JPH02178038A - フッ素樹脂接着フィルムの接着方法 - Google Patents

フッ素樹脂接着フィルムの接着方法

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JPH02178038A
JPH02178038A JP33391388A JP33391388A JPH02178038A JP H02178038 A JPH02178038 A JP H02178038A JP 33391388 A JP33391388 A JP 33391388A JP 33391388 A JP33391388 A JP 33391388A JP H02178038 A JPH02178038 A JP H02178038A
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JP
Japan
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fluororesin
film
adhesive
vapor
bonded
Prior art date
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JP33391388A
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English (en)
Inventor
Katsu Ito
伊藤 濶
Shingo Hibino
真吾 日比野
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフッ素樹脂接着フィルムの接着方法に関する。
この接着方法は装飾用のモール、接着テープを接着する
際に使用できる。
[従来の技術] 従来より、フッ素樹脂フィルムの裏面にコロナ放電処理
を施し、その裏面と被接着物の被接着面との間に接着剤
層を介在させてフッ素樹脂接着フィルムを被接着面に接
着する接着方法が知られている。
このフッ素樹脂接着フィルムの接着方法では、接着剤の
フッ素樹脂フィルムの裏面にコロナ放電処理されて裏面
が活性表面とされており、これにより接着が困難なフッ
素樹脂フィルムを被接着面に接着できるようにしている
[発明が解決しようとする課題] しかし上記したフッ素樹脂接着フィルムの接着方法では
、フッ素樹脂フィルムの裏面がコロナ放電処理されて活
性表面とされているものの、被接@面に対する接着強度
が充分でなく、長期接着信頼性に欠ける問題がある。
本発明は上記した課題に鑑みなされたものであり、その
目的は、接着性を改善したフッ素樹脂接着フィルムの接
着方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者はフッ素樹脂接着フィルムの接着性について鋭
意研究した結果、フッ素樹脂フィルムのコロナ放電処理
した活性表面に金属を蒸着させ、蒸着した金属を介して
接着剤で接着すれば、その接着力が向上することを知見
し、かかる知見に基づき本発明にかかるフッ素樹脂接着
フィルムの接着方法を完成したものである。
即ち、本発明にかかるフッ素樹脂接着フィルムの接着方
法は、フッ素樹脂を基材とするフッ素樹脂フィルムの片
面の少なくとも一部にコロナ放電処理を施して活性表面
を形成する第1工程と、フッ素樹脂フィルムの活性表面
に蒸着処理を施して金属を蒸看する第2工程と、 金属が蒸着された表面と被接着物の被接着面との間に接
着剤層を介在させて被接@面にフッ素樹脂フィルムを接
着する第3工程とを順に実施することを特徴とするもの
である。
第1工程で用いるフッ素樹脂フィルム層はフッ素樹脂を
基材とする。フッ素樹脂は、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素と炭素のみ
で構成された樹脂、クロロトリフルオロエチレン(PC
TFE)とかエーテル結合をもつフッ素モノマーの重合
体のようにフッ素と炭素以外に少量の他の元素をもつフ
ッ素系樹脂を採用でき、なかでも透光性をもつものを用
いることができる。なお、フッ素樹脂を基材とするとは
上記したフッ素樹脂を主成分とし、他に無機充填材等を
配合してもよいとの意味である。フッ素樹脂フィルム層
の厚み、横断面形状等は適宜設定することができ、具体
的にはテープ状などとすることができる。
第1工程では、フッ素樹脂フィルム層の片面にコロナ放
電処理を施して活性化された活性表面を形成する。コロ
ナ放電処理は不活性ガス中で行うことができる。この処
理によりフッ素樹脂の処理表面には微小の凹凸が形成さ
れるとともに酸素等がフッ素樹脂表面に固定され、表面
が活性化される。
第2工程では、フッ素樹脂接着フィルムの活性表面に蒸
着処理を施して金属をN着する。蒸着金属の付i量は、
要求される接着力、接着剤の種類等に応じて適宜設定す
るが、例えば、100〜2000オングストロームとす
ることができ、特に500〜1000オングストローム
とすることができる。蒸着処理は、フッ素樹脂フィルム
の活性表面の全面を被覆するように所定の厚みで層状に
金属を付着させる形態でも、あるいは、金属を島状に付
着させる形態でもよい。なお、蒸着金属の付着■が10
0オングストローム未満ではフッ素樹脂フィルム層と接
着剤層との接合力が充分でなく、また2000オングス
トロームをこえる大量の金属を蒸着した場合にはフッ素
樹脂接着フィルムとしての柔軟性が乏しくなる傾向にあ
るものの、フッ素樹脂接着フィルムの形状安定性を確保
するのに都合がよい。蒸看する金属としては、例えばス
テンレス鋼、クロム、アルミニウム、銅、ニッケル、金
、これらの合金等を採用できる。蒸着処理は例えば真空
蒸着法、イオンブレーティング法、スパッタリング法等
のPVD法で行ない得る。なかでも、金属が塊としてf
fi着されるクラスター蒸着が好ましい。
第3工程では、金属が蒸着された表面と被接着物の被接
着面との間に接着剤層を介在させて被接着面にフッ素樹
脂接着フィルムを接着する。接着剤層としては、接着時
に熱で溶かすホットメルト型接着剤、あるいは、糊剤を
主体とする粘着剤、硬化型接着剤等従来の接着剤をその
ま使用することができる。
〔作用1 本発明にかかるフッ素樹脂接着フィルムの接着方法では
、フッ素樹脂フィルム層のコロナ放電処理により活性化
された活性表面に金属が蒸着されているので、フッ素樹
脂フィルムと接着剤層との間の耐剥離性が向上する。
