JPH02163924A - 電解コンデンサ素子の巻回装置 - Google Patents

電解コンデンサ素子の巻回装置

Info

Publication number
JPH02163924A
JPH02163924A JP31926488A JP31926488A JPH02163924A JP H02163924 A JPH02163924 A JP H02163924A JP 31926488 A JP31926488 A JP 31926488A JP 31926488 A JP31926488 A JP 31926488A JP H02163924 A JPH02163924 A JP H02163924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
electrolytic capacitor
winding shaft
capacitor element
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31926488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0648674B2 (ja
Inventor
Minoru Miyazaki
実 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP63319264A priority Critical patent/JPH0648674B2/ja
Publication of JPH02163924A publication Critical patent/JPH02163924A/ja
Publication of JPH0648674B2 publication Critical patent/JPH0648674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、連続的に電解コンデンサ素子を巻回する電
解コンデンサ素子の巻回装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電解コンデンサは、外装ケースに電解コンデンサ素子を
密封するとともに、外装ケースから電解コンデンサ素子
と外部回路との接続を図るための外部端子を引き出した
ものである。
電解コンデンサ素子2は、第7図に示すように、帯状を
成す陽極箔4及び陰極箔6の間にセパレータ8.10を
介在させて渦巻状に巻回したものであり、陽極箔4及び
陰極箔6には外部端子となるタブ12.14が接続され
ている。
この電解コンデンサ素子2の製造工程は、陽極箔4及び
陰極箔6の加工工程と、巻回工程とからなっており、加
工工程では、陽極箔4及び陰極箔6のエツチング処理、
陽極箔4に対する化成処理、裁断処理、陽極箔4及び陰
極箔6に対するタフ12.14の接続処理等が行われる
。従って、巻回工程では、タブ12.14が接続された
陽極箔4及び陰極箔6の間にセパレータ8.10を挿み
込んで巻軸を以て回転させ、電解コンデンサ素子2とし
て仕上げる。そして、巻回した電解コンデンサ素子2に
は、第8図に示すように、巻回処理の最終工程として保
持テープ16が付着され、巻き緩みの防止が図られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、このような電解コンデンサ素子の巻回処理は、製
造コストの低減に大きく影古し、従来から自動化処理が
行われてきた。
ところで、1つの電解コンデンサ素子2の処理は、巻軸
に対する陽極箔4、陰極箔6及びセパレータ8、lOの
供給、巻軸の回転及びその停止、巻回された電解コンデ
ンサ素子2に対する保持テープ16の付着、電解コンデ
ンサ素子2の抜取り等の工程を経ており、巻軸の回転速
度を上昇させたとしても、他の処理に時間を要するので
