JPH02160309A - 耐熱絶縁紙及びその製造方法 - Google Patents

耐熱絶縁紙及びその製造方法

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JPH02160309A
JPH02160309A JP31460588A JP31460588A JPH02160309A JP H02160309 A JPH02160309 A JP H02160309A JP 31460588 A JP31460588 A JP 31460588A JP 31460588 A JP31460588 A JP 31460588A JP H02160309 A JPH02160309 A JP H02160309A
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heat
paper
magnesia
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insulating paper
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JP31460588A
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Yoshihiro Ohinata
大日向 義宏
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
Kimio Yoshimi
吉見 仁男
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐熱絶縁紙及びその製造方法に係り、特に電カ
ケープル用絶縁材料、コイル用絶縁材料、コンデンサ用
絶縁材料、高周波誘導炉等の炉用導体の絶縁材料等、電
気機器に広範囲に亘って利用することができ、とりわけ
高温下で使用する電気絶縁材料として好適な耐熱絶縁紙
及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、耐熱性を有する絶縁紙としては、芳香族ポリアミ
ド系繊維とガラス繊維とマイカ粉末との混合スラリーを
湿式抄造したのち、抄造物を加圧、熱処理して得られた
板状物に耐熱性フェス等を含浸して製造したものや、マ
イカとバルブとの混合抄造物或いはアスベストベーパー
やガラス繊維を織布としたもの等が知られている(例え
ば、特開昭62−184198号、電気新聞事業開発局
編「電気・電子絶縁材料」)。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の耐熱絶縁紙のうち、芳香族ポリアミド系繊維
とガラス繊維とマイカ粉末との混合抄造物から得られた
絶縁、紙では、耐熱性、耐電圧性、柔軟性、引張り強さ
等を満足させるために上記三成分を適当な配合割合で混
合しているが、芳香族ポリアミド系繊維は耐電圧性や耐
熱性を低下させる因子であり、ガラス繊維やマイカ粉末
は紙力を低下させる等の欠点があることから、電気絶縁
材料に求められる耐熱性、耐電圧性、柔軟性等の点で十
分に満足し得る製品が得られていない。
また、マイカとバルブとの混合抄造物やガラス1ai+
1!織布についても、上述のようにガラス繊維やマイカ
は紙力を低下させることから、柔軟性に優れた絶縁紙が
得られない。
更に、アスベスト製品は産業公害の関係で現在殆んど使
用されなくなっている。
このように、従来においては、耐熱性、耐電圧性、柔軟
性、強度等の面で十分に溝足し得る特性を備える耐熱絶
縁紙は提供されていないが、近年、電気機器の小型化に
併い、内部発熱が増大する傾向にあり、IFC(国際電
気標準会議)規格のF種(155℃)或いはそれ以上(
H種二1130℃)に相当する耐熱絶縁材料を低コスト
に安定供給することができる技術の開発が強く望まれて
いる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、
前記従来の電気絶縁材料の耐熱性、耐電圧性、柔軟性等
における問題点を解決し、IFC規格規格和種相当以上
熱性を有し、しかも電気絶縁性、柔軟性、強度等にも優
れた耐熱絶縁紙を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段コ 請求項(1)の耐熱絶縁紙は、マグネシアウィスカー及
び芳香族ポリアミド系繊維を含む混合繊維の抄造体を加
圧成形して得られた板状体に、耐熱性樹脂を含浸、硬化
させてなることを特徴とする 請求項(2)の耐熱絶縁紙の製造方法は、マグネシアウ
ィスカー及び芳香族ポリアミド系繊維を含む混合繊維を
湿式抄造した後、得られた抄造物を加圧又は加圧熱処理
して板状体とし、該板状体に耐熱性樹脂を含浸させて硬
化させることを特徴とする 請求項(3)の耐熱絶縁紙の製造方法は、請求項(2)
の方法において、混合繊維中のマグネシアウィスカーの
配合割合が30〜7011量%であることを特徴とする
以下に本発明の詳細な説明する。
請求項(1)の耐熱絶縁紙は、好ましくは請求項(2)
の耐熱絶縁紙の製造方法により製造される。
以下に請求項(2)の耐熱絶縁紙の製造方法について説
明する。
請求項(2)の方法においては、まず、マグネシアウィ
スカー及び芳香族ポリアミド系繊維を含む混合!#i!
