JPH0217156A - ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法 - Google Patents

▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法

Info

Publication number
JPH0217156A
JPH0217156A JP16666788A JP16666788A JPH0217156A JP H0217156 A JPH0217156 A JP H0217156A JP 16666788 A JP16666788 A JP 16666788A JP 16666788 A JP16666788 A JP 16666788A JP H0217156 A JPH0217156 A JP H0217156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
hydroxyamino
fats
oils
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16666788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH062070B2 (ja
Inventor
Akihiko Nagao
昭彦 長尾
Makoto Kito
誠 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Food Research Institute
Original Assignee
National Food Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Food Research Institute filed Critical National Food Research Institute
Priority to JP16666788A priority Critical patent/JPH062070B2/ja
Publication of JPH0217156A publication Critical patent/JPH0217156A/ja
Publication of JPH062070B2 publication Critical patent/JPH062070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リパーゼの触媒能を利用して脂肪酸あるいは
油脂とヒドロキシアミノ酸から乳化力の高い界面活性物
質である旦−アシルアミノ酸を製造する方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
0−アシルアミノ酸は、公知の化学的合成法によって合
成できる。例えば、ヒドロキシアミノ酸をN−t−ブト
キシカルボニル基で保護した後、脂肪酸塩化物をピリジ
ンの存在下有8!溶媒中で反応させ保護基をはずすこと
によって合成される(G、  V、 Marinett
i、  Chew、 形すJ、 Li且ds、  33
. 145152  (1982)入 〔発明が解決しようとする課題〕 旦−アシルアミノ酸は、既存の食用乳化剤であるグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性物質とは異
なり、両イオン性の界面活性物質である。また、その構
成成分は天然にある物質であることから、従来のものに
はない新しい機能を持った安全性の高い食用乳化剤5食
品素材あるいは化粧品素材としての利用が期待される。
しかし、従来の旦−アシルアミノ酸の化学的合成法は、
有機溶媒を用いるので食品への利用のためには好ましく
ない。また、反応行程が複雑であるという欠点がある。
本発明は、有機溶媒を用いず、かつ簡単な反応系で0−
アシルアミノ酸を合成する方法を提供するためになされ
たものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の欠点を解決するため、0アシルア
ミノ酸の酵素的合成法について研究を行ったところ、油
脂あるいは脂肪酸とヒドロキシアミノ酸をリパーゼの存
在下で反応させることにより有機溶媒を用いず、かつ間
車な反応系で旦アシルアミノ酸を合成できることを発見
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は旦−アシルアミノ酸を製造するにあ
たり、油脂あるいは脂肪酸とヒドロキシアミノ酸をリパ
ーゼの存在下で反応させることを特徴とする旦−アシル
アミノ酸の製造方法を提供するものである。
本発明に用いる油脂としては、一般の動植物油脂のいず
れでもよく、具体例としては牛脂、豚脂。
羊脂、魚油、大豆油、コーン油、オリーブ油、ナタネ油
、ヒマワリ油、サフラワー油、ヤシ油、パーム油などを
挙げることができる。
また、本発明に用いる脂肪酸としては、種々のものを使
用できるが、炭素数12以上の長鎖の飽和あるいは不飽
和脂肪酸が適当である。その例としてはラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸。
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸7 リンデル酸、
ミリストレイン酸、パルミI−オレイン酸、オレイン酸
、ガドレイン酸、エルカ酸、リノール酸すルン酸などを
挙げることができる。
次に、ヒドロキシアミノ酸としては、セリン。
ホモセリン等の第一水酸基を持つものを用いる。
反応液のヒドロキシアミノ酸濃度は飽和濃度に近い高濃
度とするのが好ましい。また、合成反応の最適pHは7
−8であるので、ヒドロキシアミノ酸溶液のpHを緩衝
液たとえばリン酸緩衝液、あるいはアルカリなどで最適
pHに調整しておくことが好ましい。
リパーゼとしては、動植物起源のものや微住物起源のも
のがあるが、脂肪酸あるいは油脂とヒドロキシアミノ酸
から旦−アシルアミノ酸を合成する能力を有するもので
あればいずれでもよく、またその純度は問題とはならな
い。
反応は、リパーゼを含有するヒドロキシアミノ酸溶液に
対し脂肪酸あるいは油脂を添加し、1〜48時間、好ま
しくは3〜24時間、10〜50℃、好ましくは20〜
40℃で激しく攪拌することによって行われる。また、
常温で固体の脂肪酸あるいは油脂を用いる場合は、反応
液に且−ヘキサン等の油脂を熔解する溶媒を加えること
によって効率よく反応を進めることができる。ヒドロキ
シアミ7ノ酸溶液と油脂あるいは脂肪酸の量比は、攪拌
によって両者が十分に混合するものであればよい。例え
ば、ヒドロキシアミノ酸溶液12に対し油脂あるいは脂
肪酸を 10〜SoOg、好ましくは50〜スOOgを
用いれば、攪拌によって十分混合することができる。
反応終了後、反応液から溶媒抽出によって旦−アシルア
ミノ酸を抽出し、次いで抽出物から常法、例えばシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーあるいは溶剤分別によっ
て高純度の0−アシルアミノ酸が得られる。
このように本発明によれば、人体に有害な有機溶媒を反
応系に用いず、単純な反応行程により−Q−−アシルア
ミノ酸が得られる。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を説明する。
実施例1 リン酸緩衝液でp++を7.5.に調整した3ML−ホ
モセリン溶液1−に対しキャンディダ・シリンドラセ(
Candida公月凹顕狙肛)由来のリパーゼ(名糖産
製、 LIPASE MY、60,000 U/g) 
 10mgとオレイン酸100■を添加し、37°Cで
24時間振とうし攪拌した。この反応により約1.5m
gの一〇−オレオイルーL−ホモセリンが生成した。生
成物を反応混合液からクロロホルム:メタノール(2:
1、ν/v)で抽出し、抽出物をケイ酸カラムで精製す
ることによって高純度旦−オレオイルーL−ホモセリン
を得た。
実施例2 実施例1において、オレイン酸の代わりにミリスチン酸
、バルミチン酸、ステアリン酸、パルミトオレイン酸、
リノール酸のいずれかを用い、反応時間を3時間とした
こと以外は実施例1と同様に反応させたところ、それぞ
れ0.069■、0.031■、0.019■、0.6
92■、0.532■のOアシル−L−ホモセリンを合
成することができた。
実施例3 実施例1において、L−ホモセリンの代わりにI、−七
リンを用い、反応時間を3時間としたこと以外は実施例
1と同様に反応させたところ、0.007■の旦−アシ
ル−L−セリンを合成することができた。
実施例4 実施例1において、オレイン酸の代わりに大豆油、コー
ン油、オリーブ油を用い、反応時間を3時間としたこと
以外は実施例1と同様に反応させたところ、それぞれ0
.715mg、 0.705mg。
0.740■の0−アシル−し−ホモセリンを合成する
ことができた。
〔発明の効果〕
本発明においては、合成原料である脂肪酸と油脂は天然
物であること、L−セリンはタンパク質の構成アミノ酸
であり、し−ホモセリンは植物、特に豆科植物に天然に
存在するアミノ酸であること、および合成は人体に有害
な試薬や溶媒を要しない酵素的合成法を用いていること
から、本発明によって合成された0−アシルアミノ酸の
食用乳化剤としての安全性は十分信頼できる。また、従
来の合成食用乳化剤と異なり両イオン性である上に高い
乳化力を持つので、本発明によって合成された旦−アシ
ルアミノ酸は安全性の高い新規食用乳化剤2食品素材と
して食品工業の分野で利用が期待されるほか、化粧品等
の材料としての利用も考えられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ¥O¥−アシルアミノ酸を製造するにあたり、脂肪酸あ
    るいは油脂とヒドロキシアミノ酸をリパーゼの存在下で
    反応させることを特徴とする¥O¥−アシルアミノ酸の
    製造方法。
JP16666788A 1988-07-06 1988-07-06 ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法 Expired - Lifetime JPH062070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16666788A JPH062070B2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16666788A JPH062070B2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0217156A true JPH0217156A (ja) 1990-01-22
JPH062070B2 JPH062070B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=15835496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16666788A Expired - Lifetime JPH062070B2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062070B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02104284A (ja) * 1984-12-04 1990-04-17 Genetics Inst Inc エリトロポエチンを発現するヒトcDNAまたはヒトgDNAのクローニング方法
WO1995007069A1 (en) * 1993-09-09 1995-03-16 The Gillette Company O-acyl serines as deodorants
US5597562A (en) * 1990-06-01 1997-01-28 Kirin-Amgen, Inc. Oral dosage form of biologically active proteins
US6268336B1 (en) 1996-06-20 2001-07-31 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Pharmaceutical composition for treatment of hepatic diseases

