JPH02178287A - 光学活性ベンゾオキサジン及びベンゾチアジン及びそれらの立体選択的製造方法 - Google Patents

光学活性ベンゾオキサジン及びベンゾチアジン及びそれらの立体選択的製造方法

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JPH02178287A
JPH02178287A JP1289847A JP28984789A JPH02178287A JP H02178287 A JPH02178287 A JP H02178287A JP 1289847 A JP1289847 A JP 1289847A JP 28984789 A JP28984789 A JP 28984789A JP H02178287 A JPH02178287 A JP H02178287A
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Zoest Willem Johan Van
ウィーレム ヨハン ファン ズースト
Arthur Friedrich Marx
アルテュール フリードリッヒ マルクス
Hein Simon Koger
ヘイン シモン コーゲル
Johannes Booy
ヨハネス ボーイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学活性ベンゾオキサジン及び光学活性ベンゾ
チアジン、それらの製造方法、光学活性ピリドベンゾオ
キサジン及びピリドベンゾチアジンの製造におけるそれ
らの使用、及びこれらのピリドベンゾオキサジン及びピ
リドベンゾチアジンを含む医薬的組成物に関する。
キノロン剤は最近開発されたダラム陰性及びダラム陽性
の両方の微生物によく効く抗菌剤のグループである。こ
れまでに合成されたキノロン剤で不斉中心を持つものは
ほとんどない。ピリドベンゾオキサジン環系で特徴付け
られる、キノロン剤の特殊なグループのうちいくつかの
化合物はオキサジン環の3位に唯一のメチル基を持つ。
これらの化合物はそれゆえに不斉中心を持ち、(R)−
及び(S)−立体異性体の対として発現する。オフロキ
サシンは、このグループの一例であるが、最近まで両立
化異性体のラセミ混合物としてのみ使用されてきた。
多くの生物学的活性化合物が立体異性体の混合物として
存在することが知られている。現在に至るまでこれらの
混合物は医薬用途にそのまましばしば使用されている。
通常束められる生物学的活性は主に一方の立体異性体に
存在するので、混合物の効力は半分程度に低下している
と思われる。
もっとも立体異性体の混合物を使用し続けている主な理
由は、可能な活性増加の利益が立体異性体の分離費用を
上回らないことにある。
例えば、6.7−シヒドロー5,8−ジメチル−9−フ
ルオロ−1−オキソ−IH,5H−ベンゾ(ij〕キノ
リジン−2−カルボン酸の(S)−(−)−異性体は、
インビトロで強力な抗菌活性を持つ一方で、(R)−(
+)−異性体ははるかに活性が低かったということが最
近開示されている(J、F、ゲルスターら、第25回イ
ンターセクショナル コンフェレンス イン アンチミ
クロバイアル エイジェンツ アンド ケモセラピイ要
旨集、ミネアポリス、U、  S、 A、 、1985
年、第114頁)。(S)−(−)−オフロキサシンは
(R)−(+)−オフロキサシンよりも8ないし128
倍活性が高いと報告されている(I。
ハヤカワら、アンチミクロバイアル エイジェンツ ケ
モセラピイ、1986年、29巻、第163頁)。
ラセミ混合物は既知の方法、例えば適当な塩の分画結晶
化若しくは適当なエステルあるいはアミドの酵素的加水
分解により分割することができる。
ラセミ体オフロキサシンの分割については以下の方法が
利用されてきた: 1、中間体、たとえばラセミ体9.10−ジフルオロ−
2,3−ジヒドロ−3−ヒドロキシメチル−7−オキソ
−7H−ピリド(1,2,3−de〕[1,4)ベンゾ
オキサジン−6−カルボン酸エチルの3. 5−ジニト
ロベンゾイルエステルの高速液体クロマトグラフィーに
よる分割(1,ハヤカワら、アンチミクロバイアル エ
イジェンツケモセラピイ、1986年、29巻、第16
3頁)及び得られた(S)−異性体の既知の方法による
(S)−オフロキサシンへの転化。
この方法は、しかしながら、大量の該光学活性異性体の
分離には適さない。より適当な方法は以下である: 2、 中間体であるラセミ体3−アセトキシメチル−7
,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−(1,4
]ベンゾオキサジンの酵素的分割(K、 サカノら、ア
グリカルチユラル バイオロジカル ケミストリイ、1
987年、51巻、第1265頁)及び得られた(S)
−異性体の既知の方法による(S)−オフロキサシンへ
の転化。
3、 中間体であるラセミ体7,8−ジフルオロ−3,
4−ジヒドロ−3−メチル−2H−(1゜4〕ベンゾオ
キサジンのN −p −)ルエンスルフォニル−(L)
−プロリニルアミドの製造、結晶化及びカラムクロマト
グラフィーによる該(R)−(+)−及び(S)−(−
)−異性体の分離(3,アタラシら、ケミカルファーマ
シニーティカルプレクン、1987年、55巻、第18
96頁)、及び得られた(S)−異性体の既知の方法に
よるS−オフロキサシンへの転化。
4、  DE−A−3639465にオフロキサシンを
含むラセミ体のキノロン構造物を分割する方法で、ヒド
ラジニウム基の導入、該分子のベタイン型への転化及び
光学活性有機酸とのジアステレオマー塩の混合物の製造
を含む方法が記述されている。両塩は結晶化により分離
された後、酸をはずし、最終的に元の化合物であるが光
学的に純粋な型の化合物に還元される。
5、  EP−A−0304684は3位に不斉炭素原
子を持つラセミ体ベンゾオキサジンの光学分割について
のさらに別の方法を開示している。そのために光学活性
塩が(R)−(−)−カンファー−10−スルホン酸と
作られる。求められていない異性体はラセミ化され、新
しい分割サイクルに導入される。
当該方法の欠点は原料物質の最大50%しか求められる
産物として当初は回収されないということである。さら
に、通常の分離方法にかけることができるこれらの光学
活性誘導体を製造及び接合するために追加工程が必要と
される。
EP−A−0273399によれば、ベンゾオキサジン
は対応する3、4−デヒドロベンゾオキサジンの立体選
択的還元により製造される。かなり高価な還元剤が必要
である。さらに加わる欠点としては保護基の導入及び除
去に余分な工程が必要とされることがある。
US4777253に、不斉N−1−(ヒドロキシメチ
ル)エチル置換基を有する4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸塩の1エナンチオマーを用いて光学活性オフロ
キサシンを製造する方法が記述されている。水酸化カリ
ウムとの加熱による閉環の後に、ピリドベンゾオキサジ
ンはC2に不斉メチル基を持つことになる。
本発明により、低コストで弐■の光学活性7フルオロー
8−X−3,4−ジヒドロ−2H−(1,4)ベンゾオ
キサジン及び−ベンゾチアジンの重要なグループを製造
するための有利なキラル性保存方法が見出される、 X (式中、置換基RI SR2、R3及びR4のうち1個
がCH20H若しくは−CH2Zを示し、それ以外が水
素を示す。但し、Zは水素、フッ素若しくは保護された
水酸基を示し、Yは酸素若しくはイオウを示し、Xはフ
ッ素、塩素、メチル基若しくは水素を意味する。)本発
明の反応に適した水酸基保護基には、例えばトリチル基
、ベンジル基、メトキシメチル基、1−エトキシエチル
基及びテトラヒドロピラニル基がある。
本発明方法は、原料化合物として、ヒドロキシプロポキ
シ基若しくはヒドロキシイソプロポキシ基で置換された
あるフルオロニトロベンゼン、特に式1及び■の4−フ
ルオロ−3−X’ −2−(ヒドロキシ(3c)アルコ
キシ)ニトロベンゼンを用いることにより特徴付けられ
る (式中、XI はフッ素若しくは塩素を意味し、Zは先
に定義したものを表わす)。
ヒドロキシ(3c)アルコキシ基とは2−ヒドロキシプ
ロポキシ若しくは1−ヒドロキシイソプロポキシ基を意
味する。式!及び■中の星印は不斉中心を指すことに注
意すべきである。それゆえ、両化合物はエナンチオマー
(、R)−及び(S)−異性体として存在する。
式■に類似のベンゾチアジンを得るには、2−ヒドロキ
シプ口ピルチオ若しくは1−ヒドロキシイソプロピルチ
オ置換基を含む式I及び■の対応するイオウアナログか
ら出発する。
本発明の多工程法によれば、最初に化合物■及び■のニ
トロ基が通常の方法によりアミノ基に還元され、続いて
、しかし好ましくはそれより先に、例えば閉環しやすい
メチルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオ
キシ基、臭素若しくは式(フェニル)3P”−0−を持
つ基等の脱離基で置換することによる遊離ヒドロキシル
基の活性化がなされる。該反応は例えばメチルスルホニ
ルクロライドと共に一10℃から室温で行なってもよく
、はんの数分しかかからない。
適当なアミノ還元剤はラネーニッケル存在下の水素、エ
タノール中の塩化第一スズ若しくは塩化水素と金属スズ
である。スルフィド基を含有しない化合物が存在するな
らば、パラジウム若しくはプラチナ触媒による水素添加
も行なうことができよう、エタノール及びトルエンが適
当な溶媒である。水素ガスは蟻酸アンモニウムに代えて
もよい。
還元は室温で行ない、15分ないし5時間以内に終了す
る。得られた、活性化され水酸基を有するアニリンをひ
き続いて塩基、たとえばカリウムtert−ブトキサイ
ド若しくはアルカリ金属の水酸化塩、しかし好ましくは
水酸化カリウム及びより好ましくは+N(Ca Hs)
*−H2O2等の相転移触媒の存在下で炭酸カリウムと
ともに水酸化力°リウムで処理することにより、閉環さ
せて式■の求められるベンゾオキサジンを得る (式中、X、Y及びRI、−R4は先に定義したちのを
表わす)。塩基としての水酸化カリウムの使用、好まし
くは炭酸カリウムとの併用は、高収率のベンゾオキサジ
ンが相対的に少量の副産物を含んで得られるため、特に
有利である。該閉環反応に適した溶媒は塩化メチレン等
の極性有機溶媒のグループに見出される。好ましくはト
ルエンを用いる。該反応は一10℃ないし室温で行なう
と、0.5−5時間かかる。
上述のヒドロキシ(3c)アルコキシアニリンの水酸基
活性化及びそれに続く閉環は好ましくは溶媒としてトル
エンを用いて同一容器内工程として行なってもよい。
対応するベンゾチアジンは、対応するイオウアナログを
原料とすること以外は先に述べたのと同様の反応順序に
より得られる。
Xが水素若しくはメチル基を示す化合物■は新規物質で
あり、それらはXがフッ素を示す対応する化合物から、
当該技術分野で既知の方法、例えばそれぞれ室温から還
流温度までの範囲の温度でジメチルホルムアミド中で水
素化ナトリウムで還元するか、または適当な溶媒、例え
ばジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン中でジ
メチル銅リチウム等の金属有機化合物により同様の反応
条件下でメチル化することにより製造してもよい。
プロポキシ置換基ををする原料化合物■からは3−CH
2Z−ベンゾオキサジンが得られるが、イソプロポキシ
置換基を有する化合物■からは2− CH* Z−ベン
ゾオキサジンが得られる。3−CHx Z−ベンゾオキ
サジン及び対応する2−一〇 Hg Z−ベンゾオキサ
ジンは互いのレジオアイソマー(regioisome
r)と言われる。両者は前工程で得られる■及び■の混
合物から同じ反応中に形成されると思われる。
化合物l及び■は両方とも星印で示されている不斉中心
を持つ、ベンゾオキサジン■の製造はラセミ体混合物で
行なうことができるが、好ましくは立体化学的に純粋な
原料化合物■若しくは■が使用される。その場合、該反
応は実質的なラセミ化なしに、若しくはいかなるラセミ
化もなしに進行するため、立体化学的に純粋若しくは実
質的に純粋な弐■のベンゾオキサジンが得られる。
それゆえ本発明の反応は求められる立体化学的配置を持
つ、CHtOH−若しくはCH2Z −1:置換された
ベンゾオキサジン■(及び対応するベンゾチアジン)を
合成する方法を提供するものである。
上述の原料化合物I及び■の製造に対して、それが光学
活性型であることが求められる場合、本発明は、市販さ
れていて必要な場合、光学活性である化合物から始まる
いくつかのほぼキラル性を保存する反応を提供する0表
Iに方法のa−jの反応体の調査を示す。この先例示す
る化合物■及びHについてはZは水素を示すが、Zがフ
ッ素若しくは保護された水酸基を示す化合物についても
該方法は有効である: a、’l、4−ジフルオロー3−ハロニトロベンゼンを
塩基条件下で(R) −1,2−プロパンジオールと反
応させ、(R)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−
ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼン(1)をそのレ
ジオアイソマーである(R)−4−フルオロ−3−ハロ
−2−(1−ヒドロキシイソプロポキシ)ニトロベンゼ
ン(n)と共に得る(但し、ハロはフッ素若しくは塩素
を示し、モル比は約60/40から約70/30である
)。
対応する(S) −1,2−プロパンジオールから始め
る場合は対応する両方の(S)−産物が同様のモル比で
形成される。(R)−若しくは(S)−2−ヒドロキシ
プロパンチオールを用いた場合、それぞれ(R)−及び
(S)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキ
シプロピルチオ)ニトロベンゼンが形成されるがそれら
のレジオアイソマーはできない。
適当な塩基条件は、リチウム、ナトリウム若しくはカリ
ウムの(1−4C)アルコキシド、ブチルリチウム等の
(1−40)アルキルリチウム化合物、水素化ナトリウ
ム等の水素化アルカリ、若しくはトリエチルアミン等の
3級アミンで作られる。適当な溶媒はテトラヒドロフラ
ン若しくはトルエンである。該反応は好ましくは室温か
ら還流温度の間で行なわれる。
本製造工程の間は該化合物のキラル性が保存されるため
、この場合純粋な光学活性原料化合物が使用されれば、
立体化学的に純粋な産物が得られることに注目すべきで
ある。
b、3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノールを
塩基の存在下で(R)−若しくは(S)−2−メチルオ
キシランのいずれかと反応させ(但し、ハロはフッ素若
しくは塩素を示す)、(R)−若しくは(S)−4−フ
ルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)
−二トロベンゼン(1)をそれらのレジオアイソマーで
ある(R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3−ハロ
−2−(1−ヒドロキシイソプロポキシ)ニトロベンゼ
ン(II)とともに約60 / 40 すいし約70/
30のモル比で得る。
キラル性の表示である(R)及び(S)のそれぞれが示
すように、本反応はキラル性を保持して進行していた。
当該(R)−若しくは(S)−オキシランとともに3−
フルオロ−2−ハロ−6−ニトロチオフェノールを用い
る場合は、(R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3
−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロピルチオ)ニトロベ
ンゼンが形成されるが、それらのレジオアイソマーはで
きない。エチルジイソプロピルアミン等のいくつかの塩
基が適当であるが、好ましくは無機塩基が、ラセミ化の
発現が少ないため使用される。適当な無機塩基は水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムである
。該反応は十分極性の高い溶媒、たとえばエタノール等
の中で行なわれるべきであるが、テトラヒドロフランも
適当な溶媒である。好ましくは該反応温度は室温から1
50℃の間であり、より好ましくは該溶媒の沸点である
。該イオウアナログは室温ですでに反応する。
0.3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノールを
無機若しくは有機塩基の存在下で(R)−若しくは(S
)−1−L−2−プロパノールと反応させ(但し、Lは
臭素、ヨウ素若しくはトシル酸等の容易に脱離する原子
若しくは基を意味し、ハロは先に定義したものを示す)
、(R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−
2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼン(1
)をそのレジオアイソマーである(R)−若しくは(S
)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(1−ヒドロキシイ
ソプロポキシ)−二トロベンゼン(n)とともに、約6
0/40ないし約70/30のモル比で得る。
キラル性の表示である(R)及び(S)のそれぞれが示
すよう、本反応は、キラル性を保持して進行していた。
(R)−若しくは(S)−1−L−2−プロパノールの
いずれかとともに3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロ
チオフェノールを用いる場合は(R)−若しくは(S)
−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロ
ピルチオ)ニトロベンゼンが形成されるが、そのレジオ
アイソマーはできない。適当な無機塩基は、たとえば炭
酸カリウムであるが、水酸化物等のカリウム、ナトリウ
ム若しくはリチウムの他の塩基を使用してもよい。該反
応は極性溶媒中、例えばジメチルホルムアミド中で行な
われる。テトラヒドロフラン若しくはジオキサン等の溶
媒と併用した場合のエチルジイソプロピルアミン若しく
はトリエチルアミン等の有機塩基でも良好な結果が得ら
れる。反応温度は室温から還流温度の間、好ましくは1
00℃以下である。
d、3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノール及
び(R)−若しくは(S)−1,2−プロパンジオール
の混合物をトリフェニルホスフィン等の活性化剤の存在
下で、ジエチルアゾジカルボキシレート等のジアルキル
アゾジカルボキシレートと反応させて(いわゆるミツノ
ブ反応)、(R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3
−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベン
ゼン(I)をそのレジオアイソマーであるそれぞれ(S
)−若しくは(R)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(
1−ヒドロキシイソプロポキシ)ニトロベンゼン(If
)とともに得る。
3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロチオフェノールを
(R)−若しくは(S)−1,2−プロパンジオールの
いずれかとともに用いる場合は、それぞれ(R)−若し
くは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒド
ロキシプロピルチオ)ニトロベンゼンがそれらのレジオ
アイソマーであるそれぞれ(S)−若しくは(R)−4
−フルオロ−3−ハロ−2−(1−ヒドロキシイソプロ
ピルチオ)ニトロベンゼンとともに形成される。
いくつかの十分に極性の高い溶媒が使用できるが、テト
ラヒドロフランは好ましい溶媒である。
本製造工程の間は該化合物のキラル性が保存されるため
、この場合、純粋な光学活性原料化合物が使用されれば
、立体化学的に純粋な産物が得られることに注目すべき
である。
記述した反応は、表I中で指定した反応物2の性質によ
り光学的純度が異なることがあるという条件付きで、そ
れぞれが立体化学的に純粋な形態であるレジオアイソマ
ーの混合物をもたらす。中間体レジオアイソマーの分離
は、しかしながら、後回しにしてもよい。該混合物はそ
の後、次のベンゾオキサジン合成に用いられ、3−メチ
ルベンゾオキサジン及び対応する2−メチルベンゾオキ
サジンの混合物を生じさせるが、それらはカラムクロマ
トグラフィー等の通常の物理的方法により容易に分離す
ることができよう。
式■若しくはHの4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒド
ロキシ(3c)アルコキシ)ニトロベンゼンの以下の製
造方法(e、 −j、 )は、しか1ながら、レジオア
イソマーが全く形成されず、イのことが該工程の経済性
にかなり貢献するためC1好ましい。
e、3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノール及
び(R)−若しくは(S) −2−OR’−プロパノー
ル(但し、R′は先に例示したように水酸基保護基を示
す)のいずれかを、ジエチルアゾジカルボキシレート等
のジアルキルアゾジカルボキシレートを併用したトリフ
ェニルホスフィン等の活性化剤の存在下で室温で反応さ
せ(ミツノブ反応)、たとえばDOWEX  50W−
X8−400H”(RTM)等の酸性イオン交換樹脂を
用いて弱酸性条件下で保護基を除去した後、それぞれ(
R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−2−
(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼン(1)を
得るが、そのレジオアイソマーはできない、より酸性の
環境では該レジオアイソマーが発現する。
0■ (e) =IO−CHg  CH−CHzZ舊 OR″ (R)−若しくは(S)−2−OR’−プロパノールと
ともに3−フルオロ−2−へロ−6−二トロチオフエノ
ールを用いる場合は、それぞれ(R)−若しくは(S)
−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロ
ピルチオ)ニトロベンゼンが形成されるが、この場合も
レジオアイソマーはできない。いくつかの十分極性の高
い溶媒を使用してよいが、テトラヒドロフランが好まし
い溶媒である。
本製造工程の間は該化合物のキラル性が保存されるため
、この場合、純粋な光学活性原料化合物が使用されれば
、立体化学的に純粋な産物が得られることに注目すべき
である。
f、e、の産物のレジオアイソマーを得るには、3−フ
ルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノール及び(R)−
若しくは(S)−1−(OR’)−2−プロパノール(
但し、R#は先に例示したように水酸基保護基を示す)
のいずれかの混合物を、ジエチルアゾジカルボキシレー
ト等のジアルキルアゾジカルボキシレートを併用したト
リフェニルホスフィン等の活性化剤の存在下で室温で反
応させ、適当な既知の条件下で保護基を除去した後、そ
れぞれ(S)−若しくは(R)−4−フルオロ−3−ハ
ロ−2−(1−ヒドロキシイソプロポキシ)−二トロベ
ンゼン(I)を得るが、そのレジオアイソマーはできな
い。
nt+ (R)−若しくは(S)−1−OR“−2−プロパノー
ルとともに3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロチオフ
ェノールを用いる場合は、それぞれ(S)−若しくは(
R)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(1−ヒドロキシ
イソプロピルチオ)ニトロベンゼンが形成されるが、こ
の場合もレジオアイソマーはできない。
