JPH02160332A - 電子管用ヒータ - Google Patents
電子管用ヒータInfo
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- JPH02160332A JPH02160332A JP63314226A JP31422688A JPH02160332A JP H02160332 A JPH02160332 A JP H02160332A JP 63314226 A JP63314226 A JP 63314226A JP 31422688 A JP31422688 A JP 31422688A JP H02160332 A JPH02160332 A JP H02160332A
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Landscapes
- Solid Thermionic Cathode (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は陰極線管などのカソードを加熱するために用い
られる電子管用ヒータに関する。
られる電子管用ヒータに関する。
[従来の技術]
陰極線管などのカソード加熱用に、最近は第1図に示す
ようなダークヒータ(1)が好んで用いられている。こ
のダークヒータ(1)は、たとえば3%Re−のような
タングステンとレニウムとの合金からなる芯線01)の
表面に、酸化アルミニウム(アルミナ)の耐熱性絶縁物
質層0りが被覆形成され、さらにこの表面上に熱輻射性
の高い、たとえばタングステン粉末とアルミナ粉末との
混合物からなるダーク物質層nが被覆形成されている。
ようなダークヒータ(1)が好んで用いられている。こ
のダークヒータ(1)は、たとえば3%Re−のような
タングステンとレニウムとの合金からなる芯線01)の
表面に、酸化アルミニウム(アルミナ)の耐熱性絶縁物
質層0りが被覆形成され、さらにこの表面上に熱輻射性
の高い、たとえばタングステン粉末とアルミナ粉末との
混合物からなるダーク物質層nが被覆形成されている。
このようなダークヒータ(1)は熱輻射効率がよいため
、ダーク物質層0の形成されていないヒータに比べて同
じカソード温度をうるための芯線01)の温度を約20
0℃程度下げることが可能である。したがって信頼性が
非常に轟く、近年好んで多用されている。
、ダーク物質層0の形成されていないヒータに比べて同
じカソード温度をうるための芯線01)の温度を約20
0℃程度下げることが可能である。したがって信頼性が
非常に轟く、近年好んで多用されている。
つぎにこの従来のダークヒータ(1)の製法について述
べる。
べる。
まず3%Re−からなる芯線011を第1図に示すよう
なスパイラル状のコイル部と直線状の脚部に成形する。
なスパイラル状のコイル部と直線状の脚部に成形する。
つぎにこの芯線0υの直線状脚部の一部を除く部分にア
ルミナからなる耐熱性絶縁物質層02+を被覆形成する
。この被覆形成は、アルミナをアルコールなどの有機液
体に懸濁したのち、電気泳動などの方法を用いることに
より行なわれる。ついで耐熱性絶縁物質層0りの最表面
の付着強度の弱い耐熱性絶縁物質層を、アセトンなどの
有機液体でリンスして除去する。つぎに、これらの工程
で使用したアルコールやアセトンなどの有機液体を乾燥
により完全に除去する。ついで、これをタングステン粉
末とアルミナ粉末との混合物質からなるダーク物質およ
び有機液体を混合したダーク液の中に浸漬してダーク物
質層口を被覆形成する。
ルミナからなる耐熱性絶縁物質層02+を被覆形成する
。この被覆形成は、アルミナをアルコールなどの有機液
体に懸濁したのち、電気泳動などの方法を用いることに
より行なわれる。ついで耐熱性絶縁物質層0りの最表面
の付着強度の弱い耐熱性絶縁物質層を、アセトンなどの
有機液体でリンスして除去する。つぎに、これらの工程
で使用したアルコールやアセトンなどの有機液体を乾燥
により完全に除去する。ついで、これをタングステン粉
末とアルミナ粉末との混合物質からなるダーク物質およ
び有機液体を混合したダーク液の中に浸漬してダーク物
質層口を被覆形成する。
つぎに、ダーク物質層■の最表面の付着強度の弱いダー
ク物質層を、アルコールなどの有機液体でリンスする。
ク物質層を、アルコールなどの有機液体でリンスする。
最後に、耐熱性絶縁物質層(121およびダーク物質層
にの付着強度を増大させるために、たとえば非酸化性雰
囲気中で約1650℃に加熱して焼結することにより、
ダークヒータ(1)が製造される。
