JP2722092B2 - 改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法 - Google Patents

改良された非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電子写真装置による画像形成方法

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JP2722092B2 JP63329632A JP32963288A JP2722092B2 JP 2722092 B2 JP2722092 B2 JP 2722092B2 JP 63329632 A JP63329632 A JP 63329632A JP 32963288 A JP32963288 A JP 32963288A JP 2722092 B2 JP2722092 B2 JP 2722092B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、非単結晶シリコン系光受容部材を用いた電
子写真装置による画像形成方法に関するものであって、
特に、細線や微小ドットを良好に再現し、極めて高品質
の画像を得ることのできる画像形成方法に関するもので
ある。
〔従来技術の説明〕
非単結晶シリコン系光受容部材は、表面硬度が高く、
半導体レーザー(770nm〜800nm)などの長波長光に高い
感度を示し、しかも繰り返し使用による劣化も殆ど認め
られないなど、特に、高速複写機や前記半導体レーザー
を用いたLBP(レーザービームプリンター)等の電子写
真装置用光受容部材として評価されて使用されている。
そしてこうした非単結晶シリコン系光受容部材、及び
これを用いた複写装置ならびに画像形成プロセスは、概
略以下のとおりのものである。
第3図は、従来の代表的な光受容部材の模式的断面図
であって、301はAl等の導電性支持体、302は導電性支持
体301からの電荷の注入を阻止するための電荷注入阻止
層、303は少なくとも非単結晶シリコン系の材料で構成
され光導電性を示す光導電層、304は光導電層を保護す
るための表面保護層である。
第2図は、複写機の画像形成プロセスを示す概略図で
あって、矢印方向に、回転する光受容部材201の周辺に
は、よく知られているように、主帯電器202、静電潜像
形成部位203、現像器204、転写紙給送系205、転写・分
離帯電器206、クリーナー207、搬送系208、除電光209な
どが配設されている。
ヒーター223によって加温された光受容部材201は主帯
電器202によって一様に帯電され、これにハロゲンラン
プ、蛍光灯等の光源210により発した光をプラテンガラ
ス211上の原稿212に照射し、その反射光をミラー系213
〜216、レンズ系217、フィルター218を介して光受容部
材表面上に導き投影されて静電潜像が形成され、この潜
像に現像器204からトナーが供給されてトナー像とな
る。
一方、転写紙通路219、レジストローラ222よりなる転
写紙供給系205を通って、光受容部材方向に供給される
転写材Pは、転写帯電器206と、光受容部材201の間隙に
おいて、背面から、トナーとは反対極性の電界を与えら
れ、これによって、光受容部材表面のトナー像は転写材
Pに転移する。
分離された転写材Pは、転写紙搬送系208をとおって
定着装置(図示せず)に至って、トナー像は、定着され
て装置外に排出される。
尚、転写部位において、転写に寄与せず光受容部材表
面に残る残留トナーは、クリーナー207に至り、クリー
ニングブレード221によってクリーニングされる。
上記クリーニングにより更新された光受容部材表面は
さらに除電光源209から除電露光を与えられて再び同様
のサイクルに供せられる。
ところで、上述のような画像形成プロセスにおいて用
いられる非単結晶シリコン系光受容部材は、前述のとお
り、長波長にも高い感度を有する(感度ピーク680nm付
近、感度域400〜800nm)という利点を有しており、これ
を電子写真用画像形成装置に用い、通常の文書類の複写
を行なうようは場合においては、文字のつぶれあるい
は、細りといった画質の低下もみられず実用上十分な水
準を有しているが、近年の印刷なみあるいはそれ以上の
高画質の要求に対しては必ずしも十分なものではないの
が実情である。
すなわち、100μm程度以下の極細線を再現しようと
すると線幅の太りや細りが発生し、例えば□2mm程度の
「驚」の字などでは「口」の部分がつぶれて読みずらか
ったり、同じく「電」の字の横線が細って見えにくかっ
たりすることがしばしば生じていた。そして、このレベ
ルでは、出版物刊行の手段として用いるには、解像度が
不十分であることからパーツカタログやマニュアル(手
引書)等の少量部数の刊行も割高な活版印刷や凸版印刷
にたよらざるを得ないというのが実情であった。
特に高湿環境下においては、こうした現象が顕著にあ
らわれ、その対応として非単結晶シリコン系光受容部材
をヒーターにより加熱するなどによりその再現性を確保
しているのが実情であった。
しかし、このような方法によっても電子写真用画像形
成装置への通電が断たれていた直後などにおいてはヒー
ターによる除湿効果があらわれにくく、より安定で良好
な画質の確保が求められていた。
また、前述の様な画像形成プロセスにおいて、光受容
部材に感光性を付与する帯電工程においてはコロナ帯電
を用いる事が主流であり、帯電と同時に相当量のオゾ
ン、ないしオゾン生成物(窒素酸化物等)を発生する。
その発生量は帯電器に供給される電流量に比例し、正帯
電に比べ負帯電の方が一般的に5〜10倍量のオゾンを発
生する。オゾンは、人体、特に呼吸器等に有害であり、
従来より、活性炭フィルターによる吸着・分解等の手段
を用いて排気中のオゾン濃度が0.1ppm以下になる様処理
していた。しかし、こうした電子写真装置の普及にとも
ない、狭い部屋におかれたり、個人用途が増えるにした
がって、より一層の排出オゾン量の低減が求められてい
る。
又、電子写真用画像形成装置内部に発生したオゾン及
び/又は該オゾンが周辺の空気成分と反応して生じたオ
ゾン生成物は感光体表面に吸着し、感光体表面を化学反
応によって変質させたり、感光体との間に電子的な相互
作用を及ぼし感光体の電気的特性を変化させるというよ
うな弊害を生じる場合があった。そして、特に複写枚数
の多い使い込んだ感光体を高湿環境下で使用する場合に
おいては、このことが、解像度低下の大きな要因となる
ことが少なくなかった。
