JPH02173664A - 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法 - Google Patents

改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法

Info

Publication number
JPH02173664A
JPH02173664A JP63329638A JP32963888A JPH02173664A JP H02173664 A JPH02173664 A JP H02173664A JP 63329638 A JP63329638 A JP 63329638A JP 32963888 A JP32963888 A JP 32963888A JP H02173664 A JPH02173664 A JP H02173664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atoms
image
ozone
light
receiving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63329638A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamazaki
晃司 山崎
Toshimitsu Kariya
俊光 狩谷
Tatsuyuki Aoike
達行 青池
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Toshihito Yoshino
豪人 吉野
Hirokazu Otoshi
大利 博和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63329638A priority Critical patent/JPH02173664A/ja
Publication of JPH02173664A publication Critical patent/JPH02173664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C発明の属する技術分野〕 本発明は、非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子
写真装置による画像形成方法に関するものであって、特
に、どのような環境下においても細線や微小ドツトを良
好に再現し、極めて高品質の画像を長期に亘って得るこ
とのできる画像形成方法に関するものである。
〔従来技術の説明〕
非単結晶シリコン系光受容部材は表面硬度が高く、半導
体レーザー(770nm〜800nm)などの長波長光
に高い感度を示し、しかも繰り返し使用による劣化も殆
ど認められないなど、特に、高速複写機や前記半導体レ
ーザーを用いたLBP(レーザービームプリンター)等
の電子写真装置用光受容部材として評価されて使用され
ている。
そしてこうした非単結晶シリコン系光受容部材及びこれ
を用いた複写装置ならびに画像形成プロセスは、概略以
下のとおりのものである。
第3図は、従来の代表的な光受容部材の模式的断面図で
あって、301はAI等の導電性支持体、302は導電
性支持体301からの電荷の注入を阻止するための電荷
注入阻止層、303は少な(とも非単結晶シリコン系の
材料で構成され光導電性を示す光導電層、304は光感
電層を保護するための表面保護層である。
第4図は、従来の複写機の画像形成プロセスを示す概略
図であって、矢印方向に回転する光受容部材401の周
辺にはよく知られているように、主帯電器402、静電
潜像形成部位403、現像器404、転写紙給送系40
5、転写・分離帯電器406、クリーナー407、搬送
系408、除電光409などが配設されている。
ヒーター423によって加温された光受容部材401は
主帯電器402によって一様に帯電され、これにハロゲ
ンランプ、蛍光灯等の光源410により発した光をプラ
テンガラス41)上の原稿412に照射し、その反射光
をミラー系413〜416、レンズ系417、フィルタ
ー418を介して光受容部材表面上に導き投影されて静
電潜像が形成され、この潜像に現像器404からトナー
が供給されてトナー像となる。
一方、転写紙1lli路419、レジストローラ422
よりなる転写紙供給系405を通って、光受容部材方向
に供給される転写材Pは、転写帯電器406と、光受容
部材401の間隙において、背面からトナーとは反対掻
性の電界を与えられ、これによって、光受容部材表面の
トナー像は転写材Pに転移する。
分離され!こ転写材Pは、転写紙搬送系408を通って
定着装置(図示せず)に至って、トナー像は定着されて
装置外に排出される。
尚、転写部位において、転写に寄与せず光受容部材表面
に残る残留トナーはクリーナー407に至り、クリーニ
ングブレード421によってクリーニングされる。
上記クリーニングにより更新された光受容部材表面はさ
らに除電光源409から除電露光を与えられて再び同様
のサイクルに供せられる。
ところで、上述のような画像形成プロセスにおいて用い
られる非単結晶シリコン系光受容部材は、前述のとおり
長波長にも高い感度を存する(感度ピーク680nm付
近、感度域400〜800nm)という利点を有してお
り、これを電子写真用画像形成装置に用い、通常の文書
類の複写を行うような場合においては、文字のつぶれあ
るいは、細りといった画質の低下もみられず実用上十分
な水準を有しているが、近年の印刷なみあるいはそれ以
上の高画質の要求に対しては必ずしも十分なものではな
いのが実情である。
すなわち、100μm程度以下の極m′41Aを再現し
ようとすると線幅の太りや細りが発生し、例えば口2f
l程度の「驚」の字などでは「口」の部分がつぶれて読
みずらかったり、同じく「電」の字の横線が細って見え
にくかったりすることがしばしば生じていた。そして、
このレベルでは、出版物刊行の手段として用いるには解
像度が不十分であることから、パーツカタログやマニュ
アル(手引書)等の少量部数の刊行も割高な活版印刷や
凸版印刷にたよらざるを得ないというのが実情であった
特に使い込んだ感光体を高温環境下で使用する場合など
にはこうした現象が顕著にあられれ、その対応として非
単結晶シリコン系光受容部材をヒーターにより加熱する
などによりその再現性を確保しているのが実情であった
しかし、このような方法によっても電子写真用画像形成
装置への通電が断たれていた直後などにおいてはヒータ
ーによる除湿効果があられれにくく、より安定で良好な
画質の確保が求められていた。
また、前述のような画像形成プロセスにおいて、光受容
部材に感光性を付与する帯電工程においてはコロナ帯電
を用いる事が主流であり、帯電と同時に相当量のオゾン
ないしオゾン生成物(窒素酸化物等)を発生する。その
発生量は帯電器に供給される電流量に比例し、正帯電に
比べ負帯電の方が一般的に5〜10倍量のオゾンを発生
する。オゾンは人体、特に呼吸器等に有害であり、従来
よリ、活性炭フィルターによる吸着・分解等の手段を用
いて排気中のオゾン濃度がo、 i p p m以下に
なるよう処理していた。しかし、こうした電子写真装置
の普及にともない、狭い部屋におかれたり、個人用途が
増えるにしたがって、より一層の排出オゾン量の低減が
求められている。
又、電子写真用画像形成装置内部に発生したオゾン及び
