JPH02169236A - 複合材とその製造方法 - Google Patents

複合材とその製造方法

Info

Publication number
JPH02169236A
JPH02169236A JP63322139A JP32213988A JPH02169236A JP H02169236 A JPH02169236 A JP H02169236A JP 63322139 A JP63322139 A JP 63322139A JP 32213988 A JP32213988 A JP 32213988A JP H02169236 A JPH02169236 A JP H02169236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
synthetic
web layer
composite
fiber web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63322139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2676859B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Yamaguchi
嘉一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP63322139A priority Critical patent/JP2676859B2/ja
Publication of JPH02169236A publication Critical patent/JPH02169236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2676859B2 publication Critical patent/JP2676859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸音特性、断熱特性の優れた複合材に関する
ものであり、更に詳細には自動車、建榮物等の内装材、
構造物の表面村等に適する複合材とその製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年の自動車工業の技術の発展及び競争の漁化は、その
内装材に対しても、商品性能の向上、高級感化2製造、
加工工程の合理化、又、取付1組立て工程の合理化等に
絶え間ない改善の要求をなすに至っている。
即ち、自動車等の内装材、特にヘッドライニングにおい
て、従来極めて多く用いられていたP■Cレザーの所謂
ワイヤ釣天井は原料費が安いが、1’) V Cレザー
独特のベタツキや吸音特性、断熱特性に劣ること並びに
取付け1組立て工程に手数がかかること等、欠陥が多く
、軽くて風合、美観に優れ、吸音特性、断熱特性の優秀
なヘッドライニングの出現が期待されるに至っている。
一方、反毛品に樹脂を含浸させた所謂レジンフェルトや
ダンボール紙を基材とし、その上面に起毛ニットや不織
布等を張り合おせたヘッドライニングも公知であるが、
これらは製造、加工工程の工数が多いこと、前者におい
ては充分な軽量化が行えないこと、後者においては成形
性、賦形性、降雨時等の湿潤時の形態保持性に難点があ
る等問題があり、コスト競合力のある一体成形自動車内
装材を与えるには至っていない。
また、建築物の内装材、構造物の表面材等は。
その製造にシート成形工程と繊維層等の支持部材の成形
工程との二工程を要し、更に表面模様等のエンボス加工
の熱圧縮成形工程が別工程となり。
加工に時間と経費がかかるという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこれらの問題点を解消するものであり。
製造、加工工程が合理化され、又、取付け、組立て工程
が合理化されたコスト競争力に優れ、かつ皮革様外観と
ともに繊維調をも保持した、風合、美観に優れ、吸音特
性、断熱特性の優秀な1SJ、合材、特に自動車等の内
装材、パッドライニング(天井材)、建築物の内装材、
構造物の表面材に適する複合材とその製造方法を提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために1合成長繊維ウェブ
層と、複合繊維ウェブJf’/又は腹合短繊維と合成短
