JP2016042530A - 残渣層除去方法及び残渣層除去装置 - Google Patents

残渣層除去方法及び残渣層除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】凸状構造の側面に形成された残渣層の除去効率を向上することができる残渣層除去方法を提供する。【解決手段】ウエハWの表面に林立し、且つ側面に残渣層36が形成された複数のピラー構造35を有するウエハWへ酸素のGCIBを直線状に照射するGCIB照射装置13と、ウエハWとの間に電界レンズ14を配置し、電界レンズ14は多数の酸素ガスクラスター26からなる酸素のGCIBを発散させ、発散された酸素のGCIBでウエハWの表面を走査する。【選択図】図7

Description

本発明は、残渣層除去方法及び残渣層除去装置に関する。
近年、DRAMやSRAMに代わる次世代不揮発性メモリとしてMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)(磁気抵抗メモリ)が開発されている。MRAMはキャパシタの代わりにMTJ(Magnetic Tunnel Junction)(磁気トンネル接合)素子を有し、磁化状態を利用して情報の記憶を行う。
MTJ素子は、絶縁膜、例えば、MgO膜と、該MgO膜を挟んで対向する2つの強磁性膜、例えば、CoFeB膜からなり、MRAMはMTJ素子と、Ta膜やRu膜等の貴金属膜によって構成される。
MRAMは、図13(A)に示すように、MgO膜100、該MgO膜100を挟んで対向する2つのCoFeB膜101、102やTa膜103、Ru膜104を含む積層構造において、絶縁系のハードマスク105や金属系のハードマスク106を用いて各膜をエッチングし、図13(B)に示すようなピラー構造107を得ることにより製造される。
ところで、エッチングによってピラー構造107を得る際、イオンの打ち込みによってピラー構造107の側面に結晶性が消失したダメージ層(図示しない)がピラー構造107の側面に形成される。また、エッチングにおけるスパッタリングが弱いとスパッタされる被エッチング面から飛散した金属粒子が付着して残渣層108がピラー構造107の側面に形成される(図13(C))。
残渣層108やダメージ層はMgO膜100の絶縁機能やCoFeB膜101、102の磁性を阻害し、ピラー構造107を有するMRAMが所望の性能を発揮できないことがあるため、ピラー構造107から残渣層108やダメージ層を除去する必要がある。
特に、残渣層108には難エッチング材である貴金属、例えば、TaやRuが含まれるため、酸素のGCIB(Gas Cluster Ion Beam)を照射して除去するのが有効であるが、GCIBはビーム径が小さい上に直進性が高いため、ピラー構造107の側面に形成された残渣層108へ酸素のGCIBを照射するために、表面に複数のピラー構造107が形成された基板としてのウエハを傾けてウエハの表面を酸素のGCIBで走査することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−253250公報
しかしながら、ウエハを傾けてウエハの表面を酸素のGCIBで一方向に走査する場合、図14に示すように、酸素のGCIB111は各ピラー構造107の側面の一部にしか照射されない。したがって、各ピラー構造107の全側面から残渣層108を完全に除去するためには、ウエハWの傾斜角を変更し、さらにウエハWの表面を酸素のGCIB111で走査することを繰り返して各ピラー構造107の全側面へ酸素のGCIBを照射する必要がある。すなわち、ピラー構造107の側面に形成された残渣層108の除去効率が低いという問題がある。
本発明の目的は、凸状構造の側面に形成された残渣層の除去効率を向上することができる残渣層除去方法及び残渣層除去装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の残渣層除去方法は、基板の表面に林立する複数の凸状物の側面に形成された残渣層を除去する残渣層除去方法であって、前記基板へ荷電粒子のビームを直線状に照射する荷電粒子照射機構と前記基板との間に電界レンズを配置し、前記電界レンズは前記荷電粒子のビームを発散させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の残渣層除去装置は、基板の表面に林立する複数の凸状物の側面に形成された残渣層を除去する残渣層除去装置であって、前記基板へ荷電粒子のビームを直線状に照射する荷電粒子照射機構と、該荷電粒子照射機構及び前記基板との間に配置される電界レンズとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電界レンズによって荷電粒子のビームが発散するので、荷電粒子のビームの照射方向に対して斜めに移動する荷電粒子が生じる。