JPH02170051A - 液体検査器具 - Google Patents

液体検査器具

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JPH02170051A
JPH02170051A JP32350588A JP32350588A JPH02170051A JP H02170051 A JPH02170051 A JP H02170051A JP 32350588 A JP32350588 A JP 32350588A JP 32350588 A JP32350588 A JP 32350588A JP H02170051 A JPH02170051 A JP H02170051A
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JP
Japan
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liquid
storage tank
liquid storage
test
tank
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JP32350588A
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English (en)
Inventor
Makoto Sasaki
信 佐々木
Naoya Yamamoto
直也 山本
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体検査器具に関するものである。詳しく述べ
ると本発明は、尿などの液体試料中に含まれる抗原ない
しは抗体などの検出に用いられる液体検査器具に関する
ものである。
(従来の技術) 今日、各種の疾患ないしは異常状態の定性的な検知・判
定に、免疫学的検定法が用いられている。
例えば、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は、通常
は下垂体から分泌されるものであるが、妊娠時には胎盤
の絨毛組織で産生分泌され、妊娠初期に妊婦の尿に出現
する。従って、尿中に含まれるヒト絨毛性ゴナドトロピ
ンを抗原抗体反応を利用して検出することにより、比較
的簡単な妊娠の判定が可能であり、患者自身が使用でき
る妊娠診断キットとしても開発され市販されている。
このような液体試料中の目的検体の存在の有無を判断す
る診断試験においては多くの場合、まず、一定量の液体
試料中へ、目的検体に特異的に結合し得る抗体(あるい
は抗原)を固定化してなる担体を浸漬して一定時間反応
させ、担体上の固定化抗体(あるいは固定化抗原)に目
的検体を結合させ、次いて、この担体を洗浄して担体に
物理的に付着した非目的検体を除去した後、該担体を標
識抗体(あるいは標識抗原)に接触させて一定時間反応
させ、担体」−の固定化抗体に結合した目的検体にさら
に標識抗体(あるいは標識抗原)を結合させ、担体に物
理的に付着した標識抗体(あるいは標識抗原)を洗浄し
て除去した後、担体に結合した標識物を検出するという
サンドイツチ法として知られる手法が用いられる。
従って、尿中に含まれる目的検体を検出しようとする上
記妊娠診断試験などにおいては、従来、まず紙コツプ等
を使用して採尿し、紙コツプ等に貯溜された尿をスポイ
ト等で必要量測り取り、試験管等に尿を移し入れ、次に
試験管等に入れられた一定量の尿に、目的検体に特異的
に結合し得る抗体(あるいは抗原)を固定化してなるビ
ーズあるいは試験片などの担体を浸漬して一定時間反応
させ、この担体を洗浄した後、さらに該担体を標識抗体
(あるいは標識抗原)を入れた別の試験管等に移して所
定時間反応させ、担体を洗浄した後、担体に付着した標
識物を検出することが行なわれていた。
しかしながら、このような方法によると、紙コツプ等の
採尿器の容量が大きいため不必要な量の尿が採取され、
また付着表面積も大きいために衛生的な廃棄ができない
ものであった。また採尿後に、このような採尿器からス
ポイト等で定容的に尿を採取して別の容器に移し替え、
該容器に抗体(あるいは抗原)を固定化した担体を入れ
て一定時間保持し、さらにこの担体をこの容器から取り
出し、標識抗体(あるいは標識抗原)を入れたさらに別
の容器に移すといった操作が必要であって、操作上、極
めて煩雑であり問題となっていた。
また近年、モノクローナル抗体などのごとく検体に対し
て非常に高い特異性を有する抗体を使用した場合、目的
検体となる抗原に対して、固定化抗体および標識抗体の
反応を同時に進行させても、定性的な診断においては十
分な結果が得られることから、例えば、上記妊娠診断試
験などにおいて、予め標識抗体を収納しておいた試験管