繊維とからなる混紡ウェブ層とを交絡−体化した表面部
材と、不織ウェブに合成樹脂初期縮合物を含浸又は散布
し乾燥させた補強部材とを一体成型して構成した複合材
、及び合成長繊維ウェブ層と、複合繊維ウェブ層又は複
合短繊維と合成短繊維とからなる混紡ウェブ層とを交絡
一体化した表面部材と、不織ウェブに合成樹脂初期縮合
物を含浸又は散布乾燥させた補強部材とを接着材層を介
して一体成形して構成した複合材、及び合成長繊維ウェ
ブ層の上面に、複合繊維ウェブJeJ又は複合短a維と
合成短繊維とからなる混紡ウェブ/dを積IL、ニード
ルパンチング又はウォータージェット交絡法により交絡
し一体化した不1a (u 1mからなる表面部材を形
成し、ついで該表面部材の下面に、不織ウェブに合成樹
脂初期縮合物を含浸又は散布乾燥させた補強部材を、接
、a材層を介して又は介さずに積層して加熱圧縮成形し
たことを特徴とする複合材の製造方法に構成するもので
ある。
ここでウォータージェノ1−交銘法とは1例えばNon
wovens  world  3  No、2.p、
62〜6B(March  1988)にも紹介されて
いる第1図に示すように、高圧水噴出装置(11)から
高圧線噴出流を不織ウェブ(\V)に噴射し、ウェブ構
成繊維を交絡させ、吸引ボックス(12)より噴出水流
を吸引し、ついで乾燥機(13)でウェブを乾燥し1巻
取機で巻きとる方法である。
本発明において、好適には、第2図に示すように、長繊
維からなる合成繊維であって、好ましくは100g#+
7〜2,000 g /イの合成rc繊繊維ウジ1層1
)の上面に、該合成繊維構成成分ポリマーより30°C
以上低い融点を有するポリマーと、詠合成繊維構成成分
ポリマーより30℃以上高い融点を有するポリマーより
なる複合pi維ウつブ暦(2)あるいはty合合繊繊維
その構成成分の低融点成分より30℃以上高い融点を有
する合成短繊維との10010〜20/110の混紡率
を有する混紡ウェブ層(3)のいずれかの、好ましくは
40g/rrl’〜200g/n(のウェブ層を積層し
第3図に示すように、合成長繊維ウェブ層(1)と、複
合繊維ウェブ層(2)又は混紡ウェブ層(3)とをニー
ドルパンチング又はウォータージェット交絡法により交
絡し一体化された不織布層(4)の下面に、第4図に示
すように、好ましくは150g/ %〜lo00g/n
?の不織ウェブにフェノールフォルマリン4m1li、
尿素フォルマリン樹脂、メラミンフォルマリン樹脂ある
いはエポキシ樹脂等の初期縮合物を樹脂含有率で20〜
100%含浸又は散布付与させて乾燥させた、所謂プレ
プレグ品(5)を積層した構造体、あるいは不織布層(
4)とプレプレグ品(5)間の接着を強固にするために
、第5図に示すように不織布層(4)の中の合成長繊維
ウェブ層(1)の合成繊維構成成分ポリマーより50℃
以上低い融点を有するホットメルト接着材フィルム(6
)を介在積層させるか。
または第6図に示すように、前記不織布層(4)中の合
成長繊維ウェブN(1)の下面に、該合成繊維構成酸り
)ポリマーより50℃以上低い融点を有するポリマーと
、この低融点繊維より50℃以上高い融点を有するポリ
マーよりなる複合繊維ウェブ層(7)、あるいは第7図
に示すように、不織布N(4)の該合成繊維より50℃
以上低い融点を有する合成繊維よりなるウェブ層(8)
を積層し、第8図に示すように、前記不織布M(4)と
ともにニードルパンチにより一体化した不織布層(9)
の下面に、フェノールフォルマリン樹脂、尿素フォルマ
リン樹脂。
メラミンフォルマリン樹脂或はエポキシ樹脂等の初期縮
合物を樹脂含有率で20〜100%含浸又は散布付与さ
せて乾燥させた。所謂プレプレグ品(5)を積層した構
造体は、きわめて圧縮成形性がよく、所WJ深絞りにも
対応可能であり、また熱圧縮成形を行うことによりこれ
ら不織ウェブに、フェノールフォルマリン樹脂、尿素フ
ォルマリン樹脂、メラミンフォルマリン樹脂あるいはエ
ポキシ樹脂等の初期縮合物を含浸又は散布付与させて乾
燥させた、所謂プレプレグ品が硬化するため、充分な硬
度、剛性と形態保持性が確保される。
更に合成長繊維ウェブffi (1)の上面に、複合繊
維ウェブ層(2)あるいは複合短繊維と該複合短繊維の
低融点成分より30℃以上高い融点を有する合成短繊維
との10010〜20/80の混紡率を有する混紡ウェ
ブ層(3)を積層配置せしめ、ニードルパンチング又は
ウォータージェット交絡法により一体化した不織布p!