にの付着強度を増大させるために、たとえば非酸化性雰
囲気中で約1650℃に加熱して焼結することにより、
ダークヒータ(1)が製造される。
第2図はカソード(2)の中にダークヒータ(1)が挿
入された状態を示す説明図である。電子管の動作時には
、ダークヒータ(1)の発熱によりカソード(2)が加
熱され、カソード(2]から熱電子が放射される。
入された状態を示す説明図である。電子管の動作時には
、ダークヒータ(1)の発熱によりカソード(2)が加
熱され、カソード(2]から熱電子が放射される。
ここでカソード(2Jが加熱されるまでの過程を詳細に
説明する。
説明する。
まずダークヒータ(1)の芯線01)の両端に所定の電
圧を印加すると、芯線ODがジュール熱によって900
〜1000℃の高温になる。ついでこの熱は主に熱伝導
により耐熱性絶縁物質層0′2Jおよびダーク物質層0
へと伝わる。耐熱性絶縁物質層021.ダーク物質層■
からの熱は、さらに熱伝導または熱輻射によってカソー
ド(′2Jのスリーブの、ペースメタルのに伝わり、電
子放射物質層のから熱電子が放射される。
圧を印加すると、芯線ODがジュール熱によって900
〜1000℃の高温になる。ついでこの熱は主に熱伝導
により耐熱性絶縁物質層0′2Jおよびダーク物質層0
へと伝わる。耐熱性絶縁物質層021.ダーク物質層■
からの熱は、さらに熱伝導または熱輻射によってカソー
ド(′2Jのスリーブの、ペースメタルのに伝わり、電
子放射物質層のから熱電子が放射される。
ブラウン管のばあい、電圧印加から熱電子が放射される
までの時間、すなわち画像の出画時間は約5秒であるが
、この出画時間はできるだけ短いことが望まれている。
までの時間、すなわち画像の出画時間は約5秒であるが
、この出画時間はできるだけ短いことが望まれている。
またダークヒータ(1)の長時間の動作中には電源の0
N−OFFを伴うが、耐熱性絶縁物質102)であるア
ルミナと芯線01)の材料であるタングステン合金との
熱膨張係数が異なるため、耐熱性絶縁物質102)と芯
線01)との間でスリップ現象が発生し、長期間の繰返
し動作で耐熱性絶縁物質層0りにクラックが発生し、さ
らにクラックの程度が激しくなると、剥離症状に至る。
N−OFFを伴うが、耐熱性絶縁物質102)であるア
ルミナと芯線01)の材料であるタングステン合金との
熱膨張係数が異なるため、耐熱性絶縁物質102)と芯
線01)との間でスリップ現象が発生し、長期間の繰返
し動作で耐熱性絶縁物質層0りにクラックが発生し、さ
らにクラックの程度が激しくなると、剥離症状に至る。
このように耐熱性絶縁物質層0りが剥離すると、ダーク
ヒータ(1)の芯線01)とカソード(2)のスリーブ
のまたはベースメタルのとが直接接触する状態を呈し、
電気的に導通状態になってしまうという問題がある。こ
の症状が発生するとカソード(2]に加えられる映像信
号がダークヒータ(1)を通じて他の回路に流出してし
まうため、映像品位が橿めて劣化してしまう。
ヒータ(1)の芯線01)とカソード(2)のスリーブ
のまたはベースメタルのとが直接接触する状態を呈し、
電気的に導通状態になってしまうという問題がある。こ
の症状が発生するとカソード(2]に加えられる映像信
号がダークヒータ(1)を通じて他の回路に流出してし
まうため、映像品位が橿めて劣化してしまう。
[発明が解決しようとする課題]
従来の電子管用ヒータは以上のように構成されており、
これよりもさらに出画時間が短く、長期間の使用にも耐
えうる信頼性の高い電子管用ヒータの構成が望まれてい
た。
これよりもさらに出画時間が短く、長期間の使用にも耐
えうる信頼性の高い電子管用ヒータの構成が望まれてい
た。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たものであり、出画時間が短縮され、かつ信頼性の向上
した電子管用ヒータをうることを目的とする。
たものであり、出画時間が短縮され、かつ信頼性の向上
した電子管用ヒータをうることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は高融点金属材料からなる芯線、この芯線の周囲
に被覆形成された耐熱性絶縁物質層およびこの耐熱性絶
縁物質層の表面に被覆形成されたダーク物質層からなる
電子管用ヒータであって、前記耐熱性絶縁物質としてチ
ッ化アルミニウムを用いたことを特徴とする電子管用ヒ
ータに関する。
に被覆形成された耐熱性絶縁物質層およびこの耐熱性絶
縁物質層の表面に被覆形成されたダーク物質層からなる
電子管用ヒータであって、前記耐熱性絶縁物質としてチ