等の容器に、採尿器よりスポイト等で一定量の尿を入れ
るとともに、抗体を固定化した担体を導入する操作を行
なうことも可能となった。このような方法を取れば、診
断試験における操作および器具のある程度の簡略化がな
されるものの、今だその繁雑さは否定できないものであ
った。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明は新規な液体検査器具を提供することを
目的とするものである。さらに本発明は尿などの液体試
料中に含まれる目的検体の検出において、液体試料の採
取から抗原抗体反応を利用した目的検体の捕捉および捕
捉検体への標識づけを単一の器具により簡便に行なうこ
とができる液体検査器具を提供することを目的とするも
のである。本発明はまた、液体試料の採取、検定操作お
よび該器具の廃棄が衛生的に行なわれる液体検査器具を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 」二層諸目的は、上端部が開放されかつ少なくとも一部
が破断可能な膜状体により形成された底面を有する蓄液
槽と、上部周壁面において前記蓄液槽の下部周壁面と嵌
合されかつ前記蓄液槽の底面により」二端部を閉塞され
た、第2の薬剤を収納してなる試験槽と、前記蓄液槽の
壁面に接続されかつ前記蓄液槽の容積空間内に下端部を
配して立設された両端の開放された筒状体と、前記筒状
体の内部に挿通される、少なくとも筒状体の」一端部よ
り試験槽の内部空間に至る長さを有し、下端部に前記膜
状体の破断部を備えかつこの下端近傍には第1の薬剤を
固定化してなる試験部位を有する棒状体とからなる液体
検査器具によって達成される。
」二層諸目的はまた、−上端部が開放されかつ少なくと
も一部が破断可能な膜状体により形成された底面を有す
る蓄液槽と、上部周壁面において前記蓄液槽の下部周壁
面と嵌合されかつ前記蓄液槽の底面により」二端部を閉
塞された、第2の薬剤を収納してなる試験槽と、前記蓄
液槽の壁面に接続されかつ前記蓄液槽の容積空間内に下
端部を配して立設された両端の開放された筒状体と、上
端部において前記筒状体より外部へ突出した押下部を備
えかつ下端部に前記膜状体の破断部を備えた、前記筒状
体の内面に摺接する上下動可能な内管体と、前記内管体
のさらに内部に挿通される、少なくとも筒状体の上端部
より試験槽の内部空間に至る長さを有しかつ下端近傍に
第1の薬剤を固定化してなる試験部位を有する棒状体と
からなる液体検査器具によっても達成される。
(作用) 本発明の第1の液体検査器具は、上端部が開放された蓄
液槽に対して、前記蓄液槽の壁面に接続されかつ前記蓄
液槽の容積空間内に下端部を配して立設された両端の開
放された筒状体を有しており、流出する液体を該筒状体
の外周面の一部分に当ててやれば、筒状体の外周面に付
着した液体を、筒状体の外周面を伝わって蓄液槽に導き
蓄液することができるものである。このように本発明の
液体検査器具は、上下方向に伸長された形態を有するた
めに、液体検査器具の上端部位を保持すれば、前記のご
とき採液操作を行なう上で、該液体検査器具を保持する
手腕に液体を付着させることはなく、また所望の採液位
置に採尿器を容易に持っていくことができる。また」二
連のごとく液体検査器具の保持位置が、採取しようとす
る液体の流れに対して上方に位置する(すなわち、実質
的な採液容器となる蓄液槽の外周面を保持するものでは
ない)ために、採取しようとする液体が尿などの衛生上
問題のある液体であったとしても、蓄液槽の外周面に採
取しようとする流体が飛散したりあるいはオーバーフロ
ーしたりして付着しても、液体検査器具の保持性の面か
らは何ら問題はなく、蓄液槽の容積空間を小容積のもの
とできる。これゆえ、蓄液槽の容積空間をその後の試験
等に必要とされる一定かつ小容量のものとすることで、
従来におけるごとく大容量の液体検査器具に採液後必要
量を分別するといった操作を必要とせずに、簡単に定量
的な液体試料の′採取が可能となるものである。さらに
このように蓄液槽の容積空間を小容積なものとするとた
めに、不要な量の液体を採取することなくかつ液体の(
=j着着面面積減少させることができ、採取しようとす
る液体試料が尿などであっても、廃棄時における衛生上
の問題も少ないものである。
さらに本発明の第1の液体検査器具において、この蓄液
槽の下部には、」二部周壁面において前記蓄液槽の下部
周壁面と嵌合されかつ前記蓄液槽の底面により−に端部
を閉塞された、第2の薬剤を収納してなる試験槽が設け
られているが、この蓄液槽と試験槽とを区画する蓄液槽
の底部の少なくとも一部は破断可能な膜状体により形成
されている。
また、本発明の第1の液体検査器具は、前記筒状体の内
部に挿通される、少なくとも筒状体の上端部より試験槽
の内部空間に至る長さを有し、下端部に前記膜状体の破
