JPH02175335A - フリーホイールハブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、四輪駆動車のフリーホイールハブに関し、
特にフリーホイールハブ内に配置されたアクチュエータ
やセンサのための内部配線構造に関する。

（従来の技術） 従来、四輪駆動車のフリーホイールハブには。

四輪駆動時にフリーホイールハブが自動的に作動しその
作動状態を運転者に知らしめるための表示装置のセンサ
をアクスルハブ内に備えたものや。

四輪駆動と二輪駆動の切換えを電動で行うためアクスル
ハブ内に電動モータ等のアクチュエータを備えたもの等
があった。

例えば第１Ｏ図は、四輪駆動時に自動的に作動するフリ
ーホイールハブの作動状態を表示するためにスイッチセ
ンサを備えている従来のフリーホイールハブを示すもの
であって、スピンドル１の外周部に固定されたスイッチ
センサ２の触動片２ａｌ：：、四輪駆動時に、ドライブ
シャフト３およびインナハブ４と一体回転するバブリン
グ５の作用によってローラ６と共に図面左方向に移動す
るローラケージ７の端部が押圧され、スイッチセンサ２
がオンすることによって、ローラ６が図面左方向に移動
しクラッチハウジング８とインナハブ４との間に噛合っ
てドライブシャフト３からの動力が車輪に伝達される状
聾になったことを表示するようになっていた。

そしてスイッチセンサ２と運転席に設けられた図示しな
い表示装置とは電気コード９によって接続されており、
この電気コード９はスピンドル１に形成された孔ＩＡ内
に挿通されて配線されるか、または第１．１図に示すよ
うに、スピンドル１の内周壁に形成された１ｆｆｔ　Ｉ
　Ｂに埋設されて配線されていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし上記のような従来のフリーホイールハブにおける
配線では、スピンドル１に電気コード配線用の孔ＩＡや
溝ＩＢを形成しなければならないためフリーホイールハ
ブの強度劣化を避けることが出来ず、装着出来る車輌が
限定されてしまうという欠点があり、また電気コード９
の線径が大きくとれないため組付時にまた組付後に車輪
から受ける振動等によって断線する虞れがあり１通電の
信頼性の確保が問題となっていた。

またさらに従来のような配線では１組付時に。

電気コード９を孔ＩＡに挿通したり、溝ＩＢに埋設する
際、ドライブシャフト１の挿入時に邪魔になったり破損
したりすることがないよう溝１Ｂ内に接着する必要があ
るなど１組付工数が多くなるといった問題点を有してい
た。

この発明は、上記のような従来のフリーホイールハブの
有していた欠点を解消するために為されたものである。

すなわち、フリーホイールハブ内における配線が容易で
組付は工数も少なく１組付は時や使用時における断線の
虞れが無くて通電の信頼性が高く、シかも配線のために
構造」二の強度が劣化する虞れのないフリーホイールハ
ブを提供することを目的とする。

（課題を達成するための手段） この発明は上記目的を達成するために１円筒状カラーの
外周部にスピンドルの内周面に圧接する当着部を形成し
、この当着部以外のカラーの外周面にフレキシブルプリ
ント配線板を固定し、このフレキシブルプリント配線板
と一体になったカラーをスピンドルの内周部に圧入して
固定することにより、スピンドルの内周部とドライブシ
ャフトの外周部との間にフレキシブルプリント配線板を
介装して、内蔵する電気機器に通電を行うことを特徴と
している。

（作用） 」−配本発明によるフリーホイールハブは。

フリーホイールハブが電動で二輪駆動と四輪駆動との切
替えを行うため電動のアクチュエータを内蔵している場
合や駆動切替の表示を行うためのセンサを内蔵している
場合等に、これらの内蔵する電気機器に通電するための
フリーホイールハブ内部の配線が、ドライブシャフトの
外周面とスピンドルの内周面との間に介装されたフレキ
シブルプリント配線板（Ｆ　Ｐ　Ｃ）によって行われて
いるものである。そしてこのフレキシブルプリント配線
板の一方の端子が電源に接続され、他方の端子がフリー
ホイールハブ内蔵の電気機器に接続されて、これら内蔵
の電気機器への通電が行われる。

このフレキシブルプリント配線板は、スピンドルの内周
面に圧接する当着部が形成された円筒状カラーの外周部
に、この当着部以外の部分に接着または溶着等の方法に
より固定され、このフレキシブルプリント配線板と一体
になったカラーをスピンドルの内周部に圧入して固定す
ることにより、スピンドルの内周部とドライブシャフト
の外周部との間に介装される。

