JPH02151832A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

Info

Publication number
JPH02151832A
JPH02151832A JP30597988A JP30597988A JPH02151832A JP H02151832 A JPH02151832 A JP H02151832A JP 30597988 A JP30597988 A JP 30597988A JP 30597988 A JP30597988 A JP 30597988A JP H02151832 A JPH02151832 A JP H02151832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
orientation
rubbing
treatment
alignment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30597988A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoichi Nakamura
中村 豊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP30597988A priority Critical patent/JPH02151832A/ja
Publication of JPH02151832A publication Critical patent/JPH02151832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、強誘電性液晶素子に関するものである。
[従来の技術] 現在、液晶を用いた電気光学素子、即ち表示素子や、プ
リンタヘッド用のシャッタアレイの開発が活発に行われ
ており、表示素子は広く実用化されている。しかしなが
ら、従来の液晶素子は応答速度に限界があり、表示素子
として広く用いられているツイストネマチック型ゝの応
答速度は室温において30ミリ秒程度であり、この応答
速度を1桁短縮することは極めて困難というのが常識で
ある。
このような状況にあって、近年、強誘電性液晶と呼ばれ
る種類のカイラルスメクチック液晶が注目を浴びている
。これは、この種の強誘電性液晶の応答速度がツイスト
ネマチック型液晶に比べて、2桁から4桁はど短縮化さ
れ、高速の応答性を有しているからである。
強誘電性液晶が示すこのような高速応答性を最初にi認
したのは、ノーエル・ニー・クラーク(Noel A、
 C1ark )とスベン・チー・ラゲルバル(sve
n ’r、 LagerWal+ )でおるとされてお
り、その内容は、「アプライド・フィツクス・レターズ
(Applied Physics Letters)
Jの第36巻、第11号(1980年発行)の899頁
から901頁にかけて掲載された彼らの論文に記載され
ている。
即ち、強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶は、第
3図に示すように、自発分極31を持った液晶分子32
が層構造をとると同時に螺旋配向を有している。このま
までは自発分極31は螺旋軸33の回りに均一に分布し
て打ち消しあっているが、第4図に示すように、このよ
うな液晶をその螺旋軸33と並行な2枚の基板41およ
び42で挟み、かつその間隙、即、ち液晶の厚さを少な
くとも螺旋構造のピッチ長以下に薄くすると、液晶分子
32は自発分極31が基板41.42に対して垂直とな
るような2つの配向状態、即ち液晶分子長軸の局所的な
平均の配向方向を示すCダイレクタが並行に配向した2
つの状態のいずれかに強制的に配向させられる。
第4図において、領域Aは自発分極31が下側の基板4
1に向いた状態、領域Bは自発分極31が上側の基板4
2に向いた状態である。
第5図は基板の上面からみた図であり、領域へと領域B
とでは液晶分子が2つの異なる配向状態51、52をと
っていることを示している。第6図は領域A、領域Bの
2つの配向状態を、第5図のa方向から見たCダイレク
タ61の配向状態で表した図である。第5図に示したよ
うに、この2つの領域A、Bを2枚の互いに偏光方向が
直交する偏光板で挟み、かつ1枚の偏光板の偏光方向5
3を配向方向51の液晶分子に一致させて観察すると、
領域Aは暗く見え、領域Bは明るく見える。
このように、分子軸の螺旋配向と層構造とを有するカイ
ラルスメクチック液晶、即ち強誘電性液晶を極めて間隙
の狭い2枚の電極付基板で挟むと、液晶分子はCダイレ
クタ61が平行に配向した光学的に識別される2つの配
向状態をとるようになる。
しかも、強誘電性液晶はその自発分極が外部電界に直接
的に応答して、電界方向に配向する。従って、層に平行
で向きが反転する電界を印加すると、電界の反転に応じ
て自発分極の向きが反転する。
即ら、第5図の領域Aと領1ijiBとが電気的にスイ
ッチングされる。しかも、この電気的スイッチング現象
が自発分極と外部電界の直接的な応答によるものである
ために、応答速度が極めて高速であり、前述の論文によ
るμ秒台の応答速度が確認されている。また、第5図の
領域A、領域Bの2つの状態は外部電界の印加されてい
ない状態においてもエネルギー的には原理的に安定であ
るとされ、従って、2つの状態は電気的にスイッチング
可能であると同時に、外部電界を取り除いた後も、□そ
のままの状態で安定に存在しうる。即ち、メモリ性を有
する。このように、前述の論文に記載されている強誘電
性液晶素子は、高速性とメモリ性とを有するため、研究
開発が積極的に進められ、大容量の表示素子の開発例が
報告されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような構成では、スメクチック層
