JPH03153690A - ヘテロ環スピロ誘導体及びその製造法 - Google Patents

ヘテロ環スピロ誘導体及びその製造法

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JPH03153690A
JPH03153690A JP29366289A JP29366289A JPH03153690A JP H03153690 A JPH03153690 A JP H03153690A JP 29366289 A JP29366289 A JP 29366289A JP 29366289 A JP29366289 A JP 29366289A JP H03153690 A JPH03153690 A JP H03153690A
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JP
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lower alkyl
formula
ring
atom
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Application number
JP29366289A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsukamoto
塚本 紳一
Mitsuo Fujii
藤井 光夫
Susumu Igarashi
進 五十嵐
Tomoyuki Yasunaga
安永 智之
Shinji Usuda
臼田 眞治
Kazuyuki Hidaka
和幸 日高
Toshiya Tamura
田村 隼也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医薬、とりわけ神経変性に起因する疾患の予防
治療剤として有用な新規へテロ環式スピロ誘導体及びそ
の塩並びにそれらの製法に関する。
(従来の技術および発明が解決すべき課題)中枢神経系
におけるアセチルコリンは認識機能、精神機能などに関
与する重要な神経伝達物質である。この中枢性コリン機
能の低下はアルツハイマー病、アルツハイマー型老年痴
呆、ノ・ンチントン舞踏病、ビック病、晩発性運動障害
など種々の神経系及び精神病掌上の病気を起こすことに
なる。これらの神経変性疾患の内、特に記憶、認識など
に関する中核症状が中枢アセチルコリン神経の機能低下
によるものとされている。従来この中核症状の改善にフ
ィゾスチグミンなどのアセチルコリンエステラーゼ[F
剤の投与、コリンやレシチンなどのアセチルコリン前駆
物質の投与、又はアレコリンなどのアセチルコリン受容
体に作用する薬剤の投与が試みられている[たとえば、
平井俊策、臨床神経科若干発現したとしても副作用が強
かったり、治療範囲が狭かったり多くの欠点を有してい
る。
従って現在上記のような疾病の治療に有効な副作用の少
ない選択的アセチルコリン神経機能賦活薬が望まれてい
る。
一方、後記一般式(I)で示される本発明化合物は、ピ
ペリジン又は特定の架橋を有するピペリジンと置換テト
ラヒドロフラン又は置換テトラヒドロチオフェンとがス
ピロ結合してL・る化合物であり、かかる骨格を有する
化合物としては例えば1−オキサ−8−アザスピロ[4
,5]デカン骨格(ω)は公知である( Chem 。
Abstr、、 50.13899i)。また、他の骨
格を有する化合物としては9例えば トラメチル−1−オキサ−8−アザスピロ[4,5]で
示される化合物(6,8,9−ト!Jメチルー4オキソ
ー1−オキサ−8−アザスピロ[4,53で示される化
合物[6,8,9−)ジメチル−2−オキソ−1−オキ
サ−8−アザスピロ[4,5]デセン、  Chem、
 Abstr、、 79.126292w(1973)
コ等が知られて(・る。また、かかる骨格を有する化合
物に関連する特許としては1例えば 特で示される化合物をクレームしたアメリカ特許3,3
05,556号が知られている。これらの文献。
特許には、神経変性に起因する疾患の予防・治療剤とし
ての用途は同等開示されていない。
(課題を解決するための手段) 本発明によって提供されている化合物は、下記一般式(
I)で示されるヘテロ環スピロ誘導体又はその塩である
[式中の記号は以下の意味を有する。
A環:窒素原子が低級アルキル基で置換されていてもよ
いピペリジン環 但し、当該ピペリジン環の窒素原子とスピロ結合してい
ない任意の炭素原子とが低級アルキレン基を介して架橋
