JPH02162269A - Cvケーブルの水トリー電流検出方法 - Google Patents
Cvケーブルの水トリー電流検出方法Info
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- JPH02162269A JPH02162269A JP31767288A JP31767288A JPH02162269A JP H02162269 A JPH02162269 A JP H02162269A JP 31767288 A JP31767288 A JP 31767288A JP 31767288 A JP31767288 A JP 31767288A JP H02162269 A JPH02162269 A JP H02162269A
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Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、活線状態でCVケーブル(架橋ポリエチレ
ン絶縁ビニールシースケーブル)の絶縁劣化に基づいて
発生する水トリ−電流を測定するのに好適のCVケーブ
ルの水トリ−電流検出方法に関し、さらに詳しくは、C
Vケーブルの遮蔽鋼から引き出された接地線に流れる交
流電流を用いて迷走電流を求め、接地線に流れる総直流
成分から迷走電流を差し引くことにより水トリ−電流を
求めるCVケーブルの水トリ−電流検出方法に関する。
ン絶縁ビニールシースケーブル)の絶縁劣化に基づいて
発生する水トリ−電流を測定するのに好適のCVケーブ
ルの水トリ−電流検出方法に関し、さらに詳しくは、C
Vケーブルの遮蔽鋼から引き出された接地線に流れる交
流電流を用いて迷走電流を求め、接地線に流れる総直流
成分から迷走電流を差し引くことにより水トリ−電流を
求めるCVケーブルの水トリ−電流検出方法に関する。
(従来の技術)
第4図、第5図に示すように、たとえば、CVケーブル
1は、導体2を内部半導低層3で被覆し、外部半導低層
4と内部半導低層3との間に絶縁体としての架橋ポリエ
チレン5を介在させ、外部半導低層4を遮蔽鋼テープ6
により被覆してシールドし、その遮蔽銅テープ6に押さ
え布7を巻き、その押さえ布7を絶縁ビニールシース8
により被覆して形成されている。なお、CVケーブル1
には第85i1に示すように遮蔽銅テープ6までを一体
化した構成体を3個設け、その遮蔽銅テープ6を互いに
接触させてその3個の構成体に押さえ布7を巻いて、そ
の押さえ布7を絶縁ビニールシース8により被覆したC
Vケーブルであるいわゆるトリプレックス形のCVケー
ブル(CV T )もある。
1は、導体2を内部半導低層3で被覆し、外部半導低層
4と内部半導低層3との間に絶縁体としての架橋ポリエ
チレン5を介在させ、外部半導低層4を遮蔽鋼テープ6
により被覆してシールドし、その遮蔽銅テープ6に押さ
え布7を巻き、その押さえ布7を絶縁ビニールシース8
により被覆して形成されている。なお、CVケーブル1
には第85i1に示すように遮蔽銅テープ6までを一体
化した構成体を3個設け、その遮蔽銅テープ6を互いに
接触させてその3個の構成体に押さえ布7を巻いて、そ
の押さえ布7を絶縁ビニールシース8により被覆したC
Vケーブルであるいわゆるトリプレックス形のCVケー
ブル(CV T )もある。
符号9は介在物を示す。
このCVケーブル1はそれが絶縁劣化すると、第7図に
示すように水トリ−電流IIが発生する。
示すように水トリ−電流IIが発生する。
この第7図に示す例は、遮蔽銅テープ6の側か+電位、
導体2の側が一電位である。また、水トリ−電tli
I +は図面に示す方向と逆方向に流れる場合もある。
導体2の側が一電位である。また、水トリ−電tli
I +は図面に示す方向と逆方向に流れる場合もある。
この水トリ−電流I+を測定するために、第8図に示す
ように、高圧配電線10に一側が接続されかつ他側が負
荷に接続されたCVケーブル1の他側の遮蔽銅テープ6
から接地線11を引き出し、その接地線11の途中に絶
縁劣化関係量としての水トリ−電流I+を測定するため
の測定器12を接続する。この測定器12は検出抵抗1
3と交流電流工110を除去するためのフィルタを有す
る増幅i%14および記録装置15とから概略構成され
る。
ように、高圧配電線10に一側が接続されかつ他側が負
荷に接続されたCVケーブル1の他側の遮蔽銅テープ6
から接地線11を引き出し、その接地線11の途中に絶