又、更に前記オゾン処理フィルターについては、従来
からその耐久性とオゾン除去効率が十分ではないことが
指摘されていた。まず耐久性については、従来、主に活
性炭を、ダンボール紙等に担持させて、吸着、および炭
素による還元分解によってオゾンを除去していたため、
約1年程使用していると、前記の吸着力が弱まり、その
オゾン除去効率は著しく低下するため、定期的交換を必
要としていた。
また、オゾン除去効率においても、吸着による除去が
主流であるため、その効率は低く、従来から、オゾンが
25℃以上になると自己分解をはじめる事から、複写機
等、電子写真装置内のモーターやランプ等から発生する
熱により分解する分も含めてようやく0.1ppm以下の排出
オゾン量にするのが限界であった。
これらの欠点を補うために、処理媒体として、従来の
活性炭から、銅(Cu)、マンガン(Mn)系の酸化物触媒
に変える事が好ましいが、触媒自体が高価である上に、
触媒はそのオゾン分解活性が、温度に大きく依存するた
め、朝一番での使用等電子写真装置が冷えていて、しか
るに、排気温排気温度が低い場合には、オゾン処理効率
が低く、耐久性に富み加温状態では高い処理効率を有す
る触媒の欠点を十分に生かしきれていなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、上述、従来技術の欠点を克服すべく成され
たものであって、極めて良好な画像品質を得る事のでき
る画像形成方法を提供することを目的としている。
さらに本発明は、どのような環境下においても、極め
て安定で良好な鮮鋭度を有した画像を得る事のできる画
像形成方法を提供することを目的としている。
〔発明の構成・効果〕
本発明は、電子写真装置による画像形成方法におい
て、光受容部材として、少なくとも非単結晶シリコン系
の材料で構成され光導電性を示す第1の層と、シリコン
原子と炭素原子と周期律表第III族に属する原子、及び
必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を含み、潜
像を保持する機能を有する第2の層と、シリコン原子と
炭素原子、及び必要により水素原子及び/又はハロゲン
原子を含み顕像を保持する機能を有する第3の層とを基
体上に順次積層してなる光受容部材を用い、現像剤とし
て体積平均粒径が4.5μm以上9.0μm以下の絶縁性トナ
ーを用い、前記光受容部材の表面温度を10℃〜40℃に制
御して画像形成を行なうことを特徴としている。
本発明者らは、試行錯誤を繰り返しながら鋭意検討を
重ねていった結果、上述のような特定の構成による画像
形成方法、すなわち、光受容部材及び現像剤、更には光
受容部材の表面温度に極めて限定されたものどおしを組
み合わせて画像形成を行う方法によって、はじめて前記
本発明の目的が達成されることを見いだすに至った。そ
して、このような特定の構成に基づく画像形成方法を用
いることによって、どのような環境下においても良好な
鮮鋭度の複写画像が得られ、従来以上に安定した高画質
の複写画像を得ることができることを見いだした。
上記のような特段の効果は、後述する一連の実験から
明らかとなったものであって、その理由は現時点では必
ずしも定かであるとはいえないが、光受容部材におい
て、潜像保持層を顕像保持層下に設けることにより環境
に影響されることなく良好な潜像が得られること、及び
潜像を顕像保持層を介して、前述のとおりの特定された
現像剤を用いて現像することにより、潜像と現像剤間に
良好な静電気力が働くこと、更には、光受容部材の表面
温度を10〜40℃に制御することにより、クリーナー部で
のトナーのブロッキングを防止し、電子写真用画像形成
装置の安定性を増すことの3者が相乗的に作用した結果
得られるのでないかと推察される。
また、ヒーターを内蔵した金属酸化物触媒系オゾン除
去フィルターを必要に応じて用い、帯電器により発生す
るオゾン及びオゾン生成物を効率的に除去することによ
り、光受容部材や現像剤の特性が十分に発揮され、良好
な鮮鋭度で、従来以上に安定した高画質の複写画像が得
られる。
上記のような特段の効果は、後述する一連の実験から
明らかになったものであって、その理由は現時点では必
ずしも明らかであるとはいえないが、単に本発明に用い
るオゾン除去フィルターにより、オゾン及びオゾン生成
物が効率的に除去され、ために光受容部材や現像剤の特
性が十分に発揮されるというだけにとどまらず、従来の
オゾン除去フィルターを用いる場合とは別の化学的作用
が関与することによって、本発明に用いる光受容部材と
の間に特別の相互作用を及ぼすことによってもたらされ
るものであると考えられる。
更に、従来、高価で、低温時のオゾン除去性能に劣る
ためあまり用いられていなかった金属酸化物触媒系のオ
ゾン除去フィルターを、低廉な金属ハニカム材に樹脂膜
を下塗りし、樹脂結着剤に分散した金属酸化物触媒をデ
ィッピング塗布するのみの低コスト製法で、大巾なコス
トダウンを図るとともに、熱伝導性に富む金属ハニカム
担持体を加熱ヒーターで加熱する事により、通過雰囲気
が低温であるにもかかわらず、触媒活性を向上させ除去
率を大巾に高めた事は、上述の効果を引き出す上で特段
の役割をはたしているものと考える。
以下、本発明を図面を用いて具体的に説明する。
光受容部材 本発明に用いられる代表的な光受容部材の模式的断面
図を第1図に示す。第1図(a)は本発明に用いられる
光受容部材の最も基本的な構成を示すものである。図に
おいて、 101はAl等の導電性支持体を示している。102は少なく
とも非単結晶シリコン系の材料で構成され光導電性を示
す光導電層を示している。103はシリコン原子と炭素原
子と周期律表第III族に属する原子、及び必要により水
素原子及び/又はハロゲン原子を含み潜像を保持する機
能を有する潜像保持層を示している。104はシリコン原
子と炭素原子及び必要により水素原子及び/又はハロゲ
ン原子を含み顕像を保持する機能を有する顕像保持層を
示している。
第1図(b)は本発明に用いられる光受容部材の好ま
しい一実施態様を示すものである。図において105は、
導電性支持体101と光導電層102の間に、必要に応じて設
けられ、導電性支持体101からの電荷の注入を阻止する
ための電荷注入阻止層を示している。
第1図(c)は本発明に用いられる光受容部材の好ま
しい別の一実施態様を示すものである。図において106
は、導電性支持体101と電荷注入阻止層105の間に、必要
に応じて設けられ、電子写真用画像形成装置の画像露光
源に長波長光の半導体レーザー等を用いる場合に、干渉
