JPH0216195Y2 - - Google Patents

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JPH0216195Y2
JPH0216195Y2 JP1986141478U JP14147886U JPH0216195Y2 JP H0216195 Y2 JPH0216195 Y2 JP H0216195Y2 JP 1986141478 U JP1986141478 U JP 1986141478U JP 14147886 U JP14147886 U JP 14147886U JP H0216195 Y2 JPH0216195 Y2 JP H0216195Y2
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impeller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、常温より高い温度の気体の除湿装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
各種OA,FA機器の心臓部や各種制御盤の内
部には、ほとんどの場合発熱する基板等があり、
この基板等を保護するために、装置全体を一定の
温度及び湿度以下に保つ必要がある。また、洗濯
機の乾燥機や食器洗い機の如く飽和水蒸気を含有
する高温の排気をそのまま室内に放出する場合に
は、除湿することが望ましい。
この一定湿度以下に保つための除湿装置は種々
考案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、今までのものは、除湿される気
体と接する冷却面が固定されていて動かず、静止
した冷却面との間で熱交換がなされる構成のた
め、熱伝達効率の点で問題がある。また、冷却面
が固定されているため、除湿される気体が冷却面
に接して水分が凝縮して生じた水が、冷却面に常
に付着していることが多く、フレツシユな冷却面
を維持できない。以上の結果、除湿効率が良くな
い欠点を有している。
本考案は以上の事情に鑑み、冷却面を回転させ
ることにより除湿効率を良好にした除湿装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、モ
ータにより駆動される回転軸を配設したケース内
を、前記回転軸に固定した伝熱板によつて2つの
隔室に仕切るとともに、前記伝熱板の両面にそれ
ぞれ羽根車を熱伝導可能に固着し、かつ2つの隔
室にそれぞれ気体の流入孔と流出孔を設けるとと
もに、一方の隔室に排水孔を設けたことを特徴と
する。
〔作用〕
回転軸が回転することにより、伝熱板の両側に
固定された羽根車が回転し、これらの羽根車によ
つて移動する気体に温度差があると、一方の気体
の熱が一方の羽根車、伝熱板、他方の羽根車を通
じて他方の気体中に移動する。このようにして、
一方の気体は冷却され、水分が凝縮して除湿さ
れ、生じた水は排水孔から外部へ排出される。そ
して、この場合、気体との熱交換部材として羽根
車を利用するため、気体との熱伝達面が回転する
ことになり、そのため気体と羽根車間の熱伝達効
率が高く、熱の移動が効率よく行われ、冷却効率
がよい。また、冷却面は回転しているので、冷却
面に付着した水は遠心力によりはね飛ばされ、冷
却面は常に水が付着していないフレツシユな冷却
面を維持できる。以上の結果、除湿効率がすぐれ
る。
〔実施例〕
第1図は除湿室の壁に取り付けた本装置の正面
一部断面図、第2図は同左側面部分図、第3図は
同右側面部分図である。
第1ケース1と第2ケース2は有底筒状のケー
スで、これらは開口端同士がビス3で互いに結合
されている。そして、第2ケース2の底部に設け
られた中央開口部には、モータユニツト4が設け
られ、このモータユニツト4に直結して回転軸5
が前記両ケース1,2内の中央部に延びている。
この回転軸5に円板状の伝熱板6が貫通固定さ
れ、この伝熱板6によつて両ケース1,2内は2
つの隔室7,8に仕切られる。そして、一方の隔
室7内に第1羽根車9が、他方の隔室8内に第2
羽根車10が設けられる。
第1羽根車9は、中央に気体の流入孔11を形
成した複数枚の円板12をそれぞれ間隔を離して
対向配設し、それらの円板12間に半径方向に延
びる羽根13(第4図参照)を離間させて多数配
設したもので、端の円板12を伝熱板6面に冶金
的に接合することによつて、伝熱板6に固定され
ている。この羽根車9が回転することにより、気
体は羽根車9の中央の流入孔11から流入して、
羽根13に案内されて半径方向に放出される。そ
して、この第1羽根車9は、気体の移動に加え