、生産能率を高めることは不可能である。
また、複数の巻回装置を併置した場合には、1台の巻回
装置に比例して巻回量を増やすことはできるが、巻回装
置の価格が生産コストに影響する等、巻回装置の増加が
必ずしも生産能率の上昇に繋がらないことは経験則の教
えるところである。
そこで、この発明は、巻軸をロータリー化して巻回効率
を高めた電解コンデンサ素子の巻回装置の提供を第1の
目的とする。
また、この発明は、陽極箔と陰極箔との切断タイミング
を変位させて両者間の絶縁処理を容易にした電解コンデ
ンサ素子の巻回装置の提供を第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の電解コンデンサ素子の巻回装置は、第1の目
的を達成するため、複数のテーブルを同軸上で回転可能
に設置し、各テーブル上に特定の角度を以て巻軸が設定
された巻軸テーブル機構と、前記テーブルを回転させ、
電解コンデンサ素子の巻回位置で停止させるテーブル回
転機構と、前記テーブルから前記巻軸を進退させる巻軸
進退機構と、前記巻軸に対し、電極箔及びセパレータを
供給する供給機構と、テーブル上に突出させた巻軸を回
転させ、電極箔及びセパレータを巻軸上に巻回させる巻
軸回転機構と、前記巻軸に巻回される電解コンデンサ素
子における電極箔及びセパレータとを選択的に切断する
切断機構とを備えたものである。
また、この発明の電解コンデンサ素子の巻回装置は、第
2の目的を達成するため、前記切断機構を電極箔の中の
陽極箔を選択的に切断する第1の切断部と、電極箔の中
の陰極箔及びセパレータを切断する第2の切断部とから
構成したものである。
〔作   用] 巻軸テーブル機構は、複数のテーブルを備え、各テーブ
ルには複数の巻軸が設置されている。そして、巻軸テー
ブル機構の各テーブルにはテーブル回転機構が設けられ
、各テーブルは独立又は相互に関係して回転させ、巻軸
を所定の位置に設定することができる。
巻軸側には電解コンデンサ素子を構成する帯状の部材で
ある電極箔及びセパレータが供給される。
そして、巻軸は巻軸進退機構を以て進出、後退が行われ
る。従って、巻軸に電極箔及びセパレータが供給される
と、巻軸回転機構によって巻軸が回転され、その巻軸上
には渦巻状に電極箔及びセパレータが巻かれ、電解コン
デンサ素子として形成される。この電解コンデンサ素子
は、巻軸の後退によって巻軸から抜かれる。
このような電解コンデンサ素子の巻回処理がテーブルの
回転に応じて巻軸毎に行われ、例えば、1つのテーブル
に3本の巻軸が設置されているとともに、2つのテーブ
ルが設置された場合には、巻軸は合計6木となり、テー
ブルの巻軸が交互に選択されて巻回処理が行われると、
テーブルの14回転で6個の電解コンデンサ素子が製造
されることになる。従って、この巻回装置では、1つの
テーブル上の巻軸が巻回処理を行っている場合には、他
のテーブル上の巻軸が巻回処理以外の作業を行うので、
巻回処理は他の作業の合間に行われ、巻回処理はほぼ連
続的に行うことができ、巻軸の回転速度と、電解コンデ
ンサ素子の巻回層数で決まる製造速度が実現され、製造
効率が高められる。
また、切断機構は、第1の切断部と第2の切断部とを併
置することにより、陽極箔と陰極箔とを前後して切断し
、電解コンデンサ素子における陽極箔と陰極箔との終端
部の長さを異ならせることができ、両者の絶縁が図られ
る。
[実 施 例] 第1図は、この発明の電解コンデンサ素子の巻回装置の
実施例を示す。
巻軸テーブル機構20には、例えば、2枚のテーブル2
1.22が重ねられて回転自在に設置されており、第1
のテーブル21には120°の変位で3本の巻軸24A
、24B、24C1第2のテーブル22にも同様に12
06の変位で3本の巻軸24D、24E、24Fが進退
自在に設置されている。
テーブル21.22にはそれぞれ所定角度の回転を行う
