JPH02164882A - スピロ化合物及びその中間体 - Google Patents

スピロ化合物及びその中間体

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JPH02164882A
JPH02164882A JP63320823A JP32082388A JPH02164882A JP H02164882 A JPH02164882 A JP H02164882A JP 63320823 A JP63320823 A JP 63320823A JP 32082388 A JP32082388 A JP 32082388A JP H02164882 A JPH02164882 A JP H02164882A
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JP
Japan
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group
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oxaspiro
diaza
acid
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Application number
JP63320823A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsukamoto
塚本 紳一
Hitoshi Nagaoka
長岡 均
Shinji Usuda
臼田 眞治
Masatomi Harada
原田 正富
Toshiya Tamura
田村 隼也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医薬、とシわけ神経変性に起因する疾患の予防
、治療剤として有用な新規スピロ化合物及びその塩並び
にその中間体に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)中枢神
経系におけるアセチルコリンは認識機能、精神機能など
に関与する重要な神経伝達物質である。この中枢性コリ
ン機能の低下はアルツハイマー病、アルク・・イマー型
老年痴呆、・・ンチントン舞踏病、ピンク病、晩発性運
動障害など種々の神経系及び精神病掌上の病気を起こす
ことになる。これらの神経変性疾患の内、特に記憶、認
識などに関する中核症状が中枢アセチルコリン神経の機
能低下によるものとされている。従来この中核症状の改
善にフィゾスチグミンなどのアセチルコリンエステラー
ゼ阻害剤の投与、コリンやレシチンなどのアセチルコリ
ン前駆物質の投与、又はアレコリンなどのアセチルコリ
ン受容体に作用する薬剤の投与が試みられている[たと
えば、平井俊策、臨床神経科学、  1.200(19
83)を参照]。しかしながらこれらの試みはいずれも
治療効果を発現しないか。
若干発現したとしても副作用が強かったり、治療範囲が
狭かったり多くの欠点を有している。
従って現在上記のような疾病の治療に有効な副作用の少
ない選択的アセチルコリン神経機能賦活薬が望まれてい
る。
(課題を解決するための手段) 本発明により提供される化合物は下記一般式(Ia)で
示される新規スピロ化合物及び下記一般式(より)で示
されるスピロ環式化合物である。
(式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を。
を2m及びnはO若しくは1乃至3の整数(但し、m+
nは1乃至3の整数である)を。
Xは酸素原子又は硫黄原子を、R1は水素原子。
低級アルキル基又は低級アルケニル基を、R2はアミン
基の保護基を表わす。以下同様)(化合物) 以下2本発明化合物につき詳述する。
なお2本明細書の一般式の定義において「低級」なる用
語は、特に断わらない限り、炭素数が1乃至6個の直鎖
又は分岐状の炭素鎖を意味する。
従って、「低級アルキル基」としては、具体的には例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基。
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、 5ec−
ブチル基、  tert−ブチル基、ペンチル基、イソ
ペンチル基、ネオペンチル基、 tert−ペンチル基
、1−メチルブチル基、2−メチルブチルL  1,2
−ジメチルプロピル基、ヘキシル基。
イソヘキシル基、]−メチルペンチル基、2メチルペン
チル基、3−メチルペンチル基。
1.1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基
、  2.2−)メチルブチル基、1,3−ジメチルブ
チル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3ジメチルブ
チル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、 
 1,1.2−トリメチルプロピル基、  1,2.2
− )リメチルプロビル基、1−エチル−1−メチルプ
ロピル基、1−エチル−2メチルグロビル基等が挙げら
れる。
また「低級アルケニル基」としては、ビニル基、1−フ
0ベニル基、2−7’ロヘニル基、1ブテニル基、2−
ブテニル基、3−ブテニル基。
1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル
基、4−ペンテニル基、1−へキセニル基、2−へキセ
ニル基、3−へキセニル基。
4−へキセニル基、5−へキセニル基、1−メチルー1
−フロベニル基、1−メチル−2−ブロヘニル基、1−
メチルー1−ブテニル基、1メチル−2−フチニル基、
1−エチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−ペン
テニル基。
3−メチル−3−ペンテニル基等が挙げられろ。
ては、2,7−ジアザ−1−オキサスピロ[44]ノナ
ン−3−オン、2,7−ジアザ−1−オキサスピロ[4
,、4]]ノナンー3−チオン2,8−ジアザ−1−オ