J(=1)を構成させるが、この表層の複合繊維ウェブ
層(2)又は混紡ウェブ層(3)は、熱圧縮成型により
、複合短繊維の低融点成分が軟化流動し構成組織の接着
緻密化が行われ、繊維調を保持しながらも強靭な皮革の
スキン層に相当する被膜を形成し、複合繊維を形成する
素材ポリマーの選定と、圧縮成形金型の表面形状の選定
により任、σの風合、性状及び形状の天然皮革様の複合
材に仕上げることが出来る。
即ち、より具体的に説明すると、複合繊維ウェブ層(2
)、混紡ウェブ層(3)の構成素材並びに熱圧縮成形条
件を選定すること、又、熱圧縮成形用金型のエンボス模
様を選定する事により、複合材の表面状態、風合をより
繊維調にも天然皮不調にも調整でき、また腹合繊維ウェ
ブ層(2)、混紡ウェブ層(3)の構成R雑の色調を選
定することにより、容易に複合材に要求される、色調に
対応することができ、例えば自動車工業、住宅産業等に
おいて要求される。 Just in timeの即応
体制への適合性も高い内装材等の複合材を高効率、高生
産性で生産することが出来るのである。
そして本発明の方法によれば、従来の一体成形内装材の
製造、加工工程と異なり、従来法のように形態保持用ベ
ース基材を先ず成形してから、その上に表皮材を貼り付
けるような方法を取らず、1シヨツトで圧縮成形を行う
ため、加工工程が少なくコスト競合力に優れるのは勿論
のこと、加工工数が少ないため、納期、在庫滞留時間等
においても理想的状況を約束する。
本発明の組織構成体は、緻密な圧縮状態にある皮革のス
キン層に該当する複合繊維ウェブ層(2)又は混紡ウェ
ブ層(3)を最上層とし、ついで圧密された合成長繊維
ウェブ層(1)、最下層に合成繊維よりなる不織ウェブ
に、フェノールフォルマリン樹脂、尿素フォルマリン樹
脂、メラミンフォルマリン樹脂或はエポキシ樹脂の初期
縮合物を含浸させて乾燥させた、所謂プレプレグ品(5
)の硬化層より構成されるので、曲げ剛性、引張り強力
等、力学性能に優れ、背後空気15を適切に選定し設け
れば、きわめて優秀な吸音特性と断熱特性を有する。
本発明の合成長繊維ウェブ層(+)は、所謂スパンボン
ド法により製造供給することがより好ましいが、他の長
繊維不織布製造法によることも何等差し支えない。
そしてその構成11には、汎用のポリエステル(ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンチレフタレ−1〜
等)及びそのコーポリマー、ポリアマイド(ナイロン6
6等)及びそのコーポリマー、ポリプロピレン等が好適
であるが、汎用合成繊維であればいずれでもよい。
次いで複合繊維ウェブ層(2)、混紡ウェブ層(3)を
構成する複合繊維は、例えば短繊維不織布のサーマルボ
ンドプロセス用として市販される複合繊維でもよく、例
えばシースコアータイプ(鞘/芯型)のポリエチレン/
ポリプロピレン、ナイロン6/ナイロン66、ポリブチ
レンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート等で
もよいが、上記例で芯部がナイロン6のとき、鞘部は各
種コーポリアマイドの複合繊維が、又、芯部がポリエチ
レンテレフタレートのとき、鞘部が各種コーポリエステ
ルの複合繊維が適用されるのは当然のことである。
又サイドバイサイドタイプの複合繊維も使用可能である
ことは当然である。
そして複合繊維ウェブJPj(2)は所謂スパンボンド
法により製造することも可能である。
複合繊維の素材選定は、製品の外観、風合及び熱圧縮条
件に基づいて行われる。
即ち、ソフトな風合を望むときはナイロン系が望ましく
、熱圧縮成形の条件が厳しいときは、ポリエステル系、
あるいはナイロン系の複合繊維で鞘部のコーポリマーも
比較的融点の高いものを選定すればよい。
混紡ウェブ層(3)における複合繊維と該複合繊維より
30℃以上融点の高い合成繊維との混紡比率の選定は製
品の表皮層に要求する、風合、wt密性等より選定すれ
ばよい。
ついで熱圧1縮成形における圧密の程度の設定は、得ら
れる複合材が所定の形状に成形され最高の吸音特性、断
熱特性、剛性を発揮しろるように、熱圧縮成形の温度、
圧力、圧縮時間等の諸条件を選定して決定すればよいが
、成形品の見掛は密度設定の支配的要因は熱圧縮成形金
型のスペーサ設定にある。
一般に不織布FmC4)の見掛は密度は0.2〜0.6
 g /dの範囲が好ましく、実施条件に応じて実験結
果より選定される。
なお、ニードルパンチング又はウォータージェット交絡
法により一体化される合成長繊維ウェブ層(1)と複合
繊維ウェブRjJ(2)又は混紡ウェブ層(3)よりな
る不織布層(4)の下面に積層する所謂プレプレグ品(
5)に代えて、反毛フェルトにフェノールフォルマリン
樹脂、尿素フォルマリン樹脂、メラミン樹脂又はエポキ
シ樹脂の初期綿な物を樹脂含有率で20〜100%噴霧
散布させ付与したもの又は含浸させて乾燥させた。所謂
レジンフェルトを用いてもよい。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
〔実 施 例 1〕 鞘成分(sheaLh)がTPA/IPA=55/ 4
5よりなり130℃の融点を有するコーポリエステル2
5%と、PIETよりなる芯成分(core)75%に
て構成される、化グレーにpigmentで原着された
偏芯5heath−core typeのカット長45
wr、3denierの捲縮発現性W合繊維25部と、
同じくカンミル長45tI口、3denierの化グレ
ーにpig+nentで原着されたPET短繊維75部
を混合し、定法どおりの不織ウェブ製造法により、f!