ためにテーブル回転機構26.28が設置され、テーブ
ル回転機構26.2Bには例えば、遊星歯車装置を用い
ることができる。
各巻軸24A〜24C,24D〜24Fには、テーブル
21.22上で回転させる巻軸回転機構30が設けられ
ているとともに、テーブル21.22上で進退させる巻
軸進退機構32が設置されている。
電解コンデンサ素子の巻回位置に設定される巻軸24A
〜24C124D〜24Fに対し、電極箔として陽極箔
を供給するための陽極箔供給機構34、電極箔として陰
極箔を供給するための陰極箔供給機構36とともに、セ
パレータを供給するためのセパレータ供給機構38が設
置されている。
また、巻軸24A〜24C124D〜24F上で巻回さ
れた電解コンデンサ素子に対し、陽極箔、陰極箔及びセ
パレータを切断する切断機構40が設置されている。電
解コンデンサ素子では、陽極箔と陰極箔との電気的な絶
縁を図るため、陽極箔が陰極箔より終端部を短く設定さ
れるので、切断機構40では、陽極箔を切断する第1の
切断部と、陰極箔及びセパレータを同時に切断する第2
の切断部とが独立して設置され、電解コンデンサ素子の
巻回に応じて陽極箔と陰極箔及びセパレータとが時間的
に前後させ、選択的に切断されるものである。
そして、陽極箔の切断、巻軸24A〜24C124D〜
24F上で巻回された電解コンデンサ素子に連続する陰
極箔及びセパレータの切断の後、巻軸24A〜24C1
24D〜24F上の電解コンデンサ素子の外表面に、各
電極箔及びセパレータを固定保持するために接着剤を一
面に付けた保持テープの付着を行うテープ付着機構42
が設置されている。このテープ付着機構42は、陰極箔
及びセパレータが切断された電解コンデンサ素子に対し
、陰極箔及びセパレータの切断と同時的に保持テープを
電解コンデンサ素子の表面に供給するとともに、所定の
長さに切断する。従って、電解コンデンサ素子には、そ
の巻回のために用いた巻軸24A〜24C,24D〜2
4Fの回転により、その表面に保持テープが付着される
。保持テープには一面に接着剤が塗布されており、保持
テープの巻回によって電解コンデンサ素子の表面に固着
され、電解コンデンサ素子の巻き緩みが防止されるので
ある。
このようなテーブル21.220回転、巻軸24A〜2
4C324D〜24Fの回転及び進退、陽極箔及び陰極
箔の供給、セパレータの供給、陰極箔の切断、陰極箔及
びセパレータの切断、保持テープの付着等の各工程動作
は、タイミング機構44による一定のタイミングによっ
て行われ、連続的に電解コンデンサ素子が形成されるも
のである。
次に、第2図及び第3図は、巻軸テーブル機構20、テ
ーブル21.22、テーブル回転機構26.28、巻軸
回転機構30及び巻軸進退機構32の具体的な構成例を
示す。
テーブル21.22を支持する支持フレーム200に固
定された軸受部202には、円筒状を成す回転軸204
が回転自在に取り付けられ、この回転軸204には軸受
を介して回転軸208が回転自在に取り付けられている
。回転軸20Bの内部には支持軸212が設置され、こ
の支持軸212の前端部にはディスク214が取り付け
られている。
回転軸204の前端部にはテーブル22、回転軸20B
の前端部にはテーブル21が固着されており、テーブル
21.22は支持軸212との間に設置された軸受によ
って回転自在に支持されている。各回転軸204.20
8には、遊星歯車機構を成すテーブル回転機構26.2
8が設置されている。即ち、回転軸204にはテーブル
回転機構26の一部を成す歯車218が取り付けられ、
この歯車218は回転軸20日に軸受を以て回転自在に
支持されている。また、回転軸208にはテーブル回転
機構28の一部を成す歯車222が取り付けられ、この
歯車222は支持軸212の後端部側に軸受を以て回転
自在に支持されている。
従って、各テーブル21.22は、歯車218.222
に独立した回転駆動部によって回転力が伝達されること
