JPH0217718B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217718B2 JPH0217718B2 JP59063970A JP6397084A JPH0217718B2 JP H0217718 B2 JPH0217718 B2 JP H0217718B2 JP 59063970 A JP59063970 A JP 59063970A JP 6397084 A JP6397084 A JP 6397084A JP H0217718 B2 JPH0217718 B2 JP H0217718B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- heat
- screw
- scroll
- compressor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 20
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 15
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N fluoromethane Chemical compound FC NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は圧縮過程時に連続的に除熱するように
したヒートポンプ用圧縮機に関する。
したヒートポンプ用圧縮機に関する。
(従来の技術)
ヒートポンプサイクルは媒体の圧縮過程で得ら
れた熱を熱放散し、膨張過程で熱吸収を行なわ
せ、これらの熱放散及び熱吸収作用を利用したサ
イクルであり、冷暖房その他各種の冷却、加熱作
用に使用されている。
れた熱を熱放散し、膨張過程で熱吸収を行なわ
せ、これらの熱放散及び熱吸収作用を利用したサ
イクルであり、冷暖房その他各種の冷却、加熱作
用に使用されている。
(発明が解決しようとする課題)
ヒートポンプサイクルに使用される圧縮機には
レシプロタイプ、スクリユータイプ、スクロール
タイプなどの容積型圧縮機と、ターボタイプ、遠
心型などの速度型圧縮機とがあるが、いずれも断
熱圧縮過程を基本的に目的としているので、圧縮
機の性能向上、引いてはヒートポンプサイクルの
成績係数向上には限界がある。その理由は、実際
上には媒体の飽和線に沿うような圧縮過程あるい
はそれに近い圧縮過程を行なわせることができな
かつたからである。
レシプロタイプ、スクリユータイプ、スクロール
タイプなどの容積型圧縮機と、ターボタイプ、遠
心型などの速度型圧縮機とがあるが、いずれも断
熱圧縮過程を基本的に目的としているので、圧縮
機の性能向上、引いてはヒートポンプサイクルの
成績係数向上には限界がある。その理由は、実際
上には媒体の飽和線に沿うような圧縮過程あるい
はそれに近い圧縮過程を行なわせることができな
かつたからである。
そこで、本発明者等は次の点に着眼した。
すなわち、圧縮機の性能を向上させるには圧縮
過程時に連続的に除熱し、該圧縮過程を媒体の飽
和線に沿うような圧縮過程にすると共に、除熱し
た熱をそのまま高温熱源に供給すれば良い。この
ような圧縮時に連続的に除熱する圧縮機を得るに
は、スクリユータイプ、あるいはスクロールタイ
プ等の容積型圧縮機が機構的に最も望ましい。
過程時に連続的に除熱し、該圧縮過程を媒体の飽
和線に沿うような圧縮過程にすると共に、除熱し
た熱をそのまま高温熱源に供給すれば良い。この
ような圧縮時に連続的に除熱する圧縮機を得るに
は、スクリユータイプ、あるいはスクロールタイ
プ等の容積型圧縮機が機構的に最も望ましい。
通常、スクリユータイプの圧縮機は機械製作
上、スクリユー間あるいはスクリユーとケーシン
グの間に隙間ができ、十分にシールができないた
め、必ずしも性能の高いものとはならないが、媒
体の飽和線に沿うような圧縮過程とすると、部分
的には飽和線を越える場合も生じ、このような時
には圧縮媒体中に液滴が生じ、この液滴がシール
性を向させるものとなる。又、スクロールタイプ
の圧縮機でも圧縮過程を媒体の飽和線に沿う圧縮
過程とすると液滴が生じて液滴によるシール性の
向上が生じる。
上、スクリユー間あるいはスクリユーとケーシン
グの間に隙間ができ、十分にシールができないた
め、必ずしも性能の高いものとはならないが、媒
体の飽和線に沿うような圧縮過程とすると、部分
的には飽和線を越える場合も生じ、このような時
には圧縮媒体中に液滴が生じ、この液滴がシール
性を向させるものとなる。又、スクロールタイプ
の圧縮機でも圧縮過程を媒体の飽和線に沿う圧縮
過程とすると液滴が生じて液滴によるシール性の
向上が生じる。
上記着眼点から、本発明の目的は、圧縮機にお
いて媒体の圧縮を媒体の飽和線に沿う圧縮過程と
なるように連続的に除熱して必要に応じて媒体の
一部を液化させ、この液化媒体によつてシール性
を向上させるとともに除熱用の媒体をヒートポン
プサイクルの高温熱源に供給したヒートポンプ用
連続除熱式圧縮機を提供せんとするにある。
いて媒体の圧縮を媒体の飽和線に沿う圧縮過程と
なるように連続的に除熱して必要に応じて媒体の
一部を液化させ、この液化媒体によつてシール性
を向上させるとともに除熱用の媒体をヒートポン
プサイクルの高温熱源に供給したヒートポンプ用
連続除熱式圧縮機を提供せんとするにある。
(課題を解決するための手段)
本発明の特徴とするところは、ケーシング内に
容積型圧縮機のスクリユーあるいはスクロールを
設け、該スクリユーあるいはスクロールにより媒
体を圧縮してヒートポンプサイクルを行なわせる
ようにした圧縮機において、スクリユーあるいは
スクロールの媒体流動方向に冷却媒体の通路ある
いはヒートパイプを設け、ケーシングの外表面に
冷却媒体の通路を設け、冷却媒体を前記媒体と同
方向に流通させ、前記スクリユーあるいはスクロ
ールによつて圧縮される媒体が飽和線に沿うよう
な圧縮過程となるように媒体から連続的に除熱
し、かつ該除熱した熱をヒートポンプサイクルの
高温熱源に供給するするようにしたところにあ
る。
容積型圧縮機のスクリユーあるいはスクロールを
設け、該スクリユーあるいはスクロールにより媒
体を圧縮してヒートポンプサイクルを行なわせる
ようにした圧縮機において、スクリユーあるいは
スクロールの媒体流動方向に冷却媒体の通路ある
いはヒートパイプを設け、ケーシングの外表面に
冷却媒体の通路を設け、冷却媒体を前記媒体と同
方向に流通させ、前記スクリユーあるいはスクロ
ールによつて圧縮される媒体が飽和線に沿うよう
な圧縮過程となるように媒体から連続的に除熱
し、かつ該除熱した熱をヒートポンプサイクルの
高温熱源に供給するするようにしたところにあ
る。
(実施例)
以下、図によつて詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すスクリユータ
イプの圧縮機の断面図である。
イプの圧縮機の断面図である。
ケーシング1内には2本のスクリユー2A、2
Bが噛み合つて設けられている。スクリユー2
A,2Bには軸方向に貫通する通路3A,3Bが
設けられ、ケーシング1の外表面にはスパイラル
状に冷却パイプ4が巻回されている。
Bが噛み合つて設けられている。スクリユー2
A,2Bには軸方向に貫通する通路3A,3Bが
設けられ、ケーシング1の外表面にはスパイラル
状に冷却パイプ4が巻回されている。
圧縮される媒体、例えばフロン等は入口5から
入り、出口6から導出される。又、冷却媒体は冷
却パイプ4の一方、即ち圧縮媒体の入口5側から
入り、他方へ導出される。さらに、スクリユー2
A,2Bにも冷却媒体が流通され、冷却パイプ4
と同様に圧縮媒体と同方向に流通される。除熱後
の冷却媒体はヒートポンプサイクルの高温熱源へ
供給される。
入り、出口6から導出される。又、冷却媒体は冷
却パイプ4の一方、即ち圧縮媒体の入口5側から
入り、他方へ導出される。さらに、スクリユー2
A,2Bにも冷却媒体が流通され、冷却パイプ4
と同様に圧縮媒体と同方向に流通される。除熱後
の冷却媒体はヒートポンプサイクルの高温熱源へ
供給される。
今、圧縮媒体がP1の如くスクリユー2A,2
Bに入り、軸方向に圧縮されながら流れる。する
と、温度が徐々に上昇するが、冷却媒体がQ1、
Q2に示す如く通路3A,3B及び冷却パイプ4
内を圧縮媒体と同方向に流れているので、連続的
に圧縮媒体から除熱する。除熱後の冷却媒体はヒ
ートポンプサイクルの高温熱源へ供給され熱の有
効利用を図る。
Bに入り、軸方向に圧縮されながら流れる。する
と、温度が徐々に上昇するが、冷却媒体がQ1、
Q2に示す如く通路3A,3B及び冷却パイプ4
内を圧縮媒体と同方向に流れているので、連続的
に圧縮媒体から除熱する。除熱後の冷却媒体はヒ
ートポンプサイクルの高温熱源へ供給され熱の有
効利用を図る。
この除熱を第2図のP−T線図で説明すると次
のとおりである。
のとおりである。
第2図のKは気液飽和線であり、本発明による
連続的な除熱を行なう圧縮過程をX、連続的に除
熱する過程を付加しない通常の圧縮機における圧
縮過程をYとして、本発明の圧縮過程Xは除熱量
を適当に制御することによつて図示の如く飽和線
Kに沿う変化となる。この第2図に示すX変化で
は、部分的に圧縮媒体の一部が液化する場合も生
じ、このような場合には圧縮媒体は気液混合状態
となる。このため、第1図のスクリユー2A,2
Bとケーシング1との間の隙間が液化媒体によつ
リシールされ、ポンプの成績係数が向上するもの
となる。
連続的な除熱を行なう圧縮過程をX、連続的に除
熱する過程を付加しない通常の圧縮機における圧
縮過程をYとして、本発明の圧縮過程Xは除熱量
を適当に制御することによつて図示の如く飽和線
Kに沿う変化となる。この第2図に示すX変化で
は、部分的に圧縮媒体の一部が液化する場合も生
じ、このような場合には圧縮媒体は気液混合状態
となる。このため、第1図のスクリユー2A,2
Bとケーシング1との間の隙間が液化媒体によつ
リシールされ、ポンプの成績係数が向上するもの
となる。
以上は本発明の一実施例であり、スクリユーに
設ける通路を2本としても良く、さらには通路を
往復するものとして冷却媒体の入口と出口とを同
じ位置とすることもできる。
設ける通路を2本としても良く、さらには通路を
往復するものとして冷却媒体の入口と出口とを同
じ位置とすることもできる。
さらに、スクリユーにヒートパイプを挿入し、
これによつて除熱すると同時に高温熱源へ放熱す
るように構成することは本発明の主要な実施例で
ある。
これによつて除熱すると同時に高温熱源へ放熱す
