JPH02156687A - Squidリング - Google Patents
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- JPH02156687A JPH02156687A JP63310190A JP31019088A JPH02156687A JP H02156687 A JPH02156687 A JP H02156687A JP 63310190 A JP63310190 A JP 63310190A JP 31019088 A JP31019088 A JP 31019088A JP H02156687 A JPH02156687 A JP H02156687A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高臨界温度酸化物超伝導体薄膜を用いる5Q
UID リングに関し、特に、リング部のスリット部の
インダクタンスを低減化させるための接地面を有する5
QIIID リングに関するものである。
UID リングに関し、特に、リング部のスリット部の
インダクタンスを低減化させるための接地面を有する5
QIIID リングに関するものである。
[従来の技術]
集積回路技術および薄膜技術を用いて作製される超伝導
量子干渉素子(Super−conductingQl
lantuLIljnterference pevi
ce:5QUID)を構成する主コイル(SQUIDリ
ング)は、基本的に第4図に示すように、5QUID
リング1および開口部2が矩形であり、開口部2および
外部がスリット部3により連結される構造をしている。
量子干渉素子(Super−conductingQl
lantuLIljnterference pevi
ce:5QUID)を構成する主コイル(SQUIDリ
ング)は、基本的に第4図に示すように、5QUID
リング1および開口部2が矩形であり、開口部2および
外部がスリット部3により連結される構造をしている。
5QUID リングlのインダクタンスは、5Qtll
Dの動作を決定づけるパラメータであり、5QIIID
リング1の構造そのもので決定されるため、リング形状
の設計および加工が特に重要となる。
Dの動作を決定づけるパラメータであり、5QIIID
リング1の構造そのもので決定されるため、リング形状
の設計および加工が特に重要となる。
基本的に第4図に示される5QUID リング1のイン
ダクタンスは、リングサイズが高温酸化物超伝導体の磁
束侵入距離λ〜0,3μm−1,0μmより十分大きく
、しかもリング全体のサイズが開口部2に比べて十分大
きければ、リングを流れる電流は開口部2およびスリッ
ト部3のエツジ部に集中するために、開口部2の形状で
決まるインダクタンスLcとスリット部3のインダクタ
ンスLsの和として与えられる。開口部2の一辺の長さ
をdとすると、開口部2のインダクタンスLcはほぼd
に比例する関数として次式で表わされる。
ダクタンスは、リングサイズが高温酸化物超伝導体の磁
束侵入距離λ〜0,3μm−1,0μmより十分大きく
、しかもリング全体のサイズが開口部2に比べて十分大
きければ、リングを流れる電流は開口部2およびスリッ
ト部3のエツジ部に集中するために、開口部2の形状で
決まるインダクタンスLcとスリット部3のインダクタ
ンスLsの和として与えられる。開口部2の一辺の長さ
をdとすると、開口部2のインダクタンスLcはほぼd
に比例する関数として次式で表わされる。
Lc−1,25μOd
一方、スリット部3のインダクタンスは次式で与えられ
る。
る。
Lc〜1.25μo(W”S)/2〜0.62511
oWここで、μ。は真空の透磁率、Wはスリット部3の
長さ、Sはスリット部3の幅である。
oWここで、μ。は真空の透磁率、Wはスリット部3の
長さ、Sはスリット部3の幅である。
スリット部3の幅Sは、スリット部3の長さWに比べて
十分小さいため0.825μ。Sは無視できるので、ス
リット部3のインダクタンスLsはスリット部3の長さ
Wで規定される。
十分小さいため0.825μ。Sは無視できるので、ス
リット部3のインダクタンスLsはスリット部3の長さ
Wで規定される。
次に、5QUID リングの開口部およびスリット部の
インダクタンスについて説明する。
インダクタンスについて説明する。
第4図に示した5QUIDリングの開口部2および接地
面のないスリット部3の概念断面図は第5図に示すよう
に、矩形の断面を持つ幅すのストリップライン4および
、5が、距離cをおいて隔てられ、逆向きに電流が流れ
ているものである。このストリップライン4および5の
単位長さあたりのインダクタンスは、文献rDC5QU
ID:TtlE 5TATESOF 八RT M、
B、Ketchen:IEEE Trans、Mag
n、MへG−17(1981)387 Jにおいて導出
されており、単位長さ当りのインダクタンスをLとする
と、 L〜μ。K (m) /に’ (m) ただし、++r (1+2b/c)−2である。
面のないスリット部3の概念断面図は第5図に示すよう
に、矩形の断面を持つ幅すのストリップライン4および
、5が、距離cをおいて隔てられ、逆向きに電流が流れ
ているものである。このストリップライン4および5の
単位長さあたりのインダクタンスは、文献rDC5QU
ID:TtlE 5TATESOF 八RT M、
B、Ketchen:IEEE Trans、Mag
n、MへG−17(1981)387 Jにおいて導出
されており、単位長さ当りのインダクタンスをLとする
と、 L〜μ。K (m) /に’ (m) ただし、++r (1+2b/c)−2である。
ここでに(m)およびに’ (m)は第一種完全楕円積
分である。数値計算を行うことにより、5QUID リ
ングの開口部2およびスリット部3のインダクタンスを
求めることができるが、l)>>(であればインダクタ
ンスはbおよびCには無関係に次の形となる。
分である。数値計算を行うことにより、5QUID リ
ングの開口部2およびスリット部3のインダクタンスを
求めることができるが、l)>>(であればインダクタ
ンスはbおよびCには無関係に次の形となる。
J−〜0.625 u 。
5QUIDリングの開口部2の長さは、向かい合う2辺
が一対であることを考慮すると、等価的に2dとなる。
が一対であることを考慮すると、等価的に2dとなる。
スリット部3の長さは、等価的にWa5となる。
[発明が解決しようとする課題]
開口部2の長さとスリット部3の長さを比較した場合に
、d<<WであればLc<<Lsとなり、5QUIDイ
ンダクタンスが、スリット部3のインダクタンスLsで
規定されることの問題点には次のようなものがある。
、d<<WであればLc<<Lsとなり、5QUIDイ
ンダクタンスが、スリット部3のインダクタンスLsで
規定されることの問題点には次のようなものがある。
(1) 5QllrDインダクタンスは、通常100p
H程度の値が望ましいが、5QUIDインダクタンスを
l OOp )1以下に制御するためには、スリット部
3の長さWを120μm以下にする必要がある。しかし
、5QUIDリングの大きさ自体が小さくなりすぎるた
め、超伝導薄膜トランス結合用の信号人力薄膜コイル等
を5QUIDリング上に多層配線する場合に、制限が生
ずる。
H程度の値が望ましいが、5QUIDインダクタンスを
l OOp )1以下に制御するためには、スリット部
3の長さWを120μm以下にする必要がある。しかし
、5QUIDリングの大きさ自体が小さくなりすぎるた
め、超伝導薄膜トランス結合用の信号人力薄膜コイル等
を5QUIDリング上に多層配線する場合に、制限が生
ずる。
(2)人力コイルの各ターンは、スリット部3の一部お
よび開口部2と鎖交するため、5QUID リングと人
力コイルの相互インダクタンスは全鎖交磁束を評価して
設計せねばならず、回路設計が煩雑になる。
よび開口部2と鎖交するため、5QUID リングと人
力コイルの相互インダクタンスは全鎖交磁束を評価して
設計せねばならず、回路設計が煩雑になる。
これらの問題点を解決するために、金属系の低臨界温度
超伝導材料に対して提案された構造に、第6図に示すよ
うなオーバーラツプ部6を有する5QUIDリング(文
献rJ、M、Jaycox and M、B。
超伝導材料に対して提案された構造に、第6図に示すよ
うなオーバーラツプ部6を有する5QUIDリング(文
献rJ、M、Jaycox and M、B。
Ketchen:IEEE Trans、Magn、M
AG−171981499Jに記載)がある。第6図に
示す構造は、超伝導薄膜を用いてスリットの片側から反
対側にひさしを出したものであり、次のような利点を持
つ。
AG−171981499Jに記載)がある。第6図に
示す構造は、超伝導薄膜を用いてスリットの片側から反
対側にひさしを出したものであり、次のような利点を持
つ。
a、オーバーラツプ部6の上下の超伝導薄膜による鏡像
の効果により、スリット部3(第4図参照)に流れる電
流はオーバーラツプ部6の幅に広がるため、電流がエツ
ジ部に集中している場合に比較してスリット部3のイン
ダクタンスを著しく低減することができる。
の効果により、スリット部3(第4図参照)に流れる電
流はオーバーラツプ部6の幅に広がるため、電流がエツ
ジ部に集中している場合に比較してスリット部3のイン
ダクタンスを著しく低減することができる。
b スリット部3のインダクタンスを低減した結果、5
QUIDインダクタンスは開口部2のインダクタンスで
規定できるだけでなく、人力コイルの各ターンは開口部
2のみと鎖交するので、5QIIIDインダクタンスと
人力コイルとの相互インダクタンスの設計が容易となる
。
QUIDインダクタンスは開口部2のインダクタンスで
規定できるだけでなく、人力コイルの各ターンは開口部
2のみと鎖交するので、5QIIIDインダクタンスと
人力コイルとの相互インダクタンスの設計が容易となる
。
しかし、オーバーラツプ構造は、以下に述べる理由によ
り高臨界温度酸化物超伝導体薄膜に対して適用すること
はできない。
り高臨界温度酸化物超伝導体薄膜に対して適用すること
はできない。
(1)スリット部3の片側6Aの部分に対してひさし形
のオーバーラツプ部6の薄膜と5QIIID リング薄
膜との間に絶縁層を形成する必要があるが、この絶縁層
はオーバーラツプ部6の薄膜が段差切れを起こさない程
度以下、すなわち通常は400na+以下にする必要が
ある。ところが、オーバーラツプ部6と5QUID リ
ングのスリットのもう片側6Bとは、超伝導接触させる
必要がある。
のオーバーラツプ部6の薄膜と5QIIID リング薄
膜との間に絶縁層を形成する必要があるが、この絶縁層
はオーバーラツプ部6の薄膜が段差切れを起こさない程
度以下、すなわち通常は400na+以下にする必要が
ある。ところが、オーバーラツプ部6と5QUID リ
ングのスリットのもう片側6Bとは、超伝導接触させる
必要がある。
この超伝導接触を実現するためには、800℃程度以上
の高温で2時間程度熱処理せねばらなず、熱処理の間に
、5QtllD ’)ング薄膜と絶縁層(MgO。
の高温で2時間程度熱処理せねばらなず、熱処理の間に
、5QtllD ’)ング薄膜と絶縁層(MgO。
ZrO2,Au 203,5iOzまたはY2O3等)
および絶縁層とオーバーラツプ部6の薄膜との間で激し
い相互拡散が生じ、その拡散深さが200nm以上に及
ぶため、超伝導薄膜の劣化はもちろんのこと、絶縁層が
実質的に存在しないことになる。
および絶縁層とオーバーラツプ部6の薄膜との間で激し
い相互拡散が生じ、その拡散深さが200nm以上に及
ぶため、超伝導薄膜の劣化はもちろんのこと、絶縁層が
実質的に存在しないことになる。
(2) 5QtllD リングは、雑音を低減する観点
から、単結晶薄膜で形成するのが望ましい。ところが、
オーバーラツプ構造を実現するには、少なくともひさし
形のオーバーラツプ部の薄膜は、多結晶薄膜で形成せざ
るを得ない。このため、雑音が増加する。
から、単結晶薄膜で形成するのが望ましい。ところが、
オーバーラツプ構造を実現するには、少なくともひさし
形のオーバーラツプ部の薄膜は、多結晶薄膜で形成せざ
るを得ない。このため、雑音が増加する。
以上のように、薄膜技術および集積回路技術を利用して
、高臨界温度酸化物超伝導材料を用いた5QUIDを作
製しようとすると、基本となる5QtllDリングの形
成においてインダクタンスを制御できないという大きな
問題が生じていた。
、高臨界温度酸化物超伝導材料を用いた5QUIDを作
製しようとすると、基本となる5QtllDリングの形
成においてインダクタンスを制御できないという大きな
問題が生じていた。
本発明の目的は上述の問題点を解決し、高臨界温度酸化
物超伝導体薄膜を用いた5QtllDの構成において、
オーバーラツプ構造をもつ5QtllDリングと同様に
、スリット部のインダクタンスを低減することかできる
、高温酸化物超伝導体薄膜からなる接地面を有する5Q
tlll)リングを提供することにある。
物超伝導体薄膜を用いた5QtllDの構成において、
オーバーラツプ構造をもつ5QtllDリングと同様に
、スリット部のインダクタンスを低減することかできる
、高温酸化物超伝導体薄膜からなる接地面を有する5Q
tlll)リングを提供することにある。
[課題を解決するための手段]
このような目的を達成するために、本発明は、矩形の開
口部およびスリット部を有し、酸化物超伝導体からなる
リング部と、リング部が載置される基板と、基板のリン
グ部が載置された面の反対側の面に接し、かつスリット
部の直下に設置された酸化物超伝導体からなる接地面と
を具えたことを特徴とする。
口部およびスリット部を有し、酸化物超伝導体からなる
リング部と、リング部が載置される基板と、基板のリン
グ部が載置された面の反対側の面に接し、かつスリット
部の直下に設置された酸化物超伝導体からなる接地面と
を具えたことを特徴とする。
[作 用]
本発明によれば、高臨界温度酸化物超伝導体薄膜を用い
た5QUIDを形成するにあたって、全体および中央の
開口部が矩形であり、開口部と外部がスリット部により
連結される5QIII[l リング(SQtll[1用
主コイル)において、5QUIDインダクタンスを開口
部のインダクタンスで規定するために、スリットの直下
でリング部を形成する基板面の反対側に高臨界温度酸化
物超伝導体薄膜からなる接地面を設置している。
た5QUIDを形成するにあたって、全体および中央の
開口部が矩形であり、開口部と外部がスリット部により
連結される5QIII[l リング(SQtll[1用
主コイル)において、5QUIDインダクタンスを開口
部のインダクタンスで規定するために、スリットの直下
でリング部を形成する基板面の反対側に高臨界温度酸化
物超伝導体薄膜からなる接地面を設置している。
この設置により、スリット部エツジに集中して流れよう
とする電流を接地面の幅に広げてスリット部のインダク
タンスを低減化することができる。
とする電流を接地面の幅に広げてスリット部のインダク
タンスを低減化することができる。
第1図は本発明による埋め込み接地面を有する5QUI
D リングの外観斜視図である。リング部1八が基板7
の上面に載置されている。接地面8は基板7の凹部を挟
んでリング部lへのスリット部の下側に埋め込まれてい
る。
D リングの外観斜視図である。リング部1八が基板7
の上面に載置されている。接地面8は基板7の凹部を挟
んでリング部lへのスリット部の下側に埋め込まれてい
る。
接地面つぎのスリット部の概念断面図は、第2図に示す
ように矩形の断面を持つ幅Wのストリップライン9およ
び10が、スリット部幅Sをおいて隔てられ、幅2℃の
ストリップライン11が、hの距離をおいてストリップ
ライン9およびlOの直下に存在するものである。
ように矩形の断面を持つ幅Wのストリップライン9およ
び10が、スリット部幅Sをおいて隔てられ、幅2℃の
ストリップライン11が、hの距離をおいてストリップ
ライン9およびlOの直下に存在するものである。
この構造の単位長さ当りのインダクタンスしは、1〉〉
Sであれば2λの幅に磁束侵入距離λの厚さにだけ往復
電流が流れる向かい合ったストリップラインのインダク
タンスになり、次式で表わされる。
Sであれば2λの幅に磁束侵入距離λの厚さにだけ往復
電流が流れる向かい合ったストリップラインのインダク
タンスになり、次式で表わされる。
L〜 4μ。(h÷2λ)72℃
しかして、リング部を形成する前に、第1図に示したよ
うに、基板7面の裏側の一部に接地面8を埋め込むため
の凹部をエツチング加工して掘り下げておく。しかる後
、接地面8を形成すべき基板7の面上に、接地面となる
高臨界温度酸化物薄膜を形成し、例えばイオンミリング
によりこの薄膜を加工して接地面のパターンを形成する
。
うに、基板7面の裏側の一部に接地面8を埋め込むため
の凹部をエツチング加工して掘り下げておく。しかる後
、接地面8を形成すべき基板7の面上に、接地面となる
高臨界温度酸化物薄膜を形成し、例えばイオンミリング
によりこの薄膜を加工して接地面のパターンを形成する
。
その後、リング部を形成すべき基板7面にリング部用高
臨界温度酸化物超伝導薄膜を形成し、接地面と同様、例
えばイオンミリングにより加工して、リング部のパター
ンを形成して、接地面を有する高臨界温度酸化物超伝導
薄膜5QIIIDリングの形成が完了する。
臨界温度酸化物超伝導薄膜を形成し、接地面と同様、例
えばイオンミリングにより加工して、リング部のパター
ンを形成して、接地面を有する高臨界温度酸化物超伝導
薄膜5QIIIDリングの形成が完了する。
第3図に、接地面を埋め込むための凹部を形成する工程
を示す。
を示す。
■基板7の裏側全面に金属薄膜12を形成する。
■金属薄膜12上にレジスト13のマスクを形成する。
■レジスト13をマスクにして、R,iE、(Reac
tiveIHl:tching反応性イオンエツチング
)により金属薄膜12をエツチングする。
tiveIHl:tching反応性イオンエツチング
)により金属薄膜12をエツチングする。
■金属薄I摸12をマスクとして、イオンミリングによ
り、基板7を加工する。
り、基板7を加工する。
■lt、1.E、により金属薄[12を除去する。
[実施例]
以下に本発明の実施例について具体的に説明する。
実施例l
5rTiO5単結晶基板(1c+++x 1cm、0.
2mm厚) (001)面を2枚用意して、Bi25r
2Ca、Cu30×薄膜を用いて、1枚の基板には接地
面のないリング部、他の1枚には裏側の面に埋め込み接
地面のついたリング部を形成して、各々のインダクタン
スの評価を行った。
2mm厚) (001)面を2枚用意して、Bi25r
2Ca、Cu30×薄膜を用いて、1枚の基板には接地
面のないリング部、他の1枚には裏側の面に埋め込み接
地面のついたリング部を形成して、各々のインダクタン
スの評価を行った。
すなわち、1枚は3i2Sr2Ca2Cu30ターゲツ
ト(100nvφ 5mm厚)を用いて、5Paの^r
+50vollo2混合ガス中で150Wの電力を印加
してrfマグネトロンスパッタ法により、500℃に加
熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を400nmの厚さに
形成した。
ト(100nvφ 5mm厚)を用いて、5Paの^r
+50vollo2混合ガス中で150Wの電力を印加
してrfマグネトロンスパッタ法により、500℃に加
熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を400nmの厚さに
形成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、A「による
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、全体の大鮒さ1a+m X 1mm 、
開口部100μmX100μm、スリットの幅lOμm
のリング部を形成した。
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、全体の大鮒さ1a+m X 1mm 、
開口部100μmX100μm、スリットの幅lOμm
のリング部を形成した。
他の1枚は、第3図にその工程を示したように、まず、
5rTiO,、基板の片側面に、接地面を埋め込むため
の凹部を掘り下げるためのマスクをMo薄膜により形成
した。次に、A「によるイオンミリング(Ar電圧、0
5Pa、加速電圧aoov 、ビーム電流密度2.6m
A/cm2)で5rTi03基板を0.18mm−1−
ツチングした。
5rTiO,、基板の片側面に、接地面を埋め込むため
の凹部を掘り下げるためのマスクをMo薄膜により形成
した。次に、A「によるイオンミリング(Ar電圧、0
5Pa、加速電圧aoov 、ビーム電流密度2.6m
A/cm2)で5rTi03基板を0.18mm−1−
ツチングした。
その後、CF4ガスによるR、1.E、により、Mo薄
膜を完全にエツチングし、リング部薄膜を形成する基板
面とわずか20μmの淳みたけ離れて近接した凹部を形
成した。
膜を完全にエツチングし、リング部薄膜を形成する基板
面とわずか20μmの淳みたけ離れて近接した凹部を形
成した。
次に、Bi25r2Ca2Cu30xターゲツトを用い
て、接地面を形成する側の基板面に、rfマグネトロン
スパッタ法により、接地面用Bi25r2Ca2Cu3
0X薄膜を2μmの厚さに形成(Ar+50vo1.!
kO□ガス圧5Pa、rf電力200W、基板温度60
0℃)した。レジストコート・露光・現像を行った後、
Arによるイオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速
電圧aoov、ビーム電流密度2.6+nA/cm2)
で酸化物薄膜を加工して、幅100μmの接地面の形成
を完了した。
て、接地面を形成する側の基板面に、rfマグネトロン
スパッタ法により、接地面用Bi25r2Ca2Cu3
0X薄膜を2μmの厚さに形成(Ar+50vo1.!
kO□ガス圧5Pa、rf電力200W、基板温度60
0℃)した。レジストコート・露光・現像を行った後、
Arによるイオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速
電圧aoov、ビーム電流密度2.6+nA/cm2)
で酸化物薄膜を加工して、幅100μmの接地面の形成
を完了した。
その後、他の1枚の基板と同様にして、全体の大きさl
+nm X 1mm、開口部100 pm X100
μm 、スリットの幅10μmのリング部を接地面と反
対側の基板面に形成した。このとぎ、接地面とリング部
とは5rTj(h単結晶で隔離されているため、それぞ
れ、基板との相互拡散の少ない良好な界面を形成するこ
とができ、絶縁ももちろん良好であった。
+nm X 1mm、開口部100 pm X100
μm 、スリットの幅10μmのリング部を接地面と反
対側の基板面に形成した。このとぎ、接地面とリング部
とは5rTj(h単結晶で隔離されているため、それぞ
れ、基板との相互拡散の少ない良好な界面を形成するこ
とができ、絶縁ももちろん良好であった。
接地面のない5QUID リングのインダクタンスの理
論予測値L1は、次のようになる。
論予測値L1は、次のようになる。
L、N1.25μO(d、W/2) 〜863.5pH
ここで、1.25μ。dの項は開口部のインダクタンス
である。
ここで、1.25μ。dの項は開口部のインダクタンス
である。
一方、接地面つき5QUID リングのインダクタンス
の理論予測値L2は次式で与えられる。
の理論予測値L2は次式で与えられる。
L+〜1.25μod”4μo (h+2λ)W/2
1ここで、hは接地面とリング部薄膜との距離。
1ここで、hは接地面とリング部薄膜との距離。
2J2は接地面の幅、λは磁束侵入距離である。
酸化物薄膜のλを1μmとすると、L2は次のようにな
る。
る。
L2〜(1574110) pH〜270 p Hこれ
らの5QIIID リングを用いて5QUIDを作製し
て、5QUIDの動作により実際のインダクタンスを評
価したところ、接地面なしの5QIIIDリングのイン
ダクタンスは880p)I 、接地面つきの5QIII
Dリングのインダクタンスは280pHであった。
らの5QIIID リングを用いて5QUIDを作製し
て、5QUIDの動作により実際のインダクタンスを評
価したところ、接地面なしの5QIIIDリングのイン
ダクタンスは880p)I 、接地面つきの5QIII
Dリングのインダクタンスは280pHであった。
このように、接地面つきの5QUID リングでは、ス
リット部のインダクタンスを大幅に低減することができ
た。
リット部のインダクタンスを大幅に低減することができ
た。
なお、本実施例においては高臨界温度酸化物超伝導薄膜
にBi25r2(:a2Cu、Oxを用いたが、これに
限らず他のB1−5r−Ca−Cu−0高臨界温度酸化
物超伝導薄膜を用いることかできる。
にBi25r2(:a2Cu、Oxを用いたが、これに
限らず他のB1−5r−Ca−Cu−0高臨界温度酸化
物超伝導薄膜を用いることかできる。
実施例2
SrTiO3単結晶基板(10mmx 10mm、0.
15mm厚)(001)面を5枚用息して、B12M1
2M22Cu30y (MlはS「あるいはBa、 M
2はBe、Mg、Zn、Cd、l1gあるいはCa)薄
膜を用いた、接地面を有する5(IUIDリングを形成
し、そのインダクタンスを評価した。
15mm厚)(001)面を5枚用息して、B12M1
2M22Cu30y (MlはS「あるいはBa、 M
2はBe、Mg、Zn、Cd、l1gあるいはCa)薄
膜を用いた、接地面を有する5(IUIDリングを形成
し、そのインダクタンスを評価した。
まず、5rTi03基板の接地面を形成する基板面に、
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 100a+mφターゲット、スパッタ電流1.5A
、10μm厚)、レジストコート・露光・現像を行い、
R,1,E、により形成した。
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 100a+mφターゲット、スパッタ電流1.5A
、10μm厚)、レジストコート・露光・現像を行い、
R,1,E、により形成した。
続いて、10μmのNb薄膜をマスクとして、Arによ
るイオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.8mA/cm’)で5rTi
03基板を加工して、幅400 pm 、長さ600μ
m、深さ145μmの凹部を形成し、NbマスクはIl
、1.E、により除去した。
るイオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.8mA/cm’)で5rTi
03基板を加工して、幅400 pm 、長さ600μ
m、深さ145μmの凹部を形成し、NbマスクはIl
、1.E、により除去した。
上述のように加工した5枚の基板を用いて、B1212
M22Cu30)(ターゲット(100mmφ、 5+
n+n厚、旧はS「あるいはBa、 M2はBe、Mg
、Zn、Cd、)IgあるいはCa)を用いて、5Pa
のAr+50vo1.%FO2ガス中で200Wの電力
を印加して、「fマグネトロンスパッタリングにより、
接地面を形成する側の基板面に600℃の基板温度でB
12M12M22Cu、0.薄膜を5 μmの厚さに形
成した。
M22Cu30)(ターゲット(100mmφ、 5+
n+n厚、旧はS「あるいはBa、 M2はBe、Mg
、Zn、Cd、)IgあるいはCa)を用いて、5Pa
のAr+50vo1.%FO2ガス中で200Wの電力
を印加して、「fマグネトロンスパッタリングにより、
接地面を形成する側の基板面に600℃の基板温度でB
12M12M22Cu、0.薄膜を5 μmの厚さに形
成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、Arによる
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.8m^/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅300μ■、
長さ500 μmの接地面を形成した。
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.8m^/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅300μ■、
長さ500 μmの接地面を形成した。
次に、接地面と反対側の基板面に、接地面形成に用いた
のと同じB12M12M22Cu303Bターゲツトを
用いて、5PaのAr+50vo1.零n2ガス中で2
00Wの電力を印加してrfマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
のと同じB12M12M22Cu303Bターゲツトを
用いて、5PaのAr+50vo1.零n2ガス中で2
00Wの電力を印加してrfマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、Arによる
イオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧800
V、ビーム電流密度2.6[11^/cm勺で酸化物薄
膜を加工して、全体の大きさ1mm X 1mm、開口
部100 μm X100 μm、スリットの幅100
μmのリング部を形成した。
イオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧800
V、ビーム電流密度2.6[11^/cm勺で酸化物薄
膜を加工して、全体の大きさ1mm X 1mm、開口
部100 μm X100 μm、スリットの幅100
μmのリング部を形成した。
このとき、接地面とリング部とは5rTi03単結晶で
隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の少
ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろん
良好であった。
隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の少
ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろん
良好であった。
5QIIID リングのインダクタンスの理論予測値し
。
。
は、実施例1における結果を用いると、接地面がない場
合の〜a6opoに比較して小さく、L2〜(157+
11.7)pH〜170pHである。
合の〜a6opoに比較して小さく、L2〜(157+
11.7)pH〜170pHである。
作製された5QLIIDリングを用いて5QUIDを作
製して、5QUID動作により実際のインダクタンスを
評価したところ、表1に示す結果が得られた。表1から
分かるように、これら接地面付きの5QUIDリングで
は、スリット部のインダクタンスを大幅に低減して、開
口部のインダクタンスのみで5QUIDのインダクタン
スを規定することができた。
製して、5QUID動作により実際のインダクタンスを
評価したところ、表1に示す結果が得られた。表1から
分かるように、これら接地面付きの5QUIDリングで
は、スリット部のインダクタンスを大幅に低減して、開
口部のインダクタンスのみで5QUIDのインダクタン
スを規定することができた。
なお、本実施例においては高臨界温度酸化物超伝導薄膜
にB12M12M22Cu30xを用いたが、これに限
らず他の[11−Ml−M2−Cu−0高臨臨界環酸化
物超伝導薄膜を用いることができる。
にB12M12M22Cu30xを用いたが、これに限
らず他の[11−Ml−M2−Cu−0高臨臨界環酸化
物超伝導薄膜を用いることができる。
実施例3
SrTiO,、単結晶基板(20mmx 20mm、0
.15mm厚)(001)面を20枚用意して、!!!
