JPH02175607A - 活性炭の製造方法 - Google Patents

活性炭の製造方法

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JPH02175607A
JPH02175607A JP63329787A JP32978788A JPH02175607A JP H02175607 A JPH02175607 A JP H02175607A JP 63329787 A JP63329787 A JP 63329787A JP 32978788 A JP32978788 A JP 32978788A JP H02175607 A JPH02175607 A JP H02175607A
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JP
Japan
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activated carbon
weight
raw material
active carbon
activated
Prior art date
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Pending
Application number
JP63329787A
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English (en)
Inventor
Etsuo Sugiyama
杉山 悦夫
Hiromi Yokoyama
横山 浩巳
Mitsuru Minami
充 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cataler Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Cataler Industrial Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Cataler Industrial Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Cataler Industrial Co Ltd
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は活性炭の製造方法に関し、さらに詳しくは、耐
久後の吸着性能の良好な活性炭を生産収率を低下せずに
製造する方法に関する。
[従来の技術] 従来より蒸発燃料が大気中に放出されるのを防止するた
めに活性炭を用いた蒸発燃料捕集装置が公知である。こ
の蒸発燃料捕集装置では通常燃料タンク等の燃料系から
発生する蒸発燃料を活性炭に一旦吸着させ、その後外気
を活性炭に導入することによって、活性炭に吸着された
蒸発燃料を脱離させ、脱離した蒸発燃料を機関シリンダ
内に送り込んで燃焼せしめるようにしている。
このような装置に用いる活性炭は、通常石炭やヤシ殻か
ら成る炭素を含んだ粒子をそのまま、あるいは、粒子と
バインダーを混合、成形し、次いで加熱、乾留すること
により揮発性物質を放出させ、同時にタール等を炭化さ
せることによって粒子表面に細孔を形成する。次にこの
粒子を水蒸気、炭酸ガス、あるいは空気等の酸化性ガス
雰囲気中で加熱することにより炭素を部分的に燃焼させ
て、細孔内に細孔から周囲に延びる微細孔を形成し、同
時に粒子表面に更に細孔あるいは微細孔を形成するため
、賦活を行なう。このようにして多数の微細孔を有する
活性炭が形成される。
[発明が解決しようとする課題] 一般に石炭を原料とした粒子を賦活工程によって形成し
た場合の活性炭の細孔の大きさは、ミクロボア(半径2
0Å以下)の範囲に多く形成されている。このようなミ
クロポアを有する活性炭においては、初期の吸着性能は
良いが、耐久中にガソリン成分等がミクロポアに残存し
てミクロポアを閉塞するため、耐久後の吸着性能が低下
するという問題があった。
一方賦活時間を長くすると、ミクロ域の細孔半径が、徐
々に大きく拡張され、ミクロ域の細孔分布が細孔半径の
大きい側に移動するが、炭素質が減少するため、生産収
率が低下し、量産性、製造コストの面で大変不利になる
という問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、耐久
後の吸着性能を低下させないトラディショナルポア(半
径20〜1000人の細孔)を有する活性炭の製造方法
