JPH02163293A - 舟艇揚降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は停泊港（マリーナ）におけるヨツトまたはボー
トなどの舟艇を海上より陸上へ、あるいは陸上より海上
へ揚降させるための舟艇揚降装置に関するものである。

［従来の技術〕 舟艇を娯楽の目的で海上を快走させるために、モータボ
ート、モータヨツトと共に一般にヨツトと呼はれる帆走
式ヨツトが用いられる。

これらヨツトまたはボート等の舟艇は通常停泊港（マリ
ーナ）を有し、このマリーナにおいて、海上にある舟艇
を陸上へ収揚し、あるいは、陸上にある舟艇を海上にお
ろすために、従来、第７図から第１Ｏ図に示すような舟
艇揚降装置が用いられている。

第７図はトロリ式舟艇揚降装置ａを示し、岸２゜壁すよ
り水面下へ２本１組の傾斜ガーダＣを延設し、該傾斜ガ
ーダＣ上に走行輪ｄを有するトロリＣを載置しており、
該トロリθは舟艇ｆを搭載可能な台車９を載置できるよ
うになっている。

岸壁す上にはワイヤローブｈを繰り出し巻き取り可能に
収納したウィンチ１が設置され、前記ワイヤローブｈの
繰り出し側端部は、トロリｅに係止されており、ウィン
チｌを運転することにより前記ワイヤローブｈを繰り出
しまたは巻き取って、トロリｅを揚降させるようにして
いる。

陸上にある舟艇ｒを海上に降ろす際には、予め台車９上
に舟艇「を搭載しておき、台車９を介して舟艇「をトロ
リｅ上に載置した後、トロリｅを下降させて舟艇ｒを海
」二に降ろす。

海上にある舟艇ｒを陸上に牧場する際には、予め台車９
を載置しておいたトロリ８を水面下に下降させておき、
台車９上に舟艇ｒを迎い入れた後、トロリｅを引き揚げ
て舟艇「を台車９を介して牧場する。

第８図はプラットホーム式舟艇揚降装置ｊを示し、水面
上より水面下へ４本の支柱ｋを垂直に立設し、該支柱に
のうち、各２本ずつを水平に延びるガーダ！を介して連
結し、該ガーダ！上にワイヤロー１１を繰り出し巻き取
り可能に収納したウィンチｎを２台ずつ配設しており、
ウィンチｎより垂下したワイヤロープ１の繰り出し側端
部にはプラットホーム０が水平に連結されている。

プラットホーム０上には、第７図に示す台車グが載置で
きるようになっており、ウィンチｎを運転することによ
り前記ワイヤロープ俣を繰り出しまたは巻き取って、プ
ラットホーム０を揚降させるようにし７ている。

陸上にある舟艇ｒを海上に降ろす際には、予め台車ｇ上
に舟艇ｒを搭載しておき、台車９を介して舟艇ｆをプラ
ットホームθ上に載置した後、プラットホーム０を下降
させて舟艇ｒを海」二１こ降ろす。

海上にある舟艇ｒを陸上に牧場する際には、予め台車ｑ
を載置しておいたプラットホーム０を水面下に下降させ
ておき、台車Ｑに舟艇「を迎い入れた後、プラットホー
ムム０を上昇させて舟艇ｒを陸上に牧場する。

第９図及び第１θ図は旋回式舟艇揚降装置ｐを示し、岸
ｕｂ上に垂直に立設した固定ボスト９に、旋回フレーム
「を水平面内を回動し得るよう支承し、該旋回フレーム
「に垂直に延びる昇降部材Ｓを摺動自在に嵌入するとと
もに、昇降部材Ｓの下端部に第７図に示す台車９を載置
可能なテーブルｔを形成している。

固定ボストｑの上端には、ワイヤロープＵを繰り出し巻
き取り可能に収納したウィンチＶが前記旋回フレーム「
と同時に回動するように配設され、ワイヤロープＵの繰
り出し側端部はテーブルｔに係止されており、ウィンチ
Ｖを運転することにより前記ワイヤロープＵを繰り出し
または巻き取ってテーブルｔを揚降させるようにしてい
る。

