JPH04159387A - アルミナ質研磨砥粒の製造方法 - Google Patents

アルミナ質研磨砥粒の製造方法

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JPH04159387A
JPH04159387A JP2284349A JP28434990A JPH04159387A JP H04159387 A JPH04159387 A JP H04159387A JP 2284349 A JP2284349 A JP 2284349A JP 28434990 A JP28434990 A JP 28434990A JP H04159387 A JPH04159387 A JP H04159387A
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JP
Japan
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alumina
abrasive grains
aluminum hydroxide
abrasive grain
molding
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Pending
Application number
JP2284349A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Fujii
昭彦 藤井
Ichiro Seki
一郎 関
Akihiro Kano
狩野 明弘
Kaoru Hirakata
平形 薫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Carlit Co Ltd
Original Assignee
Japan Carlit Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高硬度の多結晶質アルミナよりなるアルミナ
質研磨砥粒の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、砥石、研磨布紙、遊離砥粒用のアルミナ質研磨砥
粒は、商業的には、アルミナ含有材料を電気炉で熔融す
るか、または融点より低い温度でアルミナの微粉末の成
型体を焼成する焼結法により製造されている。焼結法で
得られるアルミナ質研磨砥粒は、4〜10μmのアルミ
ナ結晶粒子より成る多結晶質アルミナである。
さらに焼結法のひとつとして擬ベーマイト(別称ベーマ
イトゲル)を水に分散し鉱酸を加えてゾル化したベーマ
イトゾルに、ゲル化剤を加えてゲル化させ、得られたゲ
ル体を乾燥、解砕、整粒した後、1400〜1500℃
で焼成することにより0.5〜1μmの微結晶質アルミ
ナの研磨砥粒を得る、ゾル−ゲル法が開発された(特開
昭61−254685、特開昭82−1.90279 
)。
(発明が解決しようとする課題) アルミナの微粉末の成型体を焼成する焼結法によりアル
ミナ質研磨砥粒を製造する場合、高純度のアルミナの微
粉末を使用すると高硬度の砥粒を得るためには1700
℃以上の高温で焼成する必要がある。一般に、アルミナ
結晶粒子径が小さい程、高硬度の砥粒となるが、170
0℃以上の高温で焼成するとアルミナ結晶粒子径が4〜
10μmとなり、あまり高硬度の砥粒にならない。
このためS i O2、Fe20s等の酸化物を焼結助
剤としてアルミナに数%添加することが一般に行われて
いる。これによると焼成温度を下げることができ、16
00℃程度の温度で焼成してアルミナ砥粒が得られるが
、アルミナ結晶粒子径が3〜10μmとなる。MgO1
ZrO2を添加すると結晶子の成長を抑制できるが、結
晶粒子1μm位の高硬度のアルミナ砥粒が得られないの
が現状である。
ゾル−ゲル法を用いれば、アルミナ結晶粒子の大きさが
0.5〜1μmの砥粒を得ることができるが、ゲル体の
含水量は90%にもおよび、この様に多量の水を含有し
たゲル体を亀裂の発生を抑制して乾燥するのには大きな
困難を伴うという欠点がある。この欠点を改善して、含
水量を75〜35%に低下させる方法が提案されている
(特開昭6l−10026)。しかし、その改善によっ
ても、75〜35%という多量の水分を含むゲル体を亀
裂の発生を抑制して乾燥することは、容易な事ではなく
、このように多lの水を使用しない方法で、アルミナ結
晶粒子が1μm程度、すなわち高硬度のアルミナ質研磨
砥粒の開発が望まれていた。
ゾル−ゲル法によって得られるアルミナ質研磨砥粒は、
微結晶であるが、原料となる擬ベーマイトを工業的に十
分な量だけ入手することは現代の商業ベースでは困難で
あり、かつ高価格である。
また研磨砥粒とするための製造工程が複雑であるため、
得られる研磨砥粒は、非常に高価格であるという欠点が
あった。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、入手容易で安価な水酸化アルミニウムを
原料として用い、アルミナ質研磨砥粒を製造する研究を
行なった結果、焼成前の水酸化アルミニウム成型体の大
きさにより硬度が左右され、最大辺または最大径の大き
さが約2mm以下ならば高硬度のアルミナ質研磨砥粒を
得ることを知り本発明に至った。
すなわち本発明は、水酸化アルミニウムを最大辺または
最大径が2mm以下の成型体に成型した後、乾燥、焼成
することを特徴とする研磨砥粒の製造方法である。焼成
により水酸化アルミニウムはアルミナに変化して高硬度
のアルミナ質研磨砥粒となる。得られた砥粒のアルミナ
結晶粒子の大きさは1〜2μmであり、アルミナの微粉
末を焼成して得た砥粒に比べて、小さなアルミナ結晶粒
子となる。
原料となる水酸化アルミニウムの代表的なものはA I
 (OH)sである。AI (OH)3にはジブサイト
型、ノルストランダイト型、パイヤライト型の3種類の
異なった結晶構造が存在する。本発明では、どれでも使
用できるが、入手が容易なことから、ジブサイト型が好
ましい。
またベーマイト(A100H)を本発明の目的に用いる
こともできる。ベーマイトと擬ベーマイトは、結晶学的
にまったく異なっておりX線回折を行なうとベーマイト
はシャープなピークを示すが、擬ベーマイトのそれは、
ブロードであり、不完全な結晶である。事実、擬ベーマ
イトは、ベーマイトの結晶中に水が含有された物と言わ
れる。
一般に、アルミナの微粉末を焼成する場合に各種の酸化
物を添加することによりアルミナ焼結体の物性を制御で
きることが知られている。本発明においてもアルミナ結
晶粒子径を小さくする効果のある各種の酸化物を水酸化
アルミニウムに添加することができ、たとえばマグネシ
ウム、クロム、サマリウム、ジルコニウムを添加できる
。焼結助剤としてケイ素、鉄等の遷移金属、サマリウム
以外のLa等の希土類金属の酸化物を1〜10%水酸化
アルミニウムに添加することも可能だが、結晶粒子径が
大きくなることがあったので添加しない方がよい。また
、それらの金属の塩化物等の無機塩類、アルコキシド等
の有機塩の形で添加してもよい。
水酸化アルミニウムの成型には公知の技術を用いること
ができる。例えば乾式プレス法、押し出し成型法、射出
成型法、ドクターブレード法、コールドアイソスタティ
ックプレス法を用いることができる。
焼成方法には公知の技術を用いることができる。
例えば電気炉、灯油などを熱源とする焼成炉を用いて1
450〜1550℃で焼成する。
(実 施 例) 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、これら
は本発明をなんら限定するものではない。
実施例1 市販の水酸化アルミニウム(ジブサイト型結晶、平均径
0.2μm)1000gに、酸化マグネシウム50gと
水21を加えてアルミナ質ボールを用いてボールミルで
5時間混合した後、スプレードライヤーで乾燥した。得
られた粉体を350℃で18時間仮焼した後、コールド
アイソスタティックプレス法により900kg/cm2
の圧力で15X50X5mmの大きさに成型した。この
成型体を解砕して、目開きが1000μmのふるいを通
過し、500μmのふるいに残った成型体を得た。この
成型体を電気炉にて1500℃で2時間焼成してアルミ
ナ質研磨砥粒を得た。
得られた砥粒をエポキシ樹脂で埋込み、ダイヤモンド研
磨材で鏡面研磨した後、砥粒を樹脂から取り出して13
00℃で1時間加熱してサーマルエツチングを行なった
後、走査型電子顕微鏡でアルミナ結晶粒子を測定した。
表1に測定結果を示す。
また、得られた砥粒のヌープ硬度をJISZ2251に
規定する方法に従って測定した。なお荷重は100g、
荷重時間は15秒とした。その結果を表1に示す。
実施例2 市販の水酸化アルミニウム(ジブサイト型結晶、平均径
3μm)1000gに、酸化ジルコニウム50gと水3
Jとを加えてアルミナ質ボールを用いて振動ミルで10
時間粉砕した後、スプレードライヤーで乾燥した。得ら
れた粉体500gに水150m1.成型体の強度を増す
ためにポリビニルアルコール50gを添加し、押し出し
を容易にする潤滑剤として、マシン油20m1を加えて
ニーダで30分混連して穴の直径が1mmの押し出し成
型機で直径1 m m N長さ約2mmの円柱状に成型
した。得られた成型体を約120”Cで乾燥したのち3
50℃で16時間仮焼し、次に電気炉にて1550℃で
2時間焼成してアルミナ質研磨砥粒を得た。この砥粒の
アルミナ結晶粒子径及びヌープ硬度を実施例1と同様に
測定し、表1に示す結果を得た。
実施例3 市販の水酸化アルミニウム(ジブサイト型結晶、平均径
3μm)1000gに、硝酸マグネシウム!Log、酸
化サマリウム7gおよび酸化クロム10gと水31を加
えてアルミナ質ボールを用いて振動ミルで5時間粉砕し
た後、スプレードライヤーで乾燥した。得られた粉体を
コールドアイソスタティックプレス法により900kg
/cm2の圧力で15X50X5mmの大きさに成型し
た。
この成型体を解砕して、目開きが1000μmのふるい
を通過し500μmのふるいに残った成型体を得た。こ
の成型体を電気炉に入れ450℃で8時間加熱、その後
1500℃で3時間焼成してアルミナ質研磨砥粒を得た
。この砥粒のアルミナ結晶粒子径及びヌープ硬度を実施
例1と同様に測定し、表1に示す結果を得た。
実施例4 実施例1の操作において酸化マグネシウムを添加しなか
った以外は、同じ操作でアルミナ質研磨砥粒を得た。こ
の砥粒のアルミナ結晶粒子径及びヌープ硬度を実施例1
と同様に測定し、表1に示す結果を得た。
比較例1 市販のアルファアルミナ(平均径3μm)1000gに
酸化マグネシウム50gと水31を加えてアルミナ質ボ
ールを用いて振動ミルで10時間粉砕した後、スプレー
ドライヤーで乾燥した。得られた粉体を金型に入れ20
0kg/cm2の圧力で15X50X5mmの大きさに
成型した。この成型体を解砕し、目開きが1000μm
のふるいを通過し500μmのふるい上に残った成型体
を得た。この成型体をガス炉で1700”Cで1時間焼
成してアルミナ質研磨砥粒を得た。この砥粒のアルミナ
結晶粒子径及びヌープ硬度を実施例1と同様に測定し、
表1に示す結果を得た。
比較例2 実施例2において、穴の直径が3mmの押し出し成型機
を用いて直径3 m m 1長さ約4mmの円柱状に造
粒したほかは、実施例2と同じ条件でアルミナ質研磨砥
粒を得た。この砥粒のアルミナ結晶粒子径及びヌープ硬
度を実施例1と同様に測定し、表1に示す結果を得た。
(発明の効果) 本発明によって水酸化アルミニウムを成型、焼成するこ
とにより高硬度の多結晶アルミナ質研摩砥粒を低コスト
で製造することができる。
特許出願人 日本カーリット株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  水酸化アルミニウムを最大辺または最大径が2mm以
    下の成型体に成型した後、乾燥、焼成することを特徴と
    するアルミナ質研磨砥粒の製造方法。
JP2284349A 1990-10-24 1990-10-24 アルミナ質研磨砥粒の製造方法 Pending JPH04159387A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5366523A (en) * 1992-07-23 1994-11-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article containing shaped abrasive particles
TR27357A (tr) * 1992-07-23 1995-01-17 Minnesota Mining & Mfg Sekillendirilmis asindirici partiküller ve bunlarin imali icin metod.
US5984988A (en) * 1992-07-23 1999-11-16 Minnesota Minning & Manufacturing Company Shaped abrasive particles and method of making same
US10696883B2 (en) 2012-10-31 2020-06-30 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles, methods of making, and abrasive articles including the same

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