JPH02177899A - スオレプトコッカス・ミュータンスに特異的に反応するIgDモノクローナル抗体 - Google Patents

スオレプトコッカス・ミュータンスに特異的に反応するIgDモノクローナル抗体

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JPH02177899A
JPH02177899A JP63331741A JP33174188A JPH02177899A JP H02177899 A JPH02177899 A JP H02177899A JP 63331741 A JP63331741 A JP 63331741A JP 33174188 A JP33174188 A JP 33174188A JP H02177899 A JPH02177899 A JP H02177899A
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JP
Japan
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strain
cells
igd
monoclonal antibody
streptococcus mutans
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Hideaki Nagamune
秀明 長宗
Fusao Ota
太田 房雄
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Nagase and Co Ltd
Nagase Sangyo KK
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Nagase and Co Ltd
Nagase Sangyo KK
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ストレプトコッカス・ミュータンス(Str
eptococcus mutans)(血清型c /
 e / f )に特異的に反応するIgDモノクロ−
ナル抗体、および該モノクロ−ナル抗体を産生ずるハイ
ブリドーマに関する。
発明の背景 免疫グロブリンD(IgD)は、抗原刺激によるB細胞
の分化過程の初期にrgMとともにB細胞上に出現し、
その後、遺伝子のプロセシングにより消失してゆくこと
が知られており、また、その機能についての報告も多数
為されている。しかし、このIgDは膜結合型IgDで
あり、血中に微量存在する分泌型1gDについてはその
存在意義はいまだ不明なことが多く、現在、体液性免疫
の分野では大きな研究課題の1つになっている。
この分泌型IgDの研究が遅れている原因として、(i
)血中の分泌型IgDが微量である;(ii)IgDを
持つ適当な実験動物がない(サル、マウス、ラットくら
いてしかIgDが確認されておらず、これらから大量の
血液を採取するのは困難である): (ii)動物モデ
ル系でモノクロ−ナルIg D分?t 型ガン細胞があ
まり得られていない[ラットで6株I1. Bazin
 et al、 (1978) J、 Immunol
、 、 121.2077−2082 ; ?ウスで2
株: F、 D、 Finkelman et al、
 (1981)J、 Immunol、 、 126.
680−687] ; (in)またそれらのモノクロ
−ナルIgDの抗原特異性が明らかでない:などが挙げ
られる。今のところ、(in)にも示すように、何に反
応するのかわかっていないIgDを用いて、非特異的な
IgDの作用を解析することが主となっている。その結
果、IgDがT細胞に結合して抗体産生のモジュレータ
−として作用していること、また、T細胞からIgDに
対するレセプターが分泌されていることなどがわがって
きた[R,F、 Co1co et al、 (198
5) Nature、 316.744−746;R,
F、Co1co et al、(1985) J、EX
l)、Med、、162.1852−18611M、A
dachi and K、 l5hizaka (19
88) Pr。
Natl、 Acad、 Sci、 USA、 83.