を形成していてもよい。
R:水素原子又は低級アルキル基 で示される基 R1、R2、R3:同−又は異なって水素原子、低級ア
ルキル基又はニトロ基で置換されていてもよいアリール
基若しくはアラルキル基以下同様] (化合物) 以下9本発明化合物につき詳述する。
なお2本明細書の一般式の定義において「低級」なる用
語は、特に断わらない限り、炭素数が1乃至6個の直鎖
又は分岐状の炭素鎖を意味する。
従って、「低級アルキル基」としては、具体的には例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基。
イソプロピル基、ブチル基、イノブチル基、 5ec−
ブチル基、  tert−ブチル基、ペンチル基、イソ
ペンチル基、ネオペンチル基、  tert−ペンチル
基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1.2
−ジメチルプロピル基、ヘキシル基。
イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペ
ンチル基、3−メチルペンチル基。
1.1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルメチルブ
チル基、2,2−ジメチルブチル基、1.3ジメチルブ
チル基、2,3−ジメチルブチル基。
3.3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基。
2−エチルブチル基、1,1.2−)ジメチルプロピル
基、  1,2.2− ) IJメチルプロピル基、1
−エチル−1−メチルプロピル基、■−エチル−2−メ
チルブチル基等が挙げられる。
また、  R’、 R2,R3の意味する「アリール基
」としては、フェニル基、ナフチル基等であり、また「
アラルキル基」としては、上記「低級アルキル基」の任
意の位置がフェニル基、ナフチル基等で置換されたもの
であり、具体的にはベンジル基、1−又は2−フェネチ
ル基、1又は2又は3−7エニルプロピル基、1−メチ
ル−2−フェニルブチル基、ナフチルメチル基、ナフチ
ルエチル基等である。また、ニトロ基は、アリール基若
しくはアラルキル基のフェニル基。
ナフチル基等の任意の位置に1個乃至数個が置換できる
更に、A環が意味する「当該ピペリジン環の窒素原子と
スピロ結合していない任意の炭素原子とが低級アルキレ
フ基を介して架橋を形成していてもよい」は、ピペリジ
ン環の窒素原子が前記「低級アルキレン基↓でピペリジ
ン環の炭素原子(スピロ結合して(・ない任意の炭素原
子)と架橋を形成して二環となったビシクロ型の二環式
飽和環を意味する。具体例としては、1−アザビシクロ
[2,2,1]ヘプタン環((p)1−アザビシクロ[
2,2,2]オクタン環(=キヌクリジン環>  ((
S))、  1−アザビシクロ[3,2,2コノナン環
 ([¥1)、1−アザビシクロ[3゜■、1]ヘプタ
ン環([:’p)、1−アザビシクロ[3,2,1コオ
クタン環((p)、1−アザビシクロ[3,3,1コノ
ナン環 (Q)。
7.7−シメチルー1−アザビシクロ[2,2,1]へ
ブタン環 (4))などが挙げられる。
一般式(I)で示される本発明化合物は塩を形成する。
本発明には化合物(1)の塩が含まれ。
そのような塩としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素
酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸、ギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、シュウ酸、マロン酸。
コハク酸、フマール酸、マレイン酸、リンコ酸。
酒石酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等の有機
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸と
の酸付加塩が挙げられる。
また本発明化合物は、イミノ基を含み、また不斉炭素原
子を含んでいるため、光学異性体。
ジアステレオマー 幾可異性体(例えば、シン(syn
)又はアンチ(anti)異性体)等が存在する。
本発明化合物にはこれら各異性体の混合物や単離された
ものが含まれる。
(製法) 本発明化合物の代表的な製法について以下に説明する。
(II) CI) 即ち1本発明化合物は、一般式(Tl)で示されるスピ
ロ化合物に、一般式(II[)で示されるアミン化合物
