JPH02178206A - 歯科用組成物 - Google Patents

歯科用組成物

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JPH02178206A
JPH02178206A JP63332267A JP33226788A JPH02178206A JP H02178206 A JPH02178206 A JP H02178206A JP 63332267 A JP63332267 A JP 63332267A JP 33226788 A JP33226788 A JP 33226788A JP H02178206 A JPH02178206 A JP H02178206A
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JP
Japan
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weight
wax
paraffin wax
ethylene
composition
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JP63332267A
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English (en)
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Izumi Sakamoto
阪本 泉
Tsukasa Uniki
雲丹亀 司
Hiroshi Adachi
浩 安達
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Shofu Inc
Unitika Ltd
Original Assignee
Shofu Inc
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は歯科用組成物、特に咬合部印象採得材料として
用いられる歯科用組成物に関する。
(従来の技術) 咬合部印象採得材料は歯科技工上極めて重要な材料であ
る。ここで咬合部印象採得とは上顎に対する下顎の位置
関係を記録する方法であり、口腔内において上下歯列間
にワックス、コンパウンド等を介在させて上下歯列の印
記を同時に行うことをいう。この際に用いられる材料は
現在ワックス材料、即ちパラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、白蝋またはそれらの混合物が主
として用いられている。
(発明が解決しようとする課題) 上記ワックス材料は常温で比較的軟らかく、噛み込み抵
抗が少ないので、作業性が高い。また、軟化時にも垂れ
ない特性を有しており、咬合部印象の採得用材料として
優れている。
しかし、咬合部印象採得材料として上記のワックス材料
を使用した場合、該材料は熱及び応力等により変形し易
くかつ破壊し易いため、印象採得後正確な咬合部の印象
を長期間保持することが錐かしい。
従って、ワックス材料は通常のワックスの持つ性質(即
ち、軟化時垂れず、常温で比較的軟らかく、噛み込み抵
抗が少ない等)に加えて、より高い弾性、及び復元力を
持たすことが望ましい。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、この様な現状に鑑み上記の目的を達成す
べく研究を重ねた結果、特定の(A)熱可塑性樹脂に(
B)ワックス混合物を特定量配合した組成物が、歯科材
料として好ましく、特に咬合部印象採得材料として、極
めて好適であることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は(A)融点が30〜lOO℃であるエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体のケン化物、エチレンアクリル酸エチル共重合体、エ
チレンアクリル酸共重合体、無水マレイン化ポリエチレ
ン、無水マレイン化ポリプロピレン、ポリブタジェン、
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重
合体、スヂレンーブチレンースチレン共重合体、スチレ
ンイソブチレン−スチレン共重合体からなる群より選ば
れる1種以上のポリオレフィン系樹脂と、(B)ワック
ス混合物とより配合され、(B)の配合割合いが全組成
物重世に対し20重量%〜60重量%である歯科用組成
物を要旨とするものである。
本発明に用いられる樹脂は融点が30〜100℃好まし
くは40〜70℃、特に好ましくは45〜60℃である
。融点が30℃未満であると組成物の型保持性が乏しく
、口腔内及び夏期などの高い気温下での熱変形が起こり
不適当である。一方融点が100℃をこえると組成物を
使用可能な状態まで軟化させるのに高温を要し、術者あ
るいは患者が直接体に触れるには熱すぎて実用的でない
