JPH0216415Y2 - - Google Patents

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JPH0216415Y2
JPH0216415Y2 JP1982074267U JP7426782U JPH0216415Y2 JP H0216415 Y2 JPH0216415 Y2 JP H0216415Y2 JP 1982074267 U JP1982074267 U JP 1982074267U JP 7426782 U JP7426782 U JP 7426782U JP H0216415 Y2 JPH0216415 Y2 JP H0216415Y2
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JP
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holding part
scanning device
mounting
drum
adjusting
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/56Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head support for the purpose of adjusting the position of the head relative to the record carrier, e.g. manual adjustment for azimuth correction or track centering
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/24Head support adjustments

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁化可能なテープ状記録担体に対する
記録及び/又は再生装置用のドラム状の走査装置
に関し、特に、上記記録担体が少なくとも部分的
にこの走査装置の外周面に巻きつけられており、
走査装置がこの外周面に巻きつけられている記録
担体を走査するための1個又は複数個の磁気ヘツ
ドを取り付けるための少なくとも1個の回転自在
のヘツドマウントを具え、磁気ヘツドがヘツドマ
ウントの回転軸線を通る半径線に対してほぼ対称
的に配置され、ヘツドマウントが磁気ヘツドを走
査装置に取り付けるための平坦な取り付け部と、
磁気ヘツドを保持するための平坦な保持部と、こ
れらの取り付け部及び保持部と一体のヒンジとし
て形成されて取り付け部及び保持部を互に連結す
る少なくとも1個の可撓性を有するストリツプ状
の連結部とを具え、この連結部が前記半径線とほ
ぼ同一な方向に延在し、且つ取り付け部に対して
保持部を調整するために変形させることができ、
取り付け部及び保持部の各表面が回転軸線に対し
てほぼ垂直に延在し、更に調整装置を具え、この
調整装置が軸方向において保持部を取り付け部に
対して調整する際保持部に働らきかけ、衝合部材
に当接するドラム状の走査装置に係るものであ
る。なお、「軸線方向」という言葉はヘツドマウ
ントの回転軸線に対し平行ないしほぼ平行な方向
を意味するものと理解されたい。
このような走査装置は例えば米国特許第
4117522号明細書から既知であるが、この既知の
走査装置が具えるデイスク形のヘツドマウントは
1個の取り付け部と各磁気ヘツドの当り一つ計4
個の保持部とを有し、これらの取り付け部と保持
部とを一体に相互連結する連結部材を有してい
る。しかし、取り付け部と連結部材と保持部とを
一平面内に配置しているため、ヘツドマウントが
可成り大きなスペースを占める。これは寸法が小
さく、しかも沢山の部品を詰めねばならない装置
で必要とされる寸法の小さな構造の走査装置を作
る上では不利である。また、この既知の走査装置
では3個のストリツプ状の連結部材により各保持
部を取り付け部と一体に連結しているが、3個の
連結部材のうちの一つが半径方向に延在し、この
連結部材を介し2個の調整ねじにより保持部を取
り付け部に対して調整してこの保持部に固定され
ている磁気ヘツドのアジマス位置を調整でき、他
の2個の連結部材は関連半径線の方向に対し垂直
な方向に延在し、これらの2個の連結部材を介し
て1個の調整ねじにより保持部を取り付け部に対
して調整してこの保持部に固定されている磁気ヘ
ツドの軸線方向位置、即ち軸線方向の位置を調整
できるようになつている。しかし、こうすると磁
気ヘツドの軸線方向位置の調整に際しての保持部
の調整動作が磁気ヘツドの傾いた位置(これは既
知のように磁気ヘツドがこの磁気ヘツドにより走
査される記録担体と全ヘツド面で協働するような
ものである必要がある)に悪影響を及ぼさないよ
うにするために磁気ヘツドと、半径線に対し垂直
に延在する連結部材との間の距離ができるだけ大
きいことが大切になつてくる。しかし、この既知
の走査装置ではヘツドマウントの取り付け部と連
結部と保持部とを一平面内に配置しているため、
上記距離は余り大きくはとれない。
本考案の目的は上述した問題に簡単で安価な解
決を与え、冒頭に記載したタイプのドラム状の走
査装置であつて、寸法が小さく、殊にヘツドマウ
ントが簡単で、磁気ヘツドの軸線方向位置の調整
レンジが大きく、それでいてこの調整により磁気
ヘツドの傾いた位置に悪影響が及ばないドラム状
の走査装置を提供するにある。
この目的を達成するため本考案によれば連結部
を取り付け部と保持部の各表面に対して平行で且
つ前記半径線に対しほぼ垂直に延在する屈曲軸線
を中心としてU字状に曲げ、上記連結部が走査装
置の外周面とは反対側の端で取り付け部と保持部
とを互に連結し、これらの取り付け部と保持部と
を軸線方向で互に弾性的に押圧し続け、それらの
主表面が軸線方向で互に重なり合うように構成し
たことを特徴とする。
連結部材をU字状にしたためヘツドマウントの
取り付け部の面と保持部の面とが軸線方向で互に
重なり合うようになるが、これは構造と調整の点
でいくつかの利点を生み出す。例えば、ヘツドマ
ウントの寸法が小さくなり、このためドラム状走
査装置全体の寸法を小さくできる。取り付け部及
び保持部と一体のヒンジとして働らくU字状連結
部は走査装置の円柱面とは反対側の端で取り付け
部と保持部とを相互に連結するから、連結部と、
走査装置の円柱面近傍で保持部に取り付けられて
いる磁気ヘツドとの間には大きな距離が得られ、