又はその塩を反応させることにより得ることができる。
反応溶媒としては、メタノール、エタノール等ノアルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、アセトニトリル。
テトラヒドロフラン、水等の反応に不活性な溶媒である
。反応温度は、室温下乃至加熱還流下である。反応時間
は、数十分乃至数日である。
これらの反応条件は、原料化合物の種類や量。
添加剤の種類等により適宜調節される。また。
反応に際し、塩酸、硫酸等の無機酸又は、酢酸。
ベンゼンスルホン酸等の有機酸(若しくはそのアルカリ
金属塩)、゛あるいは場合により、塩化亜鉛、塩化ホス
ホリル、三フッ化ホウ素等添加することもできる。
尚1本製造法の原料化合物である前記一般式(II)で
示されるスピロ化合物は9本出願人会社の出願に係るヨ
ーロッパ公開特許第311.313号に記載の方法によ
り製造できる。
このようにして製造された本発明化合物(I)は、遊離
のままあるいはその塩として単離され精製される。塩は
通常適用される造塩反応に付して製造することができる
単離、精製は2分液、抽出、濃縮、結晶化。
C過、再結晶、各種クロマトグラフィー等通常用し・も
れる化学操作を適用することにより行われる。
なお1本発明化合物には前記の如く、幾何異性体、ラセ
ミ体、光学異性体、ジアステレオマー等の異性体が単独
であるいは混合物として存在する。幾何異性体は適当な
原料化合物を用いるかあるいは幾何異性体相互間の理化
学的性質の差を利用することにより分離・精製できる。
また、光学異性体やジアステレオマーは適当な原料化合
物を用(・るか、又は−収約なラセミ分割法[fllえ
ば一般的な光学活性酸(酒石酸)とのジアステレオマー
塩に導き光学分割する方法など]やジアステレオマー分
離法[例えば分別結晶やクロマトグラフィー等による分
離]を適用することにより純粋な異性体とすることがで
きる。
(発明の効果) 本発明化合物(I)はムスカリン性アセチルコリン受容
体に作用することによって中枢系アセチルコリン神経機
能を賦活することができる。
アルツハイマー病恵者の海馬2扁桃体、大脳皮質では、
コリンアセチルトランスフェラーゼ。
アセチルコリンエステラーゼの著名な減少が見もれ(D
avies、 P、 、 Maloney、 A、 J
、F、、 Lancet 、 i i 、 1043(
1976)) 、  このときグルタミン酸脱酸酵素や
チロシン水酸化酵素、ドーパミン−β−水酸化酵素、モ
ノアミン酸化酵素等に有意の変化がなかったことから、
脳の広い部位でアセチルコリン神経系の機能低下が起っ
ていると推察されている(Davies、 P、、 B
rain Res、、 171.319(1979))
。またアルツハイマー病および老年痴呆の記憶、認識損
傷は脳のアセチルコリン神経脱落または機能低下と密接
な関係にあることを示唆されている(Whitehou
se、 P、J、 et al、、 5cience、
 215.1237(1982)。
Perry、 E、に、 et al、、 Br1t、
 Med、 J、、 2.1457(1978))。
ムスカリン性アセチルコリン受容体は2種のサブタイプ
M、、M、に分類することができ(TrendsPhe
rmacol、 Sci、 5upp1. (1984
))、 M、が大脳皮質。
海馬、線条体等、小脳を除く中枢各部位および自律神経
節など神経組織に多く9M2が小脳および平滑筋、心筋
、腺等の末梢組織に多く分布している(Vickroy
、 T、W、 et at、、 Fed、 Proc、
、 43.2785(1984))。動物実験から学習
行動にMlが関与していること(Caulfield、
 M、P、 et al、、 J、Pharm、 Ph
ar−macol、、 35.131 (1983))
  また心抑制、振せん等にはM2が関与していること
(Mutschler、 E、、 Lam−brech
t 、 G、 、 Trends Pharmacol
、 Sci、、 5upp1.、39 (1983)。
Pa1acios、 J、M、 et al、、 Eu
r、 J、Pharmacol、 125.45(19
86)が示唆されている。
以上のことより、 M1選択性を持つムスカリン性アゴ
ニストは老年痴呆における記憶、認識損傷を改善できる
可能性があると考えられる。
本発明化合物はM、受容体に対して選択的な親和性を有
するものであり、中枢神経系の変性に起因する病気、特
にアセチルコリン機能低下による疾患、たとえばアルツ
