JPH0215547A - 半導体基板へのイオン注入装置 - Google Patents

半導体基板へのイオン注入装置

Info

Publication number
JPH0215547A
JPH0215547A JP16442288A JP16442288A JPH0215547A JP H0215547 A JPH0215547 A JP H0215547A JP 16442288 A JP16442288 A JP 16442288A JP 16442288 A JP16442288 A JP 16442288A JP H0215547 A JPH0215547 A JP H0215547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion beam
ion
wafer
base board
deflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16442288A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Mori
森 治久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP16442288A priority Critical patent/JPH0215547A/ja
Publication of JPH0215547A publication Critical patent/JPH0215547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体基板へイオンを注入する装置に関する。
半導体基板であるウェハへのイオンを注入する装置とし
ては、チャネリング現象を起こさずにイオン注入が出来
る構成であることが必要である。
一般には、ウェハをその法線がイオンビームに対して5
〜10°稈度傾斜するように配置することにより、チャ
ネリング現象の発生を防止している。
近年、イオンの注入エネルギがMeV級と高くなってぎ
ており、イオンの注入深さも深くなり、0.5a膳以上
となってきている。このため第7図に示すように、マス
クの窓に対する注入層位置ずれδ(=Rpxsinθ;
ここでRpは注入深さ、θはイオンビームのウェハ法線
に対する角度)が無視出来ない程度に大きくなることも
ある。
このため、特に高エネルギのイオン注入装置では、マス
クの窓に関して対称に注入できる構成であることが要求
される。
又、低エネルギ領域においても、特に、自己整合のため
にゲート電極をマスクとしたMOSトランジスタS/D
注入では、ゲート電穫十への不純物潜込みが非対称とな
って、電気的特性に1!!影響を及ぼしていた。
〔従来の技術〕
第8図は従来の1例を示す。これはイオンビーム1を静
電的走査装置2により、1aと1bとの1mで走査させ
ると共に、単一のウェハ3を@3を中心に矢印へ方向に
連続的に回転させる構成である。
また、180度又は90度ずつステップ的に回動させて
置き換え、イオン照射を複数回行なう構成のものもある
第9図は従来の別の例を示す。複数のウェハ4をディス
ク状ターゲツ1−5に固定し、ターゲット5を軸6に関
して矢印B方向に回転させると共に、軸6を矢印Cで示
すように水平軸に関して上下に角度±θで撮り、この状
態でイオンビーム7をつ1ハ4に照射づる構成である。
〔発明が解決しようとする課題〕
第8図の構成の装置は、ウェハ2上の所定の部位が図中
下側の位置に到ったときのその部位に対するイオンビー
ム1aの照射角と、その位置より180度回動して図中
上側の位置に到りイオンビーム1bを照射されるときの
イオンビーム1bの照射角とは一致せず、数度の差があ
る。
このため、注入されたイオンの濃度分布がマスク窓に関
して非対称となり易い。
第9図の構成の装置では、ターゲット5を撮るとき、角
度θがOoとなる場所を通る。このため、ターゲット5
を娠る過程のうち、角度θがOo又はこの近くになった
ときにチャネリング現象が生じてしまい、チャネリング
防止効果が不十分となる。
本発明は、イオン注入非対称性の改善を図り且つチャネ
リング現象を防止することができる半導体基板へのイオ
ン注入装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、半導体基板にイオンビームを照射してイオン
を注入する装置において、上記半導体基板を上記イオン
ビームの照射位置において該半導体基板の法線が上記イ
オンビームの中心線と実質上一致するように支持する手
段と、 上記イオンビームを上記法線に対して等しい角度をなi
im数の方向より照射させる手段とよりなる構成とした
ものである。
〔作用〕
支持手段と照射手段とにより、イオンビームは、半導体
基板がイオンビーム照α1位置に位置するときの半導体
基板の法線に対して等しい角度をなす複数の方向より照
射される。
これにより、イオンは、半導体基板内にマスクの窓に関
して対称性良く注入される。
イオンビームの照射方向が半導体基板の法線と一致する
状態は起きないため、チャネリング現象は発生しない。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例のイオン注入装置10を示
す。
11はイオン源であり、イオンビーム12を出射する。
13は第1の偏向系であり、上下一対の偏向板14.1
5よりなり偏向電圧源16よりの矩形波信号により駆動
され、イオンビームを図中上下に偏向させる。
17は第2の偏向系であり、中央の偏向板18と上下の
偏向板19.20とにりなり、電源21により、偏向板
18と偏向板19.20との間に逆極性の電圧が印加さ
れた構成である。
この第2の偏向系17は、偏向板18と19とよりなる
偏向部22と、偏向板18と20とよりなる偏向部23
とよりなる構成であり、イオンビームを中央側に偏向さ
せる。
24はディスク状ターゲットであり、複数のウェハ25
が片面の周囲近傍に並べて支持されている。
ターゲット24は軸26を中心に矢印り方向に回転し、
各ウェハ22は図中上方の位置Pを移動するときにイオ
ンビームを照射される。Pはウェハ22がイオンビーム
により照射されるイオンビーム照射位置である。
27はイオンビーム12の中心線である。
ウェハ25は、第2図に示すように位置Pにおいて、イ
オンビーム12が照射される部位28のウェハ25の法
線29が、イオンビーム中心線27と実質上一致するよ
うに支持されている。
イオン源11、第1の偏向系13及び第2の偏向系17
が複数方向同時照射手段を構成し、ディスク状ターゲッ
ト24がウェハ支持手段を構成する。
次に部位28にイオンビームを照射してイオンを注入す
るときの動作について説明する。
イオン源11よりのイオンビーム12は、時刻Toでは
、第1の偏向系13において矢印X+力方向偏向され、
イオンビーム12−1となり、第2の偏向系17の偏向
部23に入り、ここで矢印×2方向に偏向され、イオン
ビーム12−2となってウェハ25上の部位28を、イ
オンビーム中心線27に対して角度α1の斜め下方より
照射する。
時刻Toより微小時間経過した時刻■1では、第1の偏
向系13の偏向方向が今までとは逆となり、イオンビー
ム12は第1の偏向系13で矢印×2方向に偏向され、
