JPH0215878B2

JPH0215878B2 -

Info

Publication number: JPH0215878B2
Application number: JP60037747A
Authority: JP
Inventors: Jon Fuyuumei Jiankaaro
Original assignee: Owens Illinois Inc
Current assignee: OI Glass Inc
Priority date: 1983-11-28
Filing date: 1985-02-28
Publication date: 1990-04-13
Also published as: NO844708L; DK563084A; FI844660A0; IT1178200B; DE3442997A1; IE55957B1; AU3346384A; PT79567B; JPS60183343A; FI844660L; ES538017A0; ATE54507T1; GR81055B; IE843046L; PT79567A; EP0145383A2; EP0145383A3; JPS6138975A; GB2150103A; MX162073A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はプラスチツク製ラベルに関するもので
あり、該ラベルは、容器の回りにプラスチツク製
ラベルが巻き付けられるプラスチツク製ラベル付
き容器並びにラベルを容器に施用する方法に用い
られ得る。

発明の背景ラベルを容器に供給するために、機械的処理装
置を利用することは公知である。かかる装置は、
プラスチツク製のラベルシートを供給する供給
体、即ち、ラベルを固着載置しそしてラベルを移
動させて容器の外面に係合させるドラムを備えて
いた。ラベルは容器に付着した後、固定された表
面に沿つて転がすことにより、容器の回りに巻き
付けられる。例えば、米国特許第4323416号には、
接着剤アプリケータ組立体を用いて、ラベルを容
器に接着させ、またその重なり端部を一緒に接着
させる装置が示されている。ラベルを容器に固着
させるために、並びに、重なり合つたラベル端部
に施用する場合、接着されたサイドシームを形成
させるために、ホツトメルト接着剤が用いられて
きた。

他の接着剤例えばデキストリンや他の水性接着
剤並びに感圧接着剤は、欠点を備えたまま用いら
れてきた。配向したプラスチツク製炭酸飲料用び
んの如き容器に対しては、感圧接着剤は普通用い
られていない。

ホツトメルト接着剤の使用はきたなくかつ高価
であり、また接着剤を加熱するのに熱が必要とさ
れる。接着剤を加熱するのに用いられるヒーター
のために、燃焼の危険にさらされる。加えて、例
えば配向したプラスチツク製容器の場合、ラベル
は容器から容易に取り除かれ得ず、従つて容器の
体部は汚染され、たやすくリサイクルされ得な
い。

発明の目的本発明の目的は、ホツトメルト接着剤を用いな
い生産ベースで（そのため、ホツトメルト接着剤
の使用に伴なう欠点はない。）、プラスチツク製ラ
ベルを容器に速やかにかつ効果的に施用するため
の方法に用いられ得るプラスチツク製ラベルを提
供することである。

本発明の目的はまた、ホツトメルト接着剤系の
使用に結びついた欠点を除くところの溶媒シール
系を用いて、プラスチツク製ラベルが容器の回り
に巻き付けられて魅力的でかつ容易にリサイクル
される製品に用いられ得るプラスチツク製ラベル
を提供することである。

本発明の目的はまた、容器にラベル付けする方
法並びに魅力的でかつ容易にリサイクルされるラ
ベル付き容器に用いられ得るプラスチツク製ラベ
ルを提供することであり、しかして該容器は首部
と体部を有し、該体部の回りにはプラスチツク製
ラベルが巻き付けられ、該ラベルは印刷可能でか
つ溶媒に可溶な熱可塑性ポリマーからつくられ、
該ラベルは中実ポリマー層を有し、該中実ポリマ
ー層には該体部に接触しかつ軽くしかししつかり
と該体部に付着する側があり、該中実層は該体部
に接触するための前端縁部（以下、「前縁部」と
いう。）を有し、該前縁部上には粘着層形成域が
あり、該粘着層形成域には溶媒中に溶けたポリマ
ーの粘性溶液が付着しており、該粘着層形成域に
おける該溶液は固化して固体結合を形成するのに
適したものであり、該溶液は該前縁部を該容器の
体部に定着させるのに充分な一時的な粘着結合を
形成して、該体部の回りに該ラベルを巻き付ける
ことができ、該ラベルと該体部との間の結合はそ
の固化性溶液が固まるにつれて弱くなり、それに
よつて再生利用される該容器の体部の材料を汚染
することなく、リサイクルするために該容器の体
部から該ラベルを容易に取り除くことができ、該
中実層は該前縁部に重なり合う他端縁部（以下、
「後縁部」という。）を有し、該後縁部は該前縁部
に重なり合つてスリーブラベルを形成しかつそれ
らの重なり合つた縁部は該容器の体部上にあり、
該中実層の後縁部は該後縁部に沿つて総体的に延
在する第２の粘着層形成域を有し、該第２の粘着
層形成域には溶媒中に溶けたポリマーの粘着性溶
液が付着しており、該粘着性溶液は固化して該重
なり合つた縁部においてサイドシーム結合を形成
し、該サイドシーム結合は一層強くなつて使用中
該サイドシームが引き離されるのに抗する。

発明の詳述本発明は、中実ポリマー層を有する押出しされ
たプラスチツク製ラベルにおいて、該中実ポリマ
ー層の前縁部に沿つた粘着層形成域と該中実ポリ
マー層の後縁部に沿つた粘着層形成域があり、そ
れらの粘着層形成域の各々には、該中実ポリマー
層のポリマー用の迅速蒸発性溶媒中に溶けた該中
実ポリマー層のポリマーの粘着性溶液が付着して
おり、該溶液は固化して該粘着層形成域において
粘着性の接着結合を形成するものである、ことを
特徴とする上記ラベルを提供する。

本発明のラベルを用いることにより、ホツトメ
ルト接着剤の使用に伴なう欠点を有さない、魅力
的に容易にリサイクルされるラベル付き容器が提
供され、しかしてラベルは、その下側（即ち、裏
側）を容器に隣接するように施用され、しかも粘
着層形成域の各々においてポリマー用溶媒をラベ
ルに施用することにより、ラベルにはその前縁部
上における粘着層形成域と後縁部上における粘着
層形成域とが付与され、それらの粘着層形成域に
は該溶媒中に溶けたポリマーの粘性な粘着性溶液
が付着しており、その固化性溶液は、ラベルの巻
き付け中ラベルを容器にくつつけそして結合する
のに充分なものである。

ラベルが容器の回りに巻き付けられた後、容器
とラベルとの間の結合は、固化性溶液が固まるに
つれて弱くなり、そのため、後でリサイクルする
ためにラベルは容器から容易にかつきれいにはく
離され得る。

本明細書において、「固化」という用語は、施
用された領域からの溶媒の蒸発あるいは施用領域
に相接する領域中への溶媒の移行から生じるプロ
セス（過程）に言及する。固化速度は、該プロセ
スが起こる速度に因り、溶媒の沸点、施用量及び
溶媒中に溶けるポリマーの溶解度に左右される。

本発明のラベルを用いることにより、中実ポリ
マー層を有するプラスチツク製ラベルを、体部を
有する容器に施用する、クリーンでかつ迅速な方
法も提供され、しかして該方法は次の工程を有す
る：Ａ表示のある外面と該容器の体部に隣接して配
置される下面とを有するラベルの側方前縁部を
前進させることにより、該容器の体部の回りに
ラベルを設置する工程、Ｂ該中実ポリマー層の該前縁部をそのポリマー
用溶媒と接触させる工程、Ｃ該溶媒との接触から該ポリマーの前縁部上に
粘着層形成域を形成させる工程、Ｄ該溶媒中に溶けたポリマーの粘着性溶液が付
着している該粘着層形成域を、該体部の隣りに
置くことにより、該層を該体部にくつつける工
程、Ｅ上記の粘着性の液体を固化させて該中実層と
該体部との間に粘着性の接着結合を形成させる
ことにより、ラベルが該体部の回りに巻き付け
られ得るようにし、しかも該結合はその固化性
溶液が固まるにつれて弱くなつて、使用後リサ
イクルするために該容器から該ラベルが容易に
はく離されることができるようにする工程、Ｆ溶媒中に溶けた中実層のポリマーの粘着性溶
液が付着している粘着層形成域を、該ラベルの
後縁部の下面に形成させる工程、Ｇ該後縁部と該前縁部とを重なり合わせてシー
ムを形成させる工程、及びＨ該粘着性溶液を固化させて該中実プラスチツ
ク層の上面と下面との間に固体結合を形成させ
ることにより、該シームの縁部を一緒に結合さ
せる工程。

アムベルグ（Amberg）の米国特許第3468467
号（オーエンスーイリノイ・インコーポレーテツ
ドに譲渡された。）には、溶媒でサイドシームを
シールしかつ溶媒で底部の適所をシールした、２
枚型のプラスチツク製カツプ構成体で示されてい
る。該アムベルグの特許には、該カツプの材料の
硬くて密なポリスチレンスキンに対して用いるた
めの溶媒として、メチレンクロライドを用いるこ
とが開示されている。シールはかなりゆつくり行
なわれ、またサイドシームの重なり合つた縁部に
圧力をかけることなどが開示されている。上記ア
ムベルグの特許には、ポリスチレン材料の発泡体
領域における溶媒の使用は禁止される、というこ
とがいくつかの箇所で記載されている。例えば、
第２欄第14〜20行である。

これとは著しく対照的に、本発明は溶媒シール
系を用い、溶媒であるメチレンクロライドが、プ
ラスチツク製ラベルのポリスチレン層に直接施用
される。メチレンクロライドは、中実層のポリス
チレンを溶かす。生じる粘着性溶液の固化のタイ
ミングは、中実層が1/2秒内好ましくは1/3秒内で
その固化性溶液によつて容器の表面に軽くかつし
つかりとくつつけられ得るようなタイミングであ
り、そのため中実層は生産ベースで巻き付けられ
得る。メチレンクロライドはまたポリスチレン製
ラベルの後縁部にも施用されて後縁部上に粘着層
形成域を形成し、ラベルの端部が重ね合わされる
ときサイドシームのシールを形成するのであり、
しかして該粘着層形成域はメチレンクロライド中
に溶けたポリスチレンの固化性の粘着性溶液でも
つて形成される。

第１図は、基部カツプ部を有する配向したプラ
スチツク製容器の立面図である。第２図は、ラベ
ルが容器の回りに部分的に巻き付けられた、第１
図の容器の斜視図である。第３図は、第２図に示
されたプラスチツク製ラベルの上平面図であり、
ラベルはその下側に、その前縁部の近くに複数の
粘着層形成域及びその後縁部の近くに帯状の粘着
層形成域を有し、それらの粘着層形成域は巻き付
ける前に一時的にラベル上に形成され、該粘着層
形成域は、ラベルのポリマー用溶媒中に溶けた該
ポリマーの粘性な粘着性溶液であり、該溶液は固
化して固体結合を形成する。第４図は、プラスチ
ツク製ラベルの拡大断片図である。第５図及び第
６図は各々、別の具体例を示すプラスチツク製ラ
ベルの上平面図である。

図面からわかるように、体部９及び基部カツプ
部９ａを有し、ラベル１０が部分的に巻き付けら
れた容器８が示されており、該ラベルは第３図に
示されている。

第２図及び第４図からわかるように、その具体
例では、ラベルは中実ポリマー層２０を有する。
該層２０は、下側部２２、前縁部２５及び後縁部
２７を有する。粘着層形成域６５が該下側部に前
縁部近くに付与され、粘着層形成域６６が後縁部
に付与されている。これらの粘着層形成域は、粘
着層形成域のポリマーが溶媒中に溶けた一時的な
固化性の粘着性溶液であり、しかして好ましい溶
液はメチレンクロライド中に溶けたポリスチレン
の溶液である。

本発明のラベルを用いて提供される新規なラベ
ル付き容器は、米国特許第4574020号〔発明者
「ハロルド・アール・フオスノート（Harold R.
Fosnaught）」，発明の名称「容器の回りにプラス
チツク製ラベルを巻き付けるための装置及び方法
（Apparatus and Method for Wrapping ａ
Plastic Label Around ａ Container）」〕に示
されている如く、高生産に適している。溶媒シー
ル系を用いて大量ベースでプラスチツク製ラベル
を容器に自動的に施用するための装置及び方法に
関して、上記米国特許の開示が参照される。

前縁部において一時的な粘着性溶液を形成して
ラベルが容器に巻き付けられ得るようにするため
の粘着層形成域のポリマーには、ポリスチレンが
非常に好ましいポリマーである。適当な中実ポリ
スチレン層（好ましくは、メチレンクロライドで
処理される。）は、１立方センチメートル当たり
少なくとも約0.992又は1.01好ましくは1.02〜1.04
グラム（１立方フイート当たり少なくとも約62又
は63好ましくは64〜65ポンド）の密度を有する。

ポリスチレンの一部又はすべてに対してたいて
いの場合用いられ得る他の好ましいポリマーはス
チレン系ポリマーであり、例えば、スチレンとビ
ニル共重合性モノマー（ビニルアセテート、ビニ
ルクロライド、ビニリデンクロライド、並びにメ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、メ
チルアクリレート及びエチルアクリレートの如き
アクリル及びアクリレートモノマーを含む。）と
のコポリマーである。スチレン系ポリマーにおけ
るスチレンの量は少なくとも約40又は50重量％で
あることが好ましく、最良の結果は約60ないし75
％である。

ポリスチレンの代わりに少なくともいくつかの
場合に用いられ得るポリマーには、ポリビニルク
ロライド並びにアクリレートポリマー例えばポリ
メチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレー
ト、ポリエチルアクリレート、ポリエチルアクリ
レートがある。

中実層の厚さは約25.4ミクロンないし約381又
は508ミクロン（約１ミルないし約15又は20ミル）
であり得るが、好ましい厚さは約50.8ないし127
ミクロン（約２ないし５ミル）である。

顕著なラベルは、多層ラベルである。多層ラベ
ルはラミネートされ得るが、好ましくは、ポリス
チレンの如き中実ポリマー層と他のスチレン系ポ
リマーの中実層の同時押出しされた構造体であ
る。多層ラベルの中実層の１つの層の厚さは約
12.7ないし127ミクロン（約１／２ないし５ミル）
であり得、他の層は約127ないし508ミクロン（約
５ないし20ミル）好ましくは203ないし305ミクロ
ン（８ないし12ミル）である。先に指摘したよう
に、好ましい多層ラベルは、溶媒で処理するため
のポリスチレンの中実層を有する多層ラベルであ
る。

ある場合には、不溶性の中実層の下側に印刷又
は他の適当な手段により溶性で相溶性の中実ポリ
マーを付与して、粘着層形成域に形成されるべき
領域においてラベル層を覆うこともできる。

メチレンクロライドが、ポリスチレン中実層に
対して用いるのに非常に好ましい溶媒である。文
献例えば「現代プラスチツク百科辞典（Modern
Plastics Encyclopedia）（1968），“溶媒チヤート
（Solvents Chart）”，第66頁」、「プラスチツク工
学ハンドブツク（Plastics Engineering
Handbook），第４版，1976，（フロドス
（Frados））」又は「ポリマーハンドブツク
（Polymer Handbook），第２版，1975，（ハンド
ラツプ（Bandrup）及びインメルグツト
（Immergut））」に記載されているように、メチ
レンクロライドは、約39.8℃の沸点及び9.7（cal／
cm³）^1/2の溶解度係数を有する。

一般に、約8.4ないし10.0の溶解度係数を有す
る溶媒は、メチレンクロライドのすべて又は一部
の代用になり得る。

本発明において使用に適したポリスチレン用溶
媒には、ベンゼン、トルエン、スチレン、他の低
級塩素化脂肪族炭化水素（例えば、トリクロロエ
チレン及びペルクロロエチレン）、メチルエチル
ケトン及びエチルアセテートがある。

好ましくは、溶媒又はそれらの適当な混合物の
沸点は、溶媒が約室温（25℃）即ち約22ないし28
℃にて中実ポリスチレン層に施用される場合、約
35ないし85℃である。

ポリビニルクロライドの場合に用いるのに適し
た溶媒は、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、スチレン、並びにトリクロロエチレン及びペ
ルクロロエチレンを含めて低級塩素化脂肪族炭化
水素である。ポリスチレンの場合においてのよう
に、メチレンクロライドが好ましい溶媒である。

メチレンクロライドはポリアクリレート用の好
ましい溶媒であり、他の適当な溶媒は、ポリビニ
ルクロライドについて上記に挙げたものである。

ポリビニルクロライド及びポリアクリレートの
場合に、好ましいという程ではないけれども、用
いられ得る適当な溶媒は、メチルエチルケトン、
メチルホーメート、エチレンクロライド及びエチ
ルアセテートである。