て、羽根13と円板12が気体の熱交換を行う熱
伝達面を形成するもので、そのため、熱伝達面が
回転することとなるので、熱伝達効率が高いもの
である。また、この羽根車9は熱伝達面積が大き
い積層構造をなしているので、熱交換が良好にな
される。
第2羽根車10は、第1羽根車9と同一の構造
をなし、第1羽根車9と同様に、端の円板14を
伝熱板6面に冶金的に接合することによつて、伝
熱板6に固定されている。そして、第1羽根車9
と同様に、羽根車10が回転することにより、気
体は羽根車10の中央の流入孔15から流入し
て、羽根16に案内されて半径方向に放出され
る。そして、この第2羽根車10も、気体の移動
に加えて、羽根16と円板14が気体と熱交換を
行う熱伝達面を形成するもので、そのため、第1
羽根車9と同様に、熱伝達面が回転することとな
るので、熱伝達効率が高いものである。また、第
1羽根車9と同様に熱伝達面積が大きい積層構造
をなしているので、熱交換が良好になされる。
そして、第1羽根車9、第2羽根車10、伝熱
板6の材質は、熱伝導率の良い銀、銅、アルミニ
ウムもしくはこれらの金属の組み合せよりなる複
合材等が良いが、銀は高価であるため、銅、銅合
金、アルミニウム、アルミニウム合金の中の一つ
から構成するのが好適である。
また、第1羽根車9と第2羽根車10の大きさ
は、本実施例では放熱側となる第2羽根車10の
方を大きくしてあるが、同じ大きさ等にしてもよ
く、その大きさは問わない。
第1ケース1は、第1羽根車9及び伝熱板6の
周囲を覆うように配設された有底筒状のケースで
先端に向かつて少し径が小さくなるテーパ状をな
して、一方の隔室7を形成し、第1羽根車9の流
入孔11に対向する底壁部部分に気体の流入孔1
7が多数形成されている。また、一方の隔室7は
第1羽根車9の放出部に隣接する部分に第1空間
18を備えるとともに、この第1空間18に連通
し第1羽根車9の先端の円板12に隣接する第2
空間19を備え、この第2空間19に連通して多
数の流出孔20が第1ケース1の底壁部に設けら
れている。これらの流出孔20は、第1ケース1
の底壁部の底面の第2空間19の中間部付近に一
端が開口するとともに、周壁部に他端が開口し、
それらの間を径方向に延びている。そして、この
第1ケース1の周壁部の第1羽根車9の放出部に
対向する部分に排水孔21が形成されている。第
1ケース1の周壁部の内周面は、先端から排水孔
21に向かつて径が漸次大きくなるテーパ状をな
して、第1羽根車9との間に第1空間18を形成
し、排水孔21よりも開口端側はテーパ部よりも
内方に突出して、伝熱板6との間に僅かの間隙を
有するものである。
第2ケース2は、伝熱板6、第2羽根車10、
モータユニツト4の周囲を覆うように配設された
有底筒状のケースで、他方の隔室8を形成し、モ
ータユニツト4の周りの底壁部部分に気体の流入
孔22が多数形成され、第2羽根車10の放出部
に隣接する周壁部部分に多数の流出孔23が形成
されている。
モータユニツト4は、キヤツプ24を備えた合
成樹脂からなるモータケース25内にコイルユニ
ツト26、マグネツトユニツト27、並びにモー
タ基板28を収容したもので、モータケース25
は第2ケース2内に突出しており、マグネツトユ
ニツト27に回転軸5が連結されている。
第2ケース2内には、アルミニウムからなる断
面略三角形状のインレツトガイドリング29がケ
ース2内面に固定され、このインレツトガイドリ
ング29の内周面とモータケース25の外周面と
で、ケース2内に気体の案内路30が形成され、
気体はケース2の流入孔22から案内路30を通
つて羽根車10の流入孔15に導かれ、羽根車1
0によつて流出孔23から放出される。
第1ケース1と伝熱板6との間には、ラビリン
スパツキン31を介装して2つの隔室7,8の間
のシールを行う。
32は除湿室33の壁で、この壁32に本装置
が取り付けられ、除湿室33の除湿を行うもので
ある。34はケースに設けられた本装置の取付部
で、35は取付孔である。
なお、上記例では、第2ケース2内にモータユ
ニツト4を挿入配設したが、モータはケースの外
に配置するように構成してもよい。また、上記例
では、直流モータを使用しているが、モータは直
流、交流のどちらでもよい。
本装置は以上のような構成からなり、コイルユ
ニツト26に通電すると、マグネツトユニツト2
7が回転し、このマグネツトユニツト27に連結
された回転軸5が回転し、それに伴つて伝熱板
6、第1羽根車9、第2羽根車10が一緒に回転
する。そして回転する第1羽根車9によつて第1
ケース1の流入孔17から除湿室33内の暖気が
取り込まれ、第1ケース1の流出孔20から排出