現象の現出を防止するために長波長光を吸収する機能を
有する長波長光吸収層を示している。尚、必要に応じ
て、長波長光吸収層106上に直接光導電層102を設けても
良い。
光導電層102は、非単結晶シリコンを母体とし、必要
により水素原子及び/又はハロゲン原子を含有し、更に
は、必要に応じて、炭素原子、ゲルマニウム原子、スズ
原子、周期律表第III族に属する原子(以後「第III族原
子」と略記する。)、周期律表第V族に属する原子(以
後「第V族原子」と略記する。)、及び周期律表第VI族
に属する原子(以後「第VI族原子」と略記する。)のう
ちの少なくとも一種を含有してもよい。
光導電層102に含有される水素原子及び/又はハロゲ
ン原子の含有量は、0.1〜40原子%とされるのが望まし
い。
又、第III族原子を含有する場合、その含有量は、潜
像保持層103の第III族原子の含有量の5分の1以下とさ
れるのが望ましい。
光導電層102の層厚は、1〜100μmとされるのが望ま
しい。
潜像保持層103は、シリコン原子と炭素原子と第III族
原子及び必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を
含有し、更には、必要に応じてゲルマニウム原子、スズ
原子、第V族原子及び第VI族原子のうちの少なくとも一
種を含有してもよい。
潜像保持層103に含有される炭素原子の含有量は、1
〜90原子%とされるのが望ましく、第III族原子の含有
量は、1〜5×104原子ppmとされるのが望ましく、水素
原子及び/又はハロゲン原子の含有量は、0.1〜70原子p
pmとされるのが望ましい。
潜像保持層103の層厚は、3×10-3〜30μmとされる
のが望ましい。
顕像保持層104は、シリコン原子と炭素原子及び必要
により水素原子及び/又はハロゲン原子を含有し、更に
は、必要に応じてゲルマニウム原子、スズ原子、第III
族原子、第V族原子及び第VI族原子のうちの少なくとも
一種を含有してもよい。
顕像保持層104に含有される炭素原子の含有量は、1
〜90原子%とされるのが望ましく、さらには潜像保持層
103の炭素原子の含有量より多いのが好ましい。
水素原子及び/又はハロゲン原子の含有量は、0.1〜7
0原子ppmとされるのが望ましい。又、第III族原子を含
有する場合、その含有量は潜像保持層103の第III族原子
の含有量の10分の1以下とされるのが望ましい。
必要に応じて設ける電荷注入阻止層105は、非単結晶
シリコンを母体とし、必要により水素原子及び/又はハ
ロゲン原子を含有し、更に、炭素原子、第III族原子、
第V族原子及び第VI族原子のうちの少なくとも一種を含
有する。
電荷注入阻止層105の層厚は、3×10-2〜15μmとさ
れるのが望ましい。
必要に応じて設ける、長波長光吸収層106は、非単結
晶シリコンを母体とし、必要により水素原子及び/又は
ハロゲン原子を含有し、更に、ゲルマニウム原子及び/
又はスズ原子を含有する。また、必要に応じて、炭素原
子、第III族原子、第V族原子及び第VI族原子のうちの
少なくとも一種を含有してもよい。
長波長光吸収層106の層厚は、5×10-2〜25μmとさ
れるのが望ましい。
前記第III族原子としては、具体的には、B(硼
素)、Al(アルミニウム)、Ga(ガリウム)、In(イン
ジウム)、Tl(タリウム)等があり、特にB,Al,Gaが好
適である。第V族原子としては、具体的には、N(窒
素)、P(隣)、As(砒素)、Sb(アンチモン)、Bi
(ビスマス)等があり、特にN,P,Asが好適である。第VI
族原子としては、具体的には、O(酸素)、S(硫
黄)、Se(セレン)、Te(テルル)、Po(ポロニウム)
等があり、特にO,S,Seが好適である。本発明に用いられ
る光受容部材は、真空堆積膜形成法によって、所望特性
が得られるように適宜成膜パラメータの数値条件を設定
して作成される。前記真空堆積膜形成法としては、具体
的には、たとえばグロー放電法(低周波プラズマCVD、
高周波プラズマCVDまたはマイクロ波プラズマCVD等の交
流放電プラズマCVD、あるいは直流放電プラズマCVD
等)、ECR−プラズマCVD法、スパッタリング法、真空蒸
着法、イオンプレーティング法、光CVD法、材料の原料
ガスを分解することにより生成される活性種(A)と、
該活性種(A)と化学的相互作用をする成膜用の化学物
質より生成される活性種(B)とを、各々別々に堆積膜
を形成するための成膜空間内に導入し、これらを化学反
応させることによって材料を形成する方法(以後「HRCV
D法」と略記する。)、材料の原料ガスと、該原料ガス
に酸化作用をする性質を有するハロゲン系の酸化ガスを
各々別々に堆積膜を形成するための成膜区間内に導入
し、これらを化学反応させることによって材料を形成す
る方法(以後「FOCVD法」と略記する。)等の方法が適
宜選択使用できる。これらの真空堆積膜形成法は、製造
条件、設備資本投資下の負荷程度、製造規模、作成され
る光受容部材に所望される特性等の要因によって適宜選
択されて採用されるが、所望の特性を有する光受容部材
を製造するに当たっての条件の制御が比較的容易に行い
得ることからして、グロー放電法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法、HRCVD法、FOCVD法が好適であ
る。そして、これらの方法を同一装置系内で併用して形
成してもよい。
第4図に本発明に用いる光受容部材の形成を行なう際
の、代表的な堆積膜形成装置である高周波(以下、「R
F」と略記する。)プラズマCVD装置の一例を示す。
図中の471〜477のガスボンベには、本発明の光受容部
材を形成するための原料ガス、例えば各々SiH4、H2、CH
4、PH3、B2H6、NO、Ar等が密封されており、あらかじ
め、ガスボンベ471〜477を取り付ける際に、各々のガス
を、バルブ451〜457から流入するバルブ431〜437のガス
配管内に導入してある。
図中405は支持体、406は支持体ホルダーであり、414
は支持体405を加熱するための加熱ヒーターである。
まず、例えば表面に旋盤を用いて鏡面加工を施した支
持体405を支持体ホルダー406に挿入し、成膜炉401の上
蓋407を開けて、成膜炉401内の加熱ヒーター414に支持
体ホルダー406を挿入する。
次にガスボンベ471〜477のバルブ451〜457、流入バル
ブ431〜437、成膜炉401のリークバルブ415が閉じられて
いることを確認し、また、流入バルブ441〜447、補助バ