7003−7007]。しかし、rgDが認識する特異
抗原がIgDと結合した場合に起きる生理的変化につい
てはほとんど知られていナイ。従って、いくつかの研究
室で、ある特定の抗原に特異的なIgDを大量に調製し
ようとする努力が為されているが[M、 G、 5te
ele and G、ΔLes 1ie (1988)
 1mmuno1..64,39]−395]、いまた
満足なものは得られていない。
ストレプトコッカス・ミュータンスは、う蝕(虫歯)の
主たる原因菌であり、その血清型によりa〜hに至る8
つの型に分類されている。また、DNAの相同性に基つ
きストレカ・コツカス・クリ発明の口約 本発明者は、ストレプトコッカス・ミュータンス(c/
e/f型)に特異的に反応するモノクロ−ナル抗体を得
るべく鋭意検討を進めていたが、その結果、ストレプト
コッカス・ミュータンス(C/ e / f型)とは強
く反応するか、他の口腔内ストレプトコッカス属とは反
応しないか、または弱くしか反応しない特異性の高いモ
ノクロ−ナル抗体であり、かつその免疫グロブリンクラ
スかIgDであるモノクロ−ナル抗体を得た。即ち、本
発明は、血清型c/e/fのストレプトコッカス・ミュ
ータンスとは強(反応するが、他の口腔内ストレプトコ
ツカス属とは反応しないか、または弱くしか反応しない
、抗原特異性か明確であるIgDモノクロ−ナル抗体、
および該モノクロ−ナル抗体を産生ずるハイブリトーマ
を提供するものである。
発明の構成および効果 本発明に係るIgDモノクロ−ナル抗体、および該抗体
を産生ずるハイブリトーマは、以下のよセタス(a型)
、ストレプトコッカス・クラス(b型)、ストレフトフ
ソノJス・ミュータンス(c/e/f型)、ストレプト
コッカス・ソブリヌス(d/g型)、ストレプトコッカ
ス に再分類することが提唱され、承認されている。
このような分類に基つくと、c/e/f型のストレプト
コッカス 分離されることから、この型のストレプ1へコツカス・
ミュータンスかヒトの主たるう触発生菌であると考えら
れる[例えば、教養歯利基礎医学ンリズ「臨床家のため
の口腔微生物学」、鷹森健志部、株式会社書林(1.9
86年)、および「歯の健康と食生活」、浜田茂幸編、
第一出版株式会社(1.986年)コ。
このようなヒトの主たるう触発生菌であるストレプトコ
ッカス・ミュータンス( c / e / f型)に特
異的に反応するモノクロ−ナル抗体か得られれば、ヒト
におけるう蝕の診断、予防、および治療に極めて有用な
ものとなる。
うにして製造することができる.即ぢ、)ストレプトコ
ッカス・ミュータンスの菌体を抗原としてマウスを免疫
し、 )該マウスの抗体産生細胞とマウスのミエローマ細胞と
を融合させ、血清型c/e/fのストレプトコッカス・
ミュータンスとは強(反応するが、他のロ腔内ストレプ
I・コツカス属とは反応しないか、または弱くしか反応
しないIgDモノクロ−ナル抗体を産生じているハイブ
リトーマを選択し、 II)該ハイブリドーマを適当な条件下で培養し、該モ
ノクロ−ナル抗体を回収する。
工程1)のマウスの免疫は、血清型c,e,またはfの
ストレプトコッカス・ミュータンスの菌体を抗原として
マウスに投与し、一定期間経過後さらに同一の抗原でマ
ウスを処理することによって行うことかできる。血清型
fのストレプトコッカス・ミュータンス、例えばSE1
7株を用いるのが好ましい。通常、この菌体はFreu
ndの完全アンユハントと混合してマウスに投与する。
また、リン酸緩衝化生理食塩水に懸濁させて投与しても
よい 免疫するマウスとしては、例えばB A L B / 
cマウスを用いるのか好ましい。
工程11)の細胞融合は、工程I)で免疫されたマウス
の抗体産生細胞とマウスのミエローマ細胞とを用い、常
法によって行うことができる。
抗体産生細胞としては、上記B A L B / cマ
ウスの肺細胞か最も好ましいが、これ以外に、例えば、
マウスのリンパ節細胞や末梢リンパ球なとも使用するこ
とかできる。
ミエローマ細胞としては、マウスのミエローマ細胞株S
P210−Agl 4が好ましいが、P3N51.−1
