JPH02174755A - N―アルカノイルシステインの製造方法 - Google Patents

N―アルカノイルシステインの製造方法

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JPH02174755A
JPH02174755A JP32273588A JP32273588A JPH02174755A JP H02174755 A JPH02174755 A JP H02174755A JP 32273588 A JP32273588 A JP 32273588A JP 32273588 A JP32273588 A JP 32273588A JP H02174755 A JPH02174755 A JP H02174755A
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alkanoyl
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長三 井上
Osamu Tsuchida
修 土田
Kazuhiko Fukuda
和彦 福田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アミノ酸セッケンなどとして有用なN−アル
カノイルシスティンの製造方法に関する。
更に詳しくいえば、本発明は活性なスルフィド基とアミ
ノ基とを有づる遊離システィンのアミノ基のみをアシル
化するN−アルカノイルシスティンの製造方法に関する
[従来の技術およびその課題] システィンはアミノ基のほかに活性なスルフィド基を持
っているために、直接アルカノイル試話を反応ざL!て
アルカノイルシスティンを(qることは困月である。例
えばベンゾイルクロリドとシス゛アインとをアルカリ刊
条1′1下で反応さUると、S−ベンゾイルシスデイン
が選択的に生成する(J、 Aln、 ctlom、 
SOC,,85,1337(1963) )。
また111−水量Mとシスティンとの反応では、酸+1
条(’l (F) I−12)でアミン7i4とスルフ
ィド基の両者がアレプル化されたN、S−ジアレチルシ
ステインをど[成しくJ、 Org、 Ct+c+n、
、26.823 (1961))、−/J % rFf
媒にテトラヒト[−1フランを[[1いるとアミノ1.
tのみがアはチル化され、N−アレチルシスティンを生
成Jることが知られている(J、叶り。
Cl1en1. 、 :り(1,2839(1965)
 ) 、しかしコl/)方法は炭素数が多いカルボン酸
の無水物には工業的に適用覆ることはでさ°ない、。
従つC1アミノ/%QL?ツクンなどに用いられるアル
カ7111塁のiAmf/l 9 ’〜23程度のN−
アルカノイルシスデインの製造は、従来、例えば(1)
シスブンの2個の側鎖アミノ基をフルカッイル化して、
N、N’  −ジアルカノイルシスブンとしたのち、電
気化学的あるいは化学的に還元してN−アルカノイルシ
スティンとする方法(Biochem、 J、、 23
.614 (1931))、(2)システィンのスルフ
ィド基をS−ベンジル化したのら、アミノ基をアルカノ
イルクロリドによりアルカノイル化してN−アルカノイ
ル−S−ベンジルシスティンとし、次いで液体アンモニ
ア中で脱ベンジル化する方法(European J。
Biochem.、 5, 305(1968)等)、
等により行われている。
従って、本発明の課題はシスデインを直接アルカノイル
化してN−アルカノイルシスティン択率よ<4’lる方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、希アルカリ性条件でUtilMりqリド
を用いてアルカノイル化合物を得る、いわゆるScl+
oLten − Baumann法にライて鋭意検問を
小ねた。
その結果、エーテル系溶媒を用いるとスルフィド基が選
択的にアルカノイル化されるが、驚くべきことにケトン
系の溶媒を用いるとスルフィド基は全く反応Uず、アミ
ノ基のみがアルカノイル化されることを見出し、本弁明
を完成した。
ヅなわら、本光明は次式[■] [式中、[(1は水素原子、メチル基またはエチル阜を
表わ1。] で示8れるシスティンまたはその誘導体と次式[川] R2COCI!       [III]E式中、R2
はC8乃至C22のアルキル基を表わず。] で示されるアルカノイルクロリドをケトン系溶媒を用い