されるとともに、回転する第2羽根車10によつ
て第2ケース2の流入孔22から除湿室33外の
空気が取り込まれ、第2ケース2の流出孔23か
ら排出される。
このとき、第1羽根車9によつて第1ケース1
内に取り込まれた暖気の熱は、第1羽根車9に案
内されて放出される間に、回転する熱伝達面を形
成する第1羽根車9の多数の羽根13と円板12
に効率良く伝達され、この第1羽根車9に移動し
た熱は、伝熱板6を通じて第2羽根車10に移動
する。そして、第2羽根車10に移動した熱は、
回転する熱伝達面を形成する第2羽根車10の多
数の羽根16と円板14によつて取り込まれる除
湿室33外の空気に効率良く伝達される。このよ
うにして、第1羽根車9によつて暖気が案内され
て放出される間に、水分が冷却されて凝縮し、除
湿される。そして、除湿により生じた水は排水孔
21から排水孔21に接続された排水パイプ36
を通つて除湿室33の外に排出される。この場
合、冷却面が回転しているので冷却効率が良く、
また、冷却面に付着した水は遠心力によりはね飛
ばされ、冷却面は常に水が付着していないフレツ
シユな冷却面を維持できる。以上の結果、除湿効
率がすぐれる。また、除湿された空気は第1空間
18から第2空間19を通つて流出孔20から放
出されるが、流出孔20からの流出量及び流入孔
17からの流入量は第1羽根車9を通る全流量に
対して非常に少なく、隔室7内を冷気が還流する
ため、流入孔17から入る暖気は十分に冷却さ
れ、除去される水分も多くなつて、除湿効果が高
い。
また、回転軸5の少なくとも一部をヒートパイ
プで構成するようにすれば、羽根車9,10間の
熱伝達が良好になり、冷却効率がよく、除湿効果
が高くなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、気体を移
動させる羽根車を気体との熱交換部材として利用
する構成としたため、気体との熱伝達面が回転す
ることになり、そのため気体との熱伝達効率が高
く、羽根車及び伝熱板を通じて効率良く熱移動を
行わせることができ、そのため冷却効率が高く、
しかも冷却面に水が付着せず常にフレツシユな冷
却面を維持できるため、除湿効率がすぐれるもの
である。また、装置構成が簡単で、コンパクトに
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は除湿
室の壁に取り付けた本装置の正面一部断面図、第
2図は同左側面部分図、第3図は同右側面部分
図、第4図は羽根車の羽根を示す図である。 1は第1ケース、2は第2ケース、4はモータ
ユニツト、5は回転軸、6は伝熱板、7,8は隔
室、9は第1羽根車、10は第2羽根車、17,
22は流入孔、20,23は流出孔、21は排水
孔、31はラビリンスパツキン、35は取付孔、
36は排水パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) モータにより駆動される回転軸を配設したケ
    ース内を、前記回転軸に固定した伝熱板によつ
    て2つの隔室に仕切るとともに、前記伝熱板の
    両面にそれぞれ羽根車を熱伝導可能に固着し、
    かつ2つの隔室にそれぞれ気体の流入孔と流出
    孔を設けるとともに、一方の隔室に排水孔を設
    けたことを特徴とする除湿装置。 (2) 前記羽根車及び伝熱板が銅、銅合金、アルミ
    ニウム、アルミニウム合金の中の一つからなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の除湿装置。 (3) 前記回転軸の少なくとも一部をヒートパイプ
    で構成したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の除湿装置。
JP1986141478U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0216195Y2 (ja)

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JP1986141478U JPH0216195Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JP1986141478U JPH0216195Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JPS6349421U JPS6349421U (ja) 1988-04-04
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