JPH02152856A - デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置 - Google Patents

デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置

Info

Publication number
JPH02152856A
JPH02152856A JP30595188A JP30595188A JPH02152856A JP H02152856 A JPH02152856 A JP H02152856A JP 30595188 A JP30595188 A JP 30595188A JP 30595188 A JP30595188 A JP 30595188A JP H02152856 A JPH02152856 A JP H02152856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
shaft
decal
roll
curl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30595188A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Awai
孝 粟井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30595188A priority Critical patent/JPH02152856A/ja
Priority to EP89122387A priority patent/EP0372478B1/en
Priority to DE68928399T priority patent/DE68928399T2/de
Publication of JPH02152856A publication Critical patent/JPH02152856A/ja
Priority to US08/487,912 priority patent/US5533821A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られたシート材の巻きぐせを
矯正するためのデカール機構と前記デカール機構を有す
る記録装置に関する。
〈従来の技術〉 今日、ファクシミリやプリンター等の事務機器が広く背
反しているが、これ等装置の記録系には一般に長尺の記
録シートをロール状に巻き取ったシート材を使用してい
る。
このシート材はロール状に巻き取られていることから巻
きぐせ(以下「カール」という)が付き易い。このため
、カールを除去又は軽減するための技術が提案されてい
る。
前記技術の一例として、例えば第1)図のように構成さ
れたカール除去装置が提案されている。この技術は、本
体1と蓋体2をピン3によって開閉可能に枢着すると共
に、本体1内にロールホルダ4、プラテンローラ5.カ
ッター6及びカール除去装置を構成するガイド部材7a
を設け、且つ蓋体2に記録ヘッド8及び前記ガイド部材
7aと共にカール除去装置を構成するガイド部材7bを
設けて構成されている。前記ロールホルダー4にはシー
ト材9をロール状に巻き取ったロール9aが装填されて
いる。
前記ロール9aから引き出されたシート材9はプラテン
ローラ5によって搬送され、ガイド部材?a、7bによ
って形成された最も鋭角的な通路部分を通過する際にカ
ールが除去される。そして記録ヘッド8によって画像が
形成され、力、クーロによって切断されて装置の外部に
排出される。
また別の例として第12図に示すように構成したカール
除去装置が提案されている。即ち、ガイドシャフト10
及び該シャツNOの両端に設けたアーム1)にはプラテ
ンローラ5の時計方向の回転が摩擦クラッチ等を介して
伝達されている。またアーム1】の先端には、デカール
シャフト12が回転可能に取り付けられている。本体l
の所定位置にはアーム1)の移動を制限するストッパー
13.14が固着されており、アーム1)はバネにより
常に一方のストツバ−13側に付勢されている。
上記構成に於いて、シート材9はプラテンローラ5によ
って搬送される。プラテンローラ5の回転がガイドシャ
フト10に伝達されて該シャフトIOを回転させると共
に、アーム1)を時計方向に回動させる。アーム1)が
ストッパー14と当接すると、摩擦クラッチを滑らせ該
アーム1)の回動を停止させる。そしてシート材9は、
ロール9aからガイドシャフト10を経てデカールシャ
フト12によって鋭角的に曲げられカールが除去された
後、プラテンローラ5にまで搬送される。
プラテンローラ5の回転が停止すると、アーム1)はバ
ネの付勢力によって反時計方向に回動し、ストッパー1
3と当接して待機する。
この技術は上記の如く、シート材9の搬送に伴って回動
するアーム1)に取り付けたガイドシャフト10とデカ
ールシャツ目2とによって、シート材9に生じたカール
を除去するものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記第1)図に示す技術にあっては、装置の待機時には
、ガイド部材7a、7bの間にあるシート材9が折り曲
げられたまま放置されることとなる。
このため、前記ガイド部材7a、7b部分のシート材9
にロール状に巻き取られることによって生したカールと
は逆方向のカールが発生し、これが原因となって紙詰ま
り等が発生する虞がある。またカール除去を行うガイド
部材7a、7bの角度が一定であるため、ロール9aの
径によって変化するカールを適切に除去し得ない虞があ
る。
上記第12図に示す技術にあっては、ロールホルダー4
に新しいロール9aを装填する際にシート材9の先端を
ガイドシャフト10とデカールシャフト12の間を通す
ことが必要である。このため、操作性が繁雑である。ま
たデカールシャフト12によってカールが除去されたシ
ート材9は、該デカールシャフト12からプラテンロー
ラ5に巻き付(際の角度が大きくなり、再びカールが発
生ずる虞がある。更に、装置の待機中に於いて、シート
材9はプラテンローラ5とロール9aとの間に垂れ下が
り、このためロール状に巻き取られることによって生し
たカールとは逆方向のカールが発生する虞がある。また
シート材90カールを矯正する際にガイドシャフト10
を中心としてアームX1を回動させるため、この回動分
に対応じて本体1を大きくすることが必要である。
本発明の目的は、ロールの径に応じて変化するシート材
のカールを適切に矯正することが出来るデカール機構と
前記デカール機構を有する記!3装置を提供せんとする
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するためのデカール機構は、本体と、前
記本体に開閉可能に取り付けられた蓋体と、シート材を
搬送するための搬送手段と、前記搬送手段よりもシート
材の搬送方向上流側に配置され、前記シート材をガイド
するためのデカール部材と、前記蓋体の開放に伴い前記
デカール部材を前記配置位置から退避可能とするための
退避手段と、前記デカール部材よりもシート材の搬送方
向上流側に配置され、前記シート材に作用する張力と摩
擦継手手段からの伝達動力との相互作用によって移動す
る前記シート材をガイドするためのガイド部材と、前記
摩擦継手手段に動力を伝達するための駆動手段と、を有
することを特徴としてなる。
また前記退避手段が蓋体に回動可能に取り付けられ、且
つデカール部材を装着した回動部材、又は蓋体の開放に
伴い前記デカール部材を移動させる移動部材であること
が好ましい。
また記′i1装置は、搬送手段によって搬送されるシー
ト材に画イg号に応じて画像を形成するための記録手段
と、前記記録手段よりもシート材の搬送方向上流側に配
置された前記デカール機構と、を有することを特徴とし
てなる。
く作用〉 上記手段によれば、シート材を搬送するための搬送手段
よりも搬送方向上流側にデカール部材を配置し、且つガ
イド部材を該デカール部材よりもシート材の搬送方向上
流側に配置し、前記ガイド部材をシート材に作用する張
力と摩擦継手手段からの伝達動力との相互作用によって
移動し得るように構成したので、シート材のカールを該
シート材に作用する張力に応じて矯正することが出来る
一般にロール状に巻き取られたシート材に発生するカー
ルは、ロール径によって異なる。即ち、ロール径が大き
い場合には発生するカールは少なく、またロール径が小
さい場合には発生するカルは大きくなる。
またシート材に作用する張力は、シート材を巻き取った
ロールと、該ロールを保持するホルダーとの間の接触摩
擦に依存する。従って、ロールの径が大きい場合にはロ
ールの重量が大きくなり、このためシート材に作用する
張力が大きくなる。
またロールの径が小さくなると、シート材に作用する張
力が小さくなる。
前記搬送手段によってシート材を搬送すると共に、駆動
手段からの動力を摩擦継手手段を介してガイド部材に伝
達する。ガイド部材は駆動手段から伝達される動力によ
って移動し、搬送されるシート材と当接する。ガイド部
材はシート材と当接した後更に移動を継続し、シート材
に作用する張力の合力とガイド部材の移動力とが釣り合
った位置で停止する。従って、ガイド部材の移動量は、
摩擦継手手段に於ける伝達トルクを一定すれば、シート
材に作用する張力に応じて変化する。
上記の如くしてガイド部材が停止したとき、シート材は
ガイド部材及びデカール部材に巻回される。前記巻回方
向は、ガイド部材に対してはシト材のカールと同一方向
となり、且つデカール部材に対してはカールと逆方向と
なる。そしてシート材のカールは、デカール部材に対す
る巻き付きによって矯正される。
前記シート材のデカール部材に対する巻付量はガイド部
材の移動量に応じて変化する。即ち、シート材に作用す
る張力が大きい場合には、ガイド部材の移動量が少なく
、このためデカール部材に対するシート材の巻付量が小
さくなり、シート材に対する矯正作用が小さい。またシ
ート材に作用する張力が小さい場合には、ガイド部材の
移動量が太き(、このためデカール部材に対するシート
材の巻付量が大きくなり、シート材に対する矯正作用が
大きい。
また蓋体の開放に伴いデカール部材を配置位置から退避
可能に構成したので、シート材のカール矯正中に発生し
た紙詰まり等の処理を行うに際し、ガイド部材とデカー
ル部材とが干渉しても、デカール部材が配置位置から退
避することで円滑に盈体を開放することが出来、従って
紙詰まり処理等を容易に行うことが出来る。
また蓋体の開放に伴いデカール部材が配置位置から退避
し得るため、ロールを本体に装填するに際し、該ロール
から引き出したシート材の先端をデカール部材に通ず必
要がなく、従って、本体に対するロールの装填を容易に
行うことが出来る。
更に、記録装置に前述のデカール機構を設けることによ
り、装置内部に於いてシー1−材のカールを矯正するこ
とが出来る。このためシート材に生したカールに起因す
る紙詰まり等の発生の可能性を減少させることが出来る
〈実施例〉 以下上記手段を適用した記録装置の実施例について図を
用いて説明する。
第1図は記録装置の斜視説明図、第2図(A) 、 (
B)はカール矯正の説明図、第3図(A) 、 (B)
は要部拡大図、第4図はシート材のカールの説明図、第
5図は実験結果の説明図である。
先ず、図により記録装置の概略構成を説明する。
本体lに蓋体2が軸3によって開閉可能に枢着されてお
り、また蓋体2は図示しないクリック機構によって本体
1に係止し得るように構成されている。本体1の奥側所
定位置にはロールホルダー4が設けられており、該ホル
ダー4にロール状に巻き取られたt 1ffi紙、感熱
記録紙等のシート材9のロール9aが装填されている。
前記ロール9aから引き出されたシート材9は、ガイド
部材となるガイドシャフト21とデカール部十Aとなる
デカールシャフト22とに巻き付き、プラテンローラ5
によって搬送される。またプラテンローラ5には蓋体2
に圧縮バネ8aを介して取り付けられた記録ヘッド8が
圧接している。そしてプラテンローラ5によってシート
材9を搬送しつつ、記録ヘッド8を図示しない制御部か
らの画信号に応じて駆動することで、シート材9に画像
を形成する。所定の画像を形成されたシート材9はカッ
ター6によって切断されて装置外部に排出される。
上記構成に於いて、シート材9のカールはデカールシャ
フト22に対する巻き付きによって矯正される。またロ
ールホルダー4に装填されたロール9aの重量に応じて
ガイドシャフト21の移動量が変化すると共に、シート
+、!’ 9のデカールシャフト22に対する巻付角θ
が変化する。そして前記巻付角θが大きい場合、即ち、
シート材9のデカールシャフト22に対する巻イ」量が
小さい場合には、カール矯正作用は小さく、また巻付角
θが小さい場合、即ち、シート材9のデカールシャフト
22に対する巻付量が大きい場合にはカール矯正作用は
大きくなる。
次に、上記各部について詳説する。
ロールボルダ−4は、上部が開放された多角形状に形成
され、本体1の奥側に配置されている。
このロールホルダー4のプラテンローラ5側の壁面の一
部が折り曲げられ、後述するアーム27のストッパー4
aを形成している。ロールホルダー4ニハロール9aが
装填されており、8亥ロール9aの外周面とロールホル
ダー4の内面とが接触することで、摩擦抵抗が発生して
いる。従って、ロール9aの径が大きく、重量が大きい
ときには太きな摩擦抵抗が発生し、ロール9aの重量の
減少に伴ってこの摩擦抵抗も減少する。
前記ストッパー4aは、後述するアーム27の接触子2
7bが当接したときに該アーム27に取り付けたガイド
シャフト21によって、シート材9のデカールシャフト
22に対する巻付角θが約30度となるように構成され
ている。
プラテンローラ5は、ステッピングモーター等のモータ
ー23によって駆動されている。曲記モター23の回転
は、該モーター23に固着したギヤ23aから中間ギヤ
24を介してプラテンローラ5に固着したギヤ25に伝
達されている。このプラテンローラ5には記録ヘッド8
が圧接している。そして記録へラド8とプラテンローラ
5との間にシート材9を挟み込み、該ローラ5によって
シート材9を搬送している。
前記モーター23は制御部によって制御され、プラテン
ローラ5を矢印a、b方向に回転させる。
即ち、シーI・材9に画像を形成する場合にはプラテン
ローラ5を矢印a方向に回転させ、シート材9を矢印C
方向に搬送する。また画像の形成が終了し、後述するカ
ッター6によってシート材9の切断が終了すると、プラ
テンローラ5を矢印す方向に回転させて切断されたシー
ト材9の先端を所定の待機位置にまで引き戻すように構
成されている。
力、ター6は一対の刃6a、6bによって構成されてい
る。刃6aは本体lに固定されている。
刃6bは軸6b、を支点として回動可能に設けられ、図
示しない駆動手段によって駆動されている。そして制?
71)部からの切断信号によって、刃6bが刃6aに対
し擦り合うように回動することで、シート材9を切断し
得るように構成されている。
前記カッター6はモーター23によって駆動し得るよう
に構成することが可能であり、また該モーター23以外
の駆動手段によって駆動されるように構成することも可
能である。
前記カッター6とプラテンローラ5との間には、シート
材9を案内するための一対のカッターガイド6c、6d
が配置されている。
記録ヘッド8は制御部からの画(i号に応じて駆動され
、シート材9に画像を形成するものである。
記録ヘッド8は蓋体2に圧縮ハネ8aを介して取り付け
られると共に、端部に設けた軸8bを支点として回動し
得るように構成されている。
本実施例に於いて、記録ヘッド8はシート材9と接触す
る面に多数の発熱素子8cをシート材9の幅方向に配列
した、所謂サーマルヘッドとして構成されている。従っ
て、画像の形成に際しては個々の発熱素子8cに画イδ
号に応した通電がなされ、この時の発熱によってシート
材9に画像が形成される。
シート材9は、長尺状の背1ff1紙或いは感熱記録紙
等が用いられる。このンート材9は記録手段の構成に対
応じて夫々適切な材質のものが用いられる。記録ヘッド
8としてサーマルヘッドを有する本実施例では、シート
材9として感熱記録紙を用い、該シート材9を芯9bに
巻き取ったロール9aとしている。
シート材9には該シート材9がロール状に巻き取られて
いることからカールが発生する。このカールはロール9
aの径によって異なる。例えば第4図に示すようにロー
ル9aの径が大きい位置で発生するカールは、同図(A
)のようにカール高さ1−iが小さく、またロール9a
の径が小さくなると、同図(R)に示すように、同図(
A)で示すカール高さHが大きくなり、更に丸まった状
態のカールが発生し、カール高さI]が大きくなる。
このことから、シート材9に発生したカールをを効に矯
正するためには、ロール9aの径に応じて作用するデカ
ール機構が必要であることが判る6次にガイド部材とな
るガイドシャフト21は、後述するデカール部材となる
デカールシャフト22と協働してシート材9に発生した
カールを矯正するためのものである。
前記ガイドシャフト21は、軸26を中心として回動可
能に構成されたアーム27に回転可能に取り付けられて
いる。前記軸26は本体1に回動可能に支持されており
、軸端には摩I?継手手段となる滑りクラッチ28が取
り付けられている。そして軸26には滑りクラッチ28
を介して駆動手段となるモーター23の動力が伝達され
ている。即ち、モーター23の動力は、該モーター23
に固着したギヤ23aから中間ギヤ24.プラテンロー
ラ5に固着したギヤ25中間ギヤ29を介して滑りクラ
ッチ28を構成するギヤ28aに伝達されている。
モーター23の動力をプラテンローラ5に伝達する伝導
系及びモーター23の動力をアーム27に伝達する伝導
系に於いて、プラテンローラ5の回転速度、即ちシート
材9の搬送速度とア一1.27の回動速度とを同一速度
とするか、或いはアーム27の回動速度の方が若干速く
なるように構成することが好ましい。前記モーター23
から軸26に伝達される動力は、該軸26をプラテンロ
ーラ5の回転方向と同一方向に回転させるための回転力
である。
またアーム27を駆動するための駆動手段としては、プ
ラテンローラ5を駆動するモーター23のみに限定され
るべきものでは無く、該モーター23とは別個にモータ
ーを設けても良い。
滑りクラッチ28は、軸26に固着したクラッチ仮28
bと、このクラッチ板28bと面接触する摩擦部材28
Cと、軸26に対し回転可能に嵌合するギヤ28aと、
軸26の端部に装着した圧4i?iバネ28dとによっ
て構成されている。即ち、ギヤ28aは圧縮バネ28d
によって摩擦部材28Cを介してクラッチ板28bと圧
接しており、この接触摩擦によってモータ23の動力を
軸26に伝達することで、該軸26を駆動し得るように
構成されている。従って、軸26に伝達される動力はク
ラッチ板28bと摩擦部材28cとの摩擦係数及び圧縮
ハネ28dによる付勢力によって定まる。このため、軸
26の端部にネジ部を形成し、該ネジ部にナツトを螺合
させ、このす、トによって圧縮バネ28dの付勢力を調
整し得るように構成することが好ましい。
アーム27は前記軸26の両端に設けられ、且つ該アー
ム27の略中央部に於いて軸26に固着されている。そ
してアーム27のロール9a側の端部27aにガイドシ
ャフト21が回転可能に取り付けられている。またアー
ム27の他端27bはロールホルダー4に設けられたス
トッパー4a及び後述する取付部材30に設けたストッ
パー32と当接する接触子27bとして構成されている
前記アーム27は、該アーム27が矢印e方向に回動さ
れた場合、ガイドシャフト21がロールホルダー4のプ
ラテンローラ5に対向する起立壁の上部とガイド板34
の下部との間に形成される空間に収容されるように構成
されている。
デカールシャフト22は、蓋体2に固着した取付部材3
0に回動可能に取りイ」けられた退避手段となる回動部
材31に回転可能に取り付けられている。
前記取付部材30は、蓋体2が開放された時に記録ヘッ
ド8の回動を抑止するためのストッパーとなると共にシ
ート材9のガイドとなるガイ1′部30a 、 t、に
ガイド部30aの両端に垂下形成したブラケット30b
、ガイド部30aのシート材9の搬送方向上流側に形成
した回動部材31のストッパー30C搬送方向下流側に
形成した回動部材31のストッパー30d及びガイド部
30aの両端に起立形成したブラケット30eによって
構成されている。
前記ブラケット30bの先端には、アーム27の接触子
27bと当接して該アーム27の回動範囲を制限するス
トッパー32が設けられている。またブラケ・yト30
eには、軸33を介して回動部材31が回動可能に取り
付けられている。
前記回動部材31は、軸33の両側に矢印f、g方向に
回動可能に取り付けられた斧型状のプレートによって構
成されている。そしてこの回動部材31の斧型突出位置
にデカールシャフト22が回転可能に取り付けられてい
る。従って、回動部材31は、該部材31の自重とデカ
ールシャフト22の重量との作用により、蓋体2の開放
角度に対応じて、該部材31の重心が常に鉛直方向にあ
るように回動する。
前記回動部材31の上面31aは取付部材30のストッ
パー30Cと当接し、また側面31bはストッパー30
dと当接して該部材31の回動範囲が制限されている。
また前記回動部材31の下面31cは、蓋体2が閉鎖さ
れたとき軸26と当接し得るように構成されている。こ
こで、前記回動部材31は、第3図(A)(B)に示す
ように蓋体2が閉鎖状態では、回動部材31の上面31
aとストッパー30cとが当接し、且つその下面31C
と軸26とが離隔した状態であるか、或いは回動部材3
1の上面31aとストッパー30Cとが離隔し、且つそ
の下面31cと軸26とが当接した状態をとり得る。
上記の如く構成された回動部材31は蓋体2が開放され
ると、回動部材31の上面31aと取付部材30に形成
したストッパー30Cとの当接が解除され、若しくは回
動部材31の上面31aとストッパー30cとが当初か
ら離隔した状態で、回動部材31の下面31cが軸26
に沿って矢印g方向に回動する。また蓋体2が閉鎖され
ると、回動部材31の下面31Cは軸26に沿って矢印
f方向に回動し、回1す1部材31はストッパー30c
と軸26とによって、回動部材31の位置が拘束される
。従って、第2図(A) 、 (n)及び第9図に示す
ように蓋体2を閉鎖した場合には、回動部材31の本体
1に於ける位置は、上面31aがストッパー30cと当
接し且つその下面31cが軸26と離隔している位置か
、又は上面31aがストッパー30Cと離隔し且つ下面
31cが軸26に当接する位置のどちらかである。
前記デカールシャフト22は、プラテンローラ5に対し
シート材9の搬送方向上流側であって、且つシート材9
のプラテンローラ5に対する導入角度があまり大きくな
らない位置に配設されている。
前記デカールシャフト22と対向してガイド板34が設
けられている。このガイド板34の一端はプラテンロー
ラ5の近傍まで延長されており、また他端はロールホル
ダー4の起立壁の近傍まで延長されている。そしてこの
ガイド板34はロール9aから引き出されたシート材9
をプラテンローラ5まで案内する。
上記の如く構成された記録装置に於けるカールの矯正に
ついて説明する。第2図(八)はロール9aの径が大き
い場合のカール矯正についての説明図であり、第2図(
B)はロール9aの径が小さくなった場合のカール矯正
についての説明図である。
モーター23を回転させてプラテンローラ5を矢印a方
向に回転させると、シート材9は矢印C方向に搬送され
る。同時にモーター23の動力が滑りクラッチ28に伝
達され、軸26に固着したアーム27を矢印d方向に回
動させる。アーム27の矢印d方向の回動によりガイド
シャフト21がシート材9と当接することで、該シート
材9の殿送経Sトよロル9a、 ガイドシャツ1−21
. デカールシャフト22プラテンローラ5として形成
される。前記搬送経路に於いて、シート材9はガイドシ
ャフト21に対しロール9aの巻取方向と同一方向に巻
き付き、デカールシャフト22に対しロール9aの巻取
方向とは逆方向に巻き(=f <。そしてこのデカール
シャフト22に対する巻き付きによってシート材9のカ
ールを矯正する。
ここで、ロールホルダー4と該ホルダー4に装填された
ロール9aとの接触摩擦により、シート材9には張力F
が作用する。前記張力Fはロールの重量に比例する。
第2図(八)に於いて、ロール9aの重量をG、とし、
このときシート材9に作用する張力をF、とすると、ガ
イ1シヤフト21及びデカールシャフト22の前後では
シート材9に沿って張力F、が作用する。
カイトシャフト21が矢印d方向に移動することで、デ
カールシャフト22の前後の前記張力F、の合力により
回動部材31の上面31aとストッパー30cとが当接
し、デカールシャフト22の位置が決まる。またガイド
シャフト21に対するシート材9の巻付量が増大し、こ
れに伴い前記張力F、の合力によるアム27の回動力(
滑りクラッチ28の伝達ト)Pり)に対する抗力が増大
する。そして前記合力とアーム27の回動力とが釣り合
った位置で該アーム27の回動が停止する。このとき滑
りクラッチ2Bではクラッチ板28bと摩擦部材28C
との間に滑りが発生している。
同図に於いてシート材9に作用する張力F、とアーム2
7の回動力とが釣り合うと、シート材9はガイドシャフ
ト21から、デカールシャフト22に巻付角θ1で巻き
付き、その後プラテンローラ5に導入される。
第2図(B)に示すように、ロール9aの径が小さくな
り、重量G2が重量G1よりも小さくなると、シート材
9に作用する張力F2は張力F1よりも小さくなる。こ
のため、ガイ1シヤフト21に作用する張力F2による
抗力が小さくなり、アーム27はシト材9に張力F、が
作用していたときよりも更に矢1’J] d方向に回動
する。そしてアーム27の回φノ+力と前記抗力とが釣
り合った場合には、アーム27はその位置で停止するが
、該アーム27の回動力の方が大きい場合には、接触子
27bがストッパー4aと接触することでアーム27の
回動を停止させる。またデカールシャフト22はシート
材9の張力により持ち上げられ、回動部材31の上面3
1aとストッパー30cとが当接し、デカールシャフト
22の位置が決まる。このときシート材9のデカールシ
ャフト22に対する巻付角はθ2となりこの角度は前記
θよりも小さくなる。従って、ロール9aの径が大きい
場合には、シート材9のデカールシャフト22に対する
巻付量が小さく、ロール9aの径が小さくなるに従って
シート材9のデカールシャフト22に対する巻付量が増
大することとなる。
第4図はシート材9に発生するカールの説明図であり、
Hはカール高さを表す。また第5図はロール9aからカ
ールの矯正を行わないで所定長さのシート+オ9を切断
した場合のカール高さHと、上記構成のデカール機構に
よってカールを矯正して所定長さのシート材9を切断し
た場合のカール高さHとの比較実験結果である。
本実験に於いて、シート材9としては幅210mm(A
4サイズ)で長さ100mの感熱記録紙を] 1n(2
5,4mm)の芯9bに巻き付けたロール9aを用いた
。この場合ロール9aの初期外径は96龍となる。また
アーム27の回動力を1 kgとし、デカールシャフト
22の外径を41負とした。またソート材9のデカール
シャフト22に対する巻付角θの範囲を130〜30度
となるように構成した。更に、シート材9を長さ297
m+1 <A 4サイズ)で切断した。
第5図に於いて、白三角はカール矯正を行わない場合で
あって、且つ切断されたシート材9のカール形状が第4
図(A)となるものである。白丸はカール矯正を行った
場合であって、且つ切断されたシート材9のカール形状
が第4図(A) となるものである。黒三角はカール矯
正を行わない場合であって、且つ切断されたシート材9
のカール形状が第4図(B) となるものである。
第5図から明らかなように、シーlイ9に発生するカー
ルはり−ル9aの径が大きいほどカール高さHの値が小
さく、ロール9aの径が減少するに従ってカール高さH
の値が大きくなっている。
そしてロール9aの径が約401園以下になると、シト
材9には丸まった状態のカールが発生している。
また本実施例に示すデカール機構によって矯正されたシ
ート材9には殆どカールの発生が無く、且つ測定された
カール高さHの値が略一定の値を示している。このこと
から、ロール9aの径に応じて異なうたカール高さHを
有するシート材9に対し、適切な矯正が行われたことが
判る。
上記したように本実施例のデカール機構は、シート材9
に作用する張力Fとアーム27の回動力との釣り合いに
より、該アーム27に取り付けたガイドシャフト21に
よってシート材9の搬送経路を規制し、デカールシャフ
ト22に対するシート材9の巻付角が変更されることで
、該シート材9のカルを該ソート材9に作用する張力F
に応じて矯正することが可能となる。
また上記構成に於いて、モーター23を駆動してプラテ
ンローラ5を矢印す方向に回転させると、同時にモータ
ー23の動力が滑りクラッチ28を介して軸26に伝達
され、アーム27を矢印e方向に回動させる。矢印e方
向に回動したアーム27は、接触子27bがストッパー
32と当接することで回動を停止する。このとき、ガイ
ドシャフト21は第6図(へ)(R)に示すように、ガ
イド板34の延長上に位置すると共に、ロールホルダー
4とロール9aとで構成する空間35を閉鎖する位置ま
で退避する。また滑りクラッチ28に於いては、クラッ
チ板28bと摩擦部材28cとの間に滑りが発生する。
またデカールシャフト22のシート材9に対する接触が
解除されるため、回動部材31の自重により降下し、回
動部材31の下面31Cと軸26とが当接する位置で停
止する。
前記アーム27の矢印e方向の回動によってガイドシャ
フト21のシート材9に対する接触が解除される。この
ためガイドシャフト21によるシート+A9の搬送経路
の規制が解除され、シート材9にはロール9aとプラテ
ンローラ5との間で弛みが発生ずる。このソート材9の
弛み部分は、デカールシャフト22に対向して設けたガ
イド板34に沿い、且つ該ガイド板34の延長上にある
ガイトソヤフト21によって支持される。このためシー
ト材9が空間35に入り込むことが無く、同図に示すよ
うに緩やかな曲線を1苗いて、ロール9aと蓋体2との
間の空間に収容される。従って、シート材9には局部的
な折れの発生ずる虞がない。
また第2図(B)に示すようにロール9aの径が減少し
た場合、ガイドシャフト21はアーム27の矢印d方向
の回動により、デカールシャフト22の上部にまで移動
する。このとき装置内部に於いて発生した紙詰まり等の
処置を施す場合、蓋体2を開放する際にガイドシャフト
21とデカールシャフト22とが干渉する。
本実施例では、上記の如くガイドシャフト21とデカー
ルシャフト22とが干渉した場合であっても、蓋体2の
開放を容易に行うことが出来る。即ち、デカールシャフ
ト22を取付部材30に回動可能に取り付けた回動部材
31に取り付けることによって、蓋体2の開放に伴いデ
カールシャフト22が所定位置から退避し得るように構
成されている。
前述の如く、蓋体2が閉鎖された場合、回動部材31は
上面31aがストッパー30cと当接していることで、
該部材3】の位置が拘束されている。また蓋体2の開放
に伴い回動部材31の上面31aとストッパー30Cと
の当接が解除され、回動部材31の下面31cは軸26
に沿って回動し、第7図に示すように蓋体2が更に開放
されると、回動部材31の下面31cと軸26との当接
が解除されることで、回動部材31は軸33を支点とし
て上面31aとストッパー300との当接位置から側面
31bとストッパー30dとの当接位置範囲で矢印f、
  g方向への回動が可能となる。
従って、第2図(B)に示すようにガイドシャフト21
とデカールシャフト22とが干渉した場合、蓋体2を開
放すると第7図に示すように、回動部材31は該部材3
1の自重とデカールシャフト22の重油との作用により
、下面31Cが軸26と当接した状態で矢印g方向に回
動する。回動部材31の矢印g方向への回動によりガイ
ドシャフト21とデカールシャフト22との干渉が解除
され、蓋体2を容易に開放することが可能となる。一方
、アーム27が第7図に示す状態で蓋体2を閉じる時に
は、回動部材31は該部材31の自重とデカールシャフ
ト22の重量との作用により蓋体2の角度に応じて回動
するが、同図に示されるように回動部材31の側面31
bとストッパー30dが当接しているため、回動部材3
1の下面31Cは軸26の上方に且つ上面3]aはガイ
ドシャフト21の下方の位置となり、更に蓋体2を閉し
ると、回動部材31の下面31cが軸26と当接し、前
記下面31cは軸26に沿って回動するので、回動部材
31とガイドシャフト21とが干渉すること無く蓋体2
を閉鎖することが出来る。
次に、上記の如く構成したデカール機構を有する記録装
置によりシート材9に画像を形成する場合について説明
する。
先ず、本体1にロール9aを装填する場合には、第8図
に示すように蓋体2を開放しロールホルダー4にロール
9aを装填する。このとき蓋体2の開放により、アーム
27の接触子27bとスト、パー32との当接が解除さ
れるため、アーム27の矢印e方向への回動に対する制
限が解除される。このときアーム27は同図に於りる二
点鎖線の姿勢を保持する。ロール9aをロールホルダー
4に装填するに際し、該ロール9aがガイドシャフト2
1と接触した場合には、ガイドシャフト21はロール9
aの重量によって矢印e方向にロールホルダー4とガイ
ド板34との間の間隙にまで回動される。このためガイ
ドシャフト21がロール9aの装填に対し悪影響を与え
る虞がなく、装置全体を小型に構成することが可能とな
る。
次いでロール9aからシート材9を引き出し、このシー
ト材9をプラテンローラ5を介してカッターガイド6c
、6dの間を通ずことで、記録装置に対するシート材9
のセットを行う。そして第9図に示すように蓋体2を閉
鎖すると、ストッパー32が接触子27bと当接し、ア
ーム27を矢印d方向に同図に於ける二点鎖線の位置か
ら、初期位置まで回動さ−U待機状態となる。また回動
部材31は、下面31Cが軸26と当接する初期位置で
待機状態となる。従って−F面31aとストッパー30
cとの間には間隙がある。前記間隙は蓋体2を閉鎖して
本体lに係止する際に蓋体2のオーバーストロークを確
保するためである。
L記の々1)り、本実施例では第12図に示す技術のよ
うにシート材9をデカールシャフト12を潜らUる操作
を省くことが可能となり、このためセy )が容易とな
り、且つ装置全体を小型化することが可能となる。
開示しない制御部から記録信号が送られると、モーター
23が回転を開始し、第2図(A) 、 CB)に示す
ようにプラテンローラ5が矢印a方向に回転してシート
材9を矢印C方向に搬送する。同時にアーム27が矢印
d方向に回動しシート材9に作用する張力Fに応した位
置で停止する。また回動部材31が矢印「方向に回動し
、−F面31aとストノバ30cとが当接する位置で停
止する。このとき、シート材9の搬送経路はガイドシャ
フト21とデカールシャフト22とによって規制される
。そしてシート材9は、デカールシャフト22に対し該
シート材9に作用する張力Fに応じた巻付角θで巻き付
き、カールが矯正される。
一方、記録ヘッド8にはシート材9の搬送と同期して画
信号が送られ、この画信号に応じて個々の発熱素子8C
が発熱し、シート材9に画像が形成される。
所定の画像が形成されると、シート材9は引き続き矢印
C方向に搬送される。そしてシート材9に形成した画像
の後端がカッター6に至ると、該カッター6が駆動され
てシート材9を切断する。
画像が形成され、且つ切断されたシート材9は本体1の
外部に排出される。
前記切断が終了すると、モーター23によって第6図(
八)及び同図(B)で示すようにプラテンローラ5は矢
印す方向に回転し、同時にアーム27が矢印e方向に回
動する。このとき、アーム27の回動速度とプラテンロ
ーラ5によるシート材9の搬送速度とが、同一速度か或
いはアーム27の回動速度の方が速いため、ガイドシャ
フト21は速やかにシート材9との接触を解除し、アー
ム27の接触子27bがストッパー32と当接する初期
位置に退避する。
また回動部材31も自重により降下し、下面31cと軸
26とが当接する初期位置で停止する。プラテンローラ
5の矢印す方向への回転によって、シート材9の先端が
カッター6から引き戻される。そしてシート材9の先端
が所定の待機位置に達するとモーター23が停止し、待
機状態となる。
前記待機状態に於いて、制御部から次の記録信号が送ら
れると、モーター23によって第2囲い)(R)に示す
ようにプラテンローラ5が矢印a方向に回転し、同時に
アーム27が矢印d方向に回動する。また回動部材31
は上面3]aとストッパー30cとが当接する位置まで
回動して停止する。このとき、先ず前回の記録終了後プ
ラテンローラ5の矢印す方向の回転によって引き戻され
たシート材9の弛み分が搬送される。そしてこの弛み分
が搬送される間にアーム27が回動してシート材9の搬
送経路を規制し、これによりシート材9のカールを適切
に矯正することが可能となる。
(他の実施例〕 第10図は蓋体2の開閉に伴ってデカールシャフト22
を移1jすることが出来るデカール機構に関するもので
ある。図に於いて前述の第1実施例と同一部分及び同一
機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。
本体1の両イpす所定位置にレール部材40が固着され
ている。デカールシャフト22は、該シャフト22の両
端が前記レール部材40に支持されており、該部材40
に沿って移動し得るように構成されている。
前記デカールシャフト22の両端には、本体lに設けた
ビン41との間に引張ハネ42が装着されている。
またデカールシャフト22の両端には、一端を蓋体2に
固着したワイヤ43が締結されている。このワイヤ43
は本体1に設けたピン44a〜44cに巻回されている
従って、デカールシャフト22は常に引張バネ42によ
ってレール部材40に沿って矢印り方向に付勢されてお
り、蓋体2が閉鎖されているときは、レール部材40の
端部と当接した位置を保持する。また蓋体2の開放に伴
いワイヤ43が矢印J方向に引っ張られることで、デカ
ールシャフト22はレール40に沿って矢印i方向に移
動する。
上記の如く、本実施例では蓋体2の開放に伴いデカール
シャフト22をレール部材40に沿って初期位置から移
動し得るように構成されている。このため、図に於ける
実線で示されるようにガイドシャフト21とデカールシ
ャフト22とが干渉した状態から蓋体2を開放する場合
には、デカールシャフト22が初期位置から退避し、従
って、該シャフト22がガ・イドシャフト21と干渉す
ること無く、容易に蓋体2を開放することが可能となる
前記構成に於いて、シート材9のカールの矯正は、前述
の第1実施例に於いて説明したと同様にして行うことが
可能である。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明のデカール機構によ
れば、シート材に作用する張力と該シート材をガイドす
るためのガイド部材に伝達される摩擦継手手段からの伝
達動力との相互作用によって、ガイ1′部材を移動し得
るように構成したので、シート材に作用する張力に応じ
て該シート材のカールを矯正することが出来る。
また蓋体の開放に伴いデカール部材を配置位置から退避
可能に構成したので、シート材のカール矯正中に発生し
た紙詰まり等の処理を行うに際し、ガイド部材とデカー
ル部材とが干渉しても、デカール部材が配置位置から退
避することで円滑に蓋体を開放することが出来、従って
紙詰まり処理等を容易に行うことが出来る。
また蓋体の開放に伴いデカール部材が初期の配置位置か
ら退避し得るため、ロールを本体に装填するに際し、該
ロールから引き出したシート材の先端をデカール部材に
通す必要がなく、従って、本体に対するロールの装填を
容易に行うことが出来る等の特徴を存するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は記1.工装置の斜視説明図、第2図(/l) 
、 (B)図はカール矯正の説明図、第3図(A) 、
 (B)は要部拡大図、第4図はノート材のカールの説
明図、第5図は実験結果の説明図、第6図(A) 、 
(II)シート材を引き戻したときの説明図、第7図は
蓋体を開放する際の説明図、第8図及び第9図はロール
を装填する際の説明図、第10図は他の実施例の説明図
、第1)図及び第12図は従来技術の説明図である。 1は本体、2は蓋体、4はロールホルダー、4aはスト
ッパー、5はプラテンローラ、6はカッター、6c、6
dはカッターガイド、8は記録ヘッド、9はシート材、
9aはロール、21はガイドシャフト、22はデカール
シャフト、23はモーター26は軸、27はアーム、2
8は滑りクラッチ、30は取付部材、30c、30dは
ストッパー、31は回動部材、32はストッパー、34
はガイド板、35は空間、40はレール部材、42は引
張バネ、43はワイヤである。 特許出願人  キャノン株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)本体と、 前記本体に開閉可能に取り付けられた蓋体と、シート材
    を搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段よりもシート材の搬送方向上流側に配置さ
    れ、前記シート材をガイドするためのデカール部材と、 前記蓋体の開放に伴い前記デカール部材を前記配置位置
    から退避可能とするための退避手段と、前記デカール部
    材よりもシート材の搬送方向上流側に配置され、前記シ
    ート材に作用する張力と摩擦継手手段からの伝達動力と
    の相互作用によって移動する、前記シート材をガイドす
    るためのガイド部材と、 前記摩擦継手手段に動力を伝達するための駆動手段と、 を有することを特徴としたデカール機構。
  2. (2)前記退避手段が前記蓋体に回動可能に取り付けら
    れ、且つ前記デカール部材を装着した回動部材であるこ
    とを特徴とした請求項(1)記載のデカール機構。
  3. (3)前記退避手段が前記蓋体の開放に伴い前記デカー
    ル部材を移動させる移動部材であることを特徴とした請
    求項(1)記載のデカール機構。
  4. (4)搬送手段によって搬送されるシート材に画信号に
    応じて画像を形成するための記録手段と、前記記録手段
    よりもシート材の搬送方向上流側に配置された請求項(
    1)、(2)又は(3)記載のデカール機構と、 を有することを特徴とした記録装置。
JP30595188A 1988-12-05 1988-12-05 デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置 Pending JPH02152856A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30595188A JPH02152856A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置
EP89122387A EP0372478B1 (en) 1988-12-05 1989-12-05 Curl correction apparatus
DE68928399T DE68928399T2 (de) 1988-12-05 1989-12-05 Apparat zum Ausgleichen der Wellungen
US08/487,912 US5533821A (en) 1988-12-05 1995-06-07 Curl correction apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30595188A JPH02152856A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02152856A true JPH02152856A (ja) 1990-06-12

Family

ID=17951259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30595188A Pending JPH02152856A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02152856A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0372478B1 (en) Curl correction apparatus
EP0410396B1 (en) Recording apparatus
JPH06183628A (ja) シート排出装置及びカール矯正装置
JPH11352592A (ja) 感光材料の搬送装置
JP2007160801A (ja) ロール紙給紙機構、ロール紙給紙カセット、及び画像形成装置
US4961091A (en) Sheet receiving device
JP3354437B2 (ja) ロール紙の紙送り機構
JPH02152856A (ja) デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置
JP2652053B2 (ja) デカール機構及び前記デカール機構を有する記録装置
JP2977101B2 (ja) デカール装置
JPH04292364A (ja) 巻きぐせ除去機構
JP2652068B2 (ja) デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置
JPH04164764A (ja) カール矯正機構及び前記カール矯正機構を有する記録装置
JPH0568999U (ja) 記録紙搬送装置
JPH02158553A (ja) 記録装置
JPH0361252A (ja) デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置
JP2558788B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0361253A (ja) デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置
JPH0416110B2 (ja)
JPH0455255A (ja) デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置
JPH11193142A (ja) 給紙装置及びシート処理装置
JPH04260564A (ja) デカール機構
JPH082766A (ja) 印画記録装置および該装置のカール取り除き方法
JPH0361258A (ja) デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置
JPS5969764A (ja) 画像形成装置