JPS6340515Y2 - - Google Patents

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JPS6340515Y2
JPS6340515Y2 JP8703883U JP8703883U JPS6340515Y2 JP S6340515 Y2 JPS6340515 Y2 JP S6340515Y2 JP 8703883 U JP8703883 U JP 8703883U JP 8703883 U JP8703883 U JP 8703883U JP S6340515 Y2 JPS6340515 Y2 JP S6340515Y2
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JP
Japan
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wire
lifting
sheave
ship
pulleys
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JP8703883U
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JPS59192934U (ja
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Publication of JPS6340515Y2 publication Critical patent/JPS6340515Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 船舶は、故障修理や船底に付着した海藻等の除
去あるいは船体塗装のため、また寒冷地において
は、冬期の流氷や海面の凍結から保護するため、
船揚場に上架する必要がある。
ヨツトやボート等の軽量船は、船首と船尾を、
それぞれ、1条のバンドをもつて吊り上げること
により、簡単に上架しうるが、この方法によると
きは、船体と吊具とが線接触となり、荷重が集中
するので、重量船の場合には、船体を破損する恐
れがある。
従つて、漁船等を上架するには、従来は、水底
より船揚場に亘つて築造した斜路に、予め縦取台
車を沈めておき、ウインチをもつて、船と台車を
同時に引寄せながら、船を台車に乗せて、縦取り
レール上を陸上に引上げ、横取りレールとの交差
点において、一旦ジヤツキにより、船体を浮かせ
て縦取り台車を抜き取つた後、横取り台車に乗せ
替えて、横取りレール上を、所定の位置まで移動
させていた。
しかし、この場合、たとえば水深が約3mのと
きには、水中に20〜30mの斜路が必要となり、港
における海中斜路の専有面積が大きくなり、斜路
の設置位置によつては、船舶の航行の障害となる
とともに、水中斜路の保守点検が困難である。
また、斜路の上端部で水平となる部分における
台車の走行が困難であり、かつ上述の乗せ替え作
業は、危険であるとともに、面倒であり、多くの
人力と時間を要した。
さらに、荒天時には、縦取り台車の直上に船舶
を維持することが困難であり、上架できなかつ
た。
上述の現状にかんがみ、本出願人は、さきに次
記するような船舶上架装置を出願した(実願昭58
−26637号)。
この装置は、船揚場に近接する海中に構築した
左右1対の架構間に、上面にレールを敷設した昇
降テーブルを配設し、該昇降テーブルの両側と左
右の各架構との間に設けた昇降装置により、昇降
テーブルを海面上に持ち上げた時上記レールと整
合する縦取りレールと、縦取りレールと交差する
横取りレールを船揚場に敷設して、各レールに、
船舶を支持して走行する台車を配設し、昇降テー
ブルをもつて、台車とともに船舶を吊り上げ、レ
ールを所定の個所まで移動させて上架するように
したものである。
しかし、この装置により重量船を上架する場合
は、それに対応した堅固な昇降テーブルや架構等
が必要で、その設備費が高価となつた。
本考案は、昇降テーブルを多数個所で吊支し
て、重量船を昇降テーブルで吊り上げる際、船体
の形状や、積荷あるいは燃料油等の積載状況によ
り変動する重心による、昇降テーブルの各部にか
かる荷重の変動に応じ、各吊り位置におけるロー
プ掛け本数を調節して、負担荷重を均等化するこ
とにより、昇降テーブルや架構等の構造を簡素化
するとともに、小径のワイヤーロープをもつて、
安全に吊り上げうるようにした、吊り上げ装置に
関するもので、以下添付の図面に基いて説明す
る。
図面において、1は船揚場、2は海面、3は海
底、4は岸壁、5は岸壁近くの海底3に立設した
岸壁4と直角方向を向く架構、6は岸壁4と直角
方向2列に並んで海底3に立設され、上端が海面
2上に突出する、架構5の支柱、7は同列の支柱
6の上端を連結する連結杆である。
架構5内には、水平をなす昇降テーブル8が、
後述するように吊設され、その上面には、前後方
向を向く1対のレール9,9が敷設されている。
10は、昇降テーブル8を上昇させた時、その
レール9と連結する船揚場1に敷設した縦取りレ
ール、11は、縦取りレール10と直交する横取
りレールである。
12は、縦取りワイヤロープ13を介して、縦