/又は該オゾンが周辺の空気成分と反応して生じたオゾ
ン生成物は感光体表面に吸着し、感光体表面を化学反応
によって変質させたり、感光体との間に電子的な相互作
用を及ぼし、感光体の電気的特性を変化させるというよ
うな弊害を生じる場合があった。そして特に複写枚数の
多い使い込んだ感光体を高温環境下で使用する場合にお
いては、このことが解像度低下の大きな要因となること
が少なくなかった。
更にこのような光受容部材表面への吸着物は光受容部材
とクリーニンググレードとの間の摩擦抵抗を高めクリー
ニング不良を発生させるという問題点があり、特に体積
平均粒径の比較的小さい現像剤を用いた場合、この現象
が顕著になる傾向があった・ 又、更に前記オゾン処理フィルターについては、従来か
らその耐久性とオゾン除去効率が十分ではないことが指
摘されていた。まず耐久性については、従来、主に活性
炭をダンボール紙等に担持させて、吸着、および炭素に
よる還元分解によってオゾンを除去していたため、約1
年度使用していると、前記の吸着力が弱まり、そのオゾ
ン除去効率は著しく低下するため、電制的交換を必要と
していた。
また、オゾン除去効率においても吸着による除去が主流
であるため、その効率は低く、従来からオゾンが25℃
以上になると自己分解をはじめる事から、複写機等電子
写真装置内のモーターやランプ等から発生する熱により
分解する分も含めてようや< o、 i p p m以
下の排出オゾン量にするのが限界であった。
これらの欠点を補う−ために、処理媒体として従来の活
性炭から、銅(Cu)、マンガン(Mn)系の酸化物触
媒に変えることが好ましいが、触媒自体が高価である上
に触媒はそのオゾン分解活性が温度に大きく依存するた
め、朝一番での使用等電子写真装置が冷えていて、しか
るに、排気温度が低い場合にはオゾン処理効率が低く、
耐久性に冨み加温状態では高い処理効率を存する触媒の
利点を十分に生かしきれていなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、上述、従来技術の欠点を克服すべく成された
ものであって、極めて良好な画像品質を得る事のできる
画像形成方法を提供することを目的としている。
さらに本発明は、どのような環境下においても極めて安
定で良好な鮮鋭度を有した画像を得ると同時に排出オゾ
ン量を低減できる画像形成方法を提供することを目的と
している。
〔発明の構成・効果〕
本発明は、電子写真装置による画像形成方法において、
光受容部材として、少なくとも非単結晶シリコン系の材
料で構成され光導電性を示す第1の層と、シリコン原子
と炭素原子と周期律表第■族に属する原子、及び必要に
より水素原子及び/又はハロゲン原子を含み、潜像を保
持する機能を有する第2の層と、シリコン原子と炭素原
子、及び必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を
含み顕像を保持する機能を有する第3の層とを基体上に
順次積層してなる光受容部材を用い、現像剤として体積
平均粒径が4.5μm以上9.0μm以下の絶縁性トナ
ーを用い、帯電時に発生するオゾンを除去するための、
ヒーターを内蔵した金属酸化物触媒系オゾン除去フィル
ターを用いて、画像形成を行うことを特徴としている。
本発明者らは、試行錯誤を繰り返しながら、鋭意検討を
重ねていった結果、上述のような特定の構成による画像
形成方法、すなわち、光受容部材及び現像剤及びオゾン
除去フィルターに極めて限定されたものとおしを組み合
わせて画像形成を行う方法によって、はじめて前記本発
明の目的が達成されることを見いだすに至った。そして
、このような特定の構成に基づく画像形成方法を用いる
ことによって、どのような環境下においても良好な鮮鋭
度の複写画像が得られ、従来以上に安定した高画質の複
写画像を得ることができることを見い出した。
上記のような特段の効果は、後述する一連の実験から明
らかとなったものであって、その理由は現時点では必ず
しも定かであるとはいえないが、光受容部材において潜
像保持層を顕像保持層下に設けることにより、環境に影
響されることなく、良好な潜像が得られること、及び該
潜像を顕像保持層を介して前述のとおりの特定された現
像剤を用いて現像することにより、潜像と現像剤間に良
好な静電気力が働くこと、更には前述のとおりの特定さ
れたオゾン除去フィルターを用いてオゾン除去すること
によって、顕像保持層のf:′Itを防ぎ、潜像と現像
剤間に良好な静電気力がさらに働きやすくなったことの
3者が相乗的に作用した結果、得られるのではないかと
准察される。
また更に、本発明の方法によって高画質が得られる理由
は、単に本発明に用いるオゾン除去フィルターによりオ
ゾン及びオゾン生成物が効率的に除去され、ために光受
容部材や現像剤の特性が十分に発揮されるというだけに
とどまらず、従来のオゾン除去フィルターを用いる場合
とは別の化学的作用が関与することによって、本発明に
用いる光受容部材や現像剤との間に特別の相互作用を及
ぼすことによってもたらされるものであると考えられる
更に、従来、高価で低温時のオゾン除去性能に劣るため
あまり用いられていなかった金属酸化物触媒系のオゾン
除去フィルターを、低度な金属ハニカム材に樹脂膜を下
塗りし、樹脂結着剤に分散した金属酸化物触媒をディッ
ピング塗布するのみの低コスト製法で大巾なコストダウ
ンを図るとともに、熱伝導性に富む金属ハニカム担持体
を加熱ヒーターで加熱する事により、通過雰囲気が低温
であるにもかかわらず触媒活性を向上させ除去率を大巾
に高めた事は、上述の効果を引き出す上で重要な役割を
果たしているものと考えられる。
また、従来ゴムブレード等によるスクレープクリーニン
グは、装置が簡単で高いスクレープ性能を有する事から
、回転円筒状光受容部材を用いる電子写真用画像形成装
置で広く用いられてきたが、本発明に用いるような粒径
の小さい(4,5〜9.0μm)現像剤においては、そ
のスクレープ時の摩擦抵抗が大きくブレードがその力に
抗しきれずに現像剤上に乗りあげたり、びびりを発生し
たりして、クリーニング不良を発生させる事が多かった
が、本発明ではオゾン生成物の光受容部材への付着を大
巾に低減させたために、クリーニング不良の発生確率を
低減することができ、このことも前述の効果を引き出す
上で重要な役割をはたしているものと考えられる。
以下、本発明を図面を用いて具体的に説明する。
犬!豊里杯 本発明に用いられる代表的な光受容部材の模式的断面図
を第1図に示す、第1図+a+は本発明に用いられる光
受容部材の最も基本的な構成を示すものである0図にお
いて、101はAi等の導電性支持体を示している。1
02は少な(とも非単結晶シリコン系の材料で構成され
光導電性を示す光’A TQ Nを示している。103
はシリコン原子と炭素原子と周期律表第■族に属する原
子、及び必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を
含み潜像を保持する機能を有する潜像保持層を示してい
る。104はシリコン原子と炭素原子及び必要により水
素原子及び/又はハロゲン原子を含み顕像を保持する機
能を有する顕像保持層を示している。
第1図(blは本発明に用いられる光受容部材の好まし
い一実施態様を示すものである。図において105は、
導電性支持体101と光導電層102の間に必要に応じ
て設けられ、導電性支持体Lotからの電荷の注入を阻