キサスピロ[45]テカン−3−オン、2,8−ジアザ
−1−オキサスピロ[45]デカン−3−チオン、1−
オキサ−2,8−シア6一 ザスピロ[4,5;デカ−2−エン、1−オキサ2,8
−ジアザスピロ[4,6]ウンテカー2−エン、2,8
−ジアザ−1−オキサスピロ[4,6]ウンテカ−3−
オン、2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,6]ウ
ンデカ−3−チオン等が挙げられる。
また、一般式(Ib)で示される本発明化合物において
R2の意味する「アミン基の保護基」としてはtert
−ブトキシカルボニル基等のウレタン型の保護基、ホル
ミル基、アセチル基、グロピオニル基等のアシル型の保
護基、ベンジル基。
ベンズヒドリル基、トリチル基等のベンジル型の保護基
など、一般にアミン基の保護基として用いられるものが
挙げられる。
本発明化合物は塩を形成する。本発明化合物にはこれら
の塩が含まれ、そのような塩としては、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硫酸。
硝酸、リン酸等の鉱酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸
、リンゴ酸、酒石酸、メタンスルホン酸、エタンスルホ
ン酸等の有機酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸
性・アミノ酸との酸付加塩が挙げられる。
また本発明化合物は、置換基の種類によっては不斉炭素
原子や二重結合を含む場合があり。
そのような化合物にあっては光学異性体、幾何異性体が
存在する。本発明化合物にはこれら各異性体の混合物や
単離されたものが含まれる。
(製造法) 本発明化合物は種々の方法により製造することができる
。以下にその代表的な製造法を例示する。
第1製造 第2製法 (Id) (I e ) 第3製法 (■e) (If) 第4製法 (上記反応式中R3は低級アルキル基を、R4は水素原
子、低級アルキル基又はアミン保護基を。
R5はアミン基の保護基を、R6は水素原子又はアミン
基の保護基を意味する。以下同様)第1製法 本発明化合物の製法として種々の環化・方法があるが一
般式(I c)で示される化合物は一般式(II)で示
されるペテロ環イリデン酢酸エステルと式(III)で
示されるヒドロキシ(チオ)尿素とを縮合環化反応させ
、必要により保護基を除去する方法により有利に製造し
うる。
この方法は、化合物(n)と化合物(III)のアルカ
リ塩とを反応させるか、−1:たけ化合物(n)と化合
物(III)とを塩基の存在下に反応させることにより
行われる。化合物(II)と、化合物(III)又はそ
のアルカリ塩の使用量は、それぞれほぼ等モルあるいは
一方をやや過剰モルとする。反応は不活性な有機溶媒中
冷却下乃至室温下に行うのが有利であり。
用いられる有機溶媒としては、具体的には例えばメタノ
ール、エタノール等のプロトン系有機!媒。
ジメチルスルホキシド、テトラヒドロ2フラン、N。
N−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン。
キシレン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素などの非プロトン系有機1〇− 溶媒が用いられる、化合物(III)のアルカリ塩は。
化合物(■[)と、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、水素化ナトリウム等の塩基とを上記溶媒中
で反応させることにより製造しうる。また、塩を用いな
い場合に添加される塩基としては。
塩を製造するための塩基と同様の塩基が挙げられる。
保護基の除去は常法によって行なわれ、ウレタン型保護
基は酸又は塩基の存在下に、アシル型の保護基は酸の存
在下に、ベンジル型の保護基は接触還元によって行われ
る。用いられる酸としては塩酸、トリフルオロ酢酸、臭
化水素酸−酢酸などが、塩基としては水酸化す) IJ
ウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
なお、原料化合物(n)は保護基、低級アルキル基、低
級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基を有す
るオキソヘテロ環化合物と、ジアルキルホスホノ酢酸低
級アルキルエステルとを塩基の存在下、冷却乃至室温下
、ジメトキシエタン。
ジオキサン、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中に反
応させるか、又は通常のウィツテイヒ(wittig)
反応を適用い必要により保護基を除去することにより容
易に人手できる。
第2製法 一般式(Ie)で示される化合物は、一般式(Xa)で
示されるペテロ環化合物をアルキル化又はアルケニル化
したのち所望により保護基を除去することにより製造さ
れる。
アルキル化、アルケニル化はN−遊離へテロ環化合物(
Id)に炭酸カリウム、炭酸すl−IJウム等の塩基の
存在下ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化7” oビル
、臭化ブチル等のノ・ロゲン化低級アルキルヤ、臭化プ
ロペニルといったノ・ロゲン化低級アルケニルを作用さ
せるか、ジアゾメタンによるメチル化、メタノール、エ
タノール、プロノくノール。
インプロパツール、ブタノール等の低級アルコールをト
リフェニルフォスフイン及ヒシ、エチルアゾジカルボキ
シレートの存在下に反応させろ方法等を適宜採用するこ
とができる。
反応溶媒としてはアセトン、トルエン、キシレン、エー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン。
ジメチルスルホキシド等の反応に不活性な溶媒が挙げら
れる。
尚2本アルキル化又はアルケニル化反応においては。
ハロゲン化アルキル若しくはアルケニルや、ジアゾメタ
ン合物が共に製造されるが、低級アルコールを反応化合
物のみが選択的に製造される。
次に保護基の除去は第1製法で述べた方法が採用される