一の凸状構造を荷電粒子のビームと正対させた際、荷電粒子のビームに含まれる斜めに移動する荷電粒子は一の凸状構造を囲む他の凸状構造の側面の残渣層に衝突する。これにより、基板を傾けること無く各凸状構造の側面の残渣層へ荷電粒子のビームを照射させることでき、もって、基板の傾斜角の変更を繰り返す必要を無くすことができる。その結果、凸状構造の側面に形成された残渣層の除去効率を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る残渣層除去装置としてのトリミング処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1におけるGCIB照射装置の構成を概略的に示す断面図である。 MTJ素子を含む積層構造において側面に残渣層が形成される過程を説明するための図である。 図1における電界レンズの構成を概略的に示す斜視図である。 酸素のGCIBの発散の様子を説明するための図である。 電界レンズによる酸素のGCIBの照射形態のシミュレーションの結果を示す図である。 本実施の形態に係る残渣層除去方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る残渣層除去方法において酸素のGCIBによって走査される範囲を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る残渣層除去装置としてのトリミング処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 図9における電界レンズ及びビーム偏向電極ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 酸素のGCIBの進路の変更の様子を説明するための図である。 ビーム偏向電極ユニットによる酸素のGCIBの照射形態のシミュレーションの結果を示す図である。 MTJ素子を有するMRAMの従来の製造過程を説明するための工程図である。 ウエハを傾けてウエハの表面を酸素のGCIBで一方向に走査する方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る残渣層除去装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る残渣層除去装置としてのトリミング処理装置の構成を概略的に示す断面図である。
図1において、トリミング処理装置10は、ウエハWを収容する処理室11と、該処理室11内の下方に配置される載置台12と、処理室11内の上方に配置されて載置台12に載置されたウエハWへ向けて酸素のGCIBを直線状且つ略垂直に照射するGCIB照射装置13(荷電粒子照射機構)と、該GCIB照射装置13及び載置台12の間に配置される電界レンズ14と、各構成要素の動作を制御する制御部15とを備える。
トリミング処理装置10では、載置台12がGCIB照射装置13に対向しながら、略水平に移動自在(図中の白抜き矢印参照)に構成されるため、載置台12に載置されたウエハWとGCIB照射装置13との相対位置を変化させることができ、もって、GCIB照射装置13から照射される酸素のGCIBによってウエハWの表面を走査、例えば、ラスタースキャンすることができる。なお、載置台12は冷媒流路及びヒータ(ともに図示しない)を内蔵し、載置されたウエハWを冷却する一方、当該ウエハWを加熱することもできる。
図2は、図1におけるGCIB照射装置の構成を概略的に示す断面図である。なお、図1においてGCIB照射装置13は略垂直に配置されるが、図2においては説明の便宜のために略水平に配置されるように描画される。
図2において、GCIB照射装置13は、略垂直に配置され、且つ内部が減圧された筒状の本体16と、該本体16の一端に配置されるノズル17と、板状のスキマー18と、イオナイザー19と、加速器20と、永久磁石21と、アパーチャー板22とを有する。
ノズル17は本体16の中心軸に沿って配置され、該中心軸に沿って、例えば、酸素ガスを噴出する。スキマー18は本体16内の横断面を覆うように配置され、中心部が本体16の中心軸に沿ってノズル17へ向けて突出し、該突出した部分の頂部に細穴23を有する。アパーチャー板22も本体16内の横断面を覆うように配置され、本体16の中心軸に対応する部分にアパーチャー穴24を有し、本体16の他端も本体16の中心軸に対応する部分にアパーチャー穴25を有する。
イオナイザー19、加速器20及び永久磁石21はいずれも本体16の中心軸を囲むように配置され、イオナイザー19は内蔵するフィラメントを加熱することによって電子を本体16の中心軸へ向けて放出し、加速器20は本体16の中心軸に沿って電位差を生じさせ、永久磁石21は本体16の中心軸近傍で磁界を生じさせる。