断部を備えかつこの下端近傍には第1の薬剤を固定化し
てなる試験部位を有する棒状体を有している。このため
、液体検査器具の」二端部位である保持位置において、
前記筒状体に挿入された状態で筒状体の上端部より突出
する棒状体を押し下げると、棒状体の下端部に設けられ
た破断部により蓄液槽の底部を形成する膜状体が突き破
られ、前記のごとき操作にて蓄液槽に定量的に採取され
た液体試料を、第2の薬剤を収納してなる試験槽へと容
易に移注することができる。
またこれと同時に、棒状体の下端近傍は試験槽の内部空
間に導入されるため、棒状体の下端近傍に形成された第
1の薬剤を固定化してなる試験部位は、試験槽内に移注
された液体試料と接触状態におかれる。従って、該試験
槽内において、液体試料中の目的検体に対する第1の薬
剤および第2の薬剤の反応を開始させることができる。
このように本発明の第1の液体検査器具を用いると、液
体試料の採取、定量、移注および液体試料中の目的検体
の捕捉および捕捉検体への標識づけが極めて容易にかつ
単一の器具によって行なえる。
また、本発明の第2の液体検査器具は、前記第1の液体
検査器具と同様に、上端部が開放された蓄液槽に対して
、前記蓄液槽の壁面に接続されかつ前記蓄液槽の容積空
間内に下端部を配して立設された両端の開放された筒状
体を有しており、第1の液体検査器具と同様に、簡単に
定量的な液体試料の採取が可能である。
さらに本発明の第2の液体検査器具においては、第1の
液体検査器具と同様に、蓄液槽の下部には、」一部局壁
面において前記蓄液槽の下部周壁面と嵌合されかつ前記
蓄液槽の底面により上端部を閉塞された、第2の薬剤を
収納してなる試験槽が設けられ、この蓄液槽と試験槽と
を区画する蓄液槽の底部の少なくとも一部は破断可能な
膜状体により形成されている。また、本発明の第2の液
体検査器具は、上端部において前記筒状体より外部へ突
出した押下部を備えかつ下端部に前記膜状体の破断部を
備えた、前記筒状体の内面に摺接する上下動可能な内管
体を有している。このため、液体検査器具の」二端部位
である保持位置において、筒状体より外部へ突出した内
管体の押下部を押し下げると、内管体の下端部に設けら
れた破断部により蓄液槽の底部を形成する膜状体が突き
破られ、蓄液槽に定量的に採取された液体試料を、第2
の薬剤を収納してなる試験槽へと容易に移注することが
できる。
さらに本発明の第2の液体検査器具は、前記内管体の内
部に挿通される、少なくとも筒状体の上端部より試験槽
の内部空間に至る長さを有しかっこの下端近傍には第1
の薬剤を固定化してなる試験部位を形成してなる棒状体
を備えており、液体検査器具の上端部位である保持位置
において、筒状体」二端より突出した棒状体の上部を操
作することにより、第1の薬剤を固定化してなる試験部
位を、蓄液槽より上部の筒状体内(液体試料に接触しな
い部位)、蓄液槽の内部空間内、あるいは蓄液槽底部破
断後における試験槽の内部空間内のいずれの位置にも容
易に配置することができる。このため、前記内管体によ
る蓄液槽の底部の破断による試験槽への液体試料の移注
操作(目的検体に対する第2の薬剤の反応の開始)に対
応して、第1の薬剤を固定化してなる試験部位を所定の
位置に配することにより、目的検体に対する第1の薬剤
の反応も容易に開始させることができる。
このように本発明の第2の液体検査器具を用いると、液
体試料の採取、定量、移注および抗原抗体反応を利用し
た液体試料中の目的検体の捕捉および捕捉検体への標識
づけが極めて容易にかつ単一の器具によって行なえる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
第1図は、本発明の第1の液体検査器具の一実施例の構
造を示す一部切り欠き斜視図、第2図は同実施例の部分
断面図であり、また第3図は、本発明の液体検査器具の
別の実施例の構造を示す一部切り欠き斜視図、第4図は
同実施例の部分断面図である。
本発明の第1の液体検査器具1は、上端部が開放された
蓄液槽2を有するものである。なお、この蓄液槽2の容
積空間の大きさは、採取される液体試料のその後の検査
に必要とされる量に応じて決定されるが、必要量のみを
採取するものであるために小容積のものである。
この蓄液槽2に対して、蓄液槽2の壁面に接続されかつ
前記蓄液槽2の容積空間内に下端部を配して立設された
両端の開放された筒状体3が存在する。この筒状体3は
、液体試料を蓄液槽2に採液する際における保持位置を
上方に形成するとともに、該筒状体3の外周面に付着し
た液体試料を外周面を伝って下方へ移動させ、下端部が
囲繞される蓄液槽2の容積空間内へ液体試料を効率よく
集積するよう機能するものである。従って、この筒状体
3は、比較的長尺なものとされ、また蓄液槽2の上端部
開口を大きく塞ぐものでない限り蓄液槽2のいずれの壁