い(つかの極性溶媒を使用してよいが、テトラヒドロフ
ランが好ましい溶媒である。
本製造工程の間は該化合物のキラル性が保存されるため
、この場合、純粋な光学活性原料化合物が使用されれば
、立体化学的に純粋な産物が得られることに注目すべき
である。
g、3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノールは
無機若しくは有機塩基の存在下で(R)−若しくは(S
)−1−L−2−OR’−プロパン(但し、L及びハロ
はC9で定義したものを示し、R′は先に例示したよう
に該フェノール環境中で安定となるような水酸基保護基
を示す)のいずれかと反応させ、適当な既知の条件下で
該保護基を除去した後、(R)−若しくは(S)−4−
フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ
)−二トロベンゼン(1)を得るが、そのレジオアイソ
マーはできない。
(gl =  L−C1lt  CH−CIIzZ0R
’ (R)−若しくは(S)−1−L−2−OR“プロパン
のいずれかとともに3−フルオロ−2−ハロ−6−ニト
ロチオフェノールを用いる場合は、それぞれ(R)−若
しくは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒ
ドロキシプロピルチオ)ニトロベンゼンが形成されるが
、この場合もレジオアイソマーはできない。
好ましい塩基はエチルジイソプロピルアミンで、ジメチ
ルホルムアミド中、好ましくは80−100℃で用いら
れるが、他の3級アミン及びナトリウム、カリウム及び
リチウムの無機塩基も用いてよい。
いくつかの掻性溶媒を使用してよいが、ジメチルホルム
アミドが好ましい溶媒である。
h、g、の産物のレジオアイソマーを得るには、3−フ
ルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノールは無機若しく
は有機塩基の存在下で、(R)−若しくは(S)−2−
L−1−OR’−プロパン(但し、L及びハロはC0で
定義したものを示し、R’は先に例示したように水酸基
保護基を示す)のいずれかと反応させ、適当な既知の条
件下で該保護基を除去した後、それぞれ、(S)−若し
くは(R)−4−フルオロ−3−ハロ−2− (1−ヒ
ドロキシイソプロポキシ)−二トロベンゼン(11)を
得るが、それらのレジオアイソマーはできない。
し くR)−若しくは(S) −2−L−1−OR’プロパ
ンのいずれかとともに3−フルオロ−2−ハロ−6−ニ
トロチオフェノールを用いる場合は、それぞれ(S)−
若しくは(R)−4−フルオロ−3−ハロ−2− <1
−ヒドロキシイソプロピルチオ)ニトロベンゼンが形成
されるが、この場合もレジオアイソマーはできない。
塩基及び溶媒に関する好ましい反応条件はg。
に記載したとおりである。
i、最も好ましい方法は、しかしながら、a。
に記載したように2.4−ジフルオロ−3−ハロ二トロ
ベンゼンから出発するものであり、これを室温から還流
温度までの間の温度で、(R)〜若しくは(S)−2−
OR’−プロパノール(但し、R#は先に例示したよう
に、水酸基保護基を示し、ハロはフッ素若しくは塩素を
示す)のいずれかと塩基条件下で反応させ、適当な既知
の条件下で保護基を除去した後、それぞれ(R)−若し
くは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−2−(2−ヒド
ロキシプロポキシ)ニトロベンゼン(1)を得るが、レ
ジオアイソマーはできない。
0■ (1)”80  CHt−CI−CIIzZ嘗 OR’ (R)−若しくは(S)−2−OR’−プロパンチオー
ルを用いる場合は、(R)−若しくは(S)−4−フル
オロ−3−ハロ−2−(2−ヒドロキシプロピルチオ)
ニトロベンゼンを得る。
適当な塩基条件はa、で例示したとおりである。
水酸化カリウム若しくは炭酸カリウム等の廉価な無機塩
基、好ましくは両者の混合物を用いて、非常に良好な結
果が得られ、90%以上の収率となる。”N(C4Hs
)s−H2O2等の相転移触媒が有効と思われる。適当
な溶媒はテトラヒドロフラン及び好ましくはトルエンで
あるが、他の溶媒も使用してよい。該水酸基保護基の除
去は、たとえばメタノール中の保護された該化合物の溶
液をDOWEX  50W−X8−400H′″(RT
M)等の強酸性イオン交換樹脂に接触させることにより
行なうことができる。
本製造工程の間は該化合物のキラル性が保存されるため
、本方法は純粋な光学活性プロパツール誘導体から出発
する立体化学的に純粋な産物の製造において最も有利で
あるということに注目すべきである。
j、  i、の方法に類似して、i、の化合物のレジオ
アイソマー、すなわち(R)−若しくは(S)−4−フ
ルオロ−3−ハロ−2−(1−ヒドロキシイソプロポキ
シ)ニトロベンゼン(n)が、それぞれ(R)−若しく
は(S) −t−OR’−2−プロパノールを用いて、
限定的に得られる。
対応するチオールを用いる場合(方法i、に類イ以)は
、(R)−若しくは(S)−4−フルオロ−3−ハロ−
2−(1−ヒドロキシイソプロピルチオ)ニトロベンゼ
ンが得られる。
i、及びj、の方法で原料化合物として2.4−ジフル
オロ−3−ハロニトロベンゼンを用いる場合には、起き
たとしても非常にわずかな量しか4−フルオロの置換が
起こらないことに注目すべきである。この選択性が、さ
らに本方法の経済性に寄与する。
a、−j、に述べた方法は同時に、対応する光学活性の
3−Z−IF換棒体プロポキシ化合物び3−z−1換体
イソプロポキシ化合物(及びそれらのイオウアナログ)
 (但し、Zはフッ素若しくは保護された水酸基を示す
)を、原料化合物としてそれぞれ表1の反応体2に記載
した化合物(但し、Zはフッ素若しくは保護された水酸
基を示し、R“は水酸基保護体、Lは先に例示した脱離
基を示す)を用いて製造するのに適している。該反応が
レジオアイソマーの混合物を供給する場合、それらの比
率は、特にオキシランを方法す、のように使用する場合
には、Zの電気陰性度に依存する。キラル性の保存及び
レジオアイソマーの発現に関しての、種々の原料化合物
製造法の結果を表Iに要約する。
得られたZで置換された化合物から一1先に述べた本発
明の方法を用いて、光学活性体2−CH2Z−及び3−
CH2Z−ベンゾオキサジン及び対応するベンゾチアジ
ンが得られる。
一般式■の(R)−及び(S)−7−フルオロ−8−X
−3,4−ジl:、)’o−2H−(1,4]ベンゾオ
キサジン(但し、置換基R’−R’のうち1個はCH2
0H若しくはCH2Zで、それ以外は水素であり、Zは
水素、フッ累若しくは保護された水酸基を示し、Xはフ
ッ素、塩素、メチル基若しくは水素を示すが但しR3及
びR4の両方が水素を示すベンゾオキサジンではXがメ
チル基若しくは水素を示す)及び対応するベンゾチアジ
ンは新規化合物である。
本発明により製造される光学活性の置換されたベンゾオ
キサジン及びベンゾチアジンは有用な化合物である。こ
のグループの代表的化合物は、(S)−オフロキサシン
(式■)等の重要な抗菌性キノリン類を含むピリドベン
ゾオキサジン及びピリドベンゾチアジンを製造する既知
の方法における原料化合物となる。
ピリドベンゾオキサジン及びピリドベンゾチアジンの製
造に適したこれまでの技法はしばしばラセミ体の原料化
合物を用いるため、光学活性の最終産物が求められる場
合には分割工程が避けられないものであるのに対して、
本方法は相対的に安価で、それ自身がすでに光学的に純
粋か若しくは少なくとも実質的に純粋であり、既知の方
法のうちそのキラル性が保存されるその後の工程でもそ
のまま純粋であり続ける原料化合物を供給するため、本
発明は高価な分割工程のない方法を提供するものである
。最も好ましい態様では、結果としてできる産物中に他
の立体異性体は2%以下しか検出できないであろう。
それゆえ本発明の他の一面により、光学活性とリドベン
ゾオキサジン及びピリドベンゾチアジンは本発明により
得られ、特に求められる光学活性最終産物を得るのに必
要な立体化学的配置により特徴付けられるベンゾオキサ
ジン及びベンゾチアジンから、それ自体既知の方法によ
り製造される。
これらの産物は(R)−及び(S)−10−A−9−フ
ルオロ−2,3−ジヒドロ−2(若しくは、3)−CH
!Z−7−オキソ−7H−ピリド(1,2,3−de)
  (1,4)ベンゾオキサジン−6−カルボン酸及び
対応するイオウアナログのグループに属し、このグルー
プは式■によって表わされる。
(式中、R1、RZ 、 R′l若L<&;!R’のう
ち1個はCH2Z若しくはCH,OHを示し、それ以外
のRは水素を示す。AはX若しくはNQ’Q”を示すが
、但し、X、Y及びZは先に定義したものを示し、Ql
及びQ!は同−若しくは異なっており、水素若しくは(
1−6G)アルキル基のいずれかを示す(但し、Ql及
びQtの両方とも水素を示すということはない)か、あ
るいはQl及びQ2の両者で、l若しくは2個の窒素環
内原子かつ/又は1個の酸素環内原子を含み、(1−4
C)アルキル基によって置換されることもある(3−7
0)へテロ環を形成する)。適当なヘテロ環はピペラジ
ン、1−メチルピペラジン、ピロリジン、2−若しくは
3−メチルピロリジン及びイミダゾールである。
A及びRI  Raが先に定義したものを示すが、但し
R″及びR4の両方が水素を示すピリドベンゾオキサジ
ンにおいてはAがメチル基若しくは水素を示す式Vの化
合物は新規化合物である。
本発明により得られる弐■のペンゾオキサジン及びベン
ゾチアジンからこれらの化合物を製造するのに適当な当
技術分野において既知の方法は以下の工程を含む: a、該ベンゾオキサジン若しくはベンゾチアジンのジ(
1−6C)アルキル(好ましくはジエチル)エトキシメ
チレンマロネートとの反応、b、ひき続いて酸の存在下
での閉環、 C1得られた式■のエチルエステルの加水分解NHQ’
Q”による任意の置換。
10−クロロ−ピリドベンゾチアジンが置換される場合
には、イオウを最初にスルフオキシド若しくはスルホン
に酸化し、置換反応後に再び還元するべきである。
表■に示すような驚くべき抗菌活性を示す化合物は本発
明により製造される新規ピリドベンゾチアジンに属し、
その活性はオフロキサシンの抗菌活性と同等若しくはわ
ずかに劣るものである。それらは脳血液関門を通過でき
ないという付加的利点を持つ。
(式中、R’ 、R’ 、R’ 、R’ 、X及びye
t対応するカルボン酸について先に定義したものを示す
)、 d、得られたカルボン酸の10−フッ素原子の、Ql及
びQ2が先に定義したものを示すアミンGBR2379
0は(S)−オフロキサシンである(S)−9−フルオ
ロ−3−メチル−10−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド(
1,2゜3−de)  (1、4)ベンゾチアジン−6
−カルボン酸の環内酸素圧そが環内イオウ原子で置換さ
れたものである。
MIC=最少阻害濃度(■/1) MBC=最少殺菌濃度(mg/ 1 )各アッセイは2
回ずつ行なった。
ラセミ体のGBR23790はE PO165375に
より既知である(表■中の化合物史))。上記の表■中
の細菌1.2及び4に対するそれのMIC値は、それぞ
れ0.78.0.78及び50である。
該ラセミ体物質は見かけ上はるかに効力が低い。
本発明のさらに別の一面により、本発明で得られる式V
のピリドベンゾオキサジン若しくは対応するピリドベン
ゾチアジンの治療上有用な代表物、特に光学活性である
(S)−オフロキサシン及びその医薬上許容しつる塩は
、医薬用組成物の製造において抗菌上有効な量で使用さ
れる。
これらの化合物は単独で投与することができるが、通常
、指定の投与経路及び標準的医薬慣例について選択され
た医薬上許容しうる希釈剤若しくはキャリアーとの混合
物として投与されると思われる。たとえば、それらはで
んぷん若しくはラクトース等の賦形剤を含む錠剤の形態
、若しくは単独あるいは賦形剤との混合物のカプセル剤
、若しくは香料あるいは着色剤を含むエリキシル剤若し
くは懸濁液の形態のいずれかで経口投与することができ
る。該化合物は非経口、筋肉内、静脈内若しくは皮下投
与に適した組成物中に含有させることができる。非経口
投与において、それらは他の溶質、たとえば該溶液を等
張にするのに十分な塩若しくはグルコースを含むことが
できる無菌水溶液の形態で使用するのが最良である。
以下の実施例は実例として挙げるものであり、本発明を
限定するものと解釈すべきではない。
呈」1阻 通常、NMRスペクトルはプルツカ−AM360MHz
分光光度計で測定した。場合によりプルツカ−AM60
0M1lz分光光度計を使用した。
(R)−2,2,2−1−リフルオロ−1−(9−アン
スリル)エタノールを、光学純度のNMRスペクトル測
定のために、好ましくは253°にで導入した。
光学活性の(3c)−原料化合物は(R)−乳酸イツブ
チル、(S)−乳酸エチル及び(R) −2,3−イソ
プロピリデンジオキシ−1−プロパノール(R−ツルケ
タール)より周知の方法を用いて製造した。(R)−及
び(S)−プロピレンオキサイド及び(R)−2,3−
イソプロピリデンジオキシ−1−プロパノールもそのま
ま使用した。
これらの化合物はすべて購入可能であった。
通常、反応は乾燥N2の通気下で行なわれた。
命名法に関して、置換されたl−メチルエトキシ基の別
名である置換されたイソプロポキシ基を導入した。たと
えば、3,4−ジフルオロ−2−(1−ヒドロキシイソ
プロポキシ)ニトロベンゼンという名称は、3.4−ジ
フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ
)ニトロベンゼンに対して使用される。
実施例1 50LIIIlのテトラヒドロフラン中11.4 gの
(R)−1,2−プロパンジオールの溶液を、0℃で撹
拌下’75m1のテトラヒドロフラン中1.8gの水素
化ナトリウムの懸濁液に加えた。ナトリウム塩の油状沈
殿が形成された。20分間の撹拌の後、該反応混液を一
40℃まで冷却し、75m lのテトラヒドロフラン中
13.28 gの2.3.4−トリフルオロニトロベン
ゼンの溶液を加えた。
−40℃で1時間及び0℃で1時間反応させた後、該反
応混液を蒸発乾固させ、残渣をジエチルエーテルに溶解
し、該溶液を水で洗浄した。該エーテル層を無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥させ、濾過後、減圧留去した。該残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけた(展開
液ニジエチルエーテル/ヘキサン: 1/1)。該産物
である1 0.3 gの油状物質は標題化合物の3:2
混合物と判明した。
収率:59%。該混合物は〔α]  =+28.8゜(
C=2、CHCj2 s)であり、実施例2においてそ
のまま使用した。
’HN?JR(CDCj!、、 ppm)主化合物:デ
ルタ=1.26(6,3H)、  2.66(br、s
、  IH)、  4.11及び4.39(2x m、
 2H)、  4゜23(m、 IH)、  7.02
(m、 IH)。
7.74(m、 IH)。
副化合物:デルタ=1.40(d、 3H)、  2.
66(br、s。
IH)、  3.80(m、 2H)、  4.7Nm
、 1N)、  7.02(m。
IH)、  7.72(m、 IH)。
実施例2 ロ  パ ニ ロベンゼゝ 実施例1で述べた混合物14.67gを250m lの
無水ジエチルエーテルに溶解したものに、12.0I1
11のトリエチルアミンを加えた。光混合液に75m1
の無水ジエチルエーテル中7.44 gのメタンスルホ
ニルクロライドを15ないし20℃の間の温度を維持し
ながら攪拌上滴下混合した。
0.5時間の攪拌の後、シリカゲルの上のTLC(ヘキ
サン/ジエチルエーテル: 2/3)により明らかであ
るように転化が完了し、水を加えた。
該有機層を分離し、水で5回洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥させた。
該有機溶液をその後濾過し、減圧留去して、標題化合物
の3=2混合物19.3gを得た。収率:98.5%。
当メシレート混合物は実施例3においてそのまま使用し
た。
バ  パ    二1 ゛ 実施例2で製造した混合物18.7gを60111の無
水エタノールに溶解したものに、3gの10%Pd/C
を加え、該混合液を20−25℃で攪拌しなからH2で
飽和させた。必要量のH2が吸収された後、該反応混液
をハイフロ(RTM)で濾過し濾液を濃縮した。残渣を
ジエチルエーテルに溶解し、該エーテル溶液を水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過後、減圧留去
した。
収量は標題化合物の3=2混合物が16.3 gであっ
た(96%)。5混合物は実施例4においてそのまま使
用した。
オキサジン 実施例3で製造した混合物16.02 gを500m 
IIの無水テトラヒドロフランに溶解した溶液に、14
、2 gのカリウムter t−ブトキサイドを少量ず
つ攪拌しながら加えた。温度を20−25℃に維持して
、該反応混液を30分間攪拌した。次に、該混合液を蒸
発乾固し、残渣を水及びジエチルエーテルの1:1混合
液に溶解した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウム上で乾燥させた後、濾過し、留去した。酸油
状残渣(10g)は2産物を含み、それらをシリカゲル
のカラムクロマトグラフィーにより分離した(展開液ニ
ジエチルエーテル/ヘキサン; 1/1)。主産物を含
む分画を合わせ留去して、3.5gの(S)−7゜8−
ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−(
1,4)ベンゾオキサジンを得た。収率:33%、 (
,12)  =−6,3° (c = 2.1、CHC
l5)。当座物には2%以下の(R)−異性体が混入し
ていた。
菖HNMR(CDC123,ppm)  デルり=1.
19(d、 3H)。
3.50(Dl、 IH)、  3.79及び4.28
(2x dd、 IH)。
6.25(+s、 III)、  6.54(m、 1
8)。
ジヒドロ−2−メチル−2H−(1,43ベンゾオキサ
ジン 実施例4の副産物を含有する分画を合わせ蒸発乾固して
、2.6gの(R)−7,8−ジフルオロ−3,4−ジ
ヒドロ−2−メチル−2H−(1゜4〕ベンゾオキサジ
ンを得た。収率:25%。
〔α)  =+37.7° (C=2.33、CHCf
 、)。
ひ 光学純度はNMRスペクトル分析により示され、99.
0%以上であった。該NMRスペクトルは、先に2. 
3−ジフルオロ−6−ニトロフェノールを140℃で(
R)−プロピレンオキサイド及びエチルジイソプロピル
アミンで転化して製造した(R)−7,8−ジフルオロ
−3,4−ジヒドロ−2−メチル−2H−(1,4)ベ
ンゾオキサジンのものと同等であった。通常の処理の後
、(R)−3,4−ジフルオロ−2−(2−ヒドロキシ
プロポキシ)ニトロベンゼン及び(R)−3,4−ジフ
ルオロ−2−(1−ヒドロキシイソプロポキシ)ニトロ
ベンゼンの3=2混合物を得た。該混合物をそのままメ
シル化し、還元し、環化した後、実施例2.3及び4に
述べたように最終的に分離した。
’HN!JR(CDC1’3.2gm> デルタ=1.
42(d、 3H)。
3.10及び3.36(2X dd、  2H)、  
3.26(br、s、  IH)。
4.28(m、  IH)、  6.28(m、  1
B)、  6゜54(m、  IH)。
実施例6 実施例4で製造したそのままの(S)−(−)−7,8
−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−3−メチル−28−
C1,4]ベンゾオキサジン2.66g及びジエチルエ
トキシメチレンマロネー)3.11gの混合物を窒素ガ
ス下で撹拌し、140−145℃で2時間加熱した。冷
却後20gのポリリン酸エチルを加え、該混合物を再び
140−145℃で1時間加熱した。冷却後核反応混合
物を氷水中に注入し、クロロホルムで3回抽出した。収
集した有機層を5%炭酸ナトリウム溶液及び水で洗浄し
た。
該有機層を無水硫酸す) IJウム上で乾燥させ、濾過
した後、蒸留乾固した。残渣にジエチルエーテルを加え
、結晶状物質を濾取し、洗浄し乾燥させて、3.1gの
標題産物を得た(70%)。M、p。
254−255℃。〔α)  =−64,8° (c=
0925、酢酸)。
IHNMR(CF、C00D、 ppm)デルタ= 1
.19 (tr、 3H) 。
1.44(d、 3)1)、  4.38(m、 4H
)、  4.84(m、 IH)。
7.75(dd、 LH)、  8.97(s、 IH
)。
実施例7 (S) −(−)−9,10−ジフルオロ−2゜3−ジ
ヒドロ−3−メチル−7−オキソ−78−ピリド(1,
2,3−de)  (1,4)ベンゾオキサジン−6−
カルボン酸エチル3.2g、酢酸32m1及び濃塩酸8
mlの混合液を還流温度で3時間加熱した。5℃に冷却
した後、沈殿した結晶を濾取し、水、エタノール及びジ
エチルエーテルで連続して洗浄した。
乾燥した後、2.64 gの標題産物を得た。収率(c
=1.0、DMSO)。
’HNMR(CF3GOOD、 ppm)デルタ=1.
46(d、 38)。
4.38(ABq、  2H)、  4.85(Il、
  IH)、 7.75(dd、  1ll)。
9.04(s、  IH)。
150+++j2のジエチルエーテル中1.41gの(
S)−(−)−9,10−ジフルオロ−2,3−ジヒド
ロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1,2,
3−de)(1,4)ベンゾオキサジン−ローカルポン
酸の懸濁液に7 tanのBF。
エーテラートを室温で攪拌しながら滴下混合した。
該反応混液を、5時間攪拌した後、沈殿を吸引回収し、
ジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥した。
得られたキレートを15+nj7の乾燥ジメチルスルホ
キサイドに溶解し、該溶液に1.42m1のトリエチル
アミン及び0.8gのN−メチルピペラジンを加えた。
該混合液を室温で18時間撹拌した後、減圧下濃縮乾固
した。残渣をジエチルエーテルで処理し、メタノール4
0mj!及びトリエチルアミン1.42mj7に溶解し
、該溶液を還流温度で24時間加熱した。冷却後、該反
応混液を濃縮乾固し、残渣を50mj’の10%塩酸に
溶解し、該溶液をクロロホルムで3回抽出した。水層を
分離し、4N水酸化ナトリウムでpH=11に調整した
後、lN塩酸でpH=7.3に調整した。該溶液を20
0m1のクロロホルムで3回抽出し、抽出液を無水硫酸
ナトリウム上で乾燥し、濾過した後、濃縮乾固した。得
られた粉末をエタノール−ジエチルエーテルから再結晶
して、1.0gの標題産物を得た。収率:55%。M、
p、 240−245℃。
(分解)。〔α)  =−77,8° (C=0.2、
口 0.05N  Na0H)。
実JL(糺1 6IIllのピリジンに溶解した1、 15 gの(S
)−(−)−9,10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ
−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1,2,3
−de)  (1,4)ベンゾオキサジン−6−カルボ
ン酸に1.2gのN−メチルビペラジンを加えた。次に
該混合液を攪拌しながら120℃で10時間加熱した。
冷却後、実施例8で述べたように後処理を行なった。
この場合では、該クロロホルム抽出層を留去して得た残
渣にジエチルエーテルを加えた。このようにして形成さ
れた結晶状物質を濾取し、洗浄及び乾燥後、1.3gの
粗動質を得た。イソプロパツールからの再結晶により1
.1gの標題産物を得た。
収率:14.3%。〔α)”  =−78,1° (c
=0.2.0.05N  NaOH)aM、p、225
−226℃。
’HNMR(CDCj2 s、 ppm)デルタ=1.
