JPH02178503A - ラジアントチューブ - Google Patents

ラジアントチューブ

Info

Publication number
JPH02178503A
JPH02178503A JP33353488A JP33353488A JPH02178503A JP H02178503 A JPH02178503 A JP H02178503A JP 33353488 A JP33353488 A JP 33353488A JP 33353488 A JP33353488 A JP 33353488A JP H02178503 A JPH02178503 A JP H02178503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner tube
tube
protective layer
oxidation
sic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33353488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Meguro
目黒 和教
Tatsuo Nozawa
野沢 辰雄
Takashi Tanaka
隆 田中
Yukifumi Sakai
幸文 酒井
Yasuzane Sasaki
佐々木 泰実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP33353488A priority Critical patent/JPH02178503A/ja
Publication of JPH02178503A publication Critical patent/JPH02178503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Gas Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はラジアントチューブに関する。
〔従来の技術〕
シングルエンド型のラジアントチューブは、例えばウオ
ーキングビーム方式の加熱炉で使用されている。このラ
ジアントチューブは、バーナーと、該バーナーを包囲す
る内管と、該内管を包囲する外管とを有している。この
ラジアントチューブでは、バーナーによりLPG、LN
Gなどの燃料ガスに着火して炎を発生させ、燃焼ガスを
内管の開放端から内管と外管との間の間隙を通過させ、
外管から炉内へ熱を輻射することにより加熱を行ってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記内管及び外管は、熱伝導率か高く、かつ耐酸化性に
優れている5iCSSi3N4などの材質で構成されて
いる。しかし、バーナーの炎に直接触れる内管の内面は
非常に酸化されやすい。しかも、前述したSiC,Si
3N4などの材質には表面に必ず開気孔が存在し、表面
が緻密になっていない。そして、酸化が起るとSiC2
などの酸化物が形成されるため他の部分よりも消耗か早
くなり、長期間にわたって使用することができない。ま
た、内管にクラックを生じることもあるという問題かあ
る。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
り、内管の酸化を防止することができるラジアントチュ
ーブを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段と作用〕
本発明のラジアントチューブは、バーナーと、該バーナ
ーを包囲する内管と、該内管を包囲する外管とを具備し
たラジアントチューブにおいて、前記内管の内面に緻密
質の耐酸化保護層を形成したことを特徴とするものであ
る。
本発明において、内管及び外管を構成する月質としては
、SiC,Si3N4なと挙げられる。
このうちでもSi含浸5iC1焼結SiCなどのSiC
質材料が好ましい。これは、SiC質材料は酸化物、窒
化物などの他の材料に比べて熱伝導率が高く、かつ耐酸
化性に優れており、内管として用いた場合に他の材料に
比べて酸化の度合が少ないためである。
本発明において、緻密質の耐酸化保護層は少なくとも内
管の内面に形成されるが、その他の個所、例えば内管の
外面や、外管の内面、特に内管の開放端に対向する外管
の内面に形成してもよい。このような緻密質の耐酸化保
護層としては以下のようなものが挙、げられる。
例えば、内管が一般的に使用されるSi含浸SiCもし
くは焼結SiC又はSi3N4からなる場合、緻密質の
耐酸化保護層としては、CVD法により形成されたSi
CもしくはS L 3 N 4又はプラズマCVD法に
より形成された耐熱性酸化物、例えばアルミナ、ムライ
トなどが挙げられる。
この場合、耐酸化保護層の膜厚は100μm以上である
ことが望ましい。これは、耐酸化保護層の膜厚か100
μm未満、特に50μm未満では耐酸化性を向上させる
効果が少ないためである。また、耐酸化保護層の膜厚は
150μm以上であることがより好ましい。ただし、耐
酸化保護層の膜厚か200μmを超えると製造コストが
上昇するため、200μm未満であることが望ましい。
また、内管がSi含浸SiCからなる場合、緻密質の耐
酸化保護層として、内管表面にカーボンをコーティング
し、不活性雰囲気中、1350℃以上で熱処理すること
により、内管中のSiとコーティングしたカーボンとを
反応させて緻密なSiC層を形成してもよい。この場合
、耐酸化保護層の膜厚は51以上であることが望ましい
また、内管か焼結SiCからなる場合、緻密質の耐酸化
保護層として、内管表面にSiをコーティングし、不活
性雰囲気中、2000℃以上で熱処理することにより、
内管表面層の少なくとも10μm以上を再結晶化させて
緻密なSi層を形成してもよい。
これらの場合に、耐酸化保護層の膜厚を前記のように規
定したのは、いずれの場合も前記膜厚未満では内管など
の酸化を防止する効果が少ないためである。
本発明によれば、少なくとも内管の内面に緻密質の耐酸
化保護層を形成したことにより、内管などの酸化を防止
することができ、長期間の使用に耐えるラジアントチュ
ーブを提供することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図を参照して説明する。な
お、第1図は本発明に係るラジアントチューブの断面図
である。
第1図において、SiC質の外管1の一端には炉壁の外
に配置される排気口2が接続されている。
外管1内にはその一端側からSiC質の内管3が挿入さ
れており、内管3の他端は開放されている。
内管3内にはその一端側から保炎器4が挿入され、保炎