ッ化アルミニウムを用いたことを特徴とする電子管用ヒ
ータに関する。
[作 用]
本発明における耐熱性絶縁物質であるチッ化アルミニウ
ムは、熱伝導性がよく、さらに芯線とほぼ同一の熱膨張
係数を有するため、上記問題点を解消することができる
。
ムは、熱伝導性がよく、さらに芯線とほぼ同一の熱膨張
係数を有するため、上記問題点を解消することができる
。
[実施例]
本発明の電子管用ヒータは、その形式にとくに限定はな
く、たとえばシングルヘリカル形であってもよく、ダブ
ルヘリカル形であってもよく、これら以外の形式であっ
てもよい。
く、たとえばシングルヘリカル形であってもよく、ダブ
ルヘリカル形であってもよく、これら以外の形式であっ
てもよい。
本発明に用いられる芯線にとくに限定はなく、その具体
例としては、たとえば従来の電子管用ヒータに用いられ
ている3%Re−W、純−1M0などの融点が2500
℃程度以上の高融点金属材料からなる芯線があげられ、
その太さ、形状などにもとくに限定はない。
例としては、たとえば従来の電子管用ヒータに用いられ
ている3%Re−W、純−1M0などの融点が2500
℃程度以上の高融点金属材料からなる芯線があげられ、
その太さ、形状などにもとくに限定はない。
前記芯線の周囲に被覆形成される耐熱性絶縁物質層はチ
ッ化アルミニウムの層であり、その厚さは60〜80ρ
であるのが好ましい。チツ化アルミニウムは熱伝導率が
22014/mKであり、従来から耐熱性絶縁物質層と
して用いられているアルミナの30−/−にと比較して
7倍も高いため、芯線の発熱が素早く耐熱性絶縁物質層
(+21に伝達され、カソードの温度を速く上昇させる
ことが可能となる。さらに、熱膨張率が4.5 x10
’/にであり、芯線の材料として通常用いられているタ
ングステン・レニウム合金とほぼ同じであるため、芯線
への通電の繰返しの際の耐熱性絶縁物質層のクラックや
剥がれが低減される。
ッ化アルミニウムの層であり、その厚さは60〜80ρ
であるのが好ましい。チツ化アルミニウムは熱伝導率が
22014/mKであり、従来から耐熱性絶縁物質層と
して用いられているアルミナの30−/−にと比較して
7倍も高いため、芯線の発熱が素早く耐熱性絶縁物質層
(+21に伝達され、カソードの温度を速く上昇させる
ことが可能となる。さらに、熱膨張率が4.5 x10
’/にであり、芯線の材料として通常用いられているタ
ングステン・レニウム合金とほぼ同じであるため、芯線
への通電の繰返しの際の耐熱性絶縁物質層のクラックや
剥がれが低減される。
前記ヂッ化アルミニウムからなる耐熱性絶縁物質層の表
面に、熱輻射効率を向上させるために被覆形成されるダ
ーク物質層にとくに限定はなく、その具体例としては、
たとえば従来の電子管用ヒータに用いられているタング
ステンとアルミナとの混合物、モリブテンとアルミナと
の混合物などからなる厚さ1〜3Al111の層があげ
られる。
面に、熱輻射効率を向上させるために被覆形成されるダ
ーク物質層にとくに限定はなく、その具体例としては、
たとえば従来の電子管用ヒータに用いられているタング
ステンとアルミナとの混合物、モリブテンとアルミナと
の混合物などからなる厚さ1〜3Al111の層があげ
られる。
つぎに本発明の電子管用ヒータの製法を説明する。
まず芯線を任意の形状に成形したのち、その周囲にチッ
化アルミニウムからなる耐熱絶縁物質層を形成する。該
層は、たとえば電気泳動法、スプレィ法、ディッピング
法などにより形成しつる。
化アルミニウムからなる耐熱絶縁物質層を形成する。該
層は、たとえば電気泳動法、スプレィ法、ディッピング
法などにより形成しつる。
たとえば電気泳動法により形成するばあいは、第1表に
示される組成の懸濁液を調合し、この懸[以尤余中] 第 1 表 ついでアセトンなどの有機液体でリンスしたのち、乾燥
させて有機液体を完全に除去することにより、耐熱性絶
縁物質層が形成される。なお、チツ化アルミニウムとし
ては、500〜1000メツシユの粉末を用いるの好ま
しい。
示される組成の懸濁液を調合し、この懸[以尤余中] 第 1 表 ついでアセトンなどの有機液体でリンスしたのち、乾燥
させて有機液体を完全に除去することにより、耐熱性絶
縁物質層が形成される。なお、チツ化アルミニウムとし
ては、500〜1000メツシユの粉末を用いるの好ま
しい。
つぎに従来法と同様にしてダーク物質層を被覆形成し、
リンスしたのち、非酸化性雰囲気中、1600〜170
0℃で5〜10分間焼結させることにより、本発明の電
子管用ヒータが製造される。
リンスしたのち、非酸化性雰囲気中、1600〜170
0℃で5〜10分間焼結させることにより、本発明の電