族金属元素に対応する高臨界温度酸化物超伝導体により
、基板の裏側面に埋め込まれた接地面を有する5Qtl
IDリングを形成して、そのインダクタンスを評価した
。
.15mm厚)(001)面を20枚用意して、!!!
族金属元素に対応する高臨界温度酸化物超伝導体により
、基板の裏側面に埋め込まれた接地面を有する5Qtl
IDリングを形成して、そのインダクタンスを評価した
。
まず、5rTiOs基板の接地面を形成する基板面に、
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 100mmφターゲット、スパッタ電流1.5A、
10μm厚)、レジストコート・露光・現像を行い、R
,1,E、により形成した。
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 100mmφターゲット、スパッタ電流1.5A、
10μm厚)、レジストコート・露光・現像を行い、R
,1,E、により形成した。
続いて、10μmのNb薄膜をマスクとして、Arによ
るイオンミリング(へ電圧0.05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cn+2)により5
rTiO+基板を加工して、幅500μ1.長さ600
μm、深さ145μmの凹部を形成し、NbマスクはR
,1,E、により除去した。
るイオンミリング(へ電圧0.05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cn+2)により5
rTiO+基板を加工して、幅500μ1.長さ600
μm、深さ145μmの凹部を形成し、NbマスクはR
,1,E、により除去した。
上述のように加工した20枚の基板を用いて、M12B
a2Ca2CLlsO)(ターゲット(100n+n+
φ、 5+on+厚、 MlはIII族金属元素Sc、
Y、La、Ce、Pr、Nd、釦、Pm、Eu、Tb、
Dy。
a2Ca2CLlsO)(ターゲット(100n+n+
φ、 5+on+厚、 MlはIII族金属元素Sc、
Y、La、Ce、Pr、Nd、釦、Pm、Eu、Tb、
Dy。
)1o、Er、ソb、Lu、B、 Al1 、Ga、I
nおよびTflの中から選ばれた1種以上の元素)を用
いて、5PaのAr+50vo1.!に02ガス中で2
00Wの電力を印加して、rfマグネトロンスパッタリ
ングにより、接地面を形成する側の基板面に600℃の
基板温度で旧2Ba2Ca2Cu30X薄膜を5 μm
の厚さに形成した。
nおよびTflの中から選ばれた1種以上の元素)を用
いて、5PaのAr+50vo1.!に02ガス中で2
00Wの電力を印加して、rfマグネトロンスパッタリ
ングにより、接地面を形成する側の基板面に600℃の
基板温度で旧2Ba2Ca2Cu30X薄膜を5 μm
の厚さに形成した。
次に、レジ各トコート・露光・現像を行い、^rによる
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅400μmn
、長さ500μmの接地面を形成した。
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄
膜を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅400μmn
、長さ500μmの接地面を形成した。
次に、接地面と反対側の基板面に、接地面形成に用いた
のと同じM12Ba2Ca2Cu30.ターゲットを用
いて、5PaのAr+50vo1.%;02ガス中で2
00wの電力を印加してrfマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
のと同じM12Ba2Ca2Cu30.ターゲットを用
いて、5PaのAr+50vo1.%;02ガス中で2
00wの電力を印加してrfマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、A「による
イオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧aoo
v、ビーム電流密度2.6m^/Cl112)で酸化物
薄膜を加工して、全体の大きさ1mm X 1+nl1
1.開口部100 μm X100 μm、スリットの
幅100μmのリング部を形成した。
イオンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧aoo
v、ビーム電流密度2.6m^/Cl112)で酸化物
薄膜を加工して、全体の大きさ1mm X 1+nl1
1.開口部100 μm X100 μm、スリットの
幅100μmのリング部を形成した。
このとき、接地面とリング部とは5rTiO,単結晶で
隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の少
ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろん
良好であった。
隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の少
ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろん
良好であった。
5QUID リングのインダクタンスの理論予測値は、
実施例1における結果を用いると、接地面かない場合の
〜860pHに比較して小さく、L2〜(157÷8.
75)pH〜16apHである。
実施例1における結果を用いると、接地面かない場合の
〜860pHに比較して小さく、L2〜(157÷8.
75)pH〜16apHである。
作製された5QUIDリングを用いて5QUIDを作製
して実際のインダクタンスを評価したところ、表2に示
す結果が得られた。表2から分かるように、これら接地
面付きの5QUID リングでは、スリット部のインダ
クタンスを大幅に低減して、開口部のインダクタンスの
みで5QII[Dのインダクタンスを規定することがで
きた。
して実際のインダクタンスを評価したところ、表2に示
す結果が得られた。表2から分かるように、これら接地
面付きの5QUID リングでは、スリット部のインダ
クタンスを大幅に低減して、開口部のインダクタンスの
みで5QII[Dのインダクタンスを規定することがで
きた。
なお、本実施例においては高臨界温度酸化物超伝導薄膜
にMIJa2Ca2Cu30×を用いたが、これに限ら
ず他のMl−Ba−Ca−Cu−0高臨界温度酸化物超
伝導薄膜を用いることができる。
にMIJa2Ca2Cu30×を用いたが、これに限ら
ず他のMl−Ba−Ca−Cu−0高臨界温度酸化物超
伝導薄膜を用いることができる。
実施例4
SrTiO,!f−結晶基板(20mmX20IRI1
1.0.15mm厚)(001)面を14枚用意して、
1vおよびV族元素に対応する高臨界温度酸化物超伝導
体により、裏側面に埋め込まれた接地面を有する5QU
IDリングを形成して、そのインダクタンスを評価した
。
1.0.15mm厚)(001)面を14枚用意して、
1vおよびV族元素に対応する高臨界温度酸化物超伝導
体により、裏側面に埋め込まれた接地面を有する5QU
IDリングを形成して、そのインダクタンスを評価した
。
まず、5rTiO,基板の接地面を形成する基板面に、
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 !00+++mφターケット、スパッタ電流1.5
A、1QII厚)、レジストコート・露光・現像を行い
、R,1,E、により形成した。
接地面を埋め込む凹部を形成するためのマスクパターン
を、Nb金属薄膜を用いて(dcマグネトロンスパッタ
、 !00+++mφターケット、スパッタ電流1.5
A、1QII厚)、レジストコート・露光・現像を行い
、R,1,E、により形成した。
続いて、10μmのNb薄膜をマスクとして、Arによ
るイオンミリング(^r電圧、05I’a、加速電圧a
oov、ビーム電流密度2.8mA/cm2)により5
rTi03基板を加工して、幅500μm、長さ6GO
μm、深さ145 μmの凹部を形成し、Nbマスクは
Il、1.Hにより除去した。
るイオンミリング(^r電圧、05I’a、加速電圧a
oov、ビーム電流密度2.8mA/cm2)により5
rTi03基板を加工して、幅500μm、長さ6GO
μm、深さ145 μmの凹部を形成し、Nbマスクは
Il、1.Hにより除去した。
上述のように加工した14枚の基板を用いて、M12S
r2Ca2Cu3(IXターゲット(100mmφ、
5mm厚、 MlはSt、Ge、Sn、Pb、 TJl
、Zr、Iff、P、八s、Sb、[li、V、Nbお
よびTaの中から選ばれた1 fffi以上の元素)を
用いて、5PaのAr+50vo1.亀02ガス中で2
00Wの電力を印加して、rfマグネトロンスパッタリ
ングにより、接地面を形成する側の基板面に600℃の
基板温度でM12Sr2Ca2CusOx薄膜を5 μ
mの厚さに形成した。
r2Ca2Cu3(IXターゲット(100mmφ、
5mm厚、 MlはSt、Ge、Sn、Pb、 TJl
、Zr、Iff、P、八s、Sb、[li、V、Nbお
よびTaの中から選ばれた1 fffi以上の元素)を
用いて、5PaのAr+50vo1.亀02ガス中で2
00Wの電力を印加して、rfマグネトロンスパッタリ
ングにより、接地面を形成する側の基板面に600℃の
基板温度でM12Sr2Ca2CusOx薄膜を5 μ
mの厚さに形成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、Arによる
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/m2)で酸化物薄膜
を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅400μm、長
さ500μmの接地面を形成した。
イオンミリング (Ar電圧、05Pa、加速電圧ao
ov、ビーム電流密度2.6mA/m2)で酸化物薄膜
を加工して、埋め込みを行う凹部に、幅400μm、長
さ500μmの接地面を形成した。
次に、接地面と反対側の基板面に、接地面形成に用いた
のと同じM12SrzCa2Cu30Xターゲットを用
いて、5PaのAr+50vo1.9602ガス中で2
00Wの電力を印加して「fマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
のと同じM12SrzCa2Cu30Xターゲットを用
いて、5PaのAr+50vo1.9602ガス中で2
00Wの電力を印加して「fマグネトロンスパッタ法に
より、500℃に加熱した基板上に酸化物超伝導薄膜を
400nmの厚さに形成した。
次に、レジストコート・露光・現像を行い、計によるイ
オンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧aoov
、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄膜を
加工して、全体の大きさ1mm X 1mm、開口部1
00μmX100μm、スリットの幅100μmのリン
グ部を形成した。
オンミリング(Ar電圧、05Pa、加速電圧aoov
、ビーム電流密度2.6mA/cm2)で酸化物薄膜を
加工して、全体の大きさ1mm X 1mm、開口部1
00μmX100μm、スリットの幅100μmのリン
グ部を形成した。
このとき、接地面とリング部とは、5rTi03単結晶
で隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の
少ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろ
ん良好であった。
で隔離されているため、それぞれ、基板との相互拡散の
少ない良好な界面を形成することができ、絶縁ももちろ
ん良好であった。
5QLIID リングのインダクタンスの理論予測値は
、実施例1における結果を用いると、接地面がない場合
の〜8609Hに比較して小さく、し2〜(157+8
.75)pl(〜16apl(である。
、実施例1における結果を用いると、接地面がない場合
の〜8609Hに比較して小さく、し2〜(157+8
.75)pl(〜16apl(である。
作製された5QIIIDリングを用いて5QUIDを作
製して実際のインダクタンスを評価したところ、表3に
示す結果が得られた。表3から分かるように、これら接
地面付きの5QUIロリングでは、スリット部のインダ
クタンスを大幅に低減して、開口部のインダクタンスの
みで5QIIIDのインダクタンスを規定することがで
きた。
製して実際のインダクタンスを評価したところ、表3に
示す結果が得られた。表3から分かるように、これら接
地面付きの5QUIロリングでは、スリット部のインダ
クタンスを大幅に低減して、開口部のインダクタンスの
みで5QIIIDのインダクタンスを規定することがで
きた。
に、スリットの直下でリング部を形成する基板面の反対
側に高温酸化物超伝導薄膜からなる接地面を設置するよ
うにしたので、スリット部エツジに集中して流れようと
する電流を接地面の幅に広げてスリット部のインダクタ
ンスを低減化し、また、接地面とリング部との距以を近
づけるために接地面をリング部を形成する基板に埋め込
むようにしたので、高性能の5QUIDリングを提供す
ることができる。
側に高温酸化物超伝導薄膜からなる接地面を設置するよ
うにしたので、スリット部エツジに集中して流れようと
する電流を接地面の幅に広げてスリット部のインダクタ
ンスを低減化し、また、接地面とリング部との距以を近
づけるために接地面をリング部を形成する基板に埋め込
むようにしたので、高性能の5QUIDリングを提供す
ることができる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明は高臨界温度酸化物超伝導
体薄膜を用いた5QUID(超伝導量子干渉素子)を形
成するにあたって、全体および中央の開口部が矩形で、
開口部と外部がスリット部により連結されるリング部に
おいて、5QtllDインダクタンスを開口部のインダ
クタンスで規定するため
体薄膜を用いた5QUID(超伝導量子干渉素子)を形
成するにあたって、全体および中央の開口部が矩形で、
開口部と外部がスリット部により連結されるリング部に
おいて、5QtllDインダクタンスを開口部のインダ
クタンスで規定するため
第1図は本発明による埋め込み接地面を有する5QII
ID リングの外観斜視図、 第2図は本発明による5QUIDリングの接地面つきの
スリット部の概念断面図、 第3図は本発明による5QtllDリングの接地面を埋
め込むための凹部を形成する工程の概念図、第4図は従
来の5QtllDす、ングの見取図、第5図は従来の5
QIIIDリング開口部およびスリット部の概念断面図
、 第6図はオーバーラツプ構造を有する5QUIDリ ングを示す図である。 IA・・・リング部、 ・・・基板、 ・・・接地面、 9、to、11 ・・・ストリップライン、 12・・・金属薄膜、 13・・・レジスト。
ID リングの外観斜視図、 第2図は本発明による5QUIDリングの接地面つきの
スリット部の概念断面図、 第3図は本発明による5QtllDリングの接地面を埋
め込むための凹部を形成する工程の概念図、第4図は従
来の5QtllDす、ングの見取図、第5図は従来の5
QIIIDリング開口部およびスリット部の概念断面図
、 第6図はオーバーラツプ構造を有する5QUIDリ ングを示す図である。 IA・・・リング部、 ・・・基板、 ・・・接地面、 9、to、11 ・・・ストリップライン、 12・・・金属薄膜、 13・・・レジスト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)矩形の開口部およびスリット部を有し、酸化物超伝
導体からなるリング部と、 該リング部が載置される基板と、 該基板の前記リング部が載置された面の反対側の面に接
し、かつ前記スリット部の直下に設置された酸化物超伝
導体からなる接地面とを 具えたことを特徴とするSQUIDリング。 2)前記接地面を、前記基板の裏側に埋め込むことを特
徴とする請求項1記載のSQUIDリング。 3)前記酸化物超伝導体の組成式がM1_UM2_XM
3_YCuO_Z(ただし、0<U<1、0<x<1、
0<Y<1、2<Z<4)であり、M1、M2およびM
3はIII族金属元素(Sc、Y、La、Ce、Pr、
よびTl)、II族金属元素(Be、Mg、Ca、Sr
、Ba、Zn、CdおよびHg)、IV族元素(Si、
Ge、Sn、Pb、Tl、ZrおよびHf)およびV族
元素(P、As、Sb、Bi、V、NbおよびTa)の
うちの1種以上の元素であることを特徴とする請求項1
または2に記載のSQUIDリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63310190A JPH02156687A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | Squidリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63310190A JPH02156687A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | Squidリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02156687A true JPH02156687A (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=18002260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63310190A Pending JPH02156687A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | Squidリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02156687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0418848A2 (de) * | 1989-09-21 | 1991-03-27 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Sensor zum Messen von magnetischem Fluss |
EP0441281A2 (de) * | 1990-02-06 | 1991-08-14 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Schaltungsanordnung mit Supraleitenden Quanten Interferenz Detektoren (SQUID) |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP63310190A patent/JPH02156687A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0418848A2 (de) * | 1989-09-21 | 1991-03-27 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Sensor zum Messen von magnetischem Fluss |
EP0441281A2 (de) * | 1990-02-06 | 1991-08-14 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Schaltungsanordnung mit Supraleitenden Quanten Interferenz Detektoren (SQUID) |
EP0441281A3 (en) * | 1990-02-06 | 1992-09-02 | Forschungszentrum Juelich Gmbh | Circuit arrangement with squids |
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