JPH02168332A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH02168332A
JPH02168332A JP1250613A JP25061389A JPH02168332A JP H02168332 A JPH02168332 A JP H02168332A JP 1250613 A JP1250613 A JP 1250613A JP 25061389 A JP25061389 A JP 25061389A JP H02168332 A JPH02168332 A JP H02168332A
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JP
Japan
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address
register
space
instruction
sto
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Application number
JP1250613A
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English (en)
Inventor
Michitaka Yamamoto
山本 通敬
Toshinori Kuwabara
桑原 敏憲
Yoshio Oshima
大島 喜男
Yasutaka Yamada
山田 泰任
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、実行中のプログラムが複数の空間のオペラン
ドを同時にアクセスすることのできるデータ処理装置に
係り、特に、論理アドレスから実アドレスへの変換に使
用する変換テーブルの基点アドレスの1部をハードウェ
ア内に記憶し、空間アドレスから基点アドレスを求める
処理時間を短縮できるようにしたデータ処理装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、多重仮想記憶空間における仮想アドレッシングを
用いるデータ処理装置においては、命令が汎用レジスタ
等を使用し、求める論理アドレスで指定できる範囲を1
つの仮想アドレス空間と称し、1つの仮想アドレス空間
と論理アドレスとから、1つの実記憶アドレスが、シス
テムによって与えられる。この仮想アドレス空間と論理
アドレスとから実アドレスを求める操作をアドレス変換
という。このアドレス変換は、各仮想アドレス空間毎に
、システムに定められたアドレス変換テーブル(セグメ
ントテーブルとページテーブル)を用いて行われる。
アドレス変換テーブルは、主記憶上に存在し、仮想アド
レス空間毎にその基点アドレス(STO:セグメントテ
ーブルオソジンアドレス)が与えられており、論理アド
レスから実アドレスへのアドレス変換は、この基点アド
レスSTOを用いて変換テーブルを索引することにより
行われる。
さらに、多重仮想アドレス空間より1つのアドレス空間
を決定するため、命令のオペランド論理アドレス計算用
に使用するベースレジスタに対応するベース空間レジス
タにより空間アドレスを指定し、この空間アドレスを、
システムが提供するテーブル索引等の手段により求める
ことも可能である。
前述したような従来技術は、プログラムから同時に使用
可能な仮想記憶空間が8個程度の比較的小規模な多重仮
想記憶空間を実現できるものである。この従来技術は、
8個のSTOレジスタを備え、このレジスタの中の基点
アドレスSTOを自由に、汎用レジスタと対に設けた空
間ベースレジスタと対応づけることができるように構成
されている。この従来技術において、一般命令は、アド
レス計算時に、汎用レジスタを使用すると同時に、空間
ベースレジスタと対応づけられたSTOを前記STOレ
ジスタより読み出し、これにより多重空間アドレスを実
現して処理される。従って、この従来技術は、プログラ
ムからアーキテクチャ上許された最大数のSTOをレジ
スタまたはメモリに記憶できる構成を必要とする。
また、さらに、他の進んだ従来技術として、メモリアク
セスのため、ベース空間レジスタを使用する場合、予め
ハードウェア内に記憶されている空間アドレスとSTO
の変換対を使用する方法も提案されている。
以下、この従来技術を、一般のメモリアクセス命令であ
るL命令を例に、本発明の第1の実施例を示す第1図の
一部を用いて説明する。
L命令は、例えば、第1図のレジスタ13内に示すよう
な形式を持つ、RX形式と呼ばれる命令である。
このL命令の実行時、まず、インデックスレジスタ番号
フィールドX、の4bitを用い、16個のレジスタよ
り成る汎用レジスタ群11より、1つがインデックスレ