ハイマー病、アルツハイマー型老年痴呆、ハンチントン
舞踊病、ビック病、晩発性運動障害などの疾病の治療に
利用することができる。
本発明化合物(I)は、動物を用いて抗健忘作用、振せ
ん惹起作用を、ラット脳膜標品を用いて標識化合物結合
に及ぼす作用を検討することにより評価できる。以下に
これらの評価方法の概略を記す。
1)ラットにおけるスコポラミン誘発記憶障害の改善。
スコポラミン誘発記憶障害の改善は+ Jarvikら
の方法(Jarvik、 M、E、 et al、、 
Psychol 、 Rep。
21、221(1967))  に準じたステップスル
ー型受動回避テストを用い、スコポラミン臭化水素酸1
mg/kgの腹腔内投与によるラットの記憶障害に対す
る改善効果を測定した。化合物は、スコポラミン臭化水
素酸と同時に皮下投与した。
2)マウスにおける振せん惹起作用 化合物をマウスに皮下投与し、振せんが発現する量少用
量を求めた。
3)受容体結合に対する作用 [3H]ピレンゼピンのラット大脳皮質M。
受容体への結合はWatSOnらの方法(Watson
M、 et al、、 Life 5cience、 
31.2019 (1982) )を−部改変して、[
3H]キヌクリジニル ベンジンート(GNB)のラッ
ト小脳Ml受容体への結合はYamamuraと5uy
derの方法(Yama −mura、 H,1,、5
uyder、 S、H,、Proc、 Natl、 A
cad、 Sci。
U、S、A、、 71(5)、 1725(1974)
)に準じて測定した。
この結果1本発明化合物(I)は、 0.01〜10[
ng、/kg−sc の範囲でスコポラミン誘発による
記憶障害の改善効果を有することが判明した。
また、ラットの大脳皮質M、受容体への結合は。
0.01〜10/JMの範囲で認められた。
本発明化合物(I)は、そのままあるいは適宜の薬理的
に許容される担体、賦形剤、希釈剤と混合し散剤、顆粒
剤1錠剤、カプセル剤、注射剤(静脈内、皮下、筋肉内
)坐剤などの形態で経口的または非経口的に投与するこ
とができた。
本発明化合物(I)の投与量は、化合物([)の種類、
投与する患者の年令9体重、症状、あるいは投与経路な
どにより異なる。例えば、成人に対する投与量は注射で
は約o、oot〜10■好ましくは0.01〜o、im
gci回投与量)であり、経口投与では約0.05〜5
00ff1g好ましくは0.1〜10mg(1回投与量
)であり、これを1日1〜3回投与する。
(実施例) 以下に実施例を掲記し本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 2−エチル−8−メチル−1−オキサ−8−アザスピロ
[4,5]]デカンー3−オン1をメタノール15 r
ntに溶解し、これに、ヒドロキシルアミン塩酸塩36
0 Tl1g、酢酸ナトリウム4251T1gを加え、
1時間還流した。減圧下にメタノールを留去し、残留物
に水10mZ、  クロロホルム30m1を加え溶解し
た。炭酸カリウムを加えて水層を塩基性(pH約10)
とした後1分層し、水層をクロロホルムで抽出した。ク
ロロホルム層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にクロロホルムを留去した。残留物を、シ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルム−メタノール−濃アンモニア水(容積比10:1:
0.1)混合溶媒で溶出することにより、2エチル−3
−ヒドロキンイミノ−8−メチル−1−オキサ−8−ア
ザスピロ[4,5コデカ/の(1)アンチ体(4801
11g、先に溶出) e (tj) シフ体(21,0
mg)を得た。
(1)  アンチ体 理化学的性状 融点 129−131℃ 元素分析値(CII H,N、o、・0.3H20とし
て)C(%)   H(%)   N(%)理論値  
60.69  9.54  12.87実験値  60
.28  9.24  12.66質量分析値(m/z
) : 212(M )、 137.96核磁気共鳴ス
ペクトル(CDCl、 、 TMS内部標準)2.28
 (s、  3H,N  CHs ) 、  2.24
〜2.90(m、 6F(、N CH2X2.  CH
2A、−)。
4.35(m、  IH,−0−CHぐ   )(11
) シン体 理化学的性状 融点 92−94℃ 元素分析値(C,、H,oN、02として)C(%) 
  H(%)   N(%)理論値  62.24  
9.50  13.20実験値  61.87  9.