ルブ418が開かれていることを確認してまずメインバル
ブ416を開いて不図示の真空ポンプにより成膜炉401及び
ガス配管内を排気する。
その後、ガスボンベ471〜477より各々のガスを、バル
ブ451〜457を開けて導入し、圧力調整器461〜467により
各ガス圧力を所望の圧力に調整する。
次に流入バルブ431〜437を徐々に開けて、以上の各ガ
スをマスフローコントローラー421〜427内に導入する。
次に、流出バルブ447および補助バルブ418を徐々に開
いてArガスをガス導入管408のガス放出孔409を通じて成
膜炉401内に流入させる。この時、Arガス流量が所望の
流量となるようにマスフローコントローラー427で調整
する。成膜炉401内の圧力は、所望の圧力となるように
真空計417を見ながら不図示の真空排気装置の排気速度
を調整する。その後、不図示の温度コントローラーを作
動させて、支持体405を加熱ヒーター414により加熱し、
支持体405が所望の温度に加熱されたところで、流出バ
ルブ477および補助バルブ418を閉じて、成膜炉401内へ
のガス流入を止める。
次に、各々の層を形成するのに必要な原料ガスを流出
バルブ441〜447と補助バルブ418を徐々に開いて、原料
ガスを導入管408のガス放出孔409を通じて成膜炉401内
に流入させる。この時、各原料ガスの流量が所望の流量
となるように各々のマスフローコントローラー421〜427
で調整する。成膜炉401内の圧力は、所望の圧力となる
ように真空計417を見ながら不図示の真空排気装置の排
気速度を調整する。その後、不図示のRF電源の電力を所
望の電力に設定し高周波マッチングボックス412を通じ
て成膜炉401内にRF電力を導入し、RFグロー放電を生起
させ、支持体405上又はすでに成膜した層上に所望の層
の形成を開始し、所望の層厚を形成したところでRFグロ
ー放電を止め、また、流出バルブ441〜447および補助バ
ルブ418を閉じて、成膜炉401内へのガス流入を止め、層
の形成を終える。
それぞれの層を形成する際に必要なガス以外の流出バ
ルブは完全に閉じられていることは云うまでもなく、ま
た、それぞれのガスが成膜炉401内、流出バルブ441〜44
7から成膜炉401に至る配管内に残留することを避けるた
めに、流出バルブ441〜447を閉じ、補助バルブ418を開
き、さらにメインバルブを全開にして系内を一旦高真空
に排気する操作を必要に応じて行う。
また、必要に応じて、層形成を行っている間に層形成
の均一化を図るため、支持体405および支持体ホルダー4
06を、不図示の、駆動装置によって所望される速度で回
転させる。
現像剤 本発明においては、現像剤として体積平均粒径4.5μ
m以上9.0μm以下の絶縁性トナー(以後「小粒径トナ
ー」と略記する。)を用いる。
本発明の小粒径トナーは結着樹脂を少なくとも有する
絶縁性トナーである。
本発明に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリ
スチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトル
エンなどのスチレン及びその置換体の単重合体、スチレ
ン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルト
ルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレ
ン系共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然
変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マイレン酸樹脂、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリ
コーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリア
ミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、
ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデ
ーン樹脂、石油系樹脂などが使用できる。
本発明の小粒径トナーは、上述の結着樹脂中に着色剤
を混合して形成する。着色剤として使用されるものとし
ては、磁性粉、顔料、染料などが主なものとしてあげら
れる。磁性粉としては、例えば表面酸化又は未酸化の
鉄、ニッケル、銅、マンガン、クロム、希土類等の金属
及びそれらの合金、又は酸化物及びフェライトなどが使
用できる。顔料としては、ジスアゾイエロー、不溶性ア
ゾ、銅フタロシアニン、染料としては塩基性染料、油溶
性染料が適している。
顔料として、好ましくはC.I.ピグメントイエロー17、
C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー1
3、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロ
ー12、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド
3、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド
6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントブルー1
5、C.I.ピグメントブルー16又は下記で示される構造式
(1)有する、フタロシアニン骨格にカルボキシベンズ
アミドメチル基を2〜3個置換したBa塩である銅フタロ
シアニン顔料などである。
染料としてはC.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベン
トレッド52、C.I.ソルベントレッド109、C.I.ベイシッ
クレッド12、C.I.ベイシックレッド1、C.I.ベイシック
レッド3bなどである。
又、これらの成分以外に、必要に応じて、トナーの電
荷状態を調整するための電荷制御剤、トナーの流動性を
改善するための減摩剤などの添加物を上記混合物に加え
ても良い。
本発明の小粒径トナーの製造方法としては、溶融、混
練後、粉砕分級に製造するいわゆる粉砕法以外に、結着
樹脂溶液中に構成材料を分散した後、噴霧乾燥すること
によりトナーを得る方法;あるいは結着樹脂を構成すべ
き単量体に所定の材料を混合して乳化懸濁液とした後