ジスタとして選択され、ベースレジスタ番号フィールド
B8 の4bitを用いて、同様に汎用レジスタ群11
より、1つがベースレジスタとして選択される。
選択されたインデックスレジスタの内容、ベースレジス
タの内容及びL命令のディスプレースメントフィールド
D2の値は加算され、その結果はL命令のオペランドの
論理アドレスとして、仮想空間内のアドレスを指定する
一方、L命令のベースレジスタ番号フィールドB、は、
同時に、16個の汎用レジスタ群と対を成す16個の空
間レジスタ群より1つの空間レジスタを選択する。
選択された空間レジスタの内容により1つの仮想アドレ
スが指定される。
前述したように、従来技術によるL命令の処理は、L命
令のx!、Bz、Daの各フィールドにより指定された
仮想空間アドレスと、論理アドレスとがシステムにより
1つの主記憶上の領域に対応付けられ、この主記憶上の
領域より32bitのデータを、L命令のR,フィール
ドの4bitで指定される16個の汎用レジスタ群の1
つに書き込み、これにより、L命令の処理を終了すると
いうものである。
次に、このL命令実行時に指定した仮想空間アドレスと
論理アドレスとから、主記憶上の実アドレスを求めるま
での動作を説明する。
この空間アドレスは、前記空間アドレスとSTOとの変
換対を記憶させたメモリを参照し、オペランドの空間ア
ドレスに対応するSTOを読み出し、そのSTOをもと
にオペランドの論理アドレスを実アドレスに変換し、バ
ッファ記憶及び主記憶をアクセスするために用いられる
。また、・空間アドレスとSTOとの変換対メモリに、
所望の空間アドレスとSTOとの変換対が記憶されてい
ない場合、ハードウェアにより主記憶上の空間アドレス
変換テーブルを操作してSTOを求めることができる。
その後は、前述と同様にバッファ記憶及び主記憶がアク
セスされる。
前記従来技術は、16個の汎用レジスタと、それらと対
を成す16個の空間レジスタとを有しており、命令のベ
ースレジスタ番号フィールドで汎用レジスタと空間レジ
スタを対で指定することにより16個の仮想空間へのア
クセスを可能にしたものである。
このような前述の従来技術をさらに改善し、空間レジス
タの内容を変更する命令(以下、SGRM命令と言う)
を用意し、空間レジスタの内容を入れ換えることによ番
ハさらに多くの仮想空間へのアクセスを可能とする他の
従来技術が、例えば、特公昭60−41379号公報等
に記載されて知られている。
以下、この従来技術を1本発明の第1の実施例の構成を
示す第1図の一部を参照して説明する。
SGRM命令は、第1図のレジスタl内に示すような形
式を有している。このSGRM命令は、フィールドx、
B、で汎用レジスタを指定し、指定された2つの汎用レ
ジスタの内容とD2フィールドの値とを加算することに
より、オペランドの論理アドレスを生成し、これにより
、主記憶上の領域3のオペランドデータを指定する。オ
ペランドとして指定されてデータは、フィールドR1で
指定される空間レジスタに書き込まれ、SGRM命令の
処理を終了する。
従って、この従来技術は、一般命令が空間レジスタを使
って他の仮想空間に対しアクセスを行う場合、実際にア
クセスが行われる前に空間レジスタへの設定が先行して
行なわれることになる。
前述したようなSGRM命令の実行により、空間レジス
タには新しい空間を指定する空間アドレスが設定される
。以後、後続の命令は、SGRM命令で変更された空間
レジスタを、オペランドアドレス指定のために使用して
アドレス変換を行うことにより、新しい空間アドレスに
よるアクセスを行うことが可能となる。
[@明が解決しようとする課題] 前述したSGRM命令を使用しない従来技術は、いずれ
も、命令のオペランドアドレス計算からオペランドデー
タ読み出しまでの処理の間に、新しい空間アドレスから
STOを求めるという処理(以下、この処理を空間アド
レス変換という)を必要とすること、また、1つあるい
は複数のプログラムが、多数の仮想空間をアクセスする
ことをアーキテクチャ上許すようにすると、STOレジ
スタまたはSTOの変換対メモリが大規模なハードウェ
アとなり、このハードウェアが、命令オペランドアドレ
ス計算からオペランドデータ読み出しまでのハードウェ
ア(以下、オペランド読み出し部という)全体を増大さ
せる結果となることの2点により、データ処理装置の性
能を低下させるという問題点を有している。
また、前述したSGRM命令を使用する従来技術は、S
GRM命令により空間レジスタの内容のみを予め変更し
ておくものであって、基点アドレスSTOを予め用意し
ておくことができず、従って、後続の一般命令で、空間
レジスタの内容を用いてSTOを求め、さらに、実アド
レスを求めなければならないという問題点を有している
