JPH0217163Y2 - - Google Patents

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JPH0217163Y2
JPH0217163Y2 JP5719483U JP5719483U JPH0217163Y2 JP H0217163 Y2 JPH0217163 Y2 JP H0217163Y2 JP 5719483 U JP5719483 U JP 5719483U JP 5719483 U JP5719483 U JP 5719483U JP H0217163 Y2 JPH0217163 Y2 JP H0217163Y2
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idle
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、寒冷時におけるエンジンの暖機運転
時間短縮するとともに暖機後のアイドリング回転
数をできるだけ低く設定して燃料消費を少なくす
るために、アイドル回転数を切換えるようにする
エンジンの自動切換式アイドリングストツパー装
置に関する。
この種の従来品としては第7図に示すように、
ウオータジヤケツト40の水温を感温作動器41
が検知して作動すると、これをリンク42を介し
てアイドリング用受止め部43に伝え、アクセル
レバー44を高速側へ操作しエンジンのアイドリ
ング回転数を上昇させて速やかに暖機するように
したものがある。
ところが、こうしたものではウオータジヤケツ
トに設けた感温作動器とアイドリング用受止め部
とが遠くに離れていることから装置の組付けに手
間を要するうえ、装置全体が大形化してしまう。
しかも、感温作動器の作動はリンクを介してア
イドリング用受止め部に伝えられることから、感
温作動器やリンク及び受止め部等の製作・組付の
誤差が受止め部に集積して表われ、アクセルレバ
ーを高精度に制御操作するのがむずかしい。
加えて、感温作動器の作動力で直接アクセルレ
バーをガバナスプリング(図示略)に抗して揺動
操作するので、感温作動器は作動出力の大きな大
形のものにしなければならず、その分、装置が大
形化するうえ、高価になる。
本考案は、上記問題を解決するために提案され
たもので、アクセルレバーの軸に当腕を同行回転
状に設け、当腕の回転半径内に受止め軸を位置さ
せ、受止め軸の受止め部にアイドル回転受止め部
とアイドルアツプ回転受止め部とを並設し、受止
め軸を前記固定壁に両受止め部の並設方向に往復
自在に支持させるとともに、受止め軸を感温作動
器でその並設方向に往復駆動可能に連動連結し、
感温作動器をギヤケース内に位置させるように
し、さらにアイドルアツプ回転受止め部とアイド
ル回転受止め部との間に傾斜状接続部を設けるこ
とにより、エンジン回転速度をアイドルアツプ回
転からアイドル回転になめらかに変化させるよう
にするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図はデイーゼルエンジンに付設されたアク
セル装置の一部縦断側面図を示す。
図において1はクランクケース、2はクランク
ケース1の側壁に画成したポンプ室であり、3は
クランクケース1の前面に被蓋されたギヤケース
である。
上記ポンプ室2にはフランジ形の燃料噴射ポン
プ4とこのポンプ4を駆動する燃料カム軸5とが
それぞれ収容してある。
図中符号6は燃料カム軸5の軸端側に設けたガ
バナ装置で、これは燃料カムギヤ7と遠心ボール
式のガバナユニツト8と、このユニツト8の動作
を燃料噴射ポンプ4のコントロールラツク9に伝
えるガバナレバー10とで構成される。
そして、11はギヤケース3の上面開口を被蓋
するカバー(固定壁)12に装置したアクセル装
置である。
カバー12には軸13を上下に貫通させて支持
させてあり、この軸13の上方の外端に外腕14
を、内端に内腕15をそれぞれ固定してアクセル
レバー16を構成してある。
内腕15にはガバナレバー10との間にガバナ
スプリング17を張架してあり、外腕14には操
作ロツド18が連結され、この操作ロツド18の
押引操作でアクセルレバー16を運転位置19と
アイドル回転位置20とに揺動操作するようにな
つている(第3図参照)。
また、内腕15の上方には当腕22が軸13に
揺動可能に枢支してあり、この当腕22はその筒
ボス23の外周に巻きつけるバネ24で当腕22
と、内腕15とを連結してある。
こうして、当腕22の筒ボス23の下面には係
止片25が下向きに形成してあり、これは第4図
に示すように、アクセルレバー16をアイドリン
グ位置20方向に操作する時に内腕15に形成し
た係止部26に係合して当腕22を、後述するス
トツパー装置27に押当ててアクセルレバー16
のアイドル回転位置を規制するようになつてい
る。
ストツパー装置27は、アクセルレバー16の
側方カバー12部分とクランクケース1の前壁と
に亘つて設けたもので、第2図乃至第4図に示す
ようになつている。
即ち、クランクケース1の前壁1aに形成した
感温作動器固定部28にサーモワツクス等の感熱
膨張体からなる感温作動器29を固定し、感温作
動器29の出力軸30にアイドルアツプ回転受止
め部31とアイドル回転受止め部32とを上下に
一体形成して受止め部Sを形成し、両受止め部3
1,32間に傾斜状接続部33を形成した受止め
軸34を設けてある。
受止め軸34の上寄部はカバー12に支持させ
