JPH02175179A - 感熱転写記録用インクリボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱転写プリンターによる印刷時に使用される感
熱転写記録用インクリボンに関するものである。

従来の技術 近年、感熱転写記録用インクリボンを使用する熱転写プ
リンターが、日本語ワードプロセッサーなどに広く利用
されるようになってきた。

以下に従来の感熱転写記録用インクリボンの構成につい
て説明する。

第３図は従来の感熱転写インクリボンとこれを装着する
熱転写プリンターの一部および印刷用紙を示した構成図
であり、１はベースフィルム、２はベースフィルム１の
上に塗布された黒色インキ層、３は熱転写プリンターの
サーマルヘッド、４は印刷用紙である。６はアルミ蒸着
により銀色を示す終端テープで、接着テープ６によって
ベースフィルム１と結合されている。７はインキ層２に
対向して配置された熱転写プリンターの反射型光センサ
ーである。８は熱転写プリンターの制御部である。

以上のように構成された感熱転写インクリボンについて
、以下その機能を説明する。まず、熱転写プリンターの
サーマルヘッド３に通電すると発熱し、ベースフィルム
１に塗布された黒色インキ層２が溶融して印刷用紙４に
転写される。このとき熱転写プリンターの反射型光セン
サー７は、黒色インキ層２に対向しているため動作しな
い。次に、ベースフィルム１および黒色インキ層２０部
分を使用し終わると、終端テープ６が熱転写プリンター
の反射型光センサー７に対向する位置に現われ、反射型
光センサー７が動作する。これによって熱転写プリンタ
ーの制御部８は感熱転写インクリボンの終端を検知し、
印刷動作を中断するための処理を実行する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、ベースフィルム及
び黒色インキ層から成る印字可能部分と終端テープの如
く情報を示すだめの部分が独立していたので、リボンタ
イプなどの情報をリボン上の任意の部分に記録したり、
リボン残量のように感熱転写インクリボンの現在使用位
置に関する情報を記録したりすることは不可能であると
いう問題点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので印刷に使用
される部分にリボン残量やリボンタイプなどの情報を記
録することのできる感熱転写インクリボンを提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するだめの手段 この目的を達成するために本発明の感熱転写インクリボ
ンは、黒色インキ層の上面に、黒色インキ層とは色調が
異なり、転写後は黒色インキ層によって隠蔽されるリボ
ン情報認識用インキ層を塗布した構成を有している。

作用 この構成によって、感熱転写インクリボンに予め記録し
た情報を熱転写フＷンターに対して印刷中に云達するこ
とができ、感熱転写インクリボンの状態に応じて印刷処
理を変更し、操作性の向上と印刷品質の向上をともに実
現することができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例における感熱転写インクリボ
ンとこれを装着する熱転写プリンター〇−部及び印刷用
紙を示した購成図である。第１図において９は情報記録
用インキ層であり、黒色インキ層２とは色調が異なり、
黒色インキ層よりも融点の低い材料を使用して、任意の
パターンを形成して塗布されている。

なお１はベースフィルム、３は熱転写プリンターのサー
マルヘッド、４は印刷用紙、７は熱転写プリンターの反
射型光センサー、８は熱転写プリンターの制御部であシ
、これらは従来例の構成と同じものである。

以上のように構成された本実施例の感熱転写インクリボ
ンについて以下その動作を説明する。まず、熱転写プリ
ンターの反射型光センサー７は、対向する位置にリボン
情報認識用インキ層９がある場合には動作し、リボン情
報認識用インキ層９が無く直接黒色インキ層２がある場
合には動作しない。印刷中、感熱転写インクリボンは印
刷速度に応じた速度で移動するため、熱転写プリンター
の制御部８は反射型光センサー７の信号を読み取ること
によって、リボン情報認識用インキ層９のパターンとし
て記録された感熱転写インクリボンの情報を読み取り、
その内容に応じて熱転写プリンターの動作を制御するこ
とができる。また、リボン情報認識用インキ層９は、印
字後は第２図に示すように黒色インキ層２によって隠蔽
されるため、印刷結果には影響がない。

以上のように本実施例によれば、黒色インキ層２の上に
リボン情報認識用インキ層９を設けたことにより、感熱
転写インクリボンに予め記録した情報を印刷中に熱転写
プリンターに対して云達することができる。

なお、本実施例では情報記録方法をリボン情報認識用イ
ンキ層によるパターンの形成、その読み取り手段を熱転
写プリンターの反射型光センサーとしたが、情報記録方
法をリボン情報認識用インキ層による文字の形成、その
読み取りの手段は人間の目視によってもよい。

発明の効果 本発明は黒色インキ層の上にインク情報記録用インキ層
を設けることにより、リボン残量やインキタイプなど印
刷に使用される部分に関する情報の任意の位置に記録す
ることができる優れた感熱転写インクリボンを実現でき
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における感熱転写インクリボ
ンとこれを装着する熱転写プリンターの一部および印刷
用紙を示した構成図、第２図は本発明の一実施例におけ
る感熱転写インクリボンを使用して印刷した結果の断面
図、第３図は従来の感熱転写インクリボンとこれを装着
する熱転写プリンターの一部および印刷用紙を示した構
成図である。 １・・・・・・ベースフィルム、２・・・・・・黒色イ
ンキ層、９・・・・・・リボン情報認識用インキ層。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名ｔ−
・−１１−スフィｒ（、ム ２・・−嘉１ν″ｒＸ４ 灰灯型に芝ン寸−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベースフィルムと、ベースフィルム上に塗布され
   た黒色インキ層と、黒色インキ層の上面に塗布されたリ
   ボン情報認識用インキ層とから構成されたことを特徴と
   する感熱転写記録用インクリボン。
2. （２）リボン情報認識用インキ層は、黒色インキ層とは
   色調が異なっており、熱転写記録後は黒色インキによっ
   て隠蔽されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の感熱転写記録用インクリボン。