また本発明に用いられる樹脂はワックス組成物と相溶性
を持つことが望まれる。
この様な条件を満足する本発明に用いられる樹脂として
は、限定的ではないがエチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニルケン化重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレンア
クリル酸共重合体、無水マレイン化ポリエチレン、無水
マレイン化ポリプロピレン、ポリブタジェン、スチレン
ーブヂレンースチレン共重合体、スチレン−イソブチレ
ン−スチレン共重合体である。
その中でも、エチレン−酢酸ビニル共重合体がワックス
混合物と同じ程度の融点を持ち、ワックス混合物との相
溶性にも特にすぐれ、且つ生成歯科用組成物に求められ
る上述の特性に、優れたものを与えることから、最も本
発明に好適に用いられる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニルの
含有量が、20重量%〜50重量%、好ましくは25重
量%〜48重量%、特に好ましくは、30重量%〜46
重量%の物が最も本発明に好適に用いられる。酢酸ビニ
ルの含有量が、20重量%未満の場合は、ワックス組成
物との相溶性に欠け、また組成物の剛性が大きくなりあ
まり好ましくない。50重飛翅を超えると組成物の柔軟
性が増し、変形が大きくなり好ましくない。
本発明のワックス混合物中の(a)としては、例えばJ
[5K−2235に記載されている120P、125P
、130P及び135Pのパラフィンワックスが、(b
)としては同様に140PS 145PS 150P及
び155Pのパラフィンワックスが、(c)としては同
様に150M、160M。
170M、180M及び190Mのマイクロクリスタリ
ンワックス(マイクロワックス)があげられる。これら
(aXbXc)の混合比としては、全ワックス混合物重
量に対して(a)が10〜70重量%、(b)が1〜3
0重11%、(c)が30〜6o重ffi %(7)範
囲内にあることが必要である。(a)が10重量5未満
あるいは(b)が30重量%を越える場合は、組成物を
使用可能な状態にまで軟化させるのに高温または長時間
を要し、しかも軟化後操作しうる許容時間ら短くなり作
業性が悪くなる。逆に(a)が70重量%を越えるかあ
るいは(b)が非常に少量かまたは全く含まれない場合
は、該組成物が軟化した際に垂れを生じて好ましくない
。またパラフィンワックスと比較して油分の多いことが
特徴であるマイクロクリスタリンワックス(c)が30
重量%未満であると、適度な量で混合されることによっ
て該組成物に柔軟性を付与し、割れを防止すると共に噛
み込み抵抗を少なくすることができなくなり、また(c
)が60重量%を越えると、組成物がベタついたり、軟
化時においても不透明のままとなり好ましくない。
本発明の組成物中の(B)ワックス混合物の配合割合は
、20重量%〜60重量%であり、好ましくは23重量
%〜55重量%、特に好ましくは25重量%〜50重量
%である。20重量%未満の場合はワックスの持つ好ま
しい性質、即ち咬合部印象採得材料としての適度な噛み
込み抵抗、軟化時の垂れにくさなど、が発現されなくな
り適当でない。60重1%以上含育されている場合には
逆゛にワックスの持つ欠点、すなわち熱および応力で容
易に変形する点などが表われてきて適当でない。
本発明の組成物には、噛み込み抵抗の減少、硬さの向上
、熱による寸法変化の減少などの物性の向上、及び軟化
速度の増大を計る目的などで、無機質フィラーを添加剤
として混入してもよい。
これらの目的に利用されるフィラーとしては、限定的で
はないが、例えばホワイトカーボン等のシリコン化合物
;硫酸バリウム及び硫酸カルシウム等のアルカリ土類金
属の硫酸塩:炭酸カルシウム及び塩基性炭酸マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属の炭酸塩:ケイ酸アルミニウム
、ケイ酸亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム
及びケイ酸ジルコニウム等の多価金属のケイ酸塩;酸化
ストロンチウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコ
ニウム及びシリカ等多価金属の酸化物;水酸化マグネシ
ウム、水酸化ストロンチウム、水酸化カルシウム、水酸
化亜鉛、水酸化アルミニウム及び水酸化ジルコニウム等
の多価金属の水酸化物:カオリン、タルク、雲母、パイ
ロフィライト、モンモリロナイト及びセリサイトなど粘
土鉱物類:更に硫酸バリウムと硫化亜鉛とからなるリト
ポン:クリストバライト:セルロース;ガラス繊維;ガ
ラス粉末、カーボンブラック:グラファイト;銅粉末及
びアルミニウム粉末などが挙げられる。
なかでら炭酸カルシウム、酸化チタン、カオリン、タル
ク、カーボンブラック及び銅粉末などの微粉末がよく用
いられる。