本発明の目的は、前記従来技術の間層点を解決し、命令
のベースレジスタ指定からSTOを求めるまでのハード
ウェア構造を簡単化し、オペランド読み出し部のハード
ウェアの増加を少なくシ。
多重空間アクセスを可能とすることによる性能の低下を
小さくしたデータ処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば前記目的は、前述の性能低下の問題の解
決のため、一般命令を用いて空間アドレスからSTOへ
の変換を行うのではなく、前記SGRM命令を用いる空
間ベースレジスタ変更命令により、予めSTOへの変換
を行っておき、その結果を、命令のオペランドアドレス
計算から、オペランドデータ読み出しまでの処理で使用
できるようなハードウェアを構成することにより達成さ
れる。
このことにより、本発明は、空間アドレスからSTOへ
の変換、空間アドレスとSTOとの変換対を記憶するメ
モ1ハ変換対の検索等のための複雑なハードウェアを、
オペランド読み出し部のハードウェアに追加する必要を
なくすことができ、少ないハードウェアで、処理装置の
性能低下を小さくすることができる。
[作用] 本発明による空間アドレス変換は、一般命令のオペラン
ド読み出し処理によらず、特定の空間ペースアドレス変
更命令の演算処理により行われる。
例えば、SGRMの場合、SGRM命令のオペランドの
読み出し後、オペランド毎に読み出された空間アドレス
は、空間アドレス変換が行われ、その結果が、オペラン
ド読み出し部に記憶され、般命令のオペランド読み出し
時に使用される。
一方、このことにより、SGRM命令は、従来、メモリ
より読み出した空間アドレスをそのままの形で空間ベー
スレジスタヘロードすれば、その処理が終了していたの
に対し、本発明の場合、空間アドレス変換または空間ア
ドレスとSTOとの変換対の索引処理が追加されるので
、SGRM命令の処理性能が低下することになる。
しかし、SGRM命令は、一般命令に比較してプログラ
ム中の出現頻度が小さいので、空間アドレスとSTOと
の変換対の構造、大きさが同じならば、空間アドレス変
換の回数は、従来技術による場合も、本発明による場合
も変わらないことを考慮すると、本発明は、その処理性
能を従来技術の場合より向上させることができる。
[実施例] 以下、本発明によるデータ処理装置の実施例を図面によ
り詳細に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
であり、SGRM命令の動作と、一般命令のオペランド
データ読み出し時の実アドレスを求める動作とに必要な
部分のブロック図である。
第1図において、2は主記憶、5は検出回路、6は空間
アドレス変換機構、11は汎用(G P R)レジスタ
群、12は空間(STON)レジスタ群、18は基点ア
ドレス(STO)レジスタ群、20はアドレス計算器、
23は論理アドレス変換機構である。
非特権命令であるSGRM命令は、レジスタ1にセット
され、図示のような命令形式を有し、第2オペランド指
定フィールドX、、 B、、 D、により主記憶2内の
1つの領域3を指定して、第2オペランドデータを読み
出す。この読み出された第2オペランドデータは、1つ
の仮想空間アドレスとして使用されるものであり、信号
線4を介して検出回路5に送出される。一方、仮想空間
の論理アドレス変換の基点アドレス、すなわち、STO
は、32個のSTOレジスタ群1群内8内STOレジス
タに保持されており、この32個のSTOに対応する仮
想空間アドレス及びプログラムIDは、検出回路5の内
部に保持されている。すなわち、検出回路5は、空間ア
ドレスと空間アドレス変換後のSTOの対を記・はする
手段を備えていることになる。
検出回路5に与えられた、SGRM命令の第2オペラン
ドデータである仮想空間アドレスは、検出回路5により
、該検出回路5内部に保持されている32個の仮想空間
アドレスのそれぞれと比較され、その中に一致する仮想
空間アドレスが存在する場合、検出回路5は、STOレ
ジスタ群18の対応するSTOレジスタの番号を信号線
9に出力する。この信号M9に送られるSTOレジスタ
番号は、16個の5TONレジスタより成る5TONレ
ジスタ群12に与えられ、信号線8を介して送られてく
るSGRM命令のR、フィールドの4bitで指定され
る16個の中の1個の5TONレジスタに書き込まれる
前述の動作で、検出回路5に伝えられた仮想空間アドレ
スが、検出回路5内部に保持されている32個の仮想空
間アドレスとそれぞれ比較され、その結果、その中に一
致する仮想アドレスが存在しなかった場合、検出回路5
は、信号線7を介して、空間アドレス変換機構6を起動
し、空間アドレスからSTOへの変換処理を行わせる。
空間アドレス変換機構6は、求めたSTOを信号線17