62(d、 3H)。
2.38(s、  3H)、  2.58(br、s、
  411)、  3.41(m、  4H)。
4.44(ABq、  2H)、  4.59(m、 
 1ll)、  7.67(d、  11()。
8.65(煽、  IH)。
実施例5で製造したままの(R)−(+)−7゜8−ジ
フルオロ−3,4−ジヒドロ−2−メチル2H−(1,
4)ベンゾオキサジン1.00gの混合物を実施例6で
述べた条件下で1.16 gのジエチルエトキシメチレ
ンマロネートと反応させ、後処理をそこで報告したよう
に行なった。
1.3gの標題産物が単離された。
収率ニア8%、 M、p、 254−255℃。
〔α)   =−88,4° (c=0.16、CHC
l5  )−’HNMR(CF3cOOD、 ppm、
)デルタ=1.16(tr、3H)。
1.39(d、 3H)、  4.20及び4.58(
2x dd、 211)。
4.33(q、  28)、  4.42(+*、  
LH)、  7.69(dd、  1)1)。
8.84(5,IN)。
’II NMR(CF3cOOD、 ppm)デルタ=
1.46(d、 3H)。
4.28及び4.67(dd、 d、 28)、 4.
49(m、 1ll)、 7.76(m、  IH)、
  8.79(s、  l1l)。
2.8gの(R)−C−”)−9,10−ジフルオロ−
2,3−ジヒドロ−2−メチルーフ−オキソ−7H−ピ
リド(1,2,3−de)  (1,4)ベンゾオキサ
ジン−6−カルボン酸エチルを実施例7で述べたように
28mj!の酢酸及び? +sJ!の濃塩酸で処理した
通常の処理の後、2.2gの標題産物を得た。
収率:87%、 M、p、 278−280℃。
〔α)  =−56,4°(c=0.2、CHCl1.
)。
10.4mj!のピリジン中2.0gの(R)−(−)
−9,10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−2−メチ
ル−7−オキソ−7H−ピリド(1,2゜3−da) 
 (1,4)ベンゾオキサジン−6−カルボン酸及び2
.1gのN−メチルビペラジンの混合液を還流温度で6
時間加熱した。冷却後、該反応混液を蒸発乾固し、残渣
に水を加えて、得られた結晶状産物を水及びエタノール
で洗浄した。
その後の精製は該粗度物を希水酸化ナトリウムに溶解し
て行ない、結晶化はIN塩酸をpH=7.3まで加える
ことにより誘導した。該結晶を濾取し、洗浄及び乾燥し
て2.2gの標題化合物を得た。収率:85%。M、p
、 295℃(dec) 、 (α〕 =−46,9°
(c=0.29、Q、 Q 5 N、 NaOH)。
’tl N?JR(CDC13,ppm)デルタ=1.
63(d、 3H)。
2.49(S、 2tl)、  2.72(br、s、
 4H)、  3.49(br、s。
4H)、  4゜06及び4.33(2X dd、 2
H)、  4.48(m。
1tl)、  7.72(d、 IH)、  8.58
(s、 IH)。
実施例13 25m1のテトラヒドロフランに溶解した7、6gの(
S)−1,2−プロパンジオールを50m lのテトラ
ヒドロフランに懸濁した1、2gの水素化ナトリウムに
加え、金属化の後、25IT11のテトラヒドロフラン
中8.85 gの2.3.4−トリフルオロニトロベン
ゼンヲ加エタ。
反応及び後処理条件はどちらも実施例1で述べたものと
同様であった。
カラムクロマトグラフィーによる精製の後、標題異性体
の3=2混合物から成る油状産物8gを得た。該混合物
は〔α)  =−29,3° (c=2.09、CHC
fi)であった。両異性体はNMRによる確認により光
学的に純粋であることが判明した。
’II NMR(CDCI! !、ppm)主化合物:
デルタ=1.26(d、 3)+)、  4.12及び
4.38(2x m、 2)1)、 4.22(m、 
IH)、  7.02(m、 IH)、  7.72(
n+、 11)。
副化合物:デルタ=1.40(d、 3H)、3.77
(m、 2H)。
4.70(m、 IH)、  7.02(m、 IH)
、  77−68(+ 1ll)。
さらに、1.3gのわずかに不純な(S)−1゜2−ビ
ス(2,3−ジフルオロ−6−ニトロフェノキシ)プロ
パンが単離された。
’tl NMR(CDC12i、pPII+)デルタ=
1.53(d、 3+1)。
4.38 and 4.6H2x +s、 2/ll)
、 4.99(m、 IH)、 7.01(s、 IH
)、  7.67(m、 IH)。
オキシプロポキシ)ニトロベンゼン び(S)−−パ°
 ルロー −−パル パ 200mj!のジエチルエーテル中11.1gの実施例
13で述べた混合物及び9.2mfのトリエチルアミン
を実施例2で述べたように、5011Ilのジエチルエ
ーテルで希釈した5、7gのメタンスルホニルクロライ
ドで処理した。
通常の後処理の後、標題化合物の3;2混合物14、3
 gが単離された。収率:100%。該混合物は(α)
  =+27.1’  (c=1.64、CHCj!i
)で、そのまま実施例15で使用した。
’HNMR(CDCI23.ppm)主化合物:デルタ
=1.53(d、 3H)、  3.07(s、 38
)、 4.38(s、 2H)。
5.13(m、  IH)、   7.10(ロー、 
 IH)、   7.74(m、  11冒)。
副化合物:デルタ=1.47(d、 3H)、 3.0
3(s、 3)1)。
4.38(m、 2)1)、4.83(m、 l1l)
、 7.10(n+、 IH)、 7.74(s、 I
H)。
オキシプロポキシ)アニリン び(S)−3,4−ジ 
ル ロー −−シル  シ ゛ ロ実絶倒14で製造し
た混合物14.0 gを200I11の無水エタノール
に溶解したものに3gの10%Pd/Cを加え、該混合
液を勢いよ(攪拌しなから20−25℃でH2で飽和さ
せた。
必要量のH2が吸収された後、該反応混液を実施例3に
従って処理した。
標題化合物の混合物11.9gが単離された。収率:9
4%。該混合物をそのまま実施例16に使用した。
オキサジン 10gのカリウムtert−ブトキサイドを攪拌しなが
ら少量ずつ、実施例15で製造した混合物11.24g
を300mff1(7)無水テトラヒドロフランに溶解
したものに加えた。
実施例4の後処理の後、1.5gの標題産物が光学的に
純粋な形態で得られた(1%以下のエナンチオマーがN
MRにより検出された)。収率:20%。〔α)  =
+6.7° (c=1.79、CHCj23)。
該NMRスペクトルは実施例4のものと同等であった。
オキサジン 実施例16の副産物を含有する分画を回収し、留去して
、NMR分光法により示された光学的に純粋な(S)−
7,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2−メチル−
2H−(1,4)ベンゾオキサジン1.15 gを得た
。収率:15%〔α)”=−38,3° (C=1.9
1、CHClz)−該NMRスペクトルは実施例5のも
のと同等であった・ べゝ1 本反応は実施例6で述べた方法に従って、縮合反応につ
いては1.35gの(R)−C十)−7゜8−ジフルオ
ロ−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−(1,4)
ベンゾオキサジン及び1.58gのジエチルエトキシメ
チレンマロネートから、また閉環反応については10g
のポリリン酸エチルから出発して行なった。
1.38gの標題化合物が得られた。
収率:6)%。
〔α)  =+67.8℃(c=0.24、酢酸)。
’HNMR(CFsCOOD、 ppm)デルタ=1.
21(tr、3)1)。
1.47(d、 3)1)、  4.4Hm、 48)
、  4.88(m、 1tl)。
7.78(tr、 IH) 、  9.00(s、 1
ll) 。
−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピ1.3
gの(R)−(+)−9,10−ジフルオロ−2,3−
ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1
,2,3−de)  (1,4)ベンゾオキサジン−6
−カルボン酸エチル、13m1の酢酸及び3.25m7
!の濃塩酸の混合液を還流温度で3時間加熱した。
0℃まで冷却した後、結晶を濾取し、水、エタノール及
びジエチルエーテルで連続して洗浄した。
乾燥後、1.05 gの標題化合物が得られた。収率:
89%。台、p、>3oo℃。(α)  =+64.0
゜(c=0.2、DMSO)  。
’HNMR(CFiCOO口+ ppm)デルタ=1.
53(d、 3H)。
4.46(ABq、  28)、  4.74(m、 
 LH)、  7.84(tr、IH)。
9.13(s、  III)。
±ヱ奴 0、95 gの(R)−(+)−9,10−ジフルオロ
−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−
ピリド(1,2,3−de)  (1,4)ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸、5llのピリジン及び1.0
gのN−メチルピペラジンの混合液を還流温度で8時間
攪拌した。
冷却後、該反応混液を実施例8に述べたように処理した
該残渣にジエチルエーテルを加え、得られた固体物質を
濾取し洗浄した。該粗度物をイソプロパツールから再結
晶して、1.0gの標題化合物を得た。
収率:82%。門、p、 224℃。
(α)  =+78.3°(c=0.2.0.05N 
Na0H)。
’II NMR(CDC13,ppm)デルタ=1.6
3(d、 3)1)。
2.39(s、 3H)、  2.58(br、s、 
411)、 3.43(M、 4H)。
4.44(ABq、 211)、  4.62(m、 
LH)、7.64(d、 1ll)。
8.67(s、 IH)。
スm上 (S)−(+)−9,to−ジフルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−2−メチル−7−オキソ−7H−ビ1.0gの(
S)−(+)−1,8−ジフルオつ−2,3−ジヒドロ
−2−メチル−48−(1゜4〕ベンゾオキサジンから
出発して実施例10に述べた方法に従った。
ジエチルエーテルを加えて、1.3gの標題化合物を得
た。
収率ニア8%。tq、p、 252−253℃。
〔α〕=−i−89.2  (c=0.2、CHCl 
3)。
’HNMR(CF3cOO[l、 ppm)デルタ=1
.25(tr。
3H)、  1.48(d、  3)1)、  4.3
0及び4.67(dd、  6゜2H)、  4.42
(Q、 28)、 4.52(m、 1tl)、 7.
78(tr。
IH)、  8.93(s、  IH)。
実施例22 ジン−6−カルボン酸 1、25 gの(S)−(+)−9,l O−ジフルオ
ロ−2,3−ジヒドロ−2−メチル−7−オキソ−7H
−ピリド(1,2,3−de)  (1,4)ベンゾオ
キサジン−6−カルボン酸エチルを加水分解し、実施例
11に従って処理した。0.93gの標題産物が得られ
た。収率:82%。n、p。
288−289℃。〔α)  =+65.3@ (c=
0115、CHCj!s)。
ぎ!I NMR(CF3cOOD、 ppm)デルタ=
1.43(d、 3)1)。
4.26及び4.64(dd、d、 2H)、 4.4
7(m、 IH)、  7.74(dd、 IH)、 
 8.96(s、 l1l)。
0、84 gの(S)−(+)−9,10−ジフルオロ
−2,3−ジヒドロ−2−メチル−7−オキソ−7H−
とリド(1,2,3−da)  (1,4)ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸、4.:3nj’のピリジン及
び0.85 gのN−メチルピペラジンの混合液を撹拌
しながら還流温度で8時間加熱した。
冷却後、該反応混液を実施例12に述べたように処理し
た。
0.9gの標題産物が単離された。
収率:83%。M、9.293−295℃。
〔α〕=・←46.4° (c=0.19.0.05 
NNa0H)。
’HNMR(Dzo、 1ON Na0D 1滴、 p
pm)デルタ=1.30(6,3H)、  2.09(
s、 3)()、 2.35(br、s、 48)。
3.00(hr、s、 4H)、 3.64(tr、 
1tl)、  4.09(m、 2H)。
6.94(d、 IH)、 7.97(s、 LH)。
実施例24 50mj7のテトラヒドロフラン中15.69 gジエ
チルアゾジカルボキシレートの溶液を250m1のテト
ラヒドロフラン中12.29 gの2.3−ジフルオロ
−6−ニトロフェノール、11.25gの(S)−2−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−1−プロパノー
ル及び23.68 gのトリフェニルホスフィンの溶液
に徐々に加えた。水浴中で冷却することにより温度を2
5℃に維持しつつ、該添加を1.75時間後に完了した
。該反応混液を室温で一晩攪拌した。次に溶媒を留去し
、残渣をジエチルエーテル及び石油エーテル(40−6
0)の1:1混合物で処理した。固体を濾過分離し、該
溶液を0.IN水酸化ナトリウムで4回、食塩水及び水
で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮
して34.93 gの粗度物を得た。該物質をシリカゲ
ルカラムのクロマトグラフィーにかけた(展開液:トル
エン/アセトン: 9/1)。
標題産物を含有する分画を集め、蒸発乾固した。
15、64 gの標題化合物が得られた。収率ニア0%
。〔α)  =−13,9°(c=1.2、CHCj!
3)。
該産物はジアステレオマーの3:2混合物であることが
判明した。
’HNMR(CDCIls、I)pH)主化合物、デル
タ=1.33(d、 38)、  1.5−1.9(m
、 6H)、 3.49及び3.88(2x  s、 
 2H)、  4.1−4.4(11+、  3H)、
   4.79(tr、  IH)。
6.98(m、  IH)、  7.65(m、  I
H)。
副化合物、デルタ=1.28(d、 38)、  1.
5−1.9(−6)1)、  3.49及び3.88(
2x m、 2H)、  4.1−4.4(m。
3)1)、  4.73(tr、  IH)、  6.
98(m、 II()、  7.65(w。
1B)。
した。残渣として得られた2、3gの油状産物(収率1
00%)をそのまま実施例26で使用した。
該産物は(α)  =−3,9° (c = 2.3、
CHII、)であった。
’HNMR(CDCj!、+、 ppm)デルタ=1.
26(a、 3H)。
2.73(br、 !!、 IH)、  4.12及び
4.39(2x m、 2H)。
4.23(m、  1B)、  7.03(m、  1
)1)、  7.74(m、  IH)。
60−lのメタノール中3.3gのダウエックス50W
−X8−400H”  (RTM)イオン交換樹脂の懸
濁液に3.3gの(S)−(−)−3,4−ジフルオロ
−2−(2−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロ
ポキシコニトロベンゼンを攪拌しながら加えた。
室温で40分間反応させた後、該イオン交換樹脂を濾取
し、濾液を蒸発乾固した。残渣をジエチルエーテルに溶
解し、該溶液を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾
燥させ、濾過して減圧濃縮10mj!のジエチルエーテ
ル中1.15 gメタンスルホニルクロライドの溶液を
、温度を15−20℃内に保ちなから50IIIlのジ
エチルエーテル中2.2gの(S) −3,4−ジフル
オロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼ
ン及び1.5gのトリエチルアミンの攪拌上溶液に加え
た。
30分後、該反応混液を通常方法で処理した(実施例2
)。
3.4gの標題産物が得られた。収率100%。
これをさらに精製することな〈実施例27で使用した。
該産物は〔α)  =−2,5° (c=2.0、CH
Cj!:+)であった。
’HNMR(CDCfs、p9ea)デルタ=1.55
(d、 3H)。
3.08(s、  3B)、  4.37(m、 21
1)、  5.13(m+  18)。
7.09(鋼、  IH)、  7.73(m、  I
B)。
60valtの無水エタノール中3.3g(S)−(−
)−3,4−ジフルオロ−2−(2−メシルオキシプロ
ポキシ)ニトロベンゼンの溶液を0.2gの10%Pd
/C及び水素で還元し、該反応混液を実施例3に従って
処理した。
収量は油状物質が2.6gであった(100%)。
該産物は〔α)=−3,5° (C=2、CHCj!s
)であり、そのまま実施例28に使用した。
’HNMR(CDCj!、、 ppm)デルタ=1.4
7(d、 3)1)。
3.09(s、 3H)、  4.17(+m、 2H
)、  5.15(m、 18)。
6.43(−、IH)、  6.73(m、 IH)。
実I■LLl オキサジン 80a+1の無水テトラヒドロフラン中2.5gの(S
)−(−)−3,4−ジフルオロ−2−(2−メシルオ
キシプロポキシ)アニリンに2.3gのカリウムter
 t−ブトキサイドを加えて環化し、実施例4に述べた
ように処理した。
残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精
製しく展開液二石油エーテル(4〇−60)/ジエチル
エーテル: 3/2) 、0.6 gの標題産物を得た
。収率37.5%。〔α)=+8.7”(c=2.0、
CHCJ3)。該産物はNMRにより確認されるように
光学的に純粋であることが判明し、痕跡量の2−アリル
オキシ−3,4−ジフルオロアニリンが混在した。
’II NMR(CDC13,I)l)II)デルタ=
1.20(d、 3H)。
3.51軸、 III)、  3.78 and 4.
27(2x ta、 2H)。
6.26(m、 1B)、  6.56(n+、 1l
l)。
上記の反応を3.0gの(S)−3,4−ジフルオロ−
2−(2−メシルオキシプロポキシ)アニリンを原料と
して反復した。該残渣をシリカゲルのクロマトグラフィ
ーにより精製しく展開液:石油エーテル(40−60)
/ジエチルエーテル:1/1)、0.85gの標題産物
を得た。収率:43%。
さらに、ニンヒドリン試験で陽性を示す副産物0、25
 gを単離した。該構造はNMRにより(3R) −7
,8−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−4
−((IR)−2−(6−アミノ−2,3−ジフルオロ
フェノキシ)−1−メチルエチル)−(1,4)ベンゾ
オキサジンと解明された。
’HNMR(CDCl 3.ppm)デルタ= 1.2
1及び1.35(2x d、 211)、 3.48(
br、s、 2H)、 3.6−4.3(m、6)1)
6.30及び6.47(2x m、 21り、  6.
64(m、 2H)。
テトラヒドロピラニルオキシ)プロポキシ)ニドyヱ!
ンf2 あらかじめペンタンで洗浄した60%水素化ナトリウム
0.2gを10mfのテトラヒドロフラン中に懸濁した
6次に3.2gの(R)−2−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−1−プロパノール及び10m1のテトラ
ヒドロフランの混合液を撹拌下の該懸濁液に加え、該反
応混液を0.5時間攪拌した。
得られた透明溶液を温度を15−20℃に保ちつつテト
ラヒドロフラン10m1中2.3.4−トリフルオロニ
トロベンゼン0.89gの攪拌上溶液に徐々に加えた。
該反応混液をさらに0.5時間攪拌した後、濃縮した。
残渣に水及びジエチルエーテルを加えた。有機層を分離
し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾
過して減圧留去した。
該粗残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製
しく展開液:ヘキサン/ジエチルエーテル/トリエチル
アミン: 3/210.1) 、1.25gの標題産物
をジアステレオマーの混合物(比:55/45)として
得た。収率ニア8,4%。
’II NMR(CDC1:+、pl)m) デルタ=
1.30(d、3H)11.33(d、 3H)、  
1.4−1.9(m、 6H)、 3.50及び3.8
8(2x m、  211)、  4.1−4.4(m
、 3)1)、  4.75(tr、  18)。
4.79(tr、  1N)、  6.99(m、  
LH)、  7.68(m、  III)。
0、75 gのダウエックス50W−X8−400H”
 (RTM)イオン交換樹脂を攪拌下の15mffのメ
タノール中0.75 gの(R)−3,4−ジフルオロ
−2−(2−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロ
ポキシ〕ニトロベンゼンの溶液に加えた。0.5時間の
攪拌後、該イオン交換樹脂を濾取し、濾液を減圧濃縮し
て、0.5gの油状標題産物を得た。収率:95.2%
。該産物は〔α)  −+3.3 (c=2.4 ;C
HCβ、)であった。
’II NMR(CDCl 3.ppm)デルタ=1.
27(d、 3)1)。
2.93(s、 1)1)、  4.12及び4.38
(dABq、 2H)。
4.23(+++、  110. 7.03(m、  
III)、  7.73(m、  18)。
あらかじめペンタンで洗浄した60%水素化ナトリウム
0.4gを201111のテトラヒドロフランに懸濁し
た。次に2.96 gの(R)−2−(1−エトキシエ
トキシ)−1−プロパノール及び10IIl!のテトラ
ヒドロフランの混合液を攪拌下の該懸濁液に加えた。0
.5時間の反応後、該透明溶液を徐々に10m1のテト
ラヒドロフランに溶解した1、79gの2.3.4−1
−リフルオロニトロベンゼンに加え、該反応混液をさら
に0.5時間攪拌した。
溶媒を減圧留去し、残渣にジエチルエーテル及び水を加
えた。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、濾過して蒸発乾固した。該粗残渣をシリ
カゲルのクロマトグラフィーにより精製した(展開液:
ヘキサン/ジエチルエーテル/トリエチルアミンニア/
3)0.1)。
最終的に、2.5gの標題産物をジアステレオマーの混
合物として単離した(比: 2/1)。収率:82%。
’If NMR(CDC1z、ppm)デルタ= 1.