本発明の組成物に無機質フィラーを混入する場合の混入
量は50重量%未満である。50重量%を超えると硬さ
の増大、粘弾性の減少などの物性変化がおこり、噛み込
み抵抗が大きくなり、また組成物が脆く破折しやすいな
ど好ましくない性質が発現する。
また本発明の組成物の融点付近の温度で色調を変える示
温性物質、例えばロイコ体染料(ロイコ体染料+顕色剤
+消色剤+温度調節剤)及び感温変色性色素(ラクタム
化合物+電子受容体十減感剤)などを他の添加剤として
30重量%未満混入してもよく、組成物の軟化および硬
化の状態を色調変化で判別可能にすることもできる。例
えば不透明である組成物シートの一方の表面にインクや
塗料で文字を書き、もう一方の面から、加熱により組成
物シートが透明になって文字が見えるようになったら軟
化しているものと判別することが出来る。
更に他の目的のために、本発明の組成物に、チタン白、
ベンガラ、群青、トルイジンレッド、ベンジジンイエロ
ーのような顔料、食用赤色3号、食用黄色4号、食用緑
色3号、食用青色1号のような着色剤、トルエン、ベン
ゼン、キシレンなどの溶剤、チメロサール、マーキュロ
クロムなどの水銀化合物及び硝酸銀、プロティン銀など
の銀化合物及びクロラミン塩素酸カリウム、硫酸クロル
ヘキシジンなどのクロル化合物製剤及びヨウ素及び歯科
用ヨードグリセリンなどのヨウ素化合物製剤などの殺菌
剤及び抗菌剤などを、他の添加剤として、混入したり、
表面に塗布・印刷、若しくはコーティングしてもよい。
上述の無機質フィラー、示温性物質、顔料、着色剤、溶
剤、殺菌剤及び抗菌剤などの添加剤は、温度制御の可能
な混合機、ニーグー、エクストルーダーなどにより混入
できる。
本発明の組成物は、シートマシーン等により厚さ0.5
〜5.On++n、好ましくは1.5〜3.0mmの適
度の大きさを有するシート状若しくは馬蹄形に予備成形
して歯科用に供される。
このシート状成形組成物は、i)前述の諸添加剤を含ま
ない本発明の組成物のみをシート状にした単一層のもの
、II)前述の諸添加剤を含む本発明の組成物のみをシ
ート状にした単一層のもの、iii ) i )の単一
層の両側面にii)の単一層を貼り合わせて得られる3
層のもの、又はiv ) ii )の単一層の両側面に
i)の単一層を貼り合わせ得られる3層のもの、の何れ
であってもよい。
(実施例) 以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されない。なお、各ワックスの重量
%の次の[]中は、全ワックス混合物重量に対しての重
量%を表す。
〈実施例1〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:エバフレックス40Y 三片デュポンポリケミカル社製) パラフィンワックス 130P (商品名・パラフィンワックス 日本精蝋社製) 11.7重量%[39、0] パラフィンワックス 140F   5重量%[16,
7](商品名:パラフィンワックス140 日本精蝋社製) マイクロクリスタリンワックス 1333重量%[44
,3]60M (商品名:マルチワックスW835 ウイチコケミカル社製) 上記割合で混練機に投入し160℃で30分間混練し咬
合部印象採得用組成物を得た。この組成物を130℃で
溶融押出し、2+++m厚のシートを作成した。このソ
ートをタンザク状に切断し、温水(55〜60℃)中に
浸漬したところ約60秒で軟化透明となり温水中より取
り出しても垂れなかった。また55℃の温水中で60秒
間浸漬し軟化させた後咬合部印象を採得したところ咬合
した時軟らかく、延展性があり破折せず正確に採得でき
た。
また軟化透明となり垂れないため温水中より取り出し口
腔内へ入れるのが容易であった。
印象採得後7日間放置しておいたが、熱および外応力な
どによる変形、破損はなく、印象採得直後と何ら変化し
ていなかった。
〈実施例2〉 エヂレンー酢酸ビニル共重合樹脂 67.9重量%(商
品8二エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130 P   114重量%[
38,8](商品名:パラフィンワックス130)パラ
フィンワックス 140F (商品名;パラフィンワックス 4.9重量%[16,9] マイクロクリスタリンワックス 12.9重量%[44
,3]60M (商品名:マルチワックスW835) 示温性物質 (商品名:サーモクロミックゾル 3.0重量%(昧)
コバヤシ社製) 上記割合(示温性物質は投入せず)で混練機に投入し1
60℃で30分間混練し咬合部印象採得用組成物を得た
。この組成物を110℃で溶融押出し、1fflI11
厚のシートを作成した。上記示温性物質をシートの片面
にコーティングしこの面に更にlram厚のシートを重
ね示温性物質が中間層にある厚さ2鮎のシートを得た。
このシートをタンザク状に切断し約20秒間火炎にて加
熱したところ中間層の青色が白色に変色し、全体が軟化
した。また55℃の温水中に60秒間浸漬して軟化させ