5造した目付け100 e、ハdの混紡ウェブ層(3)
と5周知の(例。
特公昭53−3242・1号公報)スパンボンドプロセ
スによりIsされた4denierのPETフィラメン
トよりなる250g/ rri’のランダムループ組織
のスパンボンドウェブff1(1)を積層し、オルガン
社製のニードルF・“I’D−4−403を用いニード
リング深さ12 un 、ニードリング密度18ON/
 aJでニードリングを行い不織布/[(4)を得た。
一方、 300g/ rn’のランダムループ組織のス
パンボンド不織ウェブにPr1ofsn Aに−10(
大日本インキ製造phenol−forimaline
 resin初期縮合物52%溶液)を−ethano
lにて希釈しスパンボンド不織ウェブに固形分付着量が
プレプレグ製品に対して40%になるように含浸し乾燥
して所謂プレプレグ品(5)を得た。
不織布層(4)とプレプレグ品(5)を積層し、皮革様
パターンが彫刻され、180℃に加熱昇温された複合材
成形用金型に、混紡ウェブ層(3)が金型の彫刻を施し
た面側に来るように置き、クリアランス3 m 、温度
180℃で30secプレス成型することにより、設定
した成形型に忠実な形状を有する成形物を得た。
得られた製品は不織布層(4)とプレプレグ品(5)間
に接着剤を介在させていないが両層間の接着は充分に高
く容易に剥離しない。
得られた製品の代表的物性は下記のとおりであり、きわ
めて成形能に富み、深い成形物も高い忠実性をもち成形
できる。
表面テーパー摩耗=           5級耐光性
(変褪色)フェードメータ83℃X 200hr、 :
4〜5級 曲げ剛性率(JIS−に−7203) :      
lL、9Kg/an吸音特性:           
 第9図参照保温断熱性(JIS−L−1096) :
       61%また、従来のニードルパンチング
に代り、ウォータージェット交絡法によりウェブ層を交
絡することができる6例えば、実施例において、Fr’
D−1−405のニードルを用いたニードリング深さ1
2餠、ニードリング密度180/aJに相当する交絡を
、第1図に示すような装置を用い、ウェブ層を100メ
ツシユの金網に載せ、0,1mのオリフィスをl■ピッ
チに配した高圧水噴出装置(11)で高圧相噴出流を上
面から噴射し、ついで下面から噴射するように配にし、
ノズル背圧1500psiで噴射させ、20Il/分の
加工速度で交絡処理を行うことにより高い生産性を得た
[実 施 例 2] 実施例1において、表皮層を形成する混紡ウェブ層(3
)の組成と、構成組織、保温断熱性5吸音特性、成形性
能等の多(を分担する基体となるランダムループ組織の
スパンボンドウェブJfl(1)の目付けを変更し、製
品の剛性その他機械的性能。
賦形性等を支配するプレプレグ品を実施例1と同一にし
て不織布ft1c4)の性状、目付けの効果を検討した
例が下記の結果である。
[実施例3] 実施例1の例において、不織布層(4)を実施例1どお
りに固定し、プレプレグ品製造のための基体となるスパ
ンボンドウェブの日付けを変更し。
スパンボンドウェブに含浸せしめる重縮合性樹脂の種類
並びに樹脂付着量(プレプレグ市内に占める樹脂成分含
有率)を変え、その効果を検討した結果が下記の結果で
ある。
[註] 1、熱圧縮成形は全てクリアランス3on、73度18
0°C,30sec、で行なった。
2、実験対象品は全て熱圧縮成形にて不織布層(4)と
プレプレグ品(5)間の接着が強固に行われ、何らこの
両層の接着に対し接着剤等の使用を必要としない。
[註] 1、熱圧縮成形は全てクリアランス3am、温度180
’C,30sec、で行った。
2、上表で◎は優、0は良、Δは可である。
3、!X形性評価に於いてΔ印を付した条件の物は賦形
性に劣るのみならず、不織布層(4)とプレプレグ重量
の接着も不を分であった。
〔実 施 例 4コ 実施例1の例において、不織布層(4)は実施例1と同
一の物を用いてプレプレグ品(5)の代りに市販の所謂
レジンフェルト、即ち、天然繊維製品、合成繊維製品、
ガラス繊維等の反毛フェルトにフェノールフォルマリン
樹脂初期縮合物のパウダーを混入付与するか、或は該初
期縮合物溶液をスプレーし、乾燥したフェルトの1Kg
/n/品を積層し皮革様パターンが彫刻され、180℃
に加熱昇温された複合材成形用金型に、混紡ウェブ層(
3)が金型の彫刻を施した面側に来るように置き、クリ
アランス3 、5 m 、温度180℃で30secプ
レス成形することにより、設定した成形型に忠実な形状
を有する成形物を得た。
得られた製品は不織布Rii<4)とレジンフェルト間
に接着剤を介在させていないが1両層間の接着は充分に