子管用ヒータが製造される。
つぎに本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。
実施例1および比較例1
3%Re−Wからなる直径79泊の芯線を、第1図に示
すようなスパイラル状のコイル部(1,5imφ)と直
線状の脚部に成形した。つぎに600メツシユのチッ化
アルミニウム粉末1600gと、エチルアルコール13
00cc、水850cc 、硝酸アルミニウム40gお
よび硝酸マグネシウム40gとからなる懸濁液を調合し
た。この懸濁液に芯線の脚部の一部を除く部分を浸し、
電気泳動法によって芯線の表面にチッ化アルミニウムか
らなる耐熱性絶縁物質層を形成した。ついで、耐熱性絶
縁物質層をアセトンでリンスした。耐熱性絶縁物質層の
厚さは70−であった。つぎに、上記の工程で使用した
アルコールやアセトンなどの有機液体を200℃の熱風
で乾燥させ、完全に除去した。ついで、これをタングス
テン粉末40重層%とアルミナ粉末60重量%とからな
るダーク物質13009 、およびバインダー2000
ccを混合したダーク液の中に浸漬してダーク物質層を
形成した。つぎに、ダーク物質層をイソプロピルアルコ
ールでリンスした。ダーク物質層の厚さは1A1+11
であった。最後に、水素雰囲気中で約1650℃で5分
間加熱して焼結することにより、電子管用ヒータを製造
した。
すようなスパイラル状のコイル部(1,5imφ)と直
線状の脚部に成形した。つぎに600メツシユのチッ化
アルミニウム粉末1600gと、エチルアルコール13
00cc、水850cc 、硝酸アルミニウム40gお
よび硝酸マグネシウム40gとからなる懸濁液を調合し
た。この懸濁液に芯線の脚部の一部を除く部分を浸し、
電気泳動法によって芯線の表面にチッ化アルミニウムか
らなる耐熱性絶縁物質層を形成した。ついで、耐熱性絶
縁物質層をアセトンでリンスした。耐熱性絶縁物質層の
厚さは70−であった。つぎに、上記の工程で使用した
アルコールやアセトンなどの有機液体を200℃の熱風
で乾燥させ、完全に除去した。ついで、これをタングス
テン粉末40重層%とアルミナ粉末60重量%とからな
るダーク物質13009 、およびバインダー2000
ccを混合したダーク液の中に浸漬してダーク物質層を
形成した。つぎに、ダーク物質層をイソプロピルアルコ
ールでリンスした。ダーク物質層の厚さは1A1+11
であった。最後に、水素雰囲気中で約1650℃で5分
間加熱して焼結することにより、電子管用ヒータを製造
した。
えられた電子管用ヒータをカソードに挿入したのち通電
し、はじめてカソードから放出される電子電流の立ち上
がり特性を調べた。結果を第3図に示す。図中O印はチ
ッ化アルミニウムを耐熱性絶縁物質層とした本発明のヒ
ータの結果を示し、口中は比較のために試験した従来の
ヒータ(アルミナを耐熱性絶縁物質層としたほかは実施
例1と同じと−タ(比較例1))の結果である。第3図
かられかるように電子電流の立ち上がりスタート時間、
すなわちブラウン管のばあいの出画時間は、従来の5秒
から4秒へ短縮できた。
し、はじめてカソードから放出される電子電流の立ち上
がり特性を調べた。結果を第3図に示す。図中O印はチ
ッ化アルミニウムを耐熱性絶縁物質層とした本発明のヒ
ータの結果を示し、口中は比較のために試験した従来の
ヒータ(アルミナを耐熱性絶縁物質層としたほかは実施
例1と同じと−タ(比較例1))の結果である。第3図
かられかるように電子電流の立ち上がりスタート時間、
すなわちブラウン管のばあいの出画時間は、従来の5秒
から4秒へ短縮できた。
また、えられた本発明のヒータと従来のヒータを用い、
定格電圧の10%増し、2分間014分間OFFの繰返
しを9000回実施したのちの耐熱性絶縁物質層のクラ
ックの発生状況を調べた。結果を第2表に示す。
定格電圧の10%増し、2分間014分間OFFの繰返
しを9000回実施したのちの耐熱性絶縁物質層のクラ
ックの発生状況を調べた。結果を第2表に示す。
第 2 表
第2表かられかるように、従来約8%発生していたクラ
ックが約2%にまで少なくすることかできた。
ックが約2%にまで少なくすることかできた。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば電子管用ヒータの耐熱性
絶縁物質層として熱伝導性に優れ、芯線材料とほぼ同じ
熱膨張率を有するチッ化アルミニウムを使用することに
より、カソードの立ち上がり特性を短縮でき、また耐熱
性絶縁物質層のクラックの発生などを減少させることが
でき、信頼性を向上させることができる。