17(tr、3)1) 。
1.20(tr、 3)1)、  1.29(m、 6
)0. 3.57(m、 2H)。
4.0−4.4(m、 3)1)、  4.82(q、
 1tD、 4.89(q、 1ll)。
7.01(m、 1tl)、  7.66(m、 LH
)。
1.0gのダウエックス50W−X8−400H”(R
TM)イオン交換樹脂を攪拌下の50ff11メタノー
ル中2.0gの(R) −3,4−ジフルオロ2− (
2−(1−エトキシエトキシ)プロポキシコニトロベン
ゼン溶液に加えた。1時間攪拌の後、該イオン交換樹脂
を濾取し、濾液を濃縮して、1.6gの油状標題産物を
得た。収率: 100%。
該産物は(α)  =+4.O° (c = 2.0、
CHClz)であった。
該NMRスペクトルは実施例30で得られた産物のそれ
と同等であった。
あらかじめペンタンで洗浄しておいた60%水素化ナト
リウム5.2gを200mj!の乾燥テトラヒドロフラ
ンに懸濁した。次に、41.6gの(R)−2−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−1プロパツール及び1
00nlNのテトラヒドロフランの混合液を、15−2
0℃で攪拌中の該懸濁液に加えた。0.5時間の反応後
、該透明溶液を徐々に100nj!のテトラヒドロフラ
ンに溶解した21.3gの3−クロロ−2,4−ジフル
オロニトロベンゼンに加え、該反応混液をさらに0.5
時間攪拌した。
該反応混液を濃縮し、残渣をジエチルエーテルに溶解し
て、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾
過して留去し、51.0gの粗度物、(R)−3−クロ
ロ−4−フルオロ−2−(2−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)プロポキシコニトロベンゼンを得た。本産
物を300」lのメタノールに溶解し、5.0gのダウ
エックス50W−X8−400H”  (RTM)イオ
ン交換樹脂で一晩攪拌しながら処理した。該イオン交換
樹脂を濾取し、濾液を減圧濃縮した。残渣を蒸留して2
分両の標題産物を得た:それらはす、p、 130−1
40℃/ 0.51m)Igのもの16.1g及びす、
p、 140−150℃10.5IHgのもの3.3g
で、両者を合わせだ。収率:68.4%(補正値)。
該産物は〔α)  =−12゜5° (C= 2.0、
CHCj!s)であり、10モル%の1,2−プロパン
ジオールを含有していた。
’HNMR(CDCI! 3.ppll)デルタ=1.
29(d、 3H)。
2.95(s、 IH)、  4.08及び4.18(
dABq、 2H)。
4.27(腸、  l1l)、   7.10(ml 
IH)、   7.87(+*、  18)。
該標題産物は光学的に純粋であった;1%以下のエナン
チオマーがNMRにより検出された。
実施例34 15、0 gの3−クロロ−4−フルオロ−2−(2−
ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼンを200mJの
乾燥ジエチルエーテル及び12.5mj’のトリエチル
アミンに溶解した。該溶液を撹拌し、7、56 gのメ
タンスルホニルクロライド及び50m1のジエチルエー
テルの混合液を温度を15−20℃に保ちながら加えた
。0.5時間の撹拌の後、水を加え、有機層を分離し、
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し
て蒸発乾燥した。
21、58 gの標題産物が得られた。収率:91.2
%。
’HNMR(CDCi73. ppm)デルタ=1.5
4(d、 3H)。
3.07(s、  3H)、  4.23及び4.38
(dABq、  2H)、  5.18(m、 1)1
)、  7.13(m、 1N)、  7.87(m、
 IH)。
実施例35 150miのトルエン中に溶解した6、 55 gの(
R)−3−クロロ−4−フルオロ−2−(2−メシルオ
キシプロポキシ)ニトロベンゼンに活性炭上の10%パ
ラジウム1.0gを加えた。該混合液を20−25℃で
勢いよく撹拌しなからH2で飽和させた。必要量のH7
が吸収された後にエタノールを数1TIf!加え、アミ
ンを溶解させた。該反応混液をハイフロ(RTM)で濾
過し、濾液を減圧濃縮して、6.0gの油状標題産物を
得た(100%収率)。これをそのまま環化に使用した
実施例36 酸化カリウム、0.7gの粉末炭酸カリウム及び85m
gの硫酸水素テトラブチルアンモニウムで一晩撹拌しな
がら処理した。該反応混液に水を加え、有機層を分離し
、水で洗浄して、無水硫酸水素ナトリウム上で乾燥させ
、濾過し蒸発乾固した。残渣をシリカゲルのクロマトグ
ラフィーにより精製した(展開液ニジエチルエーテル/
ヘキサン=1/1)。0.75gの標題産物が得られた
。収率ニア5%。該産物は〔α]  =−17,9° 
(c=2.0、CHC13)であった。
’HNMR(CDCl2.、 ppm)デルタ=1.1
7(d、 3H)。
3.47(+m、  1tl)、 3.63(s、  
IH)、  3.80及び4.30(dA8q、 2H
)、 6.41(m、 1N)、  6.57(m、 
18)。
実施例37 キサジン 20m1のトルエン中1.49 gの(R)−3−クロ
ロ−4−フルオロ−2−(2−メシルオキシプロポキシ
)ニトロベンゼンを1.12 gの粉末水30m1’の
トルエン中5.3)gの2.3.4−トリフルオロニト
ロベンゼン及び5.48 gの(R)−t−ベンジルオ
キシ−2−プロパノールを、80m1のトルエン中6.
72 gの粉末水酸化カリウム及び4.14 gの粉末
炭酸カリウムの攪拌上懸濁液に−5ないし一10℃を保
ちながら加えた。該反応混液を一5℃で30分間攪拌し
た。水を加え、有機層を分離した。水層をトルエンで洗
浄して、合わせた有機層を中性になるまで水で洗浄した
トルエンを留去し、残渣をシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製した(展開液:トルエン)。
8.8gの標題化合物が得られた。収率:91%。
該産物は〔α)  = −62,0’  (c = 2
.0、CHCl5’)であった。
’HNMR(CDCl x、I)pHl)デルタ=1.
40(d、 3H)。
3.55及び3.65−3.73(dd、 ta、 2
8)、 4.39及び4.45(2x d、2t()、
4.65−4.72(m、 IH)、  6.84−6
.92(s。
111)、7.10−7.32(+++、 511)、
  7.55−7.62(m、 18)。
イソプロポキシ)−3,4−ジフルオロニトロベンゼン
の溶液に加え、該混合液を20−25℃で勢いよく攪拌
しなからH,で飽和させた。
必要量のH2が吸収された後、該反応混液をハイフロ(
RTM)で濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲル
のカラムクロマトグラフィーにより精製した(展開液ニ
ジエチルエーテル)。
4.0gの標題化合物が油状で単離されたが、放置中に
凝固した。収率ニア7%。M、p、 5 B −59℃
。該産物は〔α)  =−50,2° (c = 1.
8、CHCJ2)であった。
’HNMR(CDC1s、 ppm)デルタ=1.33
(d、 3)1)。
3.59−3.7Nm、  2H)、   4.27(
m、  III)、   6.40(n+。
IH)、  6.7Nm、 IH)。
1.0gの10%Pd/C(活性炭上パラジウム)を8
0m1の無水エーテル及び60++7!のトルエン中8
.2gの(R)−2−(1−ベンジルオキシ20a+J
の乾燥ジエチルエーテル中1.94gメタンスルホニル
クロライドの溶液を、−10ないし−15℃を保ちつつ
撹拌下の70mj!の乾燥ジエチルエーテル中3.05
 gの(R)−3,4−ジフルオロ−2−(1−ヒドロ
キシイソプロポキシ)アニリン及び2.53 gのトリ
エチルアミンの溶液に滴下混合した。0℃で3時間撹拌
した後、水を加え、有機層を分離し、水で洗浄して、無
水硫酸す) IJウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固
した。
残渣を70m1のトルエンに溶解した後、3.36gの
粉末水酸化カリウム、2.07 gの粉末炭酸カリウム
及び100mgの硫酸水素テトラブチルアンモニウムを
加え、該混合液を20℃で8時間撹拌した。水を加え、
有機層を分離して、水で洗浄し、無水硫酸す) IJウ
ム上で乾燥させて、濾過し蒸発乾固した。残渣をシリカ
ゲルのクロマトグラフィーにより精製した(展開液ニジ
エチルエーテル/ヘキサン: 1/1)。産物の分画を
合わせて蒸発乾固した。残渣を石油エーテル(40/6
0)で処理し、濾過した。0.2gの固体(R)−7,
8−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−4−メシル−2−
メチル−C1,4)ベンゾオキサジンを得た。
’HNMR(CDCj?3,9P渇)デルタ=1.48
(d、 3H)。
2.96(s、 3)1)、 3.16及び4.24(
dd、d、 2)1)、 4.29(m+ IH)、 
6,66 6.77(n+、 IH)、 7.35−7
.43(m、11り。
該濾液を減圧留去し、2.0gの標題化合物を得た。収
率ニア2%。本産物は〔α)=+38.8゜(c=2.
0.CHCj!z)であった。該光学純度は、NMR分
光により示されるように99%以上であった。該NMR
スペクトルは実施例5の標題化合物のものと同等であっ
た。
11.5+wj’のエチルジイソプロピルアミンを温度
を20℃に維持しながら、250+nj!の無水エタノ
ール中11.46gの3.4−ジフルオロ−2−メルカ
プトニトロベンゼンの攪拌上溶液に加えた。10分間攪
拌した後、4.94 gの(R)−1゜2−プロピレン
オキサイドに加え、3時間攪拌を続けた。該反応混液を
減圧濃縮し、水及びジエチルエーテルを残渣に加えた。
該エーテル層を分離し、水、2N水酸化ナトリウム及び
水で連続して洗浄した。次に、有機層を無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固し、15.0gの粗
度物を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフィーに
より精製した(展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン:
 1/1)、  l 3.3 gの油状標題産物が得ら
れた。収率:89%。該産物は〔α)=−36,3゜(
c = 2.0、CHCl3)であった。
’HNMR(CDCj! 3.”I)I)11)デルタ
=1.257(d、 3H)。
2.534(d、 IH)、 2.983及び3.17
9(2x dd、 2B)。
3.87Hn+、 1ll)、7.256(+++、 
III)、  7.662(m、 IH)。
該反応混液を0.5時間攪拌した後、冷却させた。
これを氷水中に注ぎ、15%水酸化ナトリウム溶液を加
えてpH=10に調整した。該水層をジエチルエーテル
で3回抽出し、合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固した。残渣
をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製しく展開
液ニジエチルエーテル)、11.1gの油状標題化合物
を得た。これは〔α)=−103,7°(c=1.9、
CHC#:+)であった。収率:97%。
’HNMR(CDCj2 z、ppm)デルタ=1.2
11(d、 3)1)。
2.626及び2.889(2x dd、 2H)、 
 3,147(br、s。
III)、  3.703(m、 18)、 4.47
4(br、s、 2H)、 6.451(腸、  IH
)、   6.96)(III、  III)。
60gの塩化第一スズニ水和物を100*I!の無水エ
タノール中13.0 gの(R)−3,4−ジフルオロ
−2−(2−ヒドロキシプロピルチオ)ニトロベンゼン
の攪拌上溶液に加えた。該反応混液を、還流を維持しな
がら沸騰温度まで上げた。
アジン 50mj2のトルエン中11.5gメタンスルホニルク
ロライドの溶液を、190m1のトルエン中10、8 
gの(R)−3,4−ジフルオロ−2−(2−ヒドロキ
シプロピルチオ)アニリン及び17.3mlのトリエチ
ルアミンの撹拌子溶液に、5℃に温度を保ちながら加え
た。該反応混液を0.5時間撹拌した。次に25.0 
gの粉末水酸化カリウム及び0.625 gの硫酸水素
テトラブチルアンモニウムを加えた。0.5時間撹拌し
た後、温度を35℃に上げた。撹拌を3時間続けた後、
水を加え有機層を分離し、水で洗浄して、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固した。
残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した
(展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン:1/1)。7
.68 gの標題産物を得た。74.p、:99−10
1℃。本産物は〔α〕 =+55.5゜(C=1.L 
CHCl3)であった。
鵞HN+、IR(CDCl2.、  ppm> テ゛ル
り=1.25(d、  3)()。
2.85(s、  3H)、  2.82−2.88及
び3.37 (m、  dd、  2)1) 。
4.85(m、LH)、6.96(m、 LH)、  
7.36(m、 LH)。
実施例43 (S)−7,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−3−
メチル−2H−C1,4]ベンゾチアジン6.9gの(
S)−7,8−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−4−メ
シル−3−メチル−[:1.4)ベンゾチアジン、8.
3gのフェノール及び85+nj!の47%臭化水素酸
の混合液を還流下16時間加熱した。該反応混液を80
0gの破砕氷上に注いだ。希水酸化す) IJウムを加
えて該溶液をアルカリ性1こした後、ジエチルエーテル
で3回抽出した。
合わせたエーテル層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
上で乾燥させた後、濾過して蒸発乾固した。
5.5gの粗標題産物が得られ、これをシリカゲルのク
ロマトグラフィーにより精製して(展開液ニジエチルエ
ーテル/ヘキサン: 1/1) 、2.8gの純粋な標
題産物及び1.8gのわずかに不純な物質を得た。該産
物は〔α)  −−64,0”  (c=口 2.5、CHCl’3)であった。
’HNMR(CDCj! 3. ppm)デルタ=1.
29(d、 3H)。
2.73及び2.89(2X、  dd、  2H)、
  3.59(m、11()、  3.82(br、s
、  IH)、  6.14(m、  IH)、  6
.67(m、  1)1)。
実施例44 2.01gの(S)−7,8−ジフルオロ−3゜4−ジ
ヒドロ−3−メチル−2H−(i、4)ベンゾチアジン
及び2.16 gのジエチルエトキシメチレンマロネー
トの混合物を窒素ガス下で撹拌し、140−145℃で
3時間加熱した。冷却後、15gのポリリン酸エチルを
加え、該反応混合物を140−145℃でさらに2時間
加熱した。次に該混合物を冷却し、氷水中に注ぎ、クロ
ロホルムで3回抽出した。合わせたクロロホルム層を5
%炭酸す) IJウム溶液及び水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固した。
残渣にジエチルエーテルを加え、結晶状物質を濾取し、
洗浄して乾燥させ、2.3gの標題産物を得た。収率:
 70.6%。
本化合物は(Q’)  =−41,8° (c = 0
.2、CH13)であった。
’If NMR(ChCOOD、 ppm)デルタ=1
.23(tr、3)1)。
1.50(d、 3)1)、  3.10及び3.39
(2x d、 211)、 4.39(m、  2H)
、  5.14(4,18)、  7.97(dd、 
 IO)、  9.03(s、lH)。
2.0gの(S)−9,10−ジフルオロ−2゜3−ジ
ヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1,
2,3−de)(1,4)ベンゾチアジン−6−カルボ
ン酸エチル、20n+1の酢酸及び5 mllの濃塩酸
の混合液を還流温度で3時間加熱した。5℃に冷却後、
結晶を濾取し、水、エタノール及びジエチルエーテルで
連続して洗浄した。
乾燥させた後、1.65gの標題産物を得た。収率:9
1.8%。該産物は〔α)  =−14,1° (CD =0.25、CHCβ3)であった。M、p、 : >
300℃。
’HNMR(CF3cOOD、 ppm)デルタ=1.
52(d、 3H)。
3.10及び3.40(2x d、 21()、  5
.16(m、  IH)、  7.98(dd、  I
H)、  9.12(s、  1)1)。
実施例46 1、49 gの(S)−9,10−ジフルオロ−2゜3
−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(
1,2,3−de)  C1,4)ベンゾチアジン−6
−カルボン酸を対応するキレートに変換した後、実施例
8に述べたようにN−メチルピペラジンで24時間処理
した。
該反応残渣を4Qmj7のメタノール及び1.42m1
のトリエチルアミン中で5時間、還流温度まで加熱した
。該混液を室温まで冷却し、濾過して0、32 gの原
料物質を単離した。該濾液を減圧濃縮して、40cal
の4N塩酸を加えた。該残渣は部分的に溶解し、濾過に
よりさらに0.35gの原料物質を得た。該濾液をクロ
ロホルムで3回洗浄し、水層を4N水酸化ナトリウム溶
液でpH=11に調整した後、IN塩酸でpH=7.3
に調整した。
該溶液をクロロホルムで3回抽出し、合わせた有機層を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して濃縮乾固し
た。残渣をイソプロパツールから再結晶し、0,4gの
標題化合物を得た。収率: 21.3%。M、p、 :
 260−262℃(分解)。該産物は〔α)  =−
77,9° (c=0.2、CHCj2:+)であった
JI NMR(CDC1:+、ppm)デルタ−1,5
9(d、 3)1)。
2.40(s、 3H)、  3.06及び3.44(
2x d、 2H)、 2.733.53(br、、 
8tl)、 4.84(n+、 1fl)、 7.89
(d、 l1l)。
8.72(s、 1ll)。
11.46gの3.4−ジフルオロ−2−メルカプトニ
トロベンゼンを、実施例40に述べたように8.51g
のN−エチルジイソプロピルアミンの存在下で4.94
 gの(S)−1,2−プロピレンオキサイドで処理し
た。後処理も同様であった。
13、2 gの標題産物が得られた。収率14.4%。
該産物は〔α)  =+35.8° (C=2.0、C
HClユ)であった。
’HNMR(CDC13,ppm)デルタ=1.26(
d、 38)。
2.64(br、、 III)、  2.99及び3.
18(2x dd、 211)。
3.87(m、 IH)、 7.26(m、 1ll)
、  7.66(m、 IH)。
13.0gの(S)−3,4−ジフルオロ−2−(2−
ヒドロキシプロピルチオ)ニトロベンゼンを、実施例4
1で述べたように60gの塩化第一スズニ水和物で還元
した。
同様の後処理の後、9.8gの油状標題化合物が得られ
た。収率:86%。該産物は〔α〕 =+101.8°
 (c=1.2、CHCj!+)であった。
’If NMR(CDC1x、 ppm)デルタ−1,
21(d、 3H)。
2.63及び2.89(2x dd、 211)、 3
.71(m、 III)、 4.18(br、、 NH
z + (ltl)、 6.45(m、 1ll)、 
6.96(m、 LH)。
アジン 9.5gの(S)−3,4−ジフルオロ−2−(2−ヒ
ドロキシプロピルチオ)アニリンのメシル化及び閉環の
両方を実施例42に述べた方法に従って行なった。後処
理も同様であった。
7.0gの固体標題産物を得た。収率:57.6%。
門、p、 105−107℃。該産物は〔α〕 =−6
8,4° (c=0.9、CHCβ3)であった。
’HNMR(CDC1s、ppm)デルタ=1.25(
d、 3)1)。
2−85(s+ 38)、  2.85及び3.36(
2x dd、211)、 4.86(m、  IH)、
  4.96(m、  III)、  7.36(m、
  IH)。
1m1 6.9gの(R)−7,8−ジフルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−4−メシル−3−メチル−(1,4)ベンゾチア
ジンのフェノール及び臭化水素酸による脱メシル化を実
施例43に述べたように行なった。後処理も同様であっ
た。
5.0gの油状標題産物を得た。収率:100%。
該産物は(α)  =+65.4° (c = 2.0
、ClCl1s)であった。
該化合物はNMRにより証明されるように光学的に純粋
であることが判明した。
’l(NMR(CDCl x、ppm)デルタ=1.3
)(d、 3H)。
2.75及び2.91(dABq、 211)、 3.
6)(+s、 IH)、  3.78(br、st I
H)、  6.15(+++、 IH)、  6.69
(m、 IH)。
ルボン酸エチル 4.7gの(R)−7,8−ジフルオロ−3,4−ジヒ
ドロ−3−メチル−2H−(1,4)ベンゾチアジン及
び5.4gのジエチルエトキシメチレンマロネートの混
合物を窒素ガス下で撹拌し、140−150℃で8時間
加熱した。冷却後、37、5 gのボIJ IJン酸エ
チルを加え、該反応混合物を140−145℃で4時間
加熱した。後処理は実施例44に述べたものと同様であ
った。このようにして、〔α’!  =+44.8° 
(c=0.2、CHC13)の標題産物5.1gを得た
。収率: 6?、 1%。
’HNMR(CF、C00D、 ppm)デルタ=1.
29(tr、3H)。
1.55(d、 3)1)、  3゜15及び3.45
(dABq、 2B)、 4.47(m、 2H)、 
 5.20(m、 LH)、  8.06(tr、 L
H)、 9.09(S、 IH)。
実施例52 西」じd変 5.0gの(R)−9,10−ジフルオロ−2゜3−ジ
ヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1,
2,3−de)(1,4)ベンゾチアジン−6−カルボ
ン酸エチルを実施例45に述べたように、50nlの酢
酸及び12.5mff1の濃塩酸で処理した。後処理も
同様に行ない、3.95gの固体標題産物を得た。収率
:86.4%。M、9゜278℃(分解)。
該産物は(α)  =+14.6° (c=0.27、
CHCl1)であった。
’HNMR(CFsCQOD、 ppm)デルタ=1.
54(d、 3B)。
3.11及び3.42(dABq、 2H)、 5.1
7(m、 III)、  8.00(tr、 IH)、
  9.14(s、 18)。
3.78gの(R)−9,10−ジフルオロ−2゜3−
ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド(1
,2,3−de)(1,4)ベンゾチアジン−6−カル
ボン酸を実施例8及び46に述べたように、対応するキ
レートに変換した後N−メチルピペラジンで48時間処
理した。該反応残渣を10100lの95%メタノール
及び6.5+sfのトリエチルアミンに溶解し、3時間
還流した。該混合液を室温まで冷却し、100m1の4
N塩酸及び100o+j!のクロロホルムを加えた。溶
解しない物質を濾取し、エタノールから再結晶して1.
2gの標題産物を得た。M、p、 257−259℃。
該産物は〔α)  =+83.7° (c=0.2、C
H(J!、)であった。
該濾液から水層を分離し、クロロホルムで2回洗浄し、
4N水酸化ナトリウム溶液でpn=tiに調整した後、
IN塩酸でpl+7.3に調整した。水性分画ヲ100
 m lずつのクロロホルムで3回抽出し、合わせた有
機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾
固した。残渣をエタノールから再結晶して、1.6gの
標題化合物を得た。この化合物は〔α)  =+83.