縁劣化関係量としての水トリ−電流I+を測定するため
の測定器12を接続する。この測定器12は検出抵抗1
3と交流電流工110を除去するためのフィルタを有す
る増幅i%14および記録装置15とから概略構成され
る。
ところが、絶縁ビニールシース8と大地との間には電池
作用起電力E自、G P 716の接地線17と大地と
の間には系統負荷のアンバランスによる商用周波起電力
E−cがあり、G P T 16の接地部分には電池作
用起電力Elがある。この状態を等価回路で示したのが
第9図である。この第9図において、R+はCVケーブ
ル1の架橋ポリエチレン5の部分の絶縁抵抗、R−は絶
縁ビニールシース8の部分のシース抵抗であり、起電力
El、絶縁抵抗R1と並列にコンデンサC1があると考
えられ、電池作用起電力Et、シース抵抗R1と並列に
コンデンサC―があると考えられる。これらの起電力E
$、Eε、Elieがあると、迷走電流II、It、交
流電流工^Cが発生し、迷走電流I$、IEが直流電流
成分lとして水トリ−電流11と共に測定@12に流れ
ることになる。その第9図に示す等価回路を直流電流成
分Iのみに着目して、書き換えて表現した等価回路が第
1O図である。
作用起電力E自、G P 716の接地線17と大地と
の間には系統負荷のアンバランスによる商用周波起電力
E−cがあり、G P T 16の接地部分には電池作
用起電力Elがある。この状態を等価回路で示したのが
第9図である。この第9図において、R+はCVケーブ
ル1の架橋ポリエチレン5の部分の絶縁抵抗、R−は絶
縁ビニールシース8の部分のシース抵抗であり、起電力
El、絶縁抵抗R1と並列にコンデンサC1があると考
えられ、電池作用起電力Et、シース抵抗R1と並列に
コンデンサC―があると考えられる。これらの起電力E
$、Eε、Elieがあると、迷走電流II、It、交
流電流工^Cが発生し、迷走電流I$、IEが直流電流
成分lとして水トリ−電流11と共に測定@12に流れ
ることになる。その第9図に示す等価回路を直流電流成
分Iのみに着目して、書き換えて表現した等価回路が第
1O図である。
その第1O図には、直流電流成分としての迷走電流Is
、工εが水トリ−電流工1と共に流れている状態が示さ
れている。この迷走電流I$、I【は抵抗R$、REと
電池作用起電力E1、Eεによって定まるものであるが
、迷走型ML I tは測定1%12と大地との間の接
地線11aをG P T 16の接地線lフと共用化す
ることにより除去できる。そこで、迷走電流工・につい
て考えると、水トリ−電di I +の起電力E+は通
常数10ボルト程度以下、電池作用起電力Es、Eεは
0.5ボルト程度以下である。また、絶縁抵抗R1は数
十万MΩ、シース抵抗Reは通常絶縁抵抗より小さく、
シース抵抗Rsが2008Ω以上であると迷走電源工1
は2.5ナノアンペア以下であり、これに対して劣化し
たケーブルでは水トリ−電流ニーは10ナノアンペア程
度はあるので、通常の条件下では迷走電流工$を考慮し
なくともよいが、シース抵抗R雪は環境条件その他によ
って大きく変動し、シース抵抗R$が200MΩ以下に
なると相対的に迷走電流Isの寄与する割合が大きくな
る。なお、第8図において、1Bは電源、19はCVケ
ーブル1の一側の遮蔽銅テープ6から引き出された接地
線、2(1’は測定時に開放するスイッチである。
、工εが水トリ−電流工1と共に流れている状態が示さ
れている。この迷走電流I$、I【は抵抗R$、REと
電池作用起電力E1、Eεによって定まるものであるが
、迷走型ML I tは測定1%12と大地との間の接
地線11aをG P T 16の接地線lフと共用化す
ることにより除去できる。そこで、迷走電流工・につい
て考えると、水トリ−電di I +の起電力E+は通
常数10ボルト程度以下、電池作用起電力Es、Eεは
0.5ボルト程度以下である。また、絶縁抵抗R1は数
十万MΩ、シース抵抗Reは通常絶縁抵抗より小さく、
シース抵抗Rsが2008Ω以上であると迷走電源工1
は2.5ナノアンペア以下であり、これに対して劣化し
たケーブルでは水トリ−電流ニーは10ナノアンペア程
度はあるので、通常の条件下では迷走電流工$を考慮し
なくともよいが、シース抵抗R雪は環境条件その他によ
って大きく変動し、シース抵抗R$が200MΩ以下に
なると相対的に迷走電流Isの寄与する割合が大きくな
る。なお、第8図において、1Bは電源、19はCVケ