面に接続されるものであってもよい。例えば第1〜2図
に示す実施例におけるように、蓄液槽2の底面6に接続
されるもの、あるいは第3〜4図に示す実施例における
ように蓄液槽2の側壁面7にブリッジ部8を介して接続
されるものなどの態様が取られ得る。なお、第1〜2図
に示す実施例においては、底面6に接続された筒状体3
の下端部の内部空間をも、蓄液槽2の容積空間となすた
めに、筒状体3の一部壁面が切り欠かれて液体流通孔1
4が設けられている。
さらに、該筒状体3は、下端部が蓄液槽2の容積空間内
に配されるものであれば、前記実施例におけるように必
ずしも蓄液槽2と同軸上に配する必要はなく、偏心した
位置に形成することも可能である。
本発明の第1の液体検査器具1においては、さらに前記
蓄液槽2の底面6の少なくとも一部が破断可能な膜状体
9により形成されている。なお、ここで、蓄液槽2の底
面6とは、蓄液槽2と後述する試験槽4とを上下に区画
する壁面を示すものであって、必ずしも蓄液槽2の側壁
面7と一体的に形成されたものである必要はない。例え
ば、第1〜2図に示す実施例においては、蓄液槽2の底
面6は、側壁面7を形成する筒状部材に、周壁面におい
て液密に嵌合された、蓄液槽2を形成する閉塞容器部)
A15の上壁面によりその一部を構成されるものである
。さらに、該上壁面に設けられた押通孔16に液密に挿
通された前記筒状体3の下端面が、前記液体流通孔14
の存在により筒状体3の下端部の内部空間を蓄液槽2の
容積空間の一部とするゆえに、蓄液槽2の底面6の残り
の部分を構成するものである。
この膜状体9は、蓄液槽2に所定容積の液体試料が溜め
られた際に、該液体試料の重量に十分耐えるだけの強度
を有し、液体試料の透過の起こらないものであるが、尖
鋭あるいは硬質のものを押し当てることにより容易に破
断てきるものであれば、その材質は特に限定されるもの
ではなく、例えば各種の合成樹脂フィルム等が用いられ
る。またその大きさも、前記のごとき要件を満たす限り
においては、特に限定されるものではなく、第1〜2図
に示す実施例および第3〜4図に示す実施例におけるよ
うに底面6の中央部に部分的に形成する態様のほか、例
えば、底面6全体をこのような膜状体により形成する態
様も考えられる。このような膜状体9よりなる部位は、
例えば、接着剤、融着などにより隣接する硬質の壁面部
に被着する、あるいは、硬質の壁面部を構成する部材同
志の嵌合部間に挟持することによって形成することがで
きる。
本発明の第1の液体検査器具1においては、上部周壁面
において前記蓄液槽2の下部周壁面と嵌合されかつ前記
蓄液槽2の底面6により上端部を閉塞された試験槽4が
形成されている。すなわち、該試験槽4は、蓄液槽2の
底面6により上端部を閉塞されているために、該底面6
が存在する状態においては、試験槽4内には液体試料が
侵入することはないが、蓄液槽2の底面6の少なくとも
一部を形成する前記膜状体9の部分が破断されると、蓄
液槽2に溜められていた液体試料がこの破断部位より流
入するものである。したがって、この試験槽4の大きさ
は、蓄液槽2に溜められた一定量の液体試料を十分に受
は入れらるように、蓄液槽2の容積とほぼ同等かそれ以
上のものであることが望まれる。なお、第1〜2図に示
す実施例におけるように、蓄液槽2の形状上から、膜状
体9の部分が破断された際に、試験槽4への液体試料の
流入が十分に起こらないものである場合には、試験槽4
の側壁面に空気抜き孔10を設けることも可能である。
さらに本発明の第1の液体検査器具1は、前記筒状体3
の内部に挿通される、少なくとも筒状体3の」一端部よ
り試験槽4の内部空間に至る長さを有し、下端部に前記
膜状体9の破断部11を備えかつこの下端近傍には第1
の薬剤を固定化してなる試験部位12を有する棒状体5
を備えている。
この棒状体5は、液体試料採取時においては、必ずしも
前記筒状体3の内部に挿通されている必要はない。しか
しながら、第1〜2図に示す実施例および第3〜4図に
示す実施例におけるように、この棒状体5の一部外周面
を、筒状体3の内周面と摺接させ、筒状体3に対して棒
状体5を任意の位置で係止可能なものとして、液体試料
採取時から棒状体5を筒状体3の内部に挿通されている
形態とすることが、操作性の上から望ましい。
また棒状体5の先端部に形成される破断部11は、該棒
状体5を上方から押し下げることにより前記膜状体9を
破断てきるものであれば、特に尖鋭な形状とする必要は
ない。
この棒状体5の下端近傍に設けられる試験部位12に固
定化される第1の薬剤としては、液体試料に対する検査
様式によって当然に異なるものであるが、液体試料中に
含まれる抗原あるいは抗体からなるl]的検体をサンド
イツチ法により検出しようとする場合、第1の薬剤は、
該目的検体となる抗原あるいは抗体に対して特異的に結