磁気ヘツドを軸線方向に調整する調整運動が磁気
ヘツドの傾斜位置に影響することは殆んどない。
また連結部が取り付け部と保持部とを互に軸線方
向で弾性的に押しつけているから、調整装置を働
らかせることにより簡単に保持部を取り付け部か
ら離す方向に又は近づける方向に調整することが
でき、従つて、両方向に反復して調整することが
できる。また連結部をこのようにU字状構造とす
ると、関連半径線に非対称的に保持部に作用する
調整装置を設けた時保持部に取り付けられている
磁気ヘツドを簡単にアジマス調整することができ
る。
保持部に働らきかける調整装置に対する別体の
衝合部材を例えばねじ又はリベツトにより取り付
け部に取り付けることができ、この衝合部材に調
整装置を調整自在に取り付けることもできる。こ
れは例えば前記既知の走査装置の場合がそうであ
つて、これは取り付け部上に調整ねじのための保
持アームを具え、この保持アームの自由端を保持
部迄延在させている。しかし、別体の衝合部材を
取り付け部に固定するには付加的加工を必要と
し、その際取り付け部が不整列になつたり変形し
たりし、これがヘツドマウントの精度、寸法的安
定度及び寸法的確度に悪影響することがある。そ
れ故、取り付け部及び保持部のいずれか一方の表
面により調整装置の衝合面を構成すると共に、取
り付け部及び保持部のいずれか他方により調整装
置を支持すれば殊に有利であることが判明してい
る。而して本考案によるU字状の連結部はヘツド
マウントの取り付け部と保持部とを互に重ならせ
て配置するから、単純に取り付け部を保持部に作
用する調整装置に対する衝合部材として用いるこ
とができ、別体の衝合部材を設け、それを取り付
け部に取り付ける必要はない。例えば取り付け部
自体にねじ切りした孔を形成し、この孔の中に調
整装置として働らく調整ねじをはめることができ
る。代りに調整装置を調整くさびとし、これを取
り付け部上で直接可動的にガイドされるようにす
ることもできる。
前述したように調整装置により走査装置の磁気
ヘツドの位置を軸線方向で調整できる。しかし、
走査装置の磁気ヘツドにより正しく記録・再生で
きるようにするためには、軸線方向についての磁
気ヘツドの位置の調整に加えて回転軸線に垂直な
少なくとも一方向について磁気ヘツドの位置を調
整しなければならない。しかし、既知の走査装置
ではヘツドマウントの取り付け部と、連結部材
と、保持部とを一平面上に置いているためこのよ
うな調整は不可能である。これに対し、本考案に
係る走査装置ではU字状の連結部になつているた
め回転軸線に垂直な方向でも調整でき、保持部の
平面内での少なくとも一方向で保持部を取り付け
部に対して簡単に調整できる。それ故保持部の面
内の少なくとも一方向で保持部を取り付け部に対
して調整する少なくとも1個の別の調整装置のた
めに保持部に少なくとも1個の接触面を設け、取
り付け部に少なくとも1個の衝合面を設けると好
適であることが判明している。このようにして軸
線方向での取り付け部に対する保持部の位置に加
えて、保持部の面内の少なくとも一方向で、即ち
回転軸線に垂直な方向で磁気ヘツドが取り付けら
れている保持部の位置を単純且つ簡単に調整でき
る。
保持部の面内で且つ前記半径線に垂直な方向で
保持部を取り付け部に対して調整する少なくとも
一つの別の調整装置のために、保持部に2個のほ
ぼ対向する接触面を設け、取り付け部に2個のほ
ぼ対向する衝合面を設けると好適であることが判
明している。こうすれば2個の逆向きの周方向で
保持部上に取り付けられている磁気ヘツドの位置
を走査装置の円柱面に対して簡単に調整できる。
これは互に均等な角度距離離して設けられた少な
くとも2個の磁気ヘツドを具える走査装置にとつ
て殊に重要である。蓋し、こうすれば周方向での
磁気ヘツド間の角度距離、即ち磁気ヘツドの周方
向位置を正確に調整できるからであり、これは正
しく記録・再生するために重要である。
走査装置の磁気ヘツドの位置を更に調整するた
めに、保持部の面内で前記半径線と一致する方向
につき保持部を取り付け部に対して調整する少な
くとも一つの別の調整装置のために保持部に2個
の別のほぼ対向する接触面を設け、取り付け部に
2個の別のほぼ対向する衝合面を設けると好適で
あることが判明している。こうすると2個の逆向
きの半径線方向につき磁気ヘツドの位置を走査装
置の円柱面に対して簡単に調整できる。これは重
要である。蓋し、この磁気ヘツドの半径方向の調
整により磁気ヘツドと、少なくとも一部走査装置
の円柱面に巻かれており、この磁気ヘツドにより
走査される記録担体との間の距離を最適化できる
からである。これも正しい記録・再生のために重
要である。
保持部の接触面と取り付け部の衝合面とはオフ
セツトされたタブ、凹所状にされた溝又は突出す
る縁とし、これらを例えば調整ねじ又は調整くさ
びを具える関連する別の調整装置と協働させるこ
ともできる。しかし、保持部と取り付け部とに回
転軸線に平行ないしほぼ平行で互に整列している
孔を設け、これらの孔の中に軸方向にピン状の調
整具を挿入できるようにし、この調整具を別の調
整装置として役立て、保持部の面内で少なくとも
一方向につき保持部を取り付け部に対して調整す
るために手で回動させることができるものとし、
回動させられる時この調整具が保持部の孔の境界
壁の一部により形成される接触面に働らきかけ、
背が取り付け部の孔の境界壁の一部により形成さ
れた衝合面に当接するようにすると好適であるこ
とが判明している。こうすると接触面と衝合面が
殊に簡単な構造になるだけでなく、磁気ヘツドの
位置を調整する別の調整装置の構造も殊に簡単に
なる。これらの保持部と取り付け部の孔は例えば
正方形又は長方形の形状とし、保持部の面内で2
個の互に垂直な方向につき保持部を調整できるよ
うにすることもできる。代りに、孔を円形とし、
これにより保持部の面内の任意の方向につき保持
部を簡単に調整できるようにすることもできる。
取り付け部と保持部の円形の孔は直径を等しくす
ることもできるが、直径を異ならせてもよい。
保持部を取り付け部に一体に連結する部分は保
持部の面内の少なくとも一方向に弾性変形できる
ようにし、保持部を取り付け部に対して調整した
後保持部をその調整された位置に例えばねじや接
着剤で固定することもできるが、連結部を保持部
の面内の少なくとも一方向で保持部を取り付け部
に対して調整する調整レンジ内で塑性変形するよ
うにすると殊に好適であることが判つている。こ
うすると連結部の塑性変形のため別個の固定具を
用いなくても保持部がその調整された位置にとゞ