GCIB照射装置13では、本体16の一端側(図中左側)から他端側(図中右側)へかけて、ノズル17、スキマー18、イオナイザー19、加速器20、アパーチャー板22及び永久磁石21がこの順で配置される。
ノズル17が減圧された本体16の内部へ向けて酸素ガスを噴出すると、酸素ガスの体積が急激に大きくなり、酸素ガスは急激な断熱膨張を起こして酸素分子が急冷される。各酸素分子は急冷されると、運動エネルギーが低下して各酸素分子間に作用する分子間力(ファンデルワールス力)によって互いに密着し、これにより、多数の酸素分子からなる複数の酸素ガスクラスター26が形成される。
スキマー18は細穴23によって複数の酸素ガスクラスター26のうち本体16の中心軸に沿って移動する酸素ガスクラスター26のみを選別し、イオナイザー19は本体16の中心軸に沿って移動する酸素ガスクラスター26へ電子を衝突させることによって当該酸素ガスクラスター26に正の電荷を帯電させて陽イオン化し、加速器20は陽イオン化された酸素ガスクラスター26を電位差によって本体16の他端側へ加速し、アパーチャー板22はアパーチャー穴24によって加速された酸素ガスクラスター26のうち本体16の中心軸に沿って移動する酸素ガスクラスター26のみを選別し、永久磁石21は磁界によって比較的小さい酸素ガスクラスター26(陽イオン化された酸素分子のモノマーを含む)の進路を変更する。永久磁石21では、比較的大きい酸素ガスクラスター26も磁界の影響を受けるが、質量が大きいため、磁力によって進路が変更されず、本体16の中心軸に沿って移動を継続する。
永久磁石21を通過した比較的大きい酸素ガスクラスター26は本体16の他端のアパーチャー穴25を通過し、酸素のGCIBとして本体16の外へ射出され、ウエハWへ向けて照射される。
ところで、MRAMは、ウエハW上において、図3(A)に示すように、積層されたMgO膜27、該MgO膜27を挟んで対向する2つのCoFeB膜28,29やTa膜30、Ru膜31を含む積層構造32において、当該積層構造32上に形成されたハードマスク33を用いて各膜をエッチングしてピラー構造を得ることにより製造される。なお、MgO膜27及びCoFeB膜28,29はMTJ素子34を構成する。
例えば、エッチング処理装置等によってウエハWの積層構造32へ物理的エッチング処理であるプラズマエッチングを施す際に、ウエハWへ印加されるバイアス電圧を大きく設定せず、プラズマ中の陽イオンによるスパッタリングを弱くすると、ハードマスク33がエッチングによって削られることがないので、ハードマスク33は時間が経過しても縮小しない。
ハードマスク33が縮小せずにハードマスク33の幅が変化しないと、積層構造32の各膜におけるハードマスク33によって覆われる部分はエッチングによって削られることがない一方、積層構造32の各膜におけるハードマスク33によって覆われない部分はエッチングによって削られ続け、これにより、ピラー構造が得られる(図3(B))。このピラー構造はウエハWの表面において多数形成され、各ピラー構造は表面に対してほぼ垂直に林立する。
しかしながら、このとき、積層構造32の各膜の金属(貴金属を含む)がスパッタされ、ピラー構造35(凸状物)の側面に飛散した微粒子状の金属が再付着し、ピラー構造35の側面に残渣層36が形成される。さらに、積層構造32の側面(各膜の端部)へイオンが打ち込まれ、これによって結晶性が失われた各膜の端部からなるダメージ層(MgO膜27の両端において形成される嘴状の磁気特性変化部であるバーズピークを含む)(図示しない)がピラー構造35の側面に形成される。これら残渣層36やダメージ層では、含まれる金属によってピラー構造35のMgO膜27とCoFeB膜28,29が導通し、さらに、結晶性の喪失によって各膜の磁気特性が変化するため、MTJ素子34を含むMRAMの正常な動作を妨げるおそれがある。
トリミング処理装置10では、特に、ピラー構造35の側面に形成された残渣層36を除去するために、酸素のGCIBを利用する。具体的には、ウエハWをGCIB照射装置13の処理室11内へ搬入して載置台12に載置した後、処理室11内へ酢酸ガスを供給し、さらに、GCIB照射装置13からウエハWへ向けて酸素のGCIBを照射する。
このとき、酸素のGCIBが照射されたウエハWのピラー構造35では、陽イオン化された酸素ガスクラスター26(荷電粒子)とピラー構造35の残渣層36が衝突するが、残渣層36において酸素ガスクラスター26が有する運動エネルギー及び酸素ガスクラスター26から分解した酸素分子によって酸化が促進され、その結果、残渣層36に存在する難エッチング材であるTaやRu等の貴金属を含む金属の酸化物が生成される。このとき、貴金属の酸化物に関しては蒸気圧が高いためにGCIBの照射時の熱によってそのまま昇華し、その他の金属、例えば、CoやFeの酸化物に関しては、酢酸ガスの多数の酢酸分子がこれらの金属の酸化物を取り囲み、多数の酢酸分子に取り囲まれた金属の酸化物は他の分子や原子との間に作用する分子間力や原子間力が低下するため、GCIBの照射時の熱によって昇華する。その結果、残渣層36が除去される。
ところで、GCIB照射装置13から載置台12に載置されたウエハWの表面へほぼ垂直に酸素のGCIBを照射する際、ウエハWの表面からほぼ垂直に林立する各ピラー構造35へは頂部から高さ方向に沿って酸素のGCIBが照射されることになるが、上述したように、酸素のGCIBは直進性が高い。その結果、各ピラー構造35において酸素のGCIBが残渣層36へ完全に照射されず、例えば、ハードマスク33が酸素のGCIBを遮るため、ハードマスク33によって覆われる部分は残存する。
本実施の形態では、これに対応してGCIB照射装置13から照射された酸素のGCIBを電界レンズ14によって発散させる。
図4は、図1における電界レンズの構成を概略的に示す斜視図である。
図4において、電界レンズ14は、互いに正対するようにGCIB照射装置13側から載置台12に向けて順に配置される、アパーチャー板37、第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40を有し、アパーチャー板37、第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40は全て円板状を呈し、各板の中心がGCIB照射装置13の中心軸に正対し、且つ各板がGCIB照射装置13の中心軸に対して垂直となるように配置される。アパーチャー板37、第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40はそれぞれ中心において酸素のGCIBを通過させるアパーチャー穴37a及び通過穴38a,39a,40aを有する。
また、アパーチャー板37、第1の電極板38及び第3の電極板40は接地され、第2の電極板39には正の電圧、例えば、+5kVの電圧が印加されて第2の電極板39の電位が正電位に設定される。すなわち、電界レンズ14では、第3の電極板40の電位は第2の電極板39の電位よりも低く設定されるので、通過穴39aから通過穴40aへ向けて凸状を呈する等電位線41が生じ、第1の電極板38の電位は第2の電極板39の電位よりも低く設定されるので、通過穴39aから通過穴38aへ向けて凸状を呈する等電位線42が生じる。
また、電界レンズ14では、陽イオン化された酸素ガスクラスター26がアパーチャー板37のアパーチャー穴37aを通過した後、図5に示すように、第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40の通過穴38a,39a,40を通過するが、通過穴39aから通過穴40aへ向けて移動する陽イオン化された酸素ガスクラスター26は低い電位へ向けて移動し、等電位線41を通過する際に等電位線41を垂直に通過しようとする。
さらに、第1の電極板38の電位は第2の電極板39の電位よりも低く設定されるので、通過穴38aから通過穴39aへ向けて移動する陽イオン化された酸素ガスクラスター26の運動エネルギーが位置エネルギーへ変換され、陽イオン化された酸素ガスクラスター26の速度が低下し、その後、速度が低下した陽イオン化された酸素ガスクラスター26が等電位線41を通過する。これにより、陽イオン化された酸素ガスクラスター26が電位差の影響を受ける時間が長くなり、陽イオン化された酸素ガスクラスター26は等電位線41を確実に垂直に通過しようとする。
その結果、各陽イオン化された酸素ガスクラスター26の進路が酸素のGCIBを図中下方に向けて広げるように変更されるため、通過穴40aを通過する酸素のGCIBは発散する。
なお、電界レンズ14では、通過穴38aから通過穴39aへ向けて移動する陽イオン化された酸素ガスクラスター26は等電位線42を通過する際に等電位線42を垂直に通過しようとするとするため、第1の電極板38及び第2の電極板39の間において、各陽イオン化された酸素ガスクラスター26の進路は酸素のGCIBを図中下方に向けて収縮するように変更され、通過穴39aを通過する酸素のGCIBは収縮する。
図6は、電界レンズによる酸素のGCIBの照射形態のシミュレーションの結果を示す図である。
図6に示すように、酸素のGCIB43は通過穴39aを通過すると収縮し、通過穴40a通過すると発散する。
図7は、本実施の形態に係る残渣層除去方法を説明するための図である。
まず、ウエハWをGCIB照射装置13の処理室11内へ搬入して載置台12に載置した後、処理室11内へ酢酸ガスを供給し、さらに、GCIB照射装置13からウエハWへ向けて酸素のGCIBを照射する。このとき、載置台12を水平且つ一方向に移動させることにより、GCIB照射装置13から照射される酸素のGCIBによってウエハWの表面をラスタースキャンする。
例えば、載置台12を図1において左方に移動させる場合、図7に示すように、載置台12に対してGCIB照射装置13は相対的に右方へ移動するため、ウエハWの表面は相対的に右方へ移動する酸素のGCIBによってラスタースキャンされる。このとき、電界レンズ14は酸素のGCIBを発散させるので、酸素のGCIBの照射方向(略垂直方向)に対して斜めに移動する陽イオン化された酸素ガスクラスター26が生じる。酸素のGCIBがウエハWの表面をラスタースキャンする際、一のピラー構造35が酸素のGCIBと正対すると、酸素のGCIBに含まれる斜めに移動する陽イオン化された酸素ガスクラスター26は一のピラー構造35を囲む他のピラー構造35の側面の残渣層36に衝突する。すなわち、酸素のGCIBが移動するに従って各ピラー構造35の側面の残渣層36に陽イオン化された酸素ガスクラスター26が衝突する。これにより、ウエハWを傾けること無く各ピラー構造35の側面の残渣層36へ酸素のGCIBを照射させることでき、もって、ウエハWの傾斜角の変更を繰り返す必要を無くすことができる。その結果、ピラー構造35の側面に形成された残渣層36の除去効率を向上することができる。
また、本実施の形態に係る残渣層除去方法では、酸素のGCIBによって走査される範囲はウエハWの表面よりも大きいのが好ましく、具体的には、図8に示すように、酸素のGCIBによって走査される範囲(図中一点鎖線で示す。)は円形を呈し、その直径はウエハWの直径へ発散した酸素のGCIBの直径(図中一点破線で示す。)を2つ加えたもの以上であるのが好ましい。これにより、ウエハWの端部近傍に位置するピラー構造35の側面に形成された残渣層36も酸素のGCIBによって確実に除去することができる。なお、本実施の形態に係る残渣層除去方法では、酸素のGCIBによって走査される範囲において、図中白抜き矢印で示すように、一方向の酸素のGCIBのラスタースキャンを実行する。
上述した本実施の形態に係る残渣層除去方法では、特に、残渣層36が酸素のGCIBによって除去されたが、残渣層36に加えてダメージ層も同時に酸素のGCIBによって除去されてもよく、又は、ピラー構造35の側面にダメージ層のみが形成される場合、当該ダメージ層のみが酸素のGCIBによって除去されてもよい。また、ポリマー層は貴金属としてTaやRuだけでなくPtを含んでいてもよい。
また、上述した本実施の形態に係る残渣層除去方法では、酸素のGCIBが用いられ、該酸素のGCIBが発散したが、本発明は荷電粒子からなるイオンビームであれば適用可能である。また、各ピラー構造35の残渣層36が除去されたが、トレンチの側面や底面、ビアホールの側面に堆積する堆積層(残渣層やダメージ層を含む)の除去に本発明を適用してもよい。
上述したトリミング処理装置10では、電界レンズ14及び載置台12に載置されたウエハWの距離を余り大きくしないのが好ましく、例えば、電界レンズ14の第3の電極板40とウエハWとの距離は3cm〜4cmであるのが好ましい。これにより、ウエハWの表面において酸素のGCIBの発散範囲が大きくなるのを防止することができ、酸素のGCIB中の酸素ガスクラスター26の密度が低下して残渣層36の除去効率が低下するのを抑制することができる。
また、上述したトリミング処理装置10では、載置台12が水平に移動自在に構成されたが、載置台12は移動せずにGCIB照射装置13や電界レンズ14が水平に移動自在に構成されてもよい。
さらに、上述したトリミング処理装置10では、第1の電極板38及び第3の電極板40の電位は接地であり、第2の電極板39の電位は正電位に設定されたが、第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40の電位はこれらに限られず、第1の電極板38の電位が第2の電極板39の電位よりも低く設定され、第3の電極板40の電位が第2の電極板39の電位よりも低く設定されれば、第1の電極板38及び第3の電極板40の電位は接地でなくてもよい。なお、等電位線41,42の曲率は第2の電極板39及び第3の電極板40の間の電位差や第1の電極板38及び第2の電極板39の間の電位差に応じて変化するため、第2の電極板39及び第3の電極板40の間の電位差や第1の電極板38及び第2の電極板39の間の電位差を調整することにより、通過穴40aを通過する酸素のGCIBの発散度合いや通過穴39aを通過する酸素のGCIBの収縮度合いを変化させることができる。
また、上述したトリミング処理装置10では、電界レンズ14が第1の電極板38、第2の電極板39及び第3の電極板40によって構成されたが、酸素のGCIBを発散させる観点からは、通過穴39aから通過穴40aへ向けて凸状を呈する等電位線41のみが存在すればよいため、電界レンズ14を第2の電極板39及び第3の電極板40のみで構成してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る残渣層除去装置について説明する。
本実施の形態は、その構成や作用が上述した第1の実施の形態と基本的に同じであり、電界レンズ14及び載置台12の間に複数の電極板が追加で配置される点で上述した第1の実施の形態と異なる。したがって、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
図9は、本実施の形態に係る残渣層除去装置としてのトリミング処理装置の構成を概略的に示す断面図である。
図9において、トリミング処理装置44は、電界レンズ14及び載置台12の間に配置されるビーム偏向電極ユニット45をさらに備える。
図10は、図9における電界レンズ及びビーム偏向電極ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。
図10において、ビーム偏向電極ユニット45は、電界レンズ14を通過する酸素のGCIBを囲むように配置される4枚の矩形の電極板46,47,48,49を有する。4枚の矩形の電極板46,47,48,49は平面視において90°ピッチで配置され、電極板46,47が互いに対向して第1の電極対50を構成し、電極板48,49が互いに対向して第2の電極対51を構成する。
第1の電極対50において、電極板46は第1の高周波電源52を介して接地されるとともに電極板47は直接接地され、第2の電極対51において、電極板48は第2の高周波電源53を介して接地されるとともに電極板49は直接接地される。これにより、電極板46及び電極板47の電位は周期的に変化し、電極板48及び電極板49の電位も周期的に変化する。ここで、例えば、第1の電極対50において、電極板46の電位が電極板47の電位よりも低くなった場合、酸素のGCIB中の各陽イオン化された酸素ガスクラスター26は電極板46及び電極板47の間に生じた電界から静電気力によって電極板46へ引き寄せられ、結果として、酸素のGCIBの進路が変更されてウエハWに対して図中左斜め下方に照射される(図11(A))。また、電極板46の電位が電極板47の電位よりも高くなった場合も、酸素のGCIB中の各陽イオン化された酸素ガスクラスター26は静電気力によって電極板47へ引き寄せられ、結果として、酸素のGCIBの進路が変更されてウエハWに対して斜めに照射される(図11(B))。但し、図11(B)の場合、各陽イオン化された酸素ガスクラスター26は、図11(A)の場合に電界から受ける静電気力とは反対向きの静電気力を電界から受けるため、酸素のGCIBは図中右斜め下方に照射される。
図12は、ビーム偏向電極ユニットによる酸素のGCIBの照射形態のシミュレーションの結果を示す図である。
図12に示すように、酸素のGCIB43はビーム偏向電極ユニット45を通過する際に一方向、例えば、電極板46の方向へ引き寄せられ、ビーム偏向電極ユニット45から斜め下方へ照射される。
また、本実施の形態では、電極板46及び電極板47の電位の変化周期と、電極板48及び電極板49の電位の変化周期とが同期し、例えば、電極板46及び電極板47の電位が所定の周波数、例えば、数10Hzのサイン波に従って変化する際、電極板48及び電極板49の電位が同周波数のコサイン波に従って変化する。これにより、ビーム偏向電極ユニット45を通過する酸素のGCIBには、電極板46へ引き寄せる静電気力、電極板48へ引き寄せる静電気力、電極板47へ引き寄せる静電気力及び電極板49へ引き寄せる静電気力が順に作用するため、ビーム偏向電極ユニット45を通過した酸素のGCIBは発散しつつ、ウエハWの表面において周期的に旋回する。すなわち、酸素のGCIBに多数の斜めに移動する酸素ガスクラスター26が含まれる。その結果、酸素のGCIBによってウエハWの表面をラスタースキャンする際、各ピラー構造35の側面の残渣層36へ多数の酸素ガスクラスター26を衝突させることができ、もって、残渣層36の除去効率をさらに向上することができる。
なお、本実施の形態においても、残渣層36に加えてダメージ層も同時に酸素のGCIBによって除去されてもよく、又は、ピラー構造35の側面にダメージ層のみが形成される場合、当該ダメージ層のみが酸素のGCIBによって除去されてもよい。
以上、本発明について、上記各実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではない。
本発明の目的は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、コンピュータ、例えば、制御部15に供給し、制御部15のCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、プログラムコード及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムコードを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムコードは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより制御部15に供給されてもよい。
また、制御部15が読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、CPU上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、制御部15に挿入された機能拡張ボードや制御部15に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
W ウエハ
10 トリミング処理装置
12 載置台
13 GCIB照射装置
14 電界レンズ
35 ピラー構造
36 残渣層
38 第1の電極板
39 第2の電極板
40 第3の電極板
45 ビーム偏向電極ユニット
46,47,48,49 電極板

Claims (14)

  1. 基板の表面に林立する複数の凸状物の側面に形成された残渣層を除去する残渣層除去方法であって、
    前記基板へ荷電粒子のビームを直線状に照射する荷電粒子照射機構と前記基板との間に電界レンズを配置し、
    前記電界レンズは前記荷電粒子のビームを発散させることを特徴とする残渣層除去方法。
  2. 前記発散された荷電粒子のビームで前記基板の表面を走査することを特徴とする請求項1記載の残渣層除去方法。
  3. 前記荷電粒子のビームが走査する範囲は、前記基板の表面よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の残渣層除去方法。
  4. 前記電界レンズは、互いに正対するように前記荷電粒子照射機構から前記基板に向けて順に配置される第1の電極、第2の電極及び第3の電極からなり、前記荷電粒子のビームは前記第1の電極、前記第2の電極及び前記第3の電極のそれぞれに形成された穴を通過し、
    前記第1の電極の電位は前記第2の電極の電位よりも低く設定され、
    前記第3の電極の電位は前記第2の電極の電位よりも低く設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の残渣層除去方法。
  5. 前記第1の電極及び前記第3の電極の電位は接地電位であり、前記第2の電極の電位は正電位であることを特徴とする請求項4記載の残渣層除去方法。
  6. 前記電界レンズ及び前記基板の間において複数の電極を前記荷電粒子のビームを囲むように配置し、前記複数の電極に電位を生じさせることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の残渣層除去方法。
  7. 前記複数の電極に周期的に変化する電位を生じさせることを特徴とする請求項6記載の残渣層除去方法。
  8. 前記荷電粒子はイオン化された酸素ガスクラスターであり、前記荷電粒子のビームは酢酸雰囲気中において前記基板の表面へ照射されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の残渣層除去方法。
  9. 前記残渣層はポリマー層及びダメージ層の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の残渣層除去方法。
  10. 基板の表面に林立する複数の凸状物の側面に形成された残渣層を除去する残渣層除去装置であって、
    前記基板へ荷電粒子のビームを直線状に照射する荷電粒子照射機構と、
    該荷電粒子照射機構及び前記基板との間に配置される電界レンズとを備えることを特徴とする残渣層除去装置。
  11. 前記電界レンズは、互いに正対するように前記荷電粒子照射機構から前記基板に向けて順に配置される第1の電極、第2の電極及び第3の電極からなり、
    前記第1の電極、前記第2の電極及び前記第3の電極はそれぞれ前記荷電粒子のビームを通過させる穴を有し、
    前記第1の電極の電位は前記第2の電極の電位よりも低く設定され、
    前記第3の電極の電位は前記第2の電極の電位よりも低く設定されることを特徴とする請求項10記載の残渣層除去装置。
  12. 前記第1の電極及び前記第3の電極の電位は接地電位であり、前記第2の電極の電位は正電位であることを特徴とする請求項11記載の残渣層除去装置。
  13. 前記基板を載置し、前記荷電粒子照射機構に対向しながら移動する載置台をさらに備えることを特徴とする11又は12記載の残渣層除去装置。
  14. 前記電界レンズ及び前記基板の間において前記荷電粒子のビームを囲むように配置される複数の電極をさらに備え、
    前記複数の電極には電位が生じることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の残渣層除去装置。
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