合する抗体あるいは抗原である。
具体的には、例えば、妊婦の尿試料中に存在するヒト絨
毛性ゴナドトロピン(HCG’)を検出しようとする妊
娠診断試験の場合、第1の薬剤は、抗HCG抗体であり
、特に、特異性の高いモノクローナル抗HCG抗体が好
ましい。
このような抗体あるいは抗原を固定化するには、例えば
グルタルアルデヒド法等の従来公知の任意の方法が用い
られる。また、このような抗原あるいは抗体は、」二層
試験部位12において棒状体5を構成する素材に直接的
に固定しても、あるいは濾紙、不織布、織布、編布など
の素材からなる試験パッドに抗体あるいは抗原を固定化
し、この試験パッドを棒状体5の下端近傍の試験部位1
2に貼着してもよい。
また、本発明の第1の液体検査器具1においては、前記
した試験槽4の中に、第2の薬剤17が収納される。こ
の第2の薬剤としても、第1の薬剤と同様に液体試料に
対する検査様式によって当然に異なるものであるが、液
体試料中に含まれる抗原あるいは抗体からなる目的検体
をサンドイツチ法により検出しようとする場合、第2の
薬剤は、標識抗体あるいは標識抗原である。なお、この
第2の薬剤において用いられる抗体あるいは抗原は、少
なくとも第1の薬剤である固定化抗体あるいは固定化抗
原に捕捉された目的検体である抗原あるいは抗体に対し
て結合し得るものであればよく、交差反応性の高いもの
であってもよい。また標識体としては、酵素、螢光色素
および放射性同位元素などの公知のいずれのものを用い
ることが可能であるが、好ましくはその追跡が容易でか
つ安全性の高い酵素である。しかして、この第2の薬剤
として、具体的には、例えば、ヒト絨毛性ゴナドトロピ
ン(HCG)を検出しようとする妊娠診断試験の場合、
アルカリフォスファターゼ結合ヒツジ抗HGC抗体、ア
ルカリフォスファターゼ結合ヤギ抗HGC抗体などのよ
うな酵素結合抗HCG抗体が用いられる。
またこの第2の薬剤は、可能な限り水分を除いた状態と
することが望ましい。
さらに、上記のごとく液体試料中の目的検体を抗原抗体
反応を利用したサンドイツチ法により検出する検定に用
いられる態様においては、第1〜2図に示す実施例およ
び第3〜4図に示す実施例におけように、棒状体5の下
端近傍に比較部位13を設けることが好ましい。この比
較部位13は、第2の薬剤である標識抗体(標識抗原)
の試験部位12に対する単なる物理的付着、あるいは第
1の薬剤である固定化抗体(固定化抗原)に交差反応に
より結合した目的検体以外の抗原(抗体)への標識抗体
(標識抗原)の結合などによって生じる、試験部位12
におけるバックグラウンドをill定するために設けら
れる。例えば、試験部位12を」二層のごとき素材から
なる試験パッドに目的検体に対する抗体(抗原)を固定
化して形成した場合には、この比較部位13は、試験部
位12において用いられたと同じ試験パッドのみ(すな
わち、抗体(抗原)を固定化していないもの)、あるい
は、試験部位12において用いられたと同じ試験パッド
に目的検体以外の抗原(抗体)に対する抗体(抗原)(
より詳しくは、第1の薬剤である固定化抗体(固定化抗
原)に交差反応性を示す抗原(抗体)に対する抗体(抗
原)であって、目的検体に交差反応性を示さないもの)
を固定化したものなどから構成される。
さらに、本発明の第1の液体検査器具1において、第1
〜2図に示される実施例および第3〜4図に示される実
施例におけるように、筒状体3の」二端部位に外周面よ
り突出する把持用のつば部18を設け、さらに棒状体5
の」二端に押下用のつば部1つを設けると、該液体検査
器具1の保持および操作がより容易となるために望まし
い。
本発明の第1の液体検査器具1は、以」二に述べたよう
な構成を有するが、製品として供給する際には、試験部
位12に固定化された第1の薬剤および試験槽4に収納
された第2の薬剤17の変質を避けるために、包装され
ていることが望ましく、特に薬剤の種類によっては遮光
および乾燥状態の包装をすることが望ましい。
次に、第1〜2図に示す形状のものを妊娠診断試験に用
いた場合を例にとり、本発明の第1の液体検査器具1の
操作方法を説明する。なお、試験部位12に固定化され
る第1の薬剤としてはマウスモノクローナル抗β−HC
G抗体を、また試験槽4に収納された第2の薬剤17と
しては、アルカリフォスファターゼ結合ヒツジ抗HCG
抗体を用いたものとする。まず第5a図に示すように、
筒状体3の上端開口から棒状体5を挿入し、棒状体5の
下端近傍に設けられた試験部位12および比較部位13
が、蓄液槽2の容積空間より上部の筒状体3内に位置す
る状態とする。この状態において、筒状体3の上端部位
、例えば把持用っは部18を持ち、流出する尿の流れに
該液体検査器具1を近づけ、保持部分より下方において
該筒状体3の外周面の一部分に尿を当ててやる。筒状体