を水又は水溶液に分散懸濁し懸濁スラリーとする。そし
て、得られた懸濁スラリーを公知の方法に従って湿式抄
造し、抄造物を得る。
ここで、該混合繊維中のマグネシアウィスカーの配合割
合は30〜70重量%、芳香族ポリアミド系繊維の配合
割合は70〜30重量%とするのが好ましい。
マグネジアクイスカーが3011量%未満でも、70重
量%を超えても、得られる耐熱絶縁紙の耐熱性や機械的
強度等が低下する傾向がある。マグネシアウィスカーの
配合割合は、40重量%程度とするのが特に好ましい。
このマグネシアウィスカーとしては、平均直径が1〜1
0μm1好ましくは5〜10μm1平均繊維長さが10
0〜1000μm1アスペクト比が10〜1000、好
ましくは100〜1000程度のものが好適である。ま
た、芳香族ポリアミド系繊維としては、ポリメタフェニ
レンイソフタラミド繊維、ポリパラフェニレンテレフタ
ラミド、メタフェニレンジアミン等が挙げられ、その単
系繊度は0.5〜10デニ〜ル、とりわけ1.0〜5デ
ニール、平均カット長は1〜30mm、とりわけ2〜2
0mmであることが好ましい。
なお、本発明においては、得られる耐熱絶縁紙の特性を
損なわない範囲で混合繊維中にガラス繊維等の、他の耐
熱絶縁繊維を配合しても良い。
次いで、湿式抄造により得られた抄造物を加圧又は加圧
熱処理して板状体とする。加圧又は加圧熱処理の程度は
、抄造物の大きさや密度等によフても異なるが、通常の
場合、200〜380k g / c m ’程度の加
圧力、60〜340℃程度の熱処理が採用される。この
ような加圧又は加圧熱処理により得られる板状体の厚さ
や密度は、製造する耐熱絶縁紙の要求特性、使用目的等
によっても異なるが、通常の場合、前記混合繊維量が5
0〜300 g / m 2程度の板状体とすることが
好ましい。混合繊維量が50g/m’未満では、得られ
る耐熱絶縁紙の耐熱性、耐電圧性等が低下する傾向があ
り、300g/m2を超えると、得られる耐熱絶縁紙の
柔軟性が不足する傾向がある。
次いで、得られた板状体に、耐熱性樹脂を含浸させ、該
樹脂の硬化条件に従って硬化させる。含浸させる耐熱性
樹脂としては、シリコーンワニス、シリコンポリエステ
ルワニス、エポキシワニス等を用いることができる。
耐熱性樹脂の含浸割合は、得られる耐熱絶縁紙の要求特
性、使用目的等によっても異なるが、−般には、前記5
0〜300g/m2の板状体に、5〜20重量%程度の
割合で含浸させるのが好ましい、耐熱性樹脂の含浸量が
51i量%未満では柔軟性が低下し、20!i量%を超
えると徒らに耐熱絶縁紙の重量が重くなり不利−である
本発明の耐熱絶縁紙は、通常厚さ150〜200μm程
度のシート状耐熱絶縁紙として提供される。
なお、本発明において、マグネシアウィスカーとしては
、特開昭63−166715号で開示されるマグネシア
ウィスカーの製造方法により、即ち、塩化マグネシウム
とハロゲン化物との混合物を650℃以上で加熱溶融し
、得られた溶融塩を水蒸気雰囲気で650〜100’ 
0℃で加熱することにより製造されるマグネシアウィス
カー、或いは特願昭63−141146号、特願昭63
−145468号、特願昭63−145469号で製造
されるマグネシアウィスカー等を用いることができる。
[作用] 本発明の耐熱絶縁紙に配合されるマグネシアウィスカー
は、針状のマグネシア単結晶であり、マグネシアの物理
的、化学的性質を有効に生かすことができるものである
。即ち、このマグネシアウィスカーは、マグネシアの融
点が2800t:と極めて高いため耐熱性に著しく優れ
る。しかも、高温下における電気絶縁性に優れる上に、
軽量で引張強度も100〜1000 (kg/mm2)
と高強度である。また、針状の結晶体であるため、湿式
抄造により抄造体を容易に製造できる。その上、多結晶
体セラミックスに比べて安価に提供される。
このため、請求項(1)の耐熱絶縁紙によれば、電気絶
縁性、耐電圧性に優れ、軽量で、耐熱使用温度が高く、
また、高温下における絶縁破壊強度が著しく高く、かつ
柔軟性に富み、機械的強度も高い耐熱絶縁紙が低コスト
かつ安定に提供される。
請求項(1)の耐熱絶縁紙は、請求項(2)の方法によ
り容易かつ効率的に製造することができる。
