JPH02161178A - 圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （り産業上の利用分野 本発明は冷凍・冷蔵及び空調用の往復式半密閉型圧縮機
に関するものである。

（ロ）従来の技術 一般にこの種の半密閉型圧縮機は第５図乃至第７図に示
すように構成されている。第５図は従来例を示す半密閉
型圧縮機の要部縦断面図で、この図において、（１）は
、機枠体（２）と、蓋体（３）（４）と、底抜（５）と
、弁座板（６）及びシリンダヘッド（７）とから構成さ
れたケース本体（８）内に圧縮機部（９）と電動機部（
１０）とを収納してなる往復動式の半密閉型圧縮機であ
る。（１１）及び（１２）は機枠体（２）と夫々の蓋体
（３）（４）との間に介在されたガスケットである。　
（１３）及び（１４）は機枠体（２）と弁座板＜６）と
の間及びシリンダヘッド（７Ａ）と弁座板（６）との間
に夫々介在されたガスケットである。また、（１５）は
機枠体（２）と底板＜５）との間に介在されたガスケッ
ト、（１６）（１７）はシリンダ、（１ｇ）（１９）は
ピストン、（２０）は吸入口、（２１）は吸入孔である
。

第６図はシリンダヘッドの平面図、第７図は第６図のＢ
−Ｂ断面図である０図において、（７Ａ）はシリンダヘ
ッド、（２２）（２３）（２４）は吐出室（２５）を四
基に仕切る仕切壁、（２６）は吸入室、り２７）は吐出
口である。

このように構成された半密閉型圧縮機において、その冷
媒ガスの流れについて説明する。吸入口（２０）から圧
縮機内に吸入された冷媒ガスは吸入孔（２１）及びシリ
ンダヘッド（７Ａ）の吸入室（２６）を介してシリンダ
（１６）（１７）内に導入される。シリンダ（１６）（
１７）内の冷媒ガスはピストン（１８）（１９）によっ
て圧縮され、吐出孔〔図示せず〕を介して吐出室（２５
）に吐出する。この吐出室（２５）に吐出した冷媒ガス
は吐出口〈２７）から吐出される。

（ハ）発明が解決しようとする課題 前述した半密閉型圧縮機では、仕切壁（２２）（２３）
（２４）により形成された吐出室＜２５）によって冷媒
ガスの吐出脈動が軽減されて振動騒音が軽減されるもの
の、吐出脈動が充分に低減されないので振動騒音の軽減
が不充分であった。

本発明は冷媒ガスの吐出脈動が極力軽減された半密閉型
圧縮機を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は前述した課題を解決するために、シリンダヘッ
ドと、このシリンダヘッドに形成された吐出口及び吐出
室と、この吐出室に臨む２つの吐出孔と、前記吐出室内
に設けられた仕切壁とを有する圧縮機において、前記吐
出室に吐出孔側の２つの室と吐出口側の室とに区分する
仕切壁と、この仕切壁を貫通して吐出孔側の画室を連通
させる管とを設けたものである。

（＊）作用 本発明の圧縮機では、吐出孔を介して吐出室に吐出した
冷媒ガスがこの吐出孔側の室で膨張し、この冷媒ガスの
一部は仕切壁の隙間及び吐出口側の室を通って吐出口か
ら吐出し、他の冷媒ガスの一部は管を通って体積が絞ら
れた後再び他の吐出孔側の室で膨張する。他の吐出孔側
で再び膨張した冷媒ガスは仕切壁の隙間及び吐出口側の
室を通って吐出口から吐出する。このように、両畦出孔
側の室と吐出口側の室、そして管により吐出脈動をより
抑えるような効果と２段膨張型マフラーの効果も加わる
ので本発明の圧縮機では冷媒ガスの吐出脈動による振動
騒音及び冷媒ガスの吐出による騒音が軽減される。

（へ）実施例 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第１図は本発
明による半密閉型圧縮機の要部縦断面図で、従来の半密
閉型圧縮機の構成要素と同一のものには同一の図番を符
し、その説明は省略する。

第２図は本発明によるシリンダヘッドの平面図、第３図
は第２図のＡ−Ａ断面図である。図において、（７Ｂ）
はシリンダヘッド、（２８）（２９）は吐出室（２５）
を吐出孔〔図示せず〕側の２室と吐出口（２７）側の室
の計３室に仕切る仕切り壁、（３０）は仕切壁（２Ｂ）
（２９）を貫通して吐出孔側の画室を連通ずるための管
で、この管は直径９．６１！ＩＩ！ｌ、長さ７０−のも
のを用いている。また、仕切壁（２８）（２９）の間隔
は４５１ｍ１である。

このように構成された半密閉型圧縮機において、二つの
吐出孔から交互に圧縮された冷媒ガスが吐出される。一
方の吐出孔からこの吐出孔側の吐出室（２５）　（第２
図では上部の吐出室〕に吐出された冷媒ガスはこの吐出
室で膨張し、この冷媒ガスの一部は仕切壁（２８）と弁
座板（６）との隙間及び吐出口（２７）側の吐出室を通
って吐出口（２７）から吐出する。また、一方の吐出孔
側の吐出室に吐出した冷媒ガスの一部は管（３０）を通
って体積が絞られた後、他方の吐出孔側の吐出室で再び
膨張する。

この吐出孔側の吐出室で再膨張した冷媒ガスは仕切壁（
２９）と弁座板（６）との隙間及び吐出口（２７）側の
吐出室を通って吐出口〈２７）から吐出する。

このように両畦出孔側及び吐出口側の吐出室（２５）と
管（３０）とで冷媒ガスの吐出脈動を抑えるような効果
と、２段膨張型マフラーの効果も加わるので、本発明の
半密閉型圧縮機では冷媒ガスの吐出脈動による振動騒音
及び冷媒ガスの吐出による騒音が軽減される。

第４図に半密閉型圧縮機の周波数と圧力との関係を示す
線図で、この図において横軸は周波数を示し、縦軸はマ
グニチュードを示している。マグニチュードの単位はＶ
〔ボルト〕で１ｖは１ｋｇの圧力に相当する６図におい
て点線は従来の半密閉型圧縮機のものを示しており、実
線は本発明のものを示している。この線図かられかるよ
うに周波数３２５ＫＨ２で約２，７分の１に吐出脈動が
軽減されている。

（ト）発明の効果 本発明の圧縮機は前述のように構成されているので、冷
媒ガスの吐出脈動を抑える効果や２段膨張による消音効
果を発揮することができる。このため、本発明では運転
時騒音が極力低減されている圧縮機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の半密閉型圧縮機の要部縦断面図、第２
図は本発明によるシリンダヘッドの平面図、第３図は第
２図のＡ−Ａ断面図、第４図は半密閉型圧縮機の周波数
と圧力との関係を示す線図、第５図は従来の半密閉型圧
縮機の要部縦断面図、第６図は従来のシリンダヘッドの
平面図、第７図は第６図のＢ−Ｂ断面図である。 （７Ｂ）・・・シリンダヘッド、（２５）・・・吐出室
、（２７）・・・吐出口、　（２８）・・・仕切壁、　
（２９）・・・仕切壁、（３０）・・・管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）シリンダヘッドと、このシリンダヘッドに形成さ
   れた吐出口及び吐出室と、この吐出室に臨む２つの吐出
   孔と、前記吐出室内に設けられた仕切壁とを有する圧縮
   機において、前記吐出室は吐出孔側の２つの室と吐出口
   側の室とに区分する仕切壁と、この仕切壁を貫通して両
   室を連通させる管とを有することを特徴とする圧縮機。