に、重合させてトナーを得る重合法トナー製造法;ある
いはコア材、シェル材から成るいわゆるマイクロカプセ
ルトナーにおいて、コア材あるいはシェル材、あるいは
これらの両方に所定の材料を含有させる方法;等の方法
が応用できる。
上記本発明に用いる小粒径トナーの具体的な2、3の
製造例を以下に示す。
(製造例1) 結着樹脂として100部のスチレン/2エチルヘキシルア
クリレート/ジビニルベンゼン共重合体磁性粉として60
部のマグネタイト、荷電制御剤としての2部のニグロシ
ン、及び離型剤として3部のポリプロピレンを原材料と
して用意し、これらをヘンシエルミキサーを用いて充分
に予備混練した。得られた混合物をロールミルにて160
℃の温度条件のもとに溶融混練した。該混練物を冷却
後、ハンマーミルにて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次い
で超音速ジェット粉砕機を用いて0.1〜50μm程度の粒
径まで微粉砕した。このようにして得られた微粉砕物は
次に、アルピネ社製ミクロプレックス400MP分級装置を
用いて粒径約9μm以上がカットオフされるように設定
して粗粉側のカットを行ない、次いで上記のように第1
段目の分級が行なわれた微粉砕物を更にアルピネ社製、
ミクロプレックス132MP分級装置を用いて粒径約4.5μm
以下がカットオフされるように設定して微粉側のカット
を行なって、体積平均粒径4.5〜9μmの範囲の粒径の
トナーを得た。
(製造例2) 結着樹脂として100部のスチレン−ブタジエン共重合
体、磁性粉として65部のマグネタイト、荷電制御剤とし
て2部のサリチル酸金属錯体を原材料として用い、溶融
混練を180℃の温度条件のもとにエクストルーダー装置
を用いて行なった以外は製造例1と同様にして体積平均
粒径4.5〜9μmの範囲の粒径のトナーを得た。
(製造例3) 結着樹脂として100部のスチレンアクリル、磁性粉と
して、60部の三井金属鉱業社製MGWをそれぞれ、トルエ
ンに溶解し、固形物が溶剤に対して10%となるように溶
液を調製した。この溶液を、二流体ノズルを備えた芦沢
鉄工所株式会社製芦沢ニロアトナイザーを用い、圧力条
件を、4kg/cm2、温風条件を100℃に設定して、スプレー
ドライの処理を行ない、マイクロカプセル状のトナーを
作成した。作成したトナーを、コールターカウンタータ
イプII、アパーチャー径100μにより粒度を測定したと
ころ、粒径は、0.1〜数100μm程度であった。次に、そ
のトナーをアルピネ社製ミクロプレックス400MP分級装
置及びアルピネ社製ミクロプレックス132MP分級装置を
用い、製造例1と同様の手順により分級を行なって、体
積平均粒径が4.5〜9μmの範囲の粒径のトナーを得
た。
画像形成方法 本発明に用いられる電子写真用画像形成装置の一例で
ある模式的断面図を第2図に示す。第2図において、20
1は本発明に用いる光受容部材、202は主帯電器、203は
静電潜像形成部位、204は小粒径トナーを充填した現像
器、205は転写紙給送系、206は転写・分離帯電器、207
はクリーナー、208は転写紙搬送系、209は除電光源、21
0はハロゲンランプ・蛍光灯等の光源、211はプラテンガ
ラス、212は原稿、213〜216はミラー系、217はレンズ
系、218はフィルター、219は転写紙通路、221はクリー
ニングブレード、222はレジストローラ、223はドラムヒ
ーターである。
本発明においては、前記主帯電器202の背面部分に必
要に応じて、金属酸化物触媒系オゾン除去フィルターを
装着して用いることができる。
第8〜10図に本発明で用いられるオゾン除去フィルタ
ーの好ましい一例を示す。
第8図は、オゾン除去フィルターにリボンヒーター82
を巻きつけ、金属ハニカム担持体からなるオゾンフィル
ター81を加熱させる構成をとったもので、70mm角の膜厚
25μのアルミシートからなるアルミハニカムのまわりに
120Wのリボンヒーターを巻きつけオゾン除去フィルター
を加熱する構造をとっている。
上記のようなハニカム構造からなるオゾン除去フィル
ターは、金属酸化物触媒塗工後においても空気抵抗をき
わめて低く抑えることができる。例えば厚さ15mm、セル
サイズ(正六角形に完全展張した時の外接円の直径に相
当)3mmで、1/3圧縮(正六角形の向い合う2辺を、その
間隙を1/3に圧縮したもの)のアルミハニカムを、触媒
を分散した樹脂液の中に浸し、これをハニカム開口方向
にゆっくり引きあげ塗工したものでは、開口率が約75%
で、オゾン除去フィルター1立方センチメートルあたり
の処理気体の接触面積が20cm2程度のオゾン除去フィル
ターが得られる。そして、この場合の圧力損失は、2m/s
ecの流速に対して1.5mmAq程度と良好な値を示す。これ
に対し従来の紙製のオゾン除去フィルターあるいはセラ
ミック製のオゾン除去フィルターの場合には、開口率75
%、厚さ15mmのフィルターとして計算すると、圧力損失
はそれぞれ3.5mmAq、1.8mmAq程度となる。
こうした空気抵抗の低さは、電子写真用画像形成装置
の装置内部から、オゾンを排気するのに好適であるが、
オゾン除去効率を上げる面では、さらに触媒面での乱流
を形成した方が好ましいため、第9図の様にハニカムの
配向面を変えて積層することが望ましい。更には、第9
図の様に配向面を90°程度で各ハニカム91,92を積層す
る事により、ハニカム特有の強度を増大させる事とな
り、それ自体の剛性が増すために、他の支持わく等が不
要となるメリットもある。
第10図は、上述のオゾン除去フィルターの詳細な部分
図である。1002は、厚み25μのアルミシートを交互に接
着したもので、ハニカム構造を形成する母材となるとこ
ろのアルミシートである。1003は、金属酸化物触媒が振
動や熱ひずみで剥離することを防止するための樹脂の下
塗り層である。用いられる樹脂は特定されるものではな
いが、耐熱性に富み、アルミニウムとの密着性が良く、
金属酸化物触媒層1004の結着樹脂との相溶性の良いもの
が好ましい。例えばアクリル樹脂等が好ましいものとし
てあげられる。1004は金属酸化物触媒層である。該層を
形成する金属酸化物触媒としては、銅(Cu),マンガン
(Mn),チタン(Ti),シリコン(Si)等の酸化物が使
用できる。これらの金属酸化物触媒は、アクリル樹脂な
どの結着樹脂中に分散されて塗布され、金属酸化物触媒
層が形成される。
この様にして構成されたオゾン除去フィルターは室温
から200℃程度までの温度範囲で触媒活性が保たれ、使
