JPH02176044A - 建物の耐火構造 - Google Patents

建物の耐火構造

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JPH02176044A
JPH02176044A JP33540188A JP33540188A JPH02176044A JP H02176044 A JPH02176044 A JP H02176044A JP 33540188 A JP33540188 A JP 33540188A JP 33540188 A JP33540188 A JP 33540188A JP H02176044 A JPH02176044 A JP H02176044A
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JP
Japan
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fireproof
steel
gusset
girder
steel material
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Katsunori Onishi
克則 大西
Kenji Hara
健二 原
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、梁等の第一の鋼材を耐火材で被覆する建物
の耐火構造に関するものである。
[従来の技術1 我が国においては、鋼構造の建物の場合、火災時に構造
部材の鋼材温度が上昇して、その(幾械的性質が劣化す
ることを防止するため、柱や梁等の構造部材の表面を珪
酸カルシウム等からなる耐火材で被覆するように法律上
義務付けられている。
特開昭61−126252号公報には梁等に対する耐火
材の組付構造の一例が開示されている。
ところで、近年において発達した所謂ユニット住宅も上
記鋼構造の建物の一種であり、一般にユニット住宅にお
ける鋼構造は、四隅に配置された四本の柱と、これら柱
間に水平姿勢に掛は渡された大梁と、対向する大梁間に
掛は渡された振れ止め用の小梁とを有している。この場
合、大荷重が負荷される柱や大梁等の第一の鋼材につい
ては厳重な耐火被覆を行わなければならない。小梁等の
第二の鋼材は天井材、床板等で間接的に防火被覆する。
従来、上記大梁に対して小梁を取り付ける側に耐火材を
取り付ける場合には、耐火材を取り付ける前に予め大梁
間に小梁を取り付けておき、その後に予め所定寸法に裁
断し分割しておいた耐火材を小梁を避けるようにして配
置し、適宜固定手段により取り付けていた。
〔発明が解決しようとする課題1 しかしながら、上述従来の耐火構造においては、耐火材
が細かく分割しなければならず、取り付は作業に手間が
掛かるという欠点があった。又、耐火材の数が多くなれ
ばなる程、その結果として耐火材間の継ぎ目が多くなり
、この継ぎ目に対する処理を確実なものにしないと火災
時に十分な耐火性能を発揮できない虞があるという問題
があった。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、施工性の向上と耐
火性能の向上を図った建物の耐火構造を提供しようとす
るところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、第一の鋼材と、この第一の鋼材に交差する
ように取り付けられる第二の鋼材と、第二の鋼材を取り
付ける側であって第一の鋼材の長手方向に沿って取り付
けられる耐火材とからなる建物の耐火構造において、上
記耐火材には貫通孔が設けられ、この貫通孔には耐火材
の厚さに相当する長さの剛性に冨むスリーブが挿入され
ており、このスリーブを挿通する固定具により第一の鋼
材と第二の鋼材が耐火材を間に挟んで連結固定されてい
ることを特徴とする建物の耐火構造にある。
[作用1 耐火材を貫通する固定具を介して第一の鋼材と第二の鋼
材を連結固定するようにしているので、耐火材を分割す
ることなく長尺のまま使用することができ、施工性が向
上する。
しかも、耐火材においで固定具を挿通させる貫通孔には
スリーブが装着されているので、固定具を締め付ける際
に耐火材が押し潰されることもない。
上述の如く長尺の耐火材を使用できるため耐火材間の継
ぎ目が減少する。又、耐火材に設けた貫通孔は固定具が
挿通されることにより塞がれる。
これらは耐火性能を向上させることとなる。
[実施例1 以下、この発明の一実施例を第1図から第3図までの図
面に基づいて説明する。
尚、この実施例における耐火構造は、第一の鋼材として
の大梁に第二の鋼材としての小梁が連結固定される部位
において、大梁を耐火材で被覆する場合の態様であり、
第1図はその縦断面図、第2図は第1図■−■矢視断面
図、第3図は分解組立斜視図である。
図中、符号1は大梁であり、符号2は小梁であって、ど
ちらも断面コ字形の所謂みぞ形鋼(チャンネル材)で構
成されている。ただし、大梁1の方が小梁2よりも大き
い。大梁1は図示しない他の大梁と対をなし対向配置さ
れており、大梁1における一対の水平部1aと上記他の
大梁における一対の水平部は互いに対向している。又、
小梁2は上記大梁1と他の大梁との闇に掛は渡されてい
る。
以下においては大梁1について説明するが、上記他の大
梁についても同様の構造をなしている。
上記大梁1には、上記他の大梁に面する側に、Wr面コ
字形をなすガセット3が大梁1の長手方向等間隔おきに
複数取り付けられている。ガセット3は断面二字形をな
し、一対の対向する腕部3a+3bが背部3cにより連
結されて構成されている。
各ガセット3はその長手方向を大梁1の長手方向と直交
させ、一方の腕部3aを大梁1の垂直部1bに面当接さ
せて、これらを貫通する二つの固定具4.4により大梁
1に固定されている。各ガセット3の他方の腕部3bは
大梁1の雨水平部1aの先端よりも上記他の大梁に接近
するように突出している。
上記各ガセット3の他方の腕部3bには、大梁1の長手
方向に沿いこれらガセット3に掛は渡された長尺の耐火
材5が取り付けられている。耐火材5は例えば珪酸カル