第3製法 一般式(n)で示される化合物は一般式(re)で示さ
れる化合物が保護基を有する場合は、この保護基を除去
したのち、アルキル化することにより製造される。
ここで保護基の除去及びアルキル化は、原料化合物(I
e)の構造に依存し、 m  (xe)の化・合物が去
は臭化水素酸−酢酸、塩酸、トリフルオロ酢酸。
等の酸性条件下に行ない、また、アルキル水素化ホウ素
ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム等の還元剤
の存在下に低級アルキルアルデヒドを反応させる方法が
採用される。
基を有する場合,保護基の除去は水酸化す) IJウム
,水酸化カリウム等の塩基性条件下に行ない。
また、アルキル化は,ノーロゲン化低級アルキル塩基性
条件下に反応させる方法が採用される。
第4製法 3位がチオカルボニル基である化合物(Ih)は。
3位がカルボニル基である化合物に三硫化リンやラウエ
ンソン試薬(Lawesson’s reagent 
)を作用させることにより製造される。
反応溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、テ
トラヒドロフラン、クロロホルム等であり、また反応温
度は室温下乃至加熱下である。
このようにして製造された本発明化合物は、遊離のまま
あるいはその塩として単離され精製される。塩は通常適
用される造塩反応に付して製造することができる。
単離、精製は2分液、抽出、濃縮、結晶化、濾過、再結
晶、各種クロマトグラフィー等通常用いられる化学操作
を適用することにより行われる。
なお1本発明化合物には前記の如く、幾何異性体、ラセ
ミ体、光学異性体、ジアステレオマー等の異性体が単独
であるいは混合物として存在する。
幾何異性体は適当な原料化合物を用いるかあるいは幾何
異性体相互間の理化学的性質の差を利用することにより
分離・精製できろ。また、光学異性体やジアステレオマ
ーは適当な原料化合物を用いろか、又は−股肉なラセミ
分割法[例えば−股肉な光学活性酸(酒石酸)とのジア
ステレオマー塩に導き光学分割する方法など]やジアス
テレオマー分離法[例えば分別結晶やクロマトグラフィ
ー等による分離]を適用することにより純粋な異性体と
することができる。
なお、上記製法において、そのいくつかの製法を連続的
に行う場合、保護基の説明を行っていない製法であって
も、保護基のついた状態で実施することも可能である。
(発明の効果) 本発明化合物(Ia)はムスカリン性アセチルコリン受
容体に作用することによって中枢系アセチルコリン神経
機能を賦活することができる。
アルツハイマー病患者の海馬、扁桃体、大脳皮質では、
コリンアセチルトランスフェラーゼ、アセチルコリンエ
ステラーゼの著名な減少が見られ(Davies、 P
、、 Maloney、 A、J、F、、 Lance
t、 ii、 1043(1976))。
このときグルタミン酸脱炭酸酵素やチロシン水酸化酵素
、ドーパミン−β−水酸化酵素、モノアミン酸化酵素等
に有意の変化がなかったことから。
脳の広い部位でアセチルコリン神経系の機能低下が起っ
ていると推察されている(Davies、 P、、 B
rainRed、、 171.319(1979))。
またアルツハイマー病および老年痴呆の記憶、認識損傷
は脳のアセチルコリン神経脱落または機能低下と密接な
関係にあることが示唆されている(Whitehous
e、 P、 J、 et al、。
5cience、 215.1237(1982)、 
Perry、 E、に、 etal、、 Br1t。
Med、 J、、 2.1.457(1978))。
ムスカリン性アセチルコリン受容体は2種のサブタイプ
M、、 M2に分類することができ(TrendsPh
ermacol、 Sci、 5upp1. (198
4))+ M+が大脳皮質、海馬、線条体等、小脳を除
く中枢各部位および自律神経節など神経組織に多く2M
2が小脳および平滑筋、心筋、腺等の末梢組織に多く分
布している(Vickroy、 T、W、 etal、
、 Fed、 Proc、、 43.2785(198
4))。
動物実験から学習行動にM、が関与していること(Ca
ulfield、 M、P、 et al、、 J、 
Pharm、 Pharmacol、、 35.131
(1983))−?iた心抑制、振せん等にはM2が関
与していること(Mutschler、 E、、 La
mbrecht、 G、、 Trends Pharm
−acol、 Set、 5upp1.、39 (19
83)、 Pa1acios、 J、 M、 et a
l、。
Ear、 J、 Pharmacol、 125.45
(1986)が示唆されている。
以上のことより1M1選択性を持つムスカリン性アゴニ
ストは老年痴呆における記憶、認識損傷を改善できる可
能性があると考えられる。
本発明化合物(Ia)はM1受容体に対して選択的な親
和性を有するものであり、中枢神経系の変性に起因する
病気、特にアセチルコリン機能低下による疾患、たとえ
はアルツハイマー病、アルツノ・イマー型老年痴呆、ノ
・ンチントン舞踊病、ピンク病。
晩発性運動障害などの疾病の治療に利用することができ
る。
本発明化合物(Ia)は、動物を用いて抗健忘作用。
振せん惹起作用を、ラット脳膜標品を用いて標識化合物
結合に及ぼす作用を検討することにより評価できる。以
下にこれらの評価方法について記す。
1) ラットにおけるスコポラミン誘発記憶障害の改善
スコポラミン誘発記憶障害の改善は、 Jarvikら
の方法(Jarvik、 M、E、et al、、 P
sychol、 Rep、 21゜221 (1967
))に準じたステップスルー型受動回避テストを用い、
スコポラミン臭化水素酸1mg/1りgの腹腔内投与に
よるラットの記憶障害に対する改善効果を測定した。化
合物は、スコポラミン臭化水素酸と同時に皮下投与した
2)マウスにおける振せん惹起作用 化合物をマウスに皮下投与し、振せんが発現する最少用
量を求めた。
3)受容体結合に対する作用 [3H]ピレンゼピンのラット犬脳皮質MH受容体への
結合はWatsonらの方法(Watson、 M、e
t al、。
Life 5cience、 31.2019(198