用可能だが、熱効率あるいはやけど等の安全性への配慮
から40℃〜100℃の範囲に設定するのが望ましい。
帯電ワイヤー近傍で発生したオゾン(O3)は、上述の
ような構成を有するオゾン除去フィルターを通過する際
に、加熱されることによって触媒活性が高められた金属
酸化物触媒と接触し、その触媒作用によって分解され、
酸素(O2)となって無害化される。
本発明の電子写真画像形成プロセスは、前述の構成の
光受容部材及び前述の小粒径トナーを用い、第2図のよ
うな構成の装置により、以下のようにして行われる。
まず、光受容部材201の表面温度をドラムヒーター223
により10℃から40℃までの好ましい温度に制御し矢印方
向に回転させ、該光受容部材上に、主帯電器202によっ
て一様なコロナ帯電を行い、これに光源210により発生
した光をプラテンガラス211上の原稿212に照射し、その
反射光をミラー系213〜216、レンズ系217、フィルター2
18を介して光受容部材表面上に導き、投影させて静電潜
像を形成し、この潜像に現像器204から小粒径トナーを
供給してトナー像を形成する。
一方、転写紙通路219、レジスローラ222よりなる転写
紙供給系205を通って、光受容部材方向に供給される転
写材Pは、転写帯電器206と光受容部材201の間隙におい
て、背面から、トナーとは反対極性の電界を与えられ、
これによって、光受容部材表面のトナー像は、転写材P
に転移する。
分離された転写材Pは、転写紙搬送系208をとおって
定着装置(図示せず)に至って、トナー像は定着され、
転写材Pは装置外に排出される。
尚、転写部位において、転写に寄与せず光受容部材表
面に残る残留トナーは、クリーナー207に至り、クリー
ニングブレード221によってクリーニングされる。
上記クリーニングにより更新された光受容部材表面は
さらに除電光源209から除電露光を与えられて再び同様
のサイクルに供せられる。
以下、本発明の効果を実験例により具体的に説明す
る。
〈実験例1〉 第1図(b)に示した、本発明に用いる潜像保持層及
び顕像保持層を有する光受容部材を、第4図に示すRFプ
ラズマCVD装置を用いて、既述の作成方法により、直径1
08mmφ、長さ358mm、厚さ5mmのアルミニウムシリンダー
上に第1表に示す作成条件に従って作成し、キヤノン製
の複写機NP-7550を実験用に改造した電子写真用画像形
成装置に設置した。なお、光受容部材の表面温度を、35
℃に設定した。
前記製造例1に示した方法で、分級装置の設定のみを
変え、体積平均粒径を約3μmから1.5μmきざみに約1
2μm迄変化させてトナーを作成した。作成した各々の
トナーを、前記した電子写真用画像形成装置の現像器に
設置し、既述の手順に従って画像を形成し、各々のトナ
ーにおける解像度及び諧調性を以下に記す方法で評価し
た。
解像度の評価は、画像形成時の原稿として、第5図に
示す黒色部と白色部とが一定の幅aで並んだテストチャ
ートを用意し、線幅aをせばめていった時に複写画像上
において再現し、解像し得る最小の線幅aにより評価を
行なった。すなわち、テストチャートにおける線幅aを
小さくしていった時に、ある線幅a以下になると、画像
上の隣り合う黒色部の輪郭の微小なボケが重なり合い、
事実上解像不可能となってしまう。その時の線幅aを、
解像度の数値とした。
諧調性の評価は、画像形成時の原稿として、直径5mm
φで、反射濃度が各々0.3,0.5,1.1の3コの黒丸が並ん
だテストチャートを用意し、反射濃度が0.3と1.1の黒丸
が、複写画像上で各々0.3,1.1の反射濃度となるように
調整した時に、反射濃度が0.5の黒丸の、複写画像上で
の反射濃度により評価を行なった。すなわち、反射濃度
が0.5の黒丸の、複写画像とテストチャートでの反射濃
度の差の絶対値を、諧調性の数値とした。
〈比較実験例1〉 第3図に示した潜像保持層と顕像保持層が実質的に同
一の層である事以外は、実験例1における光受容部材と
同じである従来の光受容部材を、第2表に示す作成条件
に従って、実験例1と同様の方法で作成し、実験例1と
同様な方法で画像を形成し、各々のトナーにおける画質
を実験例1と同様な方法で評価した。
以上の評価結果を第6図(a)(解像度),(b)
(諧調性)に示す。解像度と諧調性は、比較実験例1で
の、従来広く使用されてきた体積平均粒径約12μmのト
ナーを用いた画像における解像度と諧調性を各々基準と
し、相対評価により示した。
第6図(a),(b)に示した通り、実験例1と比較
実験例1の光受容部材を比較した場合、実験例1におけ
る、本発明に用いる潜像保持層及び顕像保持層を有する
光受容部材を用いた方が、全てのトナーの体積平均粒径
において、良好な解像度と諧調性の複写画像が得られ
た。特に、本発明に用いる潜像保持層及び顕像保持層を
有する光受容部材と、体積平均粒径が約4.5μmから約
9μmの範囲のトナーを用いた場合に、解像度と諧調性
が極めて優れた複写画像が得られ、その効果は顕著であ
る。
〈実験例2〉 実験例1で作成した、潜像保持層及び顕像保持層を有
する光受容部材と、体積平均粒径が約4.5μm,約6μm,
約9μmのトナーを用いて、実験例1と同様に電子写真
用画像形勢装置に設置し、光受容部材の表面温度を約0
℃から約50℃まで10℃毎に変化させて、実験例1と同様
な方法で画像を形成し、各々の光受容部材の表面温度に
おける画質を実験例1と同様な方法で評価した。
〈比較実験例2〉 比較実験例1で作成した、従来の光受容部材を用いた
以外は、実験例2と同様な方法で画像を形成し、各々の
光受容部材の表面温度における画質を実験例2と同様な
方法で評価した。
以上の評価結果を第7図(a)(解像度),(b)
(諧調性)に示す。解像度と諧調性は、実験例2での、
体積平均粒径が約6μmのトナーを用い、光受容部材の
表面温度が40℃の場合の画像における解像度と諧調性を
各々基準とし、相対評価により示した。
第7図(a),(b)に示した通り、実験例2と比較
実験例2の光受容部材を比較した場合、実験例2におけ
る、本発明に用いる潜像保持層及び顕像保持層を有する
光受容部材を用いた方が、全ての光受容部材の表面温度
において、良好な解像度と諧調性の複写画像が得られ
た。特に、実験例2の、本発明に用いる潜像保持層及び
顕像保持層を有する光受容部材において、光受容部材の
表面温度が約10℃から約40℃の範囲において、解像度と
諧調性が極めて優れた複写画像が得られ、その効果は顕
著である。
以上から解るように、本発明による、潜像保持層及び
顕像保持像を有する光受容部材と、体積平均粒径が約4.