[実施例] 本発明にかかるフッ素樹脂1i着フィルムのW&着方法
を実施例にしたがって具体的に説明する。
この接着方法の各工程を第1図〜第4図に示す。
コロナ放電処理を施す前のフッ素樹脂フィルム1の断面
を第1図に示す。フッ素樹脂フィルム1は厚みが0.0
5mm、幅が5mm、長さが5m(7)大きさであり、
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共
重合体よりなるゴム状弾性をもつフッ素樹脂で形成され
ている。
第1工程では、フッ素樹脂からなるフッ素樹脂フィルム
1の裏面にコロナ放電処理を施し、第2図に示すように
活性表面10を形成する。なお、活性表面10を形成す
るコロナ放電処理の条件は、雰囲気がアルゴンガス、電
極間の電流が60A、電極間を通過するフィルム速度を
5m/分とした。
第2工程では、活性表面10を形成したフッ素樹脂フィ
ルム1を真空容器内に収納し、真空容器内を排気系で排
気して10−’Pa以下の高真空とし、蒸発源としてク
ロムを用い、活性表面10にクロムを蒸着処理し、これ
によりフッ素樹脂フィルム1の活性表面10に蒸着金属
部2を形成する。本実施例では蒸着金属部2を形成する
蒸着金属の付1ffiは500オングストロ一ム程度に
した。
蒸着金属は層状に活性表面10に付着している。
第3工程では、金属が蒸着されたフッ素樹脂フィルム1
の表面に厚み50μm程度で加熱して軟化したホットメ
ルト型接着剤よりなる接着剤層3を積層した。これによ
りフッ素樹脂接着フィルムを得た。
このフッ素樹脂接着フィルムを被接着物4の被接着面4
0上に配置し、加熱して接着剤層3を溶融し冷13凝固
させ、第4図に示すようにフッ素樹脂接着フィルム1を
被接着面40に接着した。な。
お、接着剤層3は熱可塑性共重合ポリエステルよりなる
ホットメルト型接着剤を用いた。被接着面40に接着さ
れたフッ素樹脂接着フィルム1は、長期間にわたり使用
しても被接着面40から剥離しない。
[試験例] ところで、上記した製造方法において、クロム蒸11m
を100オングストローム、500オングストローム、
1000オングストローム、3500オングストローム
と変化させ、かつフッ素樹脂フィルムの巾を10mmと
した試験片を作製した。
そして、第5図に示すように、各試験片を半硬質のPV
C製の基材6の被接着面60に180℃の温度環境下に
おいて押圧力10KG/crlで5分間押圧して接着す
ると共に、未接着の部分を180度に折返した。そして
、試験片を接着した基材6を引張り試験機に取付け、1
80度剥離試離試IIS  K  6854)の手順に
したがい、1分間あたり100mmの速度で試験片のフ
ッ素樹脂フィルム1を基材6から引きはがし、その強さ
の平均値を接着力とした。試験結果を第6図に示す。試
験結果では、蒸@量が100オングストロームの場合の
接着力は0.5kq/cmであり、蒸着量が500オン
グストロームの場合の接着力は1.2kg/amであり
、蒸着量°が1000オングストロームの場合の接着力
は2.2ko/cmであり、3500オングストローム
の場合の接着力は2.3Kq/amであり、蒸着量が増
加するにつれて接着力は次第に増加し、蒸着量が100
0オングストロームを越えた当たりから接着力は飽和状
態に近くなった。なお、蒸着処理を施さなかった場合の
接着力は3〜4.5Kq/cmであった。[発明の効果
] 本発明にかかるフッ素樹脂接着フィルムの接着方法によ
れば、M着処理を施かさなかった場合に比較して、被接
着物の被接着面に対する接着強度を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はコロナ放電処理を施す前のフッ素樹脂フィルム
のi面図、第2図はコロナ放電処理を施した後のフッ素
樹脂フィルムの断面図、第3図はフッ素樹脂接着フィル
ムの活性表面に蒸着金属を付着させた場合の断面図、第
4図はフッ素樹脂接着フィルムを接着剤層を介して被接
着面に接着した状態の断面図、第5図は剥離試験の状態
を模式的に示す側面図、第6図は蒸itと接着力との関
係を示すグラフである。 図中、1はフッ素樹脂フィルム、10は活性表面、2は
蒸着金属部、3は接着剤層、4は被接着物、40は被接
着面を示す。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 仝属蒸眉量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フッ素樹脂を基材とするフッ素樹脂フィルムの片
    面の少なくとも一部にコロナ放電処理を施して活性表面
    を形成する第1工程と、 前記フッ素樹脂フィルムの前記活性表面に蒸着処理を施
    して金属を蒸着する第2工程と、 前記金属が蒸着された表面と被接着物の被接着面との間
    に接着剤層を介在させて前記被接着面に前記フッ素樹脂
    フィルムを接着する第3工程とを順に実施することを特
    徴とするフッ素樹脂接着フィルムの接着方法。
JP33391388A 1988-12-28 1988-12-28 フッ素樹脂接着フィルムの接着方法 Pending JPH02178038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6089277A (en) * 1992-08-07 2000-07-18 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fuel transporting hose having inner layer made of fluorine-contained resin
JP5170919B2 (ja) * 1998-10-06 2013-03-27 ダイキン工業株式会社 低温ヒートシール性をもつ非パーフルオロ系フッ素樹脂成形体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6089277A (en) * 1992-08-07 2000-07-18 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fuel transporting hose having inner layer made of fluorine-contained resin
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