2))を一部改変して。
[3H]キヌクリジニル ベンジン−)(QNB)のラ
ット小脳M2受容体への結合はYamamuraと5n
yderの方法(Yamamura、 H,1,、5n
yder、 S、H,、Proc。
Natl、 Acad、 Set、 U、S、A、、 
71(5)、 1725(1974))に準じて測定し
た。
この結果2本発明化合物(Ia)は、0.01〜10m
g/kg−8cの範囲でスコポラミン誘発による記憶障
害の改善効果を有することが判明した。
また、ラットの大脳皮質M、受容体への結合は。
001〜10μMの範囲で認められた。
本発明化合物(Ia)は、そのままあるいは適宜の薬理
的に許容される担体、賦形剤、希釈剤と混合し散剤、顆
粒剤2錠剤、カプセル剤、注射剤(静脈内、皮下、筋肉
内)坐剤などの形態で経口的または非経口的に投与する
ことができた。
本発明化合物(Ia)の投与量は、化合物(Ia)の種
類、投与する患者の年令2体重、症状、あるいは投与経
路などにより異なる。例えば、成人に対する投与量は注
射では約0.001〜10mg好ましくは0.01〜0
.1 mg (1回投与量)であり、経口投与では、約
0.05〜5001T1g好ましくは0.1〜1omg
(1回投与量)であり、これを1日1〜3回投与する。
(実施例) 以下に実施例を掲記し本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1゜ アルゴン雰囲気下、メタノール(11ml )に−)−
トリウム(650mg 、  28.3 m mol 
)を加えて室温下撹拌した。均一な溶液となったところ
でヒドロキシ尿素(1,65g、 21.7mmol 
)を−気に加え、同温で3時間攪拌した。エチル 1−
エトキシカルボニル−4−ビペリジリデンアセテート(
5,OOg。
20.7 m mol )を加え、 7日間室温で攪拌
した。不溶物をf別し沢液を水で希釈した後IN塩酸で
、H=1に調製した。クロロホルムで抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
2〜1:4)で精製して 8−エトキシカルボニル−2
,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー
3−オン2.32g + 10.2 m mol。
49%)を得た。
理化学的性状 融点 125°C 元素分析値(C1oH16N204 として)C(彌 
 H(@    N(@ 理論値  52.62  7.07  12.27実験
値  52,67  7.05  12.05質量分析
値(mlz) :  228.156.42赤外線吸収
スペクトル(KBr ) cm−x : 2992.1
696核磁気共鳴スペクトル(CDc13. TMS内
部標準)δppm :  1.27(3H,t、 CH
8CH2QC)、  1.34−2.13■ =22 実施例 2 40%水酸化カリウム水浴液(90ml )とエーテル
(120ml )の混合物に水冷下 N−メチルニトロ
ソウレア(5,08g)を加え、 水冷下撹拌した。
エーテル層(100ml )を分取し 8−エトキシカ
ルボニル−2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4゜5
]デカン−3−オン(2,15g、 9.42mmol
 )のエーテル溶液に水冷下部下した。同温で19時間
攪拌した後、溶液の黄色が消えるまでギ酸を加えた。
溶媒を留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール−濃アンモニア水=50
: 1 : 0.1 )で精製して 8−エトキシカル
ボニル−2−メチル−2,8−ジアザ−1オキサスピロ
[4,5]]デカンー3−オン 0.96g。
3.96 m mol、 42%)および8−エトキシ
カルボニル−3−メトキシ−1−オキサ−2,8−ジア
ザスピロ[4,,5]デカ−2−エン(0,68g、 
2.81mmol。
30%)を得た。
8−エトキシカルボニル−2−メチル−2,8ジメチル
−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オの理化
学的性状 質量分析値(mlz) :  242.196.168
赤外線吸収スペクトルに−ト) cm−1: 2940
.1704核磁気共鳴スペクトル(CDCl3. TM
S内部標準)δppm :  1.28(3H,t、 
CH3CH2QC)、  1.45〜2.088−エト
キシカルボニル−3−メトキシ−1オキサ−2,8−ジ
アザスピロ[4,5]]デカー2エの理化学的性状 質量分析値(mlz ) :  242.197.15
4赤外線吸収スペクトルに−ト)(4m−1: 296
0,1700核磁気共鳴スペクトル(CDCl3. T
MS内部標準)4.12(2H,q、 CFI3CI(
20CN)実施例 3 エトキシカルボニル 2.8 ジアザ オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オン 4.00
g。
17.5mmol )、  炭酸カリウム(6,31g
+ 45.7mmol )。
アセトン(320ml )の混合物を50°Cで15時
間攪拌した。室温まで冷却した後、ヨウ化エチル(4,
2ml、  52mmol )を滴下した。50℃で1
.5時間攪拌し、冷却後不溶物をr別し、溶媒を留去し
た。水を加えてクロロホルムで抽出し、抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
:濃アンモニア水= 100 : 1:01〜5 : 
1 : 0.1 )で精製して 8−エトキシカルボニ
ル−2−エチル−2,8−シアf−1−オキサスピロ[
4,5]]デカンー3−オンび8−エトキシカルボニル
−3−エトキシ−1−オキサ2.8−ジアザスピロ[4
,5]]デカー2−エを得た。
8−エトキシカルボニル−2−エチル−2,8ジアザ−
1−オキサスピロ[4,5] ]テカンー3オンの理化
学的性状 質量分析値(mlz ) :  256.154赤外線
吸収スペクトル(ニート) cm−t:  2992.
