JPH02159945A - 回転子線輪の製造方法 - Google Patents
回転子線輪の製造方法Info
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- JPH02159945A JPH02159945A JP31387388A JP31387388A JPH02159945A JP H02159945 A JPH02159945 A JP H02159945A JP 31387388 A JP31387388 A JP 31387388A JP 31387388 A JP31387388 A JP 31387388A JP H02159945 A JPH02159945 A JP H02159945A
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Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は誘導電動機、直流電動機の回転子巻線のアース
絶縁に係り、特に、レジンリッチ絶縁システムの絶縁線
輪の製造方法に関する。
絶縁に係り、特に、レジンリッチ絶縁システムの絶縁線
輪の製造方法に関する。
誘導電動機用回転子巻線は、一般に、第1図に示すよう
に鉄心1を両側より鉄心締付金具2で締付けた後、その
外周面に対アース絶縁材3を所定回数巻回す6次に、あ
らかじめ所定の絶縁を施しである絶縁線輪5を鉄心1の
溝内に収納しながら対アース絶縁材3の外周側に組込む
。鉄心1より張り出した絶縁線輪端の間には、線輪端部
間絶縁材4を配し、鉄心1の溝入口にはくさび7を固く
打ち込み絶縁線輪5を鉄心溝内に固定する。次に、絶縁
線輪5の先端は上、下の線輪間を接続する銅さや8を挿
入し、硬ロー付等により電気的に接続し、その外層には
、さや絶縁9を巻付け、最後に絶縁線輪5の鉄心外の部
分の外周にはバインド6を巻回して鉄心締付金具2との
間に隙間なく固定する。
に鉄心1を両側より鉄心締付金具2で締付けた後、その
外周面に対アース絶縁材3を所定回数巻回す6次に、あ
らかじめ所定の絶縁を施しである絶縁線輪5を鉄心1の
溝内に収納しながら対アース絶縁材3の外周側に組込む
。鉄心1より張り出した絶縁線輪端の間には、線輪端部
間絶縁材4を配し、鉄心1の溝入口にはくさび7を固く
打ち込み絶縁線輪5を鉄心溝内に固定する。次に、絶縁
線輪5の先端は上、下の線輪間を接続する銅さや8を挿
入し、硬ロー付等により電気的に接続し、その外層には
、さや絶縁9を巻付け、最後に絶縁線輪5の鉄心外の部
分の外周にはバインド6を巻回して鉄心締付金具2との
間に隙間なく固定する。
第2図は絶縁線輪5の断面を示し、平角銅線10の外側
に主絶縁11.及び、外装絶縁12を巻回している。
に主絶縁11.及び、外装絶縁12を巻回している。
従来、主絶@11には集成マイカにポリイミドフィルム
、ポリエステルフィルム等を裏打ち材として重ねた複合
マイカテープに、あらかじめ、工ボキシレジン等の熱硬
化性レジンを含浸させたレジンリッチテープを使用し、
外装絶縁12はレジンリッチガラステープとし、絶縁線
輪端の最外層に巻付けるバインド6にはレジンリッチガ
ラスバインドテープを巻回し、回転子全体を加熱乾燥し
て含浸レジンを硬化させる絶縁処理方法が用いられてい
た。
、ポリエステルフィルム等を裏打ち材として重ねた複合
マイカテープに、あらかじめ、工ボキシレジン等の熱硬
化性レジンを含浸させたレジンリッチテープを使用し、
外装絶縁12はレジンリッチガラステープとし、絶縁線
輪端の最外層に巻付けるバインド6にはレジンリッチガ
ラスバインドテープを巻回し、回転子全体を加熱乾燥し
て含浸レジンを硬化させる絶縁処理方法が用いられてい
た。
また、集成マイカに芳香族ポリアミドフィブリッドを混
抄し熱圧縮したシートにポリエステルフィルム等を接着