咬合部印象を採得したところ咬合時軟らかく、延展性が
あり破折せず正確に採得できた。放冷後色調が、軟化さ
せる前の青色に戻り、硬化していることが分った。
印象採得後7日間放置しておいたが熱および外応力など
による変形破損はなく印象採得直後と何ら変化していな
かった。
〈実施例3〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 63重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130 P   10.5重量%
[38,9](商品名:ハラフィンワックス130)パ
ラフィンワックス 140P    4.5重量%[1
6,7](商品名;パラフィンワックス140)マイク
ロクリスタリンワックス  12.0重重%[44,4
] 60M (商品名:マルチワックスW835) 炭酸カルシウム        10重全型(日局沈降
炭酸カルシウム 平均粒径1.1μ備北粉化社製) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このらのを55℃の
温水中で45秒間浸漬し軟化させた後咬合部印象を採得
したところ、咬合した時軟らかく延展性があり、破折せ
ず正確に採得できた。
印象採得後、7日間放置しておいたが、熱及び外応力な
どによる変形破損はなく印象採得直後となんら変化して
いなかった。
く比較例1〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 30重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P (商品名:パラフィンワックス 27.3重量%[39,0] パラフィンワックス 140P (商品名:パラフィンワックス 11.7重量%[16,7コ マイクロクリスタリンワックス  31,0重量%[4
4,3] 60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成しタンザク状に切断した。55℃の温水中で60
秒間浸漬し軟化さ仕咬合部印象を採得するために咬合し
たところ軟らかく抵抗なく噛み込めるが延展性が少な(
一部破折した。印象採得後7日間放置しておいたところ
熱および外応力などによる変形がみられた。
〈比較例2〉 ェヂレンー酢酸ビニル共重合樹脂 90重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P    3.9重量%[
39,0](商品名:パラフィンワックス130)パラ
フィンワックス 140P    1.7重量%[17
,0](商品名:パラフィンワックス140)マイクロ
クリスタリンワックス   4 、4 重fi % [
44、0]M商品名;マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成しタンザク状に切断した。55℃の温水中で60
秒間浸漬し咬合したが、粘着性かあり、手指への付着、
咬合後の歯への付着など使用上好ましくない性質が見ら
れた。
〈実施例4〉 エチレン−エチルアクリレート 70重量%共重合樹脂 (i1品名:エバフレックスEEA^−704)パラT
)イア’)ックス 130P   11.7重重%[3
9,01(商品名:パラフィンワックス130)パラフ
ィンワックス 140P   5全景%[16,7](
商品名:パラフィンワックス140)マイクロクリスタ
リンワックス 13゜3重量%[44,3]60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し180℃で40分間混練し咬
合部印象採得組成物を得た。この組成物を150℃で溶
融押出し、2+nm厚のシートを作成しタンザク状に切
断した。60℃の温水中に60秒間浸漬し咬合したとこ
ろ、実施例1と比べて、咬合時の軟らかさ、弾性が若干
劣っていたが、破折せず良好な咬合部印象採得が可能で
あった。
印象採得後、7日間放置しておいたが熱および外応力な
どによる変形破損はなく印象採得直後となんら変化して
いなかった。
〈実施例5〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 60重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 120P (商品名:パラフィンワックス 15.6重11%[39,0] パラフィンワックス 150P   6.7重量%[1
6,8](商品名:パラフィンワックス150)マイク
ロクリスタリンワックス 17.7重量%[44,2]
60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例!と同様にしてシート
を作成しタンザク状に切断した。55℃の温水中で60
秒間浸漬したところ軟化し透明になり温水中より取り出
しても垂れなかった。また55℃の温水中で60秒間軟