先に挙げた「ポリマーハンドブツク（Polymer
Handbook）」のセクシヨンの第241〜265頁及
び第349〜359頁の「溶媒及び非溶媒（Solvents
and Non―Solvents）」という標題の表からわか
るように、ポリビニルクロライドの溶解度係数は
一般に約9.4ないし10.8（cal／cm³）^1/2であり、アク
リレートポリマー及びアクリルポリマーの溶解度
係数は約8.2ないし11である。該表に用いられて
いるように、ポリマーの溶解度係数は、第―
337頁において溶媒の溶解度係数と同じように定
義され、(a)あらゆる割合で、(b)熱変化を伴なうこ
となく、(c)容量変化を伴なうことなく、及び(d)反
応又は特別な会合を伴なうことなく、ポリマーは
混和する。

本発明に用いられる溶媒は、単一溶媒でも溶媒
の混合物でもよい。溶媒は溶媒―ポリマー系であ
つてもよいが、該ポリマーはラベルのポリマーと
相溶性であるものである。ラベルのポリマーがポ
リスチレンである場合、溶媒―ポリマー系は、ポ
リスチレンが溶媒中に溶けた系である。ポリスチ
レンに対する相溶性ポリマーは、先に述べたよう
なスチレン系ポリマーである。

単一溶媒又は溶媒の混合物と同様に、かかる溶
媒―ポリマー系は、ラベルの下側部の粘着層形成
域のポリマーを溶媒中に溶かして一時的な粘着性
溶液を形成することにより、ラベルの下側部の粘
着層形成域をつくり、巻き付けられる容器にラベ
ルがくつつくのを可能にし、また、ラベルの端部
が重なり合わされそして一緒にくつついてサイド
シームを形成するのを可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は基部カツプ部を有する配向したプラス
チツク製容器の立面図であり、第２図はラベルが
容器の回りに部分的に巻き付けられた、第１図の
容器の斜視図であり、第３図は第２図に示された
プラスチツク製ラベルの上平面図であり、第４図
はプラスチツク製ラベルの拡大断片図であり、第
５図及び第６図は各々、別の具体例を示すプラス
チツク製ラベルの上平面図である。８…容器、９…体部、９ａ…基部カツプ部、１
０…ラベル、２０…中実ポリマー層、２２…下側
部、２５…前縁部、２７…後縁部、６５…粘着層
形成域、６６…粘着層形成域。

Claims

【特許請求の範囲】１ラベルを容器に巻き付ける際容器に接するラ
ベル前端縁部（以下、「前縁部」という。）及びラ
ベルに重なる他端縁部（以下、「後縁部」とい
う。）を有するラベルであつて中実ポリマー層を
有する押出しされたプラスチツク製ラベルにおい
て、該中実ポリマー層の前縁部に沿つた粘着層形
成域と該中実ポリマー層の後縁部に沿つた粘着層
形成域があり、それらの粘着層形成域の各々に
は、該中実ポリマー層のポリマー用の迅速蒸発性
溶媒中に溶けた該中実ポリマー層のポリマーの粘
着性溶液が付着しており、該溶液は固化して該粘
着層形成域において粘着性の接着結合を形成する
ものである、ことを特徴とする上記ラベル。２中実層のポリマーがポリスチレンであり、溶
媒がメチレンクロライドである、特許請求の範囲
第１項に記載のラベル。３中実層の前縁部に沿つて複数の粘着層形成域
がある、特許請求の範囲第１項に記載のラベル。４粘着層形成域のポリマーが、スチレンと共重
合性ビニルモノマーとのコポリマーを含むスチレ
ン系ポリマーである、特許請求の範囲第１項に記
載のラベル。５粘着層形成域のポリマーがポリビニルクロラ
イドである、特許請求の範囲第１項に記載のラベ
ル。６粘着層形成域のポリマーがアクリレートポリ
マーである、特許請求の範囲第１項に記載のラベ
ル。７溶媒が約8.4ないし10.0（cal／cm³）^1/2の溶解度
係数を有する、特許請求の範囲第１項に記載のラ
ベル。