止するための電荷注入阻止層を示している。
第1図(C1は本発明に用いられる光受容部材の好まし
い別の一実施態様を示すものである0図において106
は導電性支持体101と電荷注入阻止j!!105の間
に必要に応じて設けられ、電子写真用画像形成装置の画
像露光源に長波長光の半導体レーザー等を用いる場合に
、干渉現象の現出を防止するために長波長光を吸収する
機能を有する長波長光吸収層を示している。尚、必要に
応じて、長波長光吸収層106上に直接光導電[102
を設けても良い。
光導電Ji!f102は、非単結晶シリコンを母体とし
、必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を含存し
、更には、必要に応じて炭素原子、ゲルマニウム原子、
スズ原子、周期律表第■族に属する原子(以後「第■族
原子」と略記する。)周期律表第■族に属する原子(以
後「第V族原子」と略記する。)、及び周期律表第■族
に属する原子(以後「第■族原子」と略記する。)のう
ちの少なくとも一種を含有してもよい。
光導電N1’02に含有される水素原子及び/又はハロ
ゲン原子の含有量は、0.1〜40原子%とされるのが
望ましい。
又、第■族原子を含有する場合、その含有量は潜像保持
M103の第■族原子の含有量の5分の1以下とされる
のが望ましい。
光導電J?13102の1)3は、1〜100μmとさ
れるのが望ましい。
潜像保持層103は、シリコン原子と炭素原子と第■族
原子及び必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を
含有し、更には、必要に応じてゲルマニウム原子、スズ
原子、第■族原子及び第■族原子のうちの少なくとも一
種を含有してもよい。
潜像保持層103に含有される炭素原子の含有量は、1
〜90原子%とされるのが望ましく、第■族原子の含有
量は1〜5X10’原子ppmとされるのが望ましく、
水素原子及び/又はハロゲン原子の含有量は0.1〜7
0原子ppmとされるのが望ましい。
潜像保持層103の層厚は、3X10−’〜30μmと
されるのが望ましい。
顕像保持層104は、シリコン原子と炭素原子及び必要
により水素原子及び/又はハロゲン原子を含有し、更に
は、必要に応じてゲルマニウム原子、スズ原子、第■族
原子、第V族原子及び第■族原子のうちの少なくとも一
種を含有してもよい。
顕像保持層104に含有される炭素原子の含有量は、1
〜90原子%とされるのが望ましく、さらには、潜像保
持N103の炭素原子の含fffiより多いのが好まし
い。
水素原子及び/又はハロゲン原子の含有量は0、1〜7
0原子ppmとされるのが望ましい。又、第■族原子を
含有する場合、その含有量は潜像保持層103の第■族
原子の含有量の10分のl以下とされるのが望ましい。
必要に応じて設ける電荷注入阻止1!!l105は非単
結晶シリコンを母材とし、必要により水素原子及び/又
はハロゲン原子を含有し、更に炭素原子、第■族原子、
第V族原子及び第■族原子のうちの少なくとも一種を含
有する。
電荷注入阻止層105の15厚は、3X10−”〜15
μmとされるのが望ましい。
必要に応じて設ける、長波長光吸収N106は、非単結
晶シリコンを母材とし、必要により水素原子及び/又は
ハロゲン原子を含有し、更にゲルマニウム原子及び/又
はスズ原子を含有する。また必要に応じて、炭素原子、
第■族原子、第■族原子及び第■族原子のうちの少なく
とも一種を含有してもよい。
長波i光吸収Ji 106 ノJlfflWハ、5×1
O−ffi〜25μmとされるのが望ましい。
前記第■族原子としては、具体的には、B(硼素)、、
l(アルミニウム)、Ca(ガリウム)。
In(インジウム)、T1 (タリウム)等があり、特
にB、Aj!、Gaが好適である。第■族原子としては
、具体的には、N(窒素)、P(隣)、As(砒素)、
  Sb (アンチモン)、  Bi  (ビスマス)
等があり、特にN、P、Asが好適である。第■族原子
としては、具体的には、0(酸素)、S(硫黄)、Se
(セレン)、Te(テルル)、Po(ポロニウム)等が
あり、特にO,S、Seが好適である。本発明に用いら
れる光受容部材は、真空堆積膜形成法によって、所望特
性が得られるように適宜成膜パラメータの数値条件を設
定して作成される。mI記真空堆積膜形成法としては、
具体的には、たとえばグロー放電法(低周波プラズマC
VD。
高周波プラズマCVDまたはマイクロ波プラズマCVD
等の交流放電プラズマCVD、あるいは直流放電プラズ
マCVD等) 、ECR−プラズマCVD法、スパッタ
リング法、真空蒸着法、イオンブレーティング法、光C
VD法、材料の原料ガスを分解することにより生成され
る活性種(A)と、該活性種(A)と化学的相互作用を
する成膜用の化学物質より生成される活性種(B)とを
、各々別々に堆積膜を形成するための成膜空間内に導入
し、これらを化学反応させることによって材料を形成す
る方法(以後rHRCVD法」と略記する。)、材料の
原料ガスと、該原料ガスに酸化作用をする性質を有する
ハロゲン系の酸化ガスを各々別々に堆積膜を形成するた
めの成膜区間内に導入し、これらを化学反応させること
によって材料を形成する方法(以後rFOcVD法」と
略記する。)等の方法が適宜選択使用できる。これらの
真空堆積膜形成法は、製造条件、設備資本投資下の負荷
程度、製造規模、作成される光受容部材に所望される特
性等の要因によって適宜選択されて採用されるが、所望
の特性を有する光受容部材を製造するに当たっての条件
の制御が比較的容易に行い得ることからして、グロー放
電法、スパッタリング法、イオンブレーティング法、H
RCVD法、FOCVD法が好適である。そして、これ
らの方法を同一装置系内で併用して形成してもよい。
第5図に本発明に用いる光受容部材の形成を行う際の代
表的な堆積膜形成装置である高周波(以下、rRFJと
略記する。)プラズマCvD′!j装置の一例を示す。
図中の571〜577のガスボンベには、本発明の光受
容部材を形成するための原料ガス、例えば各々Si夏1
a 、Hz 、CH4,PHx 、BgHa 。
No、Ar等が密封されており、あらかじめガスボンベ
571〜577を取り付ける際に、各々のガスを、バル
ブ551〜557から流入バルブ531〜537のガス
配管内に導入しである。
図中505は支持体、506は支持体ホルダーであり、
514は支持体505を加熱するための加熱ヒーターで
ある。
まず、例えば表面に旋盤を用いて鏡面加工を施した支持
体505を支持体ホルダー506に挿入し、成膜炉50
1の上蓋507を開けて、成膜炉501内の加熱ヒータ
ー514に支持体ホルダー506を挿入する。
次にガスボンベ571〜577のバルブ551〜557
、流入バルブ531〜537、成膜炉501のリークバ
ルブ515が閉じられていることを1i1)如し、また
、流入バルブ541〜547、補助バルブ518が開か
れていることを確認してまずメインバルブ516を開い
て不図示の真空ポンプにより成膜炉501及びガス配管
内を排気する。
その後、ガスボンベ571〜577より各々のガスを、
バルブ551〜557を開けて導入し、圧力調整356
1〜567により各ガス圧力を所望の圧力に調整する。
次に流入パルプ531〜537を徐々に開けて、以上の
各ガスをマスフローコントロー−1+−521〜527
内に導入する。
次に、流出バルブ547および補助バルブ518を徐々