5μmから約9μmの範囲のトナーとを、光受容部材の
表面温度を約10℃から約40℃の範囲において使用する画
像形成法は、従来の画像形成法に対して極めて優れた画
質の複写画像を得ることが出来ることが判明した。
〈実施例3及び比較実験例3〉 担持体として20μm厚セルサイズ2.5mm、1/2圧縮のア
ルミニウムハニカム、金属酸化物触媒層としてアクリル
樹脂結着剤30部中にCuO2・MuO2触媒70部を分散させたも
のを用いて第8図のような構成で□50mm、厚さ10mmのサ
イズのオゾン除去フィルターを作製した(実験例3)。
同時にオゾン除去材料として活性炭を用い、これを上記
第8図と同様の形状及びサイズとなるように形成し、第
8図と同様にヒーターを巻いたものを用意した(比較実
験例3)。次に市販のオゾン発生器によりオゾンを発生
させ、これを風速3m/sec及び4.5m/secの流速で前記2種
類のオゾン除去フィルターに流入させた。そして前記ヒ
ーターによりオゾン除去フィルターの温度を種々に変化
させながらそれぞれのオゾン除去フィルターの入口と出
口でのオゾン量をエバラ実業(株)製EG-2001装置によ
り測定し、その比を求めることによりオゾン除去率を計
算した。結果を第11図に示す。第11図から明らかなよう
に活性炭を用いたオゾン除去フィルターでは3m/secとい
う比較的遅い風速でも高々68%程度のオゾン除去率であ
るのに対し、金属触媒系のものにおいては、50℃以上の
温度に設定した場合90%程度のオゾンが除去できること
がわかった。また風速を4.5m/secに増加させても、50℃
以上の温度に設定すれば、70%を越えるオゾン除去効果
があることがわかった。(尚、活性炭を用いた風速4.5m
/secのオゾン除去率は、60%以下の値であったため図示
しなかった。) 〈実験例4〉 金属酸化物触媒としてTiO2触媒及びSiO2触媒を用いた
以外は実験例3とまったく同様にして、オゾン除去率の
検討実験を行なったところ、実験例3と同様風速3m/sec
50℃以上の温度という条件において、それぞれ85〜95
%程度の高いオゾン除去率を示すことがわかった。
〈実験例5及び比較実験例4〉 実験例1で作成した本発明の光受容部材(感光体サン
プルA)と、比較実験例1で作成した従来の光受容部材
(感光体サンプルB)と、実験例1で使用した体積平均
粒径が約6μmのトナーをそれぞれ用意した。
オゾン除去フィルターとして、第3表に示す2種類の
構成のもの(フィルターサンプルa,b)を用意し、実験
例1に用いたものと同様の2台の電子写真用画像形成装
置の主帯電器の背面部分に設置した。
そして、上記2種類の感光体サンプルを上記2台の電
子写真用画像形成装置にかわるがわる設置し上記トナー
を用いて既述の手順に従って画像形成を行ない画像評価
を行なった。尚、感光体サンプルの表面温度を35℃に設
定した。画像評価の方法としては、テスト原稿としてキ
ヤノンテストシートNA-7を用い、目視で画質の良し悪し
を判断する方法で行なった。評価画像としては、上記2
種類の感光体サンプル及びフィルターサンプルの各組み
合わせにおける初期画像と、A-4を1万枚複写後前記画
像形成装置の電源を一旦切り、気温32.5℃、湿度85%の
環境条件で5時間放置した後に再び電源を入れ、最初に
装置を作動させたときの画像の2種類を選択して評価し
た。
これらの結果を第4表に示す。第4表からわかる通
り、初期画像においては、どの組み合せにおいても一定
水準以上の優れた画像が得られるが、放置後の画像にお
いては明確な差が生じ、本発明の画像形成方法すなわち
感光体サンプルAとフィルターサンプルaを組み合せた
画像形成方法のみが、初期画像と何ら変わることのない
極めて良好な画質を維持できるものであることがわかっ
た。これらのことから、第1図のような特定の構成を有
する光受容部材と、金属酸化物触媒系オゾンフィルター
と特定の体積平均粒径を有するトナー及び特定の光受容
部材の温度範囲とを併用する本発明の画像形成方法を用
いることにより、高温高湿下の装置始動時1回目という
極めて苛酷な画像形成条件下においても、極めて良好な
画像を形成できることが明らかとなった。
〈比較実験例5〉 フィルターサンプルとして前記実験例5におけるフィ
ルターサンプルbの活性炭量及びオゾン除去フィルター
の体積を増加させ、前記実験例5のフィルターサンプル
aと同じオゾン除去効率としたものを用い、感光体サン
プルとして前記実験例5の感光体サンプルAを用いた以
外は実験例5とまったく同様にして画像評価を行なっ
た。その結果、初期画像においては実験例5の場合と同
レベルの良好な画像のものが得られたが、放置後のテス
トにおいては画像上に微細なボケが観察され、実験例5
の画像と比較すると、劣る結果となった。
以上の実験から明らかなように、本発明の方法を用い
ることによる効果は単に本発明に用いるオゾン除去フィ
ルターによりオゾン及びオゾン生成物が効率的に除去さ
れ、ために感光体の特性が十分に発揮されるというだけ
にとどまらず、従来のオゾン除去フィルターを用いる場
合とは別の何らかの機構が関与することによって、本発
明に用いる感光体との間に特別の相互作用を及ぼす結果
もたらされるものであることがわかった。
〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明
は、これらの実施例により何ら制限されるものではな
い。
実施例1 実験例1に示した方法で作成した光受容部材と、製造
例2の方法で作製した体積平均粒径が約6μmのトナー
とを、キヤノン製の複写機NP-7550を実験用に改造した
電子写真用画像形成装置に設置し、光受容部材の表面温
度を30℃に設定した。画像評価として、キヤノン製チェ
ックシートNA-7を用い、形成された画像の画質評価を目
視により判定した。
通常の環境下(室温23℃、湿度60%)で画像形成評価
を行なった結果、チェックシート上に書かれてある2mm
角程度の「驚」及び「電」の字の再現において、「驚」
の字においては「口」の部分のつぶれもなく、「電」の
字においては、雨冠の中の横線の重なりもなく、白と黒
の境界のはっきりした非常に良好な画像が得られた。ま
た画像全体を見ても、濃度むら、かぶり等もなく、非常
に良好な画像であった。また写真を評価用画像として選
び、画像評価を行なったところ、ハーフトーンも十分に
再現し、諧調性も十分にすぐれていることが判明した。
実施例2 第5表に示す条件で作成した第1図(b)に示される
層構成の光受容部材と製造例3の方法で作成した体積平
均粒径が約6μmのトナーとを、キヤノン製複写機NP-7
550を実験用に改造した電子写真用画像形成装置に設置
し、光受容部材の表面温度を30℃に設定し、実施例1と
同様の評価を行なった。その結果、キヤノン製チェック
シートNA-7、写真のいずれについても実施例1と同様の
非常に良好な画像再現性が得られ、解像度,諧調性がす
ぐれていることが判明した。
実施例3 担持体として、30μm厚、セルサイズ4mm、1/4圧縮の
アルミニウムハニカムを用い、金属酸化物触媒層として
