JPH02160878A - エアゾール塗料用原液組成物 - Google Patents

エアゾール塗料用原液組成物

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JPH02160878A
JPH02160878A JP31554288A JP31554288A JPH02160878A JP H02160878 A JPH02160878 A JP H02160878A JP 31554288 A JP31554288 A JP 31554288A JP 31554288 A JP31554288 A JP 31554288A JP H02160878 A JPH02160878 A JP H02160878A
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JP
Japan
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paint
aerosol
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methacrylic acid
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JP31554288A
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Shizuo Maruyama
丸山 静男
Hiromasa Sugimoto
杉本 博昌
Hiroyuki Sawai
澤井 廣幸
Masaaki Hayashi
正明 林
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Asahipen Corp
Original Assignee
Asahipen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はエアゾール塗料用原液組成物に関し、その目
的は被塗物への付着効率、塗膜の光沢性、耐水耐アルカ
リ性、乾燥性、不粘着性、ダレ止め性、噴射時の霧の微
粒化及び均一なミスト形成性を含めたスプレー適性、保
存時の容器内に於ける安定性か良好で、塗膜白化、塗装
置後に於ける気泡発生による巣穴、保存時の容器内に於
ける錆を発生させず、且つオゾン層を破壊する恐れもな
く、更に消防法上の非危険物とすることが可能なエアゾ
ール塗料用原液組成物の提供にある。
(従来の技術) 従来、エアゾール塗料用原液組成物として、火災等の危
険防止の観点から、消防法上の非危険物であるトリクロ
ロモノフルオロエタン、ジクロロモノフルオロメタン、
ジクロロテトラフルオロエタン等のフロンを用いた水性
又は溶剤型エアゾール塗料用原液組成物が家庭用として
一般に使用されている。
(発明が解決しようとする課題) フロンを用いた水性型エアゾール塗料用原液組成物とし
ては、塗料ビヒクルとして水溶性を有する(或いは水と
の親和性が大なる)水溶性樹脂を用いて、水とフロンと
により溶解(或いはエマルジョン化)したものが知られ
ている。(例えば特公昭53−34207号公報、同5
8−4945号公報、同59−52913号公報、同6
1−34473号公報、特開昭54−32541号公報
、同54−33545号公報、同54−33546号公
報、同60−137970号公報、同62−25873
8号公報等参照)しかしながら、上記エアゾール塗料用
原液組成物に於いては、水によりフロンが加水分解され
る為、エアゾール容器内での貯蔵安定性が低下して微粒
化等のスプレー適性が劣化し、美麗な塗膜が得られなか
ったり、噴射ノズルを詰まらせるという欠点があり、水
を含有する為、乾燥性、不粘着性、ダレ止め性、耐水耐
アルカリ性が悪く、更に水によりエアゾール容器内に錆
が発生する可能性があり、容器の防食対策も必要であっ
た。
また、特公昭58−56589号公報、同59−325
02号公報、特開昭59−170158号公報等の溶剤
型エアゾール塗料用原液組成物に於いては、フロンが使
用されている為に下記の欠点を有していた。
■ スプレー噴霧時の被塗物への付着効率はフロンを含