剤で貼合わせた複合マイカテープは耐熱性に優れ、機械
的強度に優れていることは特公昭61−58963号公
報に記載されている。
抄し熱圧縮したシートにポリエステルフィルム等を接着
剤で貼合わせた複合マイカテープは耐熱性に優れ、機械
的強度に優れていることは特公昭61−58963号公
報に記載されている。
上記従来技術は絶縁線軸5の端部の外周にバインド6を
巻回すことにより絶縁線輪5を鉄心締付金具2に押し付
けて固定する。この時、レジンリッチが主絶縁11は、
まだ、未硬化の状態であり、圧迫により切れたり、移動
したり、絶縁厚みが部分的に薄くなり、絶縁耐力が低下
するなどの問題があった。また、レジンリッチテープ個
有の特徴として、含浸レジンを硬化するために加熱する
とレジンの粘度が下がり流出し易くなるが、この状態で
絶縁層がバインド6の締付圧力で圧迫されていると、含
浸レジンの流出はさらに加速される。
巻回すことにより絶縁線輪5を鉄心締付金具2に押し付
けて固定する。この時、レジンリッチが主絶縁11は、
まだ、未硬化の状態であり、圧迫により切れたり、移動
したり、絶縁厚みが部分的に薄くなり、絶縁耐力が低下
するなどの問題があった。また、レジンリッチテープ個
有の特徴として、含浸レジンを硬化するために加熱する
とレジンの粘度が下がり流出し易くなるが、この状態で
絶縁層がバインド6の締付圧力で圧迫されていると、含
浸レジンの流出はさらに加速される。
一方1回転子コイル用絶縁線輪の断面は、第2図に示す
ように、銅線厚みWと銅線高さHの比H/Wが3を越え
るようなものが多く、このような絶縁線軸では主絶縁1
1を巻付けた時、銅線高さHの中央部で主絶縁11を強
く巻付けても平角銅線10の側面に押し付ける力が弱く
なり、かつ、主絶縁11の弾性による反発力により、平
角銅線10に密着せず、太鼓状に脹らみ、鉄心1の溝内
に収納した時、主絶縁11にしわが発生する。特に、絶
縁テープが固い程、しわが発生し易く絶縁特性が低下す
る問題があった。
ように、銅線厚みWと銅線高さHの比H/Wが3を越え
るようなものが多く、このような絶縁線軸では主絶縁1
1を巻付けた時、銅線高さHの中央部で主絶縁11を強
く巻付けても平角銅線10の側面に押し付ける力が弱く
なり、かつ、主絶縁11の弾性による反発力により、平
角銅線10に密着せず、太鼓状に脹らみ、鉄心1の溝内
に収納した時、主絶縁11にしわが発生する。特に、絶
縁テープが固い程、しわが発生し易く絶縁特性が低下す
る問題があった。
本発明の目的はレジンリッチテープよりなる回転子用絶
縁線輪の製造方法において、レジンが硬化する前の絶縁
層に対する高い締付圧力に対し、十分な耐力をもち、即
ち、締付圧力に対し絶縁厚みの減りが少なく、含浸レジ
ンの流出を少なくし、また、絶縁テープに柔軟性をもち
、テープの巻付時にしわの発生がなく、絶縁破壊電圧が
高く信頼性の高い絶縁構成となることを特徴とする絶縁
線軸の製造方法を提供することにある。
縁線輪の製造方法において、レジンが硬化する前の絶縁
層に対する高い締付圧力に対し、十分な耐力をもち、即
ち、締付圧力に対し絶縁厚みの減りが少なく、含浸レジ
ンの流出を少なくし、また、絶縁テープに柔軟性をもち
、テープの巻付時にしわの発生がなく、絶縁破壊電圧が
高く信頼性の高い絶縁構成となることを特徴とする絶縁
線軸の製造方法を提供することにある。
上記目的は集成マイカに芳香族ポリアミドフィブリッド
を混抄し、熱圧縮したシートにポリイミドフィルム等を
重ねた複合マイカテープよりなるレジンリッチテープを
用いることにより達成される。
を混抄し、熱圧縮したシートにポリイミドフィルム等を
重ねた複合マイカテープよりなるレジンリッチテープを
用いることにより達成される。
また、テープの柔軟性はレジンの含有量を適性にするこ
とにより達成される。
とにより達成される。
集成マイカにフィブリッドを混抄し熱圧縮しであるため