化させた後、咬合した時軟らかく、延展性があり、破折
せず正確に印象採得でき実施例1と同様の組成物であっ
た。
印象採得後、7日間放置しておいたが熱および外応力な
どによる変形破損はなく印象採得直後となんら変化して
いなかった。
〈実施例6〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 50重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 120 P    19.5重量
%[39,0](商品名:ハラフィンワックス120)
パラフィンワックス 150P    8.3重量%[
16,6](商品名:パラフィンワックス150)マイ
クロクリスタリンワックス  22.2重量%[44,
4]60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成しタンザク状に切断した。55℃の温水中で60
秒間浸漬したところ軟化し透明になり温水中より取り出
しても垂れなかった。55℃の温水で60秒間浸漬し軟
化させた後咬合した時軟らかいが、実施例!および5と
比べて少し破折しやすく延展性がやや劣っていた。
印象採得後、7日間放置しておいたが熱および外心力な
どによる変形破損はなく印象採得直後となんら変化して
いなかった。
〈実施例7〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:スミテートRB−II 住友化学工業(株)社製) パラフィンワックス 130P (商品名:パラフィンワックス 15重量%[50,0] ■30) パラフィンワックス 140P    3重量%[10
,0](商品名:パラフィンワックス140)マイクロ
クリスタリンワックス  12重量%[40,0](商
品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成しタンザク状に切断した。55℃の温水中に60
秒間浸漬し軟化させ咬合した時軟らかく、延展性があり
破折せず正確に咬合部の印象が採得できた。まtこ軟化
透明となり垂れないため温水中より取り出し口腔内へ入
れるのが容易であった。
印象採得後7日間放置しておいたが熱および外心力など
による変形破損はなく印象採得直後と何ら変化していな
かった。
く比較例3〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 68重量%(商品名
;エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P    1重量%[3,
1](商品名:パラフィンワックス130)パラフィン
ワックス 140P (商品名;パラフィンワックス 12重量%[37,5] マイクロクリスタリンワックス  19重f1%[59
,4160M (商品名:マルチワックスW 835)上記割合で混練
機に投入し実施例1と同様にしてシートを作成し、タン
ザク状に切断した。このものを55℃の温水中で60秒
間浸漬させたが完全に透明にならず、さらに30秒浸漬
して透明となった。その後咬合部印象を採得したところ
、軟化が不十分であり咬合した時やや抵抗があった。
く比較例4〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130F    5重量%[16
,7](商品名:パラフィンワックス130)パラフィ
ンワックス 140P    15重量%[50,(l
](商品名:パラフィンワックス140)マイクロクリ
スタリンワックス  10重量%[33,3]60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このものを60℃の
温水中で90秒間浸漬させたか完全に透明にならなかっ
た。そこで70℃の温水中で60秒間浸漬すると透明と
なったので口腔内に入れたところ熱く不快であった。
く比較例5〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P    23重量%[7
6゜7](商品名:ハラフィンワックス130)パラフ
ィンワックス 140P    1重量%[3,3](
商品名:パラフィンワックス140)マイクロクリスタ
リンワックス  6重量%[20,0]60M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このものを55℃の
温水中に60秒浸漬して取り出すと垂れが生じてシート
の形状を保持しなかった。
また冷却固化後外応力を加えるとひび割れを生じた。
く比較例6〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P    15重量%[5
0,0](商品名:パラフィンワックス130)パラフ
ィンワックス 140P    0重量%[0](商品
名:パラフィンワックス140)マイクロクリスタリン
ワックス  15重量%[50,0]60M (商品名;マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例【と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このものを55℃の
温水中に浸漬させたところ40秒で透明となったので取
り出すと垂れが生じてシートの形状を保持しなかった。
く比較例7〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重量%(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130 P    20ffij
1%[68,61(商品名:パラフィンワックス130
)パラフィンワックス 140P    5重量%[1
6,7](商品名:パラフィンワックス140)マイク
ロクリスタリンワックス  5重量%[16,7]60
M (商品名;マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このらのを55℃の
温水中で60秒間浸漬させたところ軟化透明となり、そ
の後咬合部印象を採得したところやや噛み込み抵抗があ
った。またその後冷却固化しtこ際に外応力を加えると
ひび割れが生じた。
〈比較例8〉 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 70重爪形(商品名
:エバフレックス40Y) パラフィンワックス 130P    5重量%[16
,7](商品名:パラフィンワックス130)パラフィ
ンワックス l 40 P    3重ffi%[10
,0](商品名:パラフィンワックス140)マイクロ
クリスタリンワックス  22重量%[73,3]60
M (商品名:マルチワックスW835) 上記割合で混練機に投入し実施例1と同様にしてシート
を作成し、タンザク状に切断した。このものを55℃の
温水中で60秒間浸漬させたところ完全に透明にならな
かったか、十分に軟化していたので咬合部印象を採得す
るために咬合したところややベタついた。
〈実施例8〉 実施例!で作成したシートの一方の表面にインク(商品
名:マーケム特殊インク7132WHITE、(MAR
KEM社製))で「OK」と文字を印刷した後、文字を
印刷した面を下側にし、上側よりトーチランプで加熱す
ると、透明となり、rOKJの文字が見え、軟化してい
ることが確認できた。
次に55℃の水に、60秒間浸漬して軟化させた後、シ
ートを実施例1と同様にして咬合部印象を採得したとこ
ろ、実施例1と同様の結果が得られた。
又、印象採得後7日間放置しておいたが熱および外応力
などによる変形破損はなく印象採得直後となんら変化し
ていなかった。
(発明の効果) 本発明の組成物は通常シーI・状または馬蹄形に予備成
形して使用に供されるものであり、高い弾性復元力を持
っている。
従って本発明の組成物を用いて咬合部印象採得を行うこ
とにより正確な咬合部印象が採得でき口腔外へ取り出す
際の変形、破損が起こらずまた放置期間中での熱及び応
力等による変形破壊がないので、従来のワックスの持つ
熱及び応力等により変形、破壊するといった欠点か解消
される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)融点が30〜100℃であるエチレン−酢酸
    ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン
    化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
    −アクリル酸共重合体、無水マレイン化ポリエチレン、
    無水マレイン化ポリプロピレン、ポリブタジエン、スチ
    レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体
    、スチレン−ブチレン−スチレン共重合体及びスチレン
    −イソブチレン−スチレン共重合体から成る群より選ば
    れる1種以上のポリオレフィン系樹脂および(B)(a
    )融点が120.0F以上〜140.0F未満(48.
    9℃以上〜60.0℃未満)であるパラフィンワックス
    と(b)融点が140.0F以上〜159.8F未満(
    60.1℃以上〜71.0℃未満)であるパラフィンワ
    ックスと(c)マイクロクリスタリンワックスとからな
    り、(a)、(b)及び(c)の混合比が全ワックス混
    合物重量に対して(a)10〜70重量%、(b)1〜
    30重量%、(c)30〜60重量%であるワックス混
    合物 を含有し、該ワックス混合物(B)の量が全組成物重量
    に対し20重量%〜60重量%である歯科用組成物。
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