まる。このように調整レンジ(これは実際には相
当小さい)内で連結部を塑性変形させることは連
結部、従つて一体のヘツドマウントの材料を適当
に選択することにより得られる。このためには例
えば軽く焼鈍した黄銅を用いると好適であるが、
代りに弾性限界の低い鋼を用いることもできる。
取り付け部と保持部とを単一の連結部により相
互に連結するが、この連結部は関連半径線に対し
て対称的に設けることも非対称的に設けることも
できる。しかし、2個の連結部を上記半径線の両
側に対称的に屈曲曲線に沿つて互に離して配置す
ると好適であることが判明している。こうすると
保持部と取り付け部が殊に安定して連結される
が、これは走査装置上に磁気ヘツドを信頼度高く
且つ正しく取り付ける上で好適である。2個の連
結部を対称的に配置すると保持部を取り付け部に
対して調整する際両方向での力が同じになる。
図面につき本考案を詳細に説明する。
第1図は磁化可能な記録担体2上にビデオ及び
オーデイオ情報を記録したり、記録担体2上にの
つている情報を再生したりするための記録・再生
装置1の一部を略式図示したものである。なお、
磁化可能な記録担体2はテープの形態をしてお
り、以后そのように呼ぶ。記録・再生装置1はデ
ツキプレート3を具え、このデツキプレート3が
供給マンドレル4と巻取りマンドレル5とを支
え、これらのマンドレルがそこにはめられている
供給リール6と巻取りリール7とを駆動する。供
給リール6と巻取りリール7との間でテープ2
は、テープの走行方向を変えるためのピン状のテ
ープガイド8を廻り、テープにのつている全ての
情報を消去するための磁気消去ヘツド9上を通
り、更に2個のテープの走行方向を変えるための
ピン状のテープガイド10及び11を廻り、ドラ
ム状の走査装置12(これについては後に詳述す
る)を廻り、更に2個のテープの走行方向を変え
るためのピン状のテープガイド13及び14を廻
り、オーデイオ情報を消去するための磁気消去ヘ
ツド15上を通り、オーデイオ情報を記録したり
再生するための磁気記録・再生ヘツド16上を通
り、キヤプスタン17(これは図示しない態様で
圧力ローラ18と協働して記録・再生時のテープ
の走行を一様にする)上を通り、テープの走行方
向を変えるためのピン状のテープガイド19を廻
る。供給リール6、巻取りリール7並びに2個の
テープガイド8及び19は略式図示したカセツト
20内に納めてある。2個の動作位置にセツトで
きる装置(この装置は、例えば、テープガイド1
0及び11並びにテープガイド13及び14を具
えることができる)によりテープをカセツトから
引き出し、要素9,12,15,16及び17上
にのせることができる。これは本考案には無関係
なためこれ以上詳しくは図示しない。
このような装置では普通のことであるが、テー
プ2はドラム状の走査装置12の円柱面21の周
りに約180゜の角度に亘つてらせん状に巻きつけ
る。ドラム状の走査装置12並びにテープガイド
11及び13はデツキプレート3に対して傾ける
が、図面を簡明ならしめるためこれは図示してい
ない。ドラム状の走査装置12上にビデオ情報を
記録・再生するのに役立つ少なくとも1個の回転
自在の磁気ヘツドを設け、これを走査装置12の
円柱面21の周りに巻かれているテープ2と協働
させ、テープの長手方向に対して傾いている情報
トラツクに沿つてテープを走査する。
第2図に見る通り本例のドラム状の走査装置1
2は固定ドラム半部22と、この固定ドラム半部
と同軸で軸線24を中心として回転できる回転ド
ラム半部23とを具える。回転ドラム半部23は
軸線24を中心として回転できる軸26の自由端
27に取り付けられているハブ25を具える。こ
の目的で、ハブ25は中空の円柱スリーブ状の部
分を有し、この部分の外面に軸26の自由端27
の方向にテーパを付け、この上に自己鎖錠クラン
プリング28を嵌合させてある。この自己鎖錠ク
ランプリング28はドラム半部23を軸26に固
定するためにハブ25の円柱スリーブ状の部分を
軸26にクランプする。軸26、従つて回転ドラ
ム半部23は、略式図示した、回転子30が軸2
6に同軸的に取り付けられ且つ軸26に連結され
ているモータ29により直接駆動される。モータ
29の固定子31はモータハウジング32内に装
着されるが、このモータハウジング32は固定ド
ラム半部22と一体にする。このようにしてモー
タ29とドラム状走査装置12の全体とは簡単で
取り付けが容易な構造の単一体を構成する。注意
すべきことは、本例ではドラム状の走査装置12
の円柱面21は2個のドラム半部22の円柱面と
23の円柱面とから成り、2個のドラム半部22
と23との間に形成される間隙33で二部に分か
れていることである。
ドラム状の走査装置12の回転ドラム半部23
に2個の磁気ヘツド34及び35を設けるが、ヘ
ツドギヤツプを形成するとヘツド面36及び37
を2個のドラム半部22と23の間に形成される
間隙33から突出させ、円柱面21に巻かれてい
るテープ2と協働させる。
第3図及び第4図から明らかな通り、2個の磁
気ヘツド34及び35を、回転軸線24に垂直な
直線上に回転ドラム半部23の周方向に均等に離
して、即ち角度距離を180゜として配設する。各磁
気ヘツド34又は35は夫々回転軸線24を貫ぬ
いて延在する半径線38又は39に対して対称的
に配置し、夫々略式図示した制御自在のバイモル
ツ圧電素子40又は41に接着する。圧電素子4
0又は41に適当な制御信号を加えて夫々の圧電
素子上にある磁気ヘツドを軸線方向、即ち回転軸
線24に平行ないしほぼ平行な方向の、2個の極
端な位置の間にある休止位置に置き、テープ2上
の走査すべき情報トラツクを正確にトラツキング
させる。このような手段は既知であつて本考案に
は関係しないからこれ以上詳しく述べるのを省略
する。
回転ドラム半部23に各磁気ヘツド34又は3
5を取り付けるために、夫々一片構造体としての
ヘツドマウント42又は43を設けるが、これら
のヘツドマウントを回転ドラム半部23に接着さ
れる平坦な取り付け部44又は45と、磁気ヘツ
ド34又は35を保持するための平坦な保持部4
6又は47とで構成し、取り付け部と保持部の平
面を回転軸線24にほぼ垂直とする。2個のヘツ
ドマウント42及び43の各々を回転ドラム半部
23上で位置決めするために、この回転ドラム半
部23に各2個の位置決めピン48,49及び5
0,51を設け、ヘツドマウント42及び43の
夫々の取り付け部44及び45の位置決め面5
2,53及び54,55と協働させる。位置決め
面53及び55はV字状とし、位置決め面52及