特に、請求項(3)の方法に従って、マグネシアウィス
カー配合割合を混合繊維の30〜70重量%とすること
により、著しく優れた特性が得られる。
[実施例] 以下、実施例及び比較例について説明する。
実施例1 平均直径5〜10μm、繊維長さ300〜1000μm
1 アスペクト比100〜1000のマグネシアウィス
カー、芳香族ポリアミド系繊維として単糸繊度2.0デ
ニ〜ル、カット長8mmのポリメタフェニレンイソフタ
ラミド繊維を第1表に示す割合で配合してなる混合繊維
を手抄きにて湿式抄造し、300kg/am2加圧下、
100〜110℃で加圧熱処理し、200g/m2のシ
ート状物を製造した。得られたシート状物の物性及び特
性を調べ、結果を第1表に示した。なお、電気絶縁試験
方法はJISC−2111に従った。
第1表より明らかなように、本発明に係るマグネシアウ
ィスカー及び芳香族ポリアミド系繊維よりなるシート状
物は、著しく高強度で耐熱性、絶縁性に優れる。
なお、これらのシート状物に耐熱性樹脂としてシリコン
ワニスを含浸させて得られた耐熱絶縁紙は、用いたシー
ト状物の高強度、耐熱性、絶縁性を備え、しかも柔軟性
に冨む高特性耐熱絶縁紙であった。
比較例1 第2表に示す混合材料を用いて湿式抄造を行なったこと
以外は、実施例1と同様にしてシート状物を製造し、そ
の物性、特性を調べ、結果を第2表に示した。
なお、マイカ粉末としては、平均粒径50〜300μm
のものを用い、芳香族ポリアミド系繊維としては実施例
1で用いたものと同様のものを用い、無アルカリガラス
繊維としては、繊維径5〜20μmのものを用いた。
第2表より、得られたシート状物は本発明に係るシート
状物に比較して、強度が低く、絶縁性、耐熱性も劣るこ
とが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、請求項(1)の耐熱絶縁紙は、 ■ 耐熱使用温度が著しく高く、IFC規格のF種(1
55℃)相当以上の使用にも長時間安定して使用するこ
とができる。
■ 耐電圧性、絶縁性、耐熱絶縁性に優れる。
■ 高強度で耐久性に優れる。
■ 柔軟性が著しく良好で、経時劣化の問題もない。
■ 安価に提供することができる。
等の効果を有し、工業的に極めて有用である。
請求項(2)の耐熱絶縁紙の製造方法によれば、このよ
うな高特性耐熱絶縁紙を容易かつ効率的に製造すること
ができる。特に請求項(3)の方法によれば、著しく高
い特性を有する耐熱絶縁紙が提供される。
代理人  弁理士  重 野  剛

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) マグネシアウィスカー及び芳香族ポリアミド系
    繊維を含む混合繊維の抄造体を加圧成形して得られた板
    状体に、耐熱性樹脂を含浸、硬化させてなることを特徴
    とする耐熱絶縁紙。
  2. (2) マグネシアウィスカー及び芳香族ポリアミド系
    繊維を含む混合繊維を湿式抄造した後、得られた抄造物
    を加圧又は加圧熱処理して板状体とし、該板状体に耐熱
    性樹脂を含浸させて硬化させることを特徴とする耐熱絶
    縁紙の製造方法。
  3. (3) 混合繊維中のマグネシアウィスカーの配合割合
    が30〜70重量%である特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。
JP31460588A 1988-12-13 1988-12-13 耐熱絶縁紙及びその製造方法 Pending JPH02160309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103485241A (zh) * 2013-09-14 2014-01-01 湖南新科绝缘材料有限公司 特高压复合绝缘纸的制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103485241B (zh) * 2013-09-14 2015-12-02 湖南新科绝缘材料有限公司 特高压复合绝缘纸的制备方法

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