取りウインチ14により、レール9と縦取りレー
ル10上を走行する縦取り台車、15は、横取り
ワイヤロープ16を介して、横取りウインチ17
により、横取りレール11上を走行する横取り台
車である。
第5図に示すように、昇降テーブル8の上面左
右両側における前後両端(図面左右両端)および
中央部には、前端より順に第1ワイヤーシーブ1
8a,18b,18c,18dが固設され、各ワ
イヤーシーブ18a,18b……には、それぞ
れ、2個、3個、3個、2個のプーリー19が枢
着されている。
第4図に示すように、架構5の各連結杆7の上
面における上記第1ワイヤーシーブ18a,18
b……と対応する個所には、第2ワイヤーシーブ
20a,20b,20c,20dが固着され、各
ワイヤーシーブ20a,20b……には、それぞ
れ、2個、4個、3個、3個のプーリー21が枢
設されている。
後述するように、左右両側において上下対応す
るワイヤーシーブ18a,18b,20a,20
bと18c,18d,20c,20dには、それ
ぞれ、第1・第2吊り上げワイヤーロープ22,
23が掛け回わされ、両ロープ22,23の前端
は、それぞれ、連結杆7と、船揚場1における各
連結杆7の延長線上に固設した、揚船ウインチ2
4に止着されている。
昇降テーブル8は、両ワイヤーロープ22,2
3をもつて連結杆7に、昇降自在、かつ水平に吊
支されている。
上述装置は、縦取り台車12をレール9上に載
置した昇降テーブル8を、海底3に沈めて、その
上方に船舶25を誘導し、ついで揚船ウインチ2
4を巻き上げれば、昇降テーブル8は、縦取り台
車12上に船舶25を支持して上昇するので、レ
ール9が船揚場1の縦取りレール10と連続した
時、縦取りウインチ14を巻き上げれば、船舶2
5は、縦取り台車12に乗つて、船揚場1に引き
上げられる。
しかして、本考案装置においては、各ワイヤー
シーブ18a…20a…が上述のように配設され
ているので、船舶25の荷重は、昇降テーブル8
と連結杆7の各部に分散され、従つて、昇降テー
ブル8と架構5との構造を簡素にしても、船舶2
5の荷重に耐えることができる。
また、各ワイヤーシーブ18a…20a…に
は、それぞれ上述のようにプーリー19,21が
枢設されているので、第6a図に示すように、船
舶25の荷重が、昇降テーブル8の各部に、ほぼ
均等に分散している場合には、第1吊り上げワイ
ヤーロープ22を、昇降テーブル8の第1ワイヤ
ーシーブ18aの両プーリー19,19と、連結
杆7の第2ワイヤーシーブ20aの両プーリー2
1,21に、上下交互に掛け回した後、第2ワイ
ヤーシーブ20bの2個のプーリー21,21
と、第1ワイヤーシーブ18bの両プーリー1
9,19に、上下交互に掛け回し、かつ第2吊り
上げワイヤーロープ23を、第1ワイヤーシーブ
18cの2個のプーリー19,19と、第2ワイ
ヤーシーブ20cの2個のプーリー21,21に
上下交互に掛け回した後、第2ワイヤーシーブ2
0dの2個のプーリー21,21と、第1ワイヤ
ーシーブ18dの2個のプーリー19,19に上
下交互に掛け回し、両ワイヤーロープ22,23
を、それぞれ両第2ワイヤーシーブ20b,20
dのプーリー21,21と誘導プーリー26,2
6を経て、揚船ウインチ24に導く。
すると、船舶25を吊り上げる際、昇降テーブ
ル8の各部が受けるほぼ均等の荷重が、4本ずつ
のワイヤーロープ22,23に分散されるので、
個々のワイヤーロープ22,23の受ける張力
が、ほぼ均等になる。
また、第6b図に示すように、船舶25の形状
や積荷等の影響で、船舶25の荷重が、昇降テー
ブル8の中央部に集中する場合には、第1吊り上
げワイヤーロープ22を、第1ワイヤーシーブ1
8aの1個のプーリー19と、第2ワイヤーシー
ブ20aの1個のプーリー21に掛け回した後、
第2ワイヤーシーブ20bの3個のプーリー21
…と、第1ワイヤーシーブ18bの3個のプーリ
ー19…に、上下交互に掛け回し、かつ第2吊り
上げワイヤーロープ23を、第1ワイヤーシーブ
18cの3個のプーリー19…と、第2ワイヤー
シーブ20cの3個のプーリー21…に、上下交
互に掛け回した後、第2ワイヤーシーブ20dの
1個のプーリー21と、第1ワイヤーシーブ18
dの1個のプーリー19に掛け回し、両ワイヤー
ロープ22,23を、上述同様に、揚船ウインチ
24に導く。
すると、船舶25を吊り上げる際、荷重の集中
した昇降テーブル8の中央部を、6本ずつのワイ
ヤーロープ22,23で吊支し、端部の小さい荷
重を、2本ずつのワイヤーロープ22,23で吊
支するので、個々のワイヤーロープ22,23の
受ける張力は、ほぼ均等になる。
さらに、第6c図に示すように、船舶25の荷
重が、昇降テーブル8の後部(第6c図右部)に
集中する場合には、第1吊り上げワイヤーロープ
22を、上述の第6b図と同様に掛け回し、かつ
第2吊り上げワイヤーロープ23を、上述の第6
a図と同様に掛け回し、両ワイヤーロープ22,
23を、上述同様に揚船ウインチ24に導く。
すると、第6b図に示した場合と同様に、荷重
の集中した昇降テーブル8の後部を、多数本のワ
イヤーロープ22,23で吊支するので、個々の
ワイヤーロープ22,23の受ける張力は、ほぼ
均等になる。