高く容易に剥離しない。
得られた製品の代表的物性は下記の通りでありきわめて
成形能に富み、深い成形物も高い忠実性をもち成形でき
る。
表Wiテーパーパ受耗(JIS−1096)二    
   5級耐光性(変褪色)フェードメーター80℃X
 200hr、 74〜5級 曲げ剛性率(JIS−に−7203) :      
 7,9Kg/an+’保温断熱性(JIS−L−10
96) :        67%[実施例5] 実施例1の例において、不織布層(4)とプレプレグ品
(5)間の接着強力をより一層強固にする目的で不織布
層(4)を形成するスパンボンド不織ウェブ(1)の下
側に、鞘成分(sheath)がTPA/ IPA :
 55/45よりなり1.30℃の融点を有するコーポ
リエステル25%と、PETよりなる芯成分(core
)75%にて構成される、偏芯5heath−core
 t−ypeのカット長45 ttm 。
3denierの捲縮発現性複合繊維よりなる40g/
atの複合繊維ウェブJrj<1)を置き、オルガン社
製の二ドルFPD−1−4O3を用いニードリング深さ
12nn、ニードリング密度18ON/aJでニードリ
ングを行い不織布層(9)を得た。
かくして得られた不織布層(9)を複合繊維ウェブ層(
7)を下側にし、その下部にプレプレグ品(5)を置い
て積im t、、 、皮革様パターンが彫刻され、18
0℃に加熱昇温された複合材成形用金型に、混紡ウエブ
ノ1り(3)が金型の彫刻を施した面側に来るように置
き、クリアランス3+nm、温度180℃で30sec
 /レス成形することにより、設定した成形型に忠実な
形状を有する成形物を得た、 得られた製品は不織布層(9)とプレプレグ品(5)の
熱硬化物間の接着がきわめて強固になっており。
最早不織布層の脆性破壊なしでは剥9i不可能な状態と
なっていた。
製品物性は実施例1と同一であった。
[実施例6〕 実1IIi例5における複合繊維ウェブm (7)の代
りにethylene/vinyl acetate 
copolymar(85/15)よりなるHさ40μ
のフィルム(市販品)を用いた成形加工製品も実施例5
と同様な結果を示した。
(発明の効果〕 本発明は下記のように構成したから、合成長繊維ウェブ
層(1)と、複合繊維ウェブ層(2)又は混紡ウェブ層
(3)よりなる不織布層(4)と合成繊維よりなる不織
ウェブに、フェノールフォルマリン樹脂。
尿素フォルマリン樹脂、メラミンフォルマリン樹脂或は
エポキシ樹脂の初期縮合物を含浸させて乾燥させた、所
謂プレプレグ品の積層体又は反毛不織ウェブに合成vA
脂を含浸乾燥又は散布させた所謂レジンフェルト積層体
はニードルパンチング又はウォータージェット交絡法に
よる交絡が唯一の変形抵抗要素であり、且つウェブ層(
1)は合成繊維の長繊維よりなるため、短繊維よりなる
ウェブ層のように、変形時に繊維のす抜けによる変形歪
の集中が生ぜず、長繊維の交轄によりウェブR4が形成
されるため、変形とともに応力が適度に増大し変形歪の
分散、均等化が行われ、また変形許容量が大きいため均
等な所望の成形を容易に行うことができる。
そして複合繊維ウェブ層(2)または混紡ウェブ層(3
)は、この熱圧縮成形時に金型に接し圧密を受けるため
、複合繊維の低融点成分が軟化流動し緻密な表皮層を形
成するが、この際金型面の表面状態を忠実に転写できる
ため、この成形時に同時に任意の表面形状を付与できて
、従来のようにEm−bossingにより皮革様形状
を与えたシートを貼り付けるような別工程を要せず、き
わめて合理的に高忠実度の皮革様成型体が一段加工で製
造することができる。
このようにして得られる成形体は、それ自体でも優れた
吸音特性、断熱特性を有するものであるが、その取付に
おける背後空気層の選定によっては更にその効力を倍加
することが可能である。
即ち1本発明により得られる複合材は、好適には見掛は
密度0.2〜0.6g/−の多孔質材料であり。
しかも密度勾配を有する材料であるため、極めて吸音特
性に優れたものであるが、その効力を最高に発揮させる
ためには、その材質、構成形態、見掛は密度に応じて背
後空気層との組み合わせに対し固有の吸音特性(吸音率
〜周波数Re1ationship)が存在するためこ
の関係を実験的に確認して、使用する環境条件における
発生音の所望の周波数領域の騒音を最も効果的に吸音し
うる条件を選定することにより、従来にない高効率、ハ
イレベルの吸音効果を発揮させることができる。
断熱特性においても同様である。即ち1合成繊維不織布
層からなる表面部材と合成繊維不織ウェブに熱硬化性合
成樹脂を含浸乾燥させた補強部材とからなるので、特に
背後空気層を保たしめて装着することによりプレプレグ