陸上にある舟艇「を海上に降ろす際には、予め台車９上
に舟艇ｒを搭載しておき、台車９を介して舟艇ｒをテー
ブルを上に載置した後、テーブルｔを岸壁すの地表面よ
り引き場げ、テーブルｔを水面上へ回動させるとともに
水面下まで下降させて舟艇ｒを海上に降ろす。

海上にある舟艇ｆを陸上に牧場する際には、予め台車り
を載置しておいたテーブルｔを水面下に下降させておき
、台車ｇ上に舟艇「を迎い入れた後、テーブルｔを岸壁
すの地表面よりも高く引き揚げ、テーブルｔを岸壁す側
に回動させるとともに岸壁すの地表面まで下降させて舟
艇Ｃを台車ｑを介して陸上に牧場する。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、第７図及び第８図に示す舟艇揚降装置ａ、ｊで
は傾斜ガーダｃ２支柱に等の基礎部分を水中に構築しな
ければならず、工事が難しくなり、工費が高くなるとと
もに、傾斜ガーダｃ１支柱に等の水中に沈んでいる部分
の日常的な保守点検はほとんど行うことができないので
、水中に沈んでいる部分の腐蝕等による劣化が早く、舟
艇揚降装置ａ、ｊの耐用年数が短い。

更に、傾斜が−ダｃ１支柱に等の構築物が水中および水
面上に位置するために舟艇楊降装置ａ、ｊの付近を航行
する舟艇ｒの邪魔になったり、人が舟艇「に乗降するた
めの突堤あるいは浮き桟橋等を傾斜ガーダＣ、ガーダ！
と平行に設置する必要かある。

また、第９図及び第１０図に示す舟艇揚降装置ｐでは、
舟艇揚降装置ａ、ｊと同様に台車りを用いて舟艇ｒをテ
ーブルを上に載置したり、テーブルを上より引き出すと
いう手順を行うにもかかわらず、テーブルｔを岸壁すの
地表面より高く引き揚げたり、旋回させたりしなければ
ならないので舟艇「の損降作業に要する作業時間が長く
なり、効率の良い場降作業は望めない。

本発明は上述の各種問題点を解決するもので、舟艇揚降
装置の耐用年数の向上と、闇降作業に要する作業時間を
短縮することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は岸壁上に配設した自走可能な走行体に、支持部
材を前記走行体が所定の位置まで移動した際に岸壁縁部
より水面上にオーバーハングするように設け、前記支持
部材に昇降装置を設け、該昇降装置に舟艇を搭載した台
車を載置し得るテーブルを吊り下げた構成を備えている
。

［作　　　用１ 舟艇を陸上より海上に降ろす際には、予め舟艇を搭載し
た台車をテーブル上に載置した後、昇降装置によ７てテ
ーブルを下降させて舟艇を海上に降ろす。

舟艇を海上より陸上に牧場する際には、予め台車を載置
したテーブルを水面下に下降させておき、台車上に舟艇
を迎い入れた後、昇降装置によってテーブルを上昇させ
て台車とともに舟艇を牧場する。

また、舟艇のトリムやヒールが大きい場合には、テーブ
ルを傾けた状態で舟艇の揚降を行う。

更に、装置を使用しないときには、テーブルを上昇させ
た後、走行体を移動させてテーブル及び支持部材が水面
上にオーバーハングしないように格納する。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図から第６図は本発明の一実施例であり、岸壁ｌの
地表面より掘削した所要の形状のビット２内に、岸壁縁
部３に向って延びるレール４゜４”を配設し、自走可能
な走行体５を前記レール４．４“上に載置する。

走行体５は車輪６．６°を有する左右一対の脚部７．７
゛と左右の脚部７，７°を固着する連結部材８とから形
成されている。

各脚部７．７゛の岸壁縁部３側の端部に、水平に延びる
支持部材９，９°を、前記走行体５が最も岸壁縁部３寄
りまで移動した際に、水面上にオーバーハングするよう
に固着する。