ーブル1の一側の遮蔽銅テープ6から引き出された接地
線、2(1’は測定時に開放するスイッチである。
(発明が解決しようとする課題)
従って、従来の直流成分のみを検出する測定器12を用
いてCVケーブル1の絶縁劣化による絶縁破壊事故を未
然に防止するために、CVケーブル1の絶縁劣化に基づ
く水トリ−電流工1を検出するCVケーブルの水トリ−
電流検出方法(たとえば、特開昭59−202075号
公報)では、迷走電流Isを測定しているのか水トリ−
電流I+を測定しているのか識別できなくなる。
いてCVケーブル1の絶縁劣化による絶縁破壊事故を未
然に防止するために、CVケーブル1の絶縁劣化に基づ
く水トリ−電流工1を検出するCVケーブルの水トリ−
電流検出方法(たとえば、特開昭59−202075号
公報)では、迷走電流Isを測定しているのか水トリ−
電流I+を測定しているのか識別できなくなる。
このような場合、迷走電流工$に影響を受けることなく
水トリ−電流工1を測定できる方法があれば好ましい。
水トリ−電流工1を測定できる方法があれば好ましい。
この発明は、上記観点から為されたもので、CVケーブ
ルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる交流電流を
利用して、迷走電流を測定することにより迷走電流が流
れいても正確に水トリ−電流を測定することのできる新
規なCVケーブルの水トリ−電流検出方法を提供するこ
とにある。
ルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる交流電流を
利用して、迷走電流を測定することにより迷走電流が流
れいても正確に水トリ−電流を測定することのできる新
規なCVケーブルの水トリ−電流検出方法を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段)
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリ−電液を検出するため、前記交流電流のマキ
シマム部分とミニマム部分とを避けつつ前記交流電流の
少なくとも一周期内でサンプリングして、測定器の基準
ゼロに対する複数個の電流値を求め、この複数個の電流
値を算術平均して、前記交流電流のシフト分として現わ
れる迷走電流を求め、前記接地線に流れる総直流成分か
ら前記迷走電流を差し引くこ・とにより、前記水トリ−
電流を求めることを特徴とする。
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリ−電液を検出するため、前記交流電流のマキ
シマム部分とミニマム部分とを避けつつ前記交流電流の
少なくとも一周期内でサンプリングして、測定器の基準
ゼロに対する複数個の電流値を求め、この複数個の電流
値を算術平均して、前記交流電流のシフト分として現わ
れる迷走電流を求め、前記接地線に流れる総直流成分か
ら前記迷走電流を差し引くこ・とにより、前記水トリ−
電流を求めることを特徴とする。
この発明の請求項2に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリ−電流を検出するため、測定器の測定レンジ
を変更して該測定器に人力される交流電流をサチュレー
トさせ、かつ、前記測定器の基準ゼロに対する交流電流
の測定範囲の上限値をA、下限値を−A、前記基準ゼロ
を境に上側交流波形部のサチュレート幅をBとするとき
、前記基準ゼロを境に下側交流波形部において、前記サ
チュレート幅Bに等しいサチュレート幅を与える点での
前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記の式によっ
て、前記交流電流のシフト分として現われる迷走電流I
sを求め、OrI記接通接地線れる総直流成分から前記
迷走電流を差し引くことにより、前記水トリ−電流を求
めることを特徴とする。
流検出方法は、 CVケーブルの遮蔽胴から引き出された接地線に流れる
交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重畳して
いる水トリ−電流を検出するため、測定器の測定レンジ
を変更して該測定器に人力される交流電流をサチュレー
トさせ、かつ、前記測定器の基準ゼロに対する交流電流
の測定範囲の上限値をA、下限値を−A、前記基準ゼロ
を境に上側交流波形部のサチュレート幅をBとするとき
、前記基準ゼロを境に下側交流波形部において、前記サ