び54は直線とし、各ヘツドマウント42又は4
3を回転ドラム半部23上で正しく位置決めでき
るようにする。位置決めは、前述したように各ヘ
ツドマウント42又は43に保持された磁気ヘツ
ド34又は35が夫々回転軸線24を通る半径線
38又は39に対し対称的に置かれるようにして
行なう。各磁気ヘツド34又は35は夫々圧電素
子40又は41を介して夫々保持部46又は47
上にのせる。なお圧電素子40及び41は夫々保
持部46及び47に固着する。また本例では2個
の可撓性を有するストリツプ状の連結部56及び
57又は58及び59を変形可能なヒンジとして
働らかせることにより夫々保持部46又は47を
夫々取り付け部44又は45に一体に連結する。
各ヘツドマウント42又は43の夫々の連結部
56及び57又は58及び59は、第3及び4図
に一点鎖線で略式図示した、夫々の取り付け部4
4又は45と夫々の保持部46又は47の面に平
行で且つ夫々の半径線38又は39と垂直な屈曲
軸線60又は61を中心としてU字形に折り曲げ
る。ストリツプ状の連結部56及び57又は58
及び59は脚を互にほぼ平行で夫々の半径線38
又は39と同一方向に延在させる。また連結部5
6と57又は58と59は夫々屈曲軸線60又は
61に沿つて互に離し、夫々半径線38又は39
の両側に対称的に配置する。連結部56及び57
又は58及び59は、各ヘツドマウント42又は
43の取り付け部44又は45を夫々保持部46
又は47と、走査装置12の円柱面21とは反対
側の端で、一体に連結し、各ヘツドマウントの取
り付け部と保持部とを軸方向に互に重なり合う方
向に弾性的に押圧し、主表面が軸方向で互に重な
り合うようにする。これは連結部の屈曲位置に予
じめ力を加えることにより達成できる。各ヘツド
マウントの取り付け部と保持部とは互に重なり合
つているから、ヘツドマウントの構造は非常にコ
ンパクトで最小のスペースしか占めない。
連結部56及び57又は58及び59を変形さ
せることにより各保持部46又は47を夫々取り
付け部44又は45に対して調整できる。磁気ヘ
ツド34又は35が取り付けられている保持部を
取り付け部に対して軸線方向に調整するために、
端が丸味を帯びている調整ねじの形態をした調整
装置62又は63を夫々保持部46又は47に作
用させる。これらの調整ねじ62又は63は回転
軸線24に平行で夫々半径線38又は39に対し
て対称的に配置するが、走査装置12の軸26の
自由端から回転ドラム半部23に形成れたスロツ
ト64又は65を介して調整のために手を加え得
るようになつている。保持部46又は47から
夫々調整ねじ62又は63にかゝる反作用は夫々
取り付け部44又は45により直接構成される衝
合部材により受け止められる。この目的で各取り
付け部にねじ切りした孔を形成し、この中に調整
ねじ62又は63をねじ込む。調整ねじ62又は
63のピツチは微小にし、保持部46又は47を
軸線方向に付き微調整できるようにする。この微
調整に加えて、ピツチが微小であることは、保持
部が調整ねじの丸味を帯びた端に押圧をかける結
果調整ねじが取り付け部のねじ切りした孔に自動
鎖錠され、これにより不意に回転することが妨げ
るという利点を有する。
各調整ねじ62又は63を回転させることによ
り夫々保持部46又は47がこれと協働し、保持
部に取り付けられている磁気ヘツド34又は35
と共に、夫々取り付け部44又は45に対して軸
線方向に調整される。調整ねじ62又は63を回
転させると取り付け部と保持部とを互に向き合う
ように押圧するため予じめ力を加えてある夫々の
連結部56及び57又は58及び59が軸線方向
に弾性変形し、調整ねじの回転方向に依存して屈
曲部の湾曲度が増大又は減少する。このようにし
て各連結部対56,57又は58,59は回動軸
受手段を構成し、これにより夫々保持部46又は
47が夫々取り付け部44又は45に対して軸線
方向に回動する。調整ねじを一方向に回す時は保
持部が軸線方向で取り付け部から離れる向きに調
整され、調整ねじを他の方向に回す時は弾性的な
予じめ力を加えられている連結部の働らきで保持
部が取り付け部の方向に動かされる。このような
保持部の取り付け部に対する軸線方向での回動の
ため、調整ねじは各磁気ヘツド34又は35の軸
線方向位置を簡単に調整することができる。磁気
ヘツドは第3図に示すように夫々の連結部対によ
り構成される回動軸受手段とは反対側の位置に置
かれている。各磁気ヘツド34又は35は夫々の
圧電素子40又は41が制御信号を受けた時軸線
方向につき回転ドラム半部23に対して特定の休
止位置を占め、走査装置12により記録及び/又
は再生が正しく行なわれることを保証する。各磁
気ヘツド34又は35と、これらの磁気ヘツドを
担う、ヘツドマウント42又は43の夫々の連結
部56,57又は58,59(これらの連結部は
夫々の保持部46又は47に対し、この保持部が
軸線方向に調整される時の回動軸受手段を構成す
る)との間の距離が大きいため調整半径が大きく
なり、このためこの調整(これは実際には高々数
十ミリメートルである)を行つても、夫々の磁気
ヘツドの関連磁気ヘツドのヘツド面36又は37
全体をテープと協働させるための傾斜位置が変わ
ることはない。これは磁気ヘツド34又は35が
第4図に示すように何時もほぼ回転軸線に対し垂
直な平面内にあればそうなることである。
実際には、正しい記録及び/又は再生を行なう
ためには磁気ヘツド34及び35を軸線方向位
置、即ち走査装置12の回転軸線24に平行ない
しほぼ平行な線に沿つての位置につき調整しただ
けでは十分ではなく、各磁気ヘツドを回転軸線2
4に垂直な面内でも調整すると良いことが判つて
いる。
連結部56,57及び58,59がU字形をし
ているため、これらの連結部は回転軸線に垂直な
方向にも容易に変形でき、従つて小さな力で保持
部46又は47を取り付け部44又は45に対し
て保持部の面内の少なくとも一方向につき簡単に
調整できる。この目的で第3図及び第4図から判
かる通り、各ヘツドマウント42又は43の夫々
の保持部66又は67と取り付け部44又は45
とに夫々円形の孔66又は67と68又は69と
を形成する。各ヘツドマウントの2個の孔は回転
軸線に平行ないしほぼ平行な方向において互に整
列させ且つ各孔を夫々半径線38又は39に対し
て対称的に形成する。各保持部の孔66又は67
の直径を夫々の関連する取り付け部の孔68又は
69の直径よりも小さくする。保持部46又は4
7の夫々の孔66又は67の境界壁の、夫々の壁
に接する平面が夫々半径線38又は39と平行に