支持部材９．９°の上面にワイヤローブ１０ａ、　１０
ｂ。

１０ａ’、ｊｏｂ’を繰り出し巻き取り可能に収納した
ワイヤドラムｌｌａ、ｌｌｂ、ｌｌａ’、ｌｌｂ’を備
えた昇降装置１２ａ、ｔ２ｂ、１２ａ’、１２ｂ’を固
着し、各ワイヤドラムｌｌａ、ｌｌｂ、ｌｌａ’、１１
ｂ’よりワイヤローブ１０ａ。

１０ｂ、１０ａ’、ＩＯｂ’の繰り出し側端部を支持部
材９゜９“の下方へ垂下させる。

各ワイヤドラムｌｌａ、　ｌｌｂ、　ｌｌａ’　、　ｌ
ｌｂ’は、減速機１３ａ、１３ｂ、１３ｇ’、Ｈｂ’を
介して駆動装置１４ａ、　１４ｂ。

１４ａ’　、　１４ｂ’に連結されており、各駆動装置
１４ａ。

１４ｂ、１４ａ’、１４ｂ’は４基同時にでもそれぞれ
単独でも運転できるようになっている。

舟艇１５を搭載した台車１６を載置し得るテーブル１７
に、前記支持部材９．９“の下方へ垂下させた各ワイヤ
ローブＩＱａ、ｆｏｂ、ｌｏａ’、ｊｏｂ’の繰り出し
側端部を固着する。

前記支持部材９．９°の間隔りは２隻の舟艇１５を通過
させ得るのに必要且つ充分な距離を有し、またテーブル
１７は台車１６を介して２隻の舟艇１５を同時に載置可
能な面積を有している。

テーブル１７の岸壁ｌ側隅縁部に対峙する岸壁縁部３に
、垂直方向に延びる所要の形状のガイド溝２４．２４”
を形成し、前記テーブル１７の岸壁１側隅縁部からガイ
ド溝２４，２４°内へ水平に延びる支持腕２５．２５’
を設けるとともに、該支持腕２５゜２５゛にレール４．
４°延設方向と平行な回転軸を有するガイドローラ２Ｇ
、２６°と、岸壁１延長方向と平行な回転軸を有するガ
イドローラ２７．２７“とを前記ガイド溝２４．２４’
内に位置するように枢支する。

更に、前記ビット２のレール４，４°間上に所要の数に
分割した蓋■８を、また、ビット２の反岸譬縁部３寄り
のレール４，４°上にｆＥ１９．２０を、それぞれ走行
体５の走行時に支持部材９．９°と干渉し得ぬように常
設するとともに、ピット２の岸壁縁部３寄りのレール４
．４°上に蓋２１を、また、該蓋２１の反岸壁縁部３側
のレール４，４°上に蓋２２をそれぞれ取り外し可能に
設ける。

なお、図中２３は、前記テーブル１７上面に着脱自在に
装着されたブラットホームを示す。

上述の構成において、陸上にある舟艇１５を海上に降ろ
す際には、予め台車１６上に舟艇１５を搭載しておき、
台車１６を介して舟艇１５をテーブル１７上に載置する
。

このとき、走行体５はレール４，４゛上を最も岸壁縁部
３寄りまで移動した状態に位置しており、テーブル１７
は昇降装ｒｊ１１２ａ、１２ｂ、１２ａ’、１２ｂ’の
ワイヤローブｌＯａ、　１０ｂ、　ｌＯａ’　、　ｌＯ
ｂ’の繰り出し長さを調整することによって、岸壁ｌの
地表面と同一レベルになるように吊り下げ保持されてい
る。

テーブル１７に台車１Ｂを介して舟艇１５を載置したな
らば、昇降装置１２ａ、１２ｂ、Ｊ２ａ’、１２ｂ’の
駆動装置１４ａ、Ｌ４ｂ、１４ａ’、１４ｂ’を作動さ
せてワイヤドラムｌＩａ、ｌｌｂ、Ｈａ’、ｌｌｂ’に
収納したワイヤローブ１０ａ、１０ｂ、１０ａ’、１０
ｂ’を繰り出し、舟艇１５に浮力か作用するまでテーブ
ル１７を水面下に下降させる。

海上にある舟艇１５を陸上に収揚する際には、予め台車
１６をテーブル１７上に載置しておき、昇降装置１２ａ
、Ｉ２ｂ、１２ａ’、１２ｂ’のワイヤローブｌ［ｌａ
。

１０ｂ、ＩＯａ’、１０ｂ’を繰り出してテーブル１７
を水面下に下降させておく。

水面下に位置する台車ＩＧに舟艇１５を迎い入れたなら
ば、駆動装置１４ａ、１４ｂ、１４ａ’、ｆ４ｂ’を作
動させて垂下したワイヤローブｌＯａ、　１０ｂ、　ｌ
口ａ’、１０ｂ’をワイヤドラム１１ａ、ｌｌｂ、ｌｌ
ａ’、ｌｌｂ’に巻き項り収納してテーブル１７を上昇
させ、台車１６上に舟艇１５を搭載する。

ワイヤローブｌＯａ、　１０ｂ、　ｌＯａ’　、　ｌＯ
ｂ’をワイヤドラムｌＩａ、ｌｌｂ、１１ａ’、Ｉｌｂ
’に巻き取ることにより、テーブル１７が岸壁１の地表
面と同一レベルになるまで上昇したならば、台車１Ｂを
岸壁ｌ上に引き出して、舟艇１５を陸上に収揚する。

舟艇１５への人の乗り降りは、舟艇１５を海上へ降ろし
たり、陸上に収揚するために、ワイヤローブＩＯａ、　
１０ｂ、　ｌＯａ’　、　１０ｂ’を繰り出し巻き取り
する際に、プラットホーム２３の上面が岸壁ｌの地表面
と同一レベルとなるようにワイヤローブｌＯａ。

１０ｂ、１０ａ’、ｌＯｂ’の繰り出し巻き取りを一旦
停止させて行う。

また、本実施例の装置では、各昇降装置１２ａ。

１２ｂ、１２ａ’、１２ｂ’の駆動装置ｉ４ａ、１４ｂ
、１４ａ’、ｆ４ｂは単独でも運転可能なので、台車１
６をテーブル１７に固定しておきさえすれば、各ワイヤ
ローブ１０ａ、１０ｂ、ｌＯａ’、１０ｂ’の繰り出し
長さをそれぞれ変化させることにより、台車１６をテー
ブル１７とともに傾けることができるため、舟艇１５を
揚降する際に、浮力が作用している状態における舟艇１
５のトリム及びヒールに容易に対応することができ、舟
艇１５に損傷を与えることがない。

更に、テーブル１７は、ガイド溝２４．２４’内に位置
するように枢支されたガイドローラ２８．２６°。

２７．２７’によって案内されつつ昇降するので、各ワ
イヤローブＩＯａ、ＩＯｂ、１０ａ’、ＬＯｂ’に揺れ
が生じても、大きく揺れることなく、安定した状態で安
全に昇降することができる。

装置を使用しないときには、昇降装ｆｔ１２ａ、１２ｂ
。

１２ａ’、Ｌ２ｂ’の駆動装置１４ａ、　１４ｂ、　１
４ａ’　、　１４ｂ’を作動させて、ワイヤローブ１０
ａ、１０ｂ、ｌＯａ’、１０ｂ’をワイヤドラム１１ａ
、ｌｌｂ、１１ａ’、１１ｂ’に巻き取って、テーブル
１７の下面が岸壁１の地表面よりも高く位置するように
した後、ピット２の岸壁縁部３寄りのレール４．４′上
の蓋２１と該Ｍ２１に隣接するＭ２２を取り外し、走行
体５を岸壁縁部３と離反する方向へ移動させ、支持部材
９．９゛及びテーブル１７が岸壁縁部３から水面上にオ
ーバーハングしないようにして格納する。

