JPH02169586A - クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤

Info

Publication number
JPH02169586A
JPH02169586A JP32206688A JP32206688A JPH02169586A JP H02169586 A JPH02169586 A JP H02169586A JP 32206688 A JP32206688 A JP 32206688A JP 32206688 A JP32206688 A JP 32206688A JP H02169586 A JPH02169586 A JP H02169586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
chromone derivative
compound
following formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32206688A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoei Eda
江田 昭英
Itsuo Nishioka
西岡 五夫
Yoshimitsu Ogawa
義光 小川
Kunio Hosaka
穂坂 邦男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
Priority to JP32206688A priority Critical patent/JPH02169586A/ja
Publication of JPH02169586A publication Critical patent/JPH02169586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗腫瘍活性を有し、癌治療に用いられる医薬
品として有用なりロモン誘導体に関するものである。
[従来の技術および課題] わが国の死因の第−位は、脳卒中がとって変わったが、
依然として癌に対する社会的関心は高く、癌の予防、治
療のためにあらゆる面からのアプローチが行われ、総合
的に研究がなされている。これらの研究成果は、着実に
癌撲滅のために貢献しており、更により抗腫瘍活性の高
い抗腫瘍剤の開発が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、より抗腫瘍活性の高い抗腫瘍剤を開発す
べく、鋭意研究を重ねた結果、古来から利胆作用を有す
ることで知られる生薬菌陳萬に含有されるキャピラリシ
ンに抗腫瘍作用があることを見いだし、更にこのキャピ
ラリシンに化学的修飾をくわえることにより、抗腫瘍活
性を有する化合物を創製した。すなわち本発明は、下記
式I■ (式中、R1は水素またはリジニル基を示し、R3はヒ
ドロキシフェニルチオ基、メチルチオ基、メチルチオ基
、プロピルチオ基、ブチルチオ基、メチルスルフィニル
基、エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニル基、
ブチルスルフィニル基、ヒドロキシアニリノ基、4°−
L−リジニロキシアニリノ基を示す。) で表されるクロモン誘導体(以下、本発明の化合物とい
う。)、該誘導体またはキャピラリシンを有効成分とす
る抗腫瘍剤および下記式■■ (式中、AIは同一または異なって水素、水酸基または
低級アルコキシ基を示し、Atはヒドロキシフェニル基
または低級アルキル基を示す。)で表される化合物に、
下記式■ Aa S  I(III (式中、A、はヒドロキシフェニル基または低級アルキ
ル基を示す。) で表される化合物を作用させて下記式■■ (式中、AIおよびA、は上記と同意義を示す。)で表
されるクロモン誘導体を得ることを特徴とするクロモン
誘導体の製造方法(以下、本発明の方法という。)であ
る。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の化合物の製造の原料であり、本発明の抗腫瘍剤
の有効成分であるキャピラリシンは次のようにして得る
ことができる。
囚#L萬をあらかじめエーテル等で抽出して脂溶性成分
を除き、水で抽出した抽出液をn−ブタノール、酢酸エ
チル等の有機溶媒をもちいて数回分配抽出し、有機溶媒