3° (c = 0.2、CHClz)であった。M、
I)、 262−265℃。
標題化合物の両分画はNMRにより確認されるようにほ
とんど純粋であった。縮収率:SS、O%。
’HNMR(CDCj! s、  DMSO数滴(口6
)、 ppm)デルタ=1.58(d、 3H)、  
2.42(s、 3)1)、  2.42.2.88゜
3.09及び3.44(4x br、s、 8)1)、
  3.07及び3.44(dABq、 2B)、  
4−91(a++ 1ll)、  7.88(d、 I
H)。
8.79(s、 III)。
12、0 gの2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロ
チオフェノールを250mj!の無水エタノールに溶解
した。11.2w1lのエチルジイソプロピルアミンを
加えた後、該溶液を攪拌し温度を20℃に保った0次に
、3.82 gの(S)−プロピレンオキサイドを加え
た。該塩基添加後部ちに形成された結晶状チオフェルレ
ートは数時間中に溶解した。該反応混液を一晩攪拌した
後、減圧濃縮した。残渣をジエチルエーテルに溶解して
、水、0、 I N水酸化すl−IJウム溶液、再び水
及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固して、14.71g
の組物質を得た。該産物をシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製した(展開液:石油エーテル(40−6
0)/ジエチルエーテル: 1/1)。
13.71gの標題産物を得た。収率:89%。該化合
物は〔α)  =+67.8° (c=7.7、CHC
j!:+)であった。
’II NMR(CDC1x、Ppln)デルタ=1.
24(d、 3H)。
2.93及び3.14(2x dd、 211)、 3
.86(m、 1tl)、 7.29(dd、  IH
)、  7.59(dd、  l11)。
28、2 gの塩化第一スズを50mf無水エタノール
中6.94 gの(S)−3−クロロ−4−フルオロ−
2−(2−ヒドロキシプロピルチオ)ニトロベンゼンの
攪拌下溶液に加えた。その後間もなく温度が50℃に上
昇した。該反応混液を0.5時間攪拌し、さらに1.5
gの塩化第一スズを加え、該混合液を1時間還流下加熱
した。該反応混液を冷却し、250gの破砕氷上に注ぎ
、2N水酸化カリウム溶液を加えてpH=10に調整し
た。該水層をジエチルエーテルで3回抽出した0合わせ
たエーテル層を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し
、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固
し、5.76gの標題産物を得た。収率:93%、該産
物は〔α)  =−53,6° (CD ;1.0、CHCj!s)であった。
’HNMR(CDCl s、pp@)デルタ=1.21
(d、 3H)。
2.63及び2.96(2x dd、 28)、  3
.20(br、s、 IH)。
3.68(s+、 18)、 4.5Hbr、s、 2
H)、 6.62(dd、 1)1)。
6.96(dd、 IH)。
ンゾチアジン 75醜lのトルエン中4.7gの(S)−3−クロロ−
4−フルオロ−2−(2−ヒドロキシプロピルチオ)ニ
トロベンゼン及び6.9+Ilのトリエチルアミンの溶
液を攪拌し、5℃に冷却した。20allのトルエン中
4.6gのメタンスルホニルクロライドの溶液を加え、
該混液を0.5時間攪拌した。
メシル化剤を追加しても該産物組成に影響を及ぼさなか
った。次に、10gの粉末水酸化カリウム及び0.25
 gの硫酸水素テトラブチルアンモニウムを加え、該反
応混液を一晩攪拌した。100nj!のトルエン及び5
0m1の水を加え、有機層を分離し、水で洗浄し、蒸発
乾固して、6.32 gの粗度物を得た。これをシリカ
ゲルのクロマトグラフィーにより精製した(展開液:石
油エーテル(40−60)/ジエチルエーテル: 1/
I)。5.12gの標題産物が単離された。収率:86
%。該産物は(α)  =−53,6° (c=1.0
、CHCl、)であった。
’HNMR(CDCj! s、l)pm)デルタ=1.
23(d、 3B)。
2.84(s、 3)1)、  2.90及び3.43
(2x dd、 2H)。
4.84(s、 l1l)、 6.96(dd、 IH
)、  7.49(dd、 IH)。
111例ゴミ アジン 4.47gの(R)−8−クロロ−7−フルオロ−2,
3−ジヒドロ−4−メシル−3−メチル−(1,4)ベ
ンゾチアジン及び5.0gのフェノールを501111
の48%臭素水素酸に溶解した。該混合液を還流下17
0分間加熱した9次に該反応混液を冷却し、500gの
破砕氷上に注いだ。
100m#の水中20gの水酸化ナトリウム溶液を加え
、水層をジエチルエーテルで3回抽出した。
合わせた有機層を2N水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、
塩化ナトリウム溶液で飽和させ、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥させ、濾過し蒸発乾固して、3、67 gの粗度
物を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフィーによ
り精製した(展開液:石油エーテル(40−60)/ジ
エチルエーテル:l/1)。3.13 gの標題産物を
得、これは〔α)  =+6).2° (c=2.1 
CH(Jz)であった。収率:95%。
NMR分析により、該光学純度は99%以上であること
が判明した。
電HNMR(CDCj2 *、ppm)  デルタ=1
.28(d、 3)0゜2678及び2.93(2x 
dd、 211)、 3.56(+n、 IH)、 3
.79(br、s、  III) 、   6.29(
dd、  11量)+   6.68(dd、  IH
)。
4、35 gの(R)−8−クロロ−7−フルオロ−3
,4−ジヒドロー3−メチル−2H−(1゜4〕ベンゾ
チアジン及び4.42 rsのジエチルエトキシメチレ
ンマロネートの混合物を窒素ガス化で攪拌し、140−
145℃で7時間加熱した。
該混合物を一晩冷却させた後、32gのポリリン酸エチ
ルを加え、該反応混合物を140−145℃で6時間加
熱した。
後処理は実施例44に述べたものと同様で、その結果5
.98 gの標題化合物を得た。収率:88%、該化合
物は(α)  =+53.0”  (c=0.17、C
H(1’3)であった。
’HNMR(CDC13+アセトン(D6)、 ppm
 )デルタ=1.29(tr、 38)、 1.56(
d、 3H)、  3.24及び3.55(dABq、
  211)、  4.47(m、  2H)、  5
.25(m、  IH)。
7.99(d、  IH)、  9.17(s、  L
H)。
’HNMR(CF+COO口+ ppm)デルタ=1.
49(d、 3+1)。
3.13及び3.46(2x dd、 211)、 5
.15(m、 IH)、 7.89(d、  III)
、  9.IHs、  IH)。
5、86 gの(R)−10−クロロ−9−フルオロ−
2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピ
リド(1,2,3−del  (1,4)ベンゾチアジ
ン−6−カルボン酸エチルを、実施例45で述べたよう
に55++4!の酢酸及び15m1の濃塩酸で処理した
。後処理も同様に行ない、4、62 gの標題化合物を
得た。これは〔α〕 == + 25.3° (c =
 0.2、CHClz)であった。
1、50 gの(R)−10−クロロ−9−フルオロ−
2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピ
リド(1,2,3−de)  (1,4)ベンゾチアジ
ン−6−カルボン酸を1501111の酢酸に溶解し、
攪拌しながら100℃に加熱した。
その後、30mfの酢酸中6)111の30%過酸化水
素を徐々に加えた。温度が110℃に上昇し、攪拌を3
時間続けた。該反応塊を15℃に冷却し、沈殿した固体
を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄して乾燥し、0.3
)gの副産物を得た。IR分析によりサフロンの酸化が
示唆された(KBr:133).1142cm−’) 
、収率:19%。
該濾液を減圧ia縮した。残渣をジエチルエーテルで処
理し、濾取して、水、エタノール及びジエチルエーテル
で洗浄し、減圧乾燥して1.08gの標題産物を得た。
収率:69%(非補正値)。
NMR分析は該標題産物の構造について多くの証拠を提
供したものの、その純度については遺憾なところが多い
’II NMR(CF3GOOD、アセトン(D6)、
 ppm )デルタ=1.7(m、 3fl)、 3.
2及び3.5(2x m、 2H)、  5.OCtm
、 11)、  8.Hd、 IH)、  9.0(s
、 18)。
ドを攪拌しながら35m1のジメチルスルホキサイドに
93し、2.0gのN−メチルピペラジンを加えた。該
反応塊を140℃で1時間加熱した。
その後、該反応混合物を冷却し、溶媒を留去した。
残渣をメタノールに混合し、濾過して濾液を減圧濃縮し
、2.15 gの粗物質を得た。該塊はエタノールから
は結晶化せず、該溶液を減圧濃縮した。
次に、残渣を25m1のエタノールと攪拌して濾過し、
0.3gの固体物質を得た。これはシリカゲルのTLC
分析(展開液:n−ブチルアルコール/酢酸/水: 2
/1/1)により示されるように、2産物から成った。
該混合物をそのまま実施例62で使用した。
−オキサイド 0.85gの粗製(R)−10−クロロ−9−フルオロ
−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−
ピリド(1,2,3−de)  (1,4)ベンゾチア
ジン−6−カルボン酸 1−オキサイ実施例6)に述べ
たように製造した0、3gの粗物質を30m1の乾燥ジ
メチルホルムアミドに溶解し、Q、35mj!の3臭化
リンをO−5℃で加えた。該反応混液を低温で0.5時
間攪拌した。該反応塊に水を加え、蒸発乾固した。残渣
にトルエンを加え、留去した。該工程を一回反復した後
、残渣を20mj!の水に溶解した。該水層をクロロホ
ルムで抽出し、2N水酸化ナトリウム溶液でpl=7に
調製した後、クロロホルムで2回抽出した。
合わせた有機層を減圧濃縮して0.15 gの固体産物
を得た。これは、シリカゲルのTLC分析(展開液:n
−ブチルアルコール/酢酸/水: 2 / 1/l)に
より、実施例53で製造した産物と同等のR1値を持つ
ことが見出された。M、p、 255−257℃。該化
合物は〔α)  =+78.7° (C=0.5、CH
Cfi)であった。
’HNMR(CDCβ3)1’p伺)デルタ=1.60
(d、 3+1)。
2.40(s、 38)、  2,40.2.87.3
.06及び3.43(4xbr、s、 811)、 3
.06及び3.46(2x dd、 28)、 4.8
7(m、 IH)、  7.87(d、 IH)、  
8.74(s、 LH)。
遺」1舛玉J− 4、17gの(R)−2−メルカプト−1−プロパノー
ル及び7.49 gの2.3.4−1−リフルオロニト
ロベンゼンを75m1の乾燥トルエンに溶解し、−10
℃に冷却した75IIllトルエン中4、39 g粉末
水酸化カリウムの攪拌懸濁液に徐々に加えた。該混合液
を当低温で1時間攪拌した。
TLC分析(シリカゲル、ジエチルエーテル/ヘキサン
: l/1)により、原料物質の半分が2産物に転化し
ていることが示された。反応混液を週末の間室温に放置
した後、水を加えてトルエン層を分離し、水で洗浄して
減圧留去し、7.65gの粒塊を得た。これをシリカゲ
ルのクロマトグーy−yイーにより精製しく展開液ニジ
エチルエーテル/ヘキサン: 1/1) 、2.37g
の標題産物を得たが、これは純粋ではなかった。収率:
21%(非補正値)。
さらに、3.80 gの(R) −1−(2,3−ジフ
ルオロ−6−ニトロフェノキシ’) −2−(2゜3−
ジフルオロ−6−ニトロフエニルチオ)フロパンが単離
された。収率:44.3%、2. 3. 4−トリフル
オロニトロベンゼンに準拠。
’HNMR(CDCjl+、、 ppm)デルタ=1.
34(6,38)。
3.6)(m、  IH)、  7.28(m、  I
H)、  7.62(m、  IH)。
実施例64 75mj!のトルエンに撹拌しながら、4.88 gの
(S)−2−メルカプ)−1−プロパノールを溶解し3
.51 gの粉末水酸化カリウムを懸濁した。
該反応混液を一15℃に冷却し、75mj!のトルエン
に溶解した8、 85 gの2.3.4−)リフルオロ
ニトロベンゼンを徐々に加えた。該反応混液を一15℃
で2時間撹拌した。その後、冷却槽をはずし、該反応混
液を水で2回抽出した。有機層を無水硫酸す) IJウ
ム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固して11.55 gの
粗残渣を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフィー
により精製した(展開液:石油エーテル(40−60)
 /ジエチルエーテル: 1/1)。5.06 gの原
料物質が回収された。収率:57%。
さらに、3.43 gの標題産物が得られた。収率:6
4.5%(補正値)。該産物は〔α〕 =+ 39.2
° (c=1.0、CHC’ f 、)であった。
’HNMR(CDC1s、  ppm)デルタ=1.3
3(d、  3H)。
3.63(m、 IH)、  7.28(m、 IH)
、  7.6)(m、 IH)。
15gの塩化第一スズニ水和物を20mfの無水エタノ
ール中3.0gの(S)−3,4−ジフルオ0−2−(
1−ヒドロキシイソプロピルチオ)ニトロベンゼンの撹
拌子溶液に加えた。該反応混液を1時間撹拌し、その間
にこれの温度が62℃に上昇した。後処理は実施例55
に述べたものと同様であった。
1、93 gの油状標題産物が得られ、これは〔α) 
 =+11.2° (c=0.86、CHC1、)であ
った。
’II NMR(CDC13,pp+w)デルタ=1.
65(d、 3H)。
3.2(m、 IH)、 3.5(m、 28)、 6
.48(a+、 E)、  6.99(m、 18)。
アジン 1.8gの(S)−3,4−ジフルオロ−2−(1−ヒ
ドロキシイソプロピルチオ)アニリンのメシル化及び閉
環の両方を、実施例42に述べた方法に従って行なった
。後処理も同様であった。
1.5gの固体標題化合物が得られた。収率65.1%
、該化合物は〔α)  =−114,3° (c=1.
01、CHCl5)であった。
’HNMR(CDCl x、ppm)デルタ=1.42
(d、 3H)。
2.90(s、 3H)、  3.00及び4.48(
2x dd、 2tl)。
3.40(a+、 1ll)、  6.9Hm、 IH
)、  7.37(+o、 18)。
実施例67 1.5gの(S)−7,8−ジフルオロ−2,3−シヒ
ドロー4−メシル−2−メチル−(1,4)ベンゾチア
ジン、1.8gのフェノール及び18.5ff+1の4
8%臭化水素酸の混合物を還流下8時間加熱した。該反
応混液を冷却し、150mfの水中に注いだ。該溶液を
希水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、ジエチルエ
ーテルで3回抽出した。
合わせたエーテル層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、濾過して減圧留去し、1.4gの標題化
合物を得た。これは〔α]=−55,2゜口 (c=1.9、CHCji! 3)であった。収率:9
3%。
’HNMR(CDCj!s、  ppm)デルタ=1.
38(6,3日)。
3.18及び3.55(2x dd、  2H)、  
3.32(m、  LH)、  6.18(m、  1
)I)、  6.69(m、  IH)。
実施例68 ゼン 75m1のトルエン中7.0gの(R)−2,3−イソ
プロピリデンジオキシ−1−プロパノール及び8.85
 gの2.3.4−)リフルオロニトロベンゼンの溶液
を、温度を一10℃に維持しながら、75m1のトルエ
ン中4.3gの粉末水酸化カリウムの撹拌懸濁液に徐々
に加えた。次に、該反応混液をこの低温で0.5時間撹
拌した。該反応混液に水を加え、有機層を抽出分離し、
水で洗浄して、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過
して蒸発乾固した。10モル%のトルエンを含有する油
状残渣16. Ogを得た。収率:100%。
’HNMR(CDC1’a、ppm)デルタ=1.37
(s、 3H)。
1.42(s、 3)1)、  3.96及び4.16
(2X dd、 28)。
4.23及び4.34(2X dd、  2H)、  
4.50(m、  IH)。
7.02(m、 LH)、  7.68(m、 IH)
該化合物を減圧下で慎重に乾燥させた後、〔α)  =
+8.54° (c=2.6、CHC63)であった。
実j鏝m 3.5gのダウエックス50W−X8−400H”(R
TM)イオン交換樹脂を、150nlメタノール中15
.0 gの(R)−3,4−ジフルオロ−2−(2,3
−イソプロピリデンジオキシプロポキシ)ニトロベンゼ
ン(純度90%)の攪拌上溶液に懸濁した。該混合物を
一晩攪拌した後、濾過してイオン交換樹脂を除去した。
濾液を減圧濃縮した。粗残渣をシリカゲルのクロマトグ
ラフィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル)、
痕跡量のジエチルエーテルを含有する油状標題化合物1
0.2 gを得た。収率:88%。該産物は〔α)=−
15,0° (c = 0.7、CH(J、)であった
・ ’II NMR(CDC13)ppm)デルタ=3.0
0(br、s。
IH)、  3.57(br、s、 III)、 3.
73及び3.83(2x dd。
2H)、 4.13(m、 18)、 4.34及び4
.43(2x ts、 2H)。
7.02(m、 IH)、  7.71(m、 18)
スJLL71 10、0 gの(R)−3,4−ジフルオロ−2−(2
,3−イソプロピリデンジオキシプロポキシ)ニトロベ
ンゼンを、80I111の無水エタノール及び1.0g
のトリエチルアミンの混合液に溶解した。
次に1.0gの10%Pd/Cを加え、該混合液を20
−25℃で勢いよく攪拌し■1□で飽和させた。
必要量のH2が吸収された後、該混合液をハイフロ(R
TM)で濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジエチル
エーテルに溶解して、該エーテル層を水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固し、3
5モル%のトルエンが混入した油状標題化合物6.65
 gを得た。
’HNMR(CD(1!3.ppm)デルタ=1.40
及び1.47(2x s、 6)1)、  3.8−4
.0m、 411)、  3.73(br、s。
211)、   4.43(+n、  If冒)+  
 6.36(m、  1ll)、   6.70(m。
IH)。
該合成を上記の方法に従って再度行なった。こうして得
られた該標題化合物は(α)  =+11.9゜(c=
2.4、CHCl、)であ−’) タ。
ルアニリン 10m1のピリジン中2.43 gの(R) −3゜4
−ジフルオロ−2−(2,3−イソプロピリデンジオキ
シプロポキシ)アニリンの攪拌上溶液に、10mj!の
ピリジン中1.9gのp−トルエンスルホニルクロライ
ドの溶液を滴下混合した。該反応混液を一晩攪拌した後
、減圧留去し、残渣をトルエンに溶解した。ピリジンを
完全に除去するために、該溶液を再度留去した。残渣を
ジエチルエーテルに溶解した。該エーテル溶液を水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して蒸発
乾固し、4.0gの粗度物を得た。これをシリカゲルの
クロマトグラフィーにより精製した(展開液ニジエチル
エーテル/ヘキサン: 3/2)。3.6gの標題化合
物が得られた。収率:88%。これは〔α)  =+8
.3° (c = 0.8、CHCl:+)であったー 自HNMR(CDC123,ppm)デルり=1.48
及び1.56C2x s、 6)0. 2.37(8,
3)1)、 3.7−4.1(m、 411)。
4.34(m、 IH)、  6.85(m、 IH)
、  7.21及び7.67(ABq、 4.10. 
7.’34(m、 II()、  8.07(s、 I
H)。
により精製しく展開液ニジエチルエーテル)、2.7g
の油状標題化合物を得た。収率:96%。
これは〔α)  =+142.8° (c = 0.8
、CH(/!3)であった。
’HNMR(CDC13,139m)デルタ=2.33
(s、 3)1)。
3.7−4.0(+++、 4H)、  4.05(m
、 Hl)、 6.77(ll+ l1l)。
7.21(m、 IH)、  7.20及び7.68(
^Bq、 4H)。
0.6gのダウエックス50W−X8−400H”(R
TM)イオン交換樹脂を、30m1のメタノール中3.
1gの(R)−3,4−ジフルオロ−2−(2,3−イ
ソプロピリデンジオキシプロポキシ)−N−)シルアニ
リンの攪拌上溶液に加えた。
該懸濁液を18時間攪拌した。シリカゲル上のTLC分
析(展開液ニジエチルエーテル)により原料物質がある
程度残っていることが示されたが、0.6gの新しいダ
ウエックス樹脂を加えても効果はなかった。該反応混液
を濾過し、濾液を蒸発乾固した。残渣をシリカゲルのク
ロマトグラフィー10IIllのテトラヒドロフラン中
0.87 gのジエチルアゾジカルボキシレートの溶液
を、25m lの乾燥テトラヒドロフラン中1.6gの
(S)−3゜4−ジフルオロ−2−(2,3−ジヒドロ
キシプロポキシ)−N−)シルアニリン及び1.3)g
のトリフェニルホスフィンの攪拌上溶液に室温で滴下混
合した。2時間攪拌の後、シリカゲル上のTLC分析(
展開液ニジエチルエーテル)により、原料物質が完了に
転化していることが示された。
該反応混液を濃縮し、残渣にジエチルエーテルを加えて
、固体のトリフェニルホスフィンオキサイドを濾取した
。該濾液を減圧留去して、残渣をシリカゲルのクロマト
グラフィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル/
ヘキサン: 9/1)、1.4gの標題産物を得た。こ
れは光学的に純粋であることが判明した(>99%)@
核化合物には16モル%のジエチルエーテル及び14モ
ル%のジエチルアゾジカルボキシレートが混入していた
’HNMR(CDCj!*、I)pm”)デルタ=2.