更に、舟艇１５よりも大型の舟艇（図示せず）を陸上か
ら海上に降ろしたり、海上から陸上に収揚する際には、
テーブル１７に装着したブラットホーム２３を取り外し
た後、大型の舟艇に合致した台車（図示せず）を介して
大型の舟艇をテーブル１７に載置し、前記舟艇１５の場
合と同様にワイヤローブｆ（ｌａ、ＩＯｂ、ＩＯａ’、
ＩＱｂ’を繰り出し巻き取って、テーブル１７を昇降さ
せる。

従って、本実施例の装置では、装置に常時水面下に位置
している部分がないので、装置の設置に要する工事費が
安く、日常的な点検保守が容易に行え、水中部分の腐蝕
等による劣化がないので装置の耐用年数が長くなり、ま
た、２隻の舟艇を同時に横降できるので、その結果舟艇
１５の横降に必要とする一回あたりの費用を軽減するこ
とができる。

更に、舟艇１５を横降する際にプラットホーム２３を介
して容易に舟艇１５に乗り降りできるので、装置の近傍
に突堤あるいは浮き桟橋を設置する必要がなく、且つ装
置を陸上に引き込むことができるため、装置の近傍を通
過する舟艇１５の邪魔になることがなく、上方に突出し
た構成部材かないので、マリーナの美観を損ねることが
ない。

また、前述したように、テーブル１７を傾けることがで
きるため、舟艇１５のトリム及びヒールに容易に対応す
ることができ、横降時に舟艇１５に破損を与えることが
ない。

なお、本発明の舟艇横降装置は、上述の実施例にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果Ｊ 以上説明したように、本発明の舟艇横降装置によれば、
下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。

１）　テーブルを昇降させることにより、複数の舟艇を
横降させることができるので、短時間のうちに多数の舟
艇の横降作業を行うことができる。

２）　常時水面下に位置している部分がないので、装置
の設置に要する工事費が安く、装置の近傍を通過する舟
艇の邪魔にならず、日常的な点検保守が容易に行え、ま
た水中部分の腐蝕等による劣化がないので、装置の耐用
年数が長くなり、その結果、舟艇の横降に必要とする一
回あたりの費用を軽減することができる。

３〉　テーブルを傾けることにより、舟艇のトリム及び
ヒールに容易に対応することができるので、横降時に舟
艇に損傷を与えることがない。

４）装置に構成部材は上方に突出したものがないのでマ
リーナの美観を損ねることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は本発明の
一実施例の平面図、第３図は本発明の一実施例の正面破
断図、第４図は本発明の一実施例のピットと走行体の関
係を示す正面破断図、第５図は本発明の一実施例の格納
状態を示す平面図、第６図はガイド溝とガイドローラの
詳細図、第７図は従来のトロリ式舟艇揚降装置の側面図
、第８図は従来のプラットホーム式舟艇揚降装置の側面
図、第９図は従来の旋回式舟艇横降装置の側面図、第１
０図は従来の旋回式舟艇場降装置の平面図である。 図中１は岸壁、３は岸壁縁部、５は走行体、９．９“は
支持部材、ｆｏａ、１０ｂ、ｌＯａ’、１０ｂ’はワイ
ヤローブ、１２ａ、　１２ｂ、　１２ａ’　、　１２ｂ
’は昇降装置、１５は舟艇、ＩＧは台車、１７はテーブ
ルを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）岸壁上に配設した自走可能な走行体に、支持部材を
   前記走行体が所定の位置まで移動した際に岸壁縁部より
   水面上にオーバーハングするように設け、前記支持部材
   に昇降装置を設け、該昇降装置に舟艇を搭載した台車を
   載置し得るテーブルを吊り下げたことを特徴とする舟艇
   揚降装置。