1704 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3゜ TMS内部標準) t、  CH3CH20C−)。
1.51〜2.07(4H,m。
4.16(2H,q。
CH3CH20凸O 実施例 4゜ 8−エトキシカルボニル エ トキシ 実施例3と同様にして 8−エトキシカルボニ オキサ 2、8 ジアザスピロ[ 4、5 ] デゝカ ル プ ロピル− ジアザ オキサス エンの理化学的性状 ピロ[ 4.5 ]デカン オンを合成した。
質量分析値(rv’z): 256。
理化学的性状 赤外線吸収スペクトルにニート)cm−z:2988、
1704 質量分析値(rrV/z): 270。
核磁気共鳴スペク トル( CDCl3。
TMS内部標準) 赤外線吸収スペクトルにニート)cm−z:2976。
理化学的性状 核磁気共鳴スペクトル(CDC13。
TMS内部標準) 質量分析値(r+1//z ) : 268。
赤外線吸収スペクトルにー))cm−1:2984、1
704 核磁気共鳴スペクトル( CDCl3。
TMS内部標準) t,CH3CH20C−)。
1、48 〜2.05(6H,m。
δppm : 1、31 (3H, t 。
CH3C)(20C−)。
1、52〜 4、16 (2H, q 。
CH3CH2辞O 実施例 5。
実施例3と同様にして エトキシカルボニ プロペニル) 2、8 ジアザ 1−オ キサスピロ[ 4、5]デカン−3−オンを合成した。
Q− 実施例 6 核磁気共鳴スペクトル(CDC11、TMS内部標準)
δppm :  1.20〜1.36 (9H,m。
CH3CI(20C。
8−エトキシカルボニル−2,8−ジアザ−1オキサス
ピロ[4,5]]デカンー3−オン 1.53g。
6.70 mmol ) 、 )リフェニルフォスフィ
ン(1,76g。
6.71 mmol ) 、  2−プロパツール(0
,51ml、  6.7mmol)、  テトラヒドロ
フラン(30ml )の混合物π水冷下ジエチルアゾジ
カルボキシレート(1,06m1. 6.73 mmo
l )を滴下した。室温で12時間攪拌した後溶媒を留
去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=2=1〜クロロホルム:メタノール
:濃アンモニア水10 : 1 : 0.1 )で精製
して 8−エトキシカルボニル−2−(2−プロピル)
 −2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デ
カンー3−オを得た。
理化学的性状 質量分析[直(n1/z) :  270.168CH
3C馬−N、 N+H) 実施例7゜ 8−エトキシカルボニル−2−メチル−2,8−ジアザ
−1−オキサスピロ[4,5]テヵンー3−オン(1,
87g、 7.73 m mol )、  ラウェッソ
ン氏試薬(Lawesson’s  reagent 
 )   (3,77g、   9.32  mmol
  )、   ト ルエン(65ml )の混合物を1
00℃で20分間攪拌した。冷却後不溶物をf別し、溶
媒を留去し得られた残渣をカラムクロマトグラフィーし
ヘキサン:酢酸エチル−2:1〜1:1)で精製して 
8−エトキシカルボニル−2−メチル−2,8−ジアザ
1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−チオン 1
.93g、 7.48 mmol、 97%)を得た。
理化学的性状 質量分析値(rrV/Z):258,210赤外線吸収
スペクトルに−ト) cm−1:  2950 、17
02核磁気共鳴スペクトル(CDc13. TMS内部
標準)δppm :  1.26(3H,t、 CH3
CH20C−)、  1.52〜実施例8 実施例7と同様にして 8−エトキシカルボニル−2−
エチル−2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]
]デカンー3−チオを合成した。
理化学的性状 質量分析値(rry’z) :  272.210赤外
線吸収スペクトルに−ト) crrrt : 2948
 、1702核磁気共鳴スペクトル(CDCl2. T
MS内部標準)t、 CH3CH20C−)、  1.