40(s、 3)り。
2.66(br、s、 IH)、 3.15及び4.2
8(dd、d、 2+1)。
3.4−3.7(m、 2+1)、  4.42(m、
 III)、 6.78(m、 1ll)。
7.26及び7.38(^Bq+ 48)、  7.6
6(m、 IH)。
1.8gの(R)−7,8−ジフルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−3−ヒドロキシメチル−4−トシル−(1,4)
ベンゾオキサジンを10mff1のジクロロメタンに溶
解し、該溶液を一70℃に冷却しておいた1a+/の三
フッ化ジエチルアミノ硫酸及び10n+j!のジクロロ
メタンの撹拌上混合物に徐々に加えた。該混合物を該低
温で2時間攪拌し、室温で一晩攪拌した。エタノールを
加え、過剰の三フッ化ジエチルアミノ硫酸を分解させる
ために10分間攪拌した。水を加え、有機層を分離し、
水で洗浄して減圧留去した。残渣をシリカゲルのクロマ
トグラフィーにより精製しく展開液:ヘキサン/ジエチ
ルエーテル: 1/1)、0.6gの標題産物を得たが
、これは放置中に固体化した。それはわずかに不純物を
含んでいた。
該標題産物は上記と同じ溶媒中で、但し最初は室温で最
終的に40℃で、以前に製造されていた。
2.0gの原料物質かられずか0.2gの不純な標題産
物が得られた。該構造はNMRにより確認された。
貫II NMR(CDCll 3.ppn+)デルり=
2.34(s、 3H)。
3.23(m、 1ll)、 4.3−4.6(m、 
3)り、 4.63(m、 l1l)。
6.81(m、 IH)、  7.30 7.50(A
Bq、 411)、  7.68(m、  LH)。
(c=1.1、CHC13)であった。
’It NMR(CDCl :lIppm)デルタ=3
.76(m、 LH)。
4.03(br、s、  1ll)、  4.21(m
、  211)、  4.46(m、  21+)。
6.3)(m、  IH)、  6.59(m、  1
ll)。
1.1gの(R)−7,8−ジフルオロ−3−フルオロ
メチル−2,3−ジヒドロ−4−トシルー−(1,4)
ベンゾオキサジン、1.4gのフェノール及び15m1
の48%臭化水素酸を100℃で3時間加熱した。シリ
カゲル上のTLC分析(ヘキサン/ジエチルエーテル:
 1/1)により、1個より多い産物の形成と原料物質
の消失が示された。該反応塊を氷上に注ぎ、該溶液に4
N水酸化ナトリウム溶液を加えてアルカリ性にした。該
水層をジエチルエーテルで3回抽出した。合わせたエー
テル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して蒸
発乾固した。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーに
より精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン: 
1/1) 5.0.15 gの油状標題化合物を得た。
これは〔α)  =+29.4゜ンゼン 3.5gの2.3−ジフルオロ−6−ニトロフェノール
、3.88 gのエチルジイソプロピルアミン及び6.
56 gの(R)−ベンジルグリシジルエーテルを30
mj+のエタノールに溶解し、カリウス(Carius
)管に移して120℃で4時間加熱した。
該反応混液を冷却し、減圧留去した。残渣を水及びジエ
チルエーテルで分配した。該エーテル層を分離し、水、
希水酸化ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で
洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し蒸発
乾固した。該残渣である9、 82 gの濃色油状物質
をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製しく展開
液:ヘキサン/ジエチルエーテル: 1/1) 、標題
化合物及びそのレジオアイソマーである3−ベンジルオ
キシ−1−ヒドロキシイソプロポキシ誘導体の4=1混
合物4.07gを得た。収率:60%、該混合物をその
まま実施例77で使用した。
’HNMR(CDCl x、ppm)デルタ=3.64
(d、 21+)。
4.18(m、 l1l)、  4.33−4.43(
m、 2tl)、  4.56(s。
2H)、  6.96(m、 IH)、  7.32(
m、 511)、  7.67(m。
111)。
実施例76で製造した混合物を3.73 gを攪拌下、
25mAの無水エタノールに溶解した。
12、41 gの塩化第一スズニ水和物を加えたところ
、反応温度が50℃に上昇した。0.5時間の攪拌後、
転化は完了していなかった。さらに2.5gの塩化第一
スズニ水和物を加え、該混合物を40℃で1時間攪拌し
た。該反応塊を100gの破砕氷上に注いだ。該沈殿を
2N水酸化ナトリウム溶液を加えて溶解し、該水層をジ
エチルエーテルで3回抽出した。合わせたエーテル層を
水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固して、3.3gの
組物質を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフィー
により精製しく展開液ニジエチルエーテル)、1.37
gの標題産物、0.28 gのそのレジオアイソマー(
3−ベンゾイル−1−ヒドロキシイソプロポキシ誘導体
)及び0.87 gの混合分画を得たが、このことは十
分な分離がなされなかったことを示していた。縮収率:
2.57g、72%。
’HNMR(CDC13,ppm)デルタ=3.58(
m、 2H)。
4.10−4.11(m、 2H)、  4.06(m
、 IH)、  4.52(s。
2H)、  6.30(ITl、 IH)、  6.6
8(m、 IH)、  7.29([11゜5日)。
レジオアイソマー、デルタ=3.8(m、 4H)、 
4.20(m、 IH)、  4.56(s、 2H)
、  6.34(m、 IH)、  6.70(m、 
E)、  7.3)(m、 5H)。
スILLL 実施例77で製造した混合分画0.84 gを攪拌しな
から15mfの乾燥ピリジンに溶解した。10ffil
の乾燥ピリジン中1.08 gのp−トルエンスルホニ
ルクロライドを室温で徐々に加えた。該反応混液を24
時間攪拌した後、0.28 gのp−トルエンスルホニ
ルクロライド及び0.07gのN−メチルイミダゾール
を加え、さらに26時間攪拌を続けた。最後に、0.3
6 gのp−トルエンスルホニルクロライドを加えた。
該反応混液を22時間攪拌した後、ピリジンを留去した
。残留液を、トルエン及びヘプタンを使用して共沸的に
留去した。残渣を水と混合し、ジエチルエーテルで2回
抽出した。該エーテル層を希塩酸で2回、水で1回及び
飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固した。該残渣(1
,8g)をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製
しく展開液:石油エーテル(40−60)/ジエチルエ
ーテル:0、90の標題産物を得た。収率:63%。
以前の実験において、15I111の乾燥ピリジン中1
. 1 4 gの(R)−2− (3−ベンジルオキシ
−2−ヒドロキシプロポキシ)−3.4−ジフルオロア
ニリンを、10mAの乾燥ピリジンに溶解した1. 4
 7 gのp−)ルエンスルホニルクロライドと混合し
た。該反応混液を室温で1時間攪拌した.クロマトグラ
フィーによる精製を含む後処理は上記のように行なった
。0. 2 3 gの標題化合物が得られた。
’H NMR  (CDC 12 z,ppm)デルタ
=2.32(S, 3)1)。
2、44(s, 3)1)、  3.55(d. 2H
)、 3.9−4.1(m.2H)。
4、51(q. 2H)、  4.88(m. IH)
、  6.80m. IH)。
7、1−7.8(m. 14H)。
さらに、0.90gの(R) −2−(3−ベンジルオ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3.4−ジフルオ
ロ−N−トシルアニリンが単離された。
’II NMR  (CDC j’ s,ppm)デル
タ=2.33(s, 3fl) 。
3、5(閣.  3B)、    3.83−3.98
(m,  211)、   4.05(m。
IH)、  4.58(s. 2H)、  6.83(
m. 1B)、  7.14及び?.66(^Bq. 
 4H)、  7.3(m,  6H)。
0、 8 0 gの(R)−2− (3−ベンジルオキ
シ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3.4−ジフルオロ
−N−トシルアニリンを、上記の最初の方法に従ってト
シル化した。NMRにより確認されるように、0. 7
 8 gの標題化合物が得られたが、未知の副産物を含
有していた。さらに、0. 1 5 gの未反応原料物
質が回収された。
1、 4 5 gのわずかに不純な(R)−2− (3
−ベンジルオキシ−2−トシルオキシプロポキシ)−3
.4−ジフルオロ−N−)シルアニリンを攪拌しながら
40mlの乾燥トルエンに溶解した。
該溶液に0. 3 2 gの粉末炭酸カリウム、0.6
gの粉末水酸化カリウム及び0. 0 4 gの硫酸水
素テトラブチルアンモニウムを順次加えた。該懸濁液を
室温で2.5時間攪拌した。その後、水を加え、有機層
を分離して水で洗浄し、蒸発乾固して1.33gの組物
質を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフィーによ
り精製しく展開液:石油エーテル(40−60)/ジエ
チルエーテル: 1/1)、0、51gの純粋な標題産
物及び、0. 6 4 gの混合物を得た。後者をヘキ
サン/テトラヒドロフランから結晶化し、0. 3 3
 gの標題化合物を得た。総酸率:0.84g(80%
)。
’H NMR  (CDC l s.pps+)デルタ
=2.38(s, 3B)。
3、12及び4.33(2x dd, 2H)、3.3
5−3.55(+n, 2+1)。
4、50(m. 3H)、  6.74C++, IH
)、  7.26(m. 5H)。
7、29−7.46(^Bq, 4)1)、  7.6
)(m. LH)。
0、6)gの(S) −3−ベンジルオキシメチル−7
、8−ジフルオロ−2.3−ジヒドロ−4−トシル−(
1,4)ベンゾオキサジンを50m1の無水エタノール
及び20mfのトルエンに溶解した。0.1gの10%
Pd/Cを加え、該懸濁液を勢いよく攪拌した後、H2
で飽和させた。必要量のH8が吸収された後、触媒をハ
イフロ(RTM)で濾取し、濾液を減圧留去して、0.
52gの産物を得た。これはTLC分析により原料物質
及び還元生成物の1:1混合物であることが判明した。
該還元工程を反復したが、これ以上の還元生成物への転
化は観察されなかった。その後、該残渣をシリカゲルの
クロマトグラフィーにより精製しく展開液ニジエチルエ
ーテル/石油エーテル(40−60): 5/1) 、
NMRにより証明されるように0.29 gの原料物質
を得た。さらに、0.23gの標題化合物を得た。収率
:9B、1%(補正値)。
該化合物は〔α)  =−130,5° (c = 1
.0、CHCl、)であった。
’HNMR(CDCj! 3.PpIll)デルタ=2
.40(s、 3H)。
3.15及び4.26(2x dd、 211)、3.
51−3.66(m、 211)。
4.42(m、 IH)、  6.78(m、 IH)
、  7.27−7.48(ABq。
4H)、  7.67(m、  IIり。
該化合物は、標題産物及びその光学異性体の95:5混
合物であると同定された。
30mfの乾燥トルエン中7.0gの(S)−1−(4
,4’−ジメトキシトリチルオキシ)−2−プロパノー
ル及び3.54 gの2.3.4−トリフルオロニトロ
ベンゼンの溶液を、−10℃に冷却した30mj!のト
ルエン中2.8gの粉末水酸化カリウムの攪拌下懸濁液
に徐々に加えた。冷却槽をはずし、該混合物を室温で1
時間撹拌した。シリカゲル上のTLCにより反応が起き
ていなかったことが示された。次に、0.1gの硫酸水
素テトラブチルアンモニウムを加え、該混合物を19時
間攪拌した。水を加え、有機層を分離して水で洗浄し、
減圧濃縮した。該粗残渣をシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサ
ン: 2/3) 、5.7gの純粋な粘性の標題化合物
及びそれに追加してわずかに不純な1.0g量を得た。
’HNMR(CDCIl、、 ppm)デルタ=1.3
2(d、 3H)。
3.27及び3.39(dABq、  2H)、  3
.78(s、  6H)、  4.6)(m、 IH)
、  6.7−7.3(m、 13H)、 6.92(
m、 1)1)。
7.66(m、 IH)。
実施例82 5.5gの(S)−2−(1−(4,4’−ジメトキシ
トリチルオキシ)イソプロポキシ〕−3゜4−ジフルオ
ロニトロベンゼンを撹拌しな゛がら100m1のメタノ
ールに溶解した。3.5gのダウエックス50W−X8
−400H”  (RTM)イオン交換樹脂を加え、該
懸濁液を2時間撹拌した。該反応混液を濾過し、濾液を
減圧濃縮した。
残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製しく
展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン:l/1)、2.
0gの標題化合物を得た。これは=−71,4° (c
=1.4、CHCj!s)で収率:86%。
(COC1s、  I’pm) 2H)、  4.71 (m。
IH)。
〔α〕
あった。
’HNλIR 2、79(m。
7、67 (m。
実施例83 デルタ=1.40(d、 3H)。
IH)、  ’6.99(m、  IH)。
10m1の乾燥ジエチルエーテル中1.15 gのメタ
ンスルホニルクロライド溶液を、温度を15−20℃に
維持しながら、50m1の乾燥ジエチルエーテル中2.
1gの(S) −3,4−ジフルオロ−2−(1−ヒド
ロキシイソプロポキシ)ニトロベンゼン及び1.5gの
トリエチルアミンの撹拌子混合物に徐々に加えた。該混
合物をさらに0.5時間撹拌し、水を加えた。有機層を
分離し、水で洗浄し、無水硫酸す) IJウム上で乾燥
させて、濾過し減圧濃縮して、2.8gの油状標題化合
物を得た。これは〔α〕 =÷57.1’  (C=1
.3、CHCJ 、)であった。収率:100%。
’II NMR(CDC1t、 ppm)デルタ=1.
46(d、 3)1)。
3.03(s、 38)、  4;38(m、 2H)
、  4.82(m、 1B)。
7.05(n+、  LH)、  7.70m、  l
1l)。
70mAの無水エタノール中に溶解した2、6gの(S
)−3,4−ジフルオロ−2−(1−メシルオキシイソ
プロポキシ)ニトロベンゼンに、0.3gの10%Pd
/Cを加えた。該混合物を勢いよく攪拌した後、20−
25℃でHzで飽和させた。必要量のH2が吸収された
後、該反応混液を実施例3に従って処理した。1.8g
の油状標題化合物を得た。これは(α)=+13.7°
 (c=0.65、CHCj!3)であった。収率ニア
6.6%。
’HNMR(CDC1’、、 ppm) delta 
=1.39(d、 3B)。
3.06(s、 3H)、  4.36(dABq、 
2H)、 4.56(m、 1ll)。
6.39(m、 1)1)、  6.73(a+、 l
1l)。
ユ111Li lQn/!のトルエンに溶解した1、8gの(S)−3
,4−ジフルオロ−2−(1−メシルオキシイソプロポ
キシ)アニリンを、30mβのトルエン中1.7gの粉
末水酸化カリウム、1.0gの粉末炭酸カリウム及び0
.2gの硫酸水素テトラブチルアンモニウムの攪拌上混
合液に加えた。温度は30’C以上には上昇しなかった
。該混合液を室温で一晩攪拌した後、水を加え、有機層
を分離して水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せ、濾過して蒸発乾固した。該粗残渣をシリカゲルのク
ロマトグラフィーにより精製しく展開液:トルエン)、
0.2gの油状標題産物を得た。これは〔α)  =−
40,0° (c=0.45、CHCf3)であった。
収率:I6.9%。
1HNMl?(CDC13)ppI11)デルタ=1.
42(d、 38)。
3.08及び3.35(dABq、 2)1)、  3
.7(br、s、 IH)。
4.26(m、IH)、  6.26(m、  IH)
、  6.53(m、  1B)。
10II11の乾燥テトラヒドロフラン中2.6gのジ
エチルアゾジカルボキシレート溶液を、50mAの乾燥
テトラヒドロフラン中2.5gの2−クロロ−3−フル
オロ−6−ニトロフェノール、4.91gの(S)−1
−(4,4’−ジメトキシトリチルオキシ)−2−プロ
パノール及び3.95 gのトリフェニルホスフィンの
攪拌上溶液に徐々に加えた。その後、該混合物を室温で
18時間撹拌した。
次に、これを減圧:a縮し、残渣をジエチルエーテル及
びヘキサンのに1混合物で処理して、濾過した。該濾液
を2N水酸化す) IJウム溶液及び水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固し、9
.0gの粗動質を得た。これを100m1のメタノール
に溶解して、5gのダウエックス50W−X8−400
H”  (RTM)イオン交換樹脂と室温で2時間攪拌
した。次に、該イオン交換樹脂を濾取し、濾液を減圧留
去した。
該残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し
くジエチルエーテル/ヘキサン: 1/1)、1.9g
の純粋な標題産物及び1.3gのわずかに不純な分画を
得た。該純粋産物は〔α)  =+10.3゜(c =
1.0 、 CHCj! z) Tニア−yり。
’II NMR(CDCIl 3.ppm)デルタ=1
.33(d、 3+1)。
3.80(m、  211)、  4.66(m、  
IIIL  7.04(dd、  IH)。
7.81(dd、II()。
3.0gの(R)−3−クロロ−4−フルオロ−2−(
l−ヒドロキシイソプロポキシ)ニトロベンゼンを、実
施例83に述べたように7On/!の乾燥ジエチルエー
テル中の1.72gのメタンスルホニルクロライド及び
2.8mlのトリエチルアミンでメシル化し、後処理も
同様に行なった。該残渣をシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサ
ン;l/1)、2.6gの油状標題産物を得た。これは
(α)  =−60,9° (c = 1.0、CHC
l3)であった。収率:66.0%。
’HNMR(CDCl 3.ppm)デルタ=1.43
(d、 3)1)。
3.0Hg、  3H)、  4.39(m、  2H
)、  4.80(m、  IH)。
7.09(dd、  11()、  7.86(dd、
  xlD。
2.5gの(R)−3−クロロ−4−フルオロ2− (
1−メシルオキシイソプロポキシ)ニトロベンゼンを実
施例84に述べたように、H2及び70II11の無水
エタノール中0.3gの10%Pd/Cで還元し、後処
理も同様に行なった。2.1gの油状標題産物が単離さ
れ、これは〔α〕 =+3.0° (c=1.0、CH
Cj!i)であった。収率:91%。
’HNMR(CDC13,IllIPm)デルタ=1.