3の外周面に付着した尿は、筒状体3の外周面を伝わっ
て下方に移動し、筒状体3の下端部位において該筒状体
3のまわりに所定の容積空間を形成してなる蓄液槽2へ
と導かれ、蓄液槽2に蓄液されていく。蓄液槽2による
一定量の採尿が終る(蓄液された尿が蓄液槽2からあふ
れるようになる)と、液体検査器具1を尿の流れから離
し、採尿操作をやめる。次いで、液体検査器具1の上端
部位である保持位置において、前記筒状体4に挿入され
た状態で筒状体3の上端部より突出する棒状体5を押し
下げると、まず第5b図に示すように、棒状体5の下端
部に設けられた破断部11により蓄液槽2の底部6を形
成する膜状体9が破断され、この破断部位を通じて蓄液
槽2に溜められた定量的な量の尿が、試験槽4へ移注さ
れ始める。さらに第5C図に示すように、棒状体5を完
全に押し下げ、棒状体5の下端近傍に設けられた試験部
位12および比較部位13を、試験槽4の容積空間内に
位置させ、該試験槽4に流入した尿(試験槽4に収納さ
れていた第2の薬剤17と混合された状態にある。)に
試験部位12および比較部位13を浸漬させる。このよ
うにして、尿試料中のHCGに対する固定化マウスモノ
クローナル抗βHCG抗体(第1の薬剤)の反応および
アルカリフォスファターセ結合ヒツジ抗HCG抗体(第
2の薬剤)の反応を同時に進行させる。尿試料中にHC
Gが存在すれば、マウスモノクローナル抗βHCG抗体
を固定化した試験部位12にHCGが特異的に結合し、
さらにこの試験部位12に付着したHCGは、アルカリ
フォスファターゼ結合ヒツジ抗HCG抗体により修飾さ
れる。
一定時間経過の後、棒状体5を引抜き、次工程へ移す。
すなわち、引抜いた棒状体5の試験部位12および比較
部位13を水洗した後、これらの部位を基質液(5−ブ
ロモ−4−クロロ−3−インドリルフォスフェート溶液
)に浸漬する工程である。アルカリフォスファターゼが
試験部位12あるいは比較部位13に存在すると、基質
に結合して発色する。試験部位12の発色の程度が比較
部位13のものより有意に強い場合は、尿試料中にHC
Gが存在していたこととなり、妊娠している可能性が強
いと判断される。
以上は、妊娠診断試験の場合を例にとり本発明の第1の
液体検査器具を説明したが、この液体検査器具は、この
ようなHCGの検出に限られず、液体試料中、特に尿試
料中の黄体化ホルモン、エストロゲン(E2、E3など
)、アルブミン、トランスフェリン、フィブリン、フィ
ブリノーゲンなどのようなその他の各種の抗原あるいは
抗体などのサンドイツチ法、競合法等を利用した検出に
好適に用いられるものである。
第6図は、本発明の第2の液体検査器具の一実施例の構
造を示す一部切り欠き斜視図、第7図は同実施例の部分
断面図である。
第6〜7図に示すように本発明の第2の液体検査器具5
1は、第1〜2図および第3〜4図に示される第1の液
体検査器具1と同様に、上端部が開放されかつ少なくと
も一部か破断可能な膜状体59により形成された底面5
6を有する蓄液槽52と、上部周壁面において前記蓄液
槽52の下部周壁面と嵌合されかつ前記蓄液槽52の底
面56により」二端部を閉塞された、第2の薬剤67を
収納してなる試験槽54と、前記蓄液槽52の壁面に接
続されかつ前記蓄液槽52の容積空間内に下端部を配し
て立設された両端の開放された筒状体53とを有し、こ
れらは第1の液体検査器具1におけるものと同様に機能
するものである。
しかして、本発明の第2の液体検査器具51においては
、上端部において前記筒状体53より外部へ突出した押
下部70を備えかつ下端部に前記膜状体5つに対する破
断部61を備えた、前記筒状体53の内面に摺接する上
下動可能な内管体71を備え、また前記内管体71のさ
らに内部に挿通される、少なくとも筒状体53の上端部
より試験槽54の内部空間に至る長さを有しかつ下端近
傍に第1の薬剤を固定化してなる試験部位62を有する
棒状体55を有している。
なお、第6〜7図に示す実施例においては、内管体71
の筒状体53に対する移動変位量に相当する長さの切り
欠き部72を筒状体53に設け、この部位より内管体7
1の押下部70を外部に突出させているが、該移動変位
量に相当する長さだけ内管体71の管長を延長し、この
部位を管状体53の上端開口より突出させるような態様
であってもよい。また、棒状体55の構成は、下端部に
破断部を有しない以外は、第1の液体検査器具1におけ
る棒状体5と同様のものであり、下端近傍に前記したよ
うな比較部位63を設けることももちろん可能である。
このように第2の液体検査器具51においては、蓄液槽
52の底部56の膜状体59を破断するための破断部6
1を、試験部位62を設けた棒状体55とは別部材(内
管体71)に設けである。このため、採液後に、内管体
71により膜状体59が破断され液体試料が試験槽54
