JP3073100B2 - ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法 - Google Patents

ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法

Info

Publication number
JP3073100B2
JP3073100B2 JP04177058A JP17705892A JP3073100B2 JP 3073100 B2 JP3073100 B2 JP 3073100B2 JP 04177058 A JP04177058 A JP 04177058A JP 17705892 A JP17705892 A JP 17705892A JP 3073100 B2 JP3073100 B2 JP 3073100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dolomite
sintered body
magnesia
producing
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04177058A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0624833A (ja
Inventor
信吾 伊藤
義己 後藤
Original Assignee
矢橋工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 矢橋工業株式会社 filed Critical 矢橋工業株式会社
Priority to JP04177058A priority Critical patent/JP3073100B2/ja
Publication of JPH0624833A publication Critical patent/JPH0624833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073100B2 publication Critical patent/JP3073100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B35/00Boron; Compounds thereof
    • C01B35/06Boron halogen compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/03Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on magnesium oxide, calcium oxide or oxide mixtures derived from dolomite
    • C04B35/06Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on magnesium oxide, calcium oxide or oxide mixtures derived from dolomite based on oxide mixtures derived from dolomite

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として鉄鋼の精練のた
めの耐火物を製造するための原料となるドロマイトおよ
びマグネシアクリンカー、あるいは製鋼用造滓剤やプラ
スター等として用いられる軽焼ドロマイトおよび軽焼マ
グネシアの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属の精練、主として鉄鋼の精練に用い
られる耐火物の原料となるドロマイトおよびマグネシア
クリンカーをドロマイト原石および天然マグネサイトよ
り製造するには、大別すると溶融によるものと焼成によ
るものがある。溶融する方法では原料として純度の点か
ら天然物を用いることは少なく、また溶融という方法自
体コストがかかるという短所を持っている。焼成による
方法は、微粉砕しながら、あるいは微粉砕後に助剤を添
加し焼成する方法か、粗砕後に分級により細粉を除いた
原料に助剤を添加して焼成する粗粒焼成法が用いられる
のが普通である。微粉砕する方法では純度の向上を目的
として微粉砕後、浮上選鉱する場合もある。しかし前述
のような方法では助剤としてSiO2 やFe23 を添
加するため、高純度のクリンカーを得ることが困難であ
った。
【0003】一方、製鋼用造滓剤やプラスター等として
用いられ、一般に軽焼ドロマイトおよび軽焼マグネシア
と呼ばれる焼成度の低いドロマイトおよびマグネシアを
製造する場合には破砕して得られた塊をそのまま焼成す
ることが多い。しかしドロマイト原石や天然マグネサイ
トはその原石を構成している炭酸塩の結晶の大きさが大
きい場合が多く、焼成時に粉化、崩壊が激しいため歩留
り低下等の原因となりやすい。
【0004】尚、本願は、本発明者等による先行出願で
ある。「石灰焼結体の製造方法」(特願平4−1679
16)および「カルシアクリンカーの製造方法」(特願
平4−164869号)の要旨をドロマイト、マグネシ
アに応用し、使用する原料の炭酸塩の結晶の大きさによ
り、得られる焼結体の物性および焼成に必要な経済的粉
砕粒度について解明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はドロマイト原
石および天然マグネサイトから助剤を添加することなし
に、高比重で耐水和性に優れたドロマイトおよびマグネ
シアクリンカーを製造することを、また軽焼ドロマイト
および軽焼マグネシアを低粉化で効率よく製造すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ドロマイト原石あるいは
天然マグネサイトを粉砕して得られた粉体の平均粒度が
その原料を構成している炭酸塩の結晶の大きさの平均以
下になるよう調整して成形後、ドロマイトの場合は90
0°C以上で、マグネシアの場合は550°C以上で焼
成することにより、クリンカーにおいては助剤の添加な
しに高純度、高比重であり耐水和性に優れたものの、軽
焼物においては焼成時に粉化が少なく高効率な製造方法
を提供する。
【0007】
【作用】ドロマイト原石や天然マグネサイトを塊のまま
焼成すると、構成している炭酸塩の結晶の大きさが大き
いものが多いため粉化、崩壊が激しく、静置した状態で
焼成しても焼成中に自身で崩壊するものもある。本発明
では原料となるドロマイト原石や天然マグネサイトを粉
砕することにより、見かけの結晶径を小さくして焼結性
を向上させ、かつ、これを成形することで成形体中に適
度の空隙を持たせることにより焼成時の歪みを緩衝させ
ることで粉化、崩壊の防止を実現する。
【0008】この場合の粉砕された粉体の粒度は、原料
の構成している炭酸塩の結晶の大きさより大きいと、粉
砕された粒子は原料の炭酸塩の結晶の数個以上の集合体
であり、これを成形、焼成しても焼成時の歪みによる粉
化、崩壊は防止できるが粉砕粒どおしの焼成が進まない
ため、剥離、脱落による粉化は改善されない。従って粉
砕は原料の構成している炭酸塩の結晶の大きさ以下まで
行い、見かけの結晶径を小さくすることで、焼結性を向
上させる必要がある。しかし天然マグネサイトの場合、
粉砕粒子径を小さくしていくとかさ比重は増加しても吸
水率が改善されないことがある。このことは粉砕粒子径
を小さくするほどかさ比重が増加し、吸水率が低下する
ドロマイトとは異なっており、マグネシア焼結体を製造
する場合は原料を必要以上に細かく粉砕することはコス
ト的に無駄である。
【0009】また原料の炭酸塩の結晶の大きさが0.2
5mm以上あるような粗晶の場合、炭酸塩の結晶の大き
さ以下に粉砕しても成形が困難なことがある。この時は
成形性、ハンドリング強度等を考えて粉砕粒子径が0.
2mm以下にする必要がある。
【0010】本発明の範囲で得られた原料粉体は、一般
的な成形方法、例えばプレス成形や押し出し成形等によ
り成形することができ、必要に応じてバインダーを用い
ることもできる。成形密度は焼成中の成形体どおしや耐
火物との摩擦、落下の衝撃等を考慮すると1.5g/c
3 以上とすることが望ましい。
【0011】得られた成形体は次いでドロマイトの場合
900°C以上で、マグネサイトの場合550°C以上
で焼成される。ドロマイトおよびマグネサイトの脱炭酸
が終了するのが各々900、550°Cであるのでこれ
以上の温度で焼成する必要がある。
【0012】
【実施例】原料としてドロマイト原石Aと天然マグネサ
イトBを用意した。各々の原料の切断面を研磨して走査
型電子顕微鏡や光学顕微鏡で観察したところAおよびB
の炭酸塩の結晶の大きさは各々0.13mmおよび3.
5mmであった。A,Bを各々約35mmの塊とハンマ
ークラッシャーで粉砕して100μmで分級した粉体お
よびこの粉体をさらにボールミルで粉砕して平均粒子径
4.5μmとした粉体とに調整した。粉体とした試料は
直径40mmの金型を用いて圧力500kg/cm2
円盤状の成形体とした。ついで塊および成形体を110
0、1300、1500および1700°Cで3時間焼
成した。
【0013】得られた焼結体についてはかさ比重、吸水
率、および粉化度を測定した。ただしここでいう吸水率
とは温度30°Cでの飽和蒸気圧中にドロマイト焼結体
の場合は120時間、マグネシア焼結体の場合は30日
放置したときの重量増加率であり、粉化度とは内径約7
5mm、高さ120mmの磁器製のポットに試料3個と
直径10mmの磁器ボール10個を入れて約60rpm
で30分回転させた時の3mm以下の粉の発生率であ
る。
【0014】A,Bの化学分析値を第1表に、結果を第
2表に示す。ただしBの塊については各温度共、焼成中
に崩壊、飛散し、焼結体が得られなかったため第2表に
は記載していない。A,B共に各温度で粉砕粒子径が小
さいほど粉化率が小さく、粉化防止には効果がある。ま
たAについては粉砕粒子径が小さいほどかさ比重が増加
し、吸水率が低下しているので耐水和性には効果がある
が、Bについては粉砕粒子径を小さくすると、かさ比重
の増加に効果があっても吸水率は減少していない。従っ
てマグネシア焼結体を製造する場合は粉化率や焼結体の
気孔率などの物性により粉砕粒度を決定する必要があ
る。
【0015】
【表1】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明により助剤を添加しないために高
純度でかつ、耐水和性に優れたドロマイトおよびマグネ
シアクリンカーを、あるいは低粉化のため効率良く軽焼
ドロマイトおよびマグネシアを製造することができる。
【0017】また、本発明の範囲のドロマイト原石粉体
あるいは天然マグネサイト粉体に、本発明者等の先行出
願である特開平4−130046号の炭酸カルシウム
や、前記「石灰焼結体の製造方法」の範囲の石灰石粉体
を混合して、成形、焼成することにより、酸化カルシウ
ムと酸化マグネシウムの比率を自由に設定でき、かつ低
粉化で耐水和性に優れた合成ドロマイト焼結体を得るこ
とができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロマイト原石を粉砕して得られた粉体
    の平均粒度がそのドロマイト原石を構成している炭酸塩
    の結晶の大きさの平均以下になるよう調整して成形後9
    00°C以上で焼成することを特徴とするドロマイト焼
    結体の製造方法。
  2. 【請求項2】 天然マグネサイトを粉砕して得られた粉
    体の平均粒度がその天然マグネサイトを構成している炭
    酸塩の結晶の大きさの平均以下になるよう調整して成形
    後550°C以上で焼成することを特徴とするマグネシ
    ア焼結体の製造方法。
JP04177058A 1992-07-03 1992-07-03 ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法 Expired - Lifetime JP3073100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04177058A JP3073100B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04177058A JP3073100B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0624833A JPH0624833A (ja) 1994-02-01
JP3073100B2 true JP3073100B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=16024395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04177058A Expired - Lifetime JP3073100B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3073100B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0624833A (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8030236B2 (en) Fire-resistant ordinary ceramic batch, and fire-resistant product therefrom
TWI732944B (zh) 含氧化鎂之尖晶石粉末及其製造方法
US3758318A (en) Production of mullite refractory
JP3121916B2 (ja) 石灰焼結体の製造方法
US2313746A (en) Process of making magnesia ceramics
KR940002030B1 (ko) 소결 고밀도 마그네시아 크링커
JP3073100B2 (ja) ドロマイトおよびマグネシア焼結体の製造方法
US3378383A (en) High magnesia product and process of making the same
JPH0472769B2 (ja)
JP2004292230A (ja) 耐磨耗性アルミナ焼結体およびその製造方法
JP2021504280A (ja) ジルコン酸カルシウム含有材料を製造するための合成方法、ならびに事前合成されたジルコン酸カルシウム含有粒子を有するバッチおよびオールドセラミック耐火製品
JP3153637B2 (ja) カルシアクリンカーの製造方法
JPH0733249B2 (ja) 非晶質シリカ微粉末の製造方法及び非晶質シリカ微粉末混入のコンクリート製品
US3712599A (en) Method of producing high density refractory grain from natural magnesite
JPH0544428B2 (ja)
US3817765A (en) Single pass prereacted grain and method of making
JPH0794343B2 (ja) マグネシアクリンカー及びその製造方法
JPS6280230A (ja) 高チタン非焼成ペレット
JPS6112871B2 (ja)
JP2001247377A (ja) 窒化珪素鉄粉末、その評価方法、及び用途
EP0476655B1 (en) Process of producing a hydration resistant sintered lime
JPH03146454A (ja) セラミック微粉末及び耐火物の製造方法
JPH04159387A (ja) アルミナ質研磨砥粒の製造方法
JP3091760B2 (ja) 粗大結晶マグネシアクリンカーおよびその製造方法
KR0150797B1 (ko) 고순도, 조대결정 소결 마그네시아 클링커 및 그 제조방법