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02104284A (ja) * 1984-12-04 1990-04-17 Genetics Inst Inc エリトロポエチンを発現するヒトcDNAまたはヒトgDNAのクローニング方法
US5597562A (en) * 1990-06-01 1997-01-28 Kirin-Amgen, Inc. Oral dosage form of biologically active proteins
WO1995007069A1 (en) * 1993-09-09 1995-03-16 The Gillette Company O-acyl serines as deodorants
US6268336B1 (en) 1996-06-20 2001-07-31 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Pharmaceutical composition for treatment of hepatic diseases

Also Published As

Publication number Publication date
JPH062070B2 (ja) 1994-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6184009B1 (en) Process for the preparation of materials with a high content of conjugated long chain polyunsaturated fatty acids
US8030352B2 (en) Method of producing retinyl esters
JP4410675B2 (ja) アスタキサンチン中鎖脂肪酸エステル、その製造法、およびそれらを含有する組成物
NO20004615D0 (no) FremgangsmÕte for fremstilling av linolsyre, og preparater inneholdende denne
JP3970669B2 (ja) 共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
EP2789681A1 (en) Preparation of lactylates directly from oil
JPH0217156A (ja) ▲o下−▼アシルアミノ酸の製造方法
WO1991006661A1 (en) Lipase-catalyzed in situ generation of mono- and di-glycerides
CN105624221A (zh) 一种脂肪酸单乙醇酰胺的酶法合成方法
JP3526632B2 (ja) 高度不飽和脂肪酸含有油脂
JP4335196B2 (ja) 共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
JPH0387191A (ja) ホスファチジルイノシトールの製造方法
JPS62228290A (ja) カカオバタ−代用脂の製造方法
JP3564237B2 (ja) δ−デカラクトンの製造方法
JP2001186898A (ja) 多価不飽和脂肪酸残基をもつホスファチジルセリンの製造法
ES2127278T3 (es) Preparados de acidos 2-aril-propionicos y procedimiento para su produccion.
JP3853767B2 (ja) 共役脂肪酸メントールエステルおよびその製造方法
JP5041790B2 (ja) 多価不飽和脂肪酸を構成要素とするホスファチジルセリンの製造方法
JPH05268952A (ja) リパーゼ剤の調製法
JPH0331438B2 (ja)
JP4327943B2 (ja) 改質油脂組成物の製造法
JPS639835B2 (ja)
JPH01187089A (ja) パルミトレイン酸及びそのグリセライドの製造方法
JPH03109935A (ja) 乳化剤組成物の製造法
Haalck et al. Modification of waste fats by lipase-catalyzed reaction in solvent-free substrate blends

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term