に移注されることにより開始される液体試料と第2の薬
剤との反応と、棒状体55の下端部位を、蓄液槽52あ
るいは試験槽54に存在する液体試料に侵入させること
により開始される液体試料と第1の薬剤との反応とを、
時間的に前後させて行なうことができ、多くの反応形態
に対応できる。もちろん、これらの操作を同時に行なう
ことにより双方の反応を同時に進行させることも可能で
ある。なお、これらの操作は、いずれも蓄液槽52およ
び試験槽54に対して」二方に位置する筒状体53」二
端部位(保持位置でもある)で行なわれるので操作性は
良好である。
次に、第6〜7図に示す形状のものを妊娠診断試験に用
いた場合を例にとり、本発明の第2の液体検査器具51
の操作方法を説明する。まず第8a図に示すように、筒
状体53の上端開口から棒状体55を挿入し、棒状体5
5の下端近傍に設けられた試験部位62および比較部位
63が、蓄液槽52の容積空間より上部の筒状体53内
に位置する状態とする。この状態において、筒状体53
の上端部位、例えば把持用つば部68を持ち、流出する
尿の流れに該液体検査器具51を近づけ、保持部分より
下方において該筒状体53の外周面の一部分に尿を当て
てやる。筒状体53の外周面に付着した尿は、筒状体5
3の外周面を伝わって下方に移動し、筒状体53の下端
部位に該筒状体53のまわりに所定の容積空間を形成し
てなる蓄液槽52へと導かれ、蓄液槽52に蓄液されて
いく。蓄液槽52による一定量の採尿が終ると、液体検
査器具51を尿の流れから離し、採尿操作をやめる。次
いで、第8b図に示すように、液体検査器具51の」1
端部位である保持位置において、前記筒状体53に挿入
された状態で筒状体53の」二端部より突出する棒状体
55を押し下げ、まず棒状体55の下端近傍に設けられ
た試験部位62および比較部位63を蓄液槽52の容積
空間内に位置させる。これにより、試験部位62に固定
化された第1の薬剤である抗HCG抗体の、蓄液槽52
に定量的に溜められた尿試料中のHCGに対する反応が
開始される。尿試料中にHCGが存在すれは、抗HCG
抗体を固定化した試験部位62にHCGが特異的に結合
する。一定時間経過の後、第8c図に示すように、液体
検査器具51の上端部位である保持位置において、管状
体53より外方に突出した内管体71の押下部70を下
方へ押し下げ、内管体71の下端部に設けられた破断部
61により蓄液槽52の底部56を形成する膜状体5つ
を破断し、この破断部位を通じて蓄液槽52に溜められ
た尿を試験槽54へ移注して、試験槽54に収納されて
いた第2の薬剤67である可能な限り水分を除いた状態
の酵素結合抗HCG抗体を該尿により溶解し、試験槽5
4内に分散させる。さらに第8d図に示すように、棒状
体55を完全に押し下げ、棒状体55の下端近傍に設け
られた試験部位62および比較部位63を、試験槽54
の容積空間内に位置させ、試験部位62に結合したHC
Gに対する酵素結合抗HCG抗体の反応を進行させる。
試験部位62にHCGが結合していれば、この試験部位
62に結合したHCGは、酵素結合抗HCG抗体により
さらに修飾される。
一定時間経過の後、棒状体55を引抜き、引抜いた棒状
体55の試験部位62および比較部位63を水洗した後
、これらの部位を基質液に浸漬すし、標識である酵素に
基質を結合させて発色させ、試験部位62と比較部位6
3の発色の程度を比較することにより、妊娠判断を行な
う。
なお前記したように、第8b図に図示する操作を行なわ
ず、第8c図に図示する操作を行ない、尿試料と第2の
薬剤との反応を行なった後に、第8d図に図示する操作
を行なって尿試料と第1の薬剤との反応を行なうことも
、また第8b図に図示する操作を行なわず、かつ第8C
図に図示する操作と第8d図に図示する操作をほぼ同時
に行なって、尿試料に対する第1の薬剤および第2の薬
剤の反応を同時に行なうことも可能である。
以上は、妊娠診断試験の場合を例にとり本発明の第2の
液体検査器具を説明したが、この液体検査器具は、この
ようなHCGの検出に限られず、第1の液体検査器具と
同様に、液体試料中、特に尿試料中の黄体化ホルモン、
エストロゲン(E2、E3など)、アルブミン、トラン
スフェリン、フィブリン、フィブリノーゲンなどのよう
なその他の各種の抗原あるいは抗体などのサンドイツチ
法、競合法等を利用した検出に好適に用いられるもので
ある。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明は、上端部が開放されかつ少
なくとも一部が破断可能な膜状体により形成された底面
を有する蓄液槽と、上部周壁面において前記蓄液槽の下
部周壁面と嵌合されかつ前記蓄液槽の底面により上端部
を閉塞された、第2の薬剤を収納してなる試験槽と、前
記蓄液槽の壁面に接続されかつ前記蓄液槽の容積空間内