40(d、 3+1)。
3.06(s、 3H)、  4.36(n+、 2H
)、  4.70(s、 IH)。
6.57(dd、 18)、  6.78(dd、 1
)1)。
実11LLl キサジン 10mff1のトルエンに溶解した1、78gの(R)
−3−クロロ−4−フルオロ−2−(l−メシルオキシ
イソプロポキシ)アニリンを、20IIIeのトルエン
中の1.4gの粉末水酸化カリウム、0.8gの粉末炭
酸カリウム及び0.1gの硫酸水素アンモニウムの攪拌
上混合液に加え、0℃に冷却した。
該混合液を該低温で4時間攪拌し、−晩室温に放置した
。水を加え、該有機層を分離して、水で洗浄し、減圧留
去した。該残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーによ
り精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン: 3
/2) 、1.25 gの油状標題産物を得た。これは
わずかに不純であり、〔α)  =+38.4° (c
 = 2.0、CHCj!z)であった。収率:100
%。
’HNMR(CDC1x−ppm)デルタ=1.42(
d、 3H)。
3.06及び3.34(2x dd、 28)、  4
.30(m、 IH)。
6.43(m、  III)、  6.56(m、  
IH)。
トロベンゼン 1、04 gの2−クロロ−3−フルオロ−6−二トロ
チオフエノールを25II+1アセトン中の1.43g
の(S)−2,3−イソプロピリデンジオキシ−1−)
シルオキシプロパン及び3.0gの粉末炭酸カリウムと
混合し、還流下8時間加熱した。該反応混液を減圧濃縮
し、残渣をジエチルエーテル及び水に分配した。該エー
テル層に分離し、2N水酸化ナトリウム溶液及び水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾
固した。
該残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し
く展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン:1/1)、0
.4gの油状標題化合物を得た。収率:24.8%。
’HNMR(CDC13,ppm)デルタ=1.30(
s、 3)1)。
1.36(s、 3)1)、  2.96及び3.23
(2x t*、 211)。
3.72及び4.08(2x rn、  21()、 
4.20(m、  IH)、  7.28(m、  1
8)、  7.59(m、  1)1)。
実施例91 10m1のテトラヒドロフラン中3.83 gのジエチ
ルアゾジカルボキシレートの溶液を、温度を20℃に維
持しながら、60m1のテトラヒドロフラン中3.83
gの2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロフェノール
、1.52 gの(S)−1゜2−プロパンジオール及
び5.76 gのトリフェニルホスフィンの撹拌下溶液
に徐々に加えた。該混合液を一晩室温で撹拌した。その
後、該反応混液を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテル
及び水に分配した。固体物質を濾取して、該エーテル層
を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せて、濾過し蒸発乾固した。該残渣をシリカゲルのクロ
マトグラフィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテ
ル/ヘキサン: 2/3) 、標題化合物の3:1混合
物からなる油状産物3.4gを得た。該混合物は〔α)
  −+7.8’  (c=1.3、CHCj!、1)
である。
’HNMR(CDCl 3.E)9111)副化合物、
デルタ=1.28(d、 3)1)、  4.07及び
4.20(dABq、 2H)、 4.28(m、 1
B)、  7.12(m、 IH)、  7.87(m
、 IH)、  主化合物、デルタ=1.33(d、 
3)1)、  3.80(m、 2B)。
4.66(m、  IH)、  7.07(m、  1
ll)、  7.82(m、  IH)。
0、94 gの(R)−2−(2−(1−エトキシエト
キシ)プロポキシ)−3,4−ジフルオロニトロベンゼ
ンを1011Ilのメタノールに溶解した。
0.3gのlO%Pd/C及び1.5gの蟻酸アンモニ
ウムを加え、該混合液を勢いよく攪拌した。該温度は3
5℃以上には上昇しなかった。該混合液を0、5時間攪
拌した後、ハイフロ(RTM)で濾過した。濾液を蒸発
乾固し、該残渣を水及びジエチルエーテルに分配した。
該エーテル層を分離し、水で一回洗浄し、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、減圧留去した。該粗残渣をシリカ
ゲルのクロマトグラフィーにより精製しく展開液ニジエ
チルエーテル/ヘキサン: 3/2) 、0.8gの標
題化合物を得た。収率:94.0%。
’HNMR(CDC1s、 ppm)デルタ=1.22
(m、 3H)。
1.30(d、 3H)、  1.35(6,38)、
  3.53−3.66(m。
2H)、  3.96−4.13(m、 3H)、 4
.86(m、 II()、 6.36(m、 1)1)
、  6.69(m、 1)1)。
実施例93 80m1のトルエン中6.72 gの粉末水酸化カリウ
ム及び4.14 gの粉末炭酸カリウムの撹拌子懸濁液
を一5℃に冷却した後、45mj!のトルエン中5.3
) gの2.3.4−)リフルオロニトロベンゼン及び
5.18 gの(R)−2−(1−エトキシエトキシ)
−1−プロパノールの溶液を温度を0℃に維持しながら
徐々に加えた。該混合液を0、5時間攪拌した0次に、
水を加え、有機相を分離した。水層をトルエンで2回抽
出し、合わせた有機層をpH=8になるまで水で数回洗
浄した。該有機相を蒸発乾固し、残渣をシリカゲルのク
ロマトグラフィーにより精製しく展開液:ヘキサン/ジ
エチルエーテル/トリエチルアミン: 2/L10.0
1)、ジアステレオマーの1:1混合物である標題化合
物8.0gを得た。収率:87%。
’HNMR(CDC13−ppm)デルタ= 1.18
(tr、 3)1) 。
1.21(tr、 3H)、  1.30(m、 6)
0. 3.58(m、 2B)。
4.1−4.4(o+、 3H)、  4.82(q、
 1)1)、  4.86(q。
III)、  7.00(m、 IH)、  7.66
(m、 IH)。
さらに0.7gのより極性の高い副産物が得られ、これ
は(R,R)−,2,4−ビス[2−(1−エトキシエ
トキシ)プロポキシ]−3−フルオロニトロベンゼンと
同定された。収率:6.7%。
’HNMR(CDC13+ ppn+)デルタ=1.2
0(m、 6H)。
1.33(n+、 12fl)、   3.52及び3
.68(2x tm、 4H)。
4.01−4.16(m、 68)、  4.86(m
、 21)、  6.79(m。
In)、  7.71(m、 IH)。
婁11(L土 10++/!の乾燥テトラヒドロフラン中0.84gの
(S)−1,2−プロパンジオール及び0.25gのリ
チウムアミドの混合物を室温で1時間攪拌した。10m
j!のテトラヒドロフランに?容量した1、77gの2
.3.4−)リフルオロニトロベンゼンを徐々に加え、
続いて該反応混液を1時間攪拌した。該混合液を減圧濃
縮し、残渣をジエチルエーテル及び水に分配した。該エ
ーテル層を分離し、水で洗浄して、無水硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固した。該粗残渣をシリカ
ゲルのクロマトグラフィーにより精製しく展開液:ヘキ
サン/ジエチルエーテル: 3/2) 、[理化合物の
63:37混合物1.2gを得た。収率:51.5%。
該混合物は(α)  =−30,4° (C=2.3、
CHCJ2)であった。
’HNMR(CDCl z、ppm)デルタ=1.26
(d、 3)1)。
4.11及び4.36(2x m、 2tl)、  4
.26(m、 III)。
7.01(m、IH)、  77−71(+  1tl
)。
副化合物:デルタ=1.40(d、 30)、3.78
(m、 2H)。
4.70(n+、  IH)、  7.01(m、  
III)、  7.71(m、  1B)。
さらに、0.15 gの副産物が単離された。その構造
は(S)−1,2−ビス(2,3−ジフルオロ−6−ニ
トロフェノキシ)プロパンと解明された。収率:8.0
%。
’II NMR(CDCl 3.fI)m)デルタ=1
.53(d、 3H)。
4.36及び4.60(2x m、 211)、  5
.00(m、 11()。
6.99(m、 2H) 、  7.66(m、 21
1) 。
0.5gの60%水素化ナトリウムをペンタンで洗浄し
た後、12.5+j!の乾燥テトラヒドロフランに懸濁
した。該懸濁液を攪拌し、10℃に冷却し、9 rml
の乾燥テトラヒドロフラン中3.8gの(S)−1,2
−プロパンジオールを加えた。該混合液を0.5時間攪
拌した。該溶液1OIllを10℃に保ちながら10m
j!のテトラヒドロフラン中0.97gの3−クロロ−
2,4−ジフルオロニトロベンゼンの攪拌上溶液に徐々
に加えた0次に、該反応混液を0.5時間攪拌して、減
圧濃縮した。該残渣を水及びジエチルエーテルで処理し
た。
該エーテル層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥させ、濾過して蒸発乾固した。
該粗度物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製
しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン: 1/1)
、標題化合物の65:35混合物0.8gを得た。収率
:65%。
’HNMR(CDCl ff+ ppm)主化合物、デ
ルタ=1.28(d、 3H)、  4.07及び4.
20(2x dd、 18)。
4.27(m、 1ll)、  7.08(m、 Hl
)、  7.86(m、 LH)。
レジオアイソマー、デルタ=1.34(d、 3H)。
3.79(m、 2H)、  4.66(+m+ 18
)、  7.08(+++、 III)。
7.86(+w、 1B)。
同じ比率のレジオアイソマーが、ジメチルスルホキサイ
ド中で該反応を行なうことにより得られた。
1OL117!のジエチルエーテル中1.77 gの2
゜3.4−トリフルオロニトロベンゼン及び0.76g
の(S)−1,2−プロパンジオールの溶液を、温度を
一10℃に保ちながら、30℃ml!のトルエン中2.
24 gの粉末水酸化カリウム及び1.38 gの粉末
炭酸カリウムの攪拌上懸濁液に滴下混合した。次に、該
混合液を該低温で0.5時間攪拌した。
該混合液に水を加え、有機層を分離して水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し減圧濃縮した。
該残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し
く展開液ニジエチルエーテル/ヘキサン: 1/1) 
、1.6gの標題化合物を得た。これは(α)  =+
6).8° (c = 1.5、CH(J、)であった
。収率:a2.O%。
’il NMRCCDCItツ+ ppm)デルタ=1
.53(d、 3+1)。
4.38及び4.60(d[lq、 28)、  4.
99(m、 IB)、 7.02(sr、  211)
、  7.67(m、  2H)。
さらに、(S)−3,4−ジフルオロ−2−(2−ヒド
ロキシプロポキシ)ニトロベンゼン及び(S)−3,4
−ジフルオロ−2−(1−ヒドロキシイソプロポキシ)
ニトロベンゼンの混合物0.3gが得られた。収率:1
3.3%該反応を再度行なったが、今回は10mj!の
テトラヒドロフラン中0.76gの(S)−1,2−プ
ロパンジオールを、温度を−10”Cに維持しながら、
30…lのテトラヒドロフラン中1.38gの粉末炭酸
カリウム及び1.77 gの2.3.4−トリフルオロ
ニトロベンゼンの攪拌上懸濁液に加えた。その後、該懸
濁液を−10”Cで2時間攪拌して、上記のように後処
理を行なった。1.65gの組物質が精製され、N M
、R分析により証明されるように1.2gの標題産物が
得られた。収率;6).5%、さらに、上述の該レジオ
アイソマーの55 : 45混合物0.1gが得られた
’If NMR(CDCβ3). ppm)デルタ=1
.26(d、 3+1)。
4.13及び4.37(dABq、 2H)、  4.
26(m、 III)、 7.02(a+、  III
)、  7.70(m、  III)。
レジオアイソマー、デルタ=1.40(d、 3H)。
3.78(m、 28)、  4.70(m、 IH)
、  7.02(m、 l1l)。
7.70(m、 IH)。
ン:1/1で展開し、3.3gの油状標題化合物を得た
。収率:85%。該産物は〔α)  =+57.5゜(
c = 1.9、CHCl、)であった。
’It NMR(CDCI 3)ppm)デルタ=1.
53(d、 3)1)。
4.38及び4.60(dABq、 211)、  4
.98(m、 1)り、 7.02(m、  2H)、
  7.67(m、  211)。
10Illlのテトラヒドロフラン中2.09 gのジ
エチルアゾジカルボキシレートの溶液を、温度を20℃
に維持しながら40m1のテトラヒドロフラン中2.3
3 gの完全に純粋ではない(R)−3゜4−ジフルオ
ロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼン
、1.75gの2.3−ジフルオロ−6−ニトロフェノ
ール及び3.14 gのトリフェニルホスフィンの攪拌
上溶液に徐々に加えた。
該混合液を室温で18時間攪拌した後、実施例24に述
べた方法により後処理を行なった。
シリカゲルカラムをジエチルエーテル/ヘキサ50mj
2のテトラヒドロフラン中10.’4gのジエチルアゾ
ジカルボキシレートの溶液を、250m1lのテトラヒ
ドロフラン中9.6gの2−クロロ−3−フルオロ−6
−ニトロフェノール、8.0gの(S)−2−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−1−プロパノール及び1
5.7 gのトリフェニルホスフィンの攪拌上溶液に徐
々に加えた。該反応混液を1晩攪拌した後、実施例24
に述べたように後処理を行なった。シリカゲルのクロマ
トグラフィーによる精製(展開液:ヘキサン/ジエチル
エーテル/トリエチルアミン: 3/210.025)
から、両ジアステレオマーの2:1混金物として16.
0 gの標題化合物を得た。該混合物は〔α)  =−
29,7° (c = 2.2、CHCffiz)であ
った、収率;96%。
’HNMR(CDCβ3) ppn+)デルタ=1.3
8(d、 3H)。
1.5−1.9(m、 6B)、  3.52及び3.
91(2x ra、 28)。
4.1−4.3(m、 3H)、  4.86(tr、
 IH)、  7.07(m。
1)1)、  7.84(m+ IH)。
副化合物、デルタ=1.33(d、 3H)、  1.
5−1.9(m。
6H)、  3.52及び3.91(2x ta、 2
11)、  4.1−4.3(m。
3H)、 4.78(tr、 1tl)、 7.07(
n+、 1ll)、 7.84(m、111)。
20m1のトルエン中5.8gの3−クロロ−2゜4−
ジフルオロニトロベンゼンの溶液を、温度を15℃に維
持しながら、5.6gの粉末水酸化カリウム、4.55
 gの粉末炭酸カリウム及び5.3gの(S)−2−(
2−テトラヒドロピラニルオキシ)−1−プロパノール
の攪拌上懸濁液に徐々に加えた。該反応混液を室温で0
.5時間攪拌した。水を加え、有機層を分離した。該水
層をトルエンで1回抽出した0合わせた有機層を無水硫
酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し減圧留去して、12
gの粗度物を得た。これをシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキサ
ン:1/1)、6.8gの標題化合物を得た。TLC分
析により、これは実施例33で得られた産物と同等であ
った。収率:68%。
さらに、2.7gの副産物と0.5gの第2の副産物が
得られ、これらはNMR分析によりジアステレオマ一体
(S、5)−3−クロロ−2,4−ビス(2−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)プロポキシコニトロベンゼ
ンと同定された。該ジアステレオマーの分離は完全では
なかった。収率:29.1%。
’HNMR(CDCl x、ppm)デルタ=1.3)
及び1.38(2x d、 6fl)、  1.4−1
.9(m+ 128)、 3.52(m、 2H)。
3.9−4.3(m、 811)、  4.81及び4
.90(2x m、 211)。
6.84(d、  111)、  7.89(d、  
il+)。
ジアステレオマー、デルタ=1.36及び1 、38 
(2xd、 6)1)、  1.4−1.9(m、 6
)1)、  3.53(m、 211)。
3.9−4.4(m、 811)、  4.90及び4
.95(2x m、 2H)。
6.78(d、 LH)、  7.88(d、 18)
以前の実験において、触媒量の硫酸水素テトラブチルア
ンモニウムを使用した。該標題化合物が65%収率で得
られたが、上記で形成されたのとほぼ同量の副産物が得
られた。
その後実験で、トルエン中2.3.4−)リフルオロニ
トロベンゼン及び(S)−2−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−1−プロパノールの混合物を、トルエン
中粉末水酸化カリウム及び粉末炭酸カリウムの混合物に
加えた。精製後、標題化合物が84%収率で得られた。
副産物は明らかにより少量であった。
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロポキシ〕盗エ
ト旦ご(z]二Z 5 mllの乾燥ジメチルホルムアミド中0.96 g
の2−クロロ−3−フルオロ−6−ニトロフェノール、
1.05gのエチルジイソプロピルアミン及び1.48
 gの(R)−1−ヨード−2−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)プロパンの混合液ヲ攪拌下80−100
℃で30時間加熱した。該反応混液を冷却し、減圧留去
した。残渣をトルエンで希釈し、溶媒を減圧留去した。
該残渣をジエチルエーテル及び水に分配した。該エーテ
ル層を分離し、水で洗浄して、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥させ、濾過し濃縮乾固した。咳粒塊をシリカゲルの
クロマトグラフィーにより精製しく展開液ニジエチルエ
ーテル/ヘキサン:1/4及び0.5%のトリエチルア
ミン)、ジアステレオマーの5:2混合物として0.4
gの標題化合物を得た。該NMRスペクトルは実施例9
8で報告したものと同等であった。
以前の実験で、8 mllのジメチルホルムアミド中2
.2gのカリウム2−クロロ−3−フルオロ−6−ニト
ロフニノキサイド及び2.7gの(R)−1−ヨード−
2−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロパンを8
0−100℃で36時間加熱した。後処理は上記のもの
と同様であった。精製後、0.9gの油状物質が得られ
、それの40%は、NMR分析により証明されるように
ジアステレオマーの混合物としての標題化合物から成っ
ていた。
実施例101 0、53 gの粉末水酸化カリウムを、70+nj’の
ジメチルホルムアミド中1.9gの2−クロロ−3−フ
ルオロ−6−ニトロフェノールの溶液に加え、該混合液
を1時間撹拌した。1.4gの(S)−1−ブロモ−2
−プロパノールを加え、該混合液を撹拌しながら80−
100℃で16時間加熱した。
その後、該反応混液を減圧濃縮して、残渣に水及びジエ
チルエーテルを加えた。該エーテル層を分離して、0.
 I N水酸化ナトリウム溶液及び水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥させて、濾過し減圧濃縮して、1
.2gの産物を得、これをシリカゲルのクロマトグラフ
ィーにより精製した(展開液:ヘキサン/ジエチルエー
テル: 1/1)。
標題化合物の2=1混合物0.9gが得られた。収率:
37.5%、該混合物は〔α)  =+6.9゜(c=
2.13、CHI13)であった、主化合物は光学異性
体の94:6混合物から成っていた。
11 NMR(CD(Jツ* ppm)デルタ=1.2
8(d、 3+1)。
4.08及び4.21(dABq、 2H)、  4.
28(n+、 111)。
7.09(m、 III)、  7.87(m、 II
I) 。
副化合物、デルタ−1,35(d、 3H)、 3.8
0(+w、211)。
4.66(m、 1)1)、  7.06(m、 IH
)、  7.82(m、 1ll)。
15、0 gの(S)−3−クロロ−4−フルオロ−2
−(2−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロポキ
シコニトロベンゼンを200m1のメタノールに溶解し
た。15II11の4N塩酸を加えた。
室温で0.5時間攪拌した後、TLC分析(ヘキサン/
ジエチルエーテル: 1/1)により示されるように原
料物質の90%が加水分解された。さらに5 mj!の
4N塩酸を加え、攪拌を0.5時間続けた。該反応混液
を2N水酸化ナトリウム溶液を加えて中和した後、該溶
液を蒸発乾固した。残渣をジエチルエーテル及び水に分
配した。有機層を分離し、水で洗浄して無水硫酸す) 
IJウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固した。11.9
gの組物質が得られ、これをシリカゲルのクロマトグラ
フィーにより精製しく展開液ニジエチルエーテル/ヘキ
サン: 1/1) 、標題化合物の2:1混合物から成
る油状産物9.8gを得た。収率:87.5%。
’HNMR(CDC1:l、ppm)主化合物、デルタ
=1.27(d、 3)1)、  4.13(dABq
、 211)、 4.26(m、 1B)。
7、IHdd、 IH)、  7.87(dd、 II
I)。
レジオアイソマー、デルタ=1.34(d、 3H)。
3.78(d、  21)、  4.63(m、  I
H)、  7.06(m、  18)。
7、a2(dd、  l1l)。
15m1のメタノール中、(α)  =+4.1゜(c
=2.0、CHCl1x)の(R)−3,4−ジフルオ
ロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベンゼン
1.0gの攪拌上溶液に、1.0+nlの4N塩酸を加
えた後、該混合液を0.5時間攪拌した。
該混合液に2N水酸化ナトリウム溶液を加えて中和し、
減圧濃縮した。残渣をジエチルエーテルに溶解し、該エ
ーテル層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せ、濾過し蒸発乾固した。
NMR分析により、該産物は標題異性体の2:l混合物
であることが判明した。該混合物は〔α)  =+27
.1° (c = 2.0、CHCA3)であったが、
この値は両異性体の(R)−配置を確証付けた。
’HNMR(CDCj! !、 ppm)デルタ=1.
26(d、 3)1)。
4.11及び4.39(dABq、 2fl)、  4
.23(a+、 IH)、 7.00(鵬、  IH)
、   7.73(s、  IH)。
レジオアイソマー、デルタ=1.40(d、 3)1)
3.79(m、 2H)、  4.70(n+、 II
I)、  7.00(o+、 111)。
7.67(帽111)。
完全な転化が示された。該反応混液を蒸発乾固し、残渣
をジエチルエーテル及び水に分配した。該有機層を分離
し、水で洗浄して、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、
減圧濃縮し、標題化合物の2:1混合物5.6gを得た
。該化合物をそのまま実施例105に使用した。収率:
94.8%。
実施例102で得られた混合物4.5g及び3.7鋼l
のトリエチルアミンを8011Ilの乾燥テトラヒドロ
フランに溶解した。温度を10℃に保ちながら、該混合
液を攪拌し25IIIIlの乾燥テトラヒドロフラン中
2.29gのメタンスルホニルクロライドの溶液を加え
た。シリカゲルのTLC分析(展開液:石油エーテル(
40−60)/ジエチルエーテル: 1/1)より、該
添加の終了直後に実施例104で製造した混合物5.6
gを15mj!の乾燥アセトンに溶解した。該溶液を1
00m1のアセトン中7.4gの臭化リチウム及び10
0■の臭化第二銅の攪拌上混合液に徐々に加えた。該反
応混合液を還流下24時間加熱して、蒸発乾固した。残
渣を水及びジエチルエーテルに分配した。
層を分離し、該エーテル相を水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、濾過して減圧濃縮した。該残渣を
シリカゲルのクロマトグラフィーにより精製しく展開液
ニジエチルエーテル/石油エーテル(40−60): 
2/3) 、標題化合物の2:1混合物4.7gを得た
。収率:88.0%。該混合物をそのまま実施例106
に使用した。
’HNMR(CDCl *、ppM)主化合物、デルタ
=1.86(d、 3tl)、  4.35(dABq
、 211)、 4.42(m、 IH)。
7.10(dd、 1B)、  7.86(dd、 I
H)。
副化合物、デルタ=1.50(d、 3)1)、  3
.59(dABq。
211)、  4.71(m、 1B)、 7.10(
dd、 IH)、 7.86(dd。
18)。
実施例105で製造した混合物4.7gを501111
の無水エタノールに溶解し、0.5gの10%Pd/C
を加えた。該懸濁液を勢いよく攪拌し、H2で飽和させ
た。必要量のH2が吸収された後、触媒をハイフロ(R
TM)で濾取し濾液を蒸発乾固した。残渣をジエチルエ
ーテルに溶解して、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥させ、濾過し減圧留去した。標題化合物の2:1
混合物4.2gが得られた。収率:98.9%。該混合
物をそのまま実施例107に使用した。
実施例106に述べた混合物4.0gを攪拌しながら1
25o+1の乾燥テトラヒドロフランに溶解した。この
溶液に3.8gのカリウムtert−ブトキサイドを1
5℃で少量ずつ20分以上かけて加えた。該反応混液を
1時間攪拌した後、低温で濃縮した。残渣をジエチルエ
ーテル及び水に分配した。
該エーテル層を分離し、中性のpHになるまで水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し減圧濃縮
し、3gの粗度物を得た。これをシリカゲルのクロマト
グラフィーにより精製した(展開液:ヘキサン/ジエチ
ルエーテル: 2/3)。
標題化合物がそれぞれ1.3g及び0.6gの収量で得
られた。(66,6%)、後者は〔α〕 =−38,9
° (c = 1.3、CHCffis)であった。
TLC分析(シリカゲル;ヘキサン/ジエチルエーテル
: 1/1)で、再化合物は確認されているサンプルと
同等であった。
ゼン 50m1!のテトラヒドロフラン中10.4 gのジエ
チルアゾジカルボキシレートの溶液を、温度を20℃に
保ちながら、250mff1のテトラヒドロフラン中9
.55 gの2,3−ジフルオロ−6−ニトロチオフェ
ノール、(R)−2,3−イソプロピリデンジオキシ−
1−プロパノール及び15.7gのトリフェニルホスフ
ィンの攪拌上混合液に徐々に加えた。該反応混液を室温
で18時間攪拌した後、実施例24に述べたように後処
理を行なった。ヘキサン/ジエチルエーテルの3/1混
合液を、クロマトグラフィー精製の展開液として使用し
た。該産物分画を合わせて、蒸発乾固した。残渣をヘキ
サンで処理し、残った不溶性トリフェニルホスフィンオ
キサイドを濾過により除去した。
濾液を減圧濃縮し、〔α)  =+34.7° (c=
1、5、CHCl、)の油状標題化合物8.35 gを
得た。収率:54%。
’II NMR(CDCI! !、ppm)デルタ= 
1.30(s、 3)1) 。
1.35(s、 3)()、  3.05及び3.30
(dABq、 2+1)、 3.73及び4.06(d
ABq、 2H)、  4.21(m+ 1il)、 
 7.24(o+。
IH) 、  7.69(m、 IB) 。
5.4gの(S)−3,4−ジフルオロ−2−(2,3
−イソプロピリデンジオキシプロビルチオ)ニトロベン
ゼンを攪拌しなから400sJのメタノールに溶融した
。1.0gのダウエックス50W−8X−400H= 
 (RTM)イオン交換樹脂を加え、該混合物を室温で
18時間撹拌した。樹脂を濾取して、濾液を減圧濃縮し
た。該固体残渣をジエチルエーテル/ペンタンから再結
晶し、〔α]  =+24.O° (C=1.0、CH
CIt 3)の標題化合物3.7gを得た。M、p、7
0−71℃。収率ニア8%。
’HNMR(CDC1s + DMSO(06)、 p
pm)デルタ=3.54(m、 2H>、  3.63
及び3.76(2x m、 2H)、 3.96<m、
 1N)、  7.24(m、LH)、  7.69(
m、 1)1)。
実施例110 2.5gの蟻酸アンモニウムを、勢いよく撹拌している
5mlのメタノール中1.56 gの(R)−3,4−
ジフルオロ−2−(2−メシルオキシプロポキシ)ニト
ロベンゼン及び0.5gのlO%Pd/Cの溶液に加え
た。該反応混液を室温で2時間撹拌し、ハイフロ(RT
M>で濾過した。濾液を減圧濃縮した。該残渣を水及び
ジエチルエーテルに分配した。該エーテル層を分離し、
該水層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせたエ
ーテル分画を水で洗浄し、無水硫酸すl・リウム上で乾
燥させ、濾過し減圧留去して、10モル%の溶媒が混入
した油状標題化合物1.45 gを得た。
’II NMR(CDCI!3. ppm)デルタ=1
.48(d、 3+1)。
3.10(s、 38)、  4.14(m、 211
)、  5.13(m、 1tl)。
6.39(m、1ll)、  6.71(q、 III
)。
あらかじめ洗浄しておいた60%水素化ナトリウム0.