49  13.08質量分析値(m/z) : 212
(M”)、 137.96核磁気共鳴スペクトル(CD
Cl3. TMS内部標準)2.32(s 、3H、N
  CH3)、 2.3〜2.7 (m。
6H,N−CH,−x2.−CH,上ト)。
4.72(m、IH,0−CH’  )。
\ 実施例 2 実施例1と同様にして、2,8−ジメチル−1−オキサ
−8−アザスピロC4,5]デカン−3−オンから、3
−ヒドロキシイミノ−2,8−ジメチル−I−オキサ−
8−アザスピロ[4,5]デカンの(1)アンチ体(カ
ラムクロマトグラフィーで先に溶出)と(11)シン体
を得た。
(1)  アンチ体 理化学的性状 融点 155−157°C 元素分析値(C,、H,、N202−0.1 )(20
として)C(%)   H(%)  N、 理論値  60.04  9.17  14.00実験
値  59.94  8.95  13.99(11) 質量分析値(m/z) : 198(M”)、 137
.96核磁気共鳴スペクトル(CDCI3. TMS内
部標準)δppm : 1.34 (d 、 3H、J
=7Hz、 C−CH3)。
(s 、3H,N−CH,)、2.3〜2.8(m、6
H。
N CR2X 2 + CR2A N −)+4.45 (q 、IH,J=7Hz 、0−CHぐ   )シン
体 理化学的性状 融点 118−120℃ 元素分析値(C+oH+aN20tとして)C(%) 
  H(%)   N(%)理論値  60,58  
9.15  14.13実験値  60.15  9.
08  13.97質量分析値(m/z) : 198
(M”)、 137.96核磁気共鳴スペクトル(CD
CI、、 TMS内部標準)2.31 (s、 3H,
N  CR1)、2.38〜2.63(m、 6H,N
 CH2X2T  CJ(2A、−)。
4.75 (Q+  tH,J=7Hzt  OCH<
   )実施例 3 5′−メチルスピロ[1−アザスピロ[2,2,2,]
]オクタンー3,2′−オキソラン]4′−オン2.2
gをメタノール30rnlに溶解し、ヒドロキシルアミ
ン塩酸塩0.78g、酢酸す) IJウム0.92gを
加える。1時間aRする。減圧下にメタノールを留去す
る。残留物に水、メチレンクロリドを加え、さらに炭酸
カリウムを加えて塩基性にする。分層し、水層をメチレ
ンクロリドで抽出する。有機層を合わせ。
飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去する。残留物を酢酸エチルエス
テルで処理することにより、白色結晶として1.0gの
=1’、 5’−ジヒドロ−47−ヒドロキンイミノ−
5′−メチルスピロ[l−アザピシクa[2,2,2,
]]オクタンー3.2’3’H)−フランコを得た。
理化学的性状 融点 187〜190℃(分解) 元素分析値(CoH+aNtOt+ 0.8 R20と
して)C(%)   H(%)    N(%)理論値
  58.80  8.79  12.47実験値  
58.96  8.49  12.07質量分析値(m
/z) : 210.193.96核磁気共鳴スペクト
ル(DMSO−d、、 TMS内部標準)1 o、 6
5 (m、 I H,−QH)実施例 4 OCR。
アルゴン雰囲気下メタノール2IIltにナトリウム5
7rr@、O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩209
■を加え室温で撹拌した。得られた混合物を2,8−ジ
メチル−1−オキサ−8−アザスピロ[、i、s]デカ
ン−3−オン425 mgのメタノール溶液に滴下し室
温で2日、さらに50℃で1日撹拌した。得られた反応
液に、ナトリウム85■。
メタノール4田l、o−メチルヒドロキシルアミン・塩
酸塩31.0IT1gを室温で1時間撹拌して得られる
混合物を滴下した。50°C12時間、室温でさらVC
l2時間撹拌した後、不溶物をr別し、溶媒を減圧下に
留去した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィ
ーに付し、クロロホルム−メタノール−濃アンモニア水
(容積比20 : 1 : 0.1)混合溶媒で浴出す
ること忙より、3−メトキシイミノ−2,8−ジメチル
−1−オキサ−8−アザスピo [4,5]デカンの(
i) 7 ンチ体(14oITIg、先に?a出)およ
び(11)シン体(60mg)を得た。
それぞれ、メタノール溶液とし1等モルのマレイン酸と
処理することにより、マレイン酸塩を得た。
(1)  アンチ体(マレイン酸塩) 理化学的性状 融点 146℃ 元素分析値(C+5H24N20aとして)C(%) 
 H(%)  N(%) 理論値 54.87 7.37  8.53実験値 5
4.71  7.41  8.41質量分析値(m/z
) : 212(M”)、 137.96核磁気共鳴ス
ペクトル(DMS O−d6 、 TMS内部標準)δ
ppm : 1.28(d、 3H,C−CH5)、 
1.72〜1.98(m、 4H。
(11) δppm : 2.79(s、 3H,N−CH5)、
 3.09〜3.36(m、 4H,−N−CH2−x
2)、 3.81 (s。
3H,0−CHI)、  4.53((+、  [、0
−CHく6.03 (s、 2H) シン体(マレイン酸塩) 理化学的性状 融点 145℃ 核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d、、 TMS内部
標準)δppm : 1.33(d、 3H,C−CH
5)、  1.64〜2.062H,〜CH2−C,)
、 2.79(s、 3H。
− N−CH,)、 3.08〜3.28(m、 4H,N
−CH2x2)、 3.79(s、 3H,0−CH,
)。
、i、6scq、   IH,0−CHぐ )、   
6.04 (s、2H)実施例 5゜ 2.8−ジメチル−1−オキサ−8−アザスロ[4,5
]]デカンー3−オン200111を水1 rnlに溶
かし、これをベンジルオキシアミン・塩酸kglB7■
を水1 mZに溶かした溶液に加えた。これに、濃塩酸
を加えpHを約5に調整し、室温で24時間攪拌した。
その後、飽和炭酸カリウム水溶液5ml加え。
エチルエーテルで抽出した。エチルエーテル溶液を無水
硫酸で乾燥後、溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開温媒、クロロホルム:メタノ
ール:濃アンモニア水=20:1:o、t(v/v))
により、3−ペンジルオキンイミノー2,8−ジメチル
−1−オキサ−8−アザスピロ[4゜5]デカンの一方
の異性体fa) (先に溶出)を15011!、混合物
iblを140mgを得た。
fat  理化学的性状 質量分析値(m/z ) : 288(M”)核磁気共
鳴スペクトル(CDCl2. TMS内部標準)δpp
m: 1.37(d、 3H,6,5Hz、 0CHC
)(s) 1.50−1.98 (m、 4H,NCH
zCHJ、2.28 (s、 3H。
NCH3)、 235−2.75 (m、 4H,NC
H,)。
4.49(q、 IH96,2Hz、 0CH)、 5
.09(s、2H,Ph−CH,)、 7.34 (s
、 5H,Ph−H)(b)  理化学的性状 質量分析値(m/z) : 288(M+)核磁気共鳴
スペクトル(CDCI□TMS内部標準)δppm: 
 1.37(d、 LH,6,5Hz、 0CHCT(
、)、 1.40(d、2H96,5Hz、 0CRC
Hs )、1.50−1.95(m、 4H,NCH2
CH,)、 2.28(813HINCH3)?2.3
5−2.75 (m、 4H,NCH2)、 4.49
((1゜0.33H,6,2Hz、 QC)i)、 4
.70 (q、 0.67H。
6.2 Hz、 OCH)、5.06 (s、 1.3
3 H,Ph−Cut)。
5.09 (s、 0.67H,Ph−CHt)、 7
.33 (s。
3.33u、ph−H)、 7.34(s、1.67H
,ph−H)実施例 6゜ 2.8−ジメチル−1−オキサ−8−アザスピロ[4,
5コデカン−3−オン550 mgの4 ml エタノ
ール溶液に、ジメチルヒドラジン220mgと酢酸0.