このカラーの外周部に形成される当着部の種類としては
、カラー外周面に点在するよう形成された突起、カラー
外周面に螺旋状に形成された突条、金属、プラスチック
、ゴム等によりカラー外周面に後付けで形成された突部
、カラー外周部に凹溝が形成されこの凹溝以外の外周面
が当着部としてスピンドル内周面に圧着されるもの等が
掲げられる。

（実施例） 以下この発明を３図面に示す実施例に基づいてさらに詳
細に説明を行う。

第１図は２本発明をホイールハブ内に内蔵した電動モー
タによって二輪駆動と四輪駆動との切替えを行うモータ
ドライブ式電動フリーホイールハブに実施した場合の一
例を示している。図中１１はドライブシャフト、１２は
ドライブシャフト１１に一体回転するよう嵌合されたス
ピンドル、　１３はスピンドル１２にベアリング１４．
１５によって回転自在に支承されたアクスルハブ、　１
６はボルト１７によってアクスルハブ１３に一体回転す
るよう固定されたボディ、　１８は同じくボルト１７に
よってアクスルハブ１３およびボディ１Ｂに一体回転す
るよう固定されたカバー　１９はボディＩＧの内側に固
定された電動モータである。

このモータドライブ式電動フリーホイールハブは、電動
モータ１９がギア２０および２■を介してハンドル２２
を回転させ、このハンドル２２の外周面に形成されたカ
ム面２２ａに沿ってこのカム面２２ａと係合するカムフ
ォロア２３を図面左方向に移動させ。

アクスルハブ１３と一体回転するアウタクラッチ２４を
ドライブシャフト１１と一体回転するインチクラッチ２
５に噛合させることにより、ドライブシャフト１１の回
転トルクをアクスルハブ１３に伝達して四輪駆動を行う
。

電動モータ１９への通電は、ドライブシャフトＪｌの外
周面とスピンドルＪ２の内周面との間に介装されたフレ
キシブルプリント配線板（以下ＦＰＣという）３０を介
して行われる。

このＦＰＣ３０は、第２および３図に示すような円筒状
のカラー３１の外周面の一部に接着または溶着されて、
このカラー３１と共にドライブシャフトＩＩとスピンド
ルＩ２との間に嵌挿されることにより組み付けられてい
る。カラー３１は、第２および３図で分かる通り１円筒
状ボディの表面に突起３１ａが散点的に形成されており
、この突起３１ａの間にＦＰＣ３Ｑが部分的にカラー３
１の軸方向に沿って接着または溶着されている。そして
このとき、突起３１ａの先端がＦＰＣ３Ｑの外面よりも
半径方向外方に突出した状態となっている。

そしてこのＦＰＣ３０は、これが一体化されたカラー３
１がフリーホイールハブの組立時にスピンドル１２の内
周部に圧入され、突起３１ａとスピンドル内周面とが圧
着されることによってスピンドル１２に対して固定され
、その後このスピンドルｊ２がドライブシャフト１１に
一体的に嵌合されることによって、フリーホイールハブ
に組付けられる。

モしてＦＰＣ３０の左端部に形成された電源結合用配線
部３０Ｃがスピンドル１２の右端部に形成された孔１２
ａに挿通されて外部に引き出され、プロテクタ２８内に
おいてコネクタ２９Ａを有するケーブル２９に接続され
、またＦＰＣ３０の右端部に形成された電動モータ側接
続端子部３０Ａがリーフスプリング４０の内端部に接触
される。このリーフスプリング４０は、スピンドル１２
と一体回転するロックナツト４１にねじ４２で固定され
た樹脂性のロックプレート４３によって固定保持されて
おり、外端部が口・ンクプレート４３の外周部に取付け
られたスリップリング４４Ａに接続されている。またロ
ックプレート４３に取付けられたもう一方のスリップリ
ング４４Ｂは１円周方向においてロックプレート４３の
他の位置に固定された図示しない他のリーフスプリング
こよって他のＦ　Ｐ　Ｃ３０の電源モータ側接続端子部
に接続されている。なお、スリップリング４４Ａおよび
４４Ｂには、各々電動モータ１９の電源端子に接続され
たブラシ４５Ａおよび４５Ｂが接触している。