53〜2.05(4H,m。
(2H,q、CH3CH20C−) 実施例 9 8−エトキシカルボニル−3−メll−シー1オキサー
2,8−ジアザスピロ[4,5]]デカー2エン 46
0 mg 1.90 m mol )に水酸化カリウム
(2g)。
メタノール(10ml ) 、水(2mりの混合物を加
え80°Cで9.5時間攪拌した。 溶媒を留去して得
られた残渣に水を加えクロロホルムで抽出し、抽出液を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた
残渣をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール:濃アンモニア水5 : 1 : 0.1 )で
精製して  3−メトキシ−1−オキサ−2,8−ジア
ザスピロ[4,5]]デカー2エン 260 mg、 
 1.53 m mol 80%)を得た。
理化学的性状 質量分析値(rv’z) :  170.124.42
核磁気共鳴スペクトル(CDCl2. TMS内部標準
)実施例 10 実施例9と同様にして 3−エトキシ−1−オキサ−2
,8−ジアザスピロ[4,5]]デカー2−エを合成し
た。
理化学的性状 質量分析値(mlz) :  184.138.42赤
外線吸収スペクトルに−ト) Cm−1:  2948
.1632核磁気共鳴スペクトル(CDC13,TMS
内部標準)δppm :  1.34(3H,t、 −
0CH2C旦、)、  1.56−2.03核磁気共鳴
スペクトル(DMSO−d、 、 TMS内部標準)実
施例 11゜ (2H,q、 −CルCH3 s、ca3−Q  )、  3.01〜3.18(4H
実施例 12゜ 実施例1と同様にして エチル 1−メチル4−ピペリ
ジリデンアセテートがら 8−メチル2.8−ジアザ−
1−オキサスピロ[4,,5]デカン−3−オン塩酸塩
を合成した。
理化学的性状 融点 235°C 質量分析値(+y’z) :  170.110赤外線
吸収スペクトル(KBr ) cm−1: 3140.
17008−エトキシカルボニル−2−メチル−2,8
−ジアザ−1−オキサスピロ[4,,5]デカン−3−
オン(400mg 1.65 m mol )、  2
5%臭化水素酸−酢酸(5ml )の混合物を100℃
で1時間攪拌した。溶媒を留去して得られた残渣に水を
加え、炭酸カリウムで塩基性にした後クロロホルムで抽
出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去し得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール:濃アンモニア水=10:] :
 0.1 )で精製して2−メチル−2,8−ジアザ1
−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オン 180
 mg 1.06 m mol、 64%)を得た。こ
の化合物を酢酸エチルに溶解し、塩化水素のエーテル溶
液を加え生じた沈澱なr取して 2−メチル−2,8ジ
アザ−1−オキサスピロ[4,,5]デカン−3オン塩
酸塩を得た。
理化学的性状 融点 280°G 元素分析値(C8H15N202C1として)C(矧 
H(’n   N(%l  C1(@理論値  46,
49 7.32 13.55 17.25実験値  4
6.36 7.15 13.54 17.42質量分析
値(m/z) :  170.95.42赤外線吸収ス
ペクトル(KBr ) cm−1:  2960.17
26核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6. TMS
内部標準)実施例 13 実施例2と同様にして 2−エチル−2,8−ジアザ−
1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オン塩酸を
合成した。
理化学的性状 融点 159°C 質量分析値(rry’z ) :  184.95.4
2赤外線吸収スペクトル(KBr ) cm−t : 
 2948.1690核磁気共鳴スペクトル(DMSO
−d、 、 TMS内部標準)δppm :  1.1
1(3H,t、  N−CH2CH,)、  1.95
〜C(係)H(憎  N(憎  C1(チ)理論値  
51,17 8.16 11.93 15.10実験値
  51,04 8.04 11.88 15.16質
量分析値(rrV/z) :  198.124.95
.42赤外線吸収スペクトル(KBr ) am−i 
:  2972.1694゜核磁気共鳴スペクトルCD
MSO−d6. TMS内部標準)δppm :  0
.87(3H,t、 N−CH2CI(20i3)、 
 1.37−1.77(2H,m、N−CH2CH2C
H5)、  1.95〜実施例 14 実施例2と同様にして 2−プロピル−2,8−ジアザ
−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オン塩酸
を合成した。
理化学的性状 融点 171°C 元素分析値(Cl0H19N202 C1として)実施
例 15゜ 実施例2と同様にして 2−(2−プロピル)2.8−
ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オ
ン塩酸を合成した。
理化学的性状 融点 203°C 弧     。
質量分析値(A!/Z ) 、  198.124.9
5赤外線吸収スペクトル(KBr ) am−z : 
 2984.1692核磁気共鳴スペクトルCDMSO
−d6.TMS内部標準)実施例 16゜ 実施例2として 2−メチル−2,8−ジアザ1−オキ
サスピロ[4,5]]デカンー3−チオン塩酸を合成し
た。
理化学的性状 融点 226°C 元素分析値(C8H,5N、、O8C1・H2Oとして
)C(彌 H(チ)  Nf係)CI(彌 S(憎理論
値  39,91 7.12 11.64 14.73
 13.32実験値  39.84 6.90 11.
50 15.02 13.31質量分析値(rrl//
z) :  186.140.96.39赤外線吸収ス
ペクトル(KBr ) Cm−1:  2952.15
22核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d3. TMS
内部標準)実施例 17゜ 実施例2と同様にして 2−エチル−2,8−ジアザ−
1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−チオン塩酸
を合成した。
理化学的性状 融点 233°C 質量分析値(m/z ) :、 200.96.42赤
外線吸収スペクトル(KBr)cm−’ : 2948
.1508核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6. 