、マイカ層は耐圧縮性に優れる。さらに、フィブリッド
は繊維状粒子のためレジンの含浸性は良く、さらに、マ
イカ層は耐圧縮性に優れるため、レジンが含浸された状
態で加圧されても、レジンの流出は少なく、レジンの保
持性に優れる。
、マイカ層は耐圧縮性に優れる。さらに、フィブリッド
は繊維状粒子のためレジンの含浸性は良く、さらに、マ
イカ層は耐圧縮性に優れるため、レジンが含浸された状
態で加圧されても、レジンの流出は少なく、レジンの保
持性に優れる。
この両者が相まって絶縁層への圧縮力に対し厚みが部分
的に薄くなったりすることがなく、また、含浸レジンの
流出も少なく絶縁破壊電圧が向上する。さらに、レジン
の含有量が大きくなり、マイカテープの柔軟性が向上す
る。
的に薄くなったりすることがなく、また、含浸レジンの
流出も少なく絶縁破壊電圧が向上する。さらに、レジン
の含有量が大きくなり、マイカテープの柔軟性が向上す
る。
以下1本発明の実施例を第1図ないし第6図により説明
する。
する。
本実施例では、第3図に示すように、集成マイカ1oO
重量部に対して、5重量部の芳香族ポリアミドフィブリ
ッド(小さい繊維粒子)を混抄し熱圧縮した集成マイカ
シート14を0.02〜0.03腫の厚さのポリイミド
フィルム等の高引裂き強度、高耐熱性の裏打材13を重
ね、これにエポキシ等のレジンを25〜35重景%含浸
させ、乾燥によって溶剤を揮散させ、レジンの硬化を途
中まで進行させ、これを所定巾に切断してレジンリッチ
な絶縁テープ15とする。
重量部に対して、5重量部の芳香族ポリアミドフィブリ
ッド(小さい繊維粒子)を混抄し熱圧縮した集成マイカ
シート14を0.02〜0.03腫の厚さのポリイミド
フィルム等の高引裂き強度、高耐熱性の裏打材13を重
ね、これにエポキシ等のレジンを25〜35重景%含浸
させ、乾燥によって溶剤を揮散させ、レジンの硬化を途
中まで進行させ、これを所定巾に切断してレジンリッチ
な絶縁テープ15とする。
第1表は本実施例のレジンツチポリイミドフイルム裏打
芳香族ポリアミドフィブリッド混抄マイカテープの引張
り破断試験結果を示す、集成マイ力に芳香族ポリアミド
フィブリッドを混抄して熱圧縮しているため、マイカ層
自体の引裂き強度が向上したためマイカ層が、集成マイ
カに比較して。
芳香族ポリアミドフィブリッド混抄マイカテープの引張
り破断試験結果を示す、集成マイ力に芳香族ポリアミド
フィブリッドを混抄して熱圧縮しているため、マイカ層
自体の引裂き強度が向上したためマイカ層が、集成マイ
カに比較して。
第1表に示すように、引張り破断強度が向上している。
第4図に所定の面積のマイカテープを所定の枚数重ね、
プレス間にはさみ、加熱圧縮し次式で算出した締付力と
厚み収縮量の関係を示す。
プレス間にはさみ、加熱圧縮し次式で算出した締付力と
厚み収縮量の関係を示す。
tl :加熱圧縮を印加する前の全厚さt2 :加熱圧
縮を印加した後の全厚さ本実施例のレジンリッチ芳香族
ポリアミド混抄マイカテープaの方がレジンリッチ集成
マイカテープbに比べ締付力による厚み寸法の収縮量が
少ないことがわかる。これは、前述したように、集成マ
イカに芳香族ポリアミドフィブリッドを混抄して熱圧縮
したために、マイカ層自身の圧縮強度が向上したことと
、フィブリッドは繊維状粒子のため、レジンの含浸性は
良く、さらに、マイカ層は耐圧縮性に優れる。この両者
が相まってレジンが含浸された状態で加圧されても、レ
ジンの流出が少なくレジンの保持性に優れる。このため
、本実施例による芳香族ポリアミドフィブリッド混抄マ
イカ巻の絶縁線輪は集成マイカ巻絶縁線輪で問題になっ
た、主絶縁11の絶縁厚みが圧迫により部分的に薄くな
ることによる絶縁破壊電圧の低下は本実施例のレジンリ
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカテー
プを用いれば改菩されることが分る。
縮を印加した後の全厚さ本実施例のレジンリッチ芳香族
ポリアミド混抄マイカテープaの方がレジンリッチ集成
マイカテープbに比べ締付力による厚み寸法の収縮量が
少ないことがわかる。これは、前述したように、集成マ
イカに芳香族ポリアミドフィブリッドを混抄して熱圧縮
したために、マイカ層自身の圧縮強度が向上したことと
、フィブリッドは繊維状粒子のため、レジンの含浸性は
良く、さらに、マイカ層は耐圧縮性に優れる。この両者
が相まってレジンが含浸された状態で加圧されても、レ
ジンの流出が少なくレジンの保持性に優れる。このため
、本実施例による芳香族ポリアミドフィブリッド混抄マ
イカ巻の絶縁線輪は集成マイカ巻絶縁線輪で問題になっ
た、主絶縁11の絶縁厚みが圧迫により部分的に薄くな
ることによる絶縁破壊電圧の低下は本実施例のレジンリ
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカテー
プを用いれば改菩されることが分る。
また、柔軟性試験結果を、従来のものと比較して第5図
に示す、試験方法はJIS−C2116−1982のB
方法に準拠した。この試験方法では柔軟性は荷重(g)
で表わし、数値が小さい方が柔軟性に優れることを意味
する。Aは集成マイカに芳香族ポリアミドフィブリッド
を混抄したシートにポリイミドフィルムを接着剤で貼合
わせたマイカテープでレジンを含浸していないドライテ
ープである。このドライテープは集成マイカに芳香族ポ
リイミドフィブリッドを混抄し熱圧縮しであるため、絶
縁厚みに対する圧縮力による変化が少なく、また、引張
り破断強度も高く強靭なテープである1反面、テープの
柔軟性に欠ける面があり、レジンリッチ集成マイカテー
プの絶縁線輪で問題となったように絶縁テープを巻いた
時、しわができる欠点がある。Bは従来例のレジンリッ
チ集成マイカテープであり1本実施例のレジンリッチ芳
香族ポリアミドフィブリッド混抄マイカテープCは柔軟
性が優れていることが明らかである。
に示す、試験方法はJIS−C2116−1982のB
方法に準拠した。この試験方法では柔軟性は荷重(g)
で表わし、数値が小さい方が柔軟性に優れることを意味
する。Aは集成マイカに芳香族ポリアミドフィブリッド
を混抄したシートにポリイミドフィルムを接着剤で貼合
わせたマイカテープでレジンを含浸していないドライテ
ープである。このドライテープは集成マイカに芳香族ポ
リイミドフィブリッドを混抄し熱圧縮しであるため、絶
縁厚みに対する圧縮力による変化が少なく、また、引張
り破断強度も高く強靭なテープである1反面、テープの
柔軟性に欠ける面があり、レジンリッチ集成マイカテー
プの絶縁線輪で問題となったように絶縁テープを巻いた
時、しわができる欠点がある。Bは従来例のレジンリッ
チ集成マイカテープであり1本実施例のレジンリッチ芳
香族ポリアミドフィブリッド混抄マイカテープCは柔軟
性が優れていることが明らかである。
このため、第2図の銅線厚みWと銅線高さHの比H/W
が大きく1.主絶縁11を強く巻付けても平角銅線10
の側面に押し付ける力が弱くなるようなものでも、主絶
縁11の弾性が小さいため、主絶縁11は平角銅線1o
に密着し、太鼓状に脹らまず、鉄心1の溝内に収納した
時、主絶縁11にしわが発生しなくなり、絶縁破壊電圧
が、向上するほか巻付作業性も一段と向上する。これは
レジンリッチテープでは、一般に、レジンの含有量が多
くなると柔軟性が向上するが、本実施例では集成マイカ
にフィブリッドを混抄しているため、このフィブリッド
の部分にレジンが含浸されるため、レジンの含有量が従
来の集成マイカのみの場合に比較して増加していること
により柔軟性が向上する。また、柔軟性を向上させるた
めに、レジン含浸量を増加すると、レジンの流出量も増
加するが、マイカ層が耐圧縮性に優れるため、レジンの
保持性に優九る。