の配向方向を基板全体にわたって一軸方向にするため、
規制力として上下基板に平行ラビング処理を行うのが通
例であるが、そのラビング強度を強くし、スメクチック
層の一軸配向性を良くすると双安定性が損なわれるとい
うトレードオフが生じていた。
本発明は、以上述べたような従来の事情に対処してなさ
れたもので、十分な双安定性を有し、かつ配向性が高く
てコントラストの高い液晶素子を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明は、強誘電性液晶を挟持し、ヘリカル構造を抑制
可能にセルギャップを制御した液晶素子において、上下
の基板にそれぞれ前記強誘電性液晶のコーン頂角分交差
する各方向にラビング配向処理を施し、かつラビング処
理とは異なる配向処理を施してスメクチック層の配向方
向を前記交差角中心方向に規定してなることを特徴とす
る液晶素子である。
本発明において、スメクチック層の配向方向を交差角中
心方向に規定する処理としては、磁場配向処理が挙げら
れる。
[作用] 平行ラビング処理においては、クラーク、ラゲルバルら
が提唱した2つの安定配向方向とラビング配向方向が異
なるため、液晶分子が電界除去時にラビング方向に少し
傾いた中間状態に安定化し、これが双安定性を低下させ
、ひいてはコントラス1〜の低下を招いている。
そこで、液晶の2つの配向方向とラビング配向方向が一
致するように上下の基板にコーン頂角分交差した方向に
ラビング処理を行うと、得られる、液晶分子はスメクチ
ック層の配向不良によりコンミルラストの低下が起ぎる
。これは素子作成プロセス時のスメクチック層形成時に
おいて上下のラビング方向か異なるため、ラビング方向
に沿うスメクチック層の配向方向に液晶バルク中におい
て、ミスマツチが起こるためであることが分かった。
そこでわれわれはスメクチック層形成時、すなわちスメ
クチックA層の温度域においてラビング配向規制力より
も強い磁場配向処理方法を用いて、スメクチック層の配
向方向をコーン頂角中心方向に規定し、スメクチック層
の配向性を改良した。
この磁場配向処理をラビング処理法と組み合わせること
により、スメクチック層の配向と双安定性の向上に矛盾
がなくなった。
このようにして、本発明は、上記の構成により上下ガラ
ス基板に、強誘電性液晶のコーン頂角分交差した方向に
配向処理を行い、さらにスメクチック層法線方向を磁場
配向処理でコーン中心軸方向に設定することにより、動
作の初期状態において、一方の配向方向に一様な状態で
向いて安定しており、逆電界印haによってもう一方の
配向方向に安定して並ぶ。それにより、双安定性を持ち
、かつ配向性が高くて、コントラストの高い液晶素子と
することが可能となる。
[実施例] 次に本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説
明する。
上下のカラス基板に強誘電性液晶のコーン頂角分交差し
た方向に配向処理を施し、かつ前記交差角中心方向に磁
場配向処理を施した素子について図面を参照しながら説
明する。
第1図は、液晶素子のラビング配向処理および磁場配向
処理を施した方向を示す説明図、第2図は本発明におけ
る液晶分子の動作原理を示す説明図である。
第1図において、1は上ガラス基板、2は下ガラス基板
、1aは上ガラス基板でのラビング配向処理方向、2a
は下ガラス基板でのラビング配向処理方向、4は磁場配
向処理の方向、8はコーン頂角である。第2図において
4は磁場配向処理の方向、1a、2aはそれぞれ上下の
ガラス基板でのラビング配向処理の方向、5は液晶分子
軸、6は自発分極、7はスメタヂック液晶層、81はチ
ルト角、9は電界の方向である。また領域1,2はそれ
ぞれ上下ガラス基板界面領域である。
まず、上ガラス基板については第1図における1aの方
向にラビング配向処理を行い、下ガラス基板については
1bの方向にラビング配向処理を行った。次いで、該上
下ガラス基板で構成されたセル中に液晶を注入し、等六
相からスメクチックA相になった状態において磁場配向
処理により液晶分子軸の長軸方向を予めラビング交差角
中心方向の状態にしておく。この状態を第2図(a)に
示す。
次に磁場を排除し、この液晶がより低温側のカイラルス
メクチックC相になった状態での液晶分子軸の長軸方向
は上下のラビング配向方向に向くことによりツイスト状
態か形成されている。この状態を第2図(b)に示す。
次に第2図(C)のように電界9を印加すると液晶分子
の長軸方向は一様に同じ状態でラビング配向処理された
角度だけ傾いて安定する。この方向は、液晶がチルト角
分傾いた状態であり、この状態が安定化される。この状
態を第2図(C)に示す。このとき、自発分極6は電界
9と同じ方向になる。
次に第2図(d)に示すように、電界の方向を逆向きに
液晶素子に印加すると、もう一方の基板でのラビング配
向処理された方向に一様に傾いて安定する。この状態を
第2図(d)に示す。このようにして、実際に使用する
カイラルスメクチックC相において、はじめに一方の電
界を印加し、液晶分子の長袖方向を一方のラビング処理
配向方向に並べておき、逆電界を印加したときに液晶分
子軸を一様にもう一方のラビング配向処理方向に安定化
する。これら2つの配向状態は電界を取り除いても安定
である。またその安定度は液晶分子の配向方向とラビン
グ方向が一致しているため、従来の平行ラビング法に比
べて高い。
これら2つの安定状態の透過光を区別する手段として直
交する偏光子で前記上下ガラス基板を挟み、液晶セルと
することによって液晶素子を製造した。得られた液晶素
子は、十分な双安定性を有し、かつ配向性が高くてコン
トラストの高いものであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、液晶の配向性と
双安定性を両立させることができるので、単純マトリク
スク駆動に有利なコントラストの高い液晶素子とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はラビング配向処理および磁場配向処理を施した
液晶素子の配向処理方向を示す説明図、第2図は液晶分
子の動作原理を示す説明図、第3図は強誘電性液晶にお
ける配向状態の説明図、第4図は螺旋が消滅した配向状
態の説明図、第5図および第6図は配向状態の説明図で
ある。 1.42・・・(上ガラス)基板 1a・・・上ガラス基板での ラビング配向処理の方向 2.41・・・(下ガラス)基板 2a・・・下ガラス基板での ラビング配向処理の方向 4・・・磁場配向処理方向 5・・・液晶分子軸     6,31・・・自発分極
7・・・スメクチック液晶層 8・・・コーン頂角81
・・・チルト角      9・・・電界の方向32・
・・液晶分子      33・・・螺旋軸51、52
・・・配向方向    53・・・偏光方向61・・・
Cダイレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強誘電性液晶を挟持し、ヘリカル構造を抑制可能
    にセルギャップを制御した液晶素子において、上下の基
    板にそれぞれ前記強誘電性液晶のコーン頂角分交差する
    各方向にラビング配向処理を施し、かつラビング処理と
    は異なる配向処理を施してスメクチック層の配向方向を
    前記交差角中心方向に規定してなることを特徴とする液
    晶素子。
JP30597988A 1988-12-05 1988-12-05 液晶素子 Pending JPH02151832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30597988A JPH02151832A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 液晶素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30597988A JPH02151832A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 液晶素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02151832A true JPH02151832A (ja) 1990-06-11

Family

ID=17951605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30597988A Pending JPH02151832A (ja) 1988-12-05 1988-12-05 液晶素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02151832A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627471A (ja) * 1992-03-19 1994-02-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶パネルの製法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627471A (ja) * 1992-03-19 1994-02-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶パネルの製法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5543943A (en) Chiral smectic device subjected to a simultaneous thermal and AC field treatment
JPS61272719A (ja) 強誘電性液晶セル及びその製造方法
JP2746486B2 (ja) 強誘電性液晶素子
US5557435A (en) Liquid crystal device and display apparatus
US5016989A (en) Liquid crystal element with improved contrast and brightness
JPH02151832A (ja) 液晶素子
JP2564567B2 (ja) 液晶電気光学装置
US6304310B1 (en) Liquid crystal apparatus
JP2880807B2 (ja) 液晶表示装置
KR100542083B1 (ko) 강유전성 액정표시장치 제조방법
JPH05203933A (ja) 強誘電性液晶素子
JPH09297306A (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JPS61219931A (ja) 液晶表示装置
EP0271344B1 (en) Liquid crystal display element and method for driving same
JPS6238421A (ja) 液晶表示素子
JPS62174723A (ja) 液晶素子
JP2620635B2 (ja) 液晶電気光学装置作製方法
JPS63109418A (ja) 液晶フイルムとその製造法
JP2627926B2 (ja) 液晶電気光学装置
JPS63246725A (ja) 液晶素子
JPS62235928A (ja) カイラルスメクチック液晶素子
JPH04142514A (ja) 強誘電性液晶装置
JPS63246723A (ja) 液晶素子
JPS62295021A (ja) 液晶素子の製造方法
JPS61267028A (ja) 液晶の配向制御法