を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、すなわち耐久後の吸着性能が
低下しない活性炭の製造方法を提供するため本発明はな
されたものである。しかして本発明の活性炭の製造方法
は、活性炭原料と、該原料1重量部に対して0.05〜
0.2重量部の多孔質材、およびバインダーを混合し、
成形、乾留、賦活して細孔半径20Å以上のトラディシ
ョナルポアを多く有する活性炭を製造することを特徴と
するものである。原料は一般に石炭およびヤシ殻等を用
い、多孔質材としては一般にアルミナ、シリカおよびム
ライト等を用いる。ここで、多孔質材が原料1重量部に
対して0.05重量部より少ない割合で混合されると、
トラディショナルボアの形成が少なく、0.2重量部よ
り多い割合で混合されるとミクロポアが減少し、初期の
吸着性能が低下してしまう。
[作用コ 本発明方法においては、活性炭原料と、該原料1重量部
に対して0.05〜0.2重量部の多孔質材、およびバ
インダーを混合し、成形、乾留、賦活するので、細孔半
径20Å以上のトラディショナルポアの多い活性炭を製
造することができる。
これは、アルミナ、シリカ等の多孔質体の細孔がトラデ
ィショナルポアとして残るためと思われる。
そしてこのトラディショナルポアにおいては、ミクロポ
アのように、ガソリン成分等の吸着、残存による閉塞が
少ないので、耐久後の吸着性能の低下が抑えられる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
実施例1 原料である石炭100重量部、多孔質材である活性アル
ミナ10重量部およびバインダーであるピッチ20重量
部を混練し、直径3mm5長さ10mmの形状に押出し
成形した。この成形炭を乾留し、更に温度950℃、乾
留炭1gに対する水蒸気量0.66g/時間の条件で外
熱式回転炉に於いて6時間賦活し活性炭を得た。
実施例2 活性アルミナを15重量部にした以外は、実施例1と同
様に行ない活性炭を得た。
実施例3 活性アルミナを5重量部にした以外は、実施例1と同様
に行ない活性炭を得た。
実施例4 活性アルミナをシリカに変えた以外は、実施例1と同様
に行ない活性炭を得た。
実施例5 活性アルミナをムライトに変えた以外は、実施例1と同
様に行ない活性炭を得た。
比較例1 原料である石炭100重量部、およびバインダであるピ
ッチ20重量部を混練し、直径3mm5長さ10Ill
Inの形状に押出し成形した。この成形炭を乾留し、更
に温度950℃、乾留炭1gに対する水蒸気量0.66
g/時間の条件で外熱式回転炉に於いて6時間賦活し活
性炭を得た。
比較例2 原料である石炭100重量部、多孔質材である活性アル
ミナ30重量部、およびバインダーであるピッチ20重
量部を混練し、直径3■、長さ10mmの形状に押出し
成形した。この成形炭を比較例1と同様に乾留、賦活し
て活性炭を得た。
比較例3 活性アルミナを2重量部にした以外は、実施例1と同様
に行い活性炭を得た。
実施例1および比較例]て得られた活性炭の細孔分布を
メタノール吸着法により測定した結果を第1図に示す。
(メタノール吸着測定は、株式会社田中科学機器製作所
製、自動吸着量測定装置で行なった。) 第1図に示すように、本発明の実施例1の活性炭は比較
例1の活性炭と同じように、ミクロポアを有し、かつ半
径40〜1000人のトラディショナルポアが多いこと
が判る。
また、実施例1〜5および比較例1〜3で得た活性炭の
耐久試験およびBWC(ブタンワーキングキャパシティ
)の吸着性能調査を第2図および第3図に示す装置によ
り行なった。
第2図は、通常キャニスタと称される蒸発燃料捕集装置
1を示す。蒸発燃料捕集装置1は、そのケーシング2内
に一対の多孔板3.4を具備し、これら多孔板3.4に
よって、ケーシング2の内部は活性炭充填室5と、蒸発
燃料室6と、大気室7とに分離される。蒸発燃料室6は
一方では蒸発燃料流入ポート8を介して燃料タンク9に
接続され、他方では蒸発燃料流出ポート10を介して内
燃機関11の吸気通路]2に接続される。大気室7は大
気ポート13を介して大気に開放されている。各多孔板
3.4の内側面上にはフィルタ14.14が配置され、
これらフィルタ14.14間に多数の活性炭15が充填
される。蒸発燃料の吸着時には燃料タンク9内で発生し
た蒸発燃料が蒸発燃料流入ポート8を介して蒸発燃料室
6内に送り込まれ、次いで活性炭充填室5内に送り込ま
れて活性炭15に吸着される。次いで燃料成分が除去さ
れた空気が大気ポート13から外気中に放出される。一