に下端部を配して立設された両端の開放された筒状体と
、前記筒状体の内部に挿通される、少なくとも筒状体の
上端部より試験槽の内部空間に至る長さを有し、下端部
に前記膜状体の破断部を備えかつこの下端近傍には第1
の薬剤を固定化してなる試験部位を有する棒状体とから
なる液体検査器具、ならびに、上端部が開放されかつ少
な(とも一部が破断可能な膜状体により形成された底面
を有する蓄液槽と、上部周壁面において前記蓄液槽の下
部周壁面と嵌合されかつ前記蓄液槽の底面により上端部
を閉塞された、第2の薬剤を収納してなる試験槽と、前
記蓄液槽の壁面に接続されかつ前記蓄液槽の容積空間内
に下端部を配して立設された両端の開放された筒状体と
、」一端部において前記筒状体より外部へ突出した押下
部を備えかつ下端部に前記膜状体の破断部を備えた、前
記筒状体の内面に摺接する一ト下動可能な内管体と、前
記内管体のさらに内部に挿通される、少なくとも筒状体
の上端部より試験槽の内部空間に至る長さを有しかつ下
端近傍に第1の薬剤を固定化してなる試験部位を有する
棒状体とからなる液体検査器具であるから、尿等の液体
試料の採取、定量から抗原抗体反応を利用した目的検体
の捕捉および捕捉検体への標識づけを単一の器具により
簡便に行なうことが可能となり、さらに本発明の液体検
査器具においては、保持位置を採取しようとする液体の
流れに対して」三方に位置させることができ、かつ蓄液
槽の容積空間を小容積なものとすることができるために
、液体試料が尿などであっても、液体試料採取時ならび
に使用後の該液体検査器具の廃棄時における衛生上の問
題も少ないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の液体検査器具の一実施例の構
造を示す一部切り欠き斜視図、第2図は同実施例の部分
断面図、第3図は、本発明の第1の液体検査器具の別の
実施例の構造を示す一部切り欠き斜視図、第4図は同実
施例の部分断面図、第5 a −c図は本発明の第1の
液体検査器具の操作方法を示す各工程図、第6図は本発
明の第2の液体検査器具の一実施例の構造を示す一部切
り欠き斜視図、第7図は同実施例の部分断面図であり、
また第8 a −d図は、本発明の第2の液体検査器具
の操作方法を示す各工程図である。 1.51・・・液体検査器具、2,52・・・蓄液槽、
3.53・・・筒状体、4,54・・・試験槽、5.5
5・・・棒状体、6,56・・・蓄液槽底面、7.57
・・・蓄液槽側壁面、8,58・・・ブリッジ部、9.
59・・・膜状体、10・・・空気抜き孔、11.61
・・・破断部、12.62・・・試験部位、13.63
・・・比較部位、14・・・液体流通孔、15・・・閉
塞容器部側、16・・・挿通孔、17.67・・・第2
の薬剤、 18.68・・・把持用つば部、 19.69・・・押下用つば部、70・・・押下部、7
1・・・内管体、72・・・切り欠き部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上端部が開放されかつ少なくとも一部が破断可能
    な膜状体により形成された底面を有する蓄液槽と、上部
    周壁面において前記蓄液槽の下部周壁面と嵌合されかつ
    前記蓄液槽の底面により上端部を閉塞された、第2の薬
    剤を収納してなる試験槽と、前記蓄液槽の壁面に接続さ
    れかつ前記蓄液槽の容積空間内に下端部を配して立設さ
    れた両端の開放された筒状体と、前記筒状体の内部に挿
    通される、少なくとも筒状体の上端部より試験槽の内部
    空間に至る長さを有し、下端部に前記膜状体の破断部を
    備えかつこの下端近傍には第1の薬剤を固定化してなる
    試験部位を有する棒状体とからなる液体検査器具。
  2. (2)上端部が開放されかつ少なくとも一部が破断可能
    な膜状体により形成された底面を有する蓄液槽と、上部
    周壁面において前記蓄液槽の下部周壁面と嵌合されかつ
    前記蓄液槽の底面により上端部を閉塞された、第2の薬
    剤を収納してなる試験槽と、前記蓄液槽の壁面に接続さ
    れかつ前記蓄液槽の容積空間内に下端部を配して立設さ
    れた両端の開放された筒状体と、上端部において前記筒
    状体より外部へ突出した押下部を備えかつ下端部に前記
    膜状体の破断部を備えた、前記筒状体の内面に摺接する
    上下動可能な内管体と、前記内管体のさらに内部に挿通
    される、少なくとも筒状体の上端部より試験槽の内部空
    間に至る長さを有しかつ下端近傍に第1の薬剤を固定化
    してなる試験部位を有する棒状体とからなる液体検査器
    具。
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