に開いてArガスをガス導入管508のガス放出孔50
9を通じて成膜炉501内に流入させる。この時、Ar
ガス流量が所望の流量となるようにマスフローコントロ
ーラー527で調整する。成膜炉501内の圧力は、所
望の圧力となるように真空計517を見ながら不図示の
真空排気装置の排気速度を調整する。その後、不図示の
温度コントローラーを作動させて、支持体505を加熱
ヒーター514により加熱し、支持体505が所望の温
度に加熱されたところで、流出パルプ577および補助
バルブ518を閉じて、成膜炉501内へのガス流入を
止める。
次に、各々の層を形成するのに必要な原料ガスの流出パ
ルプ541〜547と補助パルプ518を徐々に開いて
、原料ガスを導入管50Bのガス放出孔509を通じて
成膜炉5,01内に流入させる。この時、各原料ガスの
流量が所望の流量となるように各々のマスフローコント
ローラー521〜527で調整する。成膜炉501内の
圧力は、所望の圧力となるように真空計517を見なが
ら不図示の真空排気装置の排気速度を調整する。その後
、不図示のRF電eXの電力を所望の電力に設定し貰周
波マッチングボンクス512を通じて成膜炉501内に
RF電力を4人し、RFグロー放電を生起させ、支持体
505上又はすでに成膜した層上に所望の層の形成を開
始し、所望の層厚を形成したところでRFグロー放電を
止め、また、流出バルブ541〜547および補助バル
ブ518を閉じて、成膜炉501内へのガス流入を止め
、層の形成を終える。
それぞれの層を形成する際に必要なガス以外の流出バル
ブは完全に閉じられていることは云うまでもなく、また
、それぞれのガスが成欣炉501内、流出バルブ541
〜547から成膜炉501に至る配管内に残留すること
を避けるために、流出パルプ541〜547を閉じ、補
助バルブ518を開き、さらにメインバルブを全開にし
て系内を一旦高真空に排気する操作を必要に応じて行う
また、必要に応じて、層形成を行っている間に層形成の
均一化を図るため、支持体505および支持体ホルダー
506を、不図示の、駆動装置によって所望される速度
で回転させる。
里兎剋 本発明においては、現像剤として体積平均粒径4、5 
p m以上9.0μm以下の絶縁性トナー〈以後「小粒
径トナー」と略記する。)を用いる。
本発明の小粒径トナーは結着樹脂を少なくとも有するw
A縁外性トナーある。
本発明に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリス
チレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエ
ンなどのスチレン及びその置換体の単重合体、スチレン
−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメ
タクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体
、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン
−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジェン
共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−
アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレン系
共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然変性
フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリコー
ン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド
樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリ
ビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインゾーン
樹脂、石油系樹脂などが使用できる。
本発明の小粒径トナーは、上述の結着樹脂中に着色剤を
混合して形成するゆ着色剤として使用されるものとして
は、磁性粉、顔料、染料などが主なものとしてあげられ
る。磁性粉としては、例えば表面酸化又は未酸化の鉄、
ニッケル、銅、マンガン、クロム、希土類等の金属及び
それらの合金、又は酸化物及びフェライトなどが使用で
きる。顔料としては、ジスアゾイエロー、不溶性アゾ、
銅フタロシアニン、染料としては塩基性染料、油溶性染
料が適している。
顔料として、好ましくはC,1,ピグメントイエロー1
7、C,1,ピグメントイエロー15、C,1,ピグメ
ントイエロー13、c、r、  ピグメントイエロー1
4、C,1,ピグメントイエロー12、C,1,ピグメ
ントレッド5、C,[。
ピグメントレッド3、C0!、ピグメントレッド2、C
1【、ピグメントレッド6、c、r、 ピグメントレッ
ド7、C0!、ピグメントブルー15、(、T、ピグメ
ントブルー16又は下記で示される構造式(1)有する
、フタロシアニン骨格にカルボキシベンズアミドメチル
基を2〜3個置換したBa塩である銅フタロシアニン顔
料などである。
n=2〜3 染料としてはC,1,ソルベントレッド49、C,1,
ツルベントレンド52、C,1,ツルベントレンド10
9、C,1,ペイシックレッド12、C1!、ペイシッ
クレッド1、C,1,ペイシックレッド3bなどである
又、これらの成分以外に、必要に応じてトナーの荷電状
態を調整するための荷電制御剤、トナーの流動性を改善
するための減摩剤などの添加物を上記混合物に加えても
良い。
本発明の小粒径トナーの製造方法としては、溶融、?R
練後、粉砕分級に製造するいわゆる粉砕性以外に、結着
樹脂溶液中に構成材料を分散した後、噴霧乾燥すること
によりトナーを得る方法;あるいは結着樹脂を構成すべ
き単量体に所定の材料を混合して乳化懸濁液とした後に
、重合させてトナーを得る重合法トナー製造法;あるい
はコア材、シェル材から成るいわゆるマイクロカプセル
トナーにおいて、コア材あるいはシェル材、あるいはこ
れらの両方に所定の材料を含有させる方法;等の方法が
応用できる。
上記本発明に用いる小粒径トナーの具体的な2.3の製
造例を以下に示す。
(製造例1) 結着樹脂として100部のスチレン/2エチルヘキシル
、アクリレート/ジビニルベンゼン共重合体磁性粉とし
て60部のマグネタイト、荷電制御剤として2部のニグ
ロシン、及び離型剤として3部のポリプロピレンを原材
料として用意し、これらをヘンシェルミキサーを用いて
充分に予備混練した。得られた混合物をロールミルにて
160℃の温度条件のもとに溶融混練した。該混練物を
冷却後、ハンマーミルにて約1〜2fl程度に粗粉砕し
、次いで超音速ジェット粉砕機を用いて0.1〜50μ
m程度の粒径まで微粉砕した。このようにして得られた
微粉砕物は次に、アルピネ社製ミクロブレックス400
MP分級装置を用いて粒径約9μm以上が力フトオフさ
れるように設定して粗粉側のカットを行ない、次いで上
記のように第1段目の分級が行なわれた微粉砕物を更に
アルビネ社製、ミクロブレックス132MP分級装置を
用いて粒径約4.5μm以下がカットオフされるように
設定して微粉側のカントを行なって、体積平均粒径4.