有しないエアゾール塗料の50%〜70%程度であり、
樹脂粒子は被塗物に付着せずに落下してしまう。
従って、塗装面積がフロンを含有しないエアゾール塗料
と比べて小さくなり、更に作業者も塗料ミストを肺に吸
引し易く、衛生上問題がある。
■ スプレー噴霧時に、塗料ミストが微細になりすぎて
樹脂粒子は乾燥し易い為、塗膜はタレ難いが、乾燥した
樹脂粒子により塗膜の光沢性が低下する。
■ 特に高湿度条件下に於いて、スプレー塗装時にフロ
ンの急速蒸発により塗装面が急冷され、大気中の水蒸気
が塗装面に凝着されてブラッシング現象(塗膜白化)を
引き起こす。
■ スプレー塗装置後よりフロンは急速蒸発する為、塗
膜内部よりフロンが蒸発して塗膜表面がスポンジ状の巣
穴となり、美麗な塗膜が得られない。
■ 大気中に放出、蓄積されたフロンは太陽の紫外線に
より分解され塩素原子を生じて、地球を太陽の強い紫外
線から守るオゾン層を破壊する。
以上のような実情に鑑み業界では、被塗物への付着効率
、塗膜の光沢性、耐水耐アルカリ性、乾燥性、不粘着性
、ダレ止め性、噴射時の霧の微粒化及び均一なミスト形
成性を含めたスプレー適性、保存時の容器内に於ける安
定性が良好で、塗膜白化、塗装置後に於ける気泡発生に
よる巣穴、保存時の容器内に於ける錆を発生させず、且
つオゾン層を破壊する恐れもなく、更に消防法上の非危
険物とすることが可能なエアゾール塗料用原液組成物の
創出が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 即ちこの発明は、主として下記(A)で示される特定ア
クリル樹脂及び下記(B)で示される特定溶剤の成分が
配合されてなるエアゾール塗料用原液組成物である。
(A)  メチルメタクリレート40〜90%、アクリ
ル酸、アクリル酸誘導体、メタクリル酸又はメチルメタ
クリレートを除くメタクリル酸誘導体から選ばれた単量
体一種、又は二種以上10〜60%、前記以外の共重合
可能な単量体10%以下又はアルキド樹脂40%以下か
らなる成分を共重合させてなるアクリル樹脂。
(ロ)(イ) 1,1.1−)リクロルエタン又は塩化
メチレン43〜55% (ロ)引火点が0℃以上の有機溶剤一種、又は二種以上
45〜57% の二種からなる混合溶剤。
また、前記(B)成分の(ロ)が組成物全体の4゜重量
%以下であるエアゾール塗料用原液組成物及びこれらエ
アゾール塗料用原液組成物の内少なくとも−のエアゾー
ル塗料用原液組成物に繊維素誘導体が配合されてなるエ
アゾール塗料用原液組成物である。
以上の構成よりなるこの発明に係るエアゾール塗料用原
液組成物を提供することにより上記課題を悉く解決する
(発明の構成) 以下この発明の構成を詳細に説明する。
この発明に於いて(A)成分として使用するメチルメタ
クリレート40〜90%、アクリル酸、アクリル酸誘導
体、メタクリル酸又はメチルメタクリレートを除くメタ
クリル酸誘導体から選ばれた単量体一種、又は二種以上
10〜60%、前記以外の共重合可能な単量体10%以
下からなるアクリル樹脂のうち、まずアクリル酸誘導体
としてはエチルアクリレート、ブチルアクリレートが好
ましく使用され、更にメチルアクリレート、イソブチル
アクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート等も使用可能であり、またメタ
クリル酸誘導体としてはメチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルへ
キシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ラウリルメタクリレート等も使用可能である。
前記以外の共重合可能な単量体としては、塩化ビニル、
酢酸ビニル、α位で分岐した飽和カルボン酸のビニルエ
ステル、アクリロニトリル、アクリルアマイド、N−メ
チロールアクリルアマイド、スチレン、イタコン酸、ジ
メチルフマレート等が挙げられる。
これら単量体の重合方法に特に制限はないが、溶液重合
で常法により重合されたアクリル樹脂が好ましく使用す
ることかできる。
又、共重合可能なアルキド樹脂としては、引火点が0℃
以上の有機溶剤に可溶なアルキド樹脂であれば特に限定
されず、短油、中油、長油型のいずれの油長型のアルキ