器4内にはスパークロッド5が挿入されている。スパー
クロッド5の先端部にはアルミナ碍子6を介して旋回チ
ップ7が取付けられている。保炎器4及びスパークロッ
ド5はバーナー支持部8に支持されており、バーナー支
持部8には燃料ガスは給口9及び空気供給口IOか設け
られている。
これら保炎器4、スパークロッド5、バーナー支持部8
などの部材によりバーナーが構成されている。以上の各
部材からなるラジアントチューブは加熱炉の対向する炉
壁間に水平に設置される。
前記構成のラジアントチューブによる加熱は以下のよう
にして行われる。燃料ガスは燃料ガス供給口9から保炎
器4内部を流れ、旋回チップ7を通過して旋回流として
スパークロッド5の先端部へ供給される。空気は空気供
給口10から保炎器4と内管3との間を流れ、保炎器4
に設けられた流入口4aから保炎器4内部のスパークロ
ッド5の先端部へ供給される。この時点でスパークロッ
ド5と保炎器4との間に高電圧を印加すると、スパーク
ロッド5先端で電気火花が発生し、燃料ガスに着火して
内管3内部で炎が発生する。高温の燃焼ガスは内管3内
部、内管3の開放端、内管3と外管1との間隙を通過し
て、排気口2から排気される。燃焼ガスの熱は外管1か
ら加熱炉内へ輻射され、加熱炉の雰囲気ガスが加熱され
る。
実施例I Si含浸S i CQ (Free −S i u20
vt%)からなる内径05mm、長さ1200 maの
内管を作製した。1つの内管には全く処理を施さす、2
つの内管の内面にそれぞれCVD法により膜厚40μm
及び120μmの緻密質SiC膜を形成した。これらの
内管を用い、それぞれ第1図に示すようにラジアントチ
ューブを組立てて、プロパンガスを燃料として温度98
0℃、熱’Q 3 kcal/ Cm2hrとなるよう
に、5000時間加熱した。その後、各内管の先端部か
らサンプルを切り出し、サンプル中のS i 02 m
を分析した。この場合のSiC膜の膜厚と5iO2Hと
の関係を第1表に示す。
第 表 第1表から明らかなように、耐酸化保護層としてCVD
法により膜厚120βのSiC膜を形成した内管では、
SiO□の生成量が著しく少なく、耐酸化性に優れてい
ることかわかる。
実施例2 Si含浸SiC質(Free −S i u20wt%
)からなる内径65 m+e、長さ1200 mmの内
管を作製した。1つの内管には全く処理を施さず、その
他の内管の内面にそれぞれフルフリルアルコールを塗布
し、50°Cで乾燥する操作を繰返して、10〜508
mの範囲で膜厚の異なるカーボン膜を形成した。カーボ
ン膜を形成した各内管をArガスを5Ω/minの流量
で流している雰囲気中、1370℃で50分処理し、処
理前に存在していた表面のFree−Siとカーボン膜
とを反応させて緻密質SiC膜を形成した。
これらの緻密質SiC膜の膜厚は15〜120 art
であった。これらの内管を用い、それぞれ第1図に示す
ようにラジアントチューブを組立てて、ブロノくンガス
を燃料として温度980℃、熱量3kcal/cm2h
rとなるように、5000時間加熱した。その後、各内
管の先端部からサンプルを切り出し、サンプル中の51
02mを分析した。SiC膜の膜厚と5iO2ffiと
の関係を第2表に示す。
第   2   表 第2表から明らかなように、耐酸化保護層として膜厚5
μm以上のSiC膜を形成した内管では、SiO2の生
成量か著しく少なく、耐酸化性に優れていることがわか
る。
実施例3 焼結SiC質からなる内径65mm、長さ1200 m
mの内管を作製した。1つの内管には全く処理を施さず
、2つの内管の内面にそれぞれCVD法により膜厚を変
えてSi膜を形成した。Si膜を形成した各内管をAr
ガスを5Ω/ m i nの流量で流している雰囲気中
、2000°Cで処理時間を異ならせて処理することに
より内管表面に再結晶化層を形成した。これらの内管を
用い、それぞれ第1図に示すようにラジアントチューブ
を組立てて、プロパンガスを燃料として温度980℃、
熱量3 kca l / C112h「となるように、
5000時間加熱した。その後、各内管の先端部からサ
ンプルを切り出し、サンプル中の5iO2ffiを分析
した。表面に形成された緻密な再結晶化層の膜厚と5i
O2fflとの関係を第3表に示す。
暑5 表 第3表から明らかなように、耐酸化保護層として厚さ1
0μm以上の緻密な再結晶化層膜を形成した内管ては、
S i O2の生成量か著しく少なく、耐酸化性に優れ
ていることがわかる。
なお、本発明は第2図に示すように、貫通孔3aを設け
た内管3を用いたラジアントチューブでも同様に適用で
きることはもちろんである。
〔発明の効果〕
以」二詳述したように本発明のラジアントチューブは、
少なくとも内管の内面に耐酸化保護層を形成したことに
より、内管などの酸化を防止することかでき、長期間の
使用に耐え得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるラジアントチューブの
長手方向に沿う断面図、第2図は本発明の他の実施例に
おけるラジアントチューブの長手方向に沿う断面図であ
る。 1・・・外管、2・・・排気口、3・・内管、4・・・
保炎器、5・・スパークロット、6・・アルミナ碍子、
7・・・旋回チップ、8・・バーナー支持部、9・燃料
ガス供給口、lO・・空気供給口。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. バーナーと、該バーナーを包囲する内管と、該内管を包
    囲する外管とを具備したラジアントチューブにおいて、
    少なくとも前記内管の内面に緻密質の耐酸化保護層を形
    成したことを特徴とするラジアントチューブ。
JP33353488A 1988-12-28 1988-12-28 ラジアントチューブ Pending JPH02178503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33353488A JPH02178503A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラジアントチューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33353488A JPH02178503A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラジアントチューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02178503A true JPH02178503A (ja) 1990-07-11