5〜9μmの範囲の粒径のトナーを得た。
(製造例2) 結着樹脂として100部のスチレン−ブタジェン共重合
体、磁性粉として65部のマグネタイト、荷電制御剤と
して2部のサリチル酸金属錯体を原材料として用い、溶
融混練を180℃の温度条件のもとにエクストルーダー
装置を用いて行った以外は製造例1と同様にして体積平
均粒径4.5〜9μmの範囲の粒径のトナーを得た。
(製造例3) 結着樹脂として100部のスチレンアクリル、るn性わ
)として、60部の三井金属鉱業社製MGWをそれぞれ
トルエンに溶解し、固形物が溶剤に対して10%となる
ようにt客演を調製した。このt客演を、二流体ノズル
を備えた芦沢鉄工所株式会社製芦沢二口7トナイザーを
用い、圧力条件を4kg/d、温風条件を100℃に設
定して、スプレードライの処理を行い、マイクロカプセ
ル状のトナーを作成した。作成したトナーを、コールタ
−カウンタータイプ■、アパーチャー径100μにより
粒度を測定したところ、粒径は、0.1〜数100μm
程度であった。次に、そのトナーをアルピネ社製ミクロ
プレンクス400MP分級装置及びアルピネ社製ミクロ
ブレックス132MP分級装置を用い、製造例1と同様
の手順により分級を行なって、体積平均粒径が4.5〜
9μmの範囲の粒径のトナーを得た。
■慮昆感刀友 本発明に用いられる電子写真用画像形成装置の−例であ
る模式的断面図を第2図に示す、第2図において、20
1は本発明に用いる光受容部材、202は主帯電器、2
03は静電潜像形成部位、204は小粒径トナーを充填
した現像器、205は転写紙給送系、206は転写・分
離帯電器、207はクリーナー、208は転写紙搬送系
、209は除電光源、210はハロゲンランプ・蛍光灯
等の光源、21)はプラテンガラス、212は原稿、2
13〜216はミラー系、217はレレズ系、218は
フィルター、219は転写紙通路、221はクリーニン
グブレード、222はレジストローラ、223はヒータ
ーを内蔵する金属酸化物触媒径オゾン除去フィルターで
ある。
第10〜12図に本発明で用いられるオゾン除去フィル
ターの好ましい一例を示す。
第10図は、オゾン除去フィルターにリボンヒーター1
002を巻きつけ、金属ハニカム担持体からなるオゾン
フィルター1001を加熱させる構成をとったもので、
7Qm*角の膜厚25μのアルミシートからなるアルミ
ハニカムのまわりに120Wのリボンヒーターを巻きつ
けオゾン除去フィルターを加熱する構造をとっている。
上記のようなハニカム構造からなるオゾン除去フィルタ
ーは、金属酸化物触媒塗工後においても空気抵抗をきわ
めて低く抑えることができる0例えば厚さ15mm、セ
ルサイズ(正六角形に完全展張した時の外接円の直径に
相当)3龍で、1/3圧縮(正六角形の向い合う2辺を
、その間隔を1/3に圧縮したもの)のアルミハニカム
を、触媒を分散した樹脂液の中に浸し、これをハニカム
開口方向にゆっくり引き上げ塗工したものでは、開口率
が約75%で、オゾン除去フィルタ−1立方センチメー
トルあたりの処理気体の接触面積が20c+d程度のオ
ゾン除去フィルターが得られる。
そして、この場合の圧力損失は2m/secの流速に対
して、1.5tmAQ程度と良好な値を示す、これに対
し従来の紙製のオゾン除去フィルターあるいはセラミッ
ク製のオゾン除去フィルターの場合には開口率75%、
厚さ15Mのフィルターとして計算すると、圧力損失は
それぞれ3.5 ml A Q、1、8 ays A 
q程度となる。
こうした空気抵抗の低さは電子写真用画像形成装置の装
置内部からオゾンを排気するのに好適であるが、オゾン
除去効率を上げる面ではさらに触媒面での乱流を形成し
た方が好ましいため、第1)図のようにハニカムの配向
面を変えて積層することが望ましい。更には、第1)図
のように配向面を90“程度で各ハニカム1)01゜1
)02を積層する事により、ハニカム特有の強度を増大
させる事となり、それ自体の剛性が増すために、他の支
持わく等が不要となるメリットもある。
第12図は、上述のオゾン除去フィルターの詳細な部分
図である。1202は厚み25μのアルミシートを交互
に接着したものでハニカム構造を形成する母材となると
ころのアルミシートである。1203は金属酸化物触媒
が振動や熱ひずみで剥離することを防止するための樹脂
の下塗り層である。用いられる樹脂は特定されるもので
はないが、耐熱性に富み、アルミニウムとの密着性が良
く、金属酸化物触媒F1)204の結着樹脂との相溶性
の良いものが好ましい0例えばアクリル樹脂等が好まし
いものとしてあげられる。
1204は金属酸化物触媒層である。核層を形成する金
属酸化物触媒としては、tM(Cu)、マンガン(Mn
)、チタン(Ti)、シリコン(Si)等の酸化物が使
用できる。これらの金属酸化物触媒はアクリル樹脂など
の結着樹脂中に分散されて塗布され、金属酸化物触媒層
が形成される。
このようにして構成されたオゾン除去フィルターは室温
から200℃程度までの温度範囲で触媒活性が保たれ、
使用可能だが、熱効率あるいはやけど等の安全性への配
慮から40℃〜100℃の範囲に設定するのが望ましい
帯電ワイヤー近傍で発生したオゾン(Ol)は上述のよ
うな構成を有するオゾン除去フィルターを通過する際に
、加熱されることによって触媒活性が高められた金属酸