ド樹脂でも良く、またこれらのアルキド樹脂をエポキシ
、ウレタン、スチレン、アクリル等で変性したアルキド
樹脂等が好適に使用される。
この発明に於いて、(A)成分は密着力が著しく低下せ
ず、且つスプレーした際に霧になり易くく、美廣な塗膜
が得られる程度の配合量さすることが望ましく、具体的
にはエアゾール塗料用原液組成物100重量部中10〜
30重量部、好ましくは15〜25重量部とするのが望
ましいか、特に上記配合量に限定されず適宜決定すれば
良い。
尚、アクリル樹脂の配合率を前記の如く限定した理由は
、消防法上の非危険物とするため比較的引火性の低い、
高引火点溶剤の使用を可能にするためである。
この発明に於いて(B)の(イ)成分としては11.1
−1リクロルエタン又は塩化メチレンを使用することが
望ましく、全溶媒中の43〜55%とすることが好まし
い。
この発明に於いて、(B)の(イ)成分は引火し難い消
防法上の非危険物となり、且つ塗膜白化現象を起こさず
良好な塗膜外観が得られる程度の配合量とすることか望
ましく、具体的にはエアゾール塗料用原液組成物100
重量部中20〜75重量部、好ましくは30〜45重量
部にするのが望ましいか、特に上記配合量に限定されず
適宜決定すれば良い。
また、(B)の(ロ)成分としては、引火点が0°C以
上の有機溶剤であれば特に限定されず、ミネラルスピリ
ット、トルエン、キシレン等の脂肪族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、イソ
プロピルアルコール、n−アミルアルコール、5ec−
イソアミルアルコール等のアルコール類、メチルイソブ
チルケトン等のケトン類、酢酸ブチル、酢酸アミル等の
エステル類、ジオキサン等のエーテル類、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、ヘキシングリコール等のメチルエーテル、エチルエー
テル、プロピルエーテル、ブチルエーテル等のグリコー
ルエーテル類、前記グリコールエーテル類のアセテート
、プロピオネート類等のグリコールエーテルアセテート
類か好適に使用され、全溶媒中の45〜57%とするこ
とが好ましい。
尚、(B)の(ロ)成分を引火点か0℃以上の有機溶媒
とした理由は、0°C未満では引火し易く消゛防法上の
非危険物となり得ないからである。
この発明に於いて、(B)の(ロ)成分はエアゾール塗
料原液組成物100重量部中10〜40重量部、好まし
くは30〜40重量部とするのが特に望ましい。
その理由は、40重量部を超えると可燃性溶剤量が多く
なりすぎて消防法上の非危険物となり得ず、10重量部
未満では配合樹脂に対する溶解力が低下して貯蔵安定性
を損なうとともに、塗膜白化現象を起し良好な塗膜外観
が得られない為であるか、特に上記配合量に限定されず
適宜決定すれば良い。
この発明に於いて、特に塗膜の速乾性と塗膜不粘着性を
向上させる為にニトロセルロース、アセチルセルロース
、アセチルブチリルセルロース、エチルセルロース等の
1&維素誘導体を配合させても良い。
配合量はエアゾール塗料原液組成物100重量部中1〜
20重量部、妬ましくは2.5〜IO重量部とするのが
望ましく、11員部未満だと繊維素誘導体含有による速
乾性と塗膜不粘着性の効果が発現せず、20重量部を越
えると前記(A)成分のアクリル樹脂が有する耐候性を
減少させてしまうことがある為であるが、特に上記配合
量に限定されず適宜決定すれば良い。
また、この発明に係るエアゾール塗料用原液組成物に顔
料を配合させてエアゾール塗料とすることが可能であり
、顔料としては、酸化チタン、弁柄、カーボンブラック
、フタロシアニンブルーファストエロー、ナフトールレ
ッド、黄色酸化鉄等の通常に使用されている顔料、更に
亜鉛末、ジンククロメート、鉛酸カルシウム、鉛丹、リ
ン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、モリブデン酸亜鉛等の
防錆顔料を使用することができる。
配合量は充分な隠ぺい力が得られ、且つスプレー噴霧性
が悪くならず光沢が低下しない程度の配合量とすること
が望ましく、具体的にはエアゾール塗料用原液組成物1
00 !’!部中0.5〜25重量部、好ましくは1.
