JPH0216084B2 - - Google Patents

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JPH0216084B2
JPH0216084B2 JP2897380A JP2897380A JPH0216084B2 JP H0216084 B2 JPH0216084 B2 JP H0216084B2 JP 2897380 A JP2897380 A JP 2897380A JP 2897380 A JP2897380 A JP 2897380A JP H0216084 B2 JPH0216084 B2 JP H0216084B2
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JP
Japan
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wire
metal wheel
tension
electric wire
measured
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2897380A
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English (en)
Other versions
JPS56125912A (en
Inventor
Teruo Ogawa
Jun Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANDENKO KK
YOKOKAWA DENKI KK
Original Assignee
KANDENKO KK
YOKOKAWA DENKI KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電線を架線する工事においてその電
線のたるみ状態と電線に加えられる張力を監視す
る電線用延線張力監視装置に関する。
送電線の架線工事は例えば第1図及び第2図に
示すように鉄塔11,12の各アーム13,14
の両端部にそれぞれ金車15,16及び17,1
8が吊下げられる。メツセンジヤワイヤが鉄塔1
1の金車15、鉄塔12の金車17、を順次通
り、折返し部19に設けられた金車21,22を
めぐつて折返されて鉄塔12の金車18、鉄塔1
1の金車16を順次通される。このメツセンジヤ
ワイヤに接続されて大型ドラム架台23から電線
24が繰り出され、ループ延線車25を介して前
記金車15−17−21−22−18−16の経
路を通り、ループ延線車25に戻されてドラム2
6に巻取られるようにして鉄塔11,12上に一
対の電線を架線していた。
このような架線工事において電線24に加わる
荷重、即ち延線張力が大き過ぎると、電線の性
能、鉄塔及び機械工具に悪影響をおよぼし、甚し
い場合は鉄塔を倒壊させることもある。逆に前記
荷重が小さ過ぎると、電線がたるみ過ぎて地上の
障害物と接触し、電線の表面を損傷したり、樹木
をいためるおそれがある。
このような点から鉄塔11,12間における電
線24のたるみ状態(電線にかかる張力)は適当
なものとする必要がある。従来においては各鉄塔
の附近に監視員を配置して目視により電線24の
たるみ状態を監視し、ループ延線車25に常駐す
るオペレーターと常時連絡をとりながら電線24
を引く力及び速度を調節していた。このようにた
るみ状態を目視により監視しているため、正しい
判定をすることができず誤まるおそれがあり、ま
た熟練を必要とし、更に鉄塔の間隔や高低差、鉄
塔基数鉄塔に吊架する金車個数や用いる電線の材
料及び断面積により適正な張力が変化するため、
目視により正しい張力に保持して延線することは
難しいことであり、多大な人件費を要するもので
あつた。
この発明の目的は個人差によることなく、熟練
を要することなく、鉄塔間隔や電線材料に関係な
く、適正な張力か否かの判定をすることを可能と
する電線用延線張力監視装置を提供することにあ
る。
この発明によれば電線が掛けられて引かれる金
車の吊荷重を荷重測定手段により測定し、また電
線が金車と接している区間の、金車の回転中心に
対する角度を抱角測定手段により測定する。これ
等測定した吊荷重及び抱角より演算手段により電
線の延線張力、を算出し、その延線張力を表示し
更に必要に応じて、この値が設定範囲を外れると
警報を出すようにする。また必要に応じて電線の
移動速度を測定する手段を設け、その測定した延
線速度を表示し、これが設定範囲を外れると警報
を出すようにすることができる。
上記設定範囲は用いる電線の材質や断面積に応
じて変更できるように設定手段が設けられる。こ
のようにして延線張力が表示されるため、これを
見れば熟練を要することなく、好ましい張力状態
にあるか否かの判定をすることができ、この表示
に応じて電線を引く力や速度を調整して適正なた
るみ状態にすることができる。上記各測定値を無
線或は有線通信により、引いている電線の張力や
速度を調整する操作員の位置に伝送することによ
り各鉄塔に監視員を配置する必要もなくなる。
金車の吊荷重pの測定は例えば第3図に示すよ
うにして行えばよい。即ち金車27が鉄塔アーム
28にロードセル29を介して回動自在に吊下げ
られ、その金車27に電線24が掛けられる。金
車27に加わる吊荷重がロードセル29で測定さ
れる。
金車抱角θは電線24が金車27と接触してい
る区間の金車回転中心31に対する角度θであ
り、これは例えば第4図及び第5図に示すように
して測定される。即ち金車27は保持枠32に軸
33を介して回動自在に保持される。その軸33
の延長線上に軸心が一致するように取付板35に
軸30を取付け、この軸30にポテンシヨメータ
34のボデイ37を回転自在に取付ける。ポテン
シヨメータ34の軸36とボデイ37に回動アー
ム38,39の一端がそれぞれ固定される。回動
アーム38,39の各他端にそれぞれ受けバー4
1,42がそれぞれ直角に取付けられる。また回
動アーム38,39と保持枠32との間にコイル
ばね43,44が張られており、回動アーム3
8,39は互に上側に回動偏奇される。一点鎖線
で示すように電線34が金車27に掛けられると
電線24が受けバー41,42上に接触して回動
アーム38,39をばね43,44の偏倚力に抗
して回動させる。回動アーム38,39のなす角
度は電線24の金車抱角θと対応したものとな
る。よつてポテンシヨメータ34から抱角θと対
応した信号を得ることができる。
延線速度vを測定するには例えば次のようにす
る。第4図及び第5図に示すように金車27の両
側において互に対向して発光部45、及び受光部
46が保持枠32に、回転軸33からずらして設
けられる。金車27の回転によりそのリブ47が
発光部45及び受光部46間を通過するごとに発
光部45から受光部46に達する光が遮断され
る。電線24の引かれる速度と対応して金車27
が回転するため、受光部46に得られる光パルス
周波数は電線24の延線速度vと対応したものに
なる。
測定された金車吊荷重p(正確には金車の自重
を差引いた値)と抱角θとから電線24の延線張
力Taが演算される。第3図に示すように吊荷重
pの方向と直角な線と電線24とのなす角度はそ
れぞれ抱角θの1/2となるから、延線張力Taは次
の式で表わせる。
Ta=p/2sinθ/2 p、θ及びTaの各単位はそれぞれKg、度及び
Kgである。この演算をするため、例えば第6図に
示すように端子51,52及び53より測定値
p、θ及びvがそれぞれマルチプレクサ54に与
えられこれ等の1つの測定値が中央処理装置55
からの選択指令に基づいて選択されて比較器56
の一方の入力端に印加される。一方、比較器56
の他方の入力端にはDA変換器57の出力が印加
されている。中央処理装置55は内部に計数機能
を有し、この計数機能によりクロツクパルスを計
数する。変換サイクルの開始からのクロツクパル
スの計数値が零から増加するにしたがつてDA変
換器57の出力は零からフルスケールへと増加
し、これが比較器56の他方の入力端に印加され
る。DA変換器57の出力が選択されたアナログ
の測定値に等しくなると、比較器56の出力の極
性が反転し中央処理装置55はこれを検出して計
数を停止する。このときの計数内容が測定値に対
応したデジタル値であり、これを記憶する。この
ようにしてマルチプレクサ54より取出された信
号はデジタル信号に変換される。各測定値p、
θ、vはそれぞれデジタル信号に変換されて中央
演算処理装置55に取込まれ、その取込まれた信
号について前記式を演算して延線張力Taが中央
演算処理装置55で演算される。この演算された
延線張力Taはラツチ回路58に格納される。ま
たデジタル信号に変換された延線速度vはラツチ
回路59に格納される。これ等ラツチ回路58,
59の内容はそれぞれ表示器61,62に表示さ
れる。
更にこの例では電線材料設定用スイツチ63が
設けられ、使用する電線24が、鋼心アルミニウ
ム撚線、2種硬鋼、撚線、鋼心耐熱アルミニウム
合金撚線、特殊構成鋼心アルミニウム撚線の何れ
かに応じてスイツチ63の切替位置が設定され
る。また電線太さ設定用スイツチ64が設けら
れ、用いる電線の公称断面積が1520mm2、810mm2
610mm2などによりスイツチ64が切替え設定され
る。これ等設定スイツチ63,64は入力バツフ
ア65に接続され、中央演算処理装置55からの
指令によりそのスイツチ63,64の設定状態を
中央演算処理装置55に取込むことができる。中
央演算処理装置55はこれ等設定スイツチ63,
64の設定状態から適切な延線張力の範囲及び延
線速度の範囲或はこれ等両者を合せた適正範囲を
演算により得、或は予め記憶された各種の適正範
囲から選び出し、これと演算された延線張力や延
線速度と比較して後者が前者の範囲から外れると
警報信号をラツチ回路66に供給し、その出力に
より警報回路67が駆動される。
以上のことを周期的に繰返し行う。中央演算処
理装置55にはそのような操作に必要なプログラ
ムが読出し専用メモリに記憶され、これを読出し
解釈実行することにより上記操作が行われる。こ
の操作に必要とする読み書き可能なメモリも中央
演算処理装置55に設けられている。更に電線温
度、風速などを測定し、これ等を中央演算処理装
置55に入力して、これ等のフアクタも考慮して
適正な延線張力や延線速度の範囲を設定するよう
にすることも可能である。更に演算して得られた
張力が一定範囲内にはいるように、ラツチ回路5
8の出力をDA変換器71へも供給してその出力
により電線巻取りウインチの回転力を制御するこ
とも可能である。
以上述べたようにこの発明の電線用延線張力監
視装置によれば、架線工事中においてその電線に
加わる延線張力が演算表示されるため、これを見
ることにより延線張力、つまり電線のたるみ状態
が適正なものか否かを個人差なく、正しく判定す
ることができる。従つて良好な張力状態に架線す
ることができる。また各測定値をオペレーターの
位置に送るようにすれば鉄塔に監視員を配置する
必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は送電線延線工事を説明するための図、
第2図は第1図の平面図、第3図は金車吊荷重測
定手段の一例を示す正面図、第4図は金車抱角測
定手段の一例を示す正面図、第5図は第4図の縦
断面図、第6図は演算手段の一例を示すブロツク
図である。 11,12:鉄塔、13,14:鉄塔アーム、
15〜18,21,22,27:金車、24:電
線、25:ループ延線車、29:ロードセル、3
2:保持枠、34:ポテンシヨメータ、38,3
9:回動アーム、43,44:コイルばね、5
1:金車吊荷重測定信号入力端子、52:金車抱
角測定信号入力端子、53:延線速度測定信号入
力端子、54:マルチプレクサ、55:中央演算
処理装置、56:比較器、57:DA変換器、5
8,59,66:ラツチ回路、61:延線張力表
示器、62:延線速度表示器、63:電線材料設
定用スイツチ、64:電線太さ設定用スイツチ、
67:警報回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塔に吊下げられた金車に電線が掛けられ、そ
    の金車上を電線が引かれて塔間に電線を架線する
    工事に用いられ、上記金車の吊荷重を測定する荷
    重測定手段と、上記電線がその金車と接している
    区間の、金車の回転中心に対する角度を測定する
    抱角測定手段と、上記測定された吊荷重及び上記
    測定抱角より上記電線の延線張力を演算する演算
    手段と、その演算された延線張力を表示する表示
    手段と、延線張力を一定に保持するために巻取機
    のモータ等を制御するための信号を発生する手段
    とを具備する電線用延線張力監視装置。
JP2897380A 1980-03-07 1980-03-07 Extended wire tension monitor for wire Granted JPS56125912A (en)

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JP2897380A JPS56125912A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Extended wire tension monitor for wire

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JPS56125912A JPS56125912A (en) 1981-10-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63202210A (ja) * 1987-02-18 1988-08-22 株式会社 ユタカコンサルタント 架線工事用監視制御装置
JPH01108275U (ja) * 1988-01-13 1989-07-21
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