を介して32個のSTOレジスタより成るSTOレジス
タ群18に送出し、同時に、STOレジスタ群1群内8
内、前述で求めた新たなSTOを登録すべき1つのST
Oレジスタを選択し、そのSToレジスタの番号を信号
線10を介してSTOレジスタ18に送出し、選択した
登録S T Oレジスタ番号に対応するSTOレジスタ
に変換後のSToを登録する。
信号線10に送出された登録STOレジスタ番号は、同
時に検出回路5にも伝えられ、検出回路5は、登録ST
Oレジスタ番号のSTOレジスタに対応する検出回路5
内部の仮想空間アドレスにSGRM命令の第2オペラン
ドデータである仮想空間アドレスを登録する。同時に、
信号線lO上の195Toレジスタ番号は、5TONレ
ジスタ群12にも与えられ、信号#18を介して与えら
れるSGRM命令のR,フィールドで指定された番号の
5TONレジスタに登録される。
前述の動作でSGRM命令の処理は終了するが、前述の
本発明の第1の実施例は、このS G RM命令の処理
により、ベースレジスタとして使用する16個の汎用レ
ジスタより成る汎用レジスタ群llのそれぞれに対応す
る仮想空間アドレスを任意に変更することが可能となり
、多重仮想アドレッシングを可能にできる。
次に、一般に命令のベースフィールド(肌)を用いて、
前述のような多重仮想空間をアクセスする動作を説明す
る。
一般命令は、命令レジスタ13にセットされる。
この実施例においては、−例として、RX形式の命令、
例えば、L命令が命令レジスタ13にセットされ、アド
レス計算され、これによりオペランドを読み出すものと
する。
命令レジスタ13内の命令のB、フィールド及びX、フ
ィールドの内容は、信号$3114.15を介して汎用
レジスタ群11に与えられ、それぞれが1つの汎用レジ
スタを選択する。各フィールドで選択されたレジスタの
内容と、信号線16を介した命令のDl  フィールド
の内容とは、アドレス計算器20に印加される。アドレ
ス計算器20は、アドレス計算の結果、仮想空間内部の
アドレスとなる実行論理アドレスを求め、この実行論理
アドレスを信号線21を介して論理アドレス変換機構2
3に送出する。
一方、命令のB、フィールドにより選択された汎用レジ
スタに対応するS T ONレジスタ群12内の1つの
5TONレジスタ内に保持されているSTOレジスタ番
号が読み出され、該STOレジスタ番号は、信号線19
を介してSTOレジスタ群18に送出される。STOレ
ジスタ群1群内8内、これにより1つのSTOレジスタ
が選択され、選択されたSTOレジスタよりSTOが読
み出され、該STOは、信号1.822を介して論理ア
ドレス変換機構23に伝えられる。
論理アドレス変換機構23は、人力された実行論理アド
レスとSTOとを用いて実アドレスを生成し、その実ア
ドレスを信号線24に出力する。
この実アドレスは、信号線24を介して図示しないバッ
ファ記憶装置及び主記憶装置に送られ、オペランド読み
出しのために用いられる。
前述したようにして、一般命令のオペランドは、汎用レ
ジスタによるベースレジスタの番号に対応した空間レジ
スタ内の空間アドレスの仮想空間から、正しくオペラン
ドを読み出すことができる。
前述した本発明の第1の実施例によれば、一般命令の実
アドレスを求める処理を、基点アドレスSTOを直接使
用して行うことができ、一般命令の処理負担を軽減する
ことができる。
第2図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。第2図において、102は主記憶、103は空
間レジスタ、104は空間アドレス変換バッファ、10
6は汎用レジスタ、114は基点アドレス(STO)レ
ジスタ群107は基点アドレス有効フラグ群、108は
アドレス計算器、109は論理アドレス変換機構である
第2図に示す本発明の第2の実施例は、仮想空間アドレ
スから、仮想空間の論理アドレス変換のための基点アド
レスSTOへの変換を高速化するため、空間アドレス変
換を行った後、その仮想空間アドレスと基点アドレスS
TOの対を記憶する空間アドレス変換バッファ104を
設けて構成されている。
この第2の実施例は、SGRM命令の実行時、この空間
アドレス変換バッファを、仮想空間アドレスで索引し、
所望の変換対が存在すれば、求めた基点アドレスSTO
をSGRM命令のR,フィールドで指定されたSTOレ
ジスタへ予め書き込んでおき、もし、所望の変換対が存
在しない場合には、STOレジスタに対応するSTO有
効フラグ107を無効化しておき、後続の命令のオペラ
ンド空間アドレスの指定でこのSTOレジスタが使用さ
れたとき空間アドレス変換機構111を起動し、主記憶
上の空間アドレス変換テーブル参照により所望のSTO
を求めるように構成されている。
第2図にに示す本発明の第2の実施例おいて、SGRM
命令は、第1の実施例で説明したと同様に、第2オペラ
ンドフィールドX、、  B、、 D、により主記憶1
02内の1つの領域110を指定して、第2オペランド
データを読み出す。この読み出された第2オペランドデ
ータは、1つの仮想空間アドレスとして使用されるもの
であり、信号線112を介してSGRM命令のR,フィ
ールドで指定された空間レジスタ103の1つへ書き込
まれる。同時に、この第2オペランドデータは空間アド
レス変換バッファ104へ送出される。
一方、空間アドレス変換バッファ104は、前述したよ
うに、仮想空間アドレスと空間アドレス変換後のSTO
との対を記憶する手段と、与えられた仮想空間アドレス
と記憶されている仮想空間アドレスとを比較し、与えら
れた仮想空間アドレスが該バッファ104内に記憶され
ているか否かを判定し、記憶されている場合には、与え
られた仮想空間アドレスに基づいて、空間アドレス変換
後の基点アドレスSTOを読み出す手段とを備えている
空間アドレス変換バッファ104に与えられたSGRM
命令により読み出された第2オペランドデータである仮
想空間アドレスは、空間アドレス変換バッファ104に
記憶されている仮想空間アドレスと比較され、その中に
一致する仮想空間アドレスが存在する場合、空間アドレ
ス変換バッファ104は、変換後のSTOを信号線11
3へ、また、STOの有効フラグをl”として信号線1
15へ出力する。
信号線113へ出力されたSTOは、16個のSTOレ
ジスタより成るSTOレジスタ群114に与えられ、信
号線116を介して送られてくるSGRM命令のR,フ
ィールドで指定される16個の中の1つのSTOレジス
タに書き込まれる。
また、信号M115へ出力されたSTOの有効フラグは
、16個のSTO有効フラグ群107に与えられ信号線
116を介して送られてくるSGRM命令のR,フィー
ルドで指定される16個の中の1つのSTO有効フラグ
を“l”にセットし、SGRM命令の処理を終了する。
前述の動作で、空間アドレス変換バッファ104へ伝え
られる仮想空間アドレスが該バッファ内に記憶されてい
る仮想空間アドレスと比較され、その結果、その中に一
致する仮想アドレスが存在しなかった場合、空間アドレ
ス変換バッファ104は、STOの有効フラグを“0”
として信号線115へ出力する。
信号[115に出力されたSTOの有効フラグは、16
個のSTO有効フラグ群107へ与えられ、信号線11
6を介して送られて来るSGRM命令のR,フィールド
で指定される16個の中の1つの有効フラグをO”にセ
ットしSGRM命令の処理を終了する。
前述した本発明の第2の実施例では、SGRM命令の処
理により、主犯@102より読み出された第2オペラン
ドデータである仮想空間アドレスに対応する基点アドレ
スSTOが、空間アドレス変換バッファ104内に記憶
されていた場合には、SGRM命令のR,フィールドで
指定されたSTOレジスタに必要なSTOが保持されて
おり、後続の命令は、オペランド読み出し時に、このS
TOレジスタが指定されれば、空間アドレス変換を行う
ことなく、命令のベースフィ−ルドB、を用いて直接S
TOを求めることができ、所望の仮想空間に対しアクセ
スが可能となる。
一方、SGRM命令の処理により読み出された第2オペ
ランドデータである仮想空間アドレスに対応するSTO
が、空間アドレス変換バッファに記憶されていなかった
場合、SGRM命令のR1フィールドで指定されたST
Oレジスタ内には目的のSTOが存在せず、後続の命令
は、オペランド読み出し時、命令のベースフィールドB
2で該STOレジスタが指定されると、主記憶102上
の空間アドレス変換テーブル参照により、空間アドレス
変換を行った後STOを求め、所望の仮想空間へアクセ
スしなければならない。
次に、SGRM命令実行後の後続の命令による多重仮想
空間アクセスの動作について説明する。
一般に、命令は命令レジスタ105にセットされる。以
下の説明においては、−例として、RX形式の命令であ
るL命令を用いて説明する。
L命令は、主記憶102より読み出され命令レジスタ1
05内にセットされる。命令レジスタ105内のL命令
のB8フィールド及びX8フイールドの内容は、信号M
117,118を介して汎用レジスタ群106に与えら
れ、それぞれ1つの汎用レジスタを選択する。各フィー
ルドで選択されたレジスタの内容と、信号線119を介
したし命令のDl フィールドの内容とは、アドレス計
算器108に印加される。アドレス計算器108は、ア
ドレス計算の結果、仮想空間内部のアドレスとなる論理
アドレスを求め、その論理アドレスを信号線120を介
して、論理アドレス変換機構109に送出する。
一方、L命令のB!フィールドにより、汎用レジスタに