が大きく1.主絶縁11を強く巻付けても平角銅線10
の側面に押し付ける力が弱くなるようなものでも、主絶
縁11の弾性が小さいため、主絶縁11は平角銅線1o
に密着し、太鼓状に脹らまず、鉄心1の溝内に収納した
時、主絶縁11にしわが発生しなくなり、絶縁破壊電圧
が、向上するほか巻付作業性も一段と向上する。これは
レジンリッチテープでは、一般に、レジンの含有量が多
くなると柔軟性が向上するが、本実施例では集成マイカ
にフィブリッドを混抄しているため、このフィブリッド
の部分にレジンが含浸されるため、レジンの含有量が従
来の集成マイカのみの場合に比較して増加していること
により柔軟性が向上する。また、柔軟性を向上させるた
めに、レジン含浸量を増加すると、レジンの流出量も増
加するが、マイカ層が耐圧縮性に優れるため、レジンの
保持性に優九る。
次に、平角銅線を所定の形状に成形した線輪にレジンリ
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカを所
定の回数巻回す。この時、このテープは柔軟性に優れて
いるため、特に、線輪の曲線部等では形状の変化に追従
し、しわのない良好な主絶縁11が形成される0次のそ
の外周に、レジンリッチガラステープを巻回し、回転子
の絶縁線軸5が完成する0次に、鉄心1を両側より締付
金具2で締付けた後、締付金具2の外周面にレジーンリ
ッチな耐アース絶縁材jを所定回数巻回し、次に、あら
かじめ、所定の絶縁を施しである絶縁線軸5を鉄心1の
溝に入れながら対アース絶縁3の外周側に組込む、鉄心
溝内に挿入された絶縁線輪5はくさび7により溝内に隙
間がなく、固く挿入される。この時、絶縁層間に若干の
空隙を含んで脹らんでいたとしても圧迫されて、空隙は
なくなる0次に、鉄心1より張り出した絶縁線軸端の上
・下問にはレジンリツチな線輪端部間絶縁材4を挿入し
、線輪端は銅さや8により電気的に接続し、その外側に
さや絶縁9を巻付け、さらに、絶縁線輪5の鉄心外の部
分にはレジンリッチガラスバインド6を巻回して固定す
る。この時、バインド6の締付圧力により主絶縁11に
は大きな力が加わるが、この主絶縁11であるレジンリ
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集合マイカは圧
縮に対し絶縁層の厚み寸法の変化が極めて少ない。
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカを所
定の回数巻回す。この時、このテープは柔軟性に優れて
いるため、特に、線輪の曲線部等では形状の変化に追従
し、しわのない良好な主絶縁11が形成される0次のそ
の外周に、レジンリッチガラステープを巻回し、回転子
の絶縁線軸5が完成する0次に、鉄心1を両側より締付
金具2で締付けた後、締付金具2の外周面にレジーンリ
ッチな耐アース絶縁材jを所定回数巻回し、次に、あら
かじめ、所定の絶縁を施しである絶縁線軸5を鉄心1の
溝に入れながら対アース絶縁3の外周側に組込む、鉄心
溝内に挿入された絶縁線輪5はくさび7により溝内に隙
間がなく、固く挿入される。この時、絶縁層間に若干の
空隙を含んで脹らんでいたとしても圧迫されて、空隙は
なくなる0次に、鉄心1より張り出した絶縁線軸端の上
・下問にはレジンリツチな線輪端部間絶縁材4を挿入し
、線輪端は銅さや8により電気的に接続し、その外側に
さや絶縁9を巻付け、さらに、絶縁線輪5の鉄心外の部
分にはレジンリッチガラスバインド6を巻回して固定す
る。この時、バインド6の締付圧力により主絶縁11に
は大きな力が加わるが、この主絶縁11であるレジンリ
ッチ芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集合マイカは圧
縮に対し絶縁層の厚み寸法の変化が極めて少ない。
最後に、回転子全体を加熱し、レジンリッチテープ、及
び、巻線端部の絶縁材、及び、バインドのレジンを硬化
させる。この時、主#!!$11は加熱されると含浸さ
れたレジンの粘度が下がり、この時、圧縮力が加わると
主絶縁11の厚み寸法の収縮量が小さいため粘度が下が
ったレジンでも流出する量は少なく硬化する。このため
、絶縁層の厚み寸法の減少が少なく、含浸ワニスの流出
も少ない。
び、巻線端部の絶縁材、及び、バインドのレジンを硬化
させる。この時、主#!!$11は加熱されると含浸さ
れたレジンの粘度が下がり、この時、圧縮力が加わると
主絶縁11の厚み寸法の収縮量が小さいため粘度が下が
ったレジンでも流出する量は少なく硬化する。このため
、絶縁層の厚み寸法の減少が少なく、含浸ワニスの流出
も少ない。
次に、絶縁線軸の破壊電圧を求めた試験結果を従来のも
のと比較して第6図に示す。第6図中。
のと比較して第6図に示す。第6図中。
B′は従来の集成マイカテープを使用した場合で、C′
は本実施例の芳香族ポリアミドフィブリッドの場合の値
である。この図によれば、破壊電圧比が本実施例のもの
C′は従来のもののB′の1.2倍近くあり、本実施例
によれば破壊電圧が高く改善されていることがわかる。
は本実施例の芳香族ポリアミドフィブリッドの場合の値
である。この図によれば、破壊電圧比が本実施例のもの
C′は従来のもののB′の1.2倍近くあり、本実施例
によれば破壊電圧が高く改善されていることがわかる。
本実施例によれば、集成マイカに芳香族ポリアミドフィ
ブリッドを混抄し熱圧縮したシートにポリイミドフィル
ム等の高引裂き強度のフィルムを重ね合わせた複合マイ
カテープに、あらがじめ、熱硬化性レジンを含ませたレ
ジンリッチテープを巻回した絶縁線軸を積層鉄心の溝に
収納した後、熱硬化性レジンを加熱硬化させるようにし
たので芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカテ
ープ層の厚みが薄くなることがなく、含浸レジンの流出
を軽減することができる。また絶縁テープ巻付時のしわ
の発生が少なく、絶縁破壊電圧を向上することができる
。
ブリッドを混抄し熱圧縮したシートにポリイミドフィル
ム等の高引裂き強度のフィルムを重ね合わせた複合マイ
カテープに、あらがじめ、熱硬化性レジンを含ませたレ
ジンリッチテープを巻回した絶縁線軸を積層鉄心の溝に
収納した後、熱硬化性レジンを加熱硬化させるようにし
たので芳香族ポリアミドフィブリッド混抄集成マイカテ
ープ層の厚みが薄くなることがなく、含浸レジンの流出
を軽減することができる。また絶縁テープ巻付時のしわ
の発生が少なく、絶縁破壊電圧を向上することができる
。
本発明によれば、芳香族ポリアミドフィブリッドを集成
マイカに混抄し熱圧縮したために、マイカ層自身の圧縮
変形率が小さいため、バインド巻付時に圧縮力を加えて
も、絶縁層厚みの減少は少ない、また、フィブリッドの
部分がレジンの含浸部となり、また、絶縁層厚みの圧縮
減少率が小さいため、絶縁層への圧縮力に対して含浸レ
ジンの保持量の減少は小さい、また、フィブリッドの部
分にレジンが含浸されるため、レジンの含有量が増加す
ることと、レジンの保持特性の向上によりマイカの柔軟
性が向上し、テープ巻付時のしわの発生が少なくなり絶
縁破壊電圧を向上することができる。
マイカに混抄し熱圧縮したために、マイカ層自身の圧縮
変形率が小さいため、バインド巻付時に圧縮力を加えて
も、絶縁層厚みの減少は少ない、また、フィブリッドの
部分がレジンの含浸部となり、また、絶縁層厚みの圧縮
減少率が小さいため、絶縁層への圧縮力に対して含浸レ
ジンの保持量の減少は小さい、また、フィブリッドの部
分にレジンが含浸されるため、レジンの含有量が増加す
ることと、レジンの保持特性の向上によりマイカの柔軟
性が向上し、テープ巻付時のしわの発生が少なくなり絶
縁破壊電圧を向上することができる。