アクリル樹脂結着剤30部中に、CuO2・MnO2触媒70部を分
散させたものを用いたオゾン除去フィルターを、実施例
1で用いた電子写真用画像形成装置の主帯電器の近傍に
設け、オゾン除去フィルターを50℃に加熱した以外は、
実施例1と同様な光受容部材,トナー及び電子写真用画
像形成装置を用い、実施例1と同様な評価を行なった。
その結果、キヤノン製チェックシートNA-7、写真のい
ずれについても、非常に良好な画像再現性が得られ、解
像度,諧調性が特にすぐれていることが判明した。
〔発明の効果の概要〕 光受容部材として、特定の構成を有する非単結晶シリ
コン系の材料を用い、現像剤として体積平均粒径が4.5
μm以上9.0μm以下の絶縁性トナーを用い、光受容部
材の表面温度を10℃〜40℃に制御して、電子写真により
画像形成を行なう本発明の画像形成方法によれば、極め
て鮮鋭度の高い優れた品質の複写画像を環境に左右され
ることなく安定的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる光受容部材の層構成を示す図で
ある。 第2図は本発明に用いる電子写真画像形成装置の模式的
断面図である。 第3図は従来の光受容部材の層構成を示す図である。 第4図は光受容部材を製造する装置の模式的断面図であ
る。 第5図は実施例で用いた解像力判定用チャートである。 第6図は現像剤の体積平均粒径と解像力との関係を示す
図である。 第7図は光受容部材の表面温度と解像力との関係を示す
図である。 第8図はオゾン除去フィルターの構成図である。 第9図はハニカム配向面を変えて積層したオゾン除去フ
ィルターの構成図を示す。 第10図はオゾン除去フィルターの詳細な部分図を示す。 第11図は温度変化によるオゾン除去率の測定結果を表わ
した図である。 第1図において、 101……導電性支持体、102……光導電層、103……潜像
保持層、104……顕像保持層、105……電荷注入阻止層、
106……長波長光吸収層。 第2図において、 201……光受容部材、202……主帯電器、203……静電潜
像形成部位、204……現像器、205……転写紙給送系、20
6……転写・分離帯電器、207……クリーナー、208……
転写紙搬送系、209……除電光源、210……光源、211…
…プラテンガラス、212……原稿、213〜216……ミラー
系、217……レンズ系、218……フィルター、219……転
写紙通路、221……クリーニングブレード、222……レジ
ストローラ、223……ドラムヒーター。 第3図において、 301……導電性支持体、302……電荷注入阻止層、303…
…光導電層、304……表面保護層。 第4図において、 400……RFプラズマCVD装置、401……成膜炉、405……支
持体、406……支持体ホルダー、408……ガス導入管、40
9……ガス放出孔、412……高周波マッチングボックス、
414……加熱ヒーター、415……リークバルブ、416……
メインバルブ、417……真空計、418……補助バルブ、42
1〜427……マスフローコントローラー、431〜437……ガ
ス流入バルブ、441〜447……ガス流出バルブ、451〜457
……原料ガスボンベのバルブ、461〜467……圧力調整
器、471〜477……原料ガスボンベ。 第8図において、 81……オゾン除去フィルター、82……リボンヒーター。 第9図において、 91,92……金属ハニカム担持体。 第10図において、 1002……アルミシート、1003……樹脂、1004……金属酸
化物触媒層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江原 俊幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉野 豪人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大利 博和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−287574(JP,A) 特開 平1−173049(JP,A) 特開 昭61−29848(JP,A) 特開 昭61−94054(JP,A) 特開 昭63−153953(JP,A) 特開 昭63−13054(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真装置による画像形成方法におい
    て、光受容部材として、少なくとも非単結晶シリコン系
    の材料で構成され光導電性を示す第1の層と、シリコン
    原子と炭素原子と周期律表第III族に属する原子、及び
    必要により水素原子及び/又はハロゲン原子を含み、潜
    像を保持する機能を有する第2の層と、シリコン原子と
    炭素原子、及び必要により水素原子及び/又はハロゲン
    原子を含み顕像を保持する機能を有する第3の層とを基
    体上に順次積層してなる光受容部材を用い、現像剤とし
    て体積平均粒径が4.5μm以上9.0μm以下の絶縁性トナ
    ーを用い、前記光受容部材の表面温度を10℃以上40℃以
    下に制御して画像形成を行なうことを特徴とする電子写
    真装置による画像形成方法。
  2. 【請求項2】帯電時に発生するオゾンを除去するため
    の、ヒーターを内蔵した金属酸化物触媒系オゾン除去フ
    ィルターを用いて画像形成を行うことを特徴とする、請
    求項1に記載の電子写真装置による画像形成方法。
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US07/455,227 US5087542A (en) 1988-12-27 1989-12-21 Electrophotographic image-forming method wherein an amorphous silicon light receiving member with a latent image support layer and a developed image support layer and fine particle insulating toner are used
DE3943017A DE3943017C2 (de) 1988-12-27 1989-12-27 Elektrophotographisches Bilderzeugungsverfahren, bei dem ein amorphes Silicium enthaltendes Aufzeichnungselement mit einer zum Tragen eines Ladungsbildes dienenden Schicht und einer zum Tragen eines entwickelten Bildes dienenden Schicht und ein feinteiliger isolierender Toner verwendet wird

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