上述のように、本考案装置は昇降テーブル8を
両側各所で吊支するので、船舶25を吊り上げる
際、大きな荷重が分散し、昇降テーブル8や架構
5の構造を簡素にすることができる。
また、昇降テーブル8の受ける荷重の偏位に応
じて、両吊り上げワイヤーロープ22,23の掛
け回しを変えることにより、各ワイヤーロープ2
2,23の受ける張力を均等にしうるので、比較
的小径のものを使用して、安全に船舶25を吊り
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置の一実施例を備える船舶
上架施設の平面図、第2図は、同じく縦断側面
図、第3図は、第2図における−線拡大断面
図、第4図は、連結杆の拡大平面図、第5図は、
昇降テーブルの要部拡大平面図、第6a図は、吊
り上げワイヤーロープの掛け回しを示す架構と昇
降テーブルの側面略図で、荷重が昇降テーブルの
各部に均等に掛かつている場合を示し、第6b図
は、同じく中央に集中している場合を示し、第6
c図は、同じく後部に集中している場合を示す。 1……船揚場、2……海面、3……海底、4…
…岸壁、5……架構、6……支柱、7……連結
杆、8……昇降テーブル、9……レール、10…
…縦取りレール、11……横取りレール、12…
…縦取り台車、13……縦取りワイヤーロープ、
14……縦取りウインチ、15……横取り台車、
16……横取りワイヤーロープ、17……横取り
ウインチ、18a,18b,18c,18d……
第1ワイヤーシーブ、19……プーリー、20
a,20b,20c,20d……第2ワイヤーシ
ーブ、21……プーリー、22……第1ワイヤー
ロープ、23……第2ワイヤーロープ、24……
揚船ウインチ、25……船舶、26……誘導プー
リー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船揚場の岸壁近くの水底に、複数本の支柱を、
    岸壁と直角方向を向くとともに、互いに平行をな
    す2列に立設し、水面上に突出する同列の支柱の
    上端を、連結杆をもつて連結して構築した架構の
    両連結杆と、水平板状をなして架構内に昇降自在
    に嵌合する、昇降テープルの上面左右両側縁と
    の、上下対応する前後両端とその中間2個所に、
    それぞれ、第2ワイヤーシーブと第1ワイヤーシ
    ーブを固着し、上下の各ワイヤーシーブに複数の
    プーリーを枢設し、同側前部の上下2個ずつのワ
    イヤーシーブと、後部の上下2個ずつのワイヤー
    シーブの各プーリーに、それぞれ、第1吊り上げ
    ワイヤーロープと第2吊り上げワイヤーロープ
    を、上下交互に、かつ掛本数調節可能に掛け回
    し、両吊り上げワイヤーロープの両端を、各連結
    杆の適所と、船揚場における各連結杆の延長線上
    に設置してなる揚船ウインチに止着した、船舶上
    架用吊り上げ装置。
JP8703883U 1983-06-09 1983-06-09 船舶上架用吊り上げ装置 Granted JPS59192934U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8703883U JPS59192934U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 船舶上架用吊り上げ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8703883U JPS59192934U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 船舶上架用吊り上げ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59192934U JPS59192934U (ja) 1984-12-21
JPS6340515Y2 true JPS6340515Y2 (ja) 1988-10-24

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ID=30216961

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JP8703883U Granted JPS59192934U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 船舶上架用吊り上げ装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733235B2 (ja) * 1988-12-14 1995-04-12 日本アイキャン株式会社 舟艇揚降装置
JPH0733234B2 (ja) * 1989-06-22 1995-04-12 日本アイキャン株式会社 舟艇揚降装置

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JPS59192934U (ja) 1984-12-21

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