てアルカリ性条件下で反応さUることを特徴とする次式
[I] [式中、R1およびR2は前記と同じ意味を表わす。] で示されるN−アルカノイルシスティンの製造方法であ
る。
本発明の方法によりスルフィド基がアルカノイル化され
ない理由の詳細は明らかではないが、ケトンを用いてア
ルカリ性条件とづることにより、アミノ基に比べてスル
フィド基の解ガ1状態が促進されアルカノイルクロリド
の攻撃が受りにくくなることによるものと考えられる。
更に効率よくN−アルカノイルシスデインを什16ため
には予めシスティンをアルカノイル[のケトン水溶液に
溶かしておいて、そこへアルカノイルクロリドを滴下し
、常にシスデイン過剰の状態で反応を行うことが一層有
効である。
本発明の製造り法を更にRT L/ <説明Jる9゜原
料のシスティンおJ、び(の誘)9体は、通常、安定な
塩(塩酸塩等)を使用し、これを水に溶解した後、アル
カリ(苗↑(1ソーダ水溶液等)で中和し、T111の
シスデイン(誘カ体)どした後、室Wiaイ・」近まで
冷)JI L、溶媒を加える。
溶媒としては、アセl〜ン、メチルニブルケトン、メチ
ルニブルケトン等のケトン系溶媒が用いられる。
溶媒の使用聞はアルカノイルクロリドおよびアルカリ水
溶液を加えた反応系が均一となる母が好J: L、いが
、り1〜ン:水=]:1〜l:0.5の範囲がin F
+1: ’(−ある。
次いで、ムfましくは室?A;’1以下の′f;A度に
冷7JIL、つつ)ノルカリ溶液と)ノルカッイルクロ
リドを加える。
このとき反応液のpl−1を7〜9に維持することが、
収挿ζ向上の上で好ましい。
滴下終了後、更に室温(=J近にて111.IJ間程瓜
維持して反応を完結さUる。
次に、冷却し4^がら酸(硫酸等)を加えて反応液のD
 I−1を′1へ・2に調整し、生成した固形物を濾過
Jることにより目的物が高収率(約95%)で17られ
る。
[実施例] 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は下記
の実施例によって限定されるしのではない。
実施例I DL−シスフィン塩酸塩]水和物!+2.79 <0.
3mo、ll )を水100mjに溶解し、次いで30
%苛性ソーダ40yで中和し、全RIMに冷却したのら
、アヒトン40IIdlを加えた。5〜10℃の温度に
冷却しつつ、30%苛性ソーダと塩化ラウ[1イル76
.59を同時に滴下した。この間DHを7〜9に維持し
た。3〜51t、1間で滴下終了したのら、温度A:全
温に保らつつ史に111.’1間反応を続りた。
次に反応液を冷却しなから′10%硫酸にて反応液のp
Hを1〜2に、Jul整した。
生成した白色沈澱を濾過−水洗−乾燥すると、91.7
’JのN−ラウ[1イルl]−シスデインが111られ
た。収率95%。
融点:120℃。
元素分析値: C15l−12903NSとしてCI−
10N   S 5+1”II(直(%)  59.37   9.63
  1!i、82   4.62  10.56実測伯
(%) 59.35 9.66 15.81 4.58
 10.61[発明の効果] 本発明は、美白作用を兼ね備えたアミノ酸しッケンとし
て有用’tZ N−アルカノイルシスティンを、逅臼【
のシスティンとアルカノイルり[1リドとから簡単な操
作で収率よく製造できる方法を提供したしのである。
本発明の方法により、1業的に生産されているシスティ
ンから、従来法のように保護基を導入することナク1白
1トN−アルカノイルシスティン業的に宥価に提供する
ことが可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] [式中、R_1は水素原子、メチル基またはエチル基を
    表わす。] で示されるシステインまたはその誘導体と次式[III] R_2COCl[III] [式中、R_2はC_8乃至C_2_2のアルキル基を
    表わす。] で示されるアルカノイルクロリドをケトン系溶媒を用い
    てアルカリ性条件下で反応させることを特徴とする次式
    [ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、R_1およびR_2は前記と同じ意味を表わす
    。] で示されるN−アルカノイルシステインの製造方法。
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