層を濃縮、乾燥し、水、メタノール、エタノール、ベン
ゼン、クロロホルム、アセトン等の溶出溶媒を用いたゲ
ル濾過カラムクロマトグラフィー、吸着カラムクロマト
グラフィー等のクロマトグラフィーに1回または数回材
して精製し、必要に応じ再結晶することにより得ること
ができる。
キャピラリシンの製造の具体例を示すと以下の如くであ
る。
具体例 r!A陳萬2 kgをエーテルで抽出した残渣を水8e
で抽出し、該抽出液をn−ブタノールで分配抽出した。
n−ブタノール抽出液を濃縮、乾燥し、酢酸エチルと水
で分配抽出し、酢酸エチル層を濃縮、乾燥し、セファデ
ックスLH−20を用いたカラムクロマトグラフィーに
付し、アセトンで溶出させてフラクションl〜5を得た
。このうちフラクション2をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム、メタノールおよび水
の混合溶媒で溶出させ、フラクション2−1〜2−3を
得た。
このうちフラクション2−皇を更にシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、ベンゼン−エーテル(8:l
)で溶出させフラクション2−1−1〜2−13を得た
。フラクション2−1−1をアセトン−n−ヘキサン混
合液から再結晶して無色プリズム品を得た。この無色プ
リズム品の理化学適性質は文献[薬学雑誌、98(7)
、841(1976) ]記載のキャピラリシンのそれ
と一致した。
次に本発明の化合物を製造する際に必須である式■で表
されるクロモン誘導体の製造方法、即ち本発明の方法に
ついて詳細に説明する。
式■で表される化合物に弐■で表される化合物を作用さ
せるにあたってはジメチルスルホキシド(DMSO)、
ジメチルホルムアミド(DMF)等の高極性溶媒または
メタノール、エタノール等のアルコール類を溶媒として
用いることができる。塩基として、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素
化ナトリウム等を用いることができ、0℃から使用する
溶媒の沸点までの温度条件下で1〜20時間で反応は終
了する。この際、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気
下で反応させるのが好ましい。
本発明の方法は、エーテル結合の酸素原子を一工程で直
接硫黄原子に返還してチオエーテル体を得るものであり
、より薬効の優れた医薬品を創製するにあたって極めて
有用な反応である。また、本発明の方法によって得られ
たチオエーテル体を過酸化物と反応させて得られるスル
フィニル体は窒素等との置換も可能である。
以上のようにして得られた式■で表されるクロモン誘導
体はそのまま本発明の化合物になりうるむのもあるが、
更に、クロロホルム等の溶媒中メタクロロ過安息香酸を
作用さけ、スルフィニル体とした後、DMF等の溶媒中
4−アミンフェノールと反応さけてアミン体とし、本発
明の化合物を得ることができる。
更にまたこのアミン体を水溶性にするためにリジン等の
アミノ酸を導入することもできる。例えばリジンを導入
するには、あらかじめアミノ基が保護されている市販の
N il + 1−ジ−t−ブチルオキシカルボニル−
【、−リジンと1.3−ジシクロへキシルカルボジイミ
ド(DCC)およびジメチルアミノピリジン(DMAP
)を加えて塩化メチレン等の溶媒中で反応させ、次いで
塩酸ガス等に接触させて脱保護することによりリジンを
導入することができる。
次に本発明の化合物が抗腫瘍活性を存することについて
実験例を挙げて説明する。
実験例1 ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、ミリポア
フィルタ−を用いて無菌化した後記実施例Iおよび3で
得た化合物と、継代培養したL−929細胞(2X10
’個10 、2 d/WELL)を、96穴のカルチャ
ープレートで48時間培養した。
培養後、37℃に加温したB S S (Hank’ 
s[3alanced  5alt 5olution
)で洗浄し、SDS(Sodium dodecyl 
5ulfate)溶液2−を加えて細胞を溶解し、6u
9/dエチデイウムブロミド溶液2 ylを加えて蛍光
強度を測定し、あらかじめL−929細胞を用いて作成
した標準曲線から細胞数を算出し、  IC!。を求め
た。その結果、実施例1で得た化合物のic、。は6.