上記フリーホイールハブは、ケーブル２９のコネクタ２
９Ａを電源に接続することによって、電源からの電流が
、ケーブル２９−電源結合用配線部３０Ｃ−Ｆ　Ｐ　Ｃ
３０−Ｆ　Ｐ　Ｃの電動モータ側接続端子部３０Ａ−リ
ーフスプリング４０−スリップリング４４Ａ、　４４Ｂ
−ブラシ４５Ａ、　４５Ｂの経路を通って電動モータＩ
９に通電され、この電動モータ１９の駆動によって二輪
駆動と四輪駆動の切替えが行われる。なお、第１図にお
いて９図面上側Ｉはアウタクラッチ２４とインナクラッ
チ２５とが離間した二輪駆動状態を示しており１図面下
側■はアウタクラッチ２４とインチクラッチ２５とが噛
合した四輪駆動状態を示している。

第４および第５図は、ＦＰＣ３０を保持するためのカラ
ーの他の実施例を示すものであって、この実施例におい
ては、カラー５１の円筒部の表面に突条５１ａが螺旋状
に形成され１その突条５１ａ間にＦ　Ｐ　Ｃ３０が接着
または溶着されているものである。このカラー５１は、
前記実施例と同様、スピンドル１２の内周面に圧入され
て固定される。

第６および７図は、カラーのさらに他の実施例を示すも
のであって、カラー６２の円筒部の表面に後付けで金属
、プラスチックあるいはゴム等を部分的に固着して複数
の突部６２ａを形成し、この突部Ｂ２ａの間にＦＩＣ３
０を接着し１前記と同様の方法でスピンドル１２に固定
する。

第８および９図は、カラーのさらに他の実施例を示すも
のであって、カラー７２の円筒部に軸方向にスリット７
２ａが形成され、さらに外周部の数箇所に軸方向に沿っ
て凹溝７２ｂが形成されており。

この凹溝７２ｂ内にＦＰＣ３０を接着し、スリット７２
ａによって径を縮めた状態でスピンドル１２内に挿入し
た後、カラー自体の弾性によってスピンドルの内周面に
圧接され固定されるものである。

なお　上記においては、内部にアクチュエータとしての
電動モータを内蔵したモータドライブ式電動フリーホイ
ールハブについての実施例を示したが１本発明は、第１
０図の従来例のような、四輪駆動表示装置のセンサを内
蔵したフリーホイールハブの配線についても同様に実施
することができる。

（発明の効果） 以上のように本発明は、フリーホイールハブ内の配線を
ドライブシャフトとスピンドルとの間に介装したフレキ
シブルプリント配線板によって行うようにしたので、従
来のように電気コードを配線するための孔や溝をスピン
ドル等に形成する必要が無く、配線のために構造上の強
度劣化を伴うことが無い。またフレキシブルプリント配
線板がカラーと一体にされこのカラー自体がそのままス
ピンドルに容易に固定されるようになっているので１組
付工数も少なく組立てが容品であり、また組付時におい
てまた組付後の使用時において断線の虞れが無く高い信
頼性を確保することが出来る。さらにｉｔ源側および電
気機器側の接続端子部をカラーの円周方向の何れの位置
にも設定出来るので設計上の自由度が大きく、また配線
数の増加も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側断面図、第２および
３図は同実施例におけるカラーの形状を示す図、第４お
よび５図はカラーの他の実施例を示す図、第６および７
図はカラーのさらに他の実施例を示す図、第８および９
図はカラーのさらに他の実施例を示す図、第１Ｏ図は従
来例を示す仲１断面図、第１１図は他の従来例を示す断
面図である。 １１・・・ドライブシャフト １２・・・スピンドル、１３・・・アクスルハブ。 １９・・・電動モータ。 ３０・・・フレキシブルプリント配線板（ＦＰＣ）。 ３１、　５１．６１．７１・・・カラー３１、ａ・・・
突起、　　　　　５１ａ・・・突条。 ６１、ａ・・・突部、　　　　　７１ａ・・・スリット
。 ７１ｂ・・・凹溝。 出願人　　アイシン精機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　円筒状カラーの外周部にスピンドルの内周面に圧接す
   る当着部を形成し、この当着部以外のカラーの外周面に
   フレキシブルプリント配線板を固定し、このフレキシブ
   ルプリント配線板と一体になったカラーをスピンドルの
   内周部に圧入して固定することにより、スピンドルの内
   周部とドライブシャフトの外周部との間にフレキシブル
   プリント配線板を介装して、内蔵する電気機器に通電を
   行うことを特徴とするフリーホイールハブ。