4gを20mj2のジエチルエーテルに混合し、10m
1のジエチルエーテル中2.33 gの(R)−3,4
−ジフルオロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニト
ロベンゼンを攪拌しながら加えた。該混合液を0.5時
間攪拌した後、IOm lのジエチルエーテル4月、9
gのp−)ルエンスルホニルクロライドを徐々に加え、
攪拌を室温で18時間、さらに還流温度で6時間m続し
た。該反応混液を冷却し、水を加え、該エーテル層を分
離し、水で洗浄して無水硫酸す) IJウム上で乾燥さ
せ、濾過し蒸発乾固した。残渣をシリカゲルのクロマト
グラフィーにより精製しく展開液:ヘキサン/ジエチル
エーテル: 1/l) 、a類化合物及びそのレジオア
イソマーの5:l混合物2.0 gを得た。収率:51
.7%。該混合物は放置中に固体化し、 〔α]   
=−16,5° (c=0.75、CHC13)口 であった。該混合物をジエチルエーテル/ペンタンから
再結晶し、〔α]  =−23,3° (c=C03、
CHCj’3)及びm、p、62−63℃を得た。
IHNMR(CDCj73. I)13m)デルタ=1
.40(d、 3H)。
2.45(s、 3H)、  4.20(m、 2H)
、  4.75(m、 LH>。
6.99(m、  IH)、  7.33及び7.73
(ABq、  4H)、  7.66(m、 IH)。
レジオアイソマー、デルタ=1.44(d、 3)1)
2.41(s、 3H)、  4.20(m、 2H)
、  4.93(m、  LH)。
6.99(m、  IH)、  7.29及び7.80
(ABq、  4H)、  7.66(+n、  IH
)。
該混合物をそのまま実施例112に使用した。
1淘劃LILI 実施例111で製造した混合物1.7gを40m lの
無水エタノールに溶解したものに、0.4 gの10%
Pd/Cを加えた。該混合液を勢いよく攪拌して、H2
で飽和させた。必要量のH2が吸収された後、触媒をハ
イフロ(RTM)で濾取し、濾液を濃縮乾固した。残渣
をジエチルエーテルに溶解し、該エタノール層を水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾
固して、標題化合物及びそのレジオアイソマーの5.2
5:1の混合物1.4gを得た。収率:100%。該混
合物は〔α)  =−12,4° (c=1.0、CH
Clz)であった。
’HNMR(CD(1,、ppm)デルタ=1,3Hd
、 3)1)。
2.43(s、 3B)、 3.66(br、s、 2
H)、  4.14(m、 28)。
4.43(+*、 LH)、  6.36(m、 LH
)、  6.69(m、 LH)。
7.33及び7.78(ABq、 41()。
レジオアイソマー、デルタ=1.35(d、 3+1)
2.43(s、  38)、  3.66(br、s、
  2H)、  4.14(m、  2H)。
4.95(m、  IH)、  6.36(m、  1
ll)、  6.69(m、  LH)。
7.33及び7.78(ABq、 411)。
該混合物をそのまま実施例113に使用した。
これは、TLC及びIRにより、確認されているサンプ
ルと同等であった。該化合物は〔α〕 =435、6°
 (c=1.5、CHCl3)であった。収率:80.
0%。
’HNMR(CDC13,ppn+)デルタ=1.41
(d、 3H)。
3.08及び3.34(dABq、 2H)、 4.2
7(m、 IH)、  6.26(m、  IH)、 
 6.54(m、  III)。
実施例112で製造した混合物1.2gを51I11の
トルエンに溶解し、得られた溶液を温度を5℃に維持し
ながら、15nlのトルエン中0.7gの粉末水酸化カ
リウム、0.4 gの粉末炭酸カリウム及び50■の硫
酸水素テトラブチルアンモニウムの攪拌下結晶液に徐々
に加えた。該反応混液を5℃で1時間、室温で1時間、
及び40℃で4時間攪拌した。最終的に該反応混液を一
晩放置した。
水を加え、有機層を分離した汲水で洗浄し、減圧留去し
た。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製
しく展開液:ヘキサン/ジエチルエーテル:1/1)、
0.5gの標題化合物を得た。
あらかじめペンタンで洗浄しておいた60%水素化ナト
リウム0.4gを攪拌しながら20m1の乾燥ジエチル
エーテルに懸濁し、2.33gの(R)−3,4−ジフ
ルオロ−2−(2−ヒドロキシプロポキシ)ニトロベン
ゼンを加えた。該混合液を還流温度で2時間加熱した。
該反応混液を冷却し、水を加えて有機層を分離し、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し蒸発乾固して、〔
α〕 =+38゜1° (c = 2.0、CHClf
f)の標題化合物の混合物2.2gを得た。
ジエチルエーテル 混合物を還流下4時間加熱することにより異性化!3 を続げた。上記の方法による後処理の後、〔α〕= +
 3 5. 7° (c=2.0、CHCl3)の混合
物が得られた。
のクロマトグラフィーにより精製しく展開液ニジエチル
エーテル/ヘキサン:9/1)、Cα〕=+16.3@
 (c=2.0、C HC f 、)の標題化合物1.
5gを得た。収率ニア5%。
’H NMR  (C[lC1s. ppm)デルタ=
3.52(m, 18)。
3、62及び3.72(dABq. 2)1)、  4
.09及び4. 24 (dABq。
2H)、  6.29(m. ltl)、  6.56
(m. IH)。
ジオキサジン 3、 5 5 gの(R)−7.8−ジフルオロ−2。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式IIIの(R)−若しくは(S)−7−フル
    オロ−8−X−3,4−ジヒドロ−2H−〔1,4〕ベ
    ンゾオキサジン及び−ベンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・III (式中、置換基R^1、R^2、R^3及びR^4のう
    ち1個がCH_2OH若しくはCH_2Zを示し、それ
    以外が水素を示す。Zは水素、フッ素若しくは保護され
    た水酸基を示し、Yは酸素若しくはイオウを示し、Xは
    フッ素、塩素、メチル基若しくは水素を示し、但しR^
    3及びR^4の両方が水素を示すベンゾオキサジンにつ
    いてはXはメチル基若しくは水素を示す)。 (2)一般式XVIIIの(R)−若しくは(S)−ピリド
    ベンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XVIII (式中、AはX若しくはNQ^1Q^2を示すが、Q^
    1及びQ^2は同一若しくは異なっており、水素若しく
    は(1−6C)アルキル基のいずれかを示す(但し、Q
    ^1及びQ^2は両方とも水素を示すということはない
    )か、あるいは両者で1若しくは2個の窒素環内原子か
    つ/又は1個の酸素環内原子を含み、(1−4C)アル
    キル基によって置換されることもある(3−7C)ヘテ
    ロ環を形成する。また、R^1、R^2、R^3、R^
    4及びXは請求項(1)で定義したものを示す)。 (3)立体化学的に純粋な形態若しくはラセミ体混合物
    としての一般式IIIの7−フルオロ−8−X−3,4−
    ジヒドロ−2H−〔1,4〕ベンゾオキサジン及び−ベ
    ンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・III (式中、Xはフッ素、塩素、メチル基若しくは、水素を
    示し、Yは酸素若しくはイオウを示す。 また、 a、原料化合物IXにおいて、R^6=水酸基及びR^5
    =水素の場合、R^1=CH_2Z若しくはCH_2O
    H、あるいは b、原料化合物IXにおいて、R^6=水素及びR^5=
    水酸基の場合、R^2=CH_2Z若しくはCH_2O
    H、あるいは c、原料化合物Xにおいて、R^7=水素及びR^8=
    水酸化メチルの場合、R^3=CH_2Z若しくはCH
    _2OH、あるいは d、原料化合物Xにおいて、R^7=水酸化メチル及び
    R^3=水素の場合、R^4=CH_2Z若しくはCH
    _2OHであり、 いずれの場合においても、それ以外のRは水素を示し、
    Zは請求項(1)で定義したものを示す)の製造方法に
    おいて、以下の工程を含む方法a、立体化学的に純粋な
    形態若しくはラセミ体混合物としての式IXの4−フルオ
    ロ−3−ハロ−2−(ヒドロキシ(3c)アルキル−Y
    )ニトロベンゼン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IX) (式中、R^5=水酸基かつR^6=水素、若しくはR
    ^5=水素かつR^6=水酸基、のいずれかであり、X
    ^1はフッ素若しくは塩素を示し、Yは酸素若しくはイ
    オウを示し、Zは請求項(1)で定義したものを示す)
    、かつ/又は立体化学的に純粋な形態若しくはラセミ体
    混合物としての式Xの4−フルオロ−3−ハロ−2−(
    ヒドロキシ(3c)アルキル−Y)ニトロベンゼン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・X (式中、R^7=水素かつR^8=水酸化メチル、若し
    くはR^7=水酸化メチルかつR^8=水素、のいずれ
    かであり、X^1、Y及びZは上記の式IXについて定義
    したものを示す)の水酸基活性化剤との反応で、該水酸
    基が適当な脱離基により置換されており、他の置換基が
    先に定義したものである式IXa若しくはXaの対応する
    化合物を得る反応工程、 b、工程a、に先立ち、若しくは引き続いて、当技術分
    野において既知の方法による還元剤を用いてのIX、IXa
    、X若しくはXaの該ニトロ基のアミノ基への転化によ
    り、アニリン誘導体を得る工程、 c、得られたアニリン誘導体を塩基で処理することによ
    り、該アニリン誘導体を閉環させる工程、 d、得られた閉環アニリン誘導体の8−フッ素原子の、
    当技術分野において既知の方法による、メチル基若しく
    は水素原子による任意の置換工程、 e、得られた閉環アニリン誘導体のCH_2Zの水酸基
    保護基の、当技術分野において既知の方法による任意の
    除去工程。 (4)請求項(3)記載の方法において、該脱離基カリ
    チルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキ
    シ基、臭素原子若しくは(フェニル)、P^+−O−の
    式で示される基を含む基から選択されることを特徴とす
    る方法。 (5)請求項(3)若しくは(4)記載の方法において
    、該還元剤がラネーニッケル、塩化第一スズ、金属スズ
    及び水素、若しくは貴金属触媒併用の蟻酸アンモニウム
    を含むグループから選択されることを特徴とする方法。 (6)請求項(3)−(5)のいずれか1項に記載の方
    法において、閉環をもたらす該塩基がカリウムtert
    −ブトキサイド、水酸化カリウム若しくは、好ましくは
    水酸化カリウム及び炭酸カリウムの混合物であることを
    特徴とする方法。 (7)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の方
    法において、該原料化合物である式IX若しくはXで示さ
    れる4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロキシ(3c
    )アルキル−Y)ニトロベンゼン、若しくはIX及びXの
    混合物が、塩基条件下で2,4−ジフルオロ−3−ハロ
    ニトロベンゼンを、3−Z−1,2−プロパンジオール
    、1−ヒドロキシ−3−Z−2−プロパンチオール及び
    2−ヒドロキシ−3−Z−1−プロパンチオールを含む
    グループの化合物と反応させることにより製造されるこ
    とを特徴とする方法(但し、Y及びZは請求項(3)に
    おいて定義したものを示し、ハロはフッ素若しくは塩素
    を示す)。 (8)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の方
    法において、該原料化合物である式IX若しくはXで示さ
    れる4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロキシ(3c
    )アルキル−Y)ニトロベンゼン、若しくはIX及びXの
    混合物が、塩基条件下で3−フルオロ−2−ハロ−6−
    ニトロフェノール若しくは対応するチオフェノールを、
    式X I の2−CH_2Z−オキシランと反応させるこ
    とにより製造されることを特徴とする方法 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・X I (但し、ハロはフッ素若しくは塩素を示し、Y及びZは
    請求項(3)において定義したものを示す)。 (9)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の方
    法において、該原料化合物である式IX若しくはXで示さ
    れる4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロキシ(3c
    )アルキル−Y)ニトロベンゼン、若しくはIX及びXの
    混合物が、塩基の存在下で3−フルオロ−2−ハロ−6
    −ニトロフェノール若しくは対応するチオフェノールを
    1−L−3−Z−2−プロパノールと反応させることに
    より製造されることを特徴とする方法(但し、Lは容易
    に脱離する原子若しくは基を示し、Y及びZは請求項(
    3)において定義したものを示し、ハロはフッ素若しく
    は塩素を示す)。 (10)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の
    方法において、該原料化合物である式IX若しくはXで示
    される4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロキシ(3
    c)アルキル−Y)ニトロベンゼン、若しくはIX及びX
    の混合物が、トリフェニルホスフィン及びジ(1−6c
    )アルキルアゾジカルボキシレートの存在下で3−フル
    オロ−2−ハロ−6−ニトロフェノール若しくは対応す
    るチオフェノールの混合物を3−Z−1,2−プロパン
    ジオールと反応させることにより製造されることを特徴
    とする方法(但し、Y及びZは請求項(3)において定
    義したものを示し、ハロはフッ素若しくは塩素を示す)
    。 (11)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の
    方法において、該原料化合物であるそれぞれ式IX若しく
    はXで示される4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロ
    キシ(3c)アルキル−Y)ニトロベンゼンがトリフェ
    ニルホスフィン及びジ(1−6c)アルキルアゾジカル
    ボキシレートの存在下で、3−フルオロ−2−ハロ−6
    −ニトロフェノール若しくは対応するチオフェノールを
    、それぞれ2−OR″−3−Z−プロパノール若しくは
    1−OR″−3−Z−2−プロパノールと反応させ、得
    られた産物からR″−基を除去することにより製造され
    ることを特徴とする方法(但し、R″は水酸基保護基を
    示し、ハロはフッ素若しくは塩素を示し、Y及びZは請
    求項(3)において定義したものを示す。) (2)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載の方
    法において、該原料化合物であるそれぞれ式IX若しくは
    Xで示される4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒドロキ
    シ(3c)アルキル−Y)ニトロベンゼンが、塩基の存
    在下で、3−フルオロ−2−ハロ−6−ニトロフェノー
    ル若しくは対応するチオフェノールを、それぞれ1−L
    −2−OR″−3−Z−プロパン若しくは2−L−1−
    OR″−3−Z−プロパンと反応させ、得られた産物か
    らR″−基を除去することにより製造されることを特徴
    とする方法(但し、Lは容易な脱離基を示し、R″は水
    酸基保護基を示し、ハロはフッ素若しくは塩素を示し、
    Y及びZは請求項(3)において定義したものを示す。 )(13)請求項(3)−(6)のいずれか1項に記載
    の方法において、該原料化合物であるそれぞれ式IX若し
    くはXで示される4−フルオロ−3−ハロ−2−(ヒド
    ロキシ(3c)アルキル−Y)ニトロベンゼンが、塩基
    条件下で、2,4−ジフルオロ−3−ハロ−ニトロベン
    ゼンを、それぞれ2−OR″−3−Z−プロパノール若
    しくは1−OR″−3−Z−2−プロパノール、若しく
    は対応するチオールと反応させ、得られた産物から水酸
    基保護基を除去することにより製造されることを特徴と
    する方法(但し、Y及びZは請求項(3)において定義
    したものを示し、ハロはフッ素若しくは塩素を示し、R
    ″は水酸基保護基を示す)。 (14)請求項(3)−(13)に記載の方法において
    、該不斉原料化合物が立体化学的に純粋な形態で使用さ
    れることを特徴とする方法。 (15)請求項(14)記載の方法において、当技術分
    野において既知の方法により、式IIIで示される立体化
    学的に純粋なベンゾオキサジン若しくはベンゾチアジン
    を対応する一般式XIIで示される立体化学的に純粋なピ
    リドベンゾオキサジン若しくはピリドベンゾチアジンに
    ひき続き転化する方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XII (式中、Aは請求項(2)において定義したものを示し
    、置換基R^1及びR^2の一方はCH_2OH若しく
    はCH_2Zを示し、他方は水素を示す。 また、X、Y及びZは請求項(3)において定義したも
    のを示す)。 (16)請求項(15)記載の方法において、以下の工
    程を特徴とする方法: a、該ベンゾオキサジン若しくはベンゾチアジンをジ(
    1−6c)アルキルエトキシメチレンマロネートと反応
    させる工程、 b、該ピリジン環を閉じるために酸を加える工程、 c、得られた式XIVのピリドベンゾオキサジン若しくは
    ピリドベンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XIV (式中、R^1^2は(1−6c)アルキル基を示し、
    X、Y、R^1及びR^2は請求項四において定義した
    ものを示す)を、加水分解して対応するカルボン酸を得
    る工程、 d、任意に、以下の反応のうちの1個をひき続き行なう
    工程 d1、該10−フッ素原子をアミンNHQ^1Q^2で
    置換する反応、 d2、10−クロロ−ピリドベンゾチアジンを酸化して
    対応するスルフォキシド若し くはスルホンを得、該10−基素原子を アミンNHQ^1Q^2で置換した後、該スルフォキシ
    ド若しくはスルホンをスルファ イドに還元する反応 (但し、Q^1及びQ^2は請求項(15)において定
    義したものを示す)。 (17)請求項(15)若しくは(16)記載の方法に
    おいて、式IVで示される化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・IV ((s)−オフロキサシン)が立体化学的に純粋な式X
    IIIで示されるベンゾオキサジンから始めて製造される
    ことを特徴とする方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XIII (18)請求項(14)記載の方法において、当技術分
    野において既知の方法により式IIIで示される立体化学
    的に純粋なベンゾオキサジン若しくはベンゾチアジンを
    、対応する一般式VIIIで示される立体化学的に純粋なピ
    リドベンゾオキサジン若しくはピリドベンゾチアジンに
    ひき続き転化する方法 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・VIII (式中、Aは請求項(2)において定義したものを示し
    、置換基R^3及びR^4の一方はCH_2OH若しく
    はCH_2Zを示し、他方は水素を示す。 また、X、Y及びZは請求項(3)において定義したも
    のを示す)。 (19)請求項(18)記載の方法において、以下の工
    程を特徴とする方法: a、該ベンゾオキサジン若しくはベンゾチアジンをジ(
    1−6c)アルキルエトキシメチレンマロネートと反応
    させる工程、 b、該ピリジン環を閉じるために酸を加える工程、 c、得られた式XVのピリドベンゾオキサジン若しくは
    ピリドベンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XV (式中、R^1^2は(1−6c)アルキル基を示し、
    X、Y、R^3及びR^4は請求項(18)において定
    義したものを示す)を、加水分解して対応するカルボン
    酸を得る工程、 d、任意に、以下の反応のうちの1個をひき続き行なう
    工程、 d1、該10−フッ素原子をアミンNHQ^1Q^2で
    置換する反応、 d2、10−クロロ−ピリドベンゾチアジンを酸化して
    対応するスルフォキシド若し くはスルホンを得、該10−塩素原子を アミンNHQ^1Q^2で置換した後、該スルフォキシ
    ド若しくはスルホンをスルファ イドに還元する反応 (但し、Q^1及びQ^2は請求項(18)において定
    義したものを示す)。 (20)最低1個の治療上活性を有する一般式Vのピリ
    ドベンゾオキサジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・V (式中、A、R^1、R^2、R^3及びR^4は請求
    項(15)及び(18)において定義したものを示し、
    該化合物は立体化学的に純粋な形態である)及びその医
    薬上許容しうる水和物、塩若しくはエステルを含有する
    医薬用組成物において、本化合物が請求項(15)−(
    19)のいずれかにより製造されることを特徴とする組
    成物。 (21)活性物質及び1個以上の補助剤若しくは希釈剤
    を含有する医薬用組成物において該活性物質が治療上活
    性を有する一般式XVIIIのピリドベンゾチアジン ▲数式、化学式、表等があります▼・・・XVIII (式中、A、R^1、R^2、R^3若しくはR^4は
    請求項(19)において定義したものを示す)及びその
    医薬上許容しうる水和物、塩若しくはエステルであるこ
    とを特徴とする組成物。 (22)立体化学的に純粋な形態の(S)−オフロキサ
    シン及び1個以上の補助剤若しくは希釈剤を含む医薬用
    組成物において、(S)−オフロキサシンが請求項(1
    5)、(16)若しくは(17)により製造されること
    を特徴とする組成物。 (23)1個以上の補助剤若しくは希釈剤、及び(S)
    −9−フルオロ−3−メチル−10−(4−メチル−1
    −ピペラジニル)−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7
    H−ピリド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾチア
    ジン−6−カルボン酸若しくはその医薬上許容しうる水
    和物、塩若しくはエステルを含有する医薬用抗菌組成物
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