−Ag4−]や]P3−X63−Ag8−Uなどの細胞
株も用いることができる。
細胞融合法としては、ポリエチレングリコール法、HV
J法、電気融合法なとを挙げることができる。
また、得られたハイブリドーマの選択は、例えば、以下
のようにして行うことができる。即ち、後記実施例に示
したように、本発明のIgDモノクロ−ナル抗体は、血
清型c、、e、およびfのストレプトコッカス・ミュー
タンスとは強く反応するが、その他の口腔内ストレプト
コツカス属の菌、ストレプトコッカス・クリセタス(S
treptoc。
ccus cricetus)、ストレプトコッカス・
タンスストレプトコッカス°フィラス(Strepto
coccusferus)、ストレプトコッカス・ミテ
ィス(Strept。
coccus m1tis)、ストレプトコッカス・サ
リバリis)とは反応しないか、または弱くしか反応し
ない。また、その標的抗原はストレプトコッカス・ミュ
ータンスの細胞壁多糖抗原で、エピトープとしてN−ア
セチルグルコサミンを含んでいた。このように特異的に
反応する抗原が明らかなIgDモノクロ−ナル抗体およ
び該モノクロ−ナル抗体ハイブリトーマを適当な培地で
培養し、その培養液とストレプトコッカス・ミュータン
ス(血清型c、e、およびf)およびその他のストレプ
トコッカス属の菌と反応させ、例えば酵素抗体法(EI
A)により、ストレプトコッカス・ミュータンス(血清
型c、e、およびf)とは強く反応するが、その他のス
トレプトコツカス属の菌とは反応しないか、または弱く
しか反応しないIgD抗体を産生じているハイブリドー
マを選択すればよい。次いて、選択したハイブリトーマ
を限界希釈法によってクローニングする。
工程iii )のIgDモノクロ−ナル抗体の回収は、
例えば、工程11)で得られたクローンをマウスの腹腔
内に移植した後、その腹水液から常法によって行うこと
ができるし、大量培養装置を用いてハイブリドーマクロ
ーンを培養した培養液からも常法どうり回収することが
できる。また、回収したIgD抗体を、硫安塩析、分子
ふるい、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティ
ークロマトグラフィー等によって精製してもよい。
を産生するハイブリドーマは分泌型IgDの機能解析や
免疫グロブリン・クラススイッチングの解析なとの各種
免疫学研究に有用である。また、本IgDモノクロ−ナ
ル抗体は、ヒトにおけるう蝕の診断、予防、および治療
にも有用である。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例 (1)抗原のB製 ストレプトコッカス・ミュータンス血清型fである5E
17株をプレイン・ハート・インフユーソヨン(以下、
BHIと略称する)液体培地に接種し、37°Cて18
時間培養した。培養した菌体を回収し、リン酸緩衝化生
理食塩水(以下、PBSと略称する)により3回遠心洗
浄してから、菌体をその2倍容量のPBSに懸濁した。
この菌液を沸騰水中で20分間処理した後、PBSで2
度洗浄した。得られた死菌体をPBSに懸濁して、66
0nmの濁度が10になるように菌液を調製し、これを
抗原液として用いた。
(2)マウスの免疫 」1記抗原液とPreund完全アジュバントの各々等
量を混和して乳状液(water −1n−oil状)
とした。
この乳状液をB A L B / cマウス(8週齢;
♀)に] mQ/匹で腹腔的投与して免疫し、その4週
後から1週毎に、0.51RQの抗原液7匹で12回反
復して免疫を行った。免疫したマウスから血清を少量採
取し、後述の酵素抗体法(以下、EIAと略称する)に
より血清中の抗体価を測定した。抗体価かエンドポイン
ト測定法で20万倍以上を示したマウスにつき、前述の
最終層腔内免疫が終了して1週間後に再び前述の抗原液
0.5mgを尾静脈中に投与し、その4日後に肺臓を摘
出して細胞融合に供した。
(3)ハイブリドーマの調製 B A L B / cマウス由来のミエローマ細胞S
P210−Ag14株を10%仔牛血清(以下、Fe2