2mZを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧
下濃縮し、得られた残渣を7す力ゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;クロロホルム:メタノール:29%
−アンモニア水溶液=190:9:1(v/v ) )
で精製した。得られた油状物6001TIgをメタノー
ル3 mlに溶解し、フマル酸280 n1gを加え。
室温においてフマル酸が完全に溶解するまで攪拌した。
溶媒を減圧下留去し、得られた結晶性残渣をアセトニト
リルから再結晶して、2.8−ジメチル−3−(N、N
−ジメチル)ヒドラゾノー1−オキサ−8−アザスピロ
[4,5コデカン・フマル酸塩420mgを得た。
理化学的性状 融点 118〜121°C分解 元素分析値(C++)fnNsOs e O,60H2
Oとして)C(淘  H(%)   N(%) 理論値  54.56   g、07  11.93実
験値  54,51  7.72  11.78核磁気
共鳴スペクトル(CDC1,、TMS内部標準)δpp
m: 1.35(d、 3H,J=7Hz、 CH,−
C)、 1.7〜2.4(m、 4H2CHz)y 2
.47 (”t 6Hy (CHs八NへN=C)。
2.68 (s、 3H,CHs−N)、 2.8〜3
.5 (”、4H−CHt −N )、4.45 (q
、I H4J =6 Hz、CH−0)。
6.87(s、 2H,HC=CH)、 9.35(m
、 2H,C00H)実施例 7゜ 2.8−ジメチル−1−オキサ−8−アザスピロ[=@
 、 5 ]]デカンー3−:A−ン100mを水2a
+tK溶がシ、そこへ2.4−ジニトロフェニルヒドラ
ジン324■と濃硫酸600μtを水600μtに溶か
した溶液を加えた。これを、室温で1時間攪拌した後。
飽和炭酸カリウム水溶液10m1を加え、クロロホルム
で抽出した。クロロホルム溶液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒、クロロホルム:メタノール
:濃アンモニア水=20: 1 : 0.1 (v/v
)  )により、3−(2,4−ジニトロフェニルヒド
ラゾノ) −2,8−ジメチル−1−オキサ−8−アザ
スピロ[4,5]デ力ン150mgを得た。
理化学的性状 質量分析値(m/z) : 364 (M+H)核磁気
共鳴スペクトル(CDC1,、TMS内部標準)δp 
p m : 1.49 (d、3 H? 6.4 Hz
I OCHCHs )、1−62−2.08 (m、 
4H,NCHtCHs)、 2.33 (s、3H。
NCHs )、2.40−2.90 (m、 4H−N
CHt )、4.63(q、 HL 6.4Hz、 0
CH)、 7.91(q、IH29,8Hz、 Ar−
H)、 8.33(dd、 IHt  9.8Hz、 
2.4Hz。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中の記号は以下の意味を有する。 A環:窒素原子が低級アルキル基で置換さ れていてもよいピペリジン環 但し、当該ピペリジン環の窒素原 子とスピロ結合していない任意の炭 素原子とが低級アルキレン基を介し て架橋を形成していてもよい。 R:水素原子又は低級アルキル基 X:酸素原子又は硫黄原子 Y:式−O−R^1で示される基又は式▲数式、化学式
    、表等があります▼で示される基 R^1、R^2、R^3:同一又は異なって水素原子、
    低級アルキル基又はニトロ基で置換されて いてもよいアリール基若しくはアラルキル基]で示され
    るヘテロ環スピロ誘導体又はその塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中の記号は以下の意味を有する。 A環:窒素原子が低級アルキル基で置換さ れていてもよいピペリジン環 但し、当該ピペリジン環の窒素原 子とスピロ結合していない任意の炭 素原子とが低級アルキレン基を介し て架橋を形成してもよい。 R:水素原子又は低級アルキル基 X:酸素原子は硫黄原子] で示されるスピロ化合物に、 一般式 H_2N−Y [式中、Yは式−O−R^1で示される基又は▲数式、
    化学式、表等があります▼で示される基(式中、R^1
    、R^2、R^3は、同一又は異なって水素原子、低級
    アルキル基、又 はニトロ基で置換されていてもよいアリー ル基若しくはアラルキル基を意味する)を 意味する。] で示されるアミン化合物又はその塩を反応させることを
    特徴とする 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるヘテロ環スピロ誘導体又はその塩の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994013678A1 (en) * 1992-12-05 1994-06-23 Fisons Corporation Spirofuranone derivatives and their use in the treatment of neurodegenerative disorders
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