延在する2個の部分70及び71又は72及び7
3が2個の対向する接触面を構成し、取り付け部
44又は45の夫々の孔68又は69の境界壁
の、夫々の境界に接する平面が夫々の半径線38
又は39に平行に延在する2個の部分74及び7
5又は76及び77が2個の対向する衝合面を構
成し、夫々保持部46又は47を夫々取り付け部
44又は45に対して保持部の平面内であつて且
つ半径線38又は39に垂直な方向に調整する他
の調整装置に当る。夫々保持部46又は47に形
成された夫々の孔66又は67の境界壁の夫々の
壁に接する平面が夫々半径線38又は39に垂直
に延在する2個の部分78及び79又は80及び
81が他の2個の対向する接触面を構成し、夫々
取り付け部44又は45の夫々の孔68又は69
の境界壁の、夫々の壁に接する平面が夫々半径線
38又は39に垂直に延在する2個の部分82び
83又は84及び85が他の2個の対向する衝合
面を構成し、夫々保持部46又は47を夫々取り
付け部44又は45に対して保持部の平面内で
夫々半径線38又は39と一致する方向で調整す
る他の調整装置に当る。
本例では上述した、各保持部46又は47を
夫々取り付け部44又は45に対し、保持部の平
面内の方向につき調整する他の調繕装置としてピ
ン状の調整具86を用いる。この調整具86は第
4図に点線で示したようにドラム半部23の、走
査装置12の軸26の自由端27に近い側から軸
線方向に夫々孔68及び66又は69及び67内
に挿入することができる。なお、この調整具の孔
と協働する側の端には整列した孔の直径が異なる
のに対応して段差を設けてある。この調整具の段
差のある部分により形成される肩は夫々保持部4
6又は47の夫々取り付け部44又は45に面す
る主表面に衝合し、これにより調整具86の軸線
方向での侵入深度が制限される。これにより調整
具が孔の中に深く入りすぎて夫々保持部46又は
47の孔66又は67上に延在する圧電素子40
又は41に損傷を与えるのが防げる。若し孔68
と66及び69と67とを全て同じ直径にする場
合は取り付け部の保持部と反対側の主表面に衝合
するように調整具に段差をつけ、この調整具の軸
線方向での侵入深度を制限するようにする。
各保持部46又は47を夫々取り付け部44又
は45に対して保持部の面内の一方向につき調整
するためには、調整具86を単に手で傾け、調整
具の保持部と反対側の端を保持部を動かしたい向
きと逆の向きに動かせばよい。このように調整具
86を傾ける時調整具の段差のついている端が保
持部46又は47の夫々の孔66又は67の接触
面として働らく壁部に力を及ぼし、背は取り付け
部44又は45の夫々の孔68又は69の衝合面
として働らく壁部に当接する。調整具86を半径
線38又は39に対して垂直な方向に傾けること
により保持部46又は47を夫々取り付け部44
又は45に対して保持部の面内で夫々半径線38
又は39に垂直な方向で両向きに調整することが
でき、これにより夫々磁気ヘツド34又は35の
位置を走査装置12の円柱面21に対する接平面
方向で調整することができる。このような調整に
際し、調整具86は、それがどちらの向きに傾け
られるかに依存して、保持部46又は47の夫々
の孔66又は67の境界壁の部分70若しくは7
1の一つ又は72若しくは73の一つに力を及ぼ
し、背が取り付け部44又は45の夫々の孔68
又は69の境界壁の部分74若しくは75の一つ
又は76若しくは77の一つにもたれかゝる。連
結部56と57及び58と59が夫々半径線38
及び39に対し対称的に配置されているため、逆
向きの調整に対し力の対称性により同じ大きさの
力がかゝる。調整具86を半径線38又は39と
一致する方向に傾けることにより保持部46又は
47を夫々取り付け部44又は45に対して保持
部の面内で夫々半径線38又は39と一致する方
向で両向きに調整することができ、これにより
夫々磁気ヘツド34又は35の位置を走査装置1
2の円柱面21に対する半径方向で調整すること
ができる。このような調整に際し、調整具86
は、それがどちらの向きに傾けられるかに依存し
て、保持部46又は47の夫々の孔66又は67
の境界壁の部分78若しくは79の一つ又は80
若しくは81の一つに力を及ぼし、背が取り付け
部44又は45の夫々の孔68又は69の境界壁
の部分82若しくは83の一つ又は84若しくは
85の一つにもたれかゝる。連結部56と57及
び58と59が夫々半径線38及び39に対し対
称的に配置されているため、この調整でも力の対
称性が得られる。
上述したようにして磁気ヘツド34又は35の
位置は走査装置12の円柱面21に対する接平面
方向でも、円柱面21に対する半径方向でも調整
することができる。これにより簡単な態様で磁気
ヘツドを同一角度、本例では正確に180゜互に正確
に離すと共に、半径方向では走査装置12の円柱
面21から正確に同一距離突出させ、ヘツドギヤ
ツプが形成されているヘツド面36及び37が円
柱面21に巻きつけられているテープ2と一様
に、従つて最適に接触するようにできる。磁気ヘ
ツドの軸線方向の調整に加えてこれらの互に垂直
な2方向での調整を行うことにより走査装置の磁
気ヘツドが正しい記録・再生を行うことになる。
保持部の面内の方向で保持部46又は47を
夫々取り付け部44又は45に対して調整する際
も、保持部を取り付け部に一体に連結する連結部
56及び57並びに58及び59が変形するが、
その変形の態様は調整ねじ62又は63により
夫々磁気ヘツド34又は35の位置を軸線方向に
調整する場合の変形とは異なる。保持部の面内の
方向で保持部を取り付け部に対して調整する時
は、連結部56及び57又は58及び59は調整
レンジに亘つて塑性変形を受ける。この連結部の
塑性変形はこれらの連結部、従つてヘツドマウン
ト42及び43の材料を適当に選択することによ
り可能となる。この目的には例えば弾性限界が殊
に低い軽く焼鈍した黄銅を用いるとよいことが判
明しているが、代りに弾性限界が低い鋼を用いる
こともできる。保持部の面内の方向につき保持部
46又は47を夫々取り付け部44又は45に対
して調整する際各ヘツドマウント42又は43の
連結部56及び57又は58及び59が調整レン
ジに亘つて塑性変形するため、この調整後も既に
塑性変形を受けた連結部が夫々保持部46又は4
7をその調整された位置に自動的に保持し、別に
保持部をその調整された位置に固定する手段を必
要としない(第3図参照)。
上述したところから明らかな通り、走査装置は
簡単な構造の、磁気ヘツドを取り付けるためのヘ