と略称する)を含むタルヘソコ変法イーグル培地(以下
、DMEM培地と略称する)中で培養し、浮遊液を混和
し、全細胞を遠心して回収した。上清を除き、細胞を室
温に戻してから、1mffの50%ボリュチレングリコ
ール(D M E M培地中)(以下、PEGと略称す
る)を1〜2分かけて徐々に添加して細胞と混和した。
次に1.OmQのDMEM培地を5分間に渡って徐々に
加え、PEGを希釈した後、遠心して細胞を回収した。
得られた融合細胞に、1.0m12の20%FC8、]
−00μMヒ00μンチン、16μMチミンンを含むD
MEM培地 (以下、HT培地と略称する)を加えて遠
心し、洗浄した。この細胞を新たなHT培培地−25×
10Q牌細胞/m(2となるよう懸濁して、Corni
ng社製96穴カルチャープレートに100μQ/穴と
なるように分注した。37°C15%CO3の存在下で
6時間培養した後、各人に100μρの800nMアミ
ノプテリンを含むHT培地を加え、培養液を400nM
アミノプテリンを含むHT培地(以下、HAT選択培地
と略称する)とした。その後、このHA T選択培地中
で10〜14日間、5%CQ、存在下に37°Cで培養
し、バイブリド生存率か90%以」二の状態で回収し、
その細胞をDMEM培地で2回洗浄した後、再ひDME
M培地に懸濁してミエローマ細胞浮遊液とした。この液
中の生細胞密度を血球計算盤を用いるトリパンプル−排
除試験にて測定した。
免疫マウスから肺臓を摘出して、DMEMで3回洗浄後
、これを細切して、新たな]OmQのDMEM培地中で
ピンセットを用いて圧縮することにより分散させ単個細
胞浮遊液とした。結合組織や細胞凝集塊を静置して除き
、この単個肺細胞を遠心して回収した。次いで、この細
胞を5mgの083%塩化アンモニウム溶液中に懸濁し
て水冷下に10分間放置し、混入する赤血球を破壊した
これに5mgのDMEM培地を加えて遠心し、得られた
沈降細胞を8m0.のDMEM培地に懸濁して肺細胞浮
遊液とした。牌細胞浮遊液中の生存細胞数を前記のトリ
パンブルー排除試験法で測定すると2.5〜3.OX]
、OL1個/匹であった。各々のマウスから得られた肺
細胞R−遊液に、その生細胞数のl/10数のミエロー
マを含むミエローマ細胞一マ・コロニーを形成させた。
(4)酵素抗体i(E I A)による抗体価の測定ス
トレプトコッカス・ミュータンス S E ]、 7株
をBHI液体培地に接種し、37°Cて18時間培養し
た後、PBSで3回遠心洗浄して菌体を得た。これをP
BSに再び懸濁して660nmの濁度か0.6となるよ
う調整し、この菌液をNunc社製96穴イム/プレー
1− Hに50μり/穴となるよう分注し、37°Cに
て一夜乾固させて抗原固定化プレートとした。このプレ
ートに1%牛血清アルブミンを含むPBS(以下、BS
A−PBSと略称する)を300μρ/穴で分注し、3
7°Cて30分間放置することにより非特異的吸着効果
を低減させた。BSA−PBSをPBSで洗浄後、ハイ
ブリドーマ培養上清、希釈した腹水上清、あるいは希釈
した抗S E 1.7株−マウス抗血清を50μρ/穴
で分注し、37°Cで1時間反応させた。これをPBS
で洗浄後、西洋ワサビペルオキシターゼで標識化した抗
マウス(IgG+IgM)−ヤギTgG(IgGとIg
MのH鎖およびL鎖の両方に反応性を示す)のBSA−
PBS希釈液を50μρ/穴て分注し、37°Cて30
分間反応させた。これをPBSで洗浄した後、2,2”
−アジノージ−[3エチル−ベンゾチアプリン−(6)
−スルポン酸]と過酸化水素を含む基質液(Kirke
gaad and PerryLaboratorie
s社製)を50μQ/穴で分注して、生しる発色の強度
を4]4nmにおいて分光光度計で測定した。抗体結合
量と吸光度か比例関係を持つ時間域において得られた結
果を比較して抗体価の指標とした。
モノクロ−ナル抗体の菌種あるいは血清型特異性を判定
するため、上記の5E17株以外に下記の菌株も抗原と
して用いた。即ち、ミュータンス群連鎖球菌として、 ストレプトコッカス・クリセタス:H3IK、E 4.