対応するSTOレジスタ群114及びSTO有効フラグ
群107から、それぞれ1つが選ばれ、その内容が信号
線121,122を介して論理アドレス変換機構109
へ送出される。
論理アドレス変換機構109は、信号線122を介して
入力されたSTO有効フラグが“1″の場合、信号線1
21,120を介して入力されたSTOと論理アドレス
を用いて実アドレスを生成し、その実アドレスを信号t
JA 123に出力する。
この実アドレスは、信号M123を介して図示しないバ
ッファ記憶装置及び主記憶装置に送られ、オペランドの
読み出しのために用いられる。
また、論理アドレス変換機構109は、入力されたST
O有効フラグが0°′の場合、空間アドレス変換の起動
信号を、信号A11124を介し空間アドレス変換機構
illへ送出する。
信号線124を介して、空間アドレス変換の起動信号を
得た空間アドレス変換機構111は、信号線117を介
してL命令の88 フィールドを受は取る。L命令の8
2 フィールドは、L命令で使用する空間レジスタの番
号を示しており、同時に空間アドレス変換起動信号によ
り空間アドレスが必要となった空間レジスタの番号でも
ある。
空間アドレス変換機構111は、信号線117を介して
入力された空間レジスタの番号を、さらに、信号線12
6を介して空間レジスタ群103に送出する。
空間レジスタ群103は、信号線126より人力された
空間レジスタ番号により1つの空間レジスタを選択し、
その内容を変換すべき空間アドレスとして、信号M12
7を介し空間アドレス変換機構111に送出する。
空間アドレス変換機構Illは、この変換すべき空間ア
ドレスを信号線127を介して受は取り、主記憶102
上の図示しない空間アドレス変換テーブルを参照するこ
とにより、空間アドレス変換を行い対応するSTOを求
め、その結果を信号線125へ出力する。
空間アドレス変換バッファ104は、信号線125.1
27より空間アドレス変換により求めたSTO及び対応
する空間アドレスを受は取り、その変換対を空間アドレ
ス変換バッファ104内に記憶する。
また、信号線125を介して空間アドレス変換により求
めたSTOと、信号M126を介して与えられた空間レ
ジスタ番号とは、これらの信号線を介してSTOレジス
タ群114に伝えられ、空間レジスタ番号によりSTO
レジスタが選択され、二の選択されたSTOレジスタに
、空間アドレス変換により求めたSTOが書き込まれる
同時に、空間レジスタ番号により選択されたSTOレジ
スタに対応するSTO有効フラグが“1”にセットされ
る。
その後、再びL命令の読み出しより処理が再開され、L
命令が命令レジスタへ読み出され後は前述と同様の処理
が行われる。
このその後の処理において、論理アドレス変換機構10
9に、信号M122を介して入力されるSTO有効フラ
グは“l”となっており、これにより、2度目の論理ア
ドレス変換で再度空間アドレス変換が起動されることは
なく、論理アドレス変換により対応する実アドレスを求
めることができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施例においても
、一般命令のオペランドは、汎用レジスタによるベース
レジスタの番号に対応した空間レジスタ内の空間アドレ
スの仮想空間から正しくオペランドを読み出すことがで
きる。
前述した本発明の2つの実施例によれば、一般命令のオ
ペランド読み出し時、命令のベースレジスタ番号から、
直接STOを求めることができるので、ハードウェアを
簡単化することができ、オペランドデータの読み出し時
間を短縮することができる。
また、前述した本発明の第1の実施例では、検出回路に
おける、また、第2の実施例では、空間アドレス変換バ
ッファにおける変換対の検出を、空間アドレスのみの比
較により行っているが、実際には、プログラムがディス
パッチされた後も、変換対を残しておきたい場合がある
。このような場合、本発明は、プログラムを識別するた
めのプログラム番号のようなもの、例えば、空間アドレ
ス変換テーブルの基点アドレス等を変換対の一部として
記憶し、変換対の比較に用いるようにすることができる
さらに、前述した本発明の2つの実施例では、空間ベー
スレジスタを変更する場合、空間アドレスとSTOとの
変換対を参照して新しいSTOを登録するとしたが、実
際には、変換対を消去する命令、リセット動作、割込み
等の場合があり、このような場合、本発明は、空間ベー
スレジスタに対応するSTOの登録をやり直すようにす
ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、基点アドレスを
求めるためのハードウェア量を少なく、かつその構造を
簡単化でき、一般命令の処理負担を軽減して多重空間ア