ツドマウントを具えている。また連結部がU字形
をしていて各ヘツドマウントの保持部と取り付け
部とが軸線方向に互に重なるようになつているた
め、ヘツドマウントは構造がコンパクトであつて
小さなスペースしかとらない。このため走査装置
の直径は小さくなるが、これは狭い所に沢山のも
のを詰め込む必要があるコンパクトな記録・再生
装置にとつて望ましいことである。各ヘツドマウ
ントのU字状の連結部は走査装置の円柱面とは反
対側の端で、即ち保持部に取り付けられ且つ円柱
面に位置する磁気ヘツドから最も離れた端で保持
部を取り付け部に連結する。連結部が磁気ヘツド
を保持する保持部に対する回動軸受手段を構成す
るため、軸方向での磁気ヘツドの調整レンジを大
きくとれる。これは磁気ヘツドの軸線方向位置を
調整している間に磁気ヘツドがずれても磁気ヘツ
ドの傾斜位置に殆んど悪影響しない、即ち傾斜位
置を変えないという利点を生む。保持部と取り付
け部とが互に重なりあつて配置されているため、
各ヘツドマウントの取り付け部を調整ねじ62,
63により形成される調整装置に対する衝合部と
して用用いることができる。これは簡単であつ
て、別個の衝合部材を設けないですみ、取り付け
部に別個の衝合部材を取り付けることに伴なう或
る種の欠点を除ける。予じめ力を加えた連結部に
より保持部を取り付け部に弾性的に連結した結果
保持部は調整ねじの調整の向き如何にかゝわらず
何時も調整ねじに押接され続け、このためいずれ
の軸線方向の向きであつても調整ねじにより簡単
に保持部を調整できる。このように保持部は予じ
め力を加えられた連結部により弾性的に調整ねじ
に何時も押接されているからこの保持部は絶えず
力を調整ねじにかけ、このためピツチが微小な調
整ねじは取り付け部のねじ切りした孔との摩擦接
触により自動鎖錠され、調整が不意に変ることを
防ぐことができ、調整ねじを別個に鎖錠する必要
はなくなる。構造がU字状のため連結部は保持部
の面内の方向で保持部を取り付け部に対して調整
する時でも可成り小さな力で変形させることがで
き、走査装置の回転軸線に対し垂直な平面内で磁
気ヘツドの位置を簡単且つ正確に調整できる。ま
た各ヘツドマウントの2個の連結部が関連する半
径線38,39に対して対称的に配置されている
ため磁気ヘツドの位置を反対方向に調整する場合
等しい力が得られる。また単純な孔の境界壁の部
分により保持部と取り付け部とに夫々接触面又は
衝合面を形成することも非常に簡単である。調整
具も非常に簡単なものにすることができる。回転
軸線に対し垂直な方向に磁気ヘツドの位置を調整
する調整具も、軸線方向に磁気ヘツドの位置を調
整する調整ねじも走査装置の軸の自由端の方から
手を加えることができるから、これは回転ドラム
半部を組み立てた状態、即ち走査装置の仕上り段
階でも調整が可能であるという利点を与える。保
持部の面内の方向で取り付け部に対し保持部を調
整する際連結部が塑性変形することは別個の固定
手段を設けなくても連結部自体により保持部をそ
の調整された位置に保持できるという利点を有す
る。
第5図及び第6図は回転ドラム半部23を示す
が、このドラム半部23も2個のヘツドマウント
42及び43を具える。しかし、各ヘツドマウン
トは2個の磁気ヘツド86及び87又は88及び
89を具え、そのうちの一方のヘツドがビデオ信
号を記録するのを担当し、他方のヘツドがビデオ
信号を再生するのを担当する。前記実施例につき
説明したのと同じようにして各ヘツドマウントは
位置決めピン48及び49又は50及び51と位
置決め面52及び53又は54及び55とにより
回転ドラム半部23上で位置決めする。この位置
決めは各ヘツドマウント上の2個の磁気ヘツド8
6と87又は88と89が夫々半径線38又は3
9に対してほぼ対称に置かれるように行なう。そ
してこれらの磁気ヘツドも可動圧電素子40又は
41の上に固着する。次に各圧電素子40又は4
1は夫々ヘツドマウント42又は43の夫々の保
持部46又は47に固着し、ヘツドマウント42
又は43の夫々の取り付け部44又は45を回転
ドラム半部23に固着する。
各ヘツドマウントの取り付け部44又は45は
単一のストリツプ状の連結部90又は91により
夫々保持部46又は47に一体に連結する。これ
らの連結部は一体化するヒンジとして機能する。
各連結部は夫々半径線38又は39に対して対称
的に配置し、本例では保持部を取り付け部に対し
て調整する際夫々の保持部の面内の方向で弾性変
形できるようにする。各連結部90又は91は
夫々取り付け部44又は45と保持部46又は4
7の面に平行で且つ半径線38又は39にほぼ垂
直な屈曲軸線60又は61を中心としてU字状に
折り曲げられるが、これらの連結部の各二つの脚
は夫々半径線38又は39とほぼ同一の方向に延
在させる。各連結部90又は91は夫々ヘツドマ
ウント42又は43の取り付け部と保持部とをこ
れらの部分の、走査装置12の円柱面21と反対
側の端で相互に連結し、取り付け部と保持部と
を、それらの主表面を軸線方向で互に重なり合う
ようにして、軸線方向で互に重なり合う方向に弾
性的に押しつけ合うように保つ。
保持部を取り付け部に対して軸線方向に調整し
て保持部に取り付けられている磁気ヘツド86及
び87又は88及び89の軸線方向位置を調整す
るために、夫々半径線38又は39に対して対称
的に回転軸線24に平行に延在する調整ねじ62
又は63を設ける。そしてこれらの調整ねじのテ
ーパの付いた端をこれに対して衝合部材として働
らく取り付け部44又は45に当接させる。各調
整ねじはそれがねじ込まれる、保持部に形成され
ているねじ孔を介して保持部46又は47に力を
及ぼす。これらの調整ねじ62及び63は回転ド
ラム半部23の、ヘツドマウント42及び43が
ドラム半部23に取り付けられている側から調整
することができる。明らかに2個の調整ねじ62
及び63の各々に加えて軸線24に平行な方向に
延在するが、夫々半径線38又は39の一側にず
れている別の調整ねじを設けることができ、この
調整ねじを回わすことにより関連ヘツドのアジマ
ス位置を簡単に調整することができる。
各ヘツドマウント42又は43の保持部46又
は47は夫々半径線38又は39の両側に1個づ
つ2個の対向する接触面を具える。これらの接触
面は夫々保持部46又は47上のラグ92及び9
3又は94及び95により構成されるが、これら
のラグは夫々半径線38又は39の両側に置か
れ、保持部の面内で且つ半径線38又は39に垂
直な方向につき夫々保持部46又は47を取り付
け部44又は45に対して調整するための別の調
整装置96及び97又は98及び99と関係す
る。これらの別の調整装置96,97,98及び
99の各々は別の調整ねじを具え、保持部46又
は47が夫々これらの別の調整ねじの各々に及ぼ
す反作用は夫々取り付け部44又は45上の関連
衝合面により受け取められる。各ヘツドマウント
42又は43の取り付け部の衝合面は別の調整ね
じに対して垂直に延在するラグ100及び101
又は102及び103により構成され、これらの
ラグには夫々の調整ねじと協働するねじ孔が形成
されている。これらの別の調整ねじ96及び97
又は98及び99は回転ドラム半部23の、磁気
ヘツドの軸線方向を調整する調整ねじ62及び6
3と同じ側から調整することができ、磁気ヘツド
の周方向位置を調整するのに役立つ。
磁気ヘツド86及び87又は88及び89の、
走査装置12の円柱面21の周方向での調整は
夫々別の調整ねじ96及び97又は98及び99
の対応する調整により可能となる。これは次のよ
うにして行なわれる。最初は調整する必要がある
保持部46又は47に作用する2個の調整ねじ9
6と97又は98と99を夫々接触面を構成する
ラグ92及び93又は94及び95から離す。そ
の後でどの向きに調整したいかによつて関連保持
部に作用する2個の別の調整ねじの一方を使い、
この調整ねじと協働する保持部止めラグを押して
所要の保持部の関連する取り付け部に対する調整
を行なう。一度び調整が完了したら、この時連結
部90又は91が弾性変形しているから、関連保
持部に作用する2個の別の調整ねじのうちの他方
を保持部上の関連ラグに接触させ、2個の別の調
整ねじと接触面として働らく2個のラグとにより
この保持部をその調整された位置に保つ。こうし
て調整がすんだら例えば接着剤によりこれらの別
の調整ねじを鎖錠してもよい。
上述したところから明らかなように、この走査
装置のヘツドマウントも簡単な構造をしており、
連結部がU字状になつているため取り付け部と保
持部とが軸線方向で互に重なり合い、この結果ヘ
ツドマウントの構造が非常にコンパクトになつて
いる。しかしこのコンパクトな構造にもかゝわら
ず、ヘツドマウント上の磁気ヘツドとヘツドマウ
ントの連結部との間の距離により決まる回転半径
は大きい。これは磁気ヘツドの軸線方向位置を調
整しても磁気ヘツドの傾いた位置には殆んど影響
がないという利点となる。こゝでも調整ねじの軸
線方向調整に対する衝合部は取り付け部自体によ
り構成される。保持部に両方向に作用する2個の
別の調整ねじを用いて保持部を取り付け部に対し
て調整し、磁気ヘツドの周方向位置を調整するこ
とはこれらの別の調整ねじが保持部をその調整さ
れた位置に正しく固定し、保持部の調整が不意に
混乱させられることをなくすのにも役立つという
利点を有する。本例では保持部の面内の方向で保
持部を取り付け部に対して調整する際連結部が弾
性変形するのであるから、ヘツドマウントに用い
る材料は弾性限界が低いというような特別な条件
を満足する必要はなく、殊に安価な材料を用いる
ことができる。また連結部が夫々の半径線に対し
て対称的になつているため、逆方向に調整する際
にかける力は互に等しい。
本考案の範囲を逸脱せずに、上に詳細に述べた
2個の実施例にいくつかの修正を加えることがで
きる。例えば、3個のU字形の連結部により取り
付け部と保持部とを一体に相互連結することがで
きる。また両実施例で夫々の屈曲軸線に平行な方
向に測つた連結部の幅を取り付け部と保持部とを
連結している端でよりも屈曲部の方が狭くなるよ
うにすることができる。もとより連結部の幅を一
定とすることもできる。また構造上の理由で必要
であるとか好ましいというのであれば、保持部を
軸線方向で調整する調整装置として働らく調整ね
じを保持部に対して傾けることもできる。この調
整ねじは関連半径線に対して非対称的に配置する
こともできる。これはまた保持部及び取り付け部
の孔についても云え、これらの孔の境界壁部が
夫々接触面と衝合面とを構成する。これらの接触
面及び衝合面を関連半径に対して傾けることもで
きる。この場合は例えば保持部の取り付け部に対
する位置の調整を周方向でも半径方向でも一回の
調整動作で行なうことができる。調整ねじの代り
に調整くさびを用いることもできる。勿論圧電素
子を使わずに各磁気ヘツドを直接保持部に取り付
けることもできる。更に磁気ヘツドの数に対応し
て3個以上のヘツドマウントを1個の回転ドラム
半部上に設けることもできる。また、1個のヘツ
ドマウントを1個の取り付け部と2個以上の保持
部とで構成し、これらの保持部を少なくとも1個
の連結部で取り付け部に一体に連結すると共に、
各々が少なくとも1個の磁気ヘツドを担うように
することもできる。更に、ヘツドマウントの取り
付け部を回転ドラム半部自体で構成することもで
きる。明らかに、走査装置を2個の固定ドラム半
部で構成し、それらの間に円形のギヤツプを形成
し、そのギヤツプを使つてヘツドマウントにより
回転アーム上に配設された磁気ヘツドを2個の固
定ドラム半部の円柱面に巻かれた記録担体と協働
させることができる。また、走査装置は円柱面を
有する必要は必らずしもなく、回転楕円面を有す
るようにすることもでき、この場合は回転ヘツド
の回転軸線が走査装置の軸線と一致する必要はな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はカセツト内に収容され本考案の第1の
実施例による2部から成るドラム状の走査装置に
部分的に巻かれているテープの形状をした記録担
体に対する記録・再生装置の略式平面図、第2図
は第1図の−線に沿つて切つた断面図、第3
図は第2図の−線で切つた第2図に示す走査
装置の回転部の断面図、第4図は第3図の−
線で切つた断面図、第5図は第3図に相当する本
考案の第2の実施例の走査装置の回転部の断面
図、第6図は第5図の−線で切つた断面図で
ある。 1……記録・再生装置、2……記録担体(テー
プ)、3……デツキプレート、4……供給マンド
レル、5……巻取りマンドレル、6……供給リー
ル、7……巻取りリール、8,10,11,1
3,14,19……テープガイド、9……磁気消
去ヘツド、12……ドラム状の走査装置、15…
…磁気消去ヘツド(音声情報用)、16……磁気
記録・再生ヘツド、17……キヤプスタン、18
……圧力ローラ、20……カセツト、21……ド
ラム状の走査装置の円柱面(外周面)、22……
固定ドラム半部、23……回転ドラム半部、24
……軸線、25……ハブ、26……軸、27……
軸、26の自由端、28……自己鎖錠クランプリ