9株、J−I S 6株 ストレフトコツカス・クラス: FA 1.L BHT
株、KAY1株 ストレゾ1−コツカス・ミュータンス lngbrit
t株、MTGR株、L M 7株、24株、MT703
するハイブリトーマのクローニング コロニーを形成した培養穴から50μρずつ上清を分取
し、5E17株を抗原として上記(4)に示したEIA
にて抗5EL7株抗体の有無を検討した。ElΔ陽性の
培養大中のコロニーを24穴カルチヤープレー)(Nu
nc社製)に移して培養を続けた後、各々についてHT
培地中に10細胞/mQとなるよう希釈分散し、96穴
カルチヤーフレー 1−に1.00μa/穴となるよう
に分注した。5%CO2の存在下、37°Cで10〜1
4日間インキユヘートした後、コロニー形成穴の培養上
清を50μρ分取して、再びS E 1.7株を抗原と
して上記(4)のEIAを行ない抗5E17株抗体の有
無を調へた。EIA陽性て単一コロニーを生した培養穴
から、そのコロニーを24穴カルチヤープレートに移し
て培養し、上記と同様の限界希釈法によって再度2回ク
ローニングを行った。上記(4)に示したすべての菌株
を抗原に用いて、最終クロニングの培養上清中に含まれ
ているモノクロナル抗体の抗原特異性を調へた。ミュー
タンス群R株、0M2175株、MT557株 ストレプトコッカス・ソブリヌス 0M2176株、M
T61.5R株、B 1.3株、0M265株、671
5株、KIR株 ストレゾ1−コツカス・タウネアイ・MF25株、BF
el、2株、M 4.−49株 ストレプトコッカス・フィラス°8S1株、HD3株 ならひに、他の口腔内連鎖球菌として、ストレプトコッ
カス・ミティス:ATCC9811株、ATCC159
09株、ATCC1,5910株、ATCC1591,
3株 ストレプトコッカス・サリバリウス・l(l−I T株
、HT 9 R株 ストレプトコッカス・サンダイス二MT株、STG株、
ATCC1,0556株、ATCC10557株である
(5)ミュータンス群連鎖球閑のうちストレゾ1〜コツ
カス・ミュータンス血清型c、e、およびfに特異的に
反応するモノクロ−ナル抗体を産生連鎖球菌において、
ストレプトコッカス・ミュータンスIngbritt株
、M”P6R株(以上、血清型C)LM7株、24株、
MT703R株(以上、血清型e);5E17株、0M
2175株、MT557株(以」−1血清型f)にのみ
反応する抗体を産生ずるハイブリ1ヘーマクローンを選
別した。
(6)抗マウス免疫グロブリン抗体によるIgD産生ハ
イブリドーマの選別 上記(5)において選別したいくつかのノーイブリドー
マの培養」1清を分取し、lngbritt株を抗原、
抗マウス免疫グロブリン−ウサキ抗体[抗IgG1、抗
1gG2a、抗IgG、+1、抗1gG3、抗1gA、
抗IgM(以上、American Qualex社製
);抗IgD。
抗IgE(以上、Nordic 1mmunologi
cal Laboratories社製):これらはす
べてH鎖特異的である]を2次抗体、抗つサギTgG−
ヤギIgG(西洋ワサビペルオキシダーセ標識)を3次
抗体として、」1記(4)記載のEIAにより、培養上
清中のモノクロ−ナル抗体の免疫グロブリンクラスを同
定した。
その結果、マウスハイブリトーマf93と命名しタフロ
ーンが産生ずるモノクロ−t ル抗体(M A bf9
3と命名)のみかIgDクラスであることかわかった(
第1図)。また、マウスモノクロ−ナル抗体アイソタイ
ピングキノh (Amersham社製)を用いてMA
b f93を解析したところ、そのL鎖はに型であった
このマウスハイブリト−マf93株は、微工研閑寄第]
、 04.65号(FERM P−] 04.65)と
して寄託されている。
(7) MAb f93の認識抗原 ミュータンス群連鎖球菌のス)・レプトコノカス・クリ