絶縁物質層として熱伝導性に優れ、芯線材料とほぼ同じ
熱膨張率を有するチッ化アルミニウムを使用することに
より、カソードの立ち上がり特性を短縮でき、また耐熱
性絶縁物質層のクラックの発生などを減少させることが
でき、信頼性を向上させることができる。
第1図は電子管用ヒータの拡大説明図、第2図は電子管
用ヒータがカソードの中に挿入されてい代 理 人
大 岩 増 雄性 1 固 ′A12園 才3 固 0:実施例1 Δ:比較例1 時 間 (秒)
用ヒータがカソードの中に挿入されてい代 理 人
大 岩 増 雄性 1 固 ′A12園 才3 固 0:実施例1 Δ:比較例1 時 間 (秒)
Claims (1)
- (1)高融点金属材料からなる芯線、この芯線の周囲に
被覆形成された耐熱性絶縁物質層およびこの耐熱性絶縁
物質層の表面に被覆形成されたダーク物質層からなる電
子管用ヒータであつて、前記耐熱性絶縁物質としてチッ
化アルミニウムを用いたことを特徴とする電子管用ヒー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63314226A JPH02160332A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電子管用ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63314226A JPH02160332A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電子管用ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02160332A true JPH02160332A (ja) | 1990-06-20 |
Family
ID=18050803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63314226A Pending JPH02160332A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電子管用ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02160332A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1003389C2 (nl) * | 1996-06-21 | 1997-12-23 | Optische Ind Oede Oude Delftoe | Röntgenbuis. |
US6492768B1 (en) | 1998-06-05 | 2002-12-10 | Hitachi, Ltd. | Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode |
US6614147B2 (en) | 2000-01-11 | 2003-09-02 | Hitachi, Ltd. | Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode structure |
-
1988
- 1988-12-12 JP JP63314226A patent/JPH02160332A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1003389C2 (nl) * | 1996-06-21 | 1997-12-23 | Optische Ind Oede Oude Delftoe | Röntgenbuis. |
WO1997049115A1 (en) * | 1996-06-21 | 1997-12-24 | B.V. Optische Industrie 'de Oude Delft' | X-ray tube |
US6492768B1 (en) | 1998-06-05 | 2002-12-10 | Hitachi, Ltd. | Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode |
US6614147B2 (en) | 2000-01-11 | 2003-09-02 | Hitachi, Ltd. | Cathode ray tube having an improved indirectly heated cathode structure |
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