クセスを可能とすることができ、データ処理装置の性能
の低下を小さくおさえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
、第2図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図である。 2.102・・・・・・主記憶、5・・・・・・検出回
路、6・・・・・・空間レジスタ変換機構、11.10
6・・・・・・汎用(G P R)レジスタ群、12・
・・・・・空間(STON)レジスタ群、18.114
・・・・・・基点アドレス(STo) レジスタ群、2
0.108・・・・・・アドレス計算器、23.109
・・・・・・論理アドレス変換機構、103・・・・・
・空間レジスタ(A R)群、104・・・・・・空間
アドレス変換バッファ、107・・・STO有効フラグ
群、ill・・・・・・空間アドレス変換機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、命令によりベースレジスタとして使用する汎用レジ
    スタと、該汎用レジスタと対応する空間レジスタとを備
    え、アドレス計算時、前記空間レジスタの内容を仮想空
    間アドレスとして、複数の仮想空間アクセスを行い、か
    つ、仮想空間アドレスから空間アドレス変換を行うこと
    により、仮想空間の実アドレス変換のための基点アドレ
    スを求め、該基点アドレスを用いて実アドレス変換を行
    う多重仮想空間アドレス方式のデータ処理装置において
    、ベースレジスタ番号により直接対応する基点アドレス
    を読み出すことのできる複数の基点アドレスレジスタと
    、空間アドレスと空間アドレス変換後の基点アドレスの
    対を記憶する手段と、与えられた空間アドレスに対し、
    空間アドレスの変換対が記憶されているか否かを検出す
    る手段とを備え、空間レジスタの内容を変更する命令の
    実行時、空間レジスタへ書き込む空間アドレスを用いて
    、前記空間アドレス変換による空間アドレスと基点アド
    レスの変換対を検索し、変換対が存在する場合、その変
    換対の基点アドレスを基点アドレスレジスタに登録する
    ことを特徴とするデータ処理装置。 2、前記空間アドレス変換による空間アドレスと基点ア
    ドレスの変換対の検索において、変換対が存在しない場
    合、空間アドレス変換を行い、求められた基点アドレス
    を基点アドレスレジスタに登録することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のデータ処理装置。 3、前記複数の基点アドレスレジスタの各レジスタの内
    容が有効か否かを示す有効フラグをさらに備え、前記空
    間アドレス変換による空間アドレスと基点アドレスの変
    換対の検索において、変換対が存在する場合、前記有効
    フラグを有効とし、変換対が存在しない場合、前記有効
    フラグを無効とすることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のデータ処理装置。
JP1250613A 1988-09-30 1989-09-28 データ処理装置 Pending JPH02168332A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143462A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Fujitsu Ltd 仮想記憶アドレス空間アクセス制御方式
JPH05143461A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Fujitsu Ltd 仮想記憶アドレス空間アクセス制御方式
JPH05143460A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Fujitsu Ltd 仮想記憶アドレス空間アクセス制御方式

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05143462A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Fujitsu Ltd 仮想記憶アドレス空間アクセス制御方式
JPH05143461A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Fujitsu Ltd 仮想記憶アドレス空間アクセス制御方式
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