界面活性剤からなる群から
    選ばれたものである請求項8記載の潤滑剤内包マイクロ
    カプセルの製造方法。 13、乳化分散媒中の界面活性剤の濃度が1〜10(W
    /V)%である請求項8記載の潤滑剤内包マイクロカプ
    セルの製造方法。 14、芯物質が、オレイン酸及び鉱油からなる群から選
    ばれたものである請求項8記載の潤滑剤内包マイクロカ
    プセルの製造方法。 15、マイクロカプセルの乾燥を噴霧乾燥によって行う
    請求項8記載の潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法
    。 16、芯物質を、エマルションスタビライザー及び界面
    活性剤を含有する乳化分散媒中に加え、エマルションを
    調製する工程、 該エマルションとカプセル壁膜形成物質とを混合し、p
    Hを7未満に保持する工程、 カプセル壁膜形成物質を加える工程、及びアルカリを加
    えてpH7以上にする工程 を含んでなる潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法。 17、エマルションスタビライザーが、ポリビニルアル
    コール及びセルロースエーテルからなる群から選ばれた
    ものである請求項16記載の潤滑剤内包マイクロカプセ
    ルの製造方法。 18、界面活性剤が、アニオン系界面活性剤及びカチオ
    ン系界面活性剤からなる群から選ばれたものである請求
    項16記載の潤滑剤内包マイクロカプセルの製造方法。 19、カプセル壁膜形成物質が、メチロール尿素、メチ
    ロール尿素の初期重合物、メチロール尿素/レゾルシノ
    ールの混合物、メチロール尿素/レゾルシノールの初期
    縮合物、メチロール尿素/メラミンの混合物、メチロー
    ル尿素/メラミンの初期縮合物、メチロール尿素/メラ
    ミン/レゾルシノールの混合物、メチロール尿素/メラ
    ミン/レゾルシノールの初期縮合物、尿素/ホルムアル
    デヒドの混合物、尿素/ホルムアルデヒドの初期縮合物
    、尿素/ホルムアルデヒド/レゾルシノールの混合物、
    尿素/ホルムアルデヒド/レゾルシノールの初期縮合物
    、尿素/ホルムアルデヒド/メラミンの混合物、尿素/
    ホルムアルデヒド/メラミンの初期縮合物、尿素/ホル
    ムアルデヒド/メラミン/レゾルシノールの混合物、尿
    素/ホルムアルデヒド/メラミン/レゾルシノールの初
    期縮合物、メラミン/ホルムアルデヒドの混合物、メラ
    ミン/ホルムアルデヒドの初期縮合物、メラミン/ホル
    ムアルデヒド/レゾルシノールの混合物、メラミン/ホ
    ルムアルデヒド/レゾルシノールの初期縮合物、メチロ
    ールメラミン/レゾルシノールの混合物、メチロールメ
    ラミン/レゾルシノールの初期縮合物、メチロールメラ
    ミンの混合物、及びメチロールメラミンの初期縮合物か
    らなる群から選ばれたものである請求項16記載の潤滑
    剤内包マイクロカプセルの製造方法。
JP1017805A 1988-01-29 1989-01-30 潤滑剤内包マイクロカプセルとその製造方法 Pending JPH021798A (ja)

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