イオンビーム12−3となり、第2の偏向系17の偏向
部22に入り、ここで矢印×1方向に偏向され、イオン
ビーム12−4となって部位28を、イオンビーム中心
1a27に対して角度α2の斜め上方より照射する。
時刻T+より微小時間経過した時刻T2では、再び時刻
To時の照射状態となる。
ここで、第1.第2の偏向系13.17は、上記角度α
重及びα2が等しい角度、例えば10度となるように構
成しである。
このように、ウェハ25の部位28には、その法線29
に関して対称である二つの方向よりイオンビームが交互
に照射されてイオンが注入される。
イオンが注入される方向はイオンビームの照射方向と実
質上同じであり、イオンは、第3図に示すように、部位
28(マスク30の窓31)の法1a29に関して対称
に注入され、対称性が改善される。
またWtlの偏向系13の偏向電圧は矩形波であり、イ
オンビーム12−1と12−3との切り換りは瞬時に行
なわれる。このため、部位28を照射するイオンビーム
12−2と12−4との切り換わりも瞬時に行なわれ、
イオンビームが部位28を法lI29の方向より照射す
る状態とは実質上ならない。従って、チャネリング現象
は起こらない。
ここで、偏向電圧源16よりの矩形波電圧の周期は、タ
ーゲット26の走査周期に対して、走査短周期側の17
10以下又は走査長周期側の10倍以上としてあり、タ
ーゲット26の回転と同期しないように定めである。
これにより、各ウェハ25の全面において、角度α1方
向からのイオンビーム照01mと角度α2方向からのイ
オンビーム照射量とが等しくなる。
またウェハ25はイオンビーム12−2と12−4とに
より交互に周期的に照射されるが、マクロ的にみると、
ウェハ25はイオンビーム12−2と12−4とにより
実質上同時に照射され、イオンを実質上同時に注入され
ることになる。
第4図は本発明の第2実施例になるイオン注入装置40
を示す。
この装置40は、上記の実施例中の第2の偏向系17を
静電レンズ41で置き換えた構成である。
上記実施例の場合と同様に、イオンビーム12−2と1
2−4とによりイオンがウェハ25に注入される。
第5図は本発明の第3実施例になるイオン注入装δ50
を示す。
51は第1の回転磁界形成装置であり、矢印F方向に回
転する磁界53を形成する。
54は第2の回転磁界形成装置であり、上記磁界53と
は逆向きであり、上記と同方向に回転Jる磁界55を形
成する。
磁界53.55の方向が図示の状態にあるときには、イ
オンビーム12は、磁界53により符号12−樽で示す
ように偏向され、続いて磁界55により符号12−uで
示づように偏向されてウェハ25を照!8する。
磁界53.55の回転によりイオンビーム12−+e、
12uはイオンビーム中心線27の回りを回転し、ウェ
ハ25には、法!a29に対づる角度がβの円錐の側面
に沿う方向よりイオンビム12−nが照射され、イオン
注入が行なわれる。
第6図は本発明の第4実施例になるイオン注入装研60
を示J。
61は発散形レンズ、62は円形のビーム受は部、63
は静電レンズである。
イオンビーム12は発散形レンズ61を経て発散ビーム
64とされる。
弁数ビーム64は、ビーム受は部62により1油中心部
成分を鴻ぎられ、通過した周囲部分が断面がドーナツ状
のビーム65となる。
このドーナツ状ビーム65は静電レンズ63により集束
されウェハ25を照射する。
ウェハ25は、コーン状のターゲット66であり、傾斜
した軸67を回転するものに支持されCいる。
ウェハ25は円錐面内で回転するが、軸67の傾斜によ
り、位置Pでは、その法線がイオンビーム中心線27と
一致する姿勢で支持される。
このため、ウェハ25に対しては、法線に関して軸対称
の円錐側面を形成する全ての方向から同時にイオンビー
ムが照射され、イオンが注入される。
コーン状のターゲット66を使用すれば、遠心力により
ウェハ25を支持することが出来、好51合である。
上記の第2.第3.第4実施例の装置40゜50.60
によっても、第1実施例の装置10の場合と同様に、チ
ャネリング現象を起こさずに対称性良く注入される。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によれば、単導体基板内への
イオンの注入をマスクの窓に関して対称性良く行うこと
が出来、しかも、チャネリング現象の発生を防止するこ
とが出来る。
本発明装置を使用することにより、電気的特性の良い半
導体装置を製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のイオン注入装置の第1実施例をは小す
図、 第2図は第1図中ウェハへのイオンビームの照射状態を
示す図、 第3図はウェハ内へのイオン注入状態を示す図、第4図
は本発明の第2実施例を示す図、第5図は本発明の第3
実施例を示す図、第6図は本考案の第4実施例を示す図
、第7図はウェハ内へのイオン注入の非対称を説明する
図、 第8図は−の従来例を示す図、 第9図は別の従来例を示す図である。 図において、 10,40,50.60はイオン注入装置、11はイオ
ン源、 12、12−+ 、 12−2.12−3.1212−
1#、12−uはイオンビーム、13は第1の偏向系、 16は偏向電圧源、 17は第2の偏向系、 24はディスク状ターゲット、 25はウェハ、 26は軸、 27はイオンビーム中心線、 28はイオンビームが照射される部位、29は法線、 30はマスク、 31は窓、 41は静電レンズ、 51は第1の回転磁界形成手段、 54は第2の回転磁界形成手段、 61は発散系レンズ、 ×□× 62はビーム受は部、 63は静電レンズ、 64は発散ビーム、 65はドーナツ状ビーム、 66はコーン状ターゲット、 67は軸 を示寸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 半導体基板にイオンビームを照射してイオンを注入する
    装置において、 上記半導体基板(25)を上記イオンビームの照射位置
    (P)において該半導体基板の法線(29)が上記イオ
    ンビームの中心線(27)と実質上一致するように支持
    する手段(24、66)と、上記イオンビームを上記法
    線(29)に対して等しい角度をなす複数の方向より照
    射させる手段(13、17、41、51、54、61、
    62、63)とよりなることを特徴とする半導体基板へ
    のイオン注入装置。
JP16442288A 1988-07-01 1988-07-01 半導体基板へのイオン注入装置 Pending JPH0215547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16442288A JPH0215547A (ja) 1988-07-01 1988-07-01 半導体基板へのイオン注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16442288A JPH0215547A (ja) 1988-07-01 1988-07-01 半導体基板へのイオン注入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0215547A true JPH0215547A (ja) 1990-01-19

Family

ID=15792847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16442288A Pending JPH0215547A (ja) 1988-07-01 1988-07-01 半導体基板へのイオン注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0215547A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543027A (ja) * 2005-06-07 2008-11-27 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド イオンビーム角度処理制御技術
JP2008546163A (ja) * 2005-06-07 2008-12-18 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド イオンビーム角度広がりの制御技術
JP2016042530A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 東京エレクトロン株式会社 残渣層除去方法及び残渣層除去装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543027A (ja) * 2005-06-07 2008-11-27 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド イオンビーム角度処理制御技術
JP2008546163A (ja) * 2005-06-07 2008-12-18 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド イオンビーム角度広がりの制御技術
JP2016042530A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 東京エレクトロン株式会社 残渣層除去方法及び残渣層除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1858895B (zh) 非均匀离子注入设备与方法
EP0471819A1 (en) Apparatus for ion implantation
US20090317937A1 (en) Maskless Doping Technique for Solar Cells
KR100653999B1 (ko) 와이드빔을 이용한 불균일 이온주입장치 및 이온주입방법
US7847271B2 (en) Ion implanting apparatus
JPH0215547A (ja) 半導体基板へのイオン注入装置
JPH06196118A (ja) イオンビーム注入装置とその方法
US4921812A (en) Process of fabricating field effect transistor device
US7279691B2 (en) Ion implantation apparatus and method for implanting ions by using the same
JPH0799035A (ja) イオン注入装置及びイオン注入方法
JPS58100350A (ja) イオン注入装置
JP2537180B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR920008846A (ko) 이온 주입기에서 경사각 변화를 줄이는 방법 및 장치
JPH0374840A (ja) イオン注入装置
JPH08315762A (ja) イオン注入装置およびイオン注入方法
JP2916325B2 (ja) イオン注入装置及びイオン注入方法
KR0127270B1 (ko) 고전류 이온주입 장치 및 이온주입 방법
JPS5954161A (ja) イオン注入装置
JPH0376115A (ja) イオン注入方法
JPH02288330A (ja) イオン注入方法
JPH03155616A (ja) イオン注入方法
JP2000188082A (ja) イオン注入方法およびイオン注入装置
Dickson The development of ion implantation technology in the UK semiconductor industry
JPS61144018A (ja) マスクレス・イオン注入法
JPH025347A (ja) イオン注入方法