Family

ID=18267121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33353488A Pending JPH02178503A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラジアントチューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02178503A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013388A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Covalent Materials Corp ラジアントチューブバーナ
WO2021130845A1 (ja) * 2019-12-24 2021-07-01 昭和電工マテリアルズ株式会社 焼結炉

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291813A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Toshiba Ceramics Co Ltd ラジアントチユ−ブ形式の加熱装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291813A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Toshiba Ceramics Co Ltd ラジアントチユ−ブ形式の加熱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013388A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Covalent Materials Corp ラジアントチューブバーナ
WO2021130845A1 (ja) * 2019-12-24 2021-07-01 昭和電工マテリアルズ株式会社 焼結炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61107013A (ja) セラミツクグロ−プラグ
JPH02178503A (ja) ラジアントチューブ
JPS62162814A (ja) 表面燃焼バ−ナ
US6774565B2 (en) Electrode surface treatment process
JP2001165408A (ja) 表面燃焼バーナを備えたラジアントチューブ
JP2984142B2 (ja) シングルエンド型ラジアントチューブ及び燃焼方法
JPS60223909A (ja) 高温幅射パネルバ−ナ−
JP3009166B2 (ja) セラミックスの表面処理方法
JPH11124662A (ja) 自己修復性断熱皮膜およびその製造方法
JP2873392B2 (ja) ラジアントチューブバーナー
JPH02259322A (ja) ラジアントチューブ
JP2810693B2 (ja) ラジアントチューブ
JP2703012B2 (ja) ラジアントチューブ
RU2250414C1 (ru) Камера сгорания
JPH02178507A (ja) ラジアントチューブ
US20070207418A1 (en) Refractory burner tiles having improved emissivity and combustion apparatus employing the same
JPH08188926A (ja) 耐熱性と耐久性を有する複合繊維
JPH02150608A (ja) チューブバーナ
JPS5842752Y2 (ja) ラジアントチユ−ブ
JPH02178515A (ja) ラジアントチューブ
JP2683398B2 (ja) ラジアントチューブ
JP2941825B2 (ja) 鉄−クロム−アルミニウム型合金の放熱管及びその製造方法
JP2001182912A (ja) 三重管式シングルエンド型ラジアントチューブ、及びこれを用いた加熱方法
JPS63285891A (ja) 炭化珪素発熱体
JPH06213408A (ja) ラジアントチューブ