方、蒸発燃料の脱離時には、外気が大気ポート13を介
して大気室7内に流入し、次いで活性炭充填室5内に送
り込まれて活性炭15に吸着された蒸発燃料が脱離せし
められる。そして燃料成分を含んだ空気は蒸発燃料室6
を通って蒸発燃料流出ポートloから機関吸気通路12
内に送り込まれ、機関シリンダ内において燃焼せしめら
れる。この工程を1サイクルとし、この工程を]00サ
イクル行なった。
第3図は燃料としてn−ブタンを用いて活性炭の吸着能
力を調べる実験装置を示している。この装置は流量計2
0を介して蒸発燃料流入ポート8に接続されたn−ブタ
ンタンク21と、流量計22および三方切換弁23を介
して大気ポート13に接続された圧縮空気ボンベ24と
、蒸発燃料流出ボー)10に接続された弁25を具備す
る。
このような装置を用い、先ず三方切換弁23を介して一
定濃度のn−ブタンが流出するまで、即ち吸着能力が飽
和するまで、n−ブタンタンク21からn−ブタンを活
性炭充填室5内に供給し、その後蒸発燃料捕集装置1の
重fA i!Iす定を行なう。そして圧縮空気を圧縮空
気ボンベ24より活性炭充填室5内に一定量供給してn
−ブタンを脱離させ、その後蒸発燃料捕集装置1の重量
測定を行なう。
これらの重量の差は飽和BWC(ブタンワーキングキャ
パシティ)と称され、活性炭15の吸着能力を表わして
いる。
第1表に実施例1〜5および比較例1〜3で得た活性炭
の初期および耐久後の飽和BWCを示した。
第  1 表 第1表から明らかなように、原料1重量部に対して0.
05〜0.2重量部の多孔質材およびバインダーを原料
に加えた実施例1〜5では多孔質材を全く含まず、バイ
ンダーのみを原料に加えた比較例1に比べ、初期の吸着
性能は同等であるが、耐久後(100サイクル終了後)
の吸着性能が高いことがわかる。そして、実施例1〜5
ではいずれも耐久後の飽和BWC数値が初期飽和BWC
に比べほとんど落ちていないことがわかる。また、多孔
質材として活性アルミナ以外にシリカ、ムライトを用い
た場合でも同様の結果が生じている。
また、原料1重量部に対して、0.2重量部をこえる多
孔質材を原料に加えた比較例2および原料1重量部に対
して0.05重量部未満の多孔質材を原料に加えた比較
例3では、原料1重量部に対して0.05〜0.2重量
部の多孔質材、およびバインダーを原料に加えた実施例
1〜5に比べ、初期の吸着性能は同等であるが、耐久後
の飽和BWC数値が低く、耐久後の吸着性能が劣ること
がわかる。
[発明の効果] 以上説明したごとく、本発明に係る活性炭の製造方法は
、耐久後の吸着性能を低下させない細孔半径20Å以上
のトラディショナルポアを多く有する活性炭の製造を可
能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1と比較例1とにおいて得られた活性
炭の細孔半径と細孔容積の関係を示す曲線図、第2図は
、蒸発燃料捕集装置を示す説明図および第3図は、活性
炭の吸着能力を調べるための実験装置を示す説明図であ
る。 1・・・蒸発燃料捕集装置、3.4・・・多孔板、5・
・・活性炭充填室、9・・・燃料タンク、12・・・吸
気通路、15・・・活性炭。 出願人代理人  弁理士  鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 活性炭原料と、該原料1重量部に対して 0.05〜0.2重量部の多孔質材、およびバインダー
    を混合し、成形、乾留、賦活して細孔半径20Å以上の
    トラディショナルポアを多く有する活性炭を製造するこ
    とを特徴とする活性炭の製造方法。
JP63329787A 1988-12-27 1988-12-27 活性炭の製造方法 Pending JPH02175607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026144A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Tokyo Gas Co Ltd 燃料ガスの熱量変動抑制用活性炭、熱量変動抑制方法及び熱量変動抑制システム
JP2017179616A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 株式会社アドール 金属単体及び金属化合物の少なくとも一方を含有する活性炭の製造方法

Cited By (2)

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