チュレート幅Bに等しいサチュレート幅を与える点での
前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記の式によっ
て、前記交流電流のシフト分として現われる迷走電流I
sを求め、OrI記接通接地線れる総直流成分から前記
迷走電流を差し引くことにより、前記水トリ−電流を求
めることを特徴とする。
I@=(A+C)/2
(実施例)
以下に、この発明に係るCVケーブルの水トリ−電流検
出方法を図面を参照しつつ説明する。
出方法を図面を参照しつつ説明する。
第1図は請求項1に記載のCVケーブルの水トリ−電流
検出方法の実施例を示す図であって、この第1図におい
て、符号20は測定器である。この測定W#20は、接
地線交流電流検出部21と直流成分電流検出部22とを
有する。接地線交流電流検出部21は入力端子21a、
21bを有し、直流成分電流検出部22は入力端子22
a、22bを有する。その入力端子21aは遮蔽胴6か
ら引き出された接地線11に接続され、入力端子22b
はスイッチ23を介して接地線11に接続され、入力端
子21b、22aは接地線11aを介してアースされて
いる。
検出方法の実施例を示す図であって、この第1図におい
て、符号20は測定器である。この測定W#20は、接
地線交流電流検出部21と直流成分電流検出部22とを
有する。接地線交流電流検出部21は入力端子21a、
21bを有し、直流成分電流検出部22は入力端子22
a、22bを有する。その入力端子21aは遮蔽胴6か
ら引き出された接地線11に接続され、入力端子22b
はスイッチ23を介して接地線11に接続され、入力端
子21b、22aは接地線11aを介してアースされて
いる。
接地線交流電流検出部21の出力はA/D変換部24を
介して迷走電流演算部25と直流成分電流演算部26と
に入力され、A/D変換部24と直流成分電流演算部2
6との間にはスイッチ27が設けられている。直流成分
電流検出部22の出力はA/D変換部2Bを介して水ト
リ−電流出力部29に入力され、この水トリ−電流出力
部29には迷走電流演算部25の出力と直流成分電流演
算部26の出力とが入力される。
介して迷走電流演算部25と直流成分電流演算部26と
に入力され、A/D変換部24と直流成分電流演算部2
6との間にはスイッチ27が設けられている。直流成分
電流検出部22の出力はA/D変換部2Bを介して水ト
リ−電流出力部29に入力され、この水トリ−電流出力
部29には迷走電流演算部25の出力と直流成分電流演
算部26の出力とが入力される。
接地線交流電流検出部21には、第2図に示す交流電流
IjICが入力される。この交流電流11ICのマキシ
マム部分とミニマム部分とには、水トリ−電流工1が高
調波成分として現われる。この高調波成分は下側交流波
形部と下側交流波形部とで非対称である。水トリ−電流
工1は印加電圧に対して非線形であり、かつ、極性によ
って差があるからである。すなわち、印加電圧の上昇に
伴って水トリ−電流工1は大きくなり、また、その流れ
る方向が定まっているからである。一方、迷走電流Is
は測定器20の基準ゼロに2に対する交流電流111C
のシフト分として現われる。ここで、基準ゼロに2は測
定器20をゼロ調整してセットしておくものである。
IjICが入力される。この交流電流11ICのマキシ
マム部分とミニマム部分とには、水トリ−電流工1が高
調波成分として現われる。この高調波成分は下側交流波
形部と下側交流波形部とで非対称である。水トリ−電流
工1は印加電圧に対して非線形であり、かつ、極性によ
って差があるからである。すなわち、印加電圧の上昇に
伴って水トリ−電流工1は大きくなり、また、その流れ
る方向が定まっているからである。一方、迷走電流Is
は測定器20の基準ゼロに2に対する交流電流111C
のシフト分として現われる。ここで、基準ゼロに2は測
定器20をゼロ調整してセットしておくものである。
交流電流工11cはA/D変換部24によりデジタル値
に変換されて迷走電流演算部25に入力される。
に変換されて迷走電流演算部25に入力される。
迷走電流演算部25は、交渣電流工11cの少なくとも
一周期内で水トリ−電流X+が重畳されているマキシマ
ム部分とミニマム部分とを避けつつ、測定器20の基準
ゼロに2に対する電流値をサンプリングする機能を有す
る。このサンプリングは、たとえば、交流電流111c
の一周期を等しく時分割することによって行う、ここで
、そのサンプリング値を81〜81・とする、迷走電流
演算部25は、このサンプリング値S1%S1・の総和
のうちマキシマム部分とミニマム部分とを除いてその総
和を求め、その集計した個数で除して、平均値を求める
。
一周期内で水トリ−電流X+が重畳されているマキシマ
ム部分とミニマム部分とを避けつつ、測定器20の基準
ゼロに2に対する電流値をサンプリングする機能を有す
る。このサンプリングは、たとえば、交流電流111c
の一周期を等しく時分割することによって行う、ここで
、そのサンプリング値を81〜81・とする、迷走電流
演算部25は、このサンプリング値S1%S1・の総和
のうちマキシマム部分とミニマム部分とを除いてその総
和を求め、その集計した個数で除して、平均値を求める
。
このようにして求めた平均値には、水トリ−電流I+を
含む電流値が除かれているため、得られた平均値は基準
ゼロに2からのシフト分として現われる迷走電流工$を
意味する値となる。この迷走電流工1を意味する値は、
水トリ−電流出力部29に入力される。
含む電流値が除かれているため、得られた平均値は基準
ゼロに2からのシフト分として現われる迷走電流工$を
意味する値となる。この迷走電流工1を意味する値は、
水トリ−電流出力部29に入力される。
この水トリ−電流出力部29には、スイッチ23が閉じ
ているとき、直流成分電流検出部22の出力がA/D変
換部28を介して入力される。その直流成分電流検出部
22は水トリ−電流工1と迷走電流Isとを含む総直流
成分を検出する機能を有するもので、交流成分工^Cを
除去するフィルターを有している。
ているとき、直流成分電流検出部22の出力がA/D変
換部28を介して入力される。その直流成分電流検出部
22は水トリ−電流工1と迷走電流Isとを含む総直流
成分を検出する機能を有するもので、交流成分工^Cを
除去するフィルターを有している。
水トリ−電流出力部29は、その総直流成分から迷走電
流Isを差し引いて、水トリ−電流I+を求める機能を
有し、このようにして求められた水トリ−電流I+を意
味する情報は表示部3oに向かって出力される。
流Isを差し引いて、水トリ−電流I+を求める機能を
有し、このようにして求められた水トリ−電流I+を意
味する情報は表示部3oに向かって出力される。
なお、この実施例では、直流成分電流検出部22の出力
に基づき総直流成分を検出することにしたが、スイッチ
23を開き、かつ、スイッチ27を閉じて、直流電流成
分演算部26を用いて水トリ−電流工1と迷走電源工$
とを含む総直流成分を交流電流工^Cの一周期全域に渡
ってサンプリングすることにより求め、このようにして
求めた総直流成分から迷走電流IIを差し引くことによ
り水トリ−電流■−を求めてもよい。
に基づき総直流成分を検出することにしたが、スイッチ
23を開き、かつ、スイッチ27を閉じて、直流電流成
分演算部26を用いて水トリ−電流工1と迷走電源工$
とを含む総直流成分を交流電流工^Cの一周期全域に渡
ってサンプリングすることにより求め、このようにして
求めた総直流成分から迷走電流IIを差し引くことによ
り水トリ−電流■−を求めてもよい。
このようなサンプリングを数周期に渡って繰り返せば、
より一層正確な水トリ−電流工1を求めることができる
。
より一層正確な水トリ−電流工1を求めることができる
。
第3図はこの発明の請求項2に記載の水トリ−電流検出
方法の第2の実施例を示す図であって、CVケーブル1
の各相毎に流れる水トリ−電ff1Iを正確に測定する
ための実施例である。
方法の第2の実施例を示す図であって、CVケーブル1
の各相毎に流れる水トリ−電ff1Iを正確に測定する
ための実施例である。
ケーブル1の各相を一括した接地線11に流れる交流電
流Incは各相の不平衡に基づき流れるものであるから
、その交流電流工llcは、たとえば、最大でも30マ
イクロアンペア程度であるが、CVケーブル1の各相毎
に流れる交流電濠工lieはたとえば最大30ミリアン
ペア程度もあり、この値は水トリ−電流I+の値がナノ
アンペア、マイクロアンペアであるのに較べてはるかに
大きく、請求項1に記載の方法を用いて各相毎の水トリ
−電流I+を測定していたのでは、CVケーブル1の各
相毎の迷走電流工$を正確に測定できず、したがって、
得られる水トリ−電流ニーの値が不正確となる。
流Incは各相の不平衡に基づき流れるものであるから
、その交流電流工llcは、たとえば、最大でも30マ
イクロアンペア程度であるが、CVケーブル1の各相毎