シウムで形成されており、各ガセット3の腕部3bに当
接する部位には、鉛直方向に配列された一対の貫通孔5
 at 5 aが設けられている。各貫通孔5aには耐
火材5の厚さと同寸法の長さを有する剛性に富む鋼製の
パイプからなるスリーブ6が挿入されている。尚、この
スリーブ6の外径は貫通孔5aの内径とほぼ同寸法にさ
れており、両者の間に隙間が生じないようになっている
上記耐火材5において、ガセット3が取り付けられる面
に対する裏面には断面り字形の池のがセット7ががセッ
ト3に対応して配されている。このガセット7はその長
手方向を耐火材5の長手方向と直交させ、−片側7aを
耐火材5の上記裏面に面当接させ、他辺側7bを一片側
7aから池の大梁の方向へ起立させている。
上記がセット3と耐火材5とがセット7は、ガセット3
の腕部3bを貫通し、耐火材5の貫通孔5aに装着され
たスリーブ6を挿通し、ガセット7の一片側7aを貫通
する固定具8によって強固に緊締されている。この時、
各スリーブ6は固定具8が挿通されることにより塞がれ
るので、火災時に炎がこのスリーブ6を通過することは
なく、耐火性能が低下することはない。又、スリーブ6
は剛性に富んでいるので、固定具8を締め付けた時に耐
火材5が潰れることはない。
小梁2の一方の端部は、上述の如く大梁1に連結固定さ
れた上記がセット7の他辺側7bに溶接固定されている
。又、小梁2の他方の端部は、他方の大梁に連結固定さ
れた上記同様のがセットの他辺側に溶接固定されている
尚、図面では省略しているが、上記大梁1の他の三面側
も上記耐火材5と同材質の耐火材で被覆されており、小
梁2については天井材、床材等により間接的に防火被覆
されている。
このように、がセット3、スリーブ6、がセット7、及
び固定具8を介して、長尺の耐火材5を分割することな
く大梁1に固定することがでトるので、従来に比べて施
工性が極めてよい。
尚、上述の順番に施工すれば、大梁1に耐火材5を取り
付けた後に小梁2を取り付けることができる。ただし、
大梁1にガセット3を固定しておくとともに、小梁2に
ガセット7を固定しておき、ガセット3とガセット7の
開に予めスリーブ6を装着しておいた耐火材5を配置し
て、これらを固定具8により緊締するようにしてもよい
又、上述の如く長尺の耐火材5を使用することができる
ため、従来のように耐火材を小さく分割して使用してい
た時に比べて、耐火材間の継ぎ目を皆無にするか、ある
いは少なくすることができる。これは、継ぎ口部の耐火
処理不良によって耐火性能が低下する確立を飛躍的に減
少させることができ、結果的に耐火性能の向上につなが
る。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可
能である。
例えば、ユニット住宅の鋼構造に対する耐火構造に限る
ものではなく、現地で施工される鋼構造の建物に対して
適用することも可能である。
又、この実施例における第一の鋼材は大梁であり、第二
の鋼材は小梁であったが、これに限るものではなく、第
一の鋼材を柱とし第二の鋼材を大梁とした連結部であっ
て、両鋼材とも耐火材被覆する場合にも適用可能である
又、耐火材を石膏ボード等の他の材質で形成する等、適
宜設計変更も可能である。
[発明の効果1 以上説明したように、この発明は、以下に記載される優
れた効果を奏する。
耐火材を貫通する固定具を介して第一の鋼材と第二の鋼
材が連結固定されているので、耐火材を分割することな
く長尺のまま使用することができ、施工性が向上する。
しかも、耐火材において固定具を挿通させる貫通孔には
スリーブが装着されているので、固定具を締め付ける際
に耐火材が押し潰されることはない 更に、上述の如く長尺の耐火材を使用できるため耐火材
間の継ぎ目が減少し、一方、耐火材に設けた貫通孔は固
定具が挿通されることにより塞がれるので、耐火性能が
従来よりも一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は耐火構造の縦断面図、第2図は
第1図■−■矢視断面図、第3図は分解組立斜視図であ
る。 1・・・大梁(第一の鋼材)、 2・・・小梁(第二の鋼材)、 5・・・耐火材、5a
・・・貫通孔、  6・・・スリーブ、  8・・・固
定具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一の鋼材と、この第一の鋼材に交差するように
    取り付けられる第二の鋼材と、第二の鋼材を取り付ける
    側であって第一の鋼材の長手方向に沿って取り付けられ
    る耐火材とからなる建物の耐火構造において、上記耐火
    材には貫通孔が設けられ、この貫通孔には耐火材の厚さ
    に相当する長さの剛性に富むスリーブが挿入されており
    、このスリーブを挿通する固定具により第一の鋼材と第
    二の鋼材が耐火材を間に挟んで連結固定されていること
    を特徴とする建物の耐火構造。
JP63335401A 1988-12-27 1988-12-27 建物の耐火構造 Expired - Fee Related JPH07100955B2 (ja)

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JPH02176044A true JPH02176044A (ja) 1990-07-09
JPH07100955B2 JPH07100955B2 (ja) 1995-11-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05214768A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Daiwa House Ind Co Ltd 梁接合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05214768A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Daiwa House Ind Co Ltd 梁接合構造

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