により、独立した回転を行うことができ、各巻軸24A
〜24G、24D〜24Fを所望の位置に設定すること
ができる。
回転軸204の中間部には、巻軸回転機構30の中のテ
ーブル21側の巻軸回転機構30Aが設置されていると
ともに、テーブル22側の巻軸回転機構30Bが設置さ
れている。
そして、巻軸回転機f+!130A側には、支持フレー
ム200にブラケット246を介して巻軸駆動用のモー
タ248が設置され、このモータ248の回転軸250
に取り付けられた歯付プーリ252と、支持フレーム2
00上に回転自在に設置された歯付プーリ254との間
には、歯付ベルト256が懸は廻されている。歯付プー
リ254には歯車258が同軸上に取り付けられており
、歯車258は歯車260を介して歯車240に噛み合
わされている。そして、歯車240に対応する歯車23
8は、各巻軸24A〜24C側の歯車264が歯車26
6を介して噛み合わされている。
従って、モータ24日の回転が歯付プーリ252、歯付
ベルト256、歯付プーリ254、歯車258.260
.240.238.266.264を順次に経て伝達さ
れ、巻軸24A〜24Cが回転する。
また、巻軸24D〜24F側の巻軸回転機構30Bには
図示しないモータが設置され、その回転軸に取り付けら
れた歯付プーリと、支持フレーム200上に回転自在に
設置された歯付プーリ268との間には、歯付ヘルド2
70が懸は廻されている。歯付プーリ268には歯車2
72が同軸上に取り付けられており、歯車272は歯車
274を介して歯車244に噛み合わされている。
そして、歯車244に対応する歯車242は、各巻軸2
4D〜24F側の歯車278に歯車280を介して噛み
合わされている。従って、巻軸24D〜24Fと巻軸2
4A〜24Cとはそれぞれ独立して回転させることがで
きる。
そして、テーブル21は回転軸208の上端のフランジ
209に固定され、また、テーブル22は回転軸204
の上端のフランジ205の上面に固定されている。そし
て、各テーブル21.22には円盤状を成す中央部から
120“の角度変位を持つ軸支持部281.282が形
成されている。
テーブル22側の軸支持部282はテーブル2゛1例の
軸支持部281より厚く形成され、各前面が一様になる
ように構成されているとともに、テーブル21側の軸支
持部281の背面部には、テーブル22側の軸支持部2
82の背面との共通化のための支持部284が取り付け
られる。そして、各軸支持部281.282には、巻軸
24A〜24C124D〜24Fを貫通させて進退自在
に支持するためのガイド部286が固着される。
以上の構成において、電解コンデンサ素子の巻回処理操
作を第4図ないし第6図を参照して説明する。
第4図の(A)に示すように、2つのテーブル2L22
の巻軸24A、24Dが隣接した状態を開始位置とする
次に、第4図の(B)に示すように、巻軸24Aに陽極
箔4、陰極箔6及びセパレータ8.10が供給され、1
つの電解コンデンサ素子2が巻軸24A上に形成される
ものとすると、巻軸24Dは巻軸24Aに隣接して待機
する。このとき、巻軸24Dはテーブル22の軸支持部
282面から後退した状態である。
一定長の陽極箔4、陰極箔6及びセパレータ8.10が
巻回されると、陽極箔4のみが第5図の(A)に示すよ
うに、切断機構40の第1の切断部40Aによって切断
され、陰極箔6及びセパレータ8.10のみが電解コン
デンサ素子2の外周面に巻回される。陽極箔4の切断後
の陰極箔6及びセパレータ8、IOの巻回は電解コンデ
ンサ素子2の円周の1/2程度であり、その巻回時、陽
極箔4は停止し、セパレータ8.10の間に位置する。
次に、第4図の(C)に示すように、所定長の陽極箔4
、陰極箔6及びセパレータ8.1oが巻回されると、巻
軸24A上の電解コンデンサ素子2に対して連続して陽
極箔4、陰極箔6及びセパレータ8.10がガイドC1