に流れる交流電濠工lieはたとえば最大30ミリアン
ペア程度もあり、この値は水トリ−電流I+の値がナノ
アンペア、マイクロアンペアであるのに較べてはるかに
大きく、請求項1に記載の方法を用いて各相毎の水トリ
−電流I+を測定していたのでは、CVケーブル1の各
相毎の迷走電流工$を正確に測定できず、したがって、
得られる水トリ−電流ニーの値が不正確となる。
このような場合には、測定器20の測定レンジを高精度
の側に変更して交流電流工IICをサチュレートさせる
。そして、その測定レンジの上限値をA、下限値を−A
とする。また、基準ゼロに2を境に上側交渣波形部のサ
チュレート幅をBとする。交沫電流工^Cの波形は迷走
電流工6を境に対称となることが予想されるから、下流
側交渣波形部において、サチューレート幅Bに等しいサ
チュレート幅Tを与える点での基準ゼロKzに対する電
流値Cを求めると、迷走電流工1は下記の式によって求
められる。
の側に変更して交流電流工IICをサチュレートさせる
。そして、その測定レンジの上限値をA、下限値を−A
とする。また、基準ゼロに2を境に上側交渣波形部のサ
チュレート幅をBとする。交沫電流工^Cの波形は迷走
電流工6を境に対称となることが予想されるから、下流
側交渣波形部において、サチューレート幅Bに等しいサ
チュレート幅Tを与える点での基準ゼロKzに対する電
流値Cを求めると、迷走電流工1は下記の式によって求
められる。
I * = (A + C) / 2
このようにして求めた迷走電流工3を総直流成分から差
し引けば、水トリ−電流11を得る。
し引けば、水トリ−電流11を得る。
なお、このCVケーブル1の各相毎に水トリ−電流工1
を測定する場合、たとえば、R1相の水トリ−電流工1
を測定するときには、R2相、Rs相とCVケーブル1
との接続を断っておくものである。
を測定する場合、たとえば、R1相の水トリ−電流工1
を測定するときには、R2相、Rs相とCVケーブル1
との接続を断っておくものである。
(発明の効果)
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法は、以上説明した方法であるので、交流波形
に重畳されている水トリ−電流と迷走電流とを分離して
迷走電流を測定でき、したがって、総直流成分から迷走
電流を差し引くことにより、活線状態でも水トリ−電流
そのものを正確に測定できる効果がある。
流検出方法は、以上説明した方法であるので、交流波形
に重畳されている水トリ−電流と迷走電流とを分離して
迷走電流を測定でき、したがって、総直流成分から迷走
電流を差し引くことにより、活線状態でも水トリ−電流
そのものを正確に測定できる効果がある。
この発明の請求項2に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法は、以上説明した方法であるので、接地線に
流れる交流電流が水トリ−電流、迷走電流に較べてはる
かに大きい場合であっても、迷走電流を正確に測定する
ことができ、したがって、水トリ−電源と迷走電流とを
含む総直流成分から迷走電流を差し引くことにより、活
線状態でも水トリ−電流そのものを正確に測定できる効
果がある。
流検出方法は、以上説明した方法であるので、接地線に
流れる交流電流が水トリ−電流、迷走電流に較べてはる
かに大きい場合であっても、迷走電流を正確に測定する
ことができ、したがって、水トリ−電源と迷走電流とを
含む総直流成分から迷走電流を差し引くことにより、活
線状態でも水トリ−電流そのものを正確に測定できる効
果がある。
第1図はこの発明の請求項1に記載のCVケーブルの水
トリ−電流検出方法を説明するための回路図、第2図は
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法を説明するための波形図、第3図はこの発明
の請求項2に記載のCVケーブルの水トリ−電流検出方
法を説明するための波形図、第4図はこの発明に係るC
Vケーブルの断面図、第5図はその側面図、第6図はこ
の発明に係る他のCVケーブルの断面図、第7図はこの
発明に係る水トリ−電源の発生機構の説明図、第8図は
従来の測定器のcvケーブルへの接続図、第9図、第1
O図はその第8図に示す接続図の等価回路、である。 1・・・CVケーブル、 6・・・遮蔽胴11
・・・接地線、 2o・・・測定器21
・・・接地線交流電流検出部 22・・・直流成分電流検出部、 25・・・迷走電
流演算部IAC・・・交流電流、 ニー・・・