るように構成することは本発明の主要な実施例で
ある。
さらにまた、スクロールタイプの圧縮機のスク
ロールに前記通路またはヒートパイプを設ける構
造とすることも本発明の実施例である。
ロールに前記通路またはヒートパイプを設ける構
造とすることも本発明の実施例である。
(発明の効果)
以上説明したとおり、本発明によると次のよう
な効果を奏する。
な効果を奏する。
圧縮過程が媒体の飽和線に沿う変化となるの
で、ヒートポンプサイクルの効率が向上する。
で、ヒートポンプサイクルの効率が向上する。
一部液化した圧縮媒体が圧縮機のスクリユーあ
るいはスクロールの隙間をシールするので、ポン
プの性能を向上させ、引いてはヒートパイプの成
績係数をも向上させる。
るいはスクロールの隙間をシールするので、ポン
プの性能を向上させ、引いてはヒートパイプの成
績係数をも向上させる。
又、冷却媒体の出口温度が高温であるから除熱
後の冷却媒体をヒートポンプサイクルの高温熱源
へ供給することにより熱の有効利用を図ることが
できる上、これにさらに熱を加えることにより、
冷却媒体を有効な加熱媒体として利用することも
できるものとなる。
後の冷却媒体をヒートポンプサイクルの高温熱源
へ供給することにより熱の有効利用を図ることが
できる上、これにさらに熱を加えることにより、
冷却媒体を有効な加熱媒体として利用することも
できるものとなる。
第1図は本発明の一実施例を示すスクリユータ
イプの圧縮機の断面図、第2図は本発明による圧
縮過程を説明するP−T線図である。 1:ケーシング、2A,2B:スクリユー、3
A,3B:通路、4:冷却パイプ。
イプの圧縮機の断面図、第2図は本発明による圧
縮過程を説明するP−T線図である。 1:ケーシング、2A,2B:スクリユー、3
A,3B:通路、4:冷却パイプ。
Claims (1)
- 1 ケーシング内に容積型圧縮機のスクリユーあ
るいはスクロールを設け、該スクリユーあるいは
スクロールにより媒体を圧縮してヒートポンプサ
イクルを行なわせるようにした圧縮機において、
スクリユーあるいはスクロールの媒体流動方向に
冷却媒体の通路あるいはヒートパイプを設け、ケ
ーシングの外表面に冷却媒体の通路を設け、冷却
媒体を前記媒体と同方向に流通させ、前記スクリ
ユーあるいはスクロールによつて圧縮される媒体
が飽和線に沿うような圧縮過程となるように媒体
から連続的に除熱し、かつ該除熱した熱をヒート
ポンプサイクルの高温熱源に供給することを特徴
とするヒートポンプ用連続除熱式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6397084A JPS60207000A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トポンプ用連続除熱式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6397084A JPS60207000A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トポンプ用連続除熱式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60207000A JPS60207000A (ja) | 1985-10-18 |
JPH0217718B2 true JPH0217718B2 (ja) | 1990-04-23 |
Family
ID=13244655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6397084A Granted JPS60207000A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トポンプ用連続除熱式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60207000A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50110108A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-29 | ||
JPS5143915B2 (ja) * | 1972-11-16 | 1976-11-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143915U (ja) * | 1974-09-30 | 1976-03-31 |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP6397084A patent/JPS60207000A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143915B2 (ja) * | 1972-11-16 | 1976-11-25 | ||
JPS50110108A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60207000A (ja) | 1985-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |