JPH0217030Y2 - - Google Patents

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JPH0217030Y2
JPH0217030Y2 JP1986136386U JP13638686U JPH0217030Y2 JP H0217030 Y2 JPH0217030 Y2 JP H0217030Y2 JP 1986136386 U JP1986136386 U JP 1986136386U JP 13638686 U JP13638686 U JP 13638686U JP H0217030 Y2 JPH0217030 Y2 JP H0217030Y2
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thick
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JP1986136386U
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は地盤強化工法、地盤処理工法、敷網工
法、工事用遮蔽シート等土木あるいは建築用とし
て使用する格子シートに関する。
〈従来の技術〉 従来土木用シートとしてプラスチツク製の格子
状シート(ジオグリツトと呼ばれている)が知ら
れているが、強力が低くまた伸びが大きいため、
大きい荷重や負荷のかかる用途には使用できなか
つたり、また目的に応じたものとするにはシート
を厚くしなければならず、したがつてシートが重
く取扱いにくいものとなつている。このため、繊
維を主体に用い、これに樹脂を含浸、被覆したジ
オグリツドが検討され、一部搦み織組織で織つた
格子状基体を用いることが試みられているが、こ
の基体の生産スピードが遅いこと、糸の強力利用
率が低いことなどの問題がある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は、主要な構成糸(テンシヨンメンバ
ー)が経および緯方向にほぼ直線状に配列され、
かつ簡単かつ生産性高く提供できる基体を使用
し、強力が大で伸度の小さいジオグリツドを得ん
とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、太さ500d相当以下、好ましくは
300d相当以下の太さの地編糸からなる複数列の
ウエールからなる経編目群の各ウエール毎の編目
に対して経方向にほぼ直線状に1000〜5000d相当
の合成繊維太糸、好ましくはフイラメント糸が編
み込まれ、そして各地編糸間が綴れ糸にて結合さ
れている経糸群と、該緯糸群に対してほぼ直線状
に緯方向に編込挿入された3000〜15000d相当の
太さを有する合成繊維太糸、好ましくはフイラメ
ント糸の1列ないし複数列のコースからなる緯糸
群とからなる格子状構造の基体を構成し、該基体
の経糸群および緯糸群が樹脂、ゴムあるいは瀝青
材料にて含浸被覆されたことを特徴とする土木・
建築用格子状シートであり、特に強力が大で伸度
が小さく適度の硬さを有する格子状シートを提供
する。
第1図は本考案のシートの一例を示す一部剥離
した平面図であり、1は経糸群、2は緯糸群、3
は含浸被覆樹脂等の層である。
本考案の基体は、ラツセル等経編組織を基礎と
して、ほぼ直線状に経方向に走る太糸を含む経糸
群とほぼ直線状に緯方向に位置する太い緯糸
(群)とが格子状に結合されたものである。例え
ば、第2図に示すものは、四本の地編糸4,4′,
4″,4からなる四ウエールの各鎖編目に対し
て合成繊維太糸5,5′,5″,5がほぼ直線状
に編込まれ、かつ各鎖編が綴れ糸6,6′,6″に
よつて結合されて経糸群1が構成され、この経糸
群1,1……に対して一本の合成繊維太糸はほぼ
直線状に緯方向に緯糸(群)2として編込挿入さ
れ、格子状構造となつた基体である。この場合、
経糸群は数本の地編糸と合成繊維太糸からなつて
いてもよいし、また数十本の地編糸と合成繊維太
糸からなつてもよく、また緯糸群も10数コース連
続させて挿入してもよい。これらの経糸群のウエ
ール数緯糸群のコース数は目的とするシートの強
力、格子の大きさに応じて決定することができ
る。該基体の組織においては、各鎖編間が綴れ糸
によつて結合されていることが組織を安定する上
で必要である。
第3図に示すものは、他の経編目組織に対して
各ウエール毎に合成繊維太糸5,5′,5″,……
を編込んで経糸群とした基体である。
本考案においては、経編目を鎖編とする方が、
より太糸を直線状にし易い。
このような基体においては経糸群中および緯糸
の合成繊維太糸が主としてテンシヨンメンバーと
して働くもので、これらは直線状に配列され強力
利用率を高めるようにしる必要がある。このため
には、地編糸に対して編込まれる太糸および緯糸
を極端に太くする必要があり、地編糸は編成のし
易さから500d、好ましくは300d相当の太さ以下
とし、太糸および緯糸は1000d以上、好ましくは
1500d以上のものとすることが望まれる。
また、緯糸としては比較的太いものを例えば