−ラ502.504 ニより水平に維持される。この陽
極箔4、陰極箔6及びセパレータ8.1oに対し、テー
ブル22側の巻軸24Dが突出し、巻軸24Dのスリッ
ト25内に陽極箔4、陰極箔6及びセパレータ8.10
が挿入される。
次に、第5図の(D)に示すように、巻軸24A側の電
解コンデンサ素子2がら陰極箔6及びセパレータ8.1
0が切Ur機構40の第2の切断部40Bによって切断
されると同時に、第4図の(D)に示すように、巻軸2
4Dが回転して次の巻回動作が行われる。
巻軸24A側の電解コンデンサ素子2には保持テープが
供給されて付着され、独立した電解コンデンサ素子2と
して形成される。
第4図の(E)に示すように、テーブル21が矢印Gで
示す方向に回転し、電解コンデンサ素子2の取出し位置
に設定された巻軸24Aから電解コンデンサ素子2の取
出しが行われる。電解コンデンサ素子2の巻軸24Aか
らの抜取りは、巻軸24Aがテーブル21の軸支持部2
81の面から後退することにより行われる。従って、巻
軸24Aから離脱する電解コンデンサ素子2をチャッキ
ング手段やベルトコンベア等の搬送手段を介在させるこ
とにより、次の処理工程に電解コンデンサ素子2が移送
される。
次に、第4図の(F)に示すように、テーブル21.2
2が回転し、次の巻軸24Dが電解コンデンサ素子2の
巻回位置に設定される。そして、巻軸24Dが移動しつ
つ回転し、このとき、巻軸24Dに巻回されている電解
コンデンサ素子2から連続して水平に維持される陽極箔
4、陰極箔6及びセパレータ8.10に対し、巻軸24
Bのスリット25を水平に移行させる操作が行われ、巻
軸24D側の電解コンデンサ素子2の終了、停止、陰極
箔6及びセパレータ8.10の切断と同期して巻軸24
Bの進出による挿み込みが行われる。
次に、第5図は、第4図に示した巻軸24A、24Dに
おける陽極箔4の選択的な切断及び巻回動作、陰極箔6
及びセパレータ8.1oの全体的な切断、次の巻回処理
に至る動作を示す。
第5図の(A)に示すように、巻軸24Aに対し2つの
ガイドローラ502.504が設置されており、セパレ
ータ8、陽極箔4、セパレータ10及び陰極箔6が供給
され、陽極箔4のみが切断部40Aの切断刃402.4
04の間に介在している。切断刃402を矢印Iで示す
方向に移動すると、陽極箔4のみが選択的に切断される
陽極箔4の切断の後、矢印Hで示す方向に巻軸24Aが
テーブル21の回転により移動すると、陽極箔4はセパ
レータ8.1oの間に挿み込まれてセパレータ8.10
とともに矢印Hで示す方向に移動する。
次に、第5図の(B)に示すように、巻軸24Aが保持
ローラ506の位置を越えて移動すると、保持ローラ5
06.508とガイドローラ502.504との間に切
断部40Bが設置されており、この切断部40Bの間に
陰極箔6及びセパレータ8.10が臨ませられる。保持
ローラ506.508は、保持アーム512の操作によ
り保持台510に向かって矢印Jで示す方向に移動可能
である。そして、切断部40Bの後部には、テーブル2
2の回転によって次の巻軸24Dが設定され、水平に設
定されたスリット25の内部に陽極箔4、陰極箔6及び
セパレータ8.10が巻軸24Dの進出によって挟み込
まれる。
次に、第5図の(C)に示すように、保持ローラ506
.508は、保持アーム512の操作で保持台510側
に移動し、保持ローラ508は巻軸24A側の電解コン
デンサ素子2の表面に接触し、電解コンデンサ素子2は
保持ローラ508と巻軸24Aとの間に保持される。ま
た、このとき、保持ローラ506と保持台510との間
には、電解コンデンサ素子2の陰極箔6及びセパレータ
8、IOが保持される。
次に、第5図の(D)に示すように、保持ローラ506
と保持台510との間に保持された状態で、陰極箔6及
びセパレータ8.10が切断部40Bの切断刃408.