0〜20重量部とするのか望ましいか、特に上記配合量
に限定されず適宜決定すれば良い。
更にこの発明に於いて、塗膜の硬さを低下させ耐屈曲性
を改善するために上記成分に加え可塑剤を配合させるこ
とができる。
その他必要に応じ添加剤を加えることも可能である。
以下この発明の実施例及び比較例を説明する。
(実施例1) 撹拌機、温度計、還流冷却機及び滴下ロートを具備した
四つロフラスコに、キシレン830gを仕込んで100
’cに加熱した。
スチレン50g1メタクリル酸メチル300g、メタク
リル酸rブチル500g、アクリル酸ブチル145g。
メタクリル酸5g、 n−ドデシルメルカプタン20g
及びアゾビスイソブチロニトリル10gからなる混合物
を前記滴下ロートから、100−110 ’Cの温度条
件下で攪拌しながら3時間で滴下し、滴下終了後更に3
0分間攪拌した。
その後、30分毎に2gのアゾビスイソブチロニトリル
を添加して同温度条件下で攪拌する工程を2時間行ない
、更に1時間同温度条件下で攪拌して重合を完結し、ア
クリル樹脂ワニス(A)(樹脂固形分55重量%)を調
製した。
このアクリル樹脂ワニス(A)を用いて下記の配合によ
り透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
計             too、。
(実施例2) 実施例1で使用した四つロフラスコにミネラルスピリッ
ト(商品名:Aソルベント、日本石油(掬製) 102
0gを仕込んで100℃に加熱した。
メタクリル酸1−ブチル600g、メタクリル酸l−ブ
チル398g、メタクリル酸2g、 n−ドデシルメル
カプタン20g及びアゾビスイソブチロニトリルlog
からなる混合物を前記滴下ロートから、100−110
℃の温度条件下で攪拌しながら5時間で滴下した。
その後、lOgのアゾビスイソブチロニトリルを少量つ
つ添加して95〜105°Cの温度条件下で攪拌する工
程を2時間行ない、更に1時間同温度条件下で攪拌して
重合を完結し、アクリル樹脂ワニス(B)(樹脂固形分
50重量%)を調製した。
このアクリル樹脂ワニス(B)を用いて下記の配合によ
り透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
計           100.0 (実施例3) 実施例1て使用した四つロフラスコにミネラルスピリッ
ト(商品名、Aソルベント、日本石油■製) 1020
gを仕込んで90°Cに加熱した。
メタクリル酸ラウリル200g、メタクリル酸ドブチル
398g、メタクリル酸2g、 n−ドデシルメルカプ
タン10g及びアゾビスイソブチロニトリル5gからな
る混合物を前記滴下ロートから、90〜100’Cの温
度条件下で攪拌しながら2時間で滴下し、滴下終了後更
に30分間攪拌した。
その後、1gのアゾビスイソブチロニトリルを添加して
同温度条件下で30分間攪拌した。
次に、アクリル酸エチルlong、メタクリル酸メチル
397g、メタクリル酸3g、 n−ドデシルメルカプ
タンlOg及びアゾビスイソブチロニトリル5gからな
る混合物を前記滴下ロートから、90〜100°Cの温
度条件下で攪拌しながら2時間で滴下し、滴下終了後更
に30分間攪拌した。
その後、30分毎に2gのアゾビスイソブチロニトリル
を添加して90〜100°Cの温度条件下で攪拌する工
程を3回行ない、更に1時間同温度条件下で攪拌して重
合を完結し、アクリル樹脂ワニス(C)(樹脂固形分5
0重量%)を調製した。
このアクリル樹脂ワニス(C)を用いて下記の配合によ
り透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
計 (実施例4) 実施例2で使用したアクリル樹脂ワニス(B)を用いて
下記の配合により透明なエアゾール塗料用原液組成物を
調製した。
1、1. l−)リクロルエタン  26,0計   
       100.0 (実施例5) 実施例1で使用した四つロフラスコにブチルセロソルブ
1030gを仕込んで100℃に加熱した。
メタクリル酸メチル300g、メタクリル酸n−ブチル
500g、アクリル酸ブチル100j7.メタクリル酸
2ヒドロキシエチル80i!、メタクリル酸20g、 
n−ドデシルメルカプタン30g及びアゾビスイソブチ
ロニトリル10gからなる混合物を前記滴下ロートから
、100〜110°Cの温度条件下で攪拌しながら5時
間で滴下した。
その後、10gのアゾビスイソブチロニトリルを少量つ
つ添加して95〜105℃の温度条件下で攪拌する工程
を2時間行ない、更に1時間同温度条件下で攪拌して重
合を完結し、アクリル樹脂ワニス(D)(樹脂固形分5
0重量9石)を調製した。
このアクリル樹脂ワニス(D)を用いて下記の配合によ
り透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
計           100 0 (実施例6) 実施例5で使用したアクリル樹脂ワニス(D)を用いて
下記の配合により透明なエアゾール塗料用原液組成物を
調製した。
計          100、 O (比較例1) 実施例Vに於いて、塩化メチレンをトリクロロトリフル
オロエタンと変更した以外は全く同様にして透明なエア
ゾール塗料用原液組成物を調製した。
(比較例2) 酢酸ビニル/アクリル共重合樹脂ワニス(樹脂固形分5
5重量%、キシレン38.25%、酢酸エチル6.75
%、商品名ニアクリデイックA−172−3P−55、
大日本インキ化学工業(sl製)を用いて、下記の配合
により透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
キシレン 6.0 実施例2に於いて、塩化メチレンをトリクロロトリフル
オロエタンに変更した以外は全(同様にして透明なエア
ゾール塗料用原液組成物を調製した。
トリクロロトリフルオロエタン 25、0 アルキド樹脂ワニス(樹脂固形分60重量%、トルエン
40%、商品名:ベツコゾール1323−60−EL。
大日本インキ化学工業(掬製)を用いて、下記の配合に
より透明なエアゾール塗料用原液組成物を調製した。
原 料          重量部 アルキド樹脂ワニス      66.0実施例5に於
いて、塩化メチレンをトリクロロモノフルオロメタンに
変更した以外は全く同様にして透明なエアゾール塗料用
原液組成物を調製した。
トリクロロモノフルオロメタン 25、0 計 100.0 (試験例) 以上の実施例及び比較例により得られた透明なエアゾー
ル塗料用原液組成物について下記の試験を行なった。
尚、第1表に各実施例の結果を、第2表に各比較例の結
果をそれぞれ記載する。
■ スプレー適性 JIS G 3141冷間圧延鋼板0.3 X70X1
5mm (以下被塗板という)に一定温度(20℃)で
一定時間一定のノズルを通じて塗布した際の被塗物の塗
装状況を観察した。
尚、塗装時の微粒化状態が優れており、ミスト中に粗大
粒子の存在が認められない場合を○とし、微粒化が悪く
、糸を引いたり、ミスト中に粗大粒子の存在が認められ
るか又はパターン巾が不十分な場合をXとして表示した
■ ダレ止め性 被塗板に一定温度(20℃)で距離20cmより約12
5g/rrrの割合でスプレー塗装し、塗装後板を垂直
に立て、塗膜のダレ状況を観察した。
尚、良好なものは○とし、塗膜のダレが確認されたもの
はXとして表示した。
■ 付着効率 30x30cmの磨軟鋼板の重量を計量し、この値をA
とした。
この磨軟鋼板に距離20’cmより約125g/ n−
rの割合でスプレー塗装し、この時の重量を計量してこ
の値をBとした。
一方、スプレー塗装後のスプレー容器内の塗料減量を、
塗料原料と噴射ガスとの比及び噴射減量より算出してこ
の値をCとし、次式により算出した。
付着効率(%)= (B−A)/CX100■ 60°
鏡面光沢度 JIS K 5400の6.7により、200 X15
0 X5止のガラス板にスプレー塗装を2回行ない、2
4時間放置した後測定を行なった。
■ 乾燥時間 ダレ止め性の試験に於いて、塗膜が乾燥する迄の時間を