た回転調節筒35内を回動不能で上下摺動可能に
収容してあり、回転調節筒35とアイドルアツプ
回転受止め部31との間に装着された戻しバネ3
6で受止め軸34を下方に押圧するようになつて
いる。
そして、アイドルアツプ回転受止め部31は、
下方のアイドル回転数受止め部32より大径に形
成するとともに、両受止め部31,32の各軸心
は僅かにずらし、回転調節筒35の軸芯Pとは大
きくずらせてあり、ロツクナツト37を螺解して
回転調節筒35を回動させ、両回転受止め部3
1,32の向きを調節したときに、回転調節筒3
5の軸芯Pからアイドルアツプ回転受止め部31
とアイドル回転受止め部32との距離の比b/a
が常に一定になるように両受止め部30,31を
形成してある。
次に、上記構成の作用を説明する。
エンジンが冷たい時は、感温作動器29の出力
軸30が下降しており、戻しバネ36で受止め軸
34も下降していることから、アクセルレバー1
6をアイドリング回転位置19側に操作すると、
アクセルレバー16の当腕22は大径のアイドル
アツプ回転受止め部31に受止められ、当腕22
の筒ボス23に設けた係止片25が内腕15の係
止部26を受止めてアクセルレバー16をアイド
ル回転位置20よりも少し高速側のアイドルアツ
プ回転位置21に停止させる。
こうして、アイドルアツプ回転位置21にアク
セルレバー16がセツトされると、ガバナスプリ
ング17を介してガバナレバー10を燃料増量側
に引きよせて燃料噴射量を多くし、エンジンの回
転速度を上昇させてエンジンを速やかに暖機す
る。
エンジンが暖機してくると、感温作動器29が
これを検知してその出力軸30が上昇し、受止め
軸34を上昇させる。
受止め軸34が上昇するとアクセルレバー16
の当腕22が大径のアイドルアツプ回転受止め部
31側から傾斜状接続部33をアイドル回転受止
め部32側に切換ろうとし、当腕22が傾斜状接
続部33を移動する時にその傾斜度合に応じた速
度でアクセルレバー16を低速回転側に揺動させ
る。
こうして、アクセルレバー16が緩やかに低速
側に変化すると、第6図の点鎖線Aで示すような
アイドルアツプ回転からアイドル位置へ急に低下
させた時に生じるハンチングを防止して実線Bで
示すように滑らかにエンジン回転を低下させる。
従つて、ハンチングが生じる場合の燃料供給の
過不足を防止して安定燃焼させるのでエンジンか
らの黒煙の発生を防止できる。
アイドル回転受止め部32に当腕22が接当す
ると、アクセルレバー16はアイドル回転位置2
0になり、エンジンの回転速度をアイドル回転に
してエンジンの暖機運転を完了する。
次に、稼動運転でアクセルレバー16を運転位
置に操作すると、内腕15が高速の運転位置19
側に揺動する。この時、当腕22もアクセルレバ
ー16の軸13につれて同行回動しようとする
が、その先端部がカバー12の側壁部12aに接
当すると、以後当腕22はその状態に残され、ア
クセルレバー16だけが回動するようになる。
このように、エンジンのアイドルアツプ回転か
らアイドル回転への回転変動特性はアイドルアツ
プ回転受止め部31とアイドル回転受止め部32
との間に形成した傾斜状接続部33の傾斜度合で
決定されるので、回転調節筒35のロツクナツト
37を螺解し、回転調節筒35の向きを変向して
受止め軸34の向きを変更し傾斜状接続部33の
傾斜度合を変更させるだけでアイドリングストツ
パー装置のアイドル回転変化特性を簡単に変更す
ることができる。
尚、上記実施例の一部を次のように変更するこ
とが考えられる。
(イ) 第5図に示すように、アイドル回転受止め部
32とアイドルアツプ回転受止め部31とをそ
れぞれ別部材で構成し、傾斜接続部33をいず
れか一方の受止め部に形成し、両者をボルト等
の固定手段38で固定するようにする。
(ロ) アクセルレバー16をカバー12に代えてエ
ンジンのクランクケース1の側壁やポンプ室2
又はギヤケース3の一側部のエンジン機壁に直
接支持させるようにする。
(ハ) 当腕22が接当するアイドルアツプ回転受止
め部31とアイドル回転受止め部32との切換
えを、受止め軸34を回動させることにより切
換えられるようにする。
(ニ) 感温作動器29を支持する感温作動器固定部
部28をカバー12から垂下して一体に形成す
る。
(ホ) 当腕22をアクセルレバー16の軸13に直
接固定する。この場合、カバー12の側壁12
aやエンジンの機壁は当腕22の揺動軌跡外に
位置させるようにする。
(ヘ) アクセルレバー16の内腕15に、ストツパ
ー装置27の受止め軸34に接当する当部を設
けて独立部品で形成される当腕22を省略す
る。
本考案は以上に述べたように、アイドリングス
トツパー装置の感温作動器を、アクセルレバーを
枢支しているギヤケースの内部の温度を検知して
作動させるようにしているので、アクセルレバー
とこれを切換操作する感温作動器をギヤケースの
一側の固定壁に近接させて並べて設けることがで
き、アイドリングストツパー装置をコンパクトに
まとめて小形にすることができる。
しかも、アクセルレバーに設けた当腕を、受止
め軸のアイドルアツプ回転受止め部、傾斜状接続
部又はアイドル回転受止め部に直接切換接当させ
るようにしてあるので、感温作動器の作動をリン
クを介してアクセルレバーに伝えるものに較べ、
エンジンの回転速度をその温度に応じた回転速度
に誤差なく高精度に制御することができる。
加えて、アクセルレバーの当腕を介してストツ
パー装置に伝えられるアクセルレバーの操作力及