5 X l O−”9/lIiであり、実施例3で得た
化合物のIC,。は2.0×10−’9/−であった 実験例2 ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、ミリポア
フィルタ−を用いて無菌化した後記実施例1および3で
得た化合物と、継代培養したKB細#(5X103個/
 l d /WELL)を、24穴のカルチャープレー
トで1日インキュベートした。この後、37℃に加温し
たBSSで洗浄し、0.2N1の0.2%トリプシンで
細胞を剥離、単離細胞とし、0.27の牛匣清を加えて
反応を停止し、9.6−のイソトン液(日本科学機械)
に混和してセルカウンター(Coulter coun
ter、Model Z、 CoulterElecL
ronicg)で細胞数を計測し、ICgoを求めた。
その結果、実施例1で得た化合物のIC5oは2.3 
x l O−’9/−であり、実施例3で得た化合物(
7) I Csoハロ 、OX I O−”9/1rd
lテアツタ実験例3 BALB/cマウスの側腹部皮下に1000個のメスA
(Meth A)細胞を移植し、移植日から20日間後
記実施例4で得た化合物100197に9を腹腔的投与
し、経時的にノギスを用いて腫瘍の長径および短径を測
定し、次式に従って腫瘍サイズを算出した。
腫瘍サイズ(CN3)・4/3・π・(長径/2)・(
短径/2)2後記実施例3で得た化合物を投与しない以
外は前記と同様に操作した場合の腫瘍サイズをコントロ
ールとした。
その結果を第1表に示す。
第1表 更に、メスA細胞移植日からの平均生存日数は、コント
ロール群が33.25日であるのに対し、実施例4で得
た化合物投与群はそれは37日であった。
以上の結果より、本発明の化合物に優れた抗腫瘍活性が
認められ抗腫瘍剤として有用であることが確認された。
更に本発明の化合物19/に9をddY系マウスに1日
1回、7日間腹腔内投与したところ死亡例は認められず
、本発明の化合物の安全性が確認された。
また、本発明の化合物は、塩酸塩、ヨウ素酸塩、臭素酸
塩等の薬学的に許容しうる塩としても用いることができ
る。
次に、本発明の化合物の投与量および製剤化について説
明する。
本発明の化合物はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と
共に動物および人に投与することができる。投与形態と
しては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選択して使用
され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経
口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本発
明の化合物の重量として5〜50019を、1日数回に
分けての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示す如くである。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート 80゜[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、本発明の化合物は、懸濁液、エマルジョン剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、
これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有して
もよい。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本
発明の化合物の重量として1日0.5〜I 00119
までの静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思
われる。
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製することもできる。さらに、必要
に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等
を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に従って
製造される。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれによりなんら制限されるものではない。
実施例1 100−ナス型フラスコにキャピラリシン2.0gおよ
び4−ヒドロキシチオフェノール2.28gを入れ、無
水DMSO30dに溶解した後、水酸化ナトリウム2.
17gを加え窒素雰囲気上室温で2時間撹拌した。この
反応液を氷水にあけ、INHcIで弱酸性とした後、酢
酸エチル抽出し、酢酸エチル層を水および飽和食塩水で
それぞれ1回洗浄し、乾燥、溶媒を減圧留去し黄色固体
を得た。これを酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し
、5,7−シヒドロキシー2−(4″−ヒドロキシフェ
ニルチオ)−6−メドキシクロモン0.86gを黄白色
粉状品として得た。更にこれをアセトンn−ヘキサンか
ら再結晶し無色針状晶の5.7−シヒドロキシー2−(
4°ヒドロキシフエニルヂオ)−6−メトキシクロモン
(融点201−203℃)を得た。
紫外線吸収スペクトルλ二m2”n1l1237、 2
60. 312゜ 紫外線吸収スペクトルλm ”I : ”、nM228
,247,282゜ 赤外線吸収スペクトルν=!zα−1=3500.34
0B、3160,3020゜2956.1B60,16
i12,1588゜+568.1494.1462,1
438゜1360.1308,1278.124411
60.1110.  928.  826゜678、 
 584.  520゜ プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in Acetone−do)3.84(
3H,s)、5.54(I H,s)。
6.42(I H,s)。
7.06(2H,d、J=8.8)。
7.57(2H,d、J=8.8)。
9.17(2H,brs)、12.95(I H,s)
マススペクトル 332(100,M”)、317(51)3 1 4(
45)、2 8 9(25)、1 8 3(8)。
1 6 7(17)、+  3 9(12)、l  O
7(16)。
69(51)。
ハイマススペクトル 理論値+332.0355 実測値+332.0358 実施例2 !007dナス型フラスコにキャピラリシン2、Ogお
よびプロパンヂオール1.87dを入れ、無水DMS0
20−に溶解した後、水酸化ナトリウム1.61gを加
え窒素雰囲気下室温で2時間撹拌した。この反応液を氷
水にあけ、I N ■(CIで弱酸性とした後、室温で
10分間撹拌し黄色不溶物を析出させ、これを濾取(水
でよく洗う)乾燥し、黄色粉状品(1,79g)を得た
。これをアセトンn−ヘキサンから再結晶し、無色プリ
ズム品の5゜7−シヒドロキシー6−メトキシー2−プ
ロピルチオクロモン(融点120−122°CN 、6
1gを得た(収率85,3%)。
紫外線吸収スペクトル^ニニ鵞HnM 263 312゜ 紫外線吸収スペクトルλ:::’nM 236.284゜ 赤外線吸収スペクトルν二’::Ot−’:3200.