水トリ−電流工3・・・迷走電流、 Kz・
・・基準ゼロ出願人 株式会社四国総合研究所 第 図 第 図 第 図 第 図 第9図 第 10図
トリ−電流検出方法を説明するための回路図、第2図は
この発明の請求項1に記載のCVケーブルの水トリ−電
流検出方法を説明するための波形図、第3図はこの発明
の請求項2に記載のCVケーブルの水トリ−電流検出方
法を説明するための波形図、第4図はこの発明に係るC
Vケーブルの断面図、第5図はその側面図、第6図はこ
の発明に係る他のCVケーブルの断面図、第7図はこの
発明に係る水トリ−電源の発生機構の説明図、第8図は
従来の測定器のcvケーブルへの接続図、第9図、第1
O図はその第8図に示す接続図の等価回路、である。 1・・・CVケーブル、 6・・・遮蔽胴11
・・・接地線、 2o・・・測定器21
・・・接地線交流電流検出部 22・・・直流成分電流検出部、 25・・・迷走電
流演算部IAC・・・交流電流、 ニー・・・
水トリ−電流工3・・・迷走電流、 Kz・
・・基準ゼロ出願人 株式会社四国総合研究所 第 図 第 図 第 図 第 図 第9図 第 10図
Claims (2)
- (1)CVケーブルの遮蔽鋼から引き出された接地線に
流れる交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重
畳している水トリ−電流を検出するため、前記交流電流
のマキシマム部分とミニマム部分とを避けつつ前記交流
電流の少なくとも一周期内でサンプリングして、測定器
の基準ゼロに対する複数個の電流値を求め、この複数個
の電流値を算術平均して、前記交流電流のシフト分とし
て現われる迷走電流を求め、前記接地線に流れる総直流
成分から前記迷走電流を差し引くことにより、前記水ト
リ−電流を求めることを特徴とするCVケーブルの水ト
リ−電流検出方法。 - (2)CVケーブルの遮蔽銅から引き出された接地線に
流れる交流電流のマキシマム部分とミニマム部分とに重
畳している水トリ−電流を検出するため、測定器の測定
レンジを変更して該測定器に入力される交流電流をサチ
ュレートさせ、かつ、該測定器の基準ゼロに対する交流
電流の測定レンジの上限値をA、下限値を−A、前記基
準ゼロを境に上側交流波形部のサチュレート幅をBとす
るとき、前記基準ゼロを境に下側交流波形部において、
前記サチュレート幅Bに等しいサチュレート幅を与える
点の前記基準ゼロに対する電流値Cを求め、下記の式に
よって、前記交流電流のシフト分として現われる迷走電
流I_sを求め、前記接地線に流れる総直流成分から前
記迷走電流を差し引くことにより、前記水トリ−電流を
求めることを特徴とするCVケーブルの水トリ−電流検
出方法。 I_s=(A+C)/2
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31767288A JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31767288A JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02162269A true JPH02162269A (ja) | 1990-06-21 |
JPH0652281B2 JPH0652281B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=18090742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31767288A Expired - Fee Related JPH0652281B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | Cvケーブルの水トリー電流検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652281B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP31767288A patent/JPH0652281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652281B2 (ja) | 1994-07-06 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |