JPH02160658A - 成形用酸化マグネシウム原料の造粒方法 - Google Patents

成形用酸化マグネシウム原料の造粒方法

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JPH02160658A
JPH02160658A JP63314606A JP31460688A JPH02160658A JP H02160658 A JPH02160658 A JP H02160658A JP 63314606 A JP63314606 A JP 63314606A JP 31460688 A JP31460688 A JP 31460688A JP H02160658 A JPH02160658 A JP H02160658A
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JP
Japan
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mgo
magnesium oxide
powder
raw material
particle size
Prior art date
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Pending
Application number
JP63314606A
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English (en)
Inventor
Masaaki Anazawa
雅明 穴沢
Takeo Sasaki
佐々木 丈夫
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は成形用酸化マグネシウム原料の造粒方法に係り
、特に電子材料及び磁性材料焼成用鞘等の製造に好適な
成形用酸化マグネシウム原料の造粒方法に関する。
[従来の技術及び先行技術] 従来、電子材料や磁性材料の焼成に用いられる酸化マグ
ネシウム製鞘等の成形には、主にプレス成形法が採用さ
れている。このプレス成形法に用いられる原料は、酸化
マグネシウムの微粉を造粒したものが用いられており、
その造粒方法は、混合造粒、強制造粒、熱利用型等に分
類され、各々多数の方法が知られている。
ところで、プレス成形法においては、原料の流動性が得
られる製品の品質を決定する極めて重要な因子となる。
従来、流動性の高い造粒粉を得るためには、専ら噴霧乾
燥造粒法が採用されている。
しかしながら、酸化マグネシウムは水和性を有するため
、噴霧乾燥造粒法においては、スラリー調製用の懸濁溶
媒に非水系有機溶媒を多量に使用しなければならない。
このため、造粒に要する費用が多額になり、製造コスト
の高騰を招いていた。しかも、非水系有機溶媒は、作業
者への悪影響、環境汚染問題を引き起す可能性があるた
め、その使用は極力避けるべきである。
そこで、破砕造粒法により高品質の酸化マグネシウム原
料を効率的に造粒する方法として、本出願人は先に酸化
マグネシウム粉末を、界面活性剤を含むバインダ溶液を
用いて攪拌混合法により1次造粒した後、解砕法により
粒度を揃えることを特徴とする方法を提案した(特願昭
62−309314号、以下「先願」という。)。
上記先願の方法によれば、少ない溶媒使用量にて、粒径
が小さく粒度が均一な高特性酸化マグネシウムを、安全
な作業環境下において、安価かつ効率的に造粒すること
ができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、先願の方法のように、破砕造粒法により
製造された酸化マグネシウム造粒粉は、噴霧乾燥造粒法
により製造された造粒粉に比較して、高密度で硬く、し
まった即ち収縮ないし凝縮率の高い造粒粉であるため、
成形時の成形圧力に対してつぶれ難いものとなる。
このため、このような造粒粉を用いて成形、焼成を行な
った場合には、 ■ 成形後においても造粒粉の形骸が残る。
■ ■より、成形体の均質性が悪い。
■ 成形時に気孔が消失し易く、オーブンボアが多く形
成され−る。
■ ■より、焼結体の嵩密度が低下し、強度等が悪い。
等の問題点があった。
成形材料に可塑剤を大量に添加することにより、このよ
うな成形時における造粒粉のつぶれ難さを改善すること
も考えられるが、この場合には成形後の脱脂が難しいと
いう不具合がる。また、焼結性向上のために、焼結助剤
を添加することも考えられるが、この場合には、得られ
る焼結体の純度が低下するという不具合がある。
本発明は上記問題点を解決し、破砕造粒法により成形性
、焼結性に優れた成形用酸化マグネシウム原料を造粒す
る方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の成形用酸化マグネシウムの製造方法は、酸化マ
グネシウム粉末を、界面活性剤を含むバインダ溶液を用
いて攪拌混合法により1次造粒した後、解砕法により粒
度を揃えることにより成形用酸化マグネシウム原料を製
造する方法であって、酸化マグネシウム粉末として、電
融酸化マグネシウム及び/又は酸化マグネシウムタリン
カーの粉砕粉末にマグネシウム塩の熱分解により得られ
る軽焼酸化マグネシウムを5〜20!!量%添加してな
る粉末を用いることを特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる酸化マグネシウム(MgO)原料は、電
融MgO及び/又は海水MgOクリンカー等を好ましく
は1〜2μmに粉砕した微粉に、各種マグネシウム塩の
熱分解により得られるいわゆる軽焼MgOを、5〜20
重量%添加したものである。ここで、軽焼MgOの添加
率が5重量%未満では、本発明による軽焼MgO添加効
果が十分に得られず、造粒粉のつぶれ性の改善効果が低
くなり、密度の高い成形体が得られない。
一方、軽焼MgOの添加率が20重量%を超えると、軽
焼MgOが嵩高いために得られる成形体の密度が低くな
り、好ましくない。しかも、軽焼MgOの添加量が20
重量%を超えても得られる焼結体の嵩密度の向上はなく
、むしろ収縮率が大きくなるという不具合がある。
本発明においては、このような軽焼MgOを含むMgO
原料を必要に応じて粉砕し、好ましくは平均粒径1〜2
μm程度の微粉を得る。これをヘンシェルミキサ等の混
合機に、界面活性剤を含むバインダ溶液と共に投入し、
MgO微粉をバインダ溶液と混合して攪拌混合造粒を行
なう、ここで用いるバインダ溶液は、3.0〜40fi
量%、特に20重量%程度のバインダを含有する溶液に
対して、1〜60重量%重量%界面活性剤を添加したも
のが好適である。なお、バインダとしては、一般に、ポ
リビニルブチラール等が用いられ、その溶媒としてはエ
チルアルコール等が用いられる。界面活性剤としてはス
テアリン酸等が用いられる。
また、用いるバインダ溶液の量は、酸化MgO微粉に対
する重量割合で5〜15重量%とするのが好ましい。
なお、本発明において、混合機としては、ヘンシェルミ
キサの他、ニーダ−アイリッヒミキサ等を用いることも
できる。
次いで、攪拌混合造粒して得られた攪拌造粒物を解砕造
粒機により、ハンマー等の解砕具で粉砕し、スクリーン
を通して粒度を下げ、かつ粒度を整える。
解砕造粒機としては、回転ナイフ(垂直)型、回転ナイ
フ(水平)型、回転バー型等の解砕造粒機を用いること
ができる。
このような本発明の方法によれば、60〜600μmの
範囲に粒径分布を有する、流動性に極めて優れたMgO
造粒粉であって、成形性、焼結性が著しく改善された造
粒粉が得られる。
[作用] 軽焼MgOは熱分解により生成した一次MgO粒子が適
度な力で凝集している二次粒子よりなる。この二次Mg
O粒子が攪拌混合による一次造粒時にバッファーとして
作用し、硬い圧密された造粒粉となることを抑制する。
このため、得られる造粒粉のつぶれ性が改善され、成形
性の良い造粒粉となる。
また、軽焼MgOは一次粒子が非常に小さく、また焼結
活性に優れるもので、焼結に有効に作用し、焼結性も改
善される。
しかして、本発明は、このような軽焼MgOを配合した
原料粉体を攪拌混合法と解砕法の2段階の造粒工程を経
る複合造粒法により造粒するものである。
本発明の複合造粒法では、攪拌混合時に混合機の回転羽
根の回転により、原料の酸化マグネシウム粉が回転・流
動する際に、バインダ溶液が適度に分散・混合される。
このため、スラリーを調製する必要がなく、また、バイ
ンダ溶液の溶媒のみで造粒が可能となるので、使用する
溶媒量は少量で良く、人体・環境に対する影響が極めて
小さい。
また、解砕法においては、解砕具により解砕された粉体
はスクリーンを通過して、粒径が小さく粒度が均一な、
高特性酸化マグネシウム粉が得られる。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1 平均粒径1.6μmの電融MgO微粉に、水酸化マグネ
シウムを1100℃で仮焼して得られた軽焼MgOを第
1表に示す割合で添加してなる原料MgO粉末1000
gと、エタノール100gに下記の界面活性剤を添加し
たバインダ溶剤とをヘンシェルミキサにて200〜60
0rpmで3分間攪拌混合造粒した0次いで、得られた
造粒物を解砕造粒機にて90Orpmで回転するハンマ
ーでffT撃粉砕した。
界面活性剤: 種類;ポリエチレングリコールモノオレート(平均重合
度400) 使用量:20g バインダ溶液: バインダ:アクリル共重合樹脂 (rSA−3667J中央理化工業製)溶媒:エチルア
ルコール 濃度:40m1量% 使用量:25g このようにして得られた造粒粉番よ、流動性が高い、良
好な造粒粉であった。この造粒粉を1000kg/cr
r?のブレス圧で成形して得られた成形体の密度(生密
度)を第1表に示す、また、成形体を150℃/ m 
L nの昇温速度で1600℃まで昇温し、160.0
℃にて1時間保持して得られた焼結体の密度(嵩密度>
hび見掛第 ! 表 の整フた粉体であることから、その流動性は著しく高く
、また、成形性、焼結性も著しく改善された粉体である
ことから、高密度で緻密な焼結体を製造することができ
、電子材料、磁性材料焼成用鞘等の高特性を要求される
酸化マグネシウム成形体の成形用原料粉として、極めて
有用である6第1表より明らかなように、本発明の方法
に従って、軽焼MgOを5〜20重量%添加したMgO
粉末原料を用いることにより、成形時のつぶれ性及び焼
結性が改善された易焼結性の造粒粉が得られる。このた
め、嵩密度が大きく、気孔の殆どない焼結体が製造され
る。
[発明の効果]