化物触媒と接触し、その触媒作用によって分解され、酸
素(0,)となって無害化される。
本発明の電子写真画像形成方法は、前述の構成の光受容
部材及び前述の小粒径トナーを用い、第2図のような構
成の装置により、以下のようにして行われる。
まず、光受容部材201を矢印方向に回転させ、該光受
容部材上に、主帯電器202によって−様なコロナ帯電
を行い、これに光1210により発した光をプラテンガ
ラス21)上の原稿212に照射し、その反射光をミラ
ー系213〜216、レンズ系217、フィルター21
8を介して光受容部材表面上に導き、投影させて静電潜
像を形成し、この潜像に現像器204から小粒径トナー
を供給してトナー像を形成する。前記コロナ帯電時に主
帯電器202にて発生したオゾンは、矢印方向に流れ、
ヒーターで加熱されたオゾン除去フィルター224に吸
着され、化学反応により酸素に変化して脱離する。
一方転写紙通路219、レジストローラ222よりなる
転写紙供給系205を通って、光受容部材方向に供給さ
れる転写材Pは転写帯電器20Gと光受容部材201の
間隙において、背面から、トナーとは反対掘性の電界を
与えられ、これによって、光受容部材表面のトナー像は
、転写材Pに転移する。
分離された転写材Pは、転写紙搬送系208をとおって
定着装置(図示せず)に至って、トナー像は定着され、
転写材Pは装置外に排出される。
尚、転写部位において、転写に寄与せず光受容部材表面
に残る残留トナーは、クリーナー207に至り、クリー
ニングブレード221によってクリーニングされる。
上記クリーニングにより更新された光受容部材表面はさ
らに除電光源209から除電露光を与えられて再び同様
のサイクルに供せられる。
以下、実験例により本発明の効果をさらに詳しく説明す
る。
〈実験例1及び比較実験例1〉 担持体として25μm厚、セルサイズ3龍、1/3圧縮
のアルミニウムハニカム、金属酸化物触媒層としてアク
リル樹脂結着剤30部中にCub、・Mn0z触媒70
部を分散させたものを用いて第10図のような構成で口
50冑1、厚さ10鶴のサイズのオゾン除去フィルター
を作製したく実験例1〉、同時にオゾン除去材料として
活性炭を用い、これを上記第10図と同様の形状及びサ
イズとなるように成形し、第10図と同様にヒーターを
巻いたものを用意したく比較実験例1〉。次に市販のオ
ゾン発生器によりオゾンを発生させ、これを風速3m/
see及び4.5m/secの流速で前記2種類のオゾ
ン除去フィルターに流入させた。そして前記ヒーターに
よりオゾン除去フィルターの温度を種々に変化させなが
らそれぞれのオゾン除去フィルターの入口と出口でのオ
ゾン量をエバラ実業U製EG−2001装置により測定
し、その比を求めることによりオゾン除去率を計算した
。結果を第6図に示す。第6図からあきらかなように活
性炭を用いたオゾン除去フィルターでは3 m / s
ecという比較的遅い風速でも高々68%程度のオゾン
除去率であるのに対し、金属触媒系のものにおいては、
50℃以上の温度に設定した場合90%程度のオゾンが
除去できることがわかった。また風速を4.5 m /
 secに増加させても、50℃以上の温度に設定すれ
ば、70%を越えるオゾン除去効果があることがわかっ
た。
(尚、活性炭を用いた風速4.5m/secのオゾン除
去率は、60%以下の値であったため図示しなかった。
) く実験例2〉 金属酸化物触媒としてTi0z触媒及び5ift触媒を
用いた以外は実験例1と全(同様にして、オゾン除去率
の検討実験を行ったところ、実験例1と同様風速3 m
/sec 、50℃以−ヒの温度という条件において、
それぞれ85〜95%程度の高いオゾン除去率を示すこ
とがわかった。
く実験例3〉 第1図(b)に示した、本発明に用いる潜像保持層及び
顕像保持層を有する光受容部材を、第5図に示すRFプ
ラズマCVD装置を用いて、既述の作成方法により、直
径108龍φ、長さ358謙會、厚さ5龍のアルミニウ
ムシリンダー上に第1表に示す作成条件に従って作成し
、キャノン製の複写機NP−7550を実験用に改造し
、第3表のような構成を有するオゾン除去フィルターを
取り付けた電子写真用画像形成装置に設置した。
製造例1に示した方法で、分級装置の設定のみを変え、
体積平均粒径を約3μmから1.5μmきざみに約12
μm迄変化させてした0作成した各々のトナーを、前記
した電子写真用画像形成装置の現像器に設置し、既述の
手順に従って画像を形成し、各々のトナーにおける解像
度及び諧調性を以下に記す方法で評価した。
解像度の評価は、画像形成時の原稿として、第7図に示
す黒色部と白色部とが一定の幅aで並んだテストチャー
トを用意し、線幅aを狭めていった時に、複写画像上に
おいて再現し、解像し得ろ最小の線幅aにより評価を行
なった。すなわち、テストチャートにおける線幅aを小
さくしていった時に、ある線幅a以下になると、画像上
の隣り合う黒色部の輪郭の微小なボケが重なり合い、事
実上解像不可能となってしまう。その時の線幅aを、解
像度の数値とした。
諧調性の評価は、画像形成時の層積として、直径5 a
mφで、反射濃度が各々0.3. 0.5. 1.1の
3コの黒丸が並んだテストチャートを用意し、反射濃度
が0.3と1.1の黒丸が、複写画像上で各々0.3.