セタス(881株)、ストレプトコッカスラス(FA1
株)、ストレプトコッカス・ミュータンス(lngbr
itt株、LM7株、S E 1. 7株)、ストレプ
トコッカス・ソブリヌス(MT615R株、0M765
株)、ストレフトコツカス・タウ不アイ(MP25株)
のそれぞれから、DEA.E−Sephadex A−
2 5、Sephadex G−200, CM−Se
phadex A−2 5 (いずれもPharmac
ia社製)カラムにより細胞壁多糖抗原を精製した。こ
の抗原をCorning社製EIAプレートに30μg
/穴となるように分注した後、37°Cに保温すること
により乾固してEIAに供した。
」−記(4)のETAにより、各血清型株の細胞壁多糖
抗原に対するMAbf93の反応性を調べた結果を第1
表に示した。全菌体を抗原に用いるEIAによる結果(
第2図)とよく一致して、血清型c,e,f株の精製し
た細胞壁多糖抗原に対して陽性反応か見られた。また、
細胞壁多糖抗原を抗原に用いたEIAにおいて、ハプテ
ン糖の共存によるMAb f9 3の反応性の変化を調
べた結果、N−アセチルグルコサミンが強力に細胞壁多
糖抗原とMAbf93の結合反応を抑制した。この結果
からMAbf’93はN−アセチルグルコサミン構造を
抗原決定基として含む細胞壁多糖抗原を認識することか
わかった。また、本抗原はミュータンス群連鎖球菌にお
いてはストレプトコッカスミュータンス(血〆ilI型
c,e,f)に特異的であることも示された。
第1表ミュータンス群連鎖球菌の各血清型からの精製8
31株    a型 FAI株    b型 Ingbritt株    C型 MT615R株  d型 LM7株    e型 S E 1. 7株   f型 0M265株  g型 ± 十干 ++ + (8)マウス腹水中での抗体産生 B A L B / cマウス(8〜10週齢)に0.
5mRのプリスタン(2,6, l 0, 14−テト
ラメチルペンタデカン)7匹を腹腔内投与した。その1
0日後に、あらかじめ10%FCSを含むDMEM培地
で培養しておいたハイブリドーマf93を20XIO7
/匹として同マウスの腹腔内に接種した。
接種して10〜20日後、マウスが死亡する直前に、腹
水を採取し、遠心して腹水上清を得た。Ingbrit
t株を抗原とし、上記(4)に示したEIAにより、得
られた腹水上清の抗体価を調べた。第3図に示すように
、この腹水上清は半飽和結合濃度が2048倍希釈と高
い抗体価を示し、MAb f93の大量精製材料として
適することか判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、種々の抗血清を用いてモノクロ−ナル抗体M
Ab f9 3の免疫グロブリンクラスを調べた結果を
示すグラフであり、第2図は、モノクロ−ナル抗体MA
b f9 3と種々の菌株どの反応性を調べた結果を示
すグラフであり、第3図は、ハイブリドーマf93をマ
ウス腹腔内に投与して得た腹水上清について、抗体価を
測定した結果を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ストレプトコッカス・ミュータンス(血清型c/e
    /f)に特異的に反応するIgDモノクロ−ナル抗体。 2、請求項1記載のモノクロ−ナル抗体を産生するハイ
    ブリドーマ。
JP63331741A 1988-12-28 1988-12-28 スオレプトコッカス・ミュータンスに特異的に反応するIgDモノクローナル抗体 Pending JPH02177899A (ja)

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Cited By (7)

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