ング、29……モータ、30……回転子、31…
…固定子、32……モータハウジング、33……
間隙、34,35……磁気ヘツド、36,37…
…ヘツド面、38,39……半径線、40,41
……圧電素子、42,43……ヘツドマウント、
44,45……取り付け部、46,47……保持
部、48〜51……位置決めピン、52〜55…
…位置決め面、56〜59……連結部、60,6
1……屈曲軸線、62,63……調整ねじ、6
4,65……スロツト、66,67……保持部の
孔、68,69……取り付け部の孔、70〜73
……保持部の孔の境界壁の部分(接平面が半径線
に平行)、74〜77……取り付け部の孔の境界
壁の部分(接平面が半径線に平行)、78〜81
……保持部の孔の境界壁の部分(接平面が半径線
に垂直)、82〜85……取り付け部の孔の境界
壁の部分(接平面が半径線に垂直)、86……ピ
ン状の調整具、86′,87,88,89……磁
気ヘツド、90,91……連結部材、92〜95
……ラグ、96〜99……別の調整ねじ、100
〜103……ラグ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 磁化可能なテープ状記録担体に対する記録及
    び/又は再生装置用のドラム状の走査装置であ
    つて、上記記録担体が少なくとも部分的にこの
    走査装置の外周面に巻きつけられており、走査
    装置がこの外周面に巻きつけられている記録担
    体を走査するための1個又は複数個の磁気ヘツ
    ドを取り付けるための少なくとも1個の回転自
    在のヘツドマウントを具え、前記磁気ヘツドが
    ヘツドマウントの回転軸線を通る半径線に対し
    てほぼ対称的に配置され、ヘツドマウントが前
    記磁気ヘツドを走査装置に取り付けるための平
    坦な取り付け部と、前記磁気ヘツドを保持する
    ための平坦な保持部と、これらの取り付け部及
    び保持部と一体のヒンジとして形成されて取り
    付け部及び保持部を互に連結する少なくとも1
    個の可撓性を有するストリツプ状の連結部とを
    具え、この連結部が前記半径線とほぼ同一な方
    向に延在し、且つ取り付け部に対して保持部を
    調整するために変形させることができ、取り付
    け部及び保持部の各表面が回転軸線に対してほ
    ぼ垂直に延在し、更に調整装置を具え、この調
    整装置が軸方向において保持部を取り付け部に
    対して調整する際保持部に働らきかけ、衝合部
    材に当接するドラム状の走査装置において、連
    結部を取り付け部と保持部の各表面に対して平
    行で且つ前記半径線に対しほぼ垂直に延在する
    屈曲軸線を中心としてU字状に曲げ、上記連結
    部が走査装置の外周面とは反対側の端で取り付
    け部と保持部とを互に連結し、これらの取り付
    け部と保持部とを軸線方向で互に弾性的に押圧
    し続け、それらの主表面が軸線方向で互に重な
    り合うように構成したことを特徴とするドラム
    状の走査装置。 2 前記取り付け部及び保持部のいずれか一方の
    表面により調整装置の衝合面を構成すると共
    に、調整装置を取り付け部及び保持部のいずれ
    か他方により支持することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のドラム状の走査
    装置。 3 保持部の面内の少なくとも一方向において保
    持部を取り付け部に対して調整するための少な
    くとも1個の別の調整装置に対し、保持部に少
    なくとも1個の接触面を形成すると共に取り付
    け部には少なくとも1個の衝合面を形成するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    記載のドラム状の走査装置。 4 保持部の面内にあり且つ前記半径線に垂直な
    方向において保持部を取り付け部に対して調整
    するための少なくとも1個の別の調整装置のた
    めに、保持部に2個のほぼ対向する接触面を形
    成すると共に取り付け部には2個のほぼ対向す
    る衝合面を形成することを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第3項記載のドラム状の走査装
    置。 5 保持部の面内にあり且つ前記半径線に一致す
    る方向において保持部を取り付け部に対して調
    整するための少なくとも1個の別の調整装置の
    ために、保持部に2個のほぼ対向する別の接触
    面を形成すると共に取り付け部には2個のほぼ
    対向する別の衝合面を形成することを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第3項記載のドラム
    状の走査装置。 6 保持部と取り付け部とに各々孔を形成し、こ
    れらの孔を回転軸線に対し平行又はほぼ平行な
    方向において互に整列させ、これらの孔内に軸
    線方向にピン状の調整具を挿入し、これらの調
    整具を別の調整装置として用い、保持部の面内
    の少なくとも一方向において保持部を取り付け
    部に対して調整するために手動で回動できるよ
    うにし、この調整具の回動に際して保持部の孔
    の境界壁の一部により形成される接触面に働ら
    きかけ、取り付け部の孔の境界壁の一部により
    形成される衝合面に当接するように構成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第3項
    〜第5項のいずれか一項に記載のドラム状の走
    査装置。 7 連結部を保持部の面内の少なくとも一方向に
    おいて、保持部を取り付け部に対して調整する
    調整範囲内で塑性変形可能としたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第3項〜第6項の
    いずれか一項に記載のドラム状の走査装置。 8 連結部を前記半径線の両側に対称的に且つ屈
    曲軸線に沿つて互に離して配設したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項〜第7項
    のいずれか一項に記載のドラム状の走査装置。
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