1.1の反射濃度となるように調整した時に、反射濃度
が0.5の黒丸の、複写画像上での反射?Q度により評
価を行なった。すなわち、反射濃度が0.5の黒丸の、
複写画像とテストチャートでの反射濃度の差の絶対値を
、諧調性の数値とした。
〈比較実験例2〉 第3図に示した潜像保持層と顕像保持層が実質的に同一
の層である事以外は、実験例3における光受容部材と同
じである従来の光受容部材を、第2表に示す作成条件に
従って、実験例と同様の方法で作成し、実験例と同様な
方法で画像を形成し、各々のトナーにおける画質を実験
例1と同様な方法で評価した。
以上のく実験例3〉及び〈比較実験例2〉の評価結果を
第8図(解像度)、第9図(諧調性)に示す。解像度と
諧調性は、比較実験例での、従来広く使用されてきた体
積平均粒径約12μmのトナーを用いた画像における解
像度と諧調性を各々基準とし、相対評価により示した。
第8図、第9図に示した通り、実験例3と比較実験例2
の光受容部材を比較した場合、実験例における、本発明
に用いる潜像保持層及び顕像保持層を有する光受容部材
を用いた方が、全てのトJ〜−の体積平均粒径において
、良好な解像度と諧調性の複写画像が得られた。特に、
本発明に用いる潜像保持層及び顕像保持層を存する光受
容部材と、体積平均粒径が約4.5μmから約9μmの
範囲のトナーを用いた場合に、解像度と諧調性が極めて
価れた複写画像が得られ、その効果は顕著であることが
わかった。
〈実験例4及び比較実験例3〉 実験例3の光受容部材(感光体サンプルA)と、比較実
験例2の光受容部材(感光体サンプルB)を、実験例3
と同様の電子写真用画像形成装置に設置した。
一方、オゾン除去フィルターとして第4表に示す2種類
の構成のもの(フィルターサンプルa。
b)を用意し、これを第2閲の223のように2台の同
し電子写真用画像形成装置内にそれぞれ設置した。
そして、上記2種類の感光体サンプルを上記2台の電子
写真用画像形成装置にかわるがわる設置して、体積平均
粒径が約4.5μm、約6μm、約9μmの3種類のト
ナーを用いて既述の手順に従って画像形成を行い画像評
価を行った。画像評価の方法としては、テスト原稿とし
てキャノンテストシー1−NA−7を用い、目視で画質
の良し悪しを判断する方法で行った。評価画像としては
、上記2種類の感光体サンプル及びフィルターサンプル
の各組み合わせにおける初期画像と、A−4を1万枚複
写後前記画像形成装置の電源を一旦切り、気温32.5
℃、湿度85%の環境条件で5時間放置した後に再び1
源を入れ、最初に装置を作動させたときの画像の2種類
を選択して評価した。
これらの結果を第5表に示す。第5表かられかる通り、
初期画像においては、どの組み合わせにおいても一定水
準以上の優れた画像が得られるが、放置後の画像におい
ては明確な差が生じ、本発明の画像形成方法すなわち感
光体サンプルAとフィルターサンプル3を組み合わせた
画像形成方法のみが、初期画像と何ら変わることのない
極めて良好な画質を維持できるものであることがわかっ
た。
これらのことから、第1図のような特定の構成を有する
光受容部材と、金属酸化物触媒系オゾン除去フィルター
及び4.5〜9μmの体積平均粒径を有するトナーとを
併用する本発明の画像形成方法を用いることにより、高
温高ン易下の装置始動時1回目という極めて苛酷な画像
形成条件下においても、極めて良好な画像を形成できる
ことが明らかとなった。
く比較実験例4〉 フィルターサンプルとして前記実験例3におけるフィル
ターサンプルbの活性炭量及びオゾン除去フィルターの
体積を増加させ、前記実験例4のフィルターサンプルa
と同じオゾン除去効率としたものを用い、感光体サンプ
ルとして前記実験例4の感光体サンプルAを用い体積平
均粒径が約4.58m1約6μm、約9μmの3種類の
トナーを用いた以外は実験例4と全く同様にして画像評
価を行った。その結果、初期画像においては実験例4の
場合と同レベルの良好な画質のものが得られたが、放置
後のテストにおいては画像上に微細なボケが観察され、
実験例4の画像と比較すると、劣る結果となった。
以上の実験から明らかなように、本発明の方法を用いる
ことによる効果は単に本発明に用いるオゾン除去フィル
ターによりオゾン及びオゾン生成物が効率的に除去され
、ために感光体や現像剤の特性が十分に発揮されるとい
うだけにとどまらず、従来のオゾン除去フィルターを用
いる場合とは別の何らかの機構が関与することによって
、本発明に用いる感光体や現像剤との間に特別の相互作
用を及ぼす結果もたらされるものであることがわかった
以上の一連の実験例から明らかなように本発明の特定の
構成による画像形成方法すなわち光受容部材及び現像剤
及びオゾン除去フィルターに極めて特定されたものどお
しを組み合わせて画像形成を行う方法によって、はじめ
て橿めて良好に画質を得、又これを長期に亘って維持で
きるものであることがわかり、上記要因のうちのどの1
つが欠けても、本発明の目的を達することのできないも
のであることがわかった。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
、これらの実施例により何ら制限されるものではない。
実施■土 実験例3に示した方法で作成した光受容部材と、製造例
2の方法で作成した体積平均粒径が約6μmのトナーと
を、キャノン製複写機NP7550を実験用に改造した
電子写真用画像形成装置に設置し、実験例3で用いたも
のと同じオゾン除去フィルターをヒーターにより加温し
、50℃に制御した0画像評価として、キャノン製チエ
ツクシートNA−7を用い、形成された画像の画質評価
を目視により判定した。
通常の環境下(室温23℃、湿度60%)で画像形成評
価を行なった結果、チエツクシートFに書かれである2
龍角程度の「驚」及び「電」の字の再現において、「驚
」の字においては10」の部分のつぶれもなく、「電」
の字においては、雨上の中の横線の重なりもなく、白と
黒の境界のはっきりした良好な画像が得られた。また画
像全体を見ても、4度むら、かぶり等もなく、非常に良
好な画像であった。また写真を評価用画像として選び、
画像評価を行なったところ、ハーフトーンも十分に再現
し、諧調性も十分に優れていることが判明した。
次に、この電子写真用画像形成装置で、連続して画像を
形成し、50万枚の耐久検査を行った。
その耐久後、キャノン製チエツクシートNA−7及び写
真による解像度、諧調性の評価を行った。
その結果、50万枚の耐久後にもかかわらず、画像形成
装置始動初期の画像に比べて目視でほとんど劣化は見ら
れなかった。
大施炭叢 第6表に示す条件で作成した第1図(b)に示される層
構成の光受容部材と、製造例3の方法で作成した体積平
均粒径が約6μmのトナーとを、実施例1と同様な電子
写真用画像形成装置に設置し、実施例1と同様の評価を
行った。その結果、キャノン製チエツクシートNA−7
、写真のいずれについても、実施例1と同様の良好な画
像再現性が得られ、解像度、諧調性が極めてずくれてい
ることが判明した。
さらに、実施例1と同様に50万枚の耐久後に行ったキ
ャノン製チャートNA−7及び写真による画像評価では
、いずれもほとんど劣化はなく、解像度、諧調性ともす
ぐれており、高画質を維持していることが判明した。
〔発明の効果の概要〕
光受容部材として、特定の構成を有する非単結晶シリコ
ン系の材料を用い、現像剤として体積平均粒径が4.5
μm以上9.0μm以下の絶縁性トナーを用いて電子写
真による画像形成を行ない、発生したオゾンを加温され
た金属酸化物触媒系オゾン除去フィルターを介して分解
排除する本発明の画像形成方法によれば、極めて鮮鋭度
の高い優れた品質の複写画像を環境に左右されることな
く安定的に得ることができるとともに、ユーザーに対し
、排出オゾン濃度の低い良好な使用環境を12供する事
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる光受容部材の層構成を示す図で
ある。 第2図は本発明に用いる電子写真画像形成装置の模式的
断面図である。 第3図は従来の光受容部材の層構成を示す図である。 第4図は従来の電子写真画像形成装置の模式的断面図で
ある。 第5図は光受容部材を製造する装置の模式的断面図であ
る。 第6図はオゾン除去フィルターの温度とオゾン除去率と
の関係を示す図である。 第7図は実施例で用いた解像力判定用チャートである。 第8図、第9図は現像剤の体積平均粒径と画質との関係
を示す図である。 第10図はオゾン除去フィルターの構成図である。 第1)図はハニカム配向面を変えて積層したオゾン除去