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 酸化マグネシウム粉末を、界面活性剤を含むバ
    インダ溶液を用いて攪拌混合法により1次造粒した後、
    解砕法により粒度を揃えることにより成形用酸化マグネ
    シウム原料を製造する方法であって、酸化マグネシウム
    粉末として、電融酸化マグネシウム及び/又は酸化マグ
    ネシウムクリンカーの粉砕粉末にマグネシウム塩の熱分
    解により得られる軽焼酸化マグネシウムを5〜20重量
    %添加してなる粉末を用いることを特徴とする成形用酸
    化マグネシウム原料の造粒方法。
JP63314606A 1988-12-13 1988-12-13 成形用酸化マグネシウム原料の造粒方法 Pending JPH02160658A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2679256A1 (fr) * 1991-07-18 1993-01-22 Pechiney Electrometallurgie Desulfurant pour fonte liquide a base de carbure de calcium agglomere.
JP2007137695A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Ube Material Industries Ltd 酸化マグネシウム微粒子分散液及びその製造方法
CN115321957A (zh) * 2022-09-13 2022-11-11 中钢集团洛阳耐火材料研究院有限公司 一种品质钢冶炼用中间包衬料及制备方法

Cited By (4)

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CN115321957B (zh) * 2022-09-13 2023-10-20 中钢集团洛阳耐火材料研究院有限公司 一种品质钢冶炼用中间包衬料及制备方法

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