2960.IQ50.1606゜1580.1494.
+456.14301372.1306.1248.1
216゜1156.1116. 930. 832゜8
00、 760. 678. 584゜プロトン核磁気
共鳴スペクトル (δppm in Acetone−da)1.08(
3H,t、J=7.3)。
1.80(2H,t−q、J =7.3,7.3)。
3.17(2H,t、J=7.3)。
3.85(3H,s)、6.15(11(、s)。
6.48(I H,s)。
7.20−8.20(IH,brs) 13.05(I H,s) マススペクトル 2 8 2(100,M+)、2 6 7(66)。
2 6 4(43)、2 5 2(l  l)、2 3
 9(27)。
2 2 5(35)、2 2 2(30)、2 1 0
(13)。
+  9 7(19)、+  8 1(26)、+  
6 7(26)。
153(19)、139(2,3)、f39(99)。
元素分析 理論値C,: 55.30.H:4.99実測値C:5
5.35.H:4.99 実施例3 +00dナス型フラスコに、実施例2で得た5゜7−シ
ヒドロキシー6−メトキンー2−プロピルチオクロモン
1.68gを入れ、クロロホルム45dに溶解し、水冷
下m−クロロ過安息香酸(90%)1.37gを少量ず
つ加えた後、室温で1時間撹拌した。反応液に水100
1d及び飽和亜硫酸水素ナトリウム水l−を加えた後、
クロロポルム抽出し、クロロホルム層を飽和炭酸水素ナ
トリウム、飽和食塩水でそれぞれ1回ずつ洗浄し、乾燥
し、溶媒を減圧留去し黄色固体(1,68g)を得た。
これをアセトン−n−ヘキサンから再結晶し、無色針状
晶の5,7−シヒドロキシー6−メトキシー2−プロピ
ルスルフィニルクロモン(融点155−159℃)1.
39gを得た(収率78.4%)。
紫外線吸収スペクトルλ二toH間 264.309、 紫外線吸収スペクトルλ七n’rm 244.285゜ 赤外線吸収スペクトルνニフ=α−1=3128.29
6B、2936.2870゜2B44,1654,16
24,1504゜1462.1410,1350,13
00゜1+82.1170,1096,1016゜84
6、 816. 774. 700゜570、 470
゜ プロトン核磁気共鳴スペクトル (δJ)pHin Acetone−da)1.08(
3H,t、J=7.3)。
1.55−2.  鳳  0(2H,m)。
2.9 5−3.4 0(2H,m)。
3.87(3H,S)、6’、56(IH,s)6.6
 3(l  H,s) 9.3 5−9.5 5(l  H,br)。
1 2.6 6(11−1,s)。
マススペクトル 298(96,M’)、282(29)。
267(21)、256(100)、24  J(74
)23 g(68)、225(15)、2 1 3(1
5)。
20 9(24)、20 6(29)、l  8 1 
(39)。
1 6 7(20)、1 53(13)、1 3 9(
17)。
69(73)。
元素分計 理論値C:52.34.H:4.73 実測値C:52.36.H:4.72 次に、遮光した1007dナス型フラスコに5゜7−シ
ヒドロキシー6−メトキシー2−プロピルスルフィニル
クロモン1.39gおよび4−アミノフェノール2.8
3gを入れ、無水ジメチルホルムアミド(DMF)15
7dに溶解し室温で終夜撹拌した。
この反応液を氷水にあけ10分間撹拌し、析出する不溶
物を濾取、乾燥し、薄茶色固体(1,45g)を得た。
これをメタノールから再結晶し、無色微針状晶の5.7
−シヒドロキシー2−(4’−ヒドロキシアニリノ)−
6−メドキシクロモン(融点270−275℃)1.3
3gを得た(収率90.“3%)。
紫外線吸収スペクトルλ二a2Hrm 246.320゜ 紫外線吸収スペクトルλ二:’n”n1l1237.2
78゜ 赤外線吸収スペクトルνWas tiM −”3492
.3244,1650,1620゜1538.1516
,1488,1456゜1410.1368,1246
,1170゜1104.1082,1010. 970
゜838、 806. 752、696゜554゜ プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDaOD) 3.84(3H,s)、5.23(11−1,s)。
6.31(I H,s)。
6.84(21−1,d、J=8.8)。
7.13(2H,d、J =8.8)。
マススペクトル 3 1 5(100,M”)、300(52)。
297(55)、285(9)、272(20)。
254(4)、183(5)、167(8)。
1 53(10)、+  39(l  I)、1 34
(52)。
1 07(I  O)、93(6)、65(7)、ハイ
マススペクトル 理論値:315.0743 実測値:315.0758 実施例4 200−ナス型フラスコに実施例3で得た5゜7−シヒ
ドロキシー2−(4’−ヒドロキシアニリノ)6−メド
キシクOモンI 、 Og、 N a、 x−ジーL−
B OC−L−リジン3.03g、DCCI 、96g
およびDMAP  0.23gを入れ、窒素ガスで置臭
した後、無水塩化メチレン50−を加え室温で終夜撹拌
した。この反応液を減圧留去した後、酢酸エチルを加え
不溶物を濾過して除き、次いで濾液を5%塩酸、水及び
飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、溶媒を減圧留去し白色固
体を得た。この白色固体をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル、230−400メツシュ;メタ
ノール:クロロホルムエ1 : 20 ; 0.3に9
/αりに付し、70−ずつ分取し5番目から8番目のフ
ラクションを合併し、無色固体の7−N、、、−ノーt
 −BOC−L ・−リジニロキシ−2−(4°”’N
at−ジーt−BOC−L−リジニロキシアニリノ)−
5−ヒドロキシ−6−メドキシクロモン(融点96−9
8)1.52gを得た(収率49.5%)。
赤外線吸収スペクトルシ七:α−1= 3356.2976.2936,2868゜1770.
170B、+510.1456゜1368.1252,
1164.1076゜1016、   862.   
778  、プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CD5OD) 1.1 0−2.20(f  2H,m)。
1.43(18H,s)、1.47(181−1,s)
3.10(4H,m)、3.80(3H,s)。
4.15−4.40(2H,m)。
5.52(I H,brs)、6.70(L H,br
s)。
7  .2  0  (2H、m)、7 .4  0 
 (2+−1、m)。
マススペクトル 972(M+1) 次に100dナス型フラスコに7−Nよ9、−ジーt−
BOC−L−リジニロキシー2−(4’ −N 、、、
−ジーを−BOC−L−リジニロキシアニリノ)−5−
ヒドロキシ6−メドキシクロモン16gを入れ、無水塩
化メチレン!6R1に溶解させた後、ボンベから塩酸ガ
スをバブリングさせ、次いで室温で10分間撹拌した。
この反応液中の不溶物を濾取し、乾燥し、黄白色固体の
5−ヒドロキシ−7−L−リジニロキシ−2−(4°−
L−リジニロキシアニリノ)−6−メドキシクロモン(
融点185−190℃)68819を得た(収率80.
4%)。
赤外線吸収スペクトルνHIGHα−1:3420.2
940.17+38.1618゜1566.1504,
1456,1396゜1288.1198.1166.
1074゜1012、 822゜ プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in DMSO−da) 1.64 (8H、m)、2.02 (4H、m)。
2.82(4H,m)、3.80(3H,s)。
4.28(2H,m)、5.58(l H,s)。
6.98(I H,s)。
7.3  2(2H,d、J   =8.8Hz)。
7.52(21−1,d、J=8.8Hz)。
8.10 (4H、m)、8.98 (4H、m)。
11.02(I H,s)。
マススペクトル 537(M+1)、716(M+1+48C1)実施例
5 ■コーンスターチ      449 ■結晶セルロース      409 ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      o、59■ステアリン酸
マグネシウム 0.59実施例1で た 合物   1
0 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打鍵機にて
圧縮成型して一錠20019の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例Iで得た化合物2゜zgが含
存されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服用
する。
実施例6 実施例7 ■結晶セルロース     84.5g■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキシメチル セルロースカルシウム    59 実施 2で た化合物   109 計     1009 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打鍵機にて圧縮成型して一部2 Q O19
の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例2で得た化合物20句が含有
されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服用す
る。
■結晶セルロース     49.59■lO%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液 359 ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■ステアリン酸マグネンウム 0.59■実施例3で得
た化合物   109 計     1009 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねっ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打錠機にて圧縮成
型して一部200 R9の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例3で得た化合物20R9が含
有されており、成人1日5〜20錠を数回にわけて服用
する。
実施例8 ■コーンスターチ       849■ステアリン酸
マグネシウム 0.5g■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.59■実施例4で得
た化合物   109 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤1gには、実施例4で得た化合物tooxy
が含有されており、成人1日1〜10gを数回にわけて
服用する。
実施例9 ■結晶セルロース      559 ■10%ヒドロキソプロピル セルロースエタノール溶液35g 実施例1で た化合物   IO 計      100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押12出し造粒機により造粒後、乾燥し、篩別して顆
粒剤を得た。
この顆粒剤19には、実施例1で得た化合物100 R
9が含有されており、成人1日1〜4gを数回にわけて
服用する。
実施例10 ■コーンスターチ     89.59■軽質無水ケイ
酸      0.5g■実施例2で得た化合物   
109 計     1007 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200 R
9を2号カプセルに充填した。
このカプセル剤Iカプセルには、実施例2で得た化合物
20R9が含有されており、成人1日5〜20カプセル
を数回にわけて服用する。
実施例11 ■注射用蒸留水      89:59■大豆7III
5g ■大豆リン脂質       2・59■グリセリン 
        29 ■実施例Iで得た化合物    ■9 全量       100g 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼  I (式中、R_1は水素またはリジニル基を示し、R_2
    はヒドロキシフェニルチオ基、メチルチオ基、エチルチ
    オ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、メチルスルフィ
    ニル基、エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニル
    基、ブチルスルフィニル基、ヒドロキシアニリノ基、4
    ’−L−リジニロキシアニリノ基を示す。) で表されるクロモン誘導体。
  2. (2)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼  I (式中、R_1は水素またはリジニル基を示し、R_2
    はヒドロキシフェニルチオ基、メチルチオ基、エチルチ
    オ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、メチルスルフィ
    ニル基、エチルスルフィニル基、プロピルスルフィニル
    基、ブチルスルフィニル基、ヒドロキシアニリノ基、4
    ’−L−リジニロキシアニリノ基を示す。) で表されるクロモン誘導体またはキャピラリシンを有効
    成分とする抗腫瘍剤。
  3. (3)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼ II  (式中、A_1は同一または異なって水素、水酸基また
    は低級アルコキシ基を示し、A_2はヒドロキシフェニ
    ル基または低級アルキル基を示す。)で表される化合物
    に、下記式III A_3SH III (式中、A_3はヒドロキシフェニル基または低級アル
    キル基を示す。) で表される化合物を作用させて下記式IV ▲数式、化学式、表等があります▼ IV (式中、A_1およびA_2は上記と同意義を示す。)
    で表されるクロモン誘導体を得ることを特徴とするクロ
    モン誘導体の製造方法。
JP32206688A 1988-12-22 1988-12-22 クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤 Pending JPH02169586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32206688A JPH02169586A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32206688A JPH02169586A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02169586A true JPH02169586A (ja) 1990-06-29

Family

ID=18139537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32206688A Pending JPH02169586A (ja) 1988-12-22 1988-12-22 クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02169586A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0516860A1 (en) * 1990-11-30 1992-12-09 TSUMURA & CO. Chromone derivative and aldose reductase inhibitor containing the same as active ingredient
US5521216A (en) * 1992-05-27 1996-05-28 Tsumura & Co. Chromone derivative, and aldose reductase inhibitor comprising said compound as active ingredient
KR100451813B1 (ko) * 2000-08-08 2004-10-08 주식회사 진생사이언스 신규한 미백 활성 물질

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0516860A1 (en) * 1990-11-30 1992-12-09 TSUMURA & CO. Chromone derivative and aldose reductase inhibitor containing the same as active ingredient
US5455267A (en) * 1990-11-30 1995-10-03 Tsumura & Co. Chromone derivative, and aldose reductase inhibitor comprising said compound as active component
US5627204A (en) * 1990-11-30 1997-05-06 Tsumura & Company Chromone derivative, and aldose reductase inhibitor comprising said compound as active component
US5675023A (en) * 1990-11-30 1997-10-07 Tsumura & Co. Chromone derivative, and aldose reductase inhibitor comprising said compound as active component
US5521216A (en) * 1992-05-27 1996-05-28 Tsumura & Co. Chromone derivative, and aldose reductase inhibitor comprising said compound as active ingredient
KR100451813B1 (ko) * 2000-08-08 2004-10-08 주식회사 진생사이언스 신규한 미백 활성 물질

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0202589B1 (en) Pharmaceutical compositions containing ascorbic acid derivatives
Sepúlveda et al. Gastroprotective and cytotoxic effect of dehydroabietic acid derivatives
CN113336705B (zh) 一种大麻二酚-2-咪唑-1-甲酸酯及其应用
CN110964078B (zh) 具有抗肺癌作用的常春藤皂苷元类化合物h-x及其制备方法和应用
JP2515556B2 (ja) ヒドロキシブテノライド誘導体およびその製造法
CA2186654A1 (en) Phosphoric diester
JPH02169586A (ja) クロモン誘導体、該クロモン誘導体の製造方法およびクロモン誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤
EP2692724B1 (en) Chiral 3-hydroxypyrid-4-one derivative, and synthesis and use thereof
CN110372614B (zh) 一种四氢喹喔啉类化合物及制备方法与应用
JPH0368515A (ja) 抗アレルギー剤
US4696941A (en) 1,8-diacyloxy-10-acylanthrones
JPH0368517A (ja) アルドースリダクターゼ阻害剤
JPH04139179A (ja) キサントン類を有効成分とするアルドースリダクターゼ阻害剤
WO2005037841A1 (fr) Concentricolide et ses derives, preparation associee et compositions pharmaceutiques contenant celui-ci et utilisations correspondantes
JPH04139180A (ja) 新規キサントン類および該キサントン類を有効成分とするアルドースリダクターゼ阻害剤
JPH02243627A (ja) 狭心症治療薬
JP7457033B2 (ja) アルドース還元酵素阻害剤の塩、及びその製造方法と使用
JPH0240323A (ja) 免疫抑制剤
JPH0285211A (ja) 新規フェネチルアルコール配糖体および免疫抑制剤
JPH032183A (ja) ビスベンジルイソキノリン誘導体
JPH02145574A (ja) ジテルペンアルカロイド類を有効成分とする血液粘度低下剤
CN108456179B (zh) 具有神经保护作用的化合物tva-x及其制备方法和应用
JPH04159225A (ja) アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
JPH01175933A (ja) 肝障害改善剤
US2985557A (en) Thiolpropionate compositions