JP3233824B2 - 蒸気冷却燃焼器 - Google Patents

蒸気冷却燃焼器

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JP3233824B2
JP3233824B2 JP20081095A JP20081095A JP3233824B2 JP 3233824 B2 JP3233824 B2 JP 3233824B2 JP 20081095 A JP20081095 A JP 20081095A JP 20081095 A JP20081095 A JP 20081095A JP 3233824 B2 JP3233824 B2 JP 3233824B2
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steam
groove
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cooling
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重実 萬代
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンに適
用される蒸気冷却燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン設備において、その効率を
向上させるためにはタービン入り口温度を高くすること
が有効である。そして、現在では1350℃が実用化さ
れている。
【0003】その系統を図3に示す。圧縮機12で圧縮
された空気16は燃焼器14に供給され、別途供給され
た燃料4と混合して燃焼ガスとなり、タービン13で膨
張したあと、排ガスボイラ15にて蒸気を発生させたあ
と、煙突から排出される。
【0004】燃焼器14の壁面は図4に示すように空気
の通路が設けられ、空気圧縮機12でつくられた高圧空
気の一部を冷却空気fとして流し冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービン出力向上
のため、タービン入り口温度が高くなれば、燃焼用空気
が不足し、燃焼器冷却空気として、従来は圧縮機出口の
空気を使用していたがその空気が使用できなくなってき
た。また、燃焼温度が高温になることにより、燃焼器壁
面がうける熱量が増加し、従来の冷却構造では壁面温度
を制限温度以下にすることが困難になってきた。
【0006】そこで、冷却媒体として排ガスボイラで発
生した蒸気を使用することが考えられているが、その分
プラント効率が低下することになる。また、小型ガスタ
ービンでは排ガスボイラを設けない場合もあり、この場
合には水蒸気供給源がないという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0008】すなわち、蒸気冷却燃焼器として、壁面内
部に冷却媒体用溝を持ち同溝の入口が水ラインにつなが
れたガスタービン燃焼器と、上記冷却媒体用溝内に設け
られたウイックとを有し、上記冷却媒体用溝の出口を第
1の弁手段を介して上記ガスタービンのパワーアップ蒸
気ラインへつなぐとともに第2の弁手段を介して同ガス
タービンのデノックス蒸気ラインにつないだ。
【0009】以上において、水ラインから冷却水が冷却
媒体用溝に供給されると、燃焼器の壁面はウイックを介
して効率よく冷却される。水は水蒸気となり溝の出口か
ら排出される。ここで第2の弁手段を開にしておくと、
水蒸気はデノックス(DeNOx )蒸気ラインに流れデ
ノックス蒸気となる。
【0010】従って、圧縮空気はすべて燃焼用に利用で
きるために、上記の作用とともにガスタービンの低NO
x 化が図れる。また、パワーアップが必要な場合は、第
1の弁を開とすることによりパワーアップ蒸気ラインに
蒸気が供給され、パワーアップする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1と図
2により説明する。内筒1と尾筒2を持つ燃焼器の壁面
9には、それぞれ冷却水用溝eがあけられている。溝e
内にはウイック10が設けられる。
【0012】内筒1部の溝eの出口dは、冷却蒸気ライ
ン8により弁21を介してデノックス蒸気ライン5につ
ながれる。また溝eの入口aは冷却水ライン7につなが
れる。
【0013】尾筒2部の溝eの出口cは、冷却蒸気ライ
ン8により弁19を介してパワーアップ蒸気ライン18
につながれる。また弁19の前流側で分岐して弁20を
介して弁21の前流につながれる。溝eの入口aは冷却
水ライン7につながれる。図1中、3はケーシング、6
はパワーアップ蒸気用ノズル、22は燃料ラインであ
る。
【0014】以上において、冷却水ライン7から冷却水
が冷却媒体用溝eに供給されると、燃焼器の壁面9はウ
イック10を介して効率よく冷却される。水は水蒸気と
なり溝eの出口c,dから排出される。ここで弁20,
21を開、弁19を閉にしておくと、水蒸気はデノック
ス(DeNOx )蒸気ライン5に流れデノックス蒸気と
なる。
【0015】従って、圧縮空気はすべて燃焼用に利用で
きるために、デノックス蒸気の作用とともにガスタービ
ンの低NOx 化が図れる。また、パワーアップが必要な
場合は、弁19,20を開、弁21を閉とすることによ
り、パワーアップ蒸気ライン18に蒸気が供給され、パ
ワーアップする。
【0016】なお、これらの切換えはガスタービン全体
からの要求にこたえられるように(たとえば低NOx
必要な場合にはDeNOx 蒸気、ガスタービン出力が必
要な場合にはパワーアップ蒸気とする)かえられる。
【0017】上記でウイックは水が水蒸気に相変化する
際、流動が不安定になりやすいのを防止する作用をす
る。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は次の効果
を奏する。 (1)燃焼器冷却媒体を従来の空気から水あるいは水蒸
気とすることにより、壁面の冷却効率が向上し、150
0℃級ガスタービンにおいても、燃焼器壁温を十分低い
値とすることができる。 (2)また、圧縮機での空気を冷却用に使用しないた
め、1500℃級のガスタービンにおいても空気不足と
はならず、低NOx 化がはかれる。 (3)壁面冷却後の水蒸気は、DeNOx 蒸気として、
あるいは、パワーアップ水蒸気として使用することによ
り、プラント効率の向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の断面図である。
【図2】同一形態の壁面部の詳細断面図である。
【図3】従来例のガスタービンの全体系統図である。
【図4】同従来例の壁面の詳細断面図である。
【符号の説明】
1 内筒 2 尾筒 3 ケーシング 5 DeNOx 蒸気ライン 6 パワーアップ蒸気用ノズル 7 冷却水ライン 8 冷却蒸気ライン 9 壁面 10 ウイック 18 パワーアップ蒸気ライン 19,20,21 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−44494(JP,A) 特開 昭49−41714(JP,A) 特開 平6−323163(JP,A) 実開 平1−170847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23R 3/00 F02C 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面内部に冷却媒体用溝を持ち同溝の入
    口が水ラインにつながれたガスタービン燃焼器と、上記
    冷却媒体用溝内に設けられたウイックとを有し、上記冷
    却媒体用溝の出口を第1の弁手段を介して上記ガスター
    ビンのパワーアップ蒸気ラインへつなぐとともに第2の
    弁手段を介して同ガスタービンのデノックス蒸気ライン
    につないだことを特徴とする蒸気冷却燃焼器。
JP20081095A 1995-08-07 1995-08-07 蒸気冷却燃焼器 Expired - Fee Related JP3233824B2 (ja)

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US8820090B2 (en) * 2012-09-05 2014-09-02 Siemens Aktiengesellschaft Method for operating a gas turbine engine including a combustor shell air recirculation system
US8973372B2 (en) * 2012-09-05 2015-03-10 Siemens Aktiengesellschaft Combustor shell air recirculation system in a gas turbine engine

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