層と天井間又は壁面間に形成される空気層も断熱層とし
て挙動し、室内空間の温度上昇を防止することができる
上記のように1本発明は、自動車等の内装材、天井材に
使用できるのみならず、建築物の内装材。
構造物の表面材等にも広く適用できるものであり、特許
請求の範囲に記載された構成の範囲で用途の変更、構成
の改変、変更が可能であることは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はウォータージ
ェット交絡装置の概略図、第2図は本発明の複合材を製
造する第1段階における第1実施例の積層構成を示す断
面説明図、第3図は第2図における複合材を製造する第
2段階の第1実施例の不織布を示す断面説明図、第4図
は本発明の複合材の第1実施例の構成を示す断面説明図
、第5図は本発明の複合材の第2実施例の構成を示す断
面説明図、第6図は本発明の第3実施例における複合材
を製造する第5Wの接着剤に代る第2実施例の積JP[
成を示す断面説明図、第7[Aは本発明の複合材を製造
する第5図における更に他の実施例の積層構成を示す断
面説明図、第8図は本発明の複合材の第3実施例の構成
を示す断面説明図。 第9図は本発明の複合材の吸音特性図である。 1:合成長繊維ウェブ層 2:複合繊維ウェブ層3:混
紡ウェブ層    4:不織布層5:ブレプレク品  
6:ホン1〜メルモィルム          7:複
合繊維ウェブMj8:合成繊維つェブ層  9:不織布
1d11:高圧水噴出装置  12:吸引ボックス13
:乾燥機       14二巻取機第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 賃稜9弧51 (:モ= 中IC閏璋嵜欠 (Hz )

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成長繊維ウェブ層と、複合繊維ウェブ層又は複
    合短繊維と合成短繊維とからなる混紡ウェブ層とを交絡
    し一体化した表面部材と、不織ウェブに合成樹詣初期縮
    合物を含浸又は散布付与し乾燥させた補強部材とを一体
    成形して構成したことを特徴とする複合材。
  2. (2)合成長繊維ウェブ層と、複合繊維ウェブ層又は複
    合短繊維と合成短繊維とからなる混紡ウェブ層とを交絡
    し一体化した表面部材と、不織ウェブに合成樹脂初期縮
    合物を含浸又は散布付与し乾燥させた補強部材とを接着
    材層を介して一体成形して構成したことを特徴とする複
    合材。
  3. (3)合成長繊維ウェブ層の上面に、複合繊維ウェブ層
    又は複合短繊維と合成短繊維とからなる混紡ウェブ層を
    積層し、ニードルパンチング又はウォータージェット交
    絡法により交絡し一体化した不織布層からなる表面部材
    を形成し、該表面部材の下面に、不織ウェブに合成樹脂
    初期縮合物を含浸又は散布付与し乾燥させた補強部材を
    積層して加熱圧縮成形したことを特徴とする複合材の製
    造方法。
  4. (4)合成長繊維ウェブ層の上面に、複合繊維ウェブ層
    又は複合短繊維と合成短繊維とからなる混紡ウェブ層を
    積層し、ニードルパンチング又はウォータージェット交
    絡法により交絡し一体化した不織布層からなる表面部材
    を形成し、該表面部材の下面に、接着材を接着し、つい
    で該接着材に、不織ウェブに合成樹脂初期縮合物を含浸
    又は散布付与し乾燥させた補強部材を積層して加熱圧縮
    成形したことを特徴とする複合材の製造方法。
JP63322139A 1988-12-22 1988-12-22 複合材とその製造方法 Expired - Fee Related JP2676859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63322139A JP2676859B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 複合材とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63322139A JP2676859B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 複合材とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02169236A true JPH02169236A (ja) 1990-06-29
JP2676859B2 JP2676859B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=18140364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63322139A Expired - Fee Related JP2676859B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 複合材とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2676859B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649762A (ja) * 1992-06-03 1994-02-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 複合不織布
JP6073005B1 (ja) * 2016-05-12 2017-02-01 三菱電機株式会社 真空断熱材および真空断熱材の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649762A (ja) * 1992-06-03 1994-02-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 複合不織布
JP6073005B1 (ja) * 2016-05-12 2017-02-01 三菱電機株式会社 真空断熱材および真空断熱材の製造方法
WO2017195329A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 三菱電機株式会社 真空断熱材およびその製造方法
US10883647B2 (en) 2016-05-12 2021-01-05 Mitsubishi Electric Corporation Vacuum heat insulator and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2676859B2 (ja) 1997-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1281980C (en) Needled fibrous composite and methods
JP4204716B2 (ja) 自立性多孔性繊維集積体およびその製造方法
CN109618554A (zh) 模制体及制造该模制体的方法
JP2002526296A (ja) 多様なデニールのポリエステルコア繊維と不規則に配向している補強用繊維を伴う積層構造物および製造方法
CN113389056A (zh) 复合长纤维纺织品及用其制得的环保复合长纤维人工皮革
CN105690893B (zh) 一种用于制造机动车设备组件的制造方法以及相关的包括复合体层的机动车设备组件
CN110447066A (zh) 吸音性表皮材、吸音材
US3506529A (en) Needled fabrics and process for making them
KR101520276B1 (ko) 자동차 내장용 고내열성 흡음재 및 그 제조방법
JP2019045636A (ja) 複合吸音材
JP2006098890A (ja) 吸音材およびその製造方法
JPH02169236A (ja) 複合材とその製造方法
JPH1016123A (ja) 板状体又は成形体及びその製法
JP2800212B2 (ja) 複合パネルとその製造方法
JPH04240256A (ja) 深絞り成形用繊維材料およびそれから製造される造形品
EP3993998B1 (en) Artificial leather product and process for producing same
JP2019043014A (ja) 複合吸音材
JP2699502B2 (ja) 構造材とその製造方法
JP2676858B2 (ja) 積層材とその製造方法
KR100553957B1 (ko) 자동차 내장재 및 그 제조방법
JP7462748B2 (ja) 複合吸音材
CN109940952A (zh) 地毯毯坯、车用地毯总成及地毯毯坯的成型方法
JPH04240254A (ja) 深絞り成形用繊維材料およびそれから製造される造形品
JPH01104868A (ja) 繊維質積層体の製造方法
JP2022117661A (ja) 吸音表皮材

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees