JPH0216047B2 - - Google Patents

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JPH0216047B2
JPH0216047B2 JP57162603A JP16260382A JPH0216047B2 JP H0216047 B2 JPH0216047 B2 JP H0216047B2 JP 57162603 A JP57162603 A JP 57162603A JP 16260382 A JP16260382 A JP 16260382A JP H0216047 B2 JPH0216047 B2 JP H0216047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
resistor
emitter
diode
voltage
Prior art date
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Application number
JP57162603A
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English (en)
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JPS5951611A (ja
Inventor
Makoto Fukuyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープレコーダの低周波増幅器に係る
ものであり、電源オフ時の電源電圧変化に追従す
る直流バイアスを供給し、電源オフ時の過渡音を
容易に軽減できるようにしたものに関するもので
ある。
第1図に従来の低周波増幅器を示す。図におい
て、1は入力端子で、信号源Sigよりカツプリン
グ・コンデンサC1を介して信号が入力される。
5は出力信号が取り出される出力端子で、RL
次段の出力インピーダンスと等価な値をもつ負荷
抵抗、C5はカツプリング・コンデンサである。
2は低周波増幅器の交流負帰還端子で、直流交流
分離用コンデンサC2と、低周波増幅器内の抵抗
R11と共に交流負帰還量を決定するための抵抗Re
とにより、増幅器の電圧利得を決定している。4
はリツプルフイルタ用端子で、コンデンサC4
接続され、該コンデンサC4は抵抗R10と共に電源
端子3のリツプル成分を除去するために設けられ
ている。6は接地端子である。
抵抗R1はトランジスタQ1のベースバイアスを
与えるためのものである。トランジスタQ1,Q2
はコンプリメンタリー差動増幅回路を構成し、ト
ランジスタQ1のコレクタは接地され、ベースは
入力端子1に接続されており、入力信号が印加さ
れる。そしてこのエミツタはトランジスタQ2
エミツタに接続され、トランジスタQ2のベース
は、出力端子5の電圧が帰還抵抗R11を介して直
流帰還されていると共に交流帰還決定用端子2に
接続され、かつ出力直流バイアス設定用トランジ
スタQ4のコレクタに接続されている。
ダイオード接続されたトランジスタQ9と、エ
ミツタに抵抗R2が接続されたトランジスタQ3
はカレントミラー回路を構成し、ミラー比は抵抗
R2により決定される。抵抗R2により決定された
トランジスタQ3のコレクタ電流は、トランジス
タQ1,Q2で構成されたコンプリメンタリー差動
増幅回路に供給され、トランジスタQ3のコレク
タは上記コンプリメンタリー差動増幅回路の能動
負荷となつている。
トランジスタQ4,Q5,Q6,Q8、ダイオード
D1、抵抗R3,R4,R5は、出力端子5の直流電圧
V0が電源電圧Vccの1/2、即ち1/2・Vccの
電圧になるような電流源を構成する。トランジス
タQ8のベースは上記電流源に電源端子3のリツ
プル成分が混入するのを防止するため、抵抗
R10、コンデンサC4で上記リツプル成分を除去し
た後、抵抗R10を介してベースバイアスされてい
る。トランジスタQ5のコレクタには相互に直列
に接続されたダイオードD1と抵抗R3の一端が接
続されており、上記電流源の電流を決定する。ト
ランジスタQ4,Q5,Q7のベースはトランジスタ
Q6のエミツタに接続され、各々のエミツタは抵
抗R4,R5,R7を介して接地されている。またト
ランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ6のベ
ースに接続されている。そしてトランジスタQ5
Q6,Q8、ダイオードD1および抵抗R3は該抵抗R3
に流れる直流バイアス電流を設定する直流バイア
ス電流設定回路10を構成している。
次に動作について説明する。
今、上記の構成において、各トランジスタのベ
ース・エミツタ間の電圧VBEを一定とし、かつ各
トランジスタの電流増幅率βを非常に大きいと
し、各々のベース電流を無視すると、抵抗R3
流れる電流は電源電圧VccからトランジスタQ8
VBE、ダイオードD1のVBE(ダイオードD1の順方向
電圧はトランジスタをダイオード接続したものと
考えればVBEである)、トランジスタQ6,Q5のVBE
を差し引いた電圧を抵抗R3で割つたものである。
ここで、抵抗R5で発生する電圧はVccあるいは
VBEに比較して無視できるものとすると、(Vcc−
4VBE)/R3が抵抗R3に流れる電流となる。
このバイアス電流より、出力端子電圧V0は V0={(Vcc−4VBE)/R3}×R11+2VBE ここで、R3=2R11となるよう設定すると、 V0≒1/2Vcc となり、出力端子電圧V0は常に電源電圧Vccの
1/2、即ち1/2・Vccとなる。
次に、トランジスタQ6のエミツタに接続され
ている抵抗R6は、VBEによつて電源電圧に関係な
く、トランジスタQ9,Q10,Q3の電流を定電流化
する。
端子1に印加された入力信号はトランジスタ
Q1,Q2で構成されるコンプリメンタリー差動増
幅回路でトランジスタQ3を負荷として増幅され、
トランジスタQ11のベースに印加される。トラン
ジスタQ11のコレクタは電源に接続され、エミツ
タはその電流源となる定電流源トランジスタQ7
のコレクタに接続されている。信号はトランジス
タQ11のエミツタに出力され、トランジスタQ12
のベースに印加される。トランジスタQ12、抵抗
R9,R8は反転増幅器を構成する。トランジスタ
Q12のコレクタに接続されている抵抗R8によつて
そのエミツタ電流が決定され、抵抗R8,R9によ
りその段での利得が決定されている。次にその信
号はトランジスタQ13のベースに印加され、トラ
ンジスタQ10のコレクタ抵抗、ダイオードQ14
Q15を負荷としてトランジスタQ13のコレクタに
出力される。トランジスタQ10のベースはトラン
ジスタQ9と共にカレントミラー回路を構成して
おり、トランジスタQ13,Q14,Q15をバイアスし
ている。トランジスタQ13のコレクタは、トラン
ジスタQ17とQ18を図のように組合せた複合トラ
ンジスタのうち、トランジスタQ17のベースに接
続されている。トランジスタQ10のコレクタはト
ランジスタQ16のベースに接続され、その各々に
トランジスタQ13により増幅された信号が印加さ
れ、その信号はトランジスタQ16のエミツタ及び
トランジスタQ17のエミツタとトランジスタQ18
のコレクタの接続点、つまり出力端子5に出力さ
れ、負荷抵抗RLに交流信号として取り出せる。
以上のような低周波増幅器において、電源オフ
時の立下り特性は第2図のようになる。第2図a
は電源をオフしたときで、増幅器の出力直流電圧
は1/2・Vccから電源デカツプリングコンデン
サC3とリツプル用コンデンサC4の時定数で立下
り特性が決まる。bは電源がオフされてトランジ
スタQ5,Q6,Q8、ダイオードD1、抵抗R3で構成
される直流バイアス電流設定回路10に電流が供
給されなくなる電源電圧になるときである。
トランジスタQ6に電流が供給されなくなると、
トランジスタQ3,Q9,Q10のカレントミラー回路
にもバイアス電流が流れない。
この状態のとき、出力端子電圧は、先に説明し
たように電源電圧の1/2になるような電圧に設
定されているが、この出力1/2Vccに保つ回路
がバイアス電流がなくなるため、出力端子電圧は
電源オフ時の電源電圧減衰カーブに依存するよう
になる。即ち、トランジスタQ3,Q7,Q9,Q10
バイアス電流が供給されないため、増幅器の内部
動作はリニア動作からトランジスタのオン、オフ
動作となり、電源電圧減衰過程において、トラン
ジスタQ11,Q12,Q13がオフ、トランジスタQ16
が導通という状態が生じる。この時点で、出力端
子電圧は1/2Vccから第2図のb点で上昇する
ような症状を発生し、このとき異音を発生する。
本発明は上記のような従来のものの電源オフ時
の欠点を改善するためになされたもので、低周波
増幅器の直流バイアス電流設定回路において、そ
のトランジスタのベース・エミツタ間とそのダイ
オードのアノード・カソード間とにわたつて並列
に抵抗を接続することにより、電源オフ時の過渡
音を軽減、除去できる低周波増幅器を提供するこ
とを目的としている。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
第3図は本発明の一実施例による低周波増幅器
であり、図において、第1図と同一符号は同一の
ものを示す。Rは直流バイアス電流設定回路10
のトランジスタQ8のベース・エミツタ間とその
ダイオードD1のアノード・カソード間とにわた
つて並列に接続された抵抗である。
次に動作について説明する。
定常動作状態において、本発明の抵抗は従来の
基本動作に何ら支障を与えない。
それはトランジスタQ8、ダイオードD1のベー
ス・エミツタ間電圧がほぼ2VBEにクランプされ
ているため、本発明の抵抗が接続されても、先に
示した出力直流電圧V0には大きな影響を与えな
いからである。
定常状態における本発明の抵抗Rは以上のよう
に直流バイアスには影響が少ないが、電源オフ時
においてはトランジスタQ8、ダイオードD1の残
り電圧2VBE(ベース・エミツタ間電圧)を、本発
明の抵抗接続によつてバイパスして、直流バイア
スを得、より低い電圧まで低周波増幅器を動作さ
せようとするものである。
すなわち、従来の直流バイアス電流はいかなる
条件においても i=(Vcc−4VBE)/R3 となるが、本発明の直流バイアス電流は先の説明
より、低電圧では i=(Vcc−2VBE)/(R3+R) となつてより低い電圧(従来より2VBE低い電圧)
まで直流バイアスが与えられ、第2図に示したb
の波形は第4図のb′の様に過渡音が軽減あるいは
除去される方向に改善される。
以上のように、この発明の係る低周波増幅器に
よれば、従来の低周波増幅器の直流バイアス電流
設定回路に抵抗を接続するだけで、本来の基本性
能に与える影響はほとんどなく、2次的な電源オ
フ時の過渡音の軽減あるいは除去を達成できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の低周波増幅器を示す回路図、第
2図は従来の低周波増幅器の出力端子電圧の電源
オフ時の立下り特性図、第3図は本発明の一実施
例による低周波増幅器の回路図、第4図は本発明
装置の出力端子電圧の電源オフ時の立下り特性図
である。 10…直流バイアス電流設定回路、Q8…トラ
ンジスタ、D1…ダイオード、R…抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の電源電位にコレクタが接続された第1
    のトランジスタと、該第1のトランジスタのエミ
    ツタにアノードが接続されたダイオードと、該ダ
    イオードのカソードに抵抗を介してベースが接続
    された第2のトランジスタと、該ダイオードのカ
    ソードに抵抗を介してコレクタが接続された第3
    のトランジスタとを有し、上記第2のトランジス
    タのエミツタが増幅器入力段を構成するミラー回
    路の共通ベースに接続され、かつ出力段のトラン
    ジスタに直流バイアスを供給するように構成され
    た直流バイアス電流設定回路を有する低周波増幅
    器であつて、 上記直流バイアス電流設定回路は、上記第1の
    トランジスタのベース・エミツタ間と上記ダイオ
    ードのアノード・カソード間とにわたつて並列に
    接続された抵抗を備え、電源オフ時の電源電圧の
    立下り変化に早く追従するよう構成されているこ
    とを特徴とする低周波増幅器。
JP57162603A 1982-09-17 1982-09-17 低周波増幅器 Granted JPS5951611A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57162603A JPS5951611A (ja) 1982-09-17 1982-09-17 低周波増幅器

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JP57162603A JPS5951611A (ja) 1982-09-17 1982-09-17 低周波増幅器

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Publication Number Publication Date
JPS5951611A JPS5951611A (ja) 1984-03-26
JPH0216047B2 true JPH0216047B2 (ja) 1990-04-16

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