びガバナスプリングの張力は、受止め軸に確りと
受止められ、感温作動器には作用せず、感温作動
器は当腕の接当箇所を切換えるだけの小形で安価
な小出力のもので済み、その分でも装置も小形に
でき、安価に実施することができる。
しかも、アイドルアツプ回転を高く設定して暖
機運転時間を短かくし、暖機後のアイドル回転を
可及的に低く設定して燃料消費量を少なくするよ
うにした時に、アイドルアツプ回転受止め部とア
イドル回転受止め部とに生じる大きな落差でエン
ジン回転がハンチングを起すのを防止できる。
従つて、ハンチングによるエンストを防止する
ためにエンジンの暖機運転を長く行なわなくても
済み、その分、暖機運転時間を短縮できるととも
に、燃料消費量も節約することができる。加え
て、ハンチングが防止されることからハンチング
時の燃料の過不足による排気中の黒煙発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第
1図はデイーゼルエンジンのアクセル装置近傍の
構造を示す縦断側面図、第2図は第1図−線
断面図、第3図は要部の平面図、第4図は要部の
底面図、第5図は別実施例を示す要部の縦断面
図、第6図はエンジンの回転速度変化を示すグラ
フであり、第7図は従来例を示す要部の平面図で
ある。 1……クランクケース、3……ギヤケース、1
2……固定壁、13……軸、14……外腕、15
……内腕、16……アクセルレバー、17……ガ
バナスプリング、20……アイドル回転位置、2
1……アイドルアツプ回転位置、22……当腕、
27……アイドリングストツパー装置、29……
感温作動器、31……アイドルアツプ回転受止
部、32……アイドル回転受止部、33……傾斜
状受止め部、34……受止め軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクケース1にギヤケース3を連通し、ギ
    ヤケース3の一側の固定壁12に軸13を貫通さ
    せて枢支し、軸13の外端に外腕14を、内端に
    内腕15を固定し、この軸13・外腕14及び内
    腕15でアクセルレバー16を構成し、内腕15
    にガバナスプリング17を連動連結し、アクセル
    レバー16をアイドリングストツパー装置27で
    アイドル回転位置20に受止め可能にし、アイド
    リングストツパー装置27は感温作動器29が高
    温検出時にはアクセルレバー16をアイドル回転
    位置20に位置させるとともに、低温検出時には
    アイドルアツプ回転位置21に位置させるように
    構成したエンジンの自動切換式アイドリングスト
    ツパー装置において、軸13に当腕22を同行回
    転状に設け、当腕22の回転半径内に受止め軸3
    4を位置させ、受止め軸34にアイドル回転受止
    め部32とアイドルアツプ回転受止め位置31及
    び両受止め部32,31間の傾斜状接続部33を
    設け、受止め軸34を前記固定壁12に受止め部
    32,31の並設方向に往復自在に支持にさせる
    とともに、受止め軸34を感温作動器29にその
    並設方向に往復駆動可能に連動連結し、感温作動
    器29をギヤケース3内に位置させた事を特徴と
    するエンジンの自動切換式アイドリングストツパ
    ー装置。
JP5719483U 1983-04-15 1983-04-15 エンジンの自動切換式アイドリングストッパー装置 Granted JPS59163139U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5719483U JPS59163139U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 エンジンの自動切換式アイドリングストッパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5719483U JPS59163139U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 エンジンの自動切換式アイドリングストッパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59163139U JPS59163139U (ja) 1984-11-01
JPH0217163Y2 true JPH0217163Y2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=30187504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5719483U Granted JPS59163139U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 エンジンの自動切換式アイドリングストッパー装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59163139U (ja)

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JPS59163139U (ja) 1984-11-01

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