第1図は本発明の一実施例の回転電機の回転子の縦断面
図、第2図はその実施例に使用する絶縁線輪の断面図、
第3図はその実施例に使用する絶縁テープの断面図、第
4図は絶縁の厚み収縮量特性を示す図、第5図は絶縁テ
ープの柔軟性の比較を示す分布図、第6図は絶縁線輪の
破壊電圧の比較を示す分布図である。 1・・・鉄心、2・・・鉄心締付金具、3・・・対アー
ス絶縁材、4・・・線輪端部間絶縁材、5・・・絶縁線
輪、6・・・バインド、7・・・くさび。 第 口 纂 図 あ 図 詩4ずカ (”lc&) 詫 縁檀別
図、第2図はその実施例に使用する絶縁線輪の断面図、
第3図はその実施例に使用する絶縁テープの断面図、第
4図は絶縁の厚み収縮量特性を示す図、第5図は絶縁テ
ープの柔軟性の比較を示す分布図、第6図は絶縁線輪の
破壊電圧の比較を示す分布図である。 1・・・鉄心、2・・・鉄心締付金具、3・・・対アー
ス絶縁材、4・・・線輪端部間絶縁材、5・・・絶縁線
輪、6・・・バインド、7・・・くさび。 第 口 纂 図 あ 図 詩4ずカ (”lc&) 詫 縁檀別
Claims (1)
- 1、集成マイカに芳香族ポリアミドフィブリッドを混抄
し熱圧縮したシートにポリイミドフィルム、ポリエステ
ルフィルム等の高引裂き強度のフィルム、又は、紙を重
ねた複合マイカテープに、あらかじめ熱硬化性レジンを
含浸させ、レジンの硬化を途中まで進行させたレジンリ
ッチテープを線輪に巻回した絶縁線軸を積層鉄心の溝に
収納し、前記熱硬化性レジンを加熱硬化したことを特徴
とする回転子線輪の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31387388A JPH02159945A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 回転子線輪の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31387388A JPH02159945A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 回転子線輪の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159945A true JPH02159945A (ja) | 1990-06-20 |
Family
ID=18046533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31387388A Pending JPH02159945A (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 回転子線輪の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02159945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104103388A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-15 | 广东海鸿变压器有限公司 | 一种绝缘纸的浸漆工艺 |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP31387388A patent/JPH02159945A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104103388A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-15 | 广东海鸿变压器有限公司 | 一种绝缘纸的浸漆工艺 |
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