フィルターの構成図である。 第12図はオゾン除去フィルターの詳細な部分図である
。 第1図において、 101・・・導電性支持体、102・・・光導電層、1
03・・・潜像保持層、104・・・顕像保持層、10
5・・・電荷注入阻止層、 106・・・長波長光吸収層。 第2図において、 201・・・光受容部材、202・・・主帯電器、20
3・・・静電潜像形成部位、204・・・現像器、20
5・・・転写紙給送系、 206・・・転写・分離帯電器、207・・・クリーナ
ー208・・・転写紙搬送系、ZO9・・・除電光源、
210・・・光源、21)・・・プラテンガラス、21
2・・・原稿、213〜216・・・ミラー系、217
・・・レンズ系、218・・・フィルター219・・・
転写紙通路、 221・・・クリーニングブレード、 222・・・レジストローラ、 223・・・ドラムヒーター 224・・・ヒーターで加熱されたオゾン除去フィルタ
ー 第3図において、 301・・・導電性支持体、302・・・電荷注入阻止
層、303・・・光導電層、304・・・表面保護層。 第4図において、 401・・・光受容部材、402・・・主帯電器、40
3・・・静電潜像形成部位、404・・・現像器、40
5・・・転写紙給送系、 406・・・転写・分離帯電器、407・・・クリーナ
ー408・・・搬送系、409・・・除電光、410・
・・光源、41)・・・プラテンガラス、412・・・
原稿、413〜416・・・ミラー系、417・・・レ
ンズ系、418・・・フィルター、419・・・転写紙
通路、421・・・クリーニングブレード、 422・・・レジストローラ、 424・・・ドラムヒーター 第5図において、 500・・・I?FプラズマCVD装置、501・・・
成膜炉、505・・・支持体、506・・・支持体ホル
ダー、508・・・ガス導入管、509・・・ガス放出
孔、 512・・・高周波マツチングボックス、514・・・
加熱ヒーター、515・・・リークバルブ、516・・
・メインバルブ、517・・・真空計、518・・・補
助バルブ、 521〜527・・・マスフローコントローラー1〜5
37・・・ガス流入バルブ、 1〜547・・・ガス流出バルブ、 1〜557・・・原料ガスボンへのバルブ、1〜567
・・・圧力調整器、 1〜577・・・原料ガスボンベ。 0図において、 Ol・・・オゾン除去フィルター 02・・・リボンヒーター 1図において、 Of、1)02・・・金属ハニカム担持体。 2図において、 02・・・アルミシート、1203・・・樹脂、04・
・・金属酸化物触媒層。 第 図 第 図 第 区 第10図 第1)図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子写真装置による画像形成方法において、光受
    容部材として少なくとも非単結晶シリコン系の材料で構
    成され光導電性を示す第1の層と、シリコン原子と炭素
    原子と周期律表第III族に属する原子、及び必要により
    水素原子及び/又はハロゲン原子を含み、潜像を保持す
    る機能を有する第2の層と、シリコン原子と炭素原子、
    及び必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を含み
    顕像を保持する機能を有する第3の層とを基体上に順次
    積層してなる光受容部材を用い、現像剤として体積平均
    粒径4.5μm以上9.0μm以下の絶縁性トナーを用
    い、帯電時に発生するオゾンを除去するための、ヒータ
    ーを内蔵した金属酸化物触媒系オゾン除去フィルターを
    用いて、画像形成を行うことを特徴とする電子写真装置
    による画像形成方法。
JP63329638A 1988-12-27 1988-12-27 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法 Pending JPH02173664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329638A JPH02173664A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329638A JPH02173664A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02173664A true JPH02173664A (ja) 1990-07-05

Family

ID=18223578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63329638A Pending JPH02173664A (ja) 1988-12-27 1988-12-27 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02173664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06194854A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Konica Corp 画像形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06194854A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Konica Corp 画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100564850B1 (ko) 토너
JP2002251033A (ja) カラートナー、その製造方法及び画像形成方法
JP2859646B2 (ja) 画像形成方法
JPH02173664A (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
US5087542A (en) Electrophotographic image-forming method wherein an amorphous silicon light receiving member with a latent image support layer and a developed image support layer and fine particle insulating toner are used
JP2722094B2 (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
JP2772685B2 (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた画像形成方法及び該光受容部材を用いた電子写真装置
JP2722093B2 (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
JP2722092B2 (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
JPH02173661A (ja) 電子写真画像形成方法
JPH0367268A (ja) 乾式トナー,乾式現像剤及び画像形成方法
JP2722107B2 (ja) 改良さされた非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
JP2775272B2 (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
JPS5891463A (ja) 磁性トナー用磁性体の製造方法
JP2769826B2 (ja) 電子写真画像形成方法
JP3156861B2 (ja) 電子写真用現像剤
JPH04274443A (ja) 静電荷像現像剤及び画像形成方法
JPH01253780A (ja) 画像形成方法
JPS6040019B2 (ja) 静電荷像用現像剤
JPH02173663A (ja) 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法
Nicholson Photocopier hazards and a conservation case study
JPH02271371A (ja) 画像形成装置
JP2000137350A (ja) 静電潜像現像用トナー及び樹脂及び画像形成方法
JPH01269944A (ja) 電子写真感光体
JPH06175404A (ja) 静電荷像現像用トナー及びその製造方法