10000d以上のものでも挿入できるがウエールに
沿つて配列される太糸はあまり太くなると編成が
妨げられるので1000〜5000d程度とすることが好
ましい。ただし、シートとしての十分な強力を得
るためには経方向の太糸の本数を増加する必要が
あるため、経糸群は複数のウエールからなるもの
とすることが必要である。特に耳部においては経
糸群のウエールを増すことにより帯状とし、シー
ト間の接着、融着を容易にすることができる。本
考案の目標とするシートにおいては、各経糸群中
の太糸および緯糸群の総デニールは2000d以上、
好ましくは3000〜100000dとし、かつ該糸として
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリビニルアル
コール系等の合成繊維マルチフイラメント糸等高
強力繊維糸が用いられる。
このような基体は例えばラツセル編機等にて容
易に製造し得る。
本考案のシートは、前記基体を、合成樹脂、ゴ
ムあるいは瀝青材料のエマルジヨン液、溶液ある
いは溶融物により、浸漬法、コーテイング法等に
より処理し、基体の経糸群および緯糸群にこれら
の樹脂等を含浸被覆することによつて仕上げられ
る。樹脂等の付着量は繊維に対して50〜300wt%
とする。50wt%以下ではシートとして十分な硬
さを有し、形態安定性のあるものが得にくく、ま
た300wt%以上では整然とした格子状のものが得
がたくなる。
本考案のシートの格子の大きさは通常4〜50mm
の範囲で目的に応じて決定し得るが、用途によつ
ては、この範囲を外れる大きさのものも用いるこ
とができる。格子の大きさは第2図のd,d′で測
定する。特に本考案のものは、大きい荷重に耐え
る土木・建設用シートとして、1t/m以上、好ま
しくは2t/m以上の強力と、JIS L1096 A法に
よる剛軟度で150mm以上の硬さを有するものが有
効であり、地盤補強材、軟弱地盤表層処理に使用
するシート、コンクリートブロツクの下敷シー
ト、その他土木建築工事用の遮蔽板等に利用し得
る。
実施例 第2図の組織により、地編糸250d/、経方向
の太糸として2000d/、緯糸として9000d/の各
ポリエステルフイラメント糸を使用し、格子の大
きさ8mm×8mmの基体を編成し、ポリ塩化ビニル
樹脂液(フタル酸エステル系可塑剤をポリ塩化ビ
ニル樹脂100重量部に対し40重量部添加)にて加
工し、基体に対して100wt%の樹脂が付着したシ
ートを得た。このシートの強力は8t/mで硬さは
JIS L1096 A法による剛軟度250mm×300mm、伸
度は15%×15%であつた。
〈作用および効果〉 本考案の格子状シートは樹脂中の経緯方向に配
列された太い合成繊維糸がほぼ直線状にテンシヨ
ンメンバーとして作用するため、繊維の強力利用
率が高く、きわめて高強力なものとなり、かつ伸
度も低いものとなる。しかも適度の硬さを有して
施工時の形態安定性に優れ、取扱性の点でも良好
であり、さらに適度な格子間隔を有しているため
土との剪断抵抗が大で土木用、建築用シートとし
て地盤の安定、トラフイカビリテイーに確保(ハ
ンモツク効果、挿え盛土効果)等の作用効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシートの一例を示す一部剥離
した平面図、第2図、第3図は本考案の基体の組
織例を示す模式図で、1は経糸群、2は緯糸群、
3は被覆樹脂等の層、4,4′……は地編糸、5,
5′……は経方向の合成繊維太糸である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 太さ500d相当以下の太さの地編糸からなる
    複数列のウエールからなる経編目群の各ウエー
    ル毎の編目に対して経方向にほぼ直線上に1000
    〜5000d相当の合成繊維太糸が編み込まれかつ
    各地編糸間が綴れ糸にて結合されている経糸群
    と、該経糸群に対してほぼ直線状に緯方向に編
    込挿入された3000〜15000d相当の太さを有す
    る合成繊維太糸の1列ないし複数列のコースか
    らなる緯糸群とからなる格子状構造の基体を構
    成し、該基体の経糸群および緯糸群が樹脂、ゴ
    ムあるいは瀝青材料にて含浸被覆されたことを
    特徴とする土木・建築用格子状シート。 2 各経糸群中の太糸が合成繊維フイラメント糸
    からなりその総デニールが3000〜100000dであ
    り、各緯糸群が合成繊維フイラメント糸からな
    り、その総デニールが3000〜100000dである実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載された土
    木・建築用格子状シート。 3 ポリ塩化ビニル樹脂にて含浸被覆され、強力
    が2t/m以上、硬さが150mm以上である実用新
    案登録請求の範囲第1項もしくは第2項に記載
    の土木・建築用格子状シート。
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