測定した。
■ 耐水性 被塗板に約125g/ n(の割合でスプレー塗装を2
回行ない、96時間水中に浸漬して塗膜の外観を観察し
た。
尚、良好なものは○とし、塗膜が剥離したものは×とし
て表示した。
■ 耐アルカリ性 被塗板に約125g/ nfの割合でスプレー塗装を2
回行ない、水酸化ナトリウム溶液(5重量%)中に24
時間浸漬して塗膜の外観を観察した。
尚、良好なものは○とし、塗膜が剥離したものは×とし
て表示した。
■ 不粘着性 被塗仮に約125g/ rr!’の割合でスプレー塗装
を2回行ない、被塗板にガーゼ5枚を重ね、ガーゼの中
央に500gの荷重を負荷して50℃で24時間放置し
たのちガーゼを塗面から引き離し、塗面とガーゼとの粘
着の程度と塗面についた布目の跡とを調べた。
尚、良好なものは○とし、ガーゼに塗料が付着したもの
は×として表示した。
■ 塗膜白化 温度25°C1相対湿度80%の条件下で被塗板に約1
25g/rr?の割合でスプレー塗装を行ない、塗膜表
面に、白化か起こるかどうかを観察した。
尚、良好なものは○とし、塗膜白化が発生したものはX
として表示した。
0 巣穴発生 被塗仮に約125g/r11′の割合でスプレー塗装を
3回行ない、塗膜表面に巣穴か発生するかどうかを観察
した。
尚、良好なものはOとし、巣穴か発生したものは×とし
て表示した。
(以下余白) 第  1 表 第  2  表 (以下余白) 尚、以上の実施例及び比較例により得られた透明なエア
ゾール塗料用原液組成物は、消防法上の非危険物である
更に、以上の実施例及び比較例により得られた透明なエ
アゾール塗料用原液組成物を50°Cの温度条件下で1
力月放置して錆の発生状況を調べたところ、容器内の錆
の発生は全く認められなかった。
(発明の効果) 以上詳述した如くこの発明に係るエアゾール塗料用原液
組成物は水を含有していないので、耐水耐アルカリ性、
乾燥性、不粘着性、ダレ止め性、噴射時の霧の微粒化及
び均一なミスト形成性を含めたスプレー適性、保存時の
容器内に於ける安定性か良好で、保存時の容器内に於け
る錆を発生させず、且つ消防法上の非危険物とすること
が可能であるため一般家庭で長期間安心して使用するこ
とができる。
また、従来のエアゾール塗料用原液組成物とは異なりフ
ロンを使用していないので、被塗物への付着効率、塗膜
の光沢性、塗膜白化、塗装置後に於ける気泡発生による
巣穴、オゾン層破壊による人体への影響がなく、更に繊
維素誘導体を配合させることにより速乾性及び不粘着性
に優れたエアゾール塗料用原液組成物とすることかでき
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)で示される特定アクリル樹脂及び下記
    (B)で示される特定溶剤の成分が配合されてなるエア
    ゾール塗料用原液組成物。 (A)メチルメタクリレート40〜90%、アクリル酸
    、アクリル酸誘導体、メタクリル酸又はメチルメタクリ
    レートを除くメタクリル酸誘導体から選ばれた単量体一
    種、又は二種以上10〜60%、前記以外の共重合可能
    な単量体10%以下又はアルキド樹脂40%以下からな
    る成分を共重合させてなるアクリル樹脂。 (B)(イ)1,1,1−トリクロルエタン又は塩化メ
    チレン43〜55% (ロ)引火点が0℃以上の有機溶剤一種、又は二種以上
    45〜57% の二種からなる混合溶剤。
  2. (2)前記(B)成分の(ロ)が組成物全体の40重量
    %以下である請求項(1)記載のエアゾール塗料用原液
    組成物。
  3. (3)請求項(1)又は(2)記載のエアゾール塗料用
    原液組成物に繊維素誘導体が配合されてなるエアゾール
    塗料用原液組成物
JP31554288A 1988-12-14 1988-12-14 エアゾール塗料用原液組成物 Pending JPH02160878A (ja)

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