410によって切断されると同時に、巻軸24Dの回転
が行われ、巻軸24Dによって電解コンデンサ素子2の
巻回が行われる。
以上の巻回及び切断動作は、巻軸24Dと巻軸24B、
巻軸24Bと巻軸24E、巻軸24Eと巻軸24C・・
・・においても同様に行われ、連続した電解コンデンサ
素子2の巻回処理が実現される。
次に、第6図は、以上説明した各テーブル21.22の
回転、位置設定、巻軸24A〜24C124D〜24F
の進退及び回転を経て形成される電解コンデンサ素子2
の連続的な形成処理工程を示す。
第6図の(A)は、テーブル21.22の回転を示し、
実線はテーブル2I、破線はテーブル22を表す。そし
て、A1は、巻軸24A〜24C,24D〜24Fに対
する電解コンデンサ素子2の巻回終了時ないし陽極箔4
の切断時を表す。A2は、巻軸24A〜24C124D
〜24Fに対する保持テープ16の付着及び巻軸24A
〜24C1240〜24Fに対する次の陰極箔4、陰極
箔6及びセパレータ8、IOの巻回工程を表す。A3は
、テーブル21.22の回転による巻軸24A〜24C
124D〜24Fからの電解コンデンサ素子2の取出し
及び巻軸24A〜24C124D〜24Fの巻回終了な
いし陽極箔4の切断工程を表す。A4は、巻軸24A〜
24C,24D〜24Fに対する保持テープ16の付着
及び巻軸24A〜24C124D〜24Fに対する次の
陽極箔4、陰極箔6及びセパレータ8、IOの巻回工程
を表す。
第6図の(B)はテーブル21側の処理、第6図の(C
)はテーブル22例の処理を示し、Bi、C1は初期設
定等を行うテーブル21.22の回転工程、B、 、C
,は陽極箔4、陰極箔6及びセパレータ8.10の巻回
工程、B3、C3は陽極Y34の切断後の陰極箔6及び
セパレータ8.10の巻回工程、B4、C4は保持テー
プ16の付着工程、Bs、Csは電解コンデンサ素子2
の取出し工程を示す。そして、1+ は陽極箔4、陰極
箔6及びセパレータ8.10の巻回開始時点、t2は陽
極箔4のみの切断時点、t、は陰極箔6及びセパレータ
8、IOの切断時点、む、は電解コンデンサ素子2に対
する保持テープ16の付着開始時点、t、は保持テープ
16の切断時点を表す。
以上の処理工程を経て、各テーブル21.22上の巻軸
24A〜24C124D〜24Fによって電解コンデン
サ素子2が独立して形成される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、同軸上で回転
する複数のテーブル毎に所定角度の変位を持たせて複数
の巻軸を設置し、各テーブルを回転させて各巻軸を交互
に巻回位置に設定することにより電解コンデンサ素子を
巻回するので、回転位置に設定される各巻軸で電解コン
デンサ素子を連続的に巻回することができ、電解コンデ
ンサ素子の生産効率の向上とともに生産コストの低減を
図ることができる。
また、この発明によれば、陽極箔と陰極箔との切断タイ
ミングを変位させて両者間の絶縁処理を行うので、電解
コンデンサ素子の巻回処理とともに陽極箔と陰極箔との
間の絶縁処理を同時にしかも容易に行うことができ、電
解コンデンサ素子の信頼性の向上とともに電解コンデン
サ素子の生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電解コンデンサ素子の巻回装置の実
施例を示すブロック図、第2図は第1図に示した電解コ
ンデンサ素子の巻回装置における巻軸テーブル機構等の
具体的な構成例を示す側面図、第3図は第2図に示した
巻軸テーブル機構のテーブルの構成を示す分解斜視図、
第4図は第2図に示した巻軸テーブル機構の電解コンデ
ンサ素子の巻回動作を示す図、第5図は第2図に示した
巻軸テーブル機構における電解コンデンサ素子の巻回及
び切断動作を示す図、第6図は第1図に示した電解コン
デンサ素子の巻回装置における巻回処理動作を示す図、
第7図は電解コンデンサ素子を示す分解斜視図、第8図
は電解コンデンサ素子を示す斜視図である。 2・・・電解コンデンサ素子 4・・・陽極箔 6・、・・陰極箔 8.10・・・セパレータ 16・・・保持テープ 20・・・巻軸テーブル機構 2122・・・テーブル 24A〜24C,24D〜24F・・ 26.28・・・テーブル回転機構 30・・・巻軸回転機構 32・・・巻軸進退機構 34・・・陽極箔供給機構 36・・・陰極箔供給機構 38・・・セパレータ供給機構 40・・・切断機構 40A・・・第1の切断部 40B・・・第2の切断部 42・・・テープ巻回機構 ・巻軸 (A) (C) 第 図 (B) (D) 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数のテーブルを同軸上で回転可能に設置し、各テ
    ーブル上に特定の角度を以て巻軸が設定された巻軸テー
    ブル機構と、 前記テーブルを回転させ、電解コンデンサ素子の巻回位
    置で停止させるテーブル回転機構と、前記テーブルから
    前記巻軸を進退させる巻軸進退機構と、 前記巻軸に対し、電極箔及びセパレータを供給する供給
    機構と、 前記テーブル上に突出させた前記巻軸を回転させ、前記
    電極箔及び前記セパレータを前記巻軸上に巻回させる巻
    軸回転機構と、 前記巻軸に巻回される前記電解コンデンサ素子における
    前記電極箔及び前記セパレータを切断する切断機構とを
    備えた電解コンデンサ素子の巻回装置。
  2. 2.前記切断機構は、前記電極箔の中の陽極箔を選択的
    に切断する第1の切断部と、前記電極箔の中の陰極箔及
    び前記セパレータを切断する第2の切断部とから構成さ
    れた請求項1記載の電解コンデンサ素子の巻回装置。