TMS内部標準)δ: 1.22(3H,t、 N−C
H2CH5)。
N−CH2CH5) 実施例 18 8−エトキシカルボニル−2−(2−フロベニル)2.
8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3
オン5.66 g、 21.0mmol)に25%臭化
水素酸−酢酸(50ml)を加え、100℃で15時間
攪拌した。冷却後水を加え、炭酸カリウムで塩基性にし
、クロロホルムで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣をカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール:濃アンモニ
ア水]0:1:0.1〜5:1:0.1)で精製して 
2−(2−プロペニル)−2,8−ジアザ−1−オキサ
スピロ[45]デカン−3−オンと 2−(2−ブロモ
プロピル−2,8ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]
]デカンー3−オの混合物(2,20g)を得た。この
うち1.7gをアセトニトリル(30ml)に溶解し、
触媒量のジメチルアミノピリジンを加えた後水冷下ジタ
ーシャープチルジカーボネート(2,10g、 9.6
 mmol )のアセトニトリル(20m+l)溶液を
滴下した。室温で4時間。
50℃で1時間攪拌した後溶媒を留去し得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル−2
:1〜1:1)で精製して 8−t−ブトキシカルボニ
ル−2−(2−プロペニル) −2,8−ジアザ−1−
オキサスピロ[4,5]]デカンー3−オン 1.67
 g )を得た。これにトリフルオロ酢酸(14mZ)
を加え室温で1時間攪拌した。溶媒を留去して得られた
残渣に水を加え炭酸カリウムで塩基性にした後クロロホ
ルムで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
。溶媒を留去し得られた残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール:濃アンモニア水−5:
 1 : 0.1 )で精製して 2−(2−プロペニ
ル)−2,8−ジアザ−1オキサスピロ[4,5コデカ
ンー3−オン(1,08g。
5.50 mmol 26%)を得た。得られた化合物
を酢酸エチルに溶解し塩化水素の酢酸エチル溶液を加え
て生成した沈殿を炉取して 2−(2−プロペニル)2
.8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカン3
−オン塩酸を得た。
理化学的性状 融点 168°C 元素分析値(Cl0H17N202clとして)C(へ
)  H開  N(へ)  CI(へ)理論値 51,
61  7.36  12.04  15.23実験値
 51,37  7.25  11.78  15.1
0質量分析値(m/Z) : 210.110.42核
磁気共鳴スペクトル(DMSO−d、、、 TMS内部
標準)■ H 4,04−4,14(2H,m、  、X、。
)。
5.12−5.38 (2H,m、  7、AH)。
5.61〜6.03 (I H2m、 、イ実施例 1
9゜ 2−メチル−2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,
5]]デカンー3−オン260ITIg、 1.53m
mol )にギ酸(2m7)、 37%ホルムアルデヒ
ド水溶液(2m7)を加え、100℃で1時間攪拌した
。溶媒を留去して得られた残渣を水に溶解し炭酸カリウ
ムで塩基性にした後クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:
濃アンモニア水= 20:1:0.1 )で精製して2
.8−ジメチル−28−ジアザ−1−オキサスピロ[4
,51デカン−3−オン(240”g、 1.30mm
ol 、 85%)を得た。この化合物をエーテルに溶
解し、塩化水素のエーテル溶液を加え10分間攪拌した
後溶媒を留去して得られた結晶を再結晶(メタノール−
エーテル)して 2,8−ジメチル−2,8−ジアザ−
1−オキサスピロ[45]デカン−3−オン塩酸塩を得
た。
理化学的性状 融点 228°C 質量分析値(m/z) : 184.110赤外線吸収
スペクトル(KBr) cm−’ : 2940.17
34核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6. TMS
内部標準)理化学的性状 融点 186℃ 元素分析値(C+。I(、、N202Clとして)C開
  H(%1  N開   C1(%1理論値 51,
17  8.16  11.93実験値 51,05 
 8.06  12.02質量分析値(m/Z) : 
198.110.42赤外線吸収スペクトル(KBr)
am” : 2940.1704核磁気共鳴スペクトル
(DMSO−d、、 TMS内部標準)15.26 δppm  :  1,13(3H,t、 N−CN2
CH5)。
実施例 20 2.74 (3H,s、 CH3−D )。
実施例9と同様にして 2−エチル−8−メチル2.8
−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカン3−オ
ン塩酸を合成した。
実施例 21゜ 実施例 22゜ 実施例9と同様にして 8−メチル−2−プロピル−2
,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー
3−オン塩酸を合成した。
理化学的性状 質量分析値(m/z) : 212.110.42赤外
線吸収スペクトル(KBr )cm″′: 2980.
1698核磁気共鳴スペクトル(DMS o−d、、 
TMS内部標準)δppm : 0.88(3H,t、
 NA−CH3)、 1.37〜1.72(2H。
実施例9と同様にして 8−メチル−2−(2プロピル
)−2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]]デ
カンー3−オン塩酸を合成した。
理化学的性状 融点 209°C 元素分析値(C,、I(2,N、O,CI・0.3 N
2.0として)C閣  H鉤  N(へ)  C1開 理論値 51,98  8.57  11.02  1
3.95実験値 51.74  8.50  11.0
5  14.10質量分析値(m/z) : 212.
110.42赤外線吸収スペクトル(KBr)am−’
 : 2988.1678核磁気共鳴スペクトル(DM
SO−d6. TMS内部標準)4.25(IH,qq
、 N子H) 実施例23゜ 2.72(3H,8,CH8−JCK )。
実施例9と同様にして 8−メチル−2−(2フロへ=
ル) −2,8−ジアザ−1−オキサスピロ[45]デ
カン−3−オン塩酸塩を合成した。
理化学的性状 融点 188°C 元素分析値(C,、H,、N202C1として)CN 
  HN   N(%j   CIF、)理論値 53
,55  7.76  11.35  14.37実験
値 53,25  7.64  11.43  14.
54質量分析値(m/z) : 210.110.’4
2核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d、、 TMS内
部標準)実施例 24 実施例9と同様にして 2.8−ジメチル−2,8ジア
ザ−1−オキサスピロ[4,5]]デカンー3−チオン
塩酸を合成した。
理化学的性状 融点 272℃ 質量分析値(m/z) : 200.140.42赤外
線吸収スペクトル(KBr) cm−’ : 2948
.1542核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6. 
TMS内部標準)δ :  1..31 (3H,t、
 N”−CN5)、 1.91−3.15 (9H,m
実施例 25゜ 実施例 26゜ q、 N−CH2CI(3) 実施例9と同様にして 2−エチル−8−メチル2.8
−ジアザ−1−オキサスピロ[4,5]7”カン3−チ
オン塩酸塩を合成した。
理化学的性状 融点 260°G 質量分析値(m/z) : 214.154.110.
42赤外線吸収スペクトル(KBr) cm−’ : 
2952.1514核磁気共鳴スペクトル(DMSO−
d6. ’TMS内部標準)3−メトキシ−1−オキサ
−28−ジアザスピロ[4,5]]デカー2−二ン 6
26 r[1g、 3.68mmol )のアセトン(
60ml)溶液に炭酸カリウム(544mg、 3.9
4mm01)を加え、  50℃で1時間攪拌した。室
温まで冷却した後ヨウ化メチル(0,23m1)を滴下
して室温で1時間攪拌した。不溶物を沖別してF液を濃
縮した。水を加え、クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:濃
アンモニア水=20:1:0.1〜10 : 1 : 
0.1 )で精製して 3−メ7一 トキシー8−メチルー1−オキサ−2,8−ジアザスピ
ロ[4,5]]デカー2−エン 370 mg、  2
.03mmol 。
55%)を得た。その化合物をメタノールに溶解しマレ
イン酸(230mg)のメタノール溶液を加え、10分
間攪拌した後溶媒を留去して得られた結晶を再結晶(メ
タノール−エーテル)して 3−メトキシ8−メチル−
1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[45]デカ−2−
エン・マレイン酸塩を得た。
理化学的性状 融点 131°C 質量分析値(m/z) : 184.110.96.4
2赤外線吸収スペクトル(KBr) am−’ : 1
586.1382核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d
6. TMS内部標準)実施例 27゜ 実施例16と同様にして 3−エトキシ−8−メチル−
1−オキサ−2,8−ジアザスピロ[45]デカ2−エ
ン・マイレン酸塩を合成した。
理化学的性状 融点 123°C 元素分析値(Cl4H22N206として)C(至) 
 H(至)  N開 理論値 53,49  7,05  8.91実験値 
53,16  6.84  8.93質量分析値(m/
z) : 198.110.96.42赤外線吸収スペ
クトル(KBr) cm−’ : 1586.1386
核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d、、 TMS内部
標準)δ :  1.27(3H,t、−0−0M2C
H3)、  1.89〜2.02S、 −0CH3)、
 6.06(2H,S、  <oo−×2)号ゼラチン
硬カプセルに充てんしてカプセル製剤とする。
6.03(2H,s、−1ニー    x2)OO 処方例 錠剤 実施例19の化合物05重量部及び乳糖45重量部を混
合粉砕し、この混合物に乳糖47.1重量部。
結晶セルロース22.5重量部及びステアリン酸マグネ
シウム04重量部を加えて均一に混合し。
打錠機を用いて加圧成形し、 75mg/錠の錠剤とす
る。
特許出願人 山之内製薬株式会社 代理人 弁理士 藤 野 清 也

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、水素原子又は低級アルキル基を、Aは式
    ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼で表わされる 基を、m及びnは0若しくは1乃至3の整 数(但しm+nは1乃至3の整数である) を、Xは酸素原子又は硫黄原子を、R^1は水素原子、
    低級アルキル基、又は低級アルケ ニル基を表わす。) で示されるスピロ化合物又はその塩
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^2はアミノ基の保護基を、Aは式▲数式、
    化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等が
    あります▼で表わされる基を、m 及びnは0若しくは1乃至3の整数(但 し、m+nは1乃至3の整数である)を、 Xは酸素原子又は硫黄原子を、R^1は水素原子、低級
    アルキル又は低級アルケニル基を 表わす。) で示されるスピロ環式化合物。
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Cited By (6)

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