JP63319264A 1988-12-18 1988-12-18 電解コンデンサ素子の巻回装置 Expired - Fee Related JPH0648674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63319264A JPH0648674B2 (ja) 1988-12-18 1988-12-18 電解コンデンサ素子の巻回装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63319264A JPH0648674B2 (ja) 1988-12-18 1988-12-18 電解コンデンサ素子の巻回装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02163924A true JPH02163924A (ja) 1990-06-25
JPH0648674B2 JPH0648674B2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=18108259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63319264A Expired - Fee Related JPH0648674B2 (ja) 1988-12-18 1988-12-18 電解コンデンサ素子の巻回装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648674B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0499827U (ja) * 1991-02-05 1992-08-28
JP2013235652A (ja) * 2012-05-02 2013-11-21 Otari Kk 巻回物製造装置
CN116190123A (zh) * 2023-03-25 2023-05-30 邯郸市奥能电子股份有限公司 一种用于电容生产的针脚裁切导料装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646250A (en) * 1979-09-21 1981-04-27 Nippon Paint Co Ltd Electrophotographic toner

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646250A (en) * 1979-09-21 1981-04-27 Nippon Paint Co Ltd Electrophotographic toner

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0499827U (ja) * 1991-02-05 1992-08-28
JP2013235652A (ja) * 2012-05-02 2013-11-21 Otari Kk 巻回物製造装置
CN116190123A (zh) * 2023-03-25 2023-05-30 邯郸市奥能电子股份有限公司 一种用于电容生产的针脚裁切导料装置
CN116190123B (zh) * 2023-03-25 2024-04-19 邯郸市奥能电子股份有限公司 一种用于电容生产的针脚裁切导料装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0648674B2 (ja) 1994-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6805329B2 (ja) コンデンサ巻取装置
JP2004022868A (ja) テープフィーダ
JPH02163924A (ja) 電解コンデンサ素子の巻回装置
JP3530624B2 (ja) 多軸ターレット式巻取装置
US4559700A (en) Method for winding an electrode assembly
CN218730147U (zh) 一种复合电缆内防护层加工装置
CN208284923U (zh) 全自动大平方线缆切剥机
JPH0582049B2 (ja)
CN216389057U (zh) 一种铜线包胶机构
JPH04239418A (ja) チップテープ自動巻取装置
CN115159209A (zh) 一种具有自动换卷功能的绝缘膜生产用卷收装置
CN113213226A (zh) Pvc软板生产用全自动打卷装置
JPH0648675B2 (ja) 電解コンデンサ素子巻回装置の巻軸リセット機構
CN218748004U (zh) 一种基于拉丝机金属丝剥壳装置
EP0505909B1 (en) Apparatus for manufacturing electronic parts wrapped with conductive foil
JPH07240207A (ja) 電池素子の巻取装置
CN218770974U (zh) 一种新型立式剥线机
CN108521104A (zh) 全自动大平方线缆切剥机
CN217867174U (zh) 一种卷绕装置及卷绕机
CN217626595U (zh) 一种卷绕装置及卷绕机
CN217756179U (zh) 一种胶带切割机
JP2013235652A (ja) 巻回物製造装置
CN218082975U (zh) 一种导电膜生产用冷切装置
CN109822211A (zh) 一种电池